説明

フロアパネル、ジョイナおよびこれを用いた配線システム

【課題】敷設方向の制限をなくし、敷設作業性を高める。さらに、配線取り出し口の形成位置に対する自由度の高いフロアパネルを提供する。
【解決手段】平坦面からなる天面を有するパネル本体101と、前記パネル本体101の隅部に設けられ、前記パネル本体同士を連結するジョイナ200を載置する凹部と、前記パネル本体の内部に収納された、電力線400または通信線500の少なくとも一方と、前記凹部のうち複数個所に設けられ、前記電力線または通信線の接続用電極とを具備し、複数を敷き詰めることでフロア面を構成するシステムフロア用のフロアパネル100と、前記フロアパネルの周縁の一部に重なるように配置され、複数のフロアパネルを結合するジョイナとで構成され、前記フロアパネルと前記ジョイナの配置により、前記電力線または通信線の少なくとも一方の配線を選択可能に形成された配線システムを提供する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、配線パネルシステム、これに用いられる配線パネルおよびジョイナに係り、特にオフィスなどで二重床内部に敷設された配線や配管などの配線類を必要とされる位置に応じて立ち上げ或いは引き出すことができ、レイアウト変更の容易な配線パネルシステム、これに用いられる配線パネルおよびこれを接続するジョイナに関する。
【背景技術】
【0002】
近年、オフィス等においてOA機器の使用増大に伴い、それらの配線処理や管理・マネジメントの必要性が高まり、二重床パネルなど床置きタイプのフロアパネルの利用が拡大している。この床置きタイプのフロアパネルを用いることにより、レイアウトに応じてユーザーの必要とする使い勝手のよい床位置にある二重床面から配線類を取り出し、種々の配線器具類等を自在に設けることができるようになっている。また、特に配線類をOA機器の近くや、机・壁・柱回り等に立ち上げる、例えばOAタップ等に接続するために配線を二重床内部から立ち上げる必要性がある場合が多い。
【0003】
例えば、複数の支持体により内部に配線類空間が形成される二重床用構造体であって、該二重床用構造体の上面に配線類引出用領域が所定間隔毎に設けられ、該配線類引出用領域の少なくとも一部が打抜或いは切除で開口可能なものが提案されている(特許文献1)。
この二重床用構造体では、例えば、図29および図30に要部拡大図を示すように、天板付き単位体1103が配線用溝を隔てて配列され、この配線用溝をクロスカバー部1110と、ストレートカバー部1111とでカバーして構成されている。ここで、ケーブル用の引き出し穴1101は直径12mmのものが最多4か所/パネルであり、ひとつの引き出し穴1101から1本のケーブルのみを取り出せる構造である。一方、学校のパソコン教室などでは一度に複数のケーブルを引き出したいという要望も出てきており、現場では、トレンチカバーを切断加工してケーブル引き出し用開口部を設けるなど、現場対応をしている状態であった。
【0004】
以上のように、この種の技術においては上記の各構造による対応で、施工の困難性、部品点数の増加、配線立ち上げの取り扱いが面倒である等の問題は残るものの、床パネル、配線器具において配線の立ち上げ、引き出しを可能にしている。
【0005】
また、生産性、作業性を向上するために、十文字形状をなす直交配線溝部およびこの直交配線溝部と同一幅を有する正方形の方形支持ブロックを一体成型したベースとこの溝部を覆うカバー部とで構成された二重床パネルも提案されている(特許文献2)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】特開2001−090325号公報
【特許文献2】特開2001−349043号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかしながら、上記従来技術では以下のような問題がある。
特許文献1の二重床用構造体の場合は、敷設作業に時間がかかり、作業性が十分でないという問題があった。
また上記特許文献2では、直交配線溝部と同一幅を有する正方形の方形支持ブロックを一体成型した構造を用いているため、成型性が良好である。
しかしながら特許文献1、2のいずれの構造においても、これらパネルに配線を挿通するものであるため、床下に別途配線を行うため、コンセントの位置を変える際には、フロアパネルを外した上で配線を敷設しなおす必要があった。またブロックの敷設だけでなく、配線も煩雑であった。
【0008】
特に近年、オフィスでは、電力線だけでなく通信線を敷設する必要があり、さらには電力線においても直流電力線、交流電力線と別に敷設する場合もあり、大型化を招くだけでなく、配線作業が煩雑であるという問題もあった。
【0009】
本発明は前記実情に鑑みてなされたもので、敷設が容易でかつ、設計変更がし易い、配線システムを提供することを目的とする。
また、本発明は、前記実情に鑑みてなされたものであって、敷設方向の制限をなくし、敷設作業性を高めることを目的とする。
