説明

ブラインド式雨戸

【課題】 防犯面に優れており、雨戸を閉扉したときであっても、簡易な構造でスラットの傾き角度を自在に調整可能であって、十分な採光及び通気が可能なブラインド式雨戸を提供する。
【解決手段】 建物1の壁面には、窓又は扉用の開口部2が設けられており、この開口部2にはサッシ3が設置されている。また、このサッシ3のガイドレールに沿ってスライド開閉可能なように、窓戸4がサッシ3に取り付けられている。
また、建物1の外壁6には、ステンレス又はアルミニウム製の雨戸用案内枠20が固定されている。この雨戸用案内枠20には、窓戸4を閉じるためのブラインド式雨戸19が、窓戸4の開閉方向と略同方向に開閉可能なように嵌合されている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ブラインド式雨戸に関し、特に、屈伸リンクにより開扉又は閉扉するブラインド式雨戸に関する。
【背景技術】
【0002】
従来の横引き雨戸は、閉扉すると、外の光を完全に遮光し、通気もできない。一方、開扉すると、採光や通気は可能となるものの、家屋の中等が外から見えてしまったり、家屋内に侵入しやすくなったりといったプライバシーや防犯上の問題が発生する。
従って、従来は、採光や通気を行うときは、必ず家屋等に人が残ってプライバシーや防犯の面で注意しつつ雨戸を開扉するしかなく、採光・通気中に外出すること等完全に不可能であった。
【0003】
このような問題を解決するためのものとして、特許文献1が開示するところのブラインド式雨戸が提案されている。
このブラインド式雨戸は、屈伸リンクにより連絡させた複数の板状のスラットを、上部及び下部のサッシに沿って移動可能なように上部のサッシから吊設したものである。
その複数のスラット群の側方の一端は屈折リンクを介して框部に接続されており、開扉状態でこの框部をサッシに沿って閉扉方向にスライドさせると、その屈伸リンクがサッシに沿って伸長して、これら複数のスラットが板の略正面を向き、雨戸が閉扉する。
そして、閉扉状態のまま、框部側の一方のリンクを取り外して、屈伸リンクをサッシに沿って収縮させると、それら複数のスラットは、雨戸正面から所定の角度に傾き、雨戸が閉じた状態のまま各スラット間が開口する。この結果、プライバシーや防犯上の問題を気にすることなく、採光及び通気を行うことができるようになる。
【特許文献1】特許第2958304号
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1に開示されるブラインド式雨戸では、雨戸を閉じたまま各スラット間を開口する際に、そのスラットの傾き角度を大きくしようとするほど、框部の構造がより複雑になってしまうという問題がある。
すなわち、雨戸を閉じたまま各スラット間を開口する際には、框部側の一方のリンクを取り外すものの他方のリンクは依然接続されたままであるので、框部の位置を変えないまま框部から離れる方向へ屈伸リンクを収縮させようとする場合には、その収縮方向へ框部が伸長する等の複雑な構造をさらに設けなければならない。
さらに、スラットの傾きを大きくしようとするほど、屈伸リンクをより収縮させなければならず、その結果、框部の伸長機能等を向上させなければならないので、構造はより複雑になってしまう。
また、框部を伸縮可能に構成すると、サッシから容易に外れてしまうおそれがあり、防犯面の効果が薄くなってしまう。
【0005】
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、防犯面に優れており、雨戸を閉扉したときであっても、簡易な構造でスラットの傾き角度を自在に調整可能であって、十分な採光及び通気が可能なブラインド式雨戸を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
かかる目的を達成するため、本発明は、建物の窓又は扉の周囲の外壁に固定した方形枠形状の雨戸用案内枠の上枠から、レージトングにより連絡した複数のスラットを吊設し、雨戸用案内枠の上枠及び下枠に設けられた外壁に略平行なガイドレールに沿って開閉自在とした伸縮可能なブラインド式雨戸であって、そのレージトングは、伸縮方向に複数が連結されて構成され、複数のレージトングは、互いに独立に伸縮自在に構成されていることを特徴とする。
【0007】
また、それら複数のレージトングは、それぞれ複数のリンクがX字状に回動自在に連結して構成され、それら複数のレージトングの連結部分は、X字状のリンクの一端が自由端として構成されていることを特徴とする。
【0008】
また、そのレージトングは、スラットの上下端部を挟持固定する第1のリンクと、第1のリンク(リンク47bに相当)とX字状に回動自在に連結される第2のリンク(リンク47a,47cに相当)とを有してエキスパンダー式に伸縮自在に構成され、隣接する他のレージトングとの結合部分では、第2のリンクの一端が自由端として構成されている(リンク47cに相当)ことを特徴とする。
【0009】
