説明

プリント配線板及び光源モジュール及び照明装置

【課題】光源の位置を変えることなく、1つのプリント配線板に、パッケージ形状が異なる複数種類の光源を選択的に実装する。
【解決手段】プリント配線板110は、光源実装部115a〜115cと、取付穴111a〜111fとを有する。光源実装部115a〜115cは、光源を実装する。取付穴111a〜111fは、固定部品(ネジ)を挿入する。光源実装部115aと取付穴111a,111dとの位置関係と、光源実装部115bと取付穴111b,111eとの位置関係と、光源実装部115cと取付穴111c,111fとの位置関係とは、略同一である。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、光源を実装するプリント配線板に関する。
【背景技術】
【0002】
LEDや有機ELなどの電気的光源は、日進月歩であり、次々と新しいものが開発されている。
チップ抵抗などと異なり、表面実装型の光源のパッケージ形状には、いまのところ統一された規格がなく、メーカーによって、あるいは、同一メーカー内でも定格電力などによって、様々な形状が存在する。
パッケージ形状が異なる複数種類の表面実装部品を1つのプリント配線板に選択的に実装する技術がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開平5−102648号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
1つのプリント配線板に、複数種類のパッケージ形状に対応して複数種類のランドパターンを設け、そのうちのいずれかを選択して表面実装部品を実装すると、部品の実装位置が変わってしまう。光源の実装位置が変わると、照明装置の配光特性などが変化してしまい、好ましくない。
また、ランドパターンの形状を工夫することにより、表面実装部品の実装位置がほぼ同じになるようにする場合、パッケージ形状が大きく異なると対応することができず、対応できたとしても、せいぜい2〜3種類程度のパッケージ形状が類似するものにしか対応できない。
この発明は、例えば上記のような課題を解決するためになされたものであり、光源の位置を変えることなく、1つのプリント配線板に、パッケージ形状が異なる複数種類の光源を選択的に実装することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
この発明にかかるプリント配線板は、光源を実装する光源実装部と、固定部品を挿入する取付穴との組を複数有し、上記光源実装部と上記取付穴との位置関係が、上記複数の組の間で略同一であることを特徴とする。
【発明の効果】
【0006】
この発明にかかるプリント配線板によれば、光源を実装した光源実装部と同じ組に属する取付穴を使うことにより、光源を実装する光源実装部が変わっても、光源の位置が変わらないようにすることができる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
【図1】実施の形態1における照明装置800の外観を示す正視図。
【図2】実施の形態1における照明装置800の内部構造を示す断面図。
【図3】実施の形態1における本体810の構造を示す正視図。
【図4】実施の形態1における光源モジュール100の構造を示す正視図。
【図5】実施の形態1における照明装置800の内部を示す正視図及び断面図。
【図6】実施の形態1におけるプリント配線板110を示す正視図及び一部拡大図。
【図7】実施の形態1における照明装置800の内部を示す正視図及び断面図。
【図8】実施の形態1における照明装置800の内部を示す正視図及び断面図。
【図9】実施の形態2におけるプリント配線板110を示す正視図。
【図10】実施の形態2における光源モジュール100を示す正視図。
【図11】実施の形態3におけるプリント配線板110を示す正視図。
【図12】実施の形態3における光源モジュール100を示す正視図。
【図13】実施の形態4におけるプリント配線板110を示す正視図。
【図14】実施の形態5におけるプリント配線板110を示す正視図。
【図15】実施の形態6におけるプリント配線板110を示す正視図。
【図16】実施の形態6における光源モジュール100を示す正視図。
【図17】実施の形態6における光源モジュール100を示す正視図。
【図18】実施の形態7におけるプリント配線板110を示す正視図。
【図19】実施の形態7における光源モジュール100を示す正視図。
【図20】実施の形態7における光源モジュール100を示す正視図。
【図21】実施の形態7における光源モジュール100を示す正視図。
【図22】実施の形態8におけるプリント配線板110を示す正視図。
【図23】実施の形態8における本体810の構造を示す正視図。
【図24】実施の形態8における照明装置800の内部を示す正視図及び断面図。
【図25】実施の形態8における照明装置800の内部を示す正視図及び断面図。
【図26】実施の形態8における照明装置800の内部を示す正視図及び断面図。
【発明を実施するための形態】
【0008】
実施の形態1.