さらに、本発明は、配線取り出し口の形成位置に対する自由度の高いフロアパネルを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明は、平坦面からなる天面を有するパネル本体と、前記パネル本体の隅部に設けられ、前記パネル本体同士を連結するジョイナを載置する凹部と、前記パネル本体の内部に収納された、電力線または通信線の少なくとも一方と、前記凹部のうち複数個所に設けられ、前記電力線または通信線の接続用電極とを具備し、複数を敷き詰めることでフロア面を構成するシステムフロア用のフロアパネルと、前記フロアパネルの周縁の一部に重なるように配置され、複数のフロアパネルを結合するジョイナとで構成され、前記フロアパネルと前記ジョイナの配置により、前記電力線または通信線の少なくとも一方の配線を選択可能に形成された配線システムを提供する。
この構成によれば、フロアパネル自体が配線となる薄型の配線システムを提供するため、別途に電力線と通信線をフロアパネル下に敷設する必要がなくなり、施工及び配線形態の変更時の効率化をはかることができる。
【0011】
また本発明は、平坦面からなる天面を有するパネル本体と、前記パネル本体の隅部に設けられ、前記パネル本体同士を連結するジョイナを載置する凹部と、前記パネル本体の内部に収納された、電力線または通信線の少なくとも一方と、前記凹部のうち複数個所に設けられ、前記電力線または通信線の接続用電極とを具備し、複数を敷き詰めることでフロア面を構成するシステムフロア用のフロアパネルを提供する。
この構成によれば、フロアパネル自体が配線となるため、別途に電力線と通信線をフロアパネル下に敷設する必要がなくなり、施工及び配線形態の変更時の効率化をはかることができる。フロアパネルは、正方形に限定されることなく、正三角形、六角形など、最密充填可能な多角形であればよい。
【0012】
また本発明は、上記フロアパネルにおいて、前記パネル本体が正方形であり、前記凹部は前記正方形の4隅に設けられた正方形の凹部であるものを含む。
この構成によれば、連続構造が容易に形成され、置き換えによる設計変更がきわめて容易となる。
【0013】
また本発明は、上記フロアパネルにおいて、前記接続用電極は、前記正方形の4辺のうちの1辺の両端に位置する凹部にのみ設けられているものを含む。
この構成によれば、フロアパネルの一辺に配線接続機能を限定させることで、電力線や通信線の不要なループ配線がなく、接続方向を明確にすることができ、ループ配線によるノイズや劣化を抑制することが可能となる。
【0014】
また本発明は、上記フロアパネルにおいて、前記天面に、前記両端に位置する凹部に前記接続用電極を設けてなる前記1辺を表示する表示を具備したものを含む。
この構成によれば、取り外さなくても、配線方向がよくわかり、敷設作業性が良好となる。
【0015】
また本発明は、上記フロアパネルにおいて、前記電力線または通信線は、前記パネル本体の裏面側に収納されるケーブルであるものを含む。
この構成によれば、既存のケーブルを収納すればよいため、余剰部分も不要であり、ノイズの抑制が可能である。
【0016】
また本発明は、上記フロアパネルにおいて、前記電力線または通信線は、前記パネル本体内に埋め込み成型されたものを含む。
この構成によれば、パネル本体に埋め込み成形されるため、小型化が可能でかつ、強度的にも優れたものとなり、耐久性が向上する。
【0017】
また本発明は、上記フロアパネルにおいて、前記電力線または通信線は、前記パネル本体で絶縁被覆された芯線であるものを含む。
この構成によれば、芯線のままパネル本体に埋め込めばよいため、生産性も高くかつパネルの更なる薄型化を図ることができる。
【0018】
また本発明は、上記フロアパネルにおいて、前記パネル本体は、樹脂成型体で構成され、前記電力線または通信線の少なくとも一方を構成する導電板のパターンを挟んで一体成型されたものを含む。
この構成によれば、ケーブルではなく、金属板などの導電板を打ち抜き加工などによりパターニングして、絶縁物である樹脂と一体成型することで得られるため、配線抵抗の低減を図ることが可能となる。
【0019】
また本発明は、上記フロアパネルにおいて、前記パネル本体は、セラミック成型体で構成され、前記電力線または通信線の少なくとも一方を構成する導電板のパターンを挟んで積層成型されたものを含む。
この構成によれば、金属板などの導電板を打ち抜き加工などによりパターニングして、絶縁物であるセラミック板の間に積層して圧着することでフロアパネルを形成するため、配線抵抗の低減が可能となるだけでなく、極めて生産性が高くかつ、機械的強度が高いものとなる。
【0020】
また本発明は、上記フロアパネルにおいて、前記電力線または通信線は、同一層で構成されたものを含む。
この構成によれば、打ち抜き加工などによるパターニングで容易に形成でき、薄型化を図ることができる。
【0021】
また本発明は、上記フロアパネルにおいて、前記電力線または通信線は、異なる層で構成されたものを含む。
この構成によれば、独立した配線が可能となり、電力線と通信線とを別方向となるように配線したフロアパネルを形成することも可能である。
【0022】
また本発明は、上記フロアパネルにおいて、前記天面中央に着脱自在に装着された開閉式の取り出し電極を具備し、前記取り出し電極は前記電力線または通信線の少なくとも一方に接続されたものを含む。
