説明

プリンターにおける印字サンプル帳票作成方法

【課題】値札プリンターやその値札の商談の際に提示する印字サンプル帳票を作成するための作業効率を向上可能であるとともに、印字サンプル帳票を正確に作成可能なプリンターにおける印字サンプル帳票作成方法を提供すること。
【解決手段】値札プリンターで印字する値札を卓上プリンターにより印字サンプルとして帳票上に印字出力可能とするように、さらに、データ入力画面と値札の各印字項目の印字データを入力するデータ入力画面の画面仕様データとを一枚の印字サンプル帳票に一緒に印字可能とするように画面編集することに着目したもので、印字サンプルと、各印字項目のフォーマット仕様データと、を第1の印字サンプル帳票上に一緒に印字するように、画面編集を行なうことを特徴とする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明はプリンターにおける印字サンプル帳票作成方法にかかるもので、とくに値札プリンターにより印字する値札の印字サンプルを表示可能な印字サンプル帳票を作成するためのプリンターにおける印字サンプル帳票作成方法に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来から、ラベルやタグなどの用紙に、数字あるいは文字コードや機械コード(バーコード、二次元コード)、単語や文章などを印字して値札を作成するためには、各種のデータを値札プリンターに直接入力する方式、あるいはパソコンなどのホスト装置を用いて必要な各種のデータを作成しこれを値札プリンターに転送する方式などがある。
従来の値札プリンター1について図8ないし図14にもとづき概説する。
図8は、値札プリンター1の概略ブロック図であって、値札プリンター1は、ラベルやタグなどの用紙(値札)に所定の商品情報を印字データとして印字するもので、制御部としてのCPU2と、ROM3と、RAM4と、入力部5と、表示部6と、印字部7と、必要ならばパソコンないしはホストコンピューターなど外部の機器とのデータ交信を可能とするインターフェース8と、これらを接続するデータバス9と、を有する。
【0003】
CPU2は、ROM3に保存してあるプログラムにしたがって、所定の制御操作を行なう。
入力部5は、上記印字データにおける各印字項目のデータを入力するもので、キーボード、タッチパネルその他任意の構成を採用する。
表示部6は、入力部5による印字データの入力操作のために任意の方式によるディスプレイすなわちデータ入力画面10を有する。
印字部7は、熱転写方式や感熱発色方式その他任意の方式により、ラベルやタグなどに印字データを印字出力して値札11として発行する。
【0004】
図9は、この値札プリンター1により印字した値札11の一例を示す平面図であって、この値札11上に印字する印字データにおける各印字項目を所定のフォーマット仕様(基本仕様)の設定データ(フォーマット仕様データ)およびフォーマット位置(印字位置)の設定データ(フォーマット位置データ)にもとづいて印字している。
フォーマット仕様とは、値札11上にどのような印字項目(名称、内容、寸法)をどのようなレイアウトでどのように印字するかの様式、ないしは印字する各種文字などの属性情報であって、たとえば文字やバーコードの種類、桁数、字間、大きさなどのことである。
たとえば図示の例では、フォーマット仕様として、値札11の発行月11A、売場コード11B、売価11C、取引先コード11D、取引先品番11E、上バーコード11F、下バーコード11G、SALE表示11H、・・・などを、それぞれのフォーマット位置にもとづき図示のようなレイアウトで印字するものである。
フォーマット仕様データは、値札11に印字する印字データのうち、各印字項目に関するフォーマット仕様を値札11(データ入力画面10)に完成させるための具体的なデータであって、入力部5によりこれを入力可能とする。
フォーマット位置とは、それぞれの印字項目の値札11(データ入力画面10)上におけるより具体的なレイアウト情報つまり印字位置(とくにその開始位置)のことであり、たとえば、値札11の左上端隅部をゼロ点として、その印字項目の印字開始位置をいう。
フォーマット位置データは、それぞれの印字項目の値札11上における印字位置(とくにその開始位置)に関する具体的な縦何mm、横何mmというデータであって、入力部5によりこれを入力可能とする。
【0005】
従来から、このような値札プリンター1および値札11に関する商談ないしは販売にあたって、印字データにおける各印字項目についての名称や内容および寸法その他のフォーマット仕様(フォーマット仕様データ)およびフォーマット位置(フォーマット位置データ)などを図表などによって詳細に記載した帳票(一般的には最小でもA4サイズの帳票)を提示するとともに、実際の値札イメージを確認してもらうために値札11を実際に印字し、確認用サンプルとして、この帳票に資料として貼り付けるなどして添えていた。
さらに、上述したように値札11の確認用サンプルを示してユーザーに提示して値札イメージを確認してもらうとともに、各印字項目のうちとくにユーザーが実際の使用にあたって入力する必要がある印字データ(印字項目)については、これらの印字データをユーザーがどのように入力するのかのデータ入力画面10に関する具体的な画面の情報(画面仕様データ)を帳票(一般的には最小でもA4サイズの帳票)に表示した上で明示する必要がある。
画面仕様データは、フォーマット仕様およびフォーマット位置に関する情報、さらには、各印字項目を値札11の使用者がどのように入力するのかのデータ入力画面10におけるデータ入力窓の位置や形式などの具体的なデータであって、表示部6に値札11を表示するために必要なデータである。画面仕様データは、入力部5によりこれを作成可能とする。
【0006】