実施の形態1について、図1〜図8を用いて説明する。
なお、以下の説明において、複数ある部品等を区別するため、符号の後ろにアルファベット小文字を付する場合がある。
【0009】
図1は、この実施の形態における照明装置800の外観を示す正視図である。
照明装置800(照明器具)は、例えば、本体810と、カバー820と、反射部830と、5つの光源120a〜120eとを有する。本体810(照明器具ベース)は、略直方体箱状であり、一方の面が開口している。光源120a〜120eは、例えばLEDパッケージであり、本体810に内蔵されている。なお、光源120の数は一例であり、1つでもよいし、もっと多くてもよい。カバー820は、本体810の開口した面を塞ぐ蓋状であり、中央付近に長方形状の開口部821を有する。反射部830(モジュールカバー)は、カバー820の開口部821に係合する形状であり、光源120が放射した光を反射して、所望の配光を達成する。反射部830は、例えば、光源120a〜120eに対応する5つの開口を有し、開口をそれぞれ囲む5つの漏斗形状を組み合わせた形状である。また、反射部830は、光源モジュール100(図2)を覆い、使用者が光源モジュール100に触れるのを防止する。
【0010】
図2は、この実施の形態における照明装置800の内部構造を示す断面図である。
照明装置800は、更に、例えば、光源モジュール100と、電源装置840と、2つのネジ850a,850b(図5参照)とを有する。上述した光源120a〜120eは、光源モジュール100の一部である。本体810は、内部に2つの支持部811a,811bを有する。ネジ850a,850bは、光源モジュール100及び反射部830を、支持部811a,811bにそれぞれ固定する。電源装置840は、商用電源などの電源から供給される電力を、光源120を点灯する電力に変換し、変換した電力を光源モジュール100に対して供給する。電源装置840は、ハーネス841と、コネクタ842(図3参照)とを有する。ハーネス841は、電源装置840とコネクタ842とを物理的・電気的に接続している。コネクタ842は、光源モジュール100のコネクタ130と係合して、物理的・電気的に接続する。電源装置840が変換した電力は、ハーネス841、コネクタ842、コネクタ130を介して、光源モジュール100に供給される。
【0011】
図3は、この実施の形態における本体810の構造を示す正視図である。
支持部811a,811bは、平面板状であり、本体810の内部、長尺方向の両端付近に設けられている。支持部811は、ネジ穴812(固定穴)を有する。支持部811aのネジ穴812aは、ネジ850aと螺合する。支持部811bのネジ穴812bは、ネジ850bと螺合する。
【0012】
図4は、この実施の形態における光源モジュール100の構造を示す正視図である。
光源モジュール100(LEDモジュール)は、プリント配線板110と、光源120a〜120eと、コネクタ130とを有する。
プリント配線板110(プリント基板)は、略長方形板状であり、6つの取付穴111a〜111fと、切欠き112とを有する。取付穴111a〜111f(基板取付穴)は、ネジ850を通すための貫通穴である。このうち3つの取付穴111a〜111cは、プリント配線板110の一方の端付近に設けられていて、短手方向にほぼ直線状に並んでいる。なお。取付穴111a,111bの間隔と、取付穴111b,111cの間隔とは、同じであってもよいし、異なっていてもよい。残りの3つの取付穴111d〜111fは、プリント配線板110の反対側の端付近に設けられていて、取付穴111a〜111cと同様、短手方向にほぼ直線状に並んでいる。3つの取付穴111a〜111cの位置関係と、3つの取付穴111d〜111fの位置関係とは、ほぼ同じである。例えば、取付穴111a,111b間の距離と、取付穴111d,111e間の距離とは、ほぼ等しい。取付穴111b,111c間の距離と、取付穴111e,111f間の距離とは、ほぼ等しい。切欠き112は、ハーネス841を通すため、プリント配線板110の一辺に設けられている。また、プリント配線板110は、一方の面(実装面)に、プリント配線113a〜113fを有する。プリント配線113は、例えば、実装面を覆う銅箔の一部をエッチングなどによって除去することにより形成される。プリント配線113には、部品を実装するためのランド114(パッド、図6参照)が設けられている。プリント配線113は、ランド114部分を除き、レジストなどにより覆われている。レジストは、意図しない接触による導通や、不要なはんだの付着などを防ぐ。
光源120a〜120eは、表面実装型であり、はんだ付けなどによりプリント配線板110の実装面に固定され、プリント配線113に電気接続している。光源120aは、2つのプリント配線113a,113bに、光源120bは、2つのプリント配線113b,113cに、光源120cは、2つのプリント配線113c,113dに、光源120dは、2つのプリント配線113d,113eに、光源120eは、2つのプリント配線113e,113fに、それぞれ電気接続している。
コネクタ130は、上述したコネクタ842と係合して、物理的・電気的に接続し、電源装置840から光源モジュール100に供給される電力を入力する。コネクタ130は、表面実装型であり、はんだ付けなどによりプリント配線板110の実装面に固定され、2つのプリント配線113a,113fに電気接続している。
【0013】
図5は、この実施の形態における照明装置800の内部を示す正視図及び断面図である。
なお、カバー820及び反射部830は、内部が見えるようにするため、省略している。