この構成によれば、開閉式の取り出し電極により、機器の接続がきわめて簡単となる。
【0023】
また本発明は、上記フロアパネルにおいて、前記天面中央に開口部を有するとともに、かつその開口部側面に、前記電力線または通信線の少なくとも一方に接続された接続電極を有し、前記取り出し電極が前記接続電極に接続されるように、前記開口部に着脱自在に装着された取り出しユニットを含むものを含む。
この構成によれば、開口部に取り出しユニットを着脱自在に形成することで、配線取り出しがこの取り出しユニットのみで達成され、取扱がきわめて容易となる。
【0024】
また本発明は、上記フロアパネルにおいて、前記取り出しユニットと同一の外形を有し、取り出しユニット不要時に前記開口部に装着される埋め込みユニットを具備したものを含む。
この構成によれば、取り出しをするフロアパネルにのみ取り出しユニットを装着し、それ以外の開口部には埋め込みユニットを装着することで、容易に取り出しが可能となる。
【0025】
また本発明は、上記フロアパネルの前記凹部に装着され、隣接する複数のフロアパネルを接続するとともに、前記電力線または通信線の少なくとも一方を、前記複数のフロアパネルの内の一組と電気的に相互接続するように構成されたジョイナを構成する。
この構成によれば、ジョイナによって、隣接するフロアパネルの電気的接続を達成しているため、容易に接続可能である。ジョイナは正方形であることが望ましいが円形など、適宜選択可能である。
【0026】
また本発明は、上記ジョイナにおいて、前記ジョイナが、前記フロアパネルに形成された接続孔に挿通される接続ピンを有し、前記接続ピンによって前記フロアパネルと前記ジョイナとを固定するように構成されたものを含む。
この構成によれば、ジョイナの接続を接続ピンで行うことで、容易に接続が可能となる。
【0027】
また本発明は、上記ジョイナにおいて、前記ジョイナが、正方形状をなし、前記フロアパネルを4枚接続するように構成され、前記4辺のうち2辺もしくは3辺上に位置する前記接続ピン間の前記電力線または通信線の少なくとも一方を接続するように構成されたものを含む。
この構成によれば、ジョイナの回転により、所望のフロアパネル間の接続が実現可能となる。
【0028】
また本発明は、上記ジョイナにおいて、前記ジョイナは、スイッチを内蔵し、スイッチのオンオフにより、接続方向を選択可能に構成されたものを含む。
この構成によれば、ジョイナに配設されたスイッチにより、選択方向を自在に選択可能であるため、作業性がきわめて良好となる。
【0029】
また本発明は、上記ジョイナにおいて、前記ジョイナは、接続ピンに加えて、固定用ピンを具備したものを含む。
この構成によれば、電気的接続を行う接続ピンと、物理的固定を行う固定用ピンとで接続を達成しているため、極めて信頼性の高い接続が可能となる。
【0030】
また本発明は、上記ジョイナにおいて、前記接続ピンの周りを囲むように前記固定用ピンが設けられ、前記接続ピンおよび前記固定用ピンは、同一軸をもつものを含む。
この構成によれば、同軸形成された接続ピンおよび固定用ピンによってフロアパネル間の接続が行われるため、信頼性の高いものとなる。
【0031】
また本発明は、上記ジョイナにおいて、前記接続ピンは、周上に部分的に接続領域を有しており、回転により、接続のオンオフが選択可能に構成されたものを含む。
この構成によれば、回転によりオンオフが選択できるように構成することで、取扱が容易となる。
【0032】
また本発明は、上記フロアパネルを、上記ジョイナで固定され、前記フロアパネルと前記ジョイナの配置により、前記電力線または通信線の少なくとも一方の配線を選択可能に形成された配線システムを含む。
この構成によれば、この構成により設計が容易なフロア配線が可能となる。
【0033】
また本発明は、上記配線システムにおいて、上面を覆うカバー部材を具備したものを含む。
この構成によれば、極めて簡単な構造で薄型の配線システム構造を実現することができる。
【発明の効果】
【0034】
以上説明してきたように、本発明によれば、コンセントの位置を変えるなどの設計変更に際しても、フロアパネルの配置ひいてはジョイナの配置のみで所望の設計変更が可能となり、極めて取扱が容易な配線システムを提供することが可能となる。
また、配線取り出しの自由度が向上する。
【図面の簡単な説明】
【0035】
【図1】本実施の形態1の本実施の形態の配線システムの構成を示す1単位の上面図
【図2】本実施の形態1の配線システムの1単位を示す図
【図3】本実施の形態1の配線システムを構成するフロアパネルの要部拡大上面図
【図4】本実施の形態1の配線システムを構成するフロアパネルの要部拡大断面図
【図5】本実施の形態1の配線システムを構成するフロアパネルの斜視図
【図6】本実施の形態1の配線システムを構成するジョイナを示す図であり、(a)は上面図、(b)は(a)のA−A断面図、(c)は(a)のB−B断面図
【図7】本実施の形態1の配線システムの接続ピンを示す図
【図8】本実施の形態1の配線システムにおいてフロアパネルとジョイナとを接続する直前の状態を示す図
【図9】本実施の形態1の配線システムにおいてフロアパネルとジョイナとを接続した状態を示す図
【図10】本実施の形態1のジョイナの上視図
