説明

プリンタ

【課題】画像を加工・編集操作する場合、簡便で自由度の高いユーザインタフェースを安価に、かつ容易に拡張することができるプリンタを提供することを目的とする。
【解決手段】MFPなどでは、スキャナなどを使用して、手書き文書などをスキャンしてコピーし、写真などの画像とで合成して手書き入力を可能としている。しかし、スキャナを有しないPDプリンタなどでは、マウスなどの手軽に使用できる手書き入力のポインティングデバイスが使用できない。そこで、マウスなどのポインティングデバイスのドライバを予め内蔵し、ポインティングデバイスが接続されると、ドライバを起動し、かつLCD表示器に手書き入力用のGUIを表示させて、手書き入力と表示画像とを合成させることを可能とする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、デジタルカメラ等で撮影された写真画像が格納されているメモリカード等、外部記憶装置内の画像データを読み込み、表示、加工するための手段を有し、上記画像データを直接印刷するプリンタである。
【0002】
また、本発明は、ヒューマンインタフェースデバイス(以下、「HID」という)を接続することによって、画像データを印刷するときに、直接画像にHIDを使用して手書き入力情報を合成するプリンタに関する。
【背景技術】
【0003】
従来のプリンタは、デジタルカメラ等で撮影された写真画像が格納されているメモリカードから画像を読み込むための外部メモリカードインタフェースと、その画像データを表示、加工するためのユーザインタフェースとを備えている。また、従来のプリンタでは、プリンタの表面に操作キーとLED表示部とを複数配備している。そして、メモリカードに格納されている画像を印刷する場合、そのキー操作によって、上記プリンタの制御や表示装置に表示されているメニュー項目の選択、画像の加工操作等を実行する。
【0004】
具体的には、メニュー画面や選択画面等の項目を選択する場合、キー操作を行う毎に、選択項目を1項目ずつ移動させながら、選択したい項目の位置に進め、決定キーを押すことによって、項目を決定する。一般的には、項目の選択を、上下左右に移動させるために、十字に配列された十字キーが用いられている。
【0005】
また、代表的な画像加工は、フレーム合成(画像と固定パターンとの合成)であり、画像データに合成することができるパターンを、内部記憶装置に固定パターンとして予め格納し、画像と合成する方法が考案されている。また、近年では、スキャナ機能を有するマルチファンクションプリンタ(以下、「MFP」という)において、ユーザの手書きドキュメントを一度スキャンし、プリンタに読み込み、上記画像データと合成する方法も考案されている。
【0006】
また、ヒューマンインタフェースデバイスを接続できるプリンタの技術が公開されている(たとえば、特許文献1参照)。
【特許文献1】特開2006−27008号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
上記従来例では、プリンタ表面に設けられている操作キーによって内部記憶装置に予め格納された合成用の固定パターンを選択して合成する場合、キー操作を順次繰り返し、所望のパターンを選択する必要がある。
【0008】
したがって、上記従来例では、操作が煩雑であり、また、予め格納されているフレームパターンについて、ユーザによる編集ができないという問題がある。
【0009】
さらに、上記従来例では、合成対象であるパターンが固定パターンであるので、限られた編集・加工しかでできず、ユーザが所望する編集・加工ができないという問題がある。
【0010】
しかも、上記プリンタのインタフェースにスキャナを接続し、ユーザが作成したパターンを読み込み、編集・加工する方法もあるが、高価なスキャナを別途用意する必要があり、不便であるという問題がある。
【0011】
MFPのスキャン機能を利用し、ユーザが作成したパターンをスキャナでプリンタ内に予め読み込み、所望の画像と合成する方法が考えられる。しかし、この方法では、読み込んだパターンと画像のサイズとを合わせることが難しく、また、画像とパターンとの位置合わせも難しく、何度もやり直す必要があるという問題がある。
【0012】
本発明は、画像を加工・編集操作する場合、簡便で自由度の高いユーザインタフェースを安価に、かつ容易に拡張することができるプリンタを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0013】
本発明は、ユーザが任意に編集・加工情報を入力するために、外部記憶装置と接続可能なインタフェースにおいて、ヒューマンインタフェースデバイスを接続可能とする手段と、HIDが検知されると、HIDの制御手段及びHIDからの入力が可能となる専用の表示手段であるグラフィックユーザインタフェースを起動し、HIDより入力された位置情報を外部記憶装置からの画像データと合成するプリンタである。
【発明の効果】
【0014】
本発明によれば、装置外部に拡張したポインティングデバイス操作に連動するポインティングカーソルをGUI内に表示し、そのカーソルの指定によって選択項目を決定することができるという効果奏する。
【0015】