従来は、上記フォーマット仕様およびフォーマット位置さらにはデータ入力画面10などの詳細情報(フォーマット仕様データ、フォーマット位置および画面仕様データ)を記載した帳票を、値札プリンター1とは別の通常の卓上プリンター21(図10において後述)により印字することになるが、その印字および作成作業が面倒であるとともに、正確性に欠けるという問題がある。
なお、値札プリンター1ないし値札11を使用する顧客(一般的には小売り店などのユーザー)がすべてのフォーマット仕様およびフォーマット位置を最初から入力するのではなく、値札プリンター1販売の際のサービスとして(あるいはユーザーの要望に応じて)、ユーザーが実際に使用する値札11に応じたフォーマット仕様およびフォーマット位置の情報(フォーマット仕様データおよびフォーマット位置データ)を値札プリンター1にあらかじめ入力しておくことが行なわれているが、ユーザーはこれらの情報をデータ入力画面10において見ることができるのみで、詳細な確認ないし検討には、印字出力された用紙による帳票が望ましいものである。
【0007】
図10は、従来の上記卓上プリンター21の概略ブロック図であって、卓上プリンター21は、一般の事務用紙たとえばA4サイズの用紙に所定情報を印字するためのもので、値札プリンター1と同様に、制御部としてのCPU22と、ROM23と、RAM24と、入力部25と、表示部26と、印字部27と、必要ならばパソコンないしはホストコンピューターなど外部の機器とのデータ交信を可能とするインターフェース28と、これらを接続するデータバス29と、を有する。
【0008】
CPU22は、ROM23に保存してあるプログラムにしたがって、所定の制御操作を行なう。
入力部25は、キーボード、タッチパネルその他任意の構成を採用し、印字データにおける各印字項目のデータを入力する。すなわち入力部25は、印字データにおける各印字項目のサンプルデータ、ならびにフォーマット仕様データおよびフォーマット位置データを入力可能とする。
なお、印字データのフォーマット仕様データおよびフォーマット位置データは、これを前記値札プリンター1にコピー可能として、値札プリンター1のユーザーが利用可能とする。
表示部26は、入力部25によるサンプルデータ、フォーマット仕様データおよびフォーマット位置データなどの入力操作のために任意の方式によるディスプレイすなわちデータ入力画面30(値札プリンター1のデータ入力画面10と事実上同一の画面)を有する。
印字部27は、レーザープリント方式やインキジェット方式その他任意の方式によりA4サイズなどの用紙に印字データを印字し、印字サンプル帳票原紙(第1の印字サンプル帳票原紙31(図11)、第2の印字サンプル帳票原紙32(図12)、第3の印字サンプル帳票原紙33(図14))を発行するとともに、データ入力画面30(図13)を印字可能である。
【0009】
図11は、卓上プリンター21により「フォーマット仕様書」として印字した第1の印字サンプル帳票原紙31の一例を示す平面図であって、この第1の印字サンプル帳票原紙31は、値札11上に印字する印字データにおける各印字項目についてのフォーマット仕様の情報を第1の図表31A中に第1の図表データとして印字している。
たとえば、図示の例では、図9に示した値札11の発行月11A、売場コード11B、売価11C、取引先コード11D、取引先品番11E、上バーコード11F、下バーコード11G、SALE表示11H、・・・などについて、それぞれの具体的な名称、データおよび内容に関するフォーマット仕様データを第1の図表データとして印字するものである。もちろん、図示の例以外の内容について任意の項目およびそのデータを表示し、印字可能である。
従来は、値札プリンター1により印字サンプルとして値札11を印字しておき、この値札11を第1の印字サンプル帳票原紙31に貼り付けて(図11中、仮想線)、関連する第1の図表データを有する第1の図表31Aとともに表示可能な第1の印字サンプル帳票31Bとしている。
【0010】
図12は、卓上プリンター21により「フォーマット位置書」として印字した第2の印字サンプル帳票原紙32の一例を示す平面図であって、この第2の印字サンプル帳票原紙32は、値札11上に印字する印字データにおける各印字項目についてのフォーマット位置の情報を第2の図表32A中に第2の図表データとして印字している。
たとえば、上記第1の印字サンプル帳票原紙31に合わせて、図示の例では、図9に示した値札11の発行月11A、売場コード11B、売価11C、取引先コード11D、取引先品番11E、上バーコード11F、下バーコード11G、SALE表示11H、・・・などについて、それぞれの具体的な印字位置(印字開始位置)のデータおよび内容に関するフォーマット位置データを第2の図表データとして印字するものである。もちろん、図示の例以外の内容について任意の項目およびそのデータを表示し、印字可能である。
従来は、値札プリンター1により印字サンプルとして値札11を印字しておき、この値札11を第2の印字サンプル帳票原紙32に貼り付けて(図12中、仮想線)、関連する第2の図表データを有する第2の図表32Aとともに表示可能な第2の印字サンプル帳票32Bとしている。
【0011】
図13は、表示部26におけるデータ入力画面30の一例を示す説明図であって、図9に示した値札11における発行月11A、売場コード11B、売価11C、取引先コード11D、取引先品番11E、上バーコード11F、下バーコード11G、SALE表示11H、・・・などの各印字項目を表示するとともに、各印字項目に対応したデータ入力窓34を表示して、具体的な印字データを入力可能としている。
また、データ入力画面30には、発行ボタン35、プレビューボタン36および終了ボタン37を備えている。