また、そのスラットの端部に框部が連結され、その框部には施錠手段が設けられ、その施錠手段は、両開き式の場合に両雨戸の前記框部同士を施錠する打掛錠、鎌状部材が施錠方向へ回動して施錠する鎌錠又は框部に上下動可能に支持されて雨戸用案内枠の上枠若しくは下枠の少なくとも一方に挿脱可能に構成されるフランス錠の少なくとも1つからなることを特徴とする。
【発明の効果】
【0010】
本発明におけるブラインド式雨戸は、建物の窓又は扉の周囲の外壁に固定した方形枠形状の雨戸用案内枠の上枠から、レージトングにより連絡した複数のスラットを吊設し、雨戸用案内枠の上枠及び下枠に設けられた外壁に略平行なガイドレールに沿って開閉自在とした伸縮可能であって、そのレージトングは、伸縮方向に複数が連結されて構成され、複数のレージトングは、互いに独立に伸縮自在に構成されているので、簡易な構成で、ブラインド式雨戸を閉じたままスラットを容易に開閉させることができ、十分な採光及び通気ができるとともに、ブラインド式雨戸が雨戸用案内枠から外れることを防止し、安全面の向上を図ることが可能となる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0011】
(ブラインド式雨戸の取付部分の構成)
以下、本実施の形態におけるブラインド式雨戸19について説明するが、便宜上、雨戸の外側を正面、家屋側を背面、正面側から見て左右両端側を側面とする。
【0012】
まず、本発明の実施の形態におけるブラインド式雨戸19及びその雨戸周囲の取付部分の構成について説明する。
図1は、本発明の実施の形態におけるブラインド式雨戸19の開扉時の縦断面図である。また、図2は、本実施の形態における開扉時の横断面図であり、図1のA−A線で切った断面を示している。
図1に示すように、建物1の壁面には、窓又は扉用の開口部2が設けられており、この開口部2にはサッシ3が設置されている。また、このサッシ3のガイドレールに沿ってスライド開閉可能なように、窓戸4がサッシ3に取り付けられている。
また、建物1の外壁6には、ステンレス又はアルミニウム製の雨戸用案内枠20が固定されている。この雨戸用案内枠20は、上枠21と、下枠22と、左右両縦枠23とからなる略方形枠状に構成される。
さらに、この雨戸用案内枠20には、窓戸4を閉じるためのブラインド式雨戸19が、窓戸4と略同方向に開閉可能なように嵌合されている。
【0013】
そのブラインド式雨戸19は、例えばアルミニウム製であって、図2に示すように、伸縮自在に構成される伸縮機構41により片開きに左右開閉自在に構成されている。
この伸縮機構41は、側方の一端が一方の縦枠23と連結されており、その他端が把手等の設けられている框部55と連結されている。
その把手を把持して、その連結する縦枠23側方向へ伸縮機構41を収縮させるとブラインド式雨戸19が開扉し、反対側(框部55側)方向へ伸長させると閉扉する。
さらに、伸縮機構41は、その連結する縦枠23側から伸縮方向に沿って、ほぼ同一の構造の第1のレージトング41Aと、第2のレージトング41Bとが連結されて構成されている。これら第1,第2のレージトング41A,41Bは、それぞれが独立して伸縮可能に構成されている。
また、この伸縮機構41は、複数のリンク47がX字状に回動自在に連結してエキスパンダー式に構成されており、開扉時には収縮し、閉扉時には伸長する。
なお、図1,2では、それらリンク47が折り畳まれて伸縮機構41が収縮し、ブラインド式雨戸19が完全に開扉した状態を示している。
【0014】
(ブラインド式雨戸の構成)
次に、ブラインド式雨戸19の構成についてさらに詳細に説明する。
【0015】
図3は、そのブラインド式雨戸19の拡大斜視図である。
図に示すように、ブラインド式雨戸19は、短冊状に形成された複数のスラット38と、これら各スラット38の上端部及び下端部を連結する伸縮自在の伸縮機構41と、上側の伸縮機構41を雨戸用案内枠20の上枠21(図1参照)から転動自在に吊支するガイドローラ42と、下側の伸縮機構41を雨戸用案内枠20の下枠22(図1参照)に移動可能に係合させるガイドピン43とを有して構成されている。
【0016】
スラット38は、細長い板体により構成され、ブラインド式雨戸19が完全に閉扉されたときには、これら各スラット38が、正面を向いて外部の光や空気を遮断する。一方、雨戸19を閉扉したまま、これら各スラット38を傾けることで各スラット38間に間隙が生じ、採光及び通気が可能になる。
【0017】
また、スラット38は、両側端部に相反する方向へ折曲された係止縁44を有し、この係止縁44には上下方向に沿って凹溝45が形成されている。この凹溝45には、細長状に形成されたシール部材46(例えばゴム材など)が固着され、各スラット38の係止縁44同士が密着したときの水密性、防音性及び断熱性を向上させている。
【0018】
また、スラット38の上下端部には、上記した第1,第2のレージトング41A,41Bを有する伸縮機構41が取り付けられている。
【0019】
ここで、各レージトング41A,41Bの構造について詳細に説明する。