また、本発明によれば、手書き情報入力として機能することによって、表示画像のどの位置にも、一度の選択操作で自由に移動、入力することができるという効果を奏する。
【発明を実施するための最良の形態】
【0016】
発明を実施するための最良の形態は、次の実施例である。
【実施例1】
【0017】
図1は、本発明の実施例1であるプリンタ100を示す図である。
【0018】
図2は、プリンタ100を示すブロック図である。
【0019】
プリンタ100は、第1のインタフェースとしてのUSBコネクタ16と、第1のインタフェースとは独立した第2のインタフェースとしてのUSBコネクタ15とを有する。上記第1のインタフェースには、たとえばUSB(Universal Serial Bus)を介して、パーソナルコンピュータ等、ホスト装置70が接続される。ホスト装置70は、第1の外部記憶装置の例である。
【0020】
上記第2のインタフェースには、たとえばUSBを介して、デジタルカメラや無線通信装置が接続される。
【0021】
さらに、プリンタ100は、上記第2のインタフェースに、ヒューマンインタフェースデバイス(以下、「HID」という)60を接続できるようにすることによって、画像データを印刷するときに、直接画像に手書き入力情報を合成できるプリンタである。HIDとして、たとえば、容易に入手可能な、また安価なマウスを使用している。
【0022】
プリンタ100に、ヒューマンインタフェースデバイス(以下、「HID」という)としてのマウス50が接続されている。マウス50は、ポインティングデバイスである。
【0023】
プリンタ100は、操作部13と、表示部14と、USBコネクタ15と、給紙トレイ19と、排紙トレイ20とを有する。
【0024】
操作部13は、プリンタ100で画像データ等を編集、印刷するときに操作し、ポインタアイコン22と、線径選択アイコン23と、線色選択アイコン24とを有する。また、操作部13は、左スクロールアイコン25と、右スクロールアイコン26と、スクロールキー28と、選択決定キー29と、印刷キー30とを有する。
【0025】
表示部14は、メニュー画面を表示する表示部の例であり、液晶表示器(以下、「LCD」という)等が使用され、操作メニューや、画像データ等を表示する。
【0026】
USBコネクタ15は、第2のインタフェースの例であり、HIDデバイス60としてマウス50が接続されている。インタフェースとしてUSB接続方式を採用しているが、他の接続方式でもよい。HIDデバイス60は、第2の外部記憶装置の例である。
【0027】
記録媒体P1は、デジタルカメラ等に着脱可能な記録媒体である。また、メモリカードコネクタ17は、メモリカードをプリンタ100に装着するためのメモリカードコネクタである。
【0028】
給紙トレイ19は、印刷用紙を給紙するための給紙トレイである。排紙トレイ20は、印刷後の用紙を受けるための排紙トレイである。
【0029】
メニューアイコン21は、USBコネクタ15に、HIDが接続されたときに、表示部14のLCDに表示される専用のメニューアイコンである。ポインタアイコン22は、実施例1の特徴である接続されたHIDの表示器内での位置を示すアイコンである。
【0030】
線径選択アイコン23は、HIDが検出されたときに、表示されるアイコンであり、マウスを用いて、手書き入力するときの線径を選択するアイコンである。線色選択アイコン24は、線色を選択するためのアイコンである。
【0031】
左スクロールアイコン25、右スクロールアイコン26は、メモリカード80に格納されている画像を順次移動表示するために、左、右にスクロールするアイコンである。メモリカード80は、第3の外部記憶装置の例である。
【0032】
また、スクロールキー28、選択決定キー29、印刷キー30は、それぞれ操作部13に設けられている移動キーであり、表示部14に表示されるメニュー画面を操作し、画像データを読み取り、表示、印刷をする場合に使用する。
【0033】
次に、図2に示すプリンタ100について説明する。
【0034】
プリンタ100は、プリンタエンジン1と、ASIC2と、メモリカード制御部8と、操作部13と、表示部14と、USBコネクタ15、16と、メモリカードコネクタ17と、電源部18とを有する。プリンタ100は、マウス50と、HIDデバイス60と、ホスト装置70と、メモリカード80とに接続される。メモリカードコネクタ17は、第3のインタフェースの例である。
【0035】
プリンタエンジン1は、プリントヘッド、プリントヘッド搬送機構、印刷用紙の搬送機構及びその駆動モータ等を装備している。
【0036】
ASIC2は、マイクロコントローラを内蔵した専用回路等で構成され、プリンタ100の全体を制御し、プリンタエンジン1を駆動制御する。
【0037】
ASIC2は、プリンタ制御部/印刷処理部3と、HUB4と、プリンタクラスUSBデバイスコントローラ5と、ストレージクラスUSBデバイスコントローラ6と、USBホストコントローラ7とを有する。また、ASIC2は、メモリカード制御部8と、ROM9と、RAM10と、画像処理部11と、JPEG画像解凍部12とを有する。
【0038】