【図11】本実施の形態1の配線システムの説明図であり、(a)はフロアパネルにおける実際の接続例であり、(b)はその天面表示を示す図、(c)はフロアパネルの敷設例を示す図
【図12】本実施の形態1の配線システムのフロアパネルの変形例を示す図
【図13】本実施の形態1のジョイナの接続パターン例を示す図
【図14】本実施の形態1の配線システムを用いた配線例を示す図
【図15】本実施の形態1の配線システムを用いた配線例を示す図
【図16】本実施の形態1の配線システムを用いた配線例を示す図
【図17】本実施の形態2の配線システムにおけるフロアパネルとジョイナの配置を示す図
【図18】本実施の形態2の配線システムにおけるスイッチの一例を示す図
【図19】本実施の形態2の配線システムにおけるジョイナの天面を示す図
【図20】本実施の形態3のジョイナを示す上面図
【図21】本実施の形態4のジョイナを示す図であり、(a)はジョイナの上面図、(b)は接続ピンの上面図、(c)は接続ピンの斜視図
【図22】本実施の形態5の接続ピンを示す斜視図
【図23】本実施の形態6の配線システムの要部を示す図であり、(a)はジョイナと接続ピンの接続例を示す上面図、(b)はフロアパネルおよびジョイナと接続ピンの接続例を示す側面図
【図24】本実施の形態7の配線システムのジョイナを示す図であり、(a)は接続用ポケットを閉じた状態を示す図、(b)は接続用ポケットを開いた状態を示す図
【図25】本実施の形態8の配線システムのジョイナを示す図であり、接続用ポケット付きのジョイナを示す図であり、(a)は上面図、(b)は(a)のA−A断面図、(c)は(a)のB−B断面図
【図26】本実施の配線システムのフロアパネルの変形例を示す図
【図27】本実施の配線システムのフロアパネルの変形例を示す図
【図28】本実施の配線システムのフロアパネルの変形例を示す図
【図29】従来例の配線用床材を示す図
【図30】従来例の配線用床材を示す図
【発明を実施するための形態】
【0036】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しつつ詳細に説明する。図1は本実施の形態の配線システムの構成を示す1単位の上面図、図2は、同配線システムの1単位を示す図、図3は、同配線システムを構成するフロアパネルの要部拡大上面図、図4は、同配線システムを構成するフロアパネルの要部拡大断面図、図5はフロアパネルの斜視図、図6は、ジョイナを示す図であり、(a)は上面図、(b)は(a)のA−A断面図、(c)は(a)のB−B断面図、図7は接続ピンを示す斜視図、図8は同配線システムにおいてフロアパネルとジョイナとを接続する直前の状態を示す図、図9は同配線システムにおいてフロアパネルとジョイナとを接続した状態を示す図、図10はジョイナを上方からみた外観図である。
【0037】
この配線システムは、図1及び図2に示すように、床面に敷き詰められる複数のフロアパネル100と、複数のフロアパネル100を結合するジョイナ200とで構成され、フロアパネルとジョイナの配置により、電力線または通信線の少なくとも一方の配線を選択可能に形成され、配線を自在に変更可能に構成されたものである。このフロアパネル100は、図3乃至5に示すように、平坦面からなる天面を有するパネル本体101と、前記パネル本体101の隅部に設けられ、前記パネル本体同士を連結するジョイナ200を載置する凹部103と、前記パネル本体101の内部に収納された、電力線400または通信線500の少なくとも一方と、前記凹部103のうち複数個所に設けられ、前記電力線400または通信線500の接続用電極401、501とを具備し、複数を敷き詰めることでフロア面を構成する。またジョイナ200はシステムフロア用のフロアパネル100の周縁に設けられた凹部103に重なるように配置され、複数のフロアパネルを結合する。ここではフロアパネル100は4枚のみ記載しているが、多数のフロアパネル100の連続形成体となっている。
【0038】
ここでフロアパネル100のパネル本体101は図3に要部拡大上面図、図4に断面図、図5に斜視図を示すように、正方形の樹脂成型体で構成されており、電力線400および通信線500を構成する配線板を挟んで射出成型などにより形成される。ここで凹部も正方形で構成されている。そしてこのフロアパネル100には、接続孔102が設けられており、この接続孔102の内壁には電力線400および通信線500の端面が露呈して、電力線接続用電極401、通信線接続用電極501を形成している。
【0039】
そして図4に断面図を示すようにこの電力線接続用電極401、通信線接続用電極501は、望ましくは前記正方形の4辺のうちの1辺の両端に位置する凹部にのみ設けられる。
この構成により、フロアパネル100の一辺に配線接続機能を限定させることで、電力線や通信線の不要なループ配線がなく、接続方向を明確にすることができ、ループ配線によるノイズや劣化を抑制することが可能となる。
【0040】