発行ボタン35は、印字データを入力して、値札11を発行する際に使用する。なお、卓上プリンター21の値札発行プログラムを値札プリンター1にコピーしてユーザーが利用可能とする。
プレビューボタン36は、印字データを入力して値札11がどのようなイメージで発行可能かをあらかじめ画面上で確認するためのものである。
終了ボタン37は、このデータ入力画面30における操作を終了する際に用いる。
なお、図示しないキーないしボタンにより、このデータ入力画面30自体を印字可能である。
【0012】
図14は、卓上プリンター21により「画面仕様書」として印字した第3の印字サンプル帳票原紙33の一例を示す平面図であって、この第3の印字サンプル帳票原紙33は、値札11上に印字する印字データを入力するデータ入力画面30における各印字項目に対応する各データ入力窓34に関する画面仕様データの情報を第3の図表33A中に第3の図表データとして印字している。
たとえば、上記第1の印字サンプル帳票原紙31および上記第2の印字サンプル帳票原紙32に合わせて、図示の例では、図9に示した値札11の発行月11A、売場コード11B、売価11C、取引先コード11D、取引先品番11E、上バーコード11F、下バーコード11G、SALE表示11H、・・・などについて、それぞれの具体的な画面のデータおよびデータ入力窓34に関する画面仕様データを第3の図表データとして印字するものである。もちろん、図示の例以外の内容について任意の項目およびそのデータを表示し、印字可能である。
従来は、印字したデータ入力画面30(図13)を第3の印字サンプル帳票原紙33に貼り付け(図14中、仮想線)、関連する第3の図表データを有する第3の図表33Aとともに表示可能な第3の印字サンプル帳票33Bとしている。
なお、画面仕様データは、印字データのフォーマット仕様データおよびフォーマット位置データと同様に、これを前記値札プリンター1にコピー可能として、値札プリンター1のユーザーがデータ入力時に表示部6(データ入力画面10)を見て値札11の発行操作可能とする。
【0013】
しかしながら、上述のような第1の印字サンプル帳票31B、第2の印字サンプル帳票32Bおよび第3の印字サンプル帳票33Bなどの帳票作成作業は、値札プリンター1による値札11の印字発行という作業と、卓上プリンター21による第1の印字サンプル帳票原紙31、第2の印字サンプル帳票原紙32および第3の印字サンプル帳票原紙33、ならびにデータ入力画面30の印字発行という作業と、さらに、これら発行した値札11や帳票原紙31、32、33を一体に貼り付ける作業と、をともなうもので、その作業が煩雑でその効率が非常に低いという問題がある。
【0014】
さらに、値札11自体は比較的小さな寸法を有しており、わずかな寸法や位置の違いが値札プリンター1により印字する際に大きく影響するため正確性が求められるにもかかわらず、従来の手法では、各種データの入力時のミスを避け難く正確性に劣るという問題がある。
すなわち、たとえば、図9に示した値札11について、所定のプログラムにしたがってフォーマット仕様データを入力することにより、そのフォーマット仕様を作成することになるが、図11に示したフォーマット仕様書(第1の印字サンプル帳票原紙31)における第1の図表31A、および図12に示したフォーマット位置書(第2の印字サンプル帳票原紙32)における第2の図表32Aを作成する際にも同じフォーマット仕様データおよびフォーマット位置データを入力する必要があり、同じデータを二度入力する必要があって二度手間であるために、作業が面倒であることはもちろん、データ入力ミスの可能性を否定できず、正確性に欠けるという問題がある。
さらに、図13に示したデータ入力画面30について、所定のプログラムにしたがって画面仕様データを入力することにより、その画面を作成することになるが、図14に示した画面仕様書(第3の印字サンプル帳票原紙33)における第3の図表33Aを作成する際にも同じ画面仕様データを入力する必要があり、上述のフォーマット仕様およびフォーマット位置の場合と同様に、同じデータを二度入力する必要があって二度手間であるために、作業が面倒であることはもちろん、データ入力ミスの可能性を否定できず、正確性に欠けるという問題がある。
【0015】
【特許文献1】特開2006−24021号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0016】
本発明は以上のような諸問題にかんがみなされたもので、値札プリンターやその値札の商談の際に提示する印字サンプル帳票を作成するための作業効率を向上可能なプリンターにおける印字サンプル帳票作成方法を提供することを課題とする。
【0017】
また本発明は、印字サンプル帳票を正確に作成可能なプリンターにおける印字サンプル帳票作成方法を提供することを課題とする。
【0018】
また本発明は、値札ないし印字サンプルと印字サンプル帳票(印字サンプル帳票原紙)との間、およびデータ入力画面と第3の印字サンプル帳票原紙(画面仕様書)との間でのデータ入力ミスを防止可能としたプリンターにおける印字サンプル帳票作成方法を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0019】