プリンタ制御部/印刷処理部3は、プリンタエンジン1のモータ制御回路や、プリンタエンジン1に搭載されている不図示のプリントヘッドに適した画像データを生成する回路である。また、プリンタ制御部/印刷処理部3は、インタフェース等を介して、操作部13と表示部14とに接続されている。
【0039】
HUB4は、プリンタクラスUSBデバイスコントローラ5とストレージクラスUSBデバイスコントローラ6との制御を司るHUBである。プリンタクラスのデバイスコントローラ5は、USBデバイスコントローラである。
【0040】
USBホストコントローラ7は、メモリカード制御部8をストレージクラスとしてプリンタ制御部/印刷処理部3に接続する。また、USBコネクタ15を介して、HIDであるマウス50をHIDクラスとして、プリンタ制御部/印刷処理部3に接続する。
【0041】
メモリカード制御部8は、メモリカード80の画像データ等の記憶情報を読み書きする制御部であり、PCMCIAメモリカードやコネクタの形状変更アダプタ等を用いることによってコンパクトメモリカード等の種々のメモリカードに対応できる。また、種々のメモリカードに対応するメモリカード制御部を搭載することによって、コネクタの形状変更アダプタを用いる必要がない。
【0042】
ROM9は、プリンタ制御部/印刷処理部3の動作用の定数、変数、プログラムが格納されているプログラムメモリである。プリンタ制御部/印刷処理部3、画像処理部11、JPEG画像解凍部12等の制御プログラムが、ROM9に格納されている。また、BluetoothやIrDA等の通信規約(以下、プロファイルという)、メモリカード制御部8をストレージクラスとして、プリンタ制御部/印刷処理部3に、USBホストコントローラ7を接続するためのプログラムが、ROM9に格納されている。
【0043】
なお、USBストレージクラスは、正しくは、USBマスストレージクラス(USB Mass Storage Class)であり、USB機器を接続した場合、外部機器がPC側からFDDやHDDと同様にドライブとして認識されることである。この例では、PCのUSBホストコントローラがメモリカード制御部8をストレージクラスとして認識する。
【0044】
また、ROM9には、USBコネクタ15を介して、HIDであるマウス50を、HIDクラスとして、プリンタ制御部/印刷処理部3に接続するためのソフトウエア(以下、「デバイスドライバ」という)等が格納されている。
【0045】
RAM10は、ASIC2のCPUが動作するときの作業用メモリや一時記憶部として使用する記憶部であるランダムアクセスメモリである。
【0046】
不図示のデジタルスチルカメラ等で撮像されたメモリカード80の画像データは、光学系の3原色である赤、緑、青のいわゆるRGBの色空間データで表現されている。また、画像サイズを少なくするために、所定のフォーマットで圧縮されているのが一般的である。インクジェットプリンタ等のプリンタでは、光学系の3原色とは異なり、黄、マジェンダ、シアンのいわゆるY、M、Cの色空間データで表現される。したがって、画像処理部11は、プリンタにおいて印刷できるように、画像処理部11において、RGBの色空間データをYMC色空間データに変換する。
【0047】
JPEG画像解凍部12は、たとえば、Joint Photographic Experts Group画像(以下、「JPG」という)の解凍処理部である。また、JPEG画像解凍部12は、デジタルスチルカメラ等で一般的に使用されている画像圧縮のファイルフォーマットであるJPGファイルをビットイメージに戻し、プリンタ100にて印刷可能なデータ形式に変換する。実施例1では、JPG画像で説明するが、JPG形式だけではない。
【0048】
プリンタ100の操作部13は、プリンタ100の電源スイッチや表示部14に表示される操作メニューを操作する操作キーと、状態表示用のLED等で構成されている。
【0049】
表示部14は、プリンタ制御部/印刷処理部3の制御の他に、ユーザの指示に従い操作メニューやメモリカード内の画像を表示する。USBコネクタ15、16は、それぞれUSBコネクタAタイプ、USBコネクタBタイプである。メモリカードコネクタ17は、一般的には、業界団体で統一規格化されたPCMCIAカードコネクタ等が使用される。電源部18は、不図示の交流電源、または、バッテリ等の直流電源からシステム電源を生成する電源部である。
【0050】
プリンタ100は、ユーザがキー操作によってプリンタ100に種々の命令をするための操作部13と、メモリカード80内の画像データ及び操作メニューを表示する表示部14と、メモリカード80を差し込むためのメモリカードコネクタ17とを有する。メモリカード80は、上記したように、記録媒体そのもの、または記録媒体をプリンタ100のインタフェースに合うようなカードホルダにセットしたもの(たとえばPCMCIAの規格に準拠したメモリカード)であり、着脱可能である。
【0051】
プリンタ100は、ダイレクトプリンタとしても、ホスト装置70の周辺機器としても機能することができる。ダイレクトプリンタとして機能する場合、プリンタ100は、操作部13を介したユーザからの命令に応じて、メモリカードコネクタ17に差込まれたメモリカード80から画像ファイルを直接(つまりホスト装置70を介さずに)読み込む。上記画像は、たとえば、JPEG形式で圧縮された画像ファイル(以下、「JPEG画像ファイル」という)である。そして、上記読み込んだJPEG画像ファイルを、JPEG画像解凍部12で開き、JPEG画像ファイル内の画像を、表示部14に表示し、または、印刷する(以下、この印刷を「ダイレクトプリント」という)。