各レージトング41A,41Bは、それぞれ形状の異なる三種類のリンク47a,47b,47cを中央部で軸着してX字状に回動自在に組み合わせた複数組をヒンジ結合してエキスパンダー式に伸縮自在に構成されている。
【0020】
このうち、リンク47bは、断面L字状に折曲形成されたプレートにより構成されており、スラット38の上下端部が挟持固定されている。
【0021】
一方、リンク47aは、一方が横断面円弧状に折曲形成されたプレート(折曲角度が緩やかに設定されている)により構成されており、その両端及び中央の3点でリンク47bと回動自在に連結されている。
【0022】
また、両レージトング41A,41Bともに、前述の伸縮機構41の連結する縦枠23に最も近い側において、リンク47aの代わりにリンク47cが設けられている。
このリンク47cは、リンク47aと同形状であるが、その長さがほぼ半分に構成されており、その両端の2点においてのみリンク47bと回動自在に連結されている(中央は連結されていない)。従って、そのリンク47cの一端は開放されており、これらリンク47b,47cが連結するX字状のリンク部分では、そのX字状の一端が開放され自由端を構成している。すなわち、第1のレージトング41Aの最も框部55側のリンク47bは、その框部55側の端部が開放され、中央部分及び縦枠23側の端部のみリンク47aと連結されている。
【0023】
以上のように構成される第1,第2のレージトング41A,41Bのうち、スラット38上端側の第1,第2のレージトング41A,41Bは、ガイドローラ42により転動自在に吊支される。
図4は、その第1,第2のレージトング41A,41Bとガイドローラ42との結合部分を詳細に示した分解斜視図である。
図に示すように、ガイドローラ42は、リンク47a,47bの一端部を連通する穴部に挿通されたロッド48と、このロッド48の上端部に回転自在に固定された板状の基部49と、この基部49の左右方向に回転自在に挿通されて雨戸用案内枠20の上枠21に両端部が支持された回転軸50と、この回転軸50に回転自在に挿通されて両端部に回転自在に軸支され内周面にベアリングを備えた一対のローラ部52とを有して構成されている。
また、そのロッド48の下端外周面には雄ねじが形成されている。このロッド48の下端部は、一対のワッシャー53を介してナット54に螺合され、これによりリンク47a,47bの一端部に固定されている。
なお、以上、ガイドローラ42が、リンク47a,47bと結合している部分について説明したが、リンク47b,47cとの結合部分についても同様の構成である。
【0024】
このように、このブラインド式雨戸19は、複数のリンク47(リンク47a,47b,47c)がX字状に回動自在に連結してエキスパンダー式に伸縮自在に構成されている伸縮機構41を有しており、この伸縮機構41が伸縮動作を行うことによりブラインド式雨戸19の開閉が行われる。
【0025】
(ブラインド式雨戸のスラットの開閉動作)
以上のように構成したブラインド式雨戸19は、閉扉したままスラット38の傾きを変えることにより、各スラット38間に間隙を生じさせ、その間隙から十分な採光及び通気が可能となる。
以下、このスラット38の開閉動作について以下詳細に説明する。
【0026】
図5は、ブラインド式雨戸19が閉扉し、スラット38も完全に閉扉した状態を示す正面図であり、図6は、その上面透過図である。
図に示すように、第1のレージトング41Aの側方一端は縦枠23に連結され、他端は第2のレージトング41Bと連結されている。そして、第2のレージトング41Bの側方のうち第1のレージトング41Aと連結していない側は、框部55と連結されている。
【0027】
これら各連結部分のうち、第1のレージトング41Aと縦枠23との連結部分においては、第1のレージトング41Aにおいて最もその連結側に位置するリンク47bが縦枠23に対して回動自在に連結されている。
【0028】
また、第2のレージトング41Bと框部55との連結部分においては、第2のレージトング41Bにおいて最もその連結側に位置するリンク47aが框部55に対して回動自在に連結されている。
【0029】
また、第1,第2のレージトング41A,41Bの連結部分においては、第2のレージトング41Bのリンク47cが、第1のレージトング41Aにおけるその最も連結側に位置するリンク47bと連結されないように構成されているので、第1,第2のレージトング41A,41Bは、それぞれ互いに独立に伸縮可動することが可能となっている。すなわち、第1,第2のレージトング41A,41Bが、それぞれ異なった伸縮状態をとることができる。
例えば、図に示すように、雨戸19及びスラット38が双方とも完全に閉扉しているときには、第1のレージトング41Aが完全に収縮し、第2のレージトング41Bが完全に伸長している。すなわち、雨戸19が取り付けられる窓又は扉用の開口面に対して、第1のレージトング41Aのスラット38は略垂直に起立し、第2のレージトング41Bのスラット38は略平行となっている。
【0030】