すなわち本発明は、値札プリンターで印字する値札を卓上プリンターにより印字サンプルとして帳票上に印字出力可能とするように、さらに、データ入力画面と値札の各印字項目の印字データを入力するデータ入力画面の画面仕様データとを一枚の印字サンプル帳票に一緒に印字可能とするように画面編集することに着目したもので、第一の発明は、値札に印字する印字データにおける各印字項目のサンプルデータを入力する入力部と、この入力部により入力されるこれらのサンプルデータを表示する表示部と、を有するプリンターにおける印字サンプル帳票作成方法であって、上記入力部は、上記各印字項目のフォーマット仕様データおよびフォーマット位置データにもとづき上記印字データを印字サンプルとして出力するために、上記サンプルデータ、ならびに上記フォーマット仕様データおよび上記フォーマット位置データを入力可能とし、上記表示部は、上記入力部による上記サンプルデータ、上記フォーマット仕様データおよび上記フォーマット位置データの入力操作のために表示するデータ入力画面を備えるとともに、上記フォーマット仕様データおよび上記フォーマット位置データにもとづき上記印字データを上記印字サンプルとして印字可能とし、かつ、上記印字サンプルと、上記各印字項目の上記フォーマット仕様データと、を第1の印字サンプル帳票上に一緒に印字するように、画面編集を行なうことを特徴とするプリンターにおける印字サンプル帳票作成方法である。
【0020】
第二の発明は、値札に印字する印字データにおける各印字項目のサンプルデータを入力する入力部と、この入力部により入力されるこれらのサンプルデータを表示する表示部と、を有するプリンターにおける印字サンプル帳票作成方法であって、上記入力部は、上記各印字項目のフォーマット仕様データおよびフォーマット位置データにもとづき上記印字データを印字サンプルとして出力するために、上記サンプルデータ、ならびに上記フォーマット仕様データおよび上記フォーマット位置データを入力可能とし、上記表示部は、上記入力部による上記サンプルデータ、上記フォーマット仕様データおよび上記フォーマット位置データの入力操作のために表示するデータ入力画面を備えるとともに、上記フォーマット仕様データおよび上記フォーマット位置データにもとづき上記印字データを上記印字サンプルとして印字可能とし、かつ、上記印字サンプルと、上記各印字項目の上記フォーマット位置データと、を第2の印字サンプル帳票上に一緒に印字するように、画面編集を行なうことを特徴とするプリンターにおける印字サンプル帳票作成方法である。
【0021】
第三の発明は、値札に印字する印字データにおける各印字項目のサンプルデータを入力する入力部と、この入力部により入力されるこれらのサンプルデータを表示する表示部と、を有するプリンターにおける印字サンプル帳票作成方法であって、上記入力部は、上記各印字項目のフォーマット仕様データおよびフォーマット位置データにもとづき上記印字データを印字サンプルとして出力するために、上記サンプルデータ、ならびに上記フォーマット仕様データおよび上記フォーマット位置データを入力可能とし、上記表示部は、上記入力部による上記サンプルデータ、上記フォーマット仕様データおよび上記フォーマット位置データの入力操作のために表示するデータ入力画面を備えるとともに、上記フォーマット仕様データおよび上記フォーマット位置データにもとづき上記印字データを上記印字サンプルとして印字可能とし、上記データ入力画面を印字可能とし、かつ、上記データ入力画面と、上記データ入力画面における上記各印字項目に対応する各データ入力窓に関する画面仕様データと、を第3の印字サンプル帳票上に一緒に印字するように、画面編集を行なうことを特徴とするプリンターにおける印字サンプル帳票作成方法である。
【0022】
上記各印字項目の上記フォーマット仕様データは、上記各印字項目に応じて上記第1の印字サンプル帳票における第1の図表にこれを第1の図表データとして印字することができる。
【0023】
上記各印字項目の上記フォーマット位置データは、上記各印字項目に応じて上記第2の印字サンプル帳票における第2の図表にこれを第2の図表データとして印字することができる。
【0024】
上記データ入力画面の画面仕様データは、上記データ入力画面の上記各データ入力窓に応じて上記第3の印字サンプル帳票における第3の図表にこれを第3の図表データとして印字することができる。
【0025】
上記第3の印字サンプル帳票上に印字した上記データ入力画面における上記各データ入力窓には、上記画面仕様データにおける上記各データ入力窓に対応する符号をそれぞれ付してあることができる。
【0026】
上記フォーマット仕様データ、上記フォーマット位置データおよび上記画面仕様データは、これを単一の値札作成ファイルに集約して保存可能としてあることができる。
【0027】
上記値札作成ファイルは、上記値札の少なくともそのサイズに関するデータを含む用紙データを保存可能とすることができる。
【0028】
上記値札作成ファイルは、これをコピー可能とするとともに、上記値札に上記印字データを印字可能な値札プリンターにこれを保存可能とすることができる。
【0029】
上記フォーマット仕様データにもとづき、上記第1の図表における上記各印字項目に関する上記第1の図表データをデータ編集することができる。
【0030】
上記フォーマット位置データにもとづき、上記第2の図表における上記各印字項目に関する上記第2の図表データをデータ編集することができる。
【0031】
上記画面仕様データにもとづき、上記第3の図表における上記各データ入力窓に関する上記第3の図表データをデータ編集することができる。
【発明の効果】
【0032】
本発明によるプリンターにおける印字サンプル帳票作成方法においては、値札プリンターで印字する値札を卓上プリンターにより印字サンプルとして帳票上に印字出力可能とするように、さらに、データ入力画面と値札の各印字項目の印字データを入力するデータ入力画面の画面仕様データとを一枚の印字サンプル帳票に一緒に印字可能とするように画面編集するので、印字サンプルおよびデータ入力画面をそれぞれの必要データとともにそれぞれ一枚の帳票に提示可能であり、また、データ入力作業を一度に限定可能であって、たとえば従来の数分の一の手間でそれぞれの帳票を作成可能とし、作業効率を向上することができるとともに、データ入力の正確性も確保することができる。
【0033】