【0052】
ダイレクトプリントには、一般的にインデックスプリントと通常印刷との2種類の印刷形態がある。「インデックスプリント」は、ユーザから操作部13を介して、インデックスプリント実行の命令を受けたときに、メモリカード80に記録されている全てのJPEG画像ファイルを順に読み込み、開く。この開いたJPEG画像ファイルに、画像番号(画像を識別するための番号)を割当て、一覧形式で、全てのJPEG画像ファイル内の画像を、表示部14に表示し、また、画像番号と画像データとを印刷する。
【0053】
また、上記「通常印刷」は、メモリカード80内の全画像を、1画像ずつ表示部14に表示し、ユーザ所望の画像の画像番号と、その画像の印刷枚数との入力と、通常印刷実行の命令とをユーザから受ける。そして、ユーザが選択した所望画像のJPEG画像ファイルを読込み、開き、そのJPEG画像ファイル内の画像をユーザに入力された印刷枚数だけ印刷する。
【0054】
一方、プリンタ100は、ホスト装置70の周辺機器として機能する場合、ホスト装置70から印刷イメージを受信し、それを印刷し、ホスト装置70からの要求に応じてホスト装置70がメモリカード80にアクセスすることを許可する。つまり、ホスト装置70からの要求に応じて、メモリカード80からJPEG画像ファイルを読み込んでホスト装置70に送り、ホスト装置70から受信したJPEG画像ファイルを、メモリカード80に書き込む。また、メモリカード80内のJPEG画像ファイルを、ホスト装置70から受信したJPEG画像ファイルに書き換える。
【0055】
上記のように、プリンタ100は、ホスト装置70とのインタフェースであるHUB4と、上記ダイレクトプリントを実行することができるCPUと、専用回路を集積したASIC2とを備える。
【0056】
ストレージクラスUSBデバイスコントローラ6は、HUB4を介してホスト装置70とメモリカード制御部8との間で通信する場合、プリンタ100をストレージクラスとしてホスト装置70に接続する。すなわち、プリンタ制御部/印刷処理部3は、USBホストコントローラ7を介して接続されているメモリカード制御部8を、ストレージクラスデバイスとして接続し、プリンタ制御部/印刷処理部3は、ストレージクラスとしてホスト装置70に接続する。これによって、ホスト装置70が、プリンタ制御部/印刷処理部3の制御の下で、メモリカード制御部8に装着されているメモリカード80の中身を知ることができ、かつ、メモリカード80にJPEG画像ファイルを読み書むことができる。
【0057】
プリンタクラスUSBデバイスコントローラ5は、HUB4を介して、ホスト装置70とプリンタ制御部/印刷処理部3との間で通信する場合、プリンタ制御部/印刷処理部3をPrinter Class Deviceとしてホスト装置70に接続する。これによって、ホスト装置70が、メモリカード制御部8の制御の下で、印刷イメージを含んだコマンドデータを、プリンタ制御部/印刷処理部3に送信する。プリンタ制御部/印刷処理部3は、JPEG画像解凍部12と画像処理部11とが画像展開処理することによって、その印刷イメージを印刷する。
【0058】
USBホストコントローラ7は、たとえば、ユーザがデジタルカメラをUSBコネクタ15に接続し、ダイレクトにデジタルカメラから印刷する場合、デジタルカメラをStorage Class Deviceとしてプリンタ制御部/印刷処理部3に接続する。なお、ユーザがデジタルカメラをUSBコネクタ15に接続し、ダイレクトにデジタルカメラから印刷する場合を、「カメラダイレクト」といい、最近では、「PictBridge」として業界規格化されている。
【0059】
これによって、プリンタ100が、USBホストして不図示のデジタルカメラに接続し、プリンタ制御部/印刷処理部3は、JPEG画像解凍部12と画像処理部11とが画像展開処理をする。つまり、カメラダイレクト(以下、「PictBridge」という)の制御手順に従い、デジタルカメラからの印刷指示に基づいて、デジタルカメラ内のJPEG画像を受信し、JPEG画像解凍部12及び画像処理部11で画像展開処理する。これによって、その印刷イメージを印刷させることができる。同様に、メモリカードコネクタ17にメモリカードを装着して印刷する場合(以下、カードダイレクト)も、メモリカード制御部8がStorage Class Deviceとして接続され、メモリカード80の画像を印刷する。
【0060】
一方、たとえば、USBインタフェースを有するマウス等のポインティングデバイスを、ユーザがUSBコネクタ15に接続する。マウス等のポインティングデバイスからのデバイス情報に基づいて、ROM9のソフトウエア(デバイスドライバ)が、USBホストコントローラ7を介して、マウス50をHID Class Deviceとしてプリンタ制御部/印刷処理部3に接続する。
【0061】