図7は、ブラインド式雨戸19が閉扉したままスラット38が開扉し始めた状態を示す正面図であり、図8は、その上面透過図である。
図に示すように、ブラインド式雨戸19を閉扉させたまま、完全に収縮している第1のレージトング41Aの伸長を開始させるとともに、完全に伸長している第2のレージトング41Bの収縮を開始させると、窓又は扉用の開口面に対して、第1のレージトング41Aのスラット38は、略平行となるように傾き始め、第2のレージトング41Bは、立ち上がるように傾き始め、各スラット38間に間隙が生じ始める。
【0031】
図9は、スラット38が完全に開扉した状態を示す正面図であり、図10は、その上面透過図である。
図に示すように、さらに、両レージトング41A,41Bの左右幅方向の長さが略等しくなるまで第1のレージトング41Aを伸長させるとともに、第2のレージトング41Bを収縮させると、両レージトング41A,41Bの各スラット38がさらに傾いて、その傾きが略同一となる。このように傾きが略同一となるまで各スラット38の間隙を拡大させると、各スラット38間から十分な採光及び通気が可能となる。
【0032】
このように、両レージトング41A,41Bは互いに独立に伸縮自在に構成されていることから、一方のレージトングを収縮させると、その収縮分だけ他方のレージトングを伸長させることができる。従って、框部55の横幅の長さを可変する機構を設けることなく、ブラインド式雨戸19を閉じたまま、スラット38を容易に開閉することができる。
【0033】
なお、このようにスラット38の傾きを一定の状態を保持するために、リンク47の可動を抑制するラッチ300を設けるようにしてもよい。
図11は、このラッチ300を設けたときのブラインド式雨戸19を示す上面透過図である。
図に示すように、ラッチ300は、ラッチ300を上枠21又は下枠22に固定するためのラッチ基部301と、前述のリンク47の可動抑制時に操作するレバー302と、このレバー302と一体に形成されレバー302操作により正面側に突出する突出部303とを有して構成される。
【0034】
通常の雨戸19開閉動作時又はスラット38の開閉時には、突出部303は、リンク47と接触しないラッチ基部301内に収容されている。
ここで、スラット38の傾きを一定に固定する場合には、スラット38を所定角度傾けさせた状態で、レバー302を正面側にスライドさせて、突出部303を正面側に突出させて、リンク47に接触させる。この状態では、リンク47を可動させようとしても、突出した突出部303に当接してその動作が抑制され、スラット38の傾きを一定に保つことが可能となる。
その後、レバー302を背面側にスライドさせると、リンク47の可動領域外に突出部303が移動してラッチ基部301内に収納され、リンク47による伸縮機能が回復する。
【0035】
このように、ラッチ300は、リンク47に接触させることでその可動を抑制するように構成されているので、スラット38間の間隙が生じたままで、その状態を一定に維持することができ、適度な量の風又は光を安定して取り入れることが可能となる。
なお、図では、ラッチ300で、第2のレージトング41Bのリンク可動部分の1つを抑制するように構成しているが、第1のレージトング41Aのリンク可動部分を抑制する構成としてもよく、その係止部分は複数であってもよい。
【0036】
(框部の構成)
また、図に示すように、ブラインド式雨戸19の端部には、鍵・錠などのロック機構を有する框部55が取り付けられている。
この框部55は、ブラインド式雨戸19を閉扉したときに、ロック機構により雨戸用案内枠20に固定することで施錠可能となっている。
【0037】
図12は、その框部55背面のロック機構を示す図である。
図に示す例では、このロック機構として、ブラインド式雨戸19を雨戸用案内枠20の下枠22に固定して施錠するフランス錠103を設けている。
このフランス錠103は、框部55に上下動可能に支持されて雨戸用案内枠20の上枠21又は下枠22に挿脱可能に構成されている。施錠時には、ピン状の部材を突出させて上枠21又は下枠22に挿嵌して施錠する。
また、框部55の高さ方向の略中央部にはブラインド式雨戸19を開閉するための把手104が設けられている。
【0038】
なお、前述のフランス錠103に加えて又はこれに代えて、鎌錠を設けるようにしてもよい。
この鎌錠は、框部55に備えられている鎌状部材が施錠方向へ回動して、その鎌状の先端が、縦枠23に備えられている係止部に係止されることにより施錠するものである。
【0039】
また、左右対称の一対のブラインド式雨戸19を雨戸用案内枠20に設置する両開き式である場合には、これら両雨戸19の内側に位置する両框部55同士を施錠する打掛錠を設けるようにしてもよい。
この打掛錠は、両框部55に設けられている上方開口のコの字状の係止具の双方に、棒状又は板状の部材を渡して嵌合させて施錠するものである。
【0040】
また、図に示すように、背面側には、さらに、スラット38の不意の開扉を抑制するために係止部材200が設けられている。