とくに第一の発明によれば、値札に相当する印字サンプルと各印字項目のフォーマット仕様データとを第1の印字サンプル帳票上に一緒に印字するように画面編集を行なうこととしたので、フォーマット仕様書を容易に作成可能である。
【0034】
とくに第二の発明によれば、印字サンプルと各印字項目のフォーマット位置データとを第2の印字サンプル帳票上に一緒に印字するように画面編集を行なうこととしたので、フォーマット位置書を容易に作成可能である。
【0035】
とくに第三の発明によれば、データ入力画面とデータ入力画面における各印字項目に対応する各データ入力窓に関する画面仕様データとを第3の印字サンプル帳票上に一緒に印字するように画面編集を行なうこととしたので、図面仕様書を容易に作成可能である。なお、この図面仕様書は、値札プリンターにおけるデータ入力画面の取扱い説明書として有用である。
【発明を実施するための最良の形態】
【0036】
本発明は、値札プリンターで印字する値札およびデータ入力に使用するデータ入力画面、ならびにこれらに関連するフォーマット仕様データ、フォーマット位置データおよび画面使用データを卓上プリンターにより一緒に印字するように画面編集するので、作業性および正確性ともに良好なプリンターにおける印字サンプル帳票作成方法を実現した。
【実施例】
【0037】
つぎに本発明の実施例によるプリンターにおける印字サンプル帳票作成方法を図1ないし図7にもとづき説明する。ただし、図8ないし図14と同様の部分には同一符号を付し、その詳述はこれを省略する。
図1は、印字サンプル帳票作成方法を実行するための卓上プリンター40の概略説明図であって、卓上プリンター40は、図10における卓上プリンター21と同様に、前述した制御部としてのCPU22、ROM23、RAM24、入力部25、この入力部25による印字データの入力操作のために表示するデータ入力画面30を有する表示部26、印字部27、必要ならばパソコンないしはホストコンピューターなど外部の機器とのデータ交信を可能とするインターフェース28、および、これらを接続するデータバス29を有するとともに、記憶部41を有する。
【0038】
記憶部41は、FD、HD、CD、DVD、ICチップ、その他任意の形態を有するデータおよびファイル記憶部であって、たとえば、値札作成ファイル42を記憶可能としている。
【0039】
値札作成ファイル42は、フォーマット仕様データ、フォーマット位置データおよび画面仕様データとともに、データ編集プログラムおよび画面編集プログラムをこれに集約して保存可能としてあるもので、後述するように、卓上プリンター40で作成したのちこれをコピー可能として、前記値札プリンター1(図8)に保存可能とする。
なお、この値札作成ファイル42には、前記値札11の少なくともそのサイズに関するデータを含む用紙データを保存可能である。用紙データとしては、用紙のサイズに関するデータ以外に、あらかじめ印刷する網掛け印刷の有無や位置、用紙の隅部における丸め形状の有無、さらには、用紙がタグなどの場合における糸通し孔の有無や位置、切取りミシン目の有無や位置などの諸条件を含むことができる。
【0040】
フォーマット仕様データ、フォーマット位置データおよび画面仕様データは、入力部25によりこれを作成可能とする。
すなわち、入力部25は、フォーマット仕様データおよびフォーマット位置データさらに画面仕様データを入力可能であって、フォーマット仕様データおよびフォーマット位置データにもとづきこの印字データを印字サンプル43(図3)として出力するために、印字データにおける各印字項目のサンプルデータを入力可能とする。
【0041】
データ編集プログラムは、フォーマット仕様を作成する際に入力部25により入力されたフォーマット仕様データにもとづき、第1の図表31A(図11)における各印字項目に関する第1の図表データをデータ編集し、同じく、フォーマット位置を作成する際に入力部25により入力されたフォーマット位置データにもとづき、第2の図表32A(図12)における各印字項目に関する第2の図表データをデータ編集し、さらに、データ入力画面30を作成する際に入力部25により入力された画面仕様データにもとづき、第3の図表33A(図14)における各データ入力窓34に関する第3の図表データをデータ編集する。
画面編集プログラムは、印字サンプル43と、各印字項目のフォーマット仕様データと、を第1の印字サンプル帳票51(図3)上に一緒に印字するように、同じく、印字サンプル43と、各印字項目のフォーマット位置データと、を第2の印字サンプル帳票52(図5)上に一緒に印字するように、さらにデータ入力画面30と、データ入力画面30における各印字項目に対応する各データ入力窓34に関する画面仕様データと、を第3の印字サンプル帳票(図7)上に一緒に印字するように、画面編集を行なう。
【0042】
卓上プリンター40においては、フォーマット仕様データおよびフォーマット位置データにもとづき印字データを印字サンプル43として印字可能とするとともに、データ入力画面30を印字可能としている。
【0043】
さらに、卓上プリンター40においては、印字サンプル43と、印字サンプル43のフォーマット仕様データと、を第1の印字サンプル帳票51(図3)上に一緒に印字するように画面編集する。
図2は、フォーマット仕様に関して第1の印字サンプル帳票51を作成する手順を示すフローチャート図であって、ステップS1において、表示部26のメニュー画面(図示せず)における任意の形式の選択ボタン(図示せず)を押すことにより値札作成ファイル42を立ち上げ、ステップS2で第1の印字サンプル帳票51作成用の作成キーを押す。
この作成キーの構成ないし方式は任意であって、たとえば、データ入力画面30における前記プレビューボタン36(図13)を押し、さらに、入力部25におけるキーボードのたとえばF11キーを押すことにより、値札作成ファイル42におけるデータ編集プログラムおよび画面編集プログラムによる第1の印字サンプル帳票51の作成手順を開始させることができる。