そして、ジョイナ200が、図6(a)乃至(c)に示すように、ジョイナ200のジョイナ接続孔202を貫通して前記フロアパネル100に形成された接続孔102に挿通される接続ピン300を有し、この接続ピン300によってフロアパネル100とジョイナ200とを固定するとともに電気的接続を実現する。ジョイナについても正方形の樹脂成型体203で構成されており、ジョイナ接続線204を構成する配線板を挟んで射出成型などにより形成される。202はジョイナ接続孔である。
この電気的接続は、フロアパネル100における電力線接続用電極401あるいは通信線接続用電極501の有無とジョイナのジョイナ接続孔202におけるジョイナ接続線204の有無、接続ピン300の絶縁被覆領域からなる絶縁部302の有無によって、決定される。
【0041】
接続ピン300は図7(a)または(b)に示すように、絶縁性樹脂で構成されたキャップ303を有する銅ピン部301と、この一部を帯状に被覆する絶縁部302とを具備している。図7(a)および(b)は、この銅ピン部301の一部を帯状に被覆する絶縁部302の位置で、電気接続の方向が変化するように構成されている。
【0042】
フロアパネル100とジョイナ200と接続ピン300の組み合わせにより、導通方向が容易に変更可能に形成されている。
【0043】
そして、図8及び図9に要部拡大断面図を示すように、フロアパネル100を並べ、ジョイナと接続ピンの位置決めを行うとともに、フロアパネル100の接続孔102とジョイナ200のジョイナ接続孔202を貫通するように、接続ピン300を挿入し、固定する。
【0044】
この接続ピン300は、左側では図7(b)に示すように、下側に絶縁部302を形成したもので、下側の通信線500の通信線接続用電極501とは接続せず、上側の電力線接続用電極401を接続するように構成されている。これにより、電力線はジョイナ200のジョイナ接続線204を介して隣接するフロアパネル100の電力線接続用電極401に接続される。
また右側の接続ピン300は、図7(a)に示すように、上側に絶縁部302を形成したもので、上側の電力線400の電力線接続用電極401とは接続せず、下側の通信線接続用電極501を接続するように構成されている。これにより、通信線はジョイナ200のジョイナ接続線204を介して隣接するフロアパネル100の通信線接続用電極501に接続される。
【0045】
なおこの接続ピン300は接続に際し、打ち込みにより、頭部のキャップ303がフロアパネル100の表面と同一面上にくるように、埋め込み形成されることで、接続が強固となるとともに、表面の平坦性を保持することができる構成となっている。
【0046】
その結果、図10に例えば方向表示マーク600を示すように、この方向表示マーク600に対応する方向に電気的接続がなされるものとなる。
このように、上記フロアパネル100においては、図10に示すように、天面に、前記両端に位置する凹部103に前記接続用電極を設けてなる前記1辺を表示する方向表示マーク600を有しており、取り外さなくても、配線方向がよくわかり、敷設作業性が良好となるように構成されている。
【0047】
本実施の形態の配線システムは、フリーアクセスフロア置き敷きタイプのフロアパネルを構成するものであり、フロアパネル自体に、部屋のフロア全体或いは一部に縦横に延びるように配線が埋め込まれており、配線用フロアパネルを構成する。
【0048】
以上のように、本実施の形態では、フロアパネル100をジョイナ200と接続ピン300とで接続することで、所望の配線システムを提供することができるものであるが、接続例を図11(a)乃至(c)に示す。図11(a)はフロアパネル100における実際の接続例であり、図11(b)はその天面表示を示す図である。またフロアパネル100の敷設例を図11(c)に示す。600に方向表示マークを示すように、これらの組み合わせにより、自在な接続が実現される。
【0049】
この配線システムは、これを1つの床ユニットとしてこれを複数配設して構成される。
【0050】
なお、前記実施の形態では、天面に、前記両端に位置する凹部103に前記接続用電極を設けてなる前記1辺を表示する方向表示マーク600を有し、取り外さなくても、配線方向がよくわかり、敷設作業性が良好となるように構成したが、方向表示マークに限定するものではない、以下のような構成をとるようにしてもよい。
【0051】
例えばフロアパネルの上層にカバー部材(図示せず)を配置してもよい。カバー部材は上方から配線内部を透視できるように透明或いは半透明の樹脂材料などで構成されようにしてもよい。少なくともパネル本体を透明或いは半透明の樹脂材料で形成することでどのような配線となっているかを一目でわかるようにすることができる。フリーアクセスフロアでは、配線替えが容易であることが重要課題の1つであるが、この構成によれば、方向表示マーク600の形成により、カバー部材を配置したままでも配線状態がわかるため、配線替えの際にはどこにどの接続機器があるのか理解することができ、フロアパネルあるいはカバー部材を取外すことなく配線替えを行うことができる。
【0052】
なお、前記実施の形態では、図4に断面図を示したようにフロアパネルの電力線400あるいは通信線500をパネル本体101の端部には到達しないように形成したが、図12に断面図を示すようにフロアパネル100の電力線400あるいは通信線500をパネル本体101の端部に到達するように形成してもよい。
【0053】