この係止部材200は、雨戸用案内枠20の框部55側の縦枠23に回動の支点を設けた回動自在のフック状部材として構成される。そのフック状の先端部分を框部55に近接したスラット38に設けられた突起等に係止することにより、スラット38の開扉を容易に抑制することができるようになっている。
【0041】
このように、ロック機構、把手104及び係止部材200は、ブラインド式雨戸19の正面側(外側)からは見えない背面側(家屋側)に設けられるので、雨戸の美観を向上させることが可能となっている。
【0042】
図13は、この框部55の上面断面図である。
図に示すように、框部55には、雨戸用案内枠20と移動可能に係合させるガイドピンを嵌入するガイドピン孔55a,55bがそれぞれ設けられている。
これらガイドピン孔55a,55bは、少なくとも框部55の上下端から所定距離形成されており、框部55上下に突出するようにガイドピンが嵌入固定可能に構成されている。
これら嵌入され上下に突出したガイドピンは、雨戸用案内枠20の上下枠21,22にそれぞれ移動可能に係合させることで、框部55が雨戸19の開閉方向に移動可能となる。
また、ガイドピン孔55aに嵌入されたガイドピンには、第2のレージトング41Bにおける最も框部55側のリンク47bがそのガイドピン回りに回動自在に連結されており、前述の把手104を把持して移動させることで、ブラインド式雨戸19の開閉を行うことができる。
【0043】
また、框部55は、ステンレス又はアルミニウムにより一体に成形され、伸縮機構等の可動部分を備えておらず、極めて簡易に構成されているので、框部55が雨戸用案内枠20から不意に外れるという不具合を防ぐことが可能となっている。従って、本実施の形態におけるブラインド式雨戸19は、防犯面においても非常に優れている。
【0044】
(雨戸用案内枠20の構成)
次に、ブラインド式雨戸19を取り付ける雨戸用案内枠20の構成について詳細に説明する。
図14は、ブラインド式雨戸19を取り付ける雨戸用案内枠20の正面図である。
図に示すように、この雨戸用案内枠20は、開口部2に対応して四辺形状に形成されている。また、雨戸用案内枠20は、この四辺形状の上辺部を構成する上枠21と、下辺部を構成する下枠22と、側辺部を構成する左右一対の縦枠23とを有して構成されている。
以下、これら雨戸用案内枠20の各構成部位について詳細に説明する。
【0045】
図15は、これらの構成部位のうち、縦枠23を側面側から見た断面図である。
図に示すように、縦枠23は、ブラインド式雨戸19が嵌め込まれる枠本体24と、この枠本体24の外周縁に一体形成された張出部25とを有して構成されている。
この張出部25は、外周縁に円弧状のアール部28が形成されている。
【0046】
また、図16は、下枠22を側面側から見た断面図である。
図に示すように、下枠22も、縦枠23と同様に、ブラインド式雨戸19が嵌め込まれる枠本体124と、この枠本体124の外周縁に一体形成された張出部125とを有して構成されている。
また、図に示すように、枠本体124の正面側先端には、サッシ3のガイドレールと略同方向にガイドレール39が設けられており、このガイドレール39には、上向きに開口するガイド穴40が形成されている。
【0047】
また、図に示すように、建物1の外壁6には、弾性体26(例えば、薄肉板状のスポンジ材やゴム材などのクッション材)が取り付けられており、さらにこの弾性体26の正面側に、下枠22及び両縦枠23の張出部25が固定具27(例えばねじ・釘など)により、貫通孔17を介して外壁6に固定される。
【0048】
また、図17は、前述の上枠21を側面側から見た断面図である。
図に示すように、この上枠21は、ブラインド式雨戸19を吊支する枠本体30と、この枠本体30を外壁6に固定する固定部31とを一体で有して構成されている。この枠本体30は、開口部2の上側の外壁6に取り付けられた固定部31に組付結合している。
【0049】
この固定部31は、横長のプレート状の部材であって、枠本体30の長手方向に沿って上下それぞれに一体形成される。外壁6に固着された弾性体26正面に固定具27により固定される。
【0050】
また、上枠21の枠本体30は、横長のボックス状に形成されており、内部が三枚の仕切板に仕切られている。この枠本体30には、固定部31と反対側の端部に、庇体37が一体形成されている。
この庇体37の建物1からの張出寸法は、ブラインド式雨戸19のスラット38の幅Wよりも大きく設定されているとともに、建物1の外壁6からスラット38の最外側の先端までの張り出し寸法Wαよりも大きく設定されている。したがって、ブラインド式雨戸19が開かれて、スラット38が外方へ突出する状態となっても、ブラインド式雨戸19に雨・雪・塵埃が直接降りかかることを阻止することが可能なようになっている。
【0051】
そして、図に示すように、上枠21の庇体37においても、下枠22と同様にブラインド式雨戸19を取り付けるガイドレール39が形成されており、このガイドレール39には下面に向けて開口するガイド穴40が形成されている。また、これら上枠21,下枠22のガイドレール39は、互いに対向する位置に設けられている。