これによって、プリンタ100は、USBコネクタ15に接続されているマウス50からの位置情報を受信することができ、マウス50の移動情報に基づいて、手書き入力情報として、表示部14に表示されている画像データと合成することができる。よって、合成画像を印刷させることができる。
【0062】
なお、USBコネクタ16、15、メモリカードコネクタ17、つまり、第1、第2、第3のインタフェースは、その仕様がUSBである。
【0063】
次に、実施例1の動作について説明する。
【0064】
図3は、実施例1の動作を示すフローチャートである。
【0065】
ユーザが、USBインタフェースを有するマウス50等のHIDをUSBコネクタ15に接続すると、プリンタ制御部/印刷処理部3は、USBの通信手順(以下、「プロトコル」という)に従い、ROM9に格納されているHIDのデバイスドライバを起動する。そして、マウス50をHIDとして、USBコネクタ15を介して、USBホストコントローラ7に接続する。これによって、マウスからの入力が可能になり、マウス50が装着され、手書き入力が可能である旨の表示をするために、メニュー画面に、手書き専用のアイコンを追加表示する。
【0066】
通常は、カードダイレクトまたはPC等のホストから、印刷するための初期操作メニューを、表示部14のLCDに表示している。したがって、表示部14に表示されている操作メニューに従い、ユーザが操作部13を操作し、メモリカード80内のJPEG画像ファイルを読み取り、印刷が可能になる。
【0067】
しかし、USBコネクタ15にマウスが接続され、プリンタ制御部/印刷処理部3が、マウス等のHIDを検知すると、表示部14に表示されている初期操作メニューの画面を切り替える。そして、マウス50からの手書き情報入力が可能である表示部14に自動的に切り替える。
【0068】
まず、操作部13に設けられている不図示の電源キーを押下すると、電源部18の電源スイッチが投入され、プリンタ制御部/印刷処理部3を含め、ASIC2が動作を開始する。
【0069】
プリンタ制御部/印刷処理部3内のCPUは、プリンタ100を初期化した後に、表示部14のLCD画面に、初期メニュー画面を表示する(S1)。
【0070】
次に、USBコネクタ15を経由して、接続デバイスの情報が何もない場合、プリンタ制御部/印刷処理部3は、USBコネクタ15に何も接続されていないと判断し、表示部14の表示メニュー画面を変更せずに、ユーザからの指示を待つ。さらに、画像データが格納されているメモリカード80を、ユーザがメモリカードコネクタ17に挿入すると、メモリカード制御部8は、メモリカード80の挿入を検出し、USBホストコントローラ7に通知する。これによって、プリンタ制御部/印刷処理部3は、メモリカード80内の画像データを読み込み、RAM10に一時的に格納する(S2)。
【0071】
ここで、メニュー画面での選択キーである操作部13のスクロールキー28や選択決定キー29を使用し、S3で示す初期メニューの一番左側のアイコン「1画像ずつ印刷」を選択する。その他、初期メニューには、順に「まとめて印刷」のアイコン、「いろいろな印刷」のアイコン、「設定」のアイコンが用意されているが、これらの詳細な説明を省略する(S3)。
【0072】
S3で示す初期メニューの「1画像ずつ印刷」のアイコンを選択すると、S2で予め読み込んだ画像データをJPEG画像解凍部12が解凍し、LCDに表示可能なデータ形式、たとえば、RGBのビットマップデータ等に変換し、表示部14のLCDに表示する。そして、画像選択画面に切り替える。ここで、ユーザは、操作部13に設けられているスクロールキー28である矢印キーを、左右に押下することによって、メモリカード80に格納されている画像データを順次読み取り、JPEG画像解凍部12が解凍する。その後に、表示部14に表示切り替えを順次、実行し、S4で、最終選択された画像を、表示部14のLCDに表示する。この表示切り替え手段は、グラフィックユーザインタフェースである。
【0073】
また、ヒューマンインタフェースデバイスのデータを、印刷処理部に転送する制御手段が設けられている。
【0074】
順次表示画像を切り替え、所望の画像が表示されると、操作部13の選択決定キー29または、印刷キー30を押下すると、プリンタ制御部/印刷処理部3は、画像データをJPEG画像解凍部12で解凍する。そして、画像処理部11において、プリンタ100が印刷できるように、RGBの色空間データをYMC色空間データに変換し、印刷を開始する。このときに、表示部14には、印刷中であることを示すメニュー画面が表示される。印刷が終了すれば、初期メニューへ戻り、ユーザの操作指示待ちになる(S5)。
【0075】
次に、USBコネクタ15を経由し、マウスデバイスの接続が検知されると、プリンタ制御部/印刷処理部3は、HIDであるマウス50がUSBコネクタ15に接続されていると判断し、表示部14の表示メニュー画面を切り替える。そして、マウス50の情報に基づいて、手書き入力を可能とする専用のアプリケーションを起動する。すなわち、メニュー画面に、通常では、表示されていないメニューアイコン21(操作ボタン)を表示する。マウス50が接続されている間は、メニューアイコン21を表示したメニュー画面が初期画面になる(S6)。
【0076】