この作成手順が開始されると、CPU22は、記憶部41のフォーマット仕様データにアクセスし(ステップS3)、フォーマット仕様データにもとづき、また、データ編集プログラムにしたがって、第1の図表31Aにおける各印字項目に関する第1の図表データをデータ編集する(ステップS4)。
【0044】
図3は、第1の印字サンプル帳票51の説明図であり、第1の印字サンプル帳票51は、印字サンプル43と、第1の図表31Aと、を同一用紙上に印字して表示している。すなわち、印字サンプル43のフォーマット仕様データは、各印字項目に応じて第1の印字サンプル帳票51における第1の図表31Aにこれを第1の図表データとして印字している。
印字サンプル43は、前記値札11に相当する印字表示内容であって、従来のように(図11参照)、値札11を第1の印字サンプル帳票51に貼り付ける必要がないようにすることができる。
すなわち、ステップS5において、印字サンプル43とフォーマット仕様データとを一緒に印字するように画面編集する。
ステップS6において、印字部27により、第1の印字サンプル帳票51を印字する。
【0045】
また本発明においては、印字サンプル43と、印字サンプル43のフォーマット位置データと、を第2の印字サンプル帳票52(図5)上に一緒に印字するように画面編集する。
図4は、フォーマット位置に関して第2の印字サンプル帳票52を作成する手順を示すフローチャート図であって、ステップS11において、フォーマット仕様に関して第1の印字サンプル帳票51を作成する場合と同様に、メニュー画面における任意の形式の上記選択ボタンを押すことにより値札作成ファイル42を立ち上げ、ステップS12で第2の印字サンプル帳票52作成用の作成キーを押す。
第1の印字サンプル帳票51(図2、図3)の場合と同様に、この作成キーの構成ないし方式は任意であって、たとえば、データ入力画面30における前記プレビューボタン36(図13)を押し、さらに、入力部25におけるキーボードのたとえばF12キーを押すことにより、値札作成ファイル42におけるデータ編集プログラムおよび画面編集プログラムによる第2の印字サンプル帳票52の作成手順を開始させることができる。
この作成手順が開始されると、CPU22は、記憶部41のフォーマット位置データにアクセスし(ステップS13)、フォーマット位置データにもとづき、また、データ編集プログラムにしたがって、第2の図表32Aにおける各印字項目に関する第2の図表データをデータ編集する(ステップS14)。
【0046】
図5は、第2の印字サンプル帳票52の説明図であり、第2の印字サンプル帳票52は、印字サンプル43と、第2の図表32Aと、を同一用紙上に印字して表示している。すなわち、印字サンプル43のフォーマット位置データは、各印字項目に応じて第2の印字サンプル帳票52における第2の図表32Aにこれを第2の図表データとして印字している。
印字サンプル43は、前記値札11に相当する印字表示内容であって、従来のように(図12参照)、値札11を第2の印字サンプル帳票52に貼り付ける必要がないようにすることができる。
すなわち、ステップS15において、印字サンプル43とフォーマット位置データとを一緒に印字するように画面編集する。
ステップS16において、印字部27により、第2の印字サンプル帳票52を印字する。
【0047】
さらに本発明においては、データ入力画面30と、データ入力画面30における各印字項目に対応する各データ入力窓34に関する画面仕様データと、を第3の印字サンプル帳票33(図7)上に一緒に印字するように画面編集する。
図6は、データ入力画面30に関して第3の印字サンプル帳票53を作成する手順を示すフローチャート図であって、ステップS21において、上述のフォーマット仕様(図2)およびフォーマット位置(図4)の場合と同様に、上記選択キーを押すことにより値札作成ファイル42を立ち上げ、ステップS22で第3の印字サンプル帳票作成の作成キーを押す。
第1の印字サンプル帳票51(図2、図3)および第2の印字サンプル帳票52(図4、図5)の場合と同様に、この作成キーの構成ないし方式は任意であって、たとえば、データ入力画面30において入力部25におけるキーボードのたとえばF12キーを押すことにより、値札作成ファイル42におけるデータ編集プログラムおよび画面編集プログラムによる第3の印字サンプル帳票53の作成手順を開始させることができる。
この作成手順が開始されると、CPU22は、記憶部41の画面仕様データにアクセスし(ステップS23)、画面仕様データにもとづき、また、データ編集プログラムにしたがって、第3の図表33Aにおける各印字項目に関する第3の図表データをデータ編集する(ステップS24)。
【0048】
図7は、第3の印字サンプル帳票53の説明図であり、第3の印字サンプル帳票53は、データ入力画面30と、第3の図表33Aと、を同一用紙上に印字して表示している。すなわち、データ入力画面30の画面仕様データは、データ入力画面30の各データ入力窓34に応じて第3の印字サンプル帳票53における第3の図表33Aにこれを第3の図表データとして印字している。
データ入力画面30は、図13に示した画面の印字表示内容であって、従来のように(図14参照)、データ入力画面30を別途印字出力して第3の印字サンプル帳票53に貼り付ける必要がないようにすることができる。
すなわち、ステップS25において、データ入力画面30と画面仕様データとを一緒に印字するように画面編集する。
ステップS26において、印字部27により、第3の印字サンプル帳票53を印字する。