前述のブラインド式雨戸19は、これらガイドレール39間に配置され、これらガイドレール39,139に沿って左右にスライド可能に取り付けられる。
すなわち、前述したブラインド式雨戸19の上側の伸縮機構41においては、前述のガイドローラ42(回転軸50)を庇体37のガイドレール39内にガイド穴40を介して転動自在に嵌入し、上側の伸縮機構41を吊支するように構成されている。
一方、下側の伸縮機構41においては、前述のガイドピン43を下側の伸縮機構41を下枠22のガイドレール39内にガイド穴40を介して移動可能に係合させる。
【0052】
なお、上枠21では、外壁6からガイド穴40までの長さD1が、70〜150mm程度となるように形成されている。
また、下枠22においても、外壁6からガイド穴40までの長さD2が、70〜150mm程度となるように形成されている。
このように、上枠21及び下枠22のガイド穴40の位置を外壁6から外側にある程度突出した位置に設けることで、ベランダや出窓等のように雨戸を外壁6からある程度突出した位置に設置する必要がある場合であっても、柔軟に対応することが可能となる。
【0053】
(ブラインド式雨戸の取付方法)
次に、前述のように構成されるブラインド式雨戸19の取付方法について詳細に説明する。
まず、建物1の窓用の開口部2に、サッシ3および窓戸4を嵌め込んだ後に、上枠21の固定部31を開口部2の上側の外壁6に当てて固定具27(例えばねじ・釘など)により貫通孔17を介して外壁6に固定するとともに、固定部31に上枠21の枠本体30を組み付ける。
【0054】
具体的には、上枠21の枠本体30の両係合部36を、固定部31の保持部32の基部33間に嵌入するとともに、固定部31の両係止片34の先端部に係合させ、これにより上枠21の枠本体30が固定部31に簡易に組付結合され、この点で上枠21の取付作業の作業効率が向上する。
【0055】
この結果、上枠21の枠本体30は、固定部31の取付作業後に組み付けられ、これにより上枠21が二段階の作業により外壁6に取り付けられる。したがって、庇体37の張出寸法がスラット38の幅寸法より大きくても、上枠21の取付作業が庇体37に邪魔されることがなく、上枠21の固定部31および枠本体30を容易に取り付けることができ、これにより取付作業の作業性が向上する。
【0056】
また、上枠21の固定部31および枠本体30は、一人で容易に建物1の開口部2の上方まで持ち上げることができるため、この点でも取付の作業効率が向上する。この固定部31に組付結合された枠本体30の両係合部36は、固定部31の両係止片34の先端部に係合しているため、取り外しが困難であり、防犯性も問題がない。
【0057】
その後、両縦枠23および下枠22の張出部25を外壁6に当てて、固定具27(例えばねじ・釘など)により貫通孔17を介して固定されて、雨戸用案内枠20が開口部2の周囲の外壁6に取り付けられる。この張出部25および上枠21の固定部31の取付面には、弾性体26が固着されているため、建物1の外壁6に吹付や石などの凹凸があっても、弾性体26が弾性変形し、隙間が生じることがなく、これにより雨水や塵埃などの浸入が防止され、シール性が向上する。
【0058】
このように雨戸用案内枠20を開口部2の周囲の外壁6に取り付けた後に、ブラインド式雨戸19が嵌め込まれる。すなわち、ブラインド式雨戸19の外側部を縦枠23の枠本体24に固定するとともに、ガイドピン43を下枠22のガイドレール39内にガイド穴40を介して移動可能に係合し、その後、ガイドローラ42のローラ部51を、上枠21のガイドレール39内にガイド穴40を介して転動可能に装着して、ブラインド式雨戸19を吊支する。
【0059】
このローラ部51は、回転軸50の外周面に摺接する内周面に、ベアリング52を有しているため、回転軸50の外周面に対する摩擦係数が小さく、左右方向にスムーズに移動でき、これにより重量の大きいスラット38(例えば、高さが大きく設定されているスラット38)を使用する場合であっても、ブラインド式雨戸19の開け閉めが容易である。
【0060】
そして、ブラインド式雨戸19は、レージトング41Bが収縮するとX字状のリンク47が内外方向で互いに近接し、各スラット38が互いに重なるように並行して建物1の開口部2を開く一方、レージトング41Bを伸長させるとX字状のリンク47が一連方向で互いに近接し、レージトング41Bの各スラット38の係止縁44が互いに連係してほぼ一直線状になり、建物の開口部を閉じる。
【0061】
このとき、リンク47aは、横断面円弧状に折曲形成されているため、幅方向の強度が強く、ブラインド式雨戸19の重量が大きい場合(スラット38の高さ及び横幅が大きく設定されている場合など)であっても、折り曲げられるおそれがなく、この点で耐重量性に優れる。
【0062】
また、建物1の開口部2を閉じたときには、所定のロック機構により框部55を縦枠23に固定することができ、框部55を抉じ開けられることが防止され、この点で防犯効果が向上する。