ここで、ユーザが、操作部のスクロールキー28を操作し、メニューアイコン21を選択し、選択決定キー(OKキー)29を押下すると、メモリカード80から読み込んだ画像データを、表示部14に表示する。また、マウス50による画面上での位置を示すポインタアイコン22と、マウス50からの手書き入力の線径選択アイコン23と、線色選択アイコン24とを、同一画面上に表示する。その他にも、不図示であるが、手書き入力を容易にするための拡大・縮小アイコン等、補助アイコンも必要に応じて表示するようにしてもよい(S7)。
【0077】
次に、ユーザは、マウス50のポインタアイコン22を見ながら、USBコネクタ15に接続されているマウス50を移動させ、ポインタアイコン22が線径選択アイコン23の▼マークに合わせる。これによって、プルダウンメニューによって表示される不図示の線径メニューから選択し、マウス50の選択決定キー51を押下し、線の太さを決定する。これと同様に、ポインタアイコン22を、線色選択アイコンの中の好みの色に合わせ、選択決定キー51を押下することによって、線の色を決定する(S8)。
【0078】
次に、マウス50を移動させ、ポインタアイコン22を、表示画像データの任意の場所に合わせ、マウス50の選択決定キー51を押下した状態で、移動させる。このときのマウス50の移動情報を、プリンタ制御部/印刷処理部3は、USBホストコントローラ7経由で受信し、手書き入力情報として、RAM10に一時格納し、表示部14に表示されている画像データと合成する。これによって、ユーザの画像データに、手書き文字、イラスト等を表示する。表示用の画像メモリ(不図示)に直接書き込み合成することも可能であり、修正可能であることを考慮すれば、表示画像メモリと、マウス50からの手書き入力データのメモリとを別に管理し、表示するときに合成し、表示するようにしてもよい(S8)。
【0079】
このようにして、マウス50からの手書き入力情報と、画像データとの合成が完了したら、操作部13の選択決定キー(OKキー)29または、印刷キー30を押下すると、プリンタ制御部/印刷処理部3は、画像データをJPEG画像解凍部12が解凍する。そして、RAM10に一時格納されている手書き入力情報と合成し、画像処理部11において、プリンタが印刷できるように、RGBの色空間データを、YMC色空間データに変換し、印刷を開始する。このときに、表示部14には、手書き合成画像の印刷中であることを示すメニュー画面が表示される。印刷が終了すれば、初期メニューへ戻り、ユーザの操作指示待ちになる(S9)。
【0080】
次に、実施例1におけるメニュー画面表示を詳細に説明する。
【0081】
図4は、実施例1において、メニュー画面の表示を説明する図である。
【0082】
図4の図a、a’、b、cのそれぞれのコーナーA、B、C、Dは、表示部14であるLCD表示器の画像表示エリアの最大エリアを示す。
【0083】
電源投入し、プリンタ100の内部初期化を終了した後に、HIDインタフェース部であるUSB A Typeコネクタに、マウス50等のHID Deviceが未接続であれば、プリンタ100の初期画面(スタートメニュー画面)を表示する。この状態を、図4の図a’に示す。ユーザは、このメニュー画面を見ながら、図4の図dに示す操作部13のスクロールキー28を操作し、所望の動作を選択する。ここでの詳細は、省くが、本メニューでは、図4の図a’に示す左から順に、それぞれ「1画像ずつの印刷」、「DPEショップ」、「フォトアトリエ」の機能動作(以下、「アプリケーション」という)が、アイコンとして表示される。
【0084】
ここで、ユーザが、メモリカードコネクタ17に、メモリカード80を装着し、操作部13の選択決定キー29を押下すると、図4の図a’の「1画像ずつ印刷」を選択したことになる。そして、プリンタ制御部/印刷処理部3は、メモリカードコネクタ17に装着されているメモリカードを検索し、最初の画像ファイルをRAM10に読み込む。Jpeg画像であれば、JPEG画像解凍部12等を利用し、画像データを変換し、表示部14のLCDに表示する(不図示)。
【0085】
次に、HID DeviceがUSBコネクタ15に接続されていないと、マウス50をUSBコネクタ15に接続する。そして、USBホストコントローラは、USB接続規約に則り、接続デバイスの接続を検出し、接続デバイスの種別情報をプリンタ制御部/印刷処理部3に送信する。プリンタ制御部/印刷処理部3は、受信した情報に基づいて、接続デバイスがマウス50であると判断し、ROM9に予め格納されているアプリケーションソフトウエア(いわゆるマウス50デバイスドライバ)を起動する。また、図4の図aに示すように、プリンタ100の初期画面であるスタートメニュー画面に、マウス50の操作による手書き入力用のメニューアイコン21が追加表示される。これによって、マウス50が接続されていないときに比べて、機能が自動的に追加されたことになる。
【0086】
この状態で、ユーザが、メモリカードコネクタ17に、メモリカード80を装着し、図4の図dに示す操作部13のスクロールキー28を操作する。そして、メニューアイコン21を選択し、選択決定キー29を押下すると、プリンタ制御部/印刷処理部3は、手書き入力機能が選択されたと判断し、メモリカード80の画像ファイルを検索し、最初の画像ファイルをRAM10に読み込む。Jpeg画像であれば、JPEG画像解凍部12等を利用し、画像データを変換し、図4の図bに示すように、たとえば、「手書き文字を入力する」ための手書き入力操作画面を、表示部14に表示する。