なお、図7に示すように、第3の印字サンプル帳票53上に印字したデータ入力画面30における各データ入力窓34には、画面仕様データにおける値札11の発行月11A、売場コード11B、売価11C、取引先コード11D、取引先品番11E、上バーコード11F、下バーコード11G、SALE表示11H、・・・などについての各データ入力窓34に対応する符号54をそれぞれ付すことにより、値札プリンター1の使用者がデータ入力の際にデータ入力画面30のデータ入力窓34と第3の図表33Aにおける各入力項目の対応を見やすくすることができる。
【0049】
かくして、第1の印字サンプル帳票51、第2の印字サンプル帳票52および第3の印字サンプル帳票53を、たとえばA4サイズの一枚の用紙としてそれぞれ印字することが可能となり、従来のように、値札プリンター1により印字した値札11や卓上プリンター21により印字したデータ入力画面30を帳票用紙(第1の印字サンプル帳票原紙31、第2の印字サンプル帳票原紙32、第3の印字サンプル帳票原紙33)にそれぞれ貼り付けるような手間を省略して帳票作成の作業性を向上させることができるとともに、フォーマット仕様データ、フォーマット位置データおよび画面仕様データから、第1の図表データ、第2の図表データおよび第3の図表データをそれぞれデータ編集するので、二度手間の入力操作による入力ミスを防止して正確性を確保することができる。
【図面の簡単な説明】
【0050】
【図1】本発明の実施例によるプリンターにおける印字サンプル帳票作成方法を実行するための卓上プリンター40の概略説明図である。
【図2】同、フォーマット仕様に関して第1の印字サンプル帳票51を作成する手順を示すフローチャート図である。
【図3】同、第1の印字サンプル帳票51の説明図である。
【図4】同、フォーマット位置に関して第2の印字サンプル帳票52を作成する手順を示すフローチャート図である。
【図5】同、第2の印字サンプル帳票52の説明図である。
【図6】同、データ入力画面30に関して第3の印字サンプル帳票53を作成する手順を示すフローチャート図である。
【図7】同、第3の印字サンプル帳票53の説明図である。
【図8】従来の値札プリンター1の概略ブロック図である。
【図9】同、値札プリンター1により印字した値札11の一例を示す平面図である。
【図10】従来の卓上プリンター21の概略ブロック図である。
【図11】同、卓上プリンター21により「フォーマット仕様書」として印字した第1の印字サンプル帳票原紙31の一例を示す平面図である。
【図12】同、卓上プリンター21により「フォーマット位置書」として印字した第2の印字サンプル帳票原紙32の一例を示す平面図である。
【図13】同、表示部26におけるデータ入力画面30の一例を示す説明図である。
【図14】同、卓上プリンター21により「画面仕様書」として印字した第3の印字サンプル帳票原紙33の一例を示す平面図である。
【符号の説明】
【0051】
1 値札プリンター(従来、図8)
2 CPU
3 ROM
4 RAM
5 入力部
6 表示部
7 印字部
8 インターフェース
9 データバス
10 データ入力画面
11 値札(図9)
11A 値札11(あるいは印字サンプル43)の発行月
11B 値札11(あるいは印字サンプル43)の売場コード
11C 値札11(あるいは印字サンプル43)の売価
11D 値札11(あるいは印字サンプル43)の取引先コード
11E 値札11(あるいは印字サンプル43)の取引先品番
11F 値札11(あるいは印字サンプル43)の上バーコード
11G 値札11(あるいは印字サンプル43)の下バーコード
11H 値札11(あるいは印字サンプル43)のSALE表示
21 卓上プリンター(従来、図10)
22 CPU
23 ROM
24 RAM
25 入力部
26 表示部
27 印字部
28 インターフェース
29 データバス
30 データ入力画面(図13)
31 第1の印字サンプル帳票原紙(図11)
31A 第1の印字サンプル帳票原紙31(図11)、あるいは第1の印字サンプル帳票51(図3)における第1の図表
31B 第1の印字サンプル帳票(値札11および第1の印字サンプル帳票原紙31)
32 第2の印字サンプル帳票原紙(図12)
32A 第2の印字サンプル帳票原紙32(図12)、あるいは第2の印字サンプル帳票52(図5)における第2の図表
32B 第2の印字サンプル帳票(値札11および第2の印字サンプル帳票原紙32)
33 第3の印字サンプル帳票原紙(図14)
33A 第3の印字サンプル帳票原紙33(図14)、あるいは第3の印字サンプル帳票53(図7)における第3の図表
33B 第3の印字サンプル帳票(値札11および第3の印字サンプル帳票原紙33)
34 データ入力窓(図13)
35 発行ボタン
36 プレビューボタン
37 終了ボタン
40 卓上プリンター(図1)
41 記憶部
42 値札作成ファイル
43 印字サンプル(図3、図5)
51 第1の印字サンプル帳票(図3)
52 第2の印字サンプル帳票(図5)
53 第3の印字サンプル帳票(図7)
54 符号(図7)

【特許請求の範囲】
【請求項1】
値札に印字する印字データにおける各印字項目のサンプルデータを入力する入力部と、
この入力部により入力されるこれらのサンプルデータを表示する表示部と、を有するプリンターにおける印字サンプル帳票作成方法であって、
前記入力部は、前記各印字項目のフォーマット仕様データおよびフォーマット位置データにもとづき前記印字データを印字サンプルとして出力するために、前記サンプルデータ、ならびに前記フォーマット仕様データおよび前記フォーマット位置データを入力可能とし、
前記表示部は、前記入力部による前記サンプルデータ、前記フォーマット仕様データおよび前記フォーマット位置データの入力操作のために表示するデータ入力画面を備えるとともに、