【0063】
さらに、建物1の開口部2を閉じるときには、スラット38のシール部材46が隣接する他のスラット38の係止縁44に密着するため、各スラット38のシール性が向上し、結露対策や雨水対策などに効果的である。
【0064】
なお、本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、例えば上枠21の枠本体30に庇体37が一体形成されていないタイプの雨戸用案内枠20にも適用することができる。
【0065】
この場合も、上枠21の枠本体30は、固定部31の取付後に固定部31に組み付けられるため、上枠21が二段階の作業により外壁に取り付けられ、固定部31の取り付けを枠本体30により邪魔されることがなく、容易に取り付けることができる。
【0066】
また、建物1の外壁6に接着剤などを用いて、固定部31および張出部25を固着するタイプの雨戸用案内枠20にも適用することができる。
【0067】
この場合は、ねじ・くぎなどを外されて、雨戸用案内枠20が取り外されることがなく、防犯効果が向上する。さらに、雨戸用案内枠20とサッシ3とを一体形成したものにも適用することができる。
【0068】
(実施の形態のまとめ)
以上説明したように、本実施の形態におけるブラインド式雨戸19は、両レージトング41A,41Bは独立に伸縮自在に構成されているので、一方のレージトングを収縮させると、その収縮分だけ他方のレージトングを伸長させることができる。従って、框部55の横幅の長さを可変する複雑な機構を設けることなく、ほぼ同一構造のレージトング41A,41Bを連結した簡易な構成で、ブラインド式雨戸19を閉じたままスラット38を容易に開閉させることができ、十分な採光及び通気が可能となっている。
また、各レージトング41A,41Bのリンク数及びスラット38の個数を任意に増減させることで、あらゆるサイズの窓戸4に対応したブラインド式雨戸19を容易に提供することができるとともに、スラット38の最大傾きを容易に調整することが可能となる。
また、前述したように、本実施の形態における伸縮機構41は、個々に独立して伸縮する複数のレージトングを連結して構成されているので、その雨戸19の開閉に必要な力が分散し、力の弱い子供やお年寄りでも容易に把手104を左右に引いて開閉することができる。
【0069】
さらに、このブラインド式雨戸19を閉扉すると、窓又は扉部分を強固な雨戸で隠蔽するので、建物内を外から見られるといったプライバシー面の問題を解決するとともに、建物への侵入といった防犯上の問題も解決できるようになっている。
例えば、このブラインド式雨戸19が設置されているべランダに洗濯物を干す場合、この雨戸19を閉扉すると、洗濯物を隠蔽し、盗難を防止できるとともに、スラット38間から十分な採光及び通気も期待できるので、雨戸を開扉した状態とさほど変わりなく洗濯物を乾かすことが可能となる。
また、このブラインド式雨戸19は、断熱性に優れ、暖房効果を高めるとともに、結露対策にも有効である。
【0070】
また、前述したように、框部55に伸縮機構を設けなくてもよいことから、框部55(ブラインド式雨戸19)が、雨戸用案内枠20から外れるおそれがなく、防犯面でも効果的である。
また、本実施の形態によれば、框部55の把手104を把持してブラインド式雨戸19を開閉するとき、框部55自体には伸縮機構が設けられていないので、その伸縮動作に起因する騒音の発生を防ぐことが可能となる。
【0071】
また、本実施の形態によれば、ラッチ300は、リンク47に接触させることでその可動を抑制するように構成されているので、スラット38間の間隙が生じたままで、その状態を一定に維持することができ、適度な量の風又は光を安定して取り入れることが可能となる。
【0072】
また、框部55のロック機構及び係止部材200は、正面側(外側)からは見えない背面側(家屋側)に設けられるので、雨戸の美観を向上させることが可能となっている。
また、このロック機構としては、フランス錠103の他、鎌錠又は打掛錠を設けることもできる。
また、係止部材200は、フック状の先端部分を框部55に近接したスラット38に設けられた突起等に係止することにより、スラット38の開扉を容易に抑制し、スラット38の傾きを任意の角度に固定することができる。
【0073】
また、前述した実施の形態では、伸縮機構41は、2つのレージトング41A,41Bを伸縮方向に連結して構成されているが、3以上のレージトングを同様に連結して構成するようにしてもよい。なお、このときの各レージトング間の連結構造は、前述した第1,第2のレージトング41A,41Bの連結構造と同様である。
【0074】
また、前述の実施の形態では、ブラインド式雨戸19を片開き型としたが、雨戸用案内枠20に左右対称に設け、両開き型としてもよい。
【0075】
なお、上記の実施例は本発明の好適な実施の一例であり、本発明の実施例は、これに限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々変形して実施することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0076】