図13はジョイナのパターン例であり、図13(a)乃至(c)の3つあるいは(d)を加えた4つのパターンを用いることにより、種々の接続に適用可能である。
【0054】
図14乃至図16は各ジョイナを用いたフロアパネル100の接続例を示す図である。このようにピン関の接続形態の異なるジョイナを複数用意することでフロアパネル100の向きを変え、そのパネルをジョイナで接続することにより、分岐配線なども用意に実現可能である。
【0055】
(実施の形態2)
次に、この配線システムを用いた配線例について説明する。
前記実施の形態1では、図13(a)乃至(c)に示すように、3つあるいは(d)を加えた4つのパターンを用いることにより、種々の接続に適用可能であることを説明したが、本実施の形態では、ジョイナ200にスイッチ205を設置することで、1種類のジョイナですべての接続を実現可能である例について図17乃至図19に示す。図17はフロアパネルとジョイナの配置を示す図、図18はここで用いられるスイッチ205の一例を示す図、図19はジョイナの天面を示す図である。
この例では、図18に示すように、ジョイナ200に設けられたスイッチ205により、どの接続ピン300を接続するかで種々のパターンを実現することができ、1種類のジョイナで図13(a)乃至(d)に示したすべての接続が実現されるように構成され、スイッチ操作で所望の接続例を実現することができる。
【0056】
(実施の形態3)
次に、本発明の実施の形態3として、接続ピンを、電気的接続用の第1の接続ピン300aと、機械的接続用の第2の接続ピン300bとで構成した例について説明する。
図20にジョイナの上面説明図を示すように、ジョイナに2つずつジョイナ接続孔を形成し、電気的接続用の第1の接続ピン300aと、機械的接続用の第2の接続ピン300bとを独立したピンで構成するものである。なお、機械的接続用の第2の接続ピン300bについては、固定を目的としてネジ込み式などで接続するようにすればよい。
【0057】
各接続ピンの構成については、適宜選択可能であるが、電気的接続用の第1の接続ピン300aについては、前記実施の形態1で説明した接続ピン300と同様に形成すればよく、第2の接続ピン300bはフロアパネル100とジョイナを固定できる構造であればよい。
【0058】
(実施の形態4)
次に、本発明の実施の形態4として、接続ピンを、2重管構造とした例について説明する。この接続ピン300wは図21に示すように、外側を可撓性のフィルム基板305上に導体パターンからなる電気的接続領域306を形成した環状の外管300oと、この外管300oと同軸をなすように配置され、機械的接続用として内側から環状の外管300oを外側に押しつけながら接続孔に嵌合する円柱状の内管300iとで構成されている。図中(a)はジョイナの上面図、(b)は接続ピンの上面図、(c)は接続ピンの斜視図である。
本実施の形態によれば、電気的接続用の外管と、機械的接続用の内管とで構成することで、機械的接続と電気的接続とが独立して行われ、かつ専有面積も小さいという利点がある。
【0059】
(実施の形態5)
次に、本発明の実施の形態5として、図22に示すように、接続ピンを1本の銅ピンで構成し、電気的接続領域306を形成した作用部と、作用部の上端部と下端部に形成された機械的接続領域307とで構成したものである。
作用部は、電気的接続を要しない領域にポリイミド膜などの絶縁膜305を形成している。
本実施の形態によれば、電気的接続用の領域と、機械的接続用の領域とからなる1本のピンで構成することで、機械的接続と電気的接続とが独立して行われ、かつ専有面積も小さい。
【0060】
(実施の形態6)
次に、本発明の実施の形態6として、図23に示すように、接続ピンを挿入後、回転により、フロアパネル100とジョイナ200との接続を行うようにしたものについて説明する。(a)は上面説明図、(b)は断面説明図である。
本実施の形態では、接続ピン300に電気的接続用の突起部308を形成しており、これを回転させることで、接続孔102に露呈する電力線接続用電極401にこの突起部308が接触することで電気的接続が達成されるものである。
この場合は接続ピン内に導電性パターンが内蔵されており、電気的接続が達成される。
この導電性パターンは、樹脂からなる接続ピンに導電線を一体成型することによって、容易に形成可能である。
また、スルーホール内をメッキなどによりメタライズすることによっても形成可能である。
さらにまた、接続ピンを、内部および側壁に導体パターンを露呈するとともに内部に導体パターンを有する積層セラミックで構成してもよい。
【0061】
(実施の形態7)
次に、本発明の実施の形態7として、電子機器の接続のための接続部について説明する。図24(a)および(b)に示すように、ジョイナ200の中央に形成された接続用ポケット701が開閉可能に形成され、接続用ポケットを取り出してコンセントに電子機器を差し込むことで電気的接続が達成されるように構成されている。図24(a)は接続用ポケットを閉じた状態を示す図、(b)は接続用ポケットを開いた状態を示す図である。700は接続用ポケット形成用の凹部である。この接続用ポケット701にはコンセントが形成されている。図25は接続用ポケット付きのジョイナを示す図である。(a)は上面図、(b)は(a)のA−A断面図、(c)は(a)のB−B断面図である。