前記フォーマット仕様データおよび前記フォーマット位置データにもとづき前記印字データを前記印字サンプルとして印字可能とし、かつ、
前記印字サンプルと、前記各印字項目の前記フォーマット仕様データと、を第1の印字サンプル帳票上に一緒に印字するように、画面編集を行なうことを特徴とするプリンターにおける印字サンプル帳票作成方法。
【請求項2】
値札に印字する印字データにおける各印字項目のサンプルデータを入力する入力部と、
この入力部により入力されるこれらのサンプルデータを表示する表示部と、を有するプリンターにおける印字サンプル帳票作成方法であって、
前記入力部は、前記各印字項目のフォーマット仕様データおよびフォーマット位置データにもとづき前記印字データを印字サンプルとして出力するために、前記サンプルデータ、ならびに前記フォーマット仕様データおよび前記フォーマット位置データを入力可能とし、
前記表示部は、前記入力部による前記サンプルデータ、前記フォーマット仕様データおよび前記フォーマット位置データの入力操作のために表示するデータ入力画面を備えるとともに、
前記フォーマット仕様データおよび前記フォーマット位置データにもとづき前記印字データを前記印字サンプルとして印字可能とし、かつ、
前記印字サンプルと、前記各印字項目の前記フォーマット位置データと、を第2の印字サンプル帳票上に一緒に印字するように、画面編集を行なうことを特徴とするプリンターにおける印字サンプル帳票作成方法。
【請求項3】
値札に印字する印字データにおける各印字項目のサンプルデータを入力する入力部と、
この入力部により入力されるこれらのサンプルデータを表示する表示部と、を有するプリンターにおける印字サンプル帳票作成方法であって、
前記入力部は、前記各印字項目のフォーマット仕様データおよびフォーマット位置データにもとづき前記印字データを印字サンプルとして出力するために、前記サンプルデータ、ならびに前記フォーマット仕様データおよび前記フォーマット位置データを入力可能とし、
前記表示部は、前記入力部による前記サンプルデータ、前記フォーマット仕様データおよび前記フォーマット位置データの入力操作のために表示するデータ入力画面を備えるとともに、
前記フォーマット仕様データおよび前記フォーマット位置データにもとづき前記印字データを前記印字サンプルとして印字可能とし、
前記データ入力画面を印字可能とし、かつ、
前記データ入力画面と、前記データ入力画面における前記各印字項目に対応する各データ入力窓に関する画面仕様データと、を第3の印字サンプル帳票上に一緒に印字するように、画面編集を行なうことを特徴とするプリンターにおける印字サンプル帳票作成方法。
【請求項4】
前記各印字項目の前記フォーマット仕様データは、前記各印字項目に応じて前記第1の印字サンプル帳票における第1の図表にこれを第1の図表データとして印字することを特徴とする請求項1記載のプリンターにおける印字サンプル帳票作成方法。
【請求項5】
前記各印字項目の前記フォーマット位置データは、前記各印字項目に応じて前記第2の印字サンプル帳票における第2の図表にこれを第2の図表データとして印字することを特徴とする請求項2記載のプリンターにおける印字サンプル帳票作成方法。
【請求項6】
前記データ入力画面の画面仕様データは、前記データ入力画面の前記各データ入力窓に応じて前記第3の印字サンプル帳票における第3の図表にこれを第3の図表データとして印字することを特徴とする請求項3記載のプリンターにおける印字サンプル帳票作成方法。
【請求項7】
前記第3の印字サンプル帳票上に印字した前記データ入力画面における前記各データ入力窓には、前記画面仕様データにおける前記各データ入力窓に対応する符号をそれぞれ付してあることを特徴とする請求項3記載のプリンターにおける印字サンプル帳票作成方法。
【請求項8】
前記フォーマット仕様データ、前記フォーマット位置データおよび前記画面仕様データは、これを単一の値札作成ファイルに集約して保存可能としてあることを特徴とする請求項3記載のプリンターにおける印字サンプル帳票作成方法。
【請求項9】
前記値札作成ファイルは、前記値札の少なくともそのサイズに関するデータを含む用紙データを保存可能であることを特徴とする請求項8記載のプリンターにおける印字サンプル帳票作成方法。
【請求項10】
前記値札作成ファイルは、これをコピー可能とするとともに、
前記値札に前記印字データを印字可能な値札プリンターにこれを保存可能とすることを特徴とする請求項8記載のプリンターにおける印字サンプル帳票作成方法。
【請求項11】
前記フォーマット仕様データにもとづき、前記第1の図表における前記各印字項目に関する前記第1の図表データをデータ編集することを特徴とする請求項1記載のプリンターにおける印字サンプル帳票作成方法。
【請求項12】
前記フォーマット位置データにもとづき、前記第2の図表における前記各印字項目に関する前記第2の図表データをデータ編集することを特徴とする請求項2記載のプリンターにおける印字サンプル帳票作成方法。
【請求項13】
前記画面仕様データにもとづき、前記第3の図表における前記各データ入力窓に関する前記第3の図表データをデータ編集することを特徴とする請求項3記載のプリンターにおける印字サンプル帳票作成方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【公開番号】特開2008−290431(P2008−290431A)
【公開日】平成20年12月4日(2008.12.4)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−141000(P2007−141000)
【出願日】平成19年5月28日(2007.5.28)
【出願人】(307010993)株式会社サトー知識財産研究所 (588)
【Fターム(参考)】