【図1】本発明の実施の形態におけるブラインド式雨戸の開扉時の縦断面図である。
【図2】本発明の実施の形態における開扉時の横断面図である。
【図3】本発明の実施の形態におけるブラインド式雨戸の拡大斜視図である。
【図4】本発明の実施の形態における第1,第2のレージトングとガイドローラとの結合部分を詳細に示した分解斜視図である。
【図5】本発明の実施の形態におけるブラインド式雨戸が閉扉し、スラットも完全に閉扉した状態を示す正面図である。
【図6】本発明の実施の形態におけるブラインド式雨戸が閉扉し、スラットも完全に閉扉した状態を示す上面透過図である。
【図7】本発明の実施の形態におけるブラインド式雨戸が閉扉したままスラットが開扉し始めた状態を示す正面図である。
【図8】本発明の実施の形態におけるブラインド式雨戸が閉扉したままスラットが開扉し始めた状態を示す上面透過図である。
【図9】本発明の実施の形態におけるスラットが完全に開扉した状態を示す正面図である。
【図10】本発明の実施の形態におけるスラットが完全に開扉した状態を示す上面透過図である。
【図11】本発明の実施の形態における係止部材を設けたときのブラインド式雨戸を示す上面透過図である。
【図12】本発明の実施の形態における框部背面のロック機構を示す図である。
【図13】本発明の実施の形態における框部の上面断面図である。
【図14】本発明の実施の形態におけるブラインド式雨戸を取り付ける雨戸用案内枠の正面側を示す図である。
【図15】本発明の実施の形態における縦枠を側面側から見た断面図である。
【図16】本発明の実施の形態における下枠を側面側から見た断面図である。
【図17】本発明の実施の形態における上枠を側面側から見た断面図である。
【符号の説明】
【0077】
1 建物
2 開口部
3 サッシ
4 窓戸
6 外壁
19 ブラインド式雨戸
20 雨戸用案内枠
21 上枠
22 下枠
23 縦枠
24,124 枠本体
25,125 張出部
26 弾性体
27 固定具
29 接着剤
30 枠本体
31 固定部
37 庇体
38 スラット
39 ガイドレール
40 ガイド穴
41 伸縮機構
41A 第1のレージトング
41B 第2のレージトング
42 ガイドローラ
44 係止縁
46 シール部材
47a,47b,47c リンク
48 ロッド
49 基部
50 回転軸
52 ローラ部
53 ワッシャー
54 ナット
55 框部
55a,55b ガイドピン孔
103 フランス錠
104 把手
200 係止部材
300 ラッチ
301 ラッチ基部
302 レバー
303 突出部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
建物の窓又は扉の周囲の外壁に固定した方形枠形状の雨戸用案内枠の上枠から、レージトングにより連絡した複数のスラットを吊設し、前記雨戸用案内枠の上枠及び下枠に設けられた前記外壁に略平行なガイドレールに沿って開閉自在とした伸縮可能なブラインド式雨戸であって、
前記レージトングは、前記伸縮方向に複数が連結されて構成され、該複数のレージトングは、互いに独立に伸縮自在に構成されていることを特徴とするブラインド式雨戸。
【請求項2】
前記複数のレージトングは、それぞれ複数のリンクがX字状に回動自在に連結して構成され、前記複数のレージトングの連結部分は、前記X字状のリンクの一端が自由端として構成されていることを特徴とする請求項1記載のブラインド式雨戸。
【請求項3】
前記レージトングは、前記スラットの上下端部を挟持固定する第1のリンクと、該第1のリンクとX字状に回動自在に連結される第2のリンクとを有してエキスパンダー式に伸縮自在に構成され、
隣接する他のレージトングとの結合部分では、前記第2のリンクの一端が自由端として構成されていることを特徴とする請求項2記載のブラインド式雨戸。
【請求項4】
前記スラットの端部に框部が連結され、該框部には施錠手段が設けられ、
該施錠手段は、両開き式の場合に両雨戸の前記框部同士を施錠する打掛錠、鎌状部材が施錠方向へ回動して施錠する鎌錠又は前記框部に上下動可能に支持されて前記雨戸用案内枠の上枠若しくは下枠の少なくとも一方に挿脱可能に構成されるフランス錠の少なくとも1つからなることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載のブラインド式雨戸。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【公開番号】特開2008−285890(P2008−285890A)
【公開日】平成20年11月27日(2008.11.27)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−131611(P2007−131611)
【出願日】平成19年5月17日(2007.5.17)
【出願人】(508141287)プレナコーポレーション株式会社 (1)
【Fターム(参考)】