このジョイナの接続用ポケットの構造としては前記実施の形態1で説明したのと同様に、正方形の樹脂成型体で構成されており、電力線400および通信線500を構成する配線板を挟んで射出成型などにより形成される。ここで凹部も正方形で構成されている。
そしてこのジョイナ200には、接続孔102が設けられており、この接続孔102の内壁には電力線400および通信線500の端面が露呈して、電力線接続用電極401S、通信線接続用電極501Sを形成している。
ここでもジョイナとジョイナポケットの電気的接続は、フロアパネル100とジョイナとの接続と同様に、孔に露呈する電極の接続で達成される。
【0062】
そして図25(c)に断面図を示すように接続用ポケット形成用の凹部700に接続用ポケット701が、設けられている。
ここでコンセントが不要な場合は、配線なしの樹脂成型体が充填されていればよい。
【0063】
なお前記実施の形態では、電力線および通信線を形成したが、いずれかであってもよい。また、電力線および通信線は、配線板で構成したが、図26に示すようにフロアパネル内部では通常の絶縁被覆ケーブル403で構成してもよい。また図27に示すように裸のケーブル404をフロアパネルのパネル本体101を成形する際に埋め込み成形するようにしてもよい。また、図23に示すように絶縁被覆ケーブル403をパネル本体の裏面側に凹部405を形成しこの凹部405に収納するようにしてもよい。いずれの場合も接続用電極の部分では前記実施の形態1で図4に示したジョイナと同様に凹部で接続孔内に接続用電極が露呈するように構成される。ここで、各配線ケーブルと電力線接続用電極401あるいは通信線接続用電極501との接続は別の断面で行われているものとする。
さらにまた、前記実施の形態ではパネル本体を樹脂成型体で構成したが、内部および側壁に導体パターンを露呈するとともに内部に導体パターンを有する積層セラミックで構成してもよい。
【0064】
また、前記実施の形態では、フロアパネルが正方形であるものについて説明したが、正方形に限定されることなく、三角形、六角形など、他の形状であってもよい事は言うまでもない。また、ジョイナの形状についても正方形に限定されることなく、円形、三角形、六角形など適宜変更可能である。
【符号の説明】
【0065】
100 フロアパネル
101 パネル本体
102 接続孔
103 凹部
200 ジョイナ
202 ジョイナ接続孔
204 ジョイナ接続線
300、300w 接続ピン
300a 第1の接続ピン
300b 第2の接続ピン
302 絶縁部
400 電力線
401、401S 電力線接続用電極
501、501S 通信線接続用電極
500 通信線
600 方向表示マーク

【特許請求の範囲】
【請求項1】
平坦面からなる天面を有するパネル本体と、
前記パネル本体の隅部に設けられ、前記パネル本体同士を連結するジョイナを載置する凹部と、
前記パネル本体の内部に収納された、電力線または通信線の少なくとも一方と、
前記凹部のうち複数個所に設けられ、前記電力線または通信線の接続用電極とを具備し、複数を敷き詰めることでフロア面を構成するシステムフロア用のフロアパネルと、
前記フロアパネルの周縁の一部に重なるように配置され、複数のフロアパネルを結合するジョイナとで構成され、
前記フロアパネルと前記ジョイナの配置により、前記電力線または通信線の少なくとも一方の配線を選択可能に形成された配線システム。
【請求項2】
平坦面からなる天面を有するパネル本体と、
前記パネル本体の隅部に設けられ、前記パネル本体同士を連結するジョイナを載置する凹部と、
前記パネル本体の内部に収納された、電力線または通信線の少なくとも一方と、
前記凹部のうち複数個所に設けられ、前記電力線または通信線の接続用電極とを具備し、複数を敷き詰めることでフロア面を構成するシステムフロア用のフロアパネル。
【請求項3】
請求項2に記載のフロアパネルであって、
前記パネル本体は正方形であり、
前記凹部は前記正方形の4隅に設けられた正方形の凹部であるフロアパネル。
【請求項4】
請求項2に記載のフロアパネルであって、
前記接続用電極は、前記正方形の4辺のうちの1辺の両端に位置する凹部にのみ設けられているフロアパネル。
【請求項5】
請求項4に記載のフロアパネルであって、
前記天面に、前記両端に位置する凹部に前記接続用電極を設けてなる前記1辺を表示する表示を具備したフロアパネル。
【請求項6】
請求項2乃至5のいずれかに記載のフロアパネルであって、
前記電力線または通信線は、前記パネル本体の裏面側に収納されるケーブルであるフロアパネル。
【請求項7】
請求項2乃至5のいずれかに記載のフロアパネルであって、
前記電力線または通信線は、前記パネル本体内に埋め込み成型されたフロアパネル。
【請求項8】
請求項7に記載のフロアパネルであって、
前記電力線または通信線は、前記パネル本体で絶縁被覆された芯線であるフロアパネル。
【請求項9】
請求項7または8に記載のフロアパネルであって、
前記パネル本体は、樹脂成型体で構成され、
前記電力線または通信線の少なくとも一方を構成する導電板のパターンを挟んで一体成型されたフロアパネル。