【0087】
ここで、選択画像を切り替える場合、操作部13のスクロールキー28を左右に押下し、または、同時表示されている手書き入力のマウス位置を示すポインタアイコン22を操作する。そして、左スクロールアイコン25または右スクロールアイコン26を表示した状態で、マウス50の選択決定キー51を押下する。これによって、順次メモリカード80内の画像ファイルを、順次、選択し、切り替え表示可能である。
【0088】
また、表示画像の他に、手書き入力するために必要なツールとしての手書きの太さを示す線径選択アイコン23と、手書き入力情報の色を選択する線色選択アイコン24とを同時に表示する。この他にも、手書き入力を容易にする機能として、画像の拡大/縮小等も考えられるが、ここでは説明を省略する。また、実施例1では、線径選択アイコン23や線色選択アイコン24と、画像データとを同一画面で表示しているが、これらを同一画面に表示する必要はなく、別の選択画面(不図示)を用意し、選択するようにしてもよい。キー操作によって選択するようにしてもよい。
【0089】
また、プリンタ制御部/印刷処理部3は、マウス50が接続された時点におけるマウス50の位置を初期位置として記憶し、この位置を、たとえば、図4の図bに示すLCDの有効表示エリアの左下(コーナーA)であると決定する。これ以降は、コーナーA、D方向をX軸、コーナーA、B方向をY軸として、マウス50からの位置情報に基づいて、相対的にポインタアイコン22を、画面上で移動、表示する。
【0090】
次に、実施例1において、表示している画像ファイルに、手書き文書やイラスト等を合成する手順について説明する。
【0091】
まず、図4の図bに示す状態で、マウス50を操作することによって、ポインタアイコン22を、線径選択アイコン23の上に移動させ、マウス50の選択決定キー51を押下すると、不図示のプルダウンメニューが表示され、線の太さを選択できる。これと同様に、マウス50を操作することによって、線色選択アイコン24上の所望の色の上に、移動し、マウス50の選択決定キー51を押下し、線の色を決定する。
【0092】
次に、マウス50を同様に操作し、ポインタアイコン22を、画像表示エリアの所望の位置に移動する。実施例1は、画像表示画面の上部に、手書き文字を入力する実施例である。表示画面の左上部に、ポインタアイコン22を移動し、マウス50の選択決定キー51を押下したままの状態で、表示画面を見ながら、マウス50を用いて文字を書くように移動させる。このときに、RAM10に予め用意されている画像表示用の画像領域に、マウス50によるX、Y座標情報に基づいた画像領域の位置に、指定の線色、線径で合成し、表示するようにしてもよい。しかし、基画像に直接合成することになり、修正できなくなる。したがって、画像表示用の領域と同じサイズの専用領域を別に用意することによって、マウス50からの手書き入力情報を、専用領域に記憶した後に、画像と合成して表示すればよく、これによって、いつでも修正が可能になる。
【0093】
図4の図cに示す画面は、「海っーーーだよ!!」を書き込んだ例である。書き込み終了時に、マウス50の選択決定キー51を離せば、それ以降のマウス50を使用した入力情報は、合成されない。
【0094】
ここまでの説明では、HIDとしてマウス50を使用しているが、マウス50の代わりに、トラックボール、キーボード等のHIDを使用するようにしてもよく、この場合でも、上記と同様の効果を奏する。
【0095】
また、たとえば、キーボードを接続した場合に、文字コード情報(いわゆるフォント情報)をプリンタに具備することによって、手書き入力のみの合成ではなく、キーボード入力に従った文字情報を合成することもできる。
【0096】
外部記憶装置の画像データを編集・加工する場合、装置に装備されている表示装置に表示されているメニュー画面や選択画面等の項目の選択を、キー操作を1回行うことに応じて、1項目ずつ移動させ、選択したい項目の位置まで進め、決定キーを押す。これによって、項目を決定し、プリンタに内蔵されている編集・加工用の固定フレームパターンと合成する。また、HIDを接続可能とし、専用のGUIを用意することによって、装置外部に拡張したポインティングデバイス操作に連動するポインティングカーソルを、GUI内に表示し、そのカーソルの指定によって、選択項目を決定するようにしてもよい。
【0097】
また、手書き情報入力として機能することによって、表示画像のどの位置にも、一度の選択操作で、自由に移動、入力することができる。
【0098】
ポインティングデバイスとしてのタッチパッド入力デバイス、Wirelessマウス、キーボード、トラックボール、Pen入力デバイス等、どのような座標情報入力装置についても、上記実施例を適用することができる。
【0099】