【請求項10】
請求項7または8に記載のフロアパネルであって、
前記パネル本体は、セラミック成型体で構成され、
前記電力線または通信線の少なくとも一方を構成する導電板のパターンを挟んで積層成型されたフロアパネル。
【請求項11】
請求項9または10に記載のフロアパネルであって、
前記電力線または通信線は、同一層で構成されたフロアパネル。
【請求項12】
請求項9または10に記載のフロアパネルであって、
前記電力線または通信線は、異なる層で構成されたフロアパネル。
【請求項13】
請求項2乃至12のいずれかに記載のフロアパネルであって、
前記天面中央に着脱自在に装着された開閉式の取り出し電極を具備し、
前記取り出し電極は前記電力線または通信線の少なくとも一方に接続されたフロアパネル。
【請求項14】
請求項13に記載のフロアパネルであって、
前記天面中央に開口部を有するとともに、かつその開口部側面に、前記電力線または通信線の少なくとも一方に接続された接続電極を有し、
前記取り出し電極が前記接続電極に接続されるように、前記開口部に着脱自在に装着された取り出しユニットを含むフロアパネル。
【請求項15】
請求項13または14に記載のフロアパネルであって、
前記取り出しユニットと同一の外形を有し、取り出しユニット不要時に前記開口部に装着される埋め込みユニットを具備したフロアパネル。
【請求項16】
請求項2乃至15のいずれかに記載のフロアパネルの前記凹部に装着され、
隣接する複数のフロアパネルを接続するとともに、前記電力線または通信線の少なくとも一方を、前記複数のフロアパネルの内の一組と電気的に相互接続するように構成されたジョイナ。
【請求項17】
請求項16に記載のジョイナであって、
前記ジョイナは、前記フロアパネルに形成された接続孔に挿通される接続ピンを有し、
前記接続ピンによって前記フロアパネルと前記ジョイナとを固定するように構成されたジョイナ。
【請求項18】
請求項17に記載のジョイナであって、
前記ジョイナは、正方形状をなし、前記フロアパネルを4枚接続するように構成され、 前記4辺のうち2辺もしくは3辺上に位置する前記接続ピン間の前記電力線または通信線の少なくとも一方を接続するように構成されたジョイナ。
【請求項19】
請求項18に記載のジョイナであって、
前記ジョイナは、スイッチを内蔵し、スイッチのオンオフにより、接続方向を選択可能に構成されたジョイナ。
【請求項20】
請求項17乃至19のいずれかに記載のジョイナであって、
前記ジョイナは、接続ピンに加えて、固定用ピンを具備したジョイナ。
【請求項21】
請求項20に記載のジョイナであって、
前記接続ピンの周りを囲むように前記固定用ピンが設けられ、前記接続ピンおよび前記固定用ピンは、同一軸をもつジョイナ。
【請求項22】
請求項17乃至21のいずれかに記載のジョイナであって、
前記接続ピンは、周上に部分的に接続領域を有しており、回転により、接続のオンオフが選択可能に構成されたジョイナ。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【図19】
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【図20】
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【図21】
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【図22】
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【図23】
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【図24】
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【図25】
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【図26】
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【図27】
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【図28】
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【図29】
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【図30】
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【公開番号】特開2011−111774(P2011−111774A)
【公開日】平成23年6月9日(2011.6.9)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−267980(P2009−267980)
【出願日】平成21年11月25日(2009.11.25)
【出願人】(000005832)パナソニック電工株式会社 (17,916)
【Fターム(参考)】