上記実施例は、印刷する画像データを表示する表示部(GUIなど)と、メモリカードを装着可能なインタフェース(第1のインタフェースに相当)と、デジタルカメラなどを接続可能なインタフェースとを有するプリンタに関する。なお、上記デジタルカメラなどを接続可能なインタフェースは、第2のインタフェースに相当する。ここで、ヒューマンインタフェースデバイスは、マウスなどのポインティングデバイスを接続する。
【0100】
本来、第2のインタフェースは、デジタルカメラからの画像転送を受け付けるUSBインタフェースであり、USB規格に即したコネクタを有するデバイスを形式上接続することが可能である。しかし、プリンタ側にデバイスを認識するドライバが存在しないので、接続してもデバイスとしては動作しない。
【0101】
上記実施例は、プリンタ側にデバイス認識のためのドライバを用意し、デバイスを認識できるようにし、また、このデバイスによって、第1または第2のインタフェースを介して既に読み込んだ画像データに対し、任意のデータを合成することが特徴である。
【図面の簡単な説明】
【0102】
【図1】本発明の実施例1であるプリンタ100を示す図である。
【図2】プリンタ100を示すブロック図である。
【図3】実施例1の動作を示すフローチャートである。
【図4】実施例1において、メニュー画面の表示を説明する図である。
【符号の説明】
【0103】
100…プリンタ、
1…プリンタエンジン、
2…ASIC、
3…プリンタ制御部/印刷処理部、
4…HUB、
5…プリンタクラスUSBデバイスコントローラ、
6…ストレージクラスUSBデバイスコントローラ、
7…USBホストコントローラ、
8…メモリカード制御部、
9…ROM、
10…RAM、
11…画像処理部、
12…JPEG画像解凍部、
13…操作部、
14…表示部、
15…USBコネクタ、
16…USBコネクタ、
17…メモリカードコネクタ、
18…電源部、
19…給紙トレイ、
20…排紙トレイ、
21…メニューアイコン、
22…ポインタアイコン、
23…線径選択アイコン、
24…線色選択アイコン、
25…左スクロールアイコン、
26…右スクロールアイコン、
27…手書き入力文字の一例、
28…スクロールキー、
29…選択決定キー、
30…印刷キー、
50…HIDとしてのマウス、
51…選択決定キー、
60…HIDデバイス、
70…ホスト装置、
80…メモリカード。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
画像データを記憶する外部記憶装置を接続可能な第1のインタフェースと、画像データを入力する入力手段かヒューマンインタフェースデバイスかのいずれかを接続可能であって、上記第1のインタフェースとは異なる第2のインタフェースと、上記第1、第2のインタフェースから画像データを受けて印刷する印刷処理部と、上記第1、第2のインタフェースを介して読み込んだ画像データを表示する表示装置と、上記第1、第2のインタフェースと上記印刷処理部とを制御する制御手段とを具備するプリンタであって、
上記制御手段は、
上記第2のインタフェースにヒューマンインタフェースデバイスが接続されていることを検知する検知手段と;
上記検知手段による検知に基づいて、表示画面を切り替える表示切り替え手段と;
上記ヒューマンインタフェースデバイスから入力されたデータを、上記印刷処理部に転送する制御手段と;
上記ヒューマンインタフェースデバイスからの入力に基づくデータと上記画像データとを合成する手段と;
を有することを特徴とするプリンタ。
【請求項2】
請求項1において、
上記表示切り替え手段は、グラフィックユーザインタフェースであることを特徴とするプリンタ。
【請求項3】
請求項1において、
上記ヒューマンインタフェースデバイスが上記第2のインタフェースに接続されたことを検知すると、上記ヒューマンインタフェースデバイスの制御と、上記ヒューマンインタフェースデバイスからの入力を可能とする新たな表示画面を表示することを特徴とするプリンタ。
【請求項4】
請求項1において、
上記第2のインタフェースに接続されているヒューマンインタフェースデバイスによって上記プリンタに情報を入力することによって、上記プリンタを制御することができることを特徴とするプリンタ。
【請求項5】
請求項1において、
上記第1、第2のインタフェースの仕様は、USBであることを特徴とするプリンタ。
【請求項6】
請求項1において、
上記検知手段は、USBの通信規約に基づいて制御される手段であることを特徴とするプリンタ。
【請求項7】
請求項1において、
上記ヒューマンインタフェースデバイスは、ポインティングデバイスであることを特徴とするプリンタ。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate


【公開番号】特開2009−96003(P2009−96003A)
【公開日】平成21年5月7日(2009.5.7)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−267821(P2007−267821)
【出願日】平成19年10月15日(2007.10.15)
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.Bluetooth
【出願人】(000001007)キヤノン株式会社 (59,756)
【Fターム(参考)】