ネジ850aは、光源モジュール100の6つの取付穴111a〜111fのうち、例えば、取付穴111bを通って、支持部811aのネジ穴812aに螺合する。ネジ850bは、光源モジュール100の6つの取付穴111a〜111fのうち、例えば、取付穴111eを通って、支持部811bのネジ穴812bに螺合する。これにより、光源モジュール100が固定され、光源120a〜120eは、反射部830の開口に対応する位置に固定される。
【0014】
図6は、この実施の形態におけるプリント配線板110を示す正視図及び一部拡大図である。
プリント配線板110は、端子(電極)の形状や配置が異なる複数種類の光源120を実装できる。例えば、プリント配線113aとプリント配線113bとの間には、3つの光源実装部115a〜115cが並列に設けられている。プリント配線113aには、ランド114a〜114dが設けられている。プリント配線113bには、ランド114e〜114gが設けられている。光源実装部115aは、2つのランド114a,114eによって構成されている。光源実装部115bは、2つのランド114b,114fによって構成されている。光源実装部115cは、3つのランド114c,114d,114gによって構成されている。光源実装部115は、例えば光源120のメーカーが提示している推奨形状など、対応する種類の光源120に適する形状や配置のランド114によって構成されている。例えば、光源実装部115bのランド114b,114fは、光源120a〜120eに適する形状及び配置に形成されている。また、光源実装部115aのランド114a,114eは、光源120a〜120eとは端子の形状や配置が異なる別の種類の光源120f〜120j(図7参照)に適する形状及び配置に形成されている。光源実装部115cのランド114c,114d,114gは、光源120a〜120eとも光源120f〜120jとも異なる更に別の種類の光源120k〜120o(図8参照)に適する形状及び配置に形成されている。
並列に設けられた3つの光源実装部115a〜115cは、例えば、プリント配線板110の短手方向にほぼ直線状に並んでいる。3つの光源実装部115a〜115cは、実装する光源120の光軸(中心位置)の位置関係が、3つの取付穴111a〜111cの間の位置関係、および、3つの取付穴111d〜111fの間の位置関係と、ほぼ同じになるように、配置されている。例えば、光源実装部115aに実装される光源120の光軸の位置と、光源実装部115bに実装される光源120の光軸の位置との間の距離は、取付穴111a,111b間の距離、および、取付穴111d,111e間の距離と、ほぼ等しい。光源実装部115bに実装される光源120の光軸の位置と、光源実装部115cに実装される光源120の光軸の位置との間の距離は、取付穴111b,111c間の距離、および、取付穴111e,111f間の距離と、ほぼ等しい。
並列に設けられた3つの光源実装部115a〜115cのなかから、光源120の種類に応じた光源実装部115を1つ選択して、光源120を実装する。これにより、プリント配線板110に、パッケージ形状が異なる複数種類の光源120を、選択的に実装することができる。
【0015】
同様に、プリント配線113b,113cの間、プリント配線113c,113dの間、プリント配線113d,113eの間、プリント配線113e,113fの間にも、3つの光源実装部115a〜115cが、それぞれ形成されている。この例におけるプリント配線板110は、5つの光源実装部115aと、5つの光源実装部115bと、5つの光源実装部115cとを有する。図4の例において、光源120a〜120eは、対応する形状の5つの光源実装部115bに、それぞれ実装されている。
5つの光源実装部115aと2つの取付穴111a,111dとの位置関係と、5つの光源実装部115bと2つの取付穴111b,111eとの位置関係と、5つの光源実装部115cと2つの取付穴111c,111fとの位置関係とは、ほぼ同じである。
【0016】
また、プリント配線板110は、コネクタ実装部116を有する。コネクタ実装部116は、コネクタ130を実装するための部分であり、例えば、プリント配線113aに設けられたランドと、プリント配線113fに設けられたランドとによって構成されている。
【0017】
図7は、この実施の形態における照明装置800の内部を示す正視図及び断面図である。
なお、図5と同様、カバー820及び反射部830は、省略している。
この例において、光源120f〜120jは、対応する形状の5つの光源実装部115aに、それぞれ実装されている。
ネジ850aは、光源モジュール100の6つの取付穴111a〜111fのうち、取付穴111aを通って、支持部811aのネジ穴812aに螺合する。ネジ850bは、光源モジュール100の6つの取付穴111a〜111fのうち、取付穴111dを通って、支持部811bのネジ穴812bに螺合する。5つの光源実装部115aと2つの取付穴111a,111dとの位置関係は、5つの光源実装部115bと2つの111b,111eとの位置関係と同じなので、光源120f〜120jは、図5の光源120a〜120eと同じ位置、すなわち、反射部830の開口に対応する位置に固定される。
【0018】
図8は、この実施の形態における照明装置800の内部を示す正視図及び断面図である。
なお、図5及び図7と同様、カバー820及び反射部830は、省略している。
この例において、光源120k〜120oは、対応する形状の5つの光源実装部115cに、それぞれ実装されている。
ネジ850aは、光源モジュール100の6つの取付穴111a〜111fのうち、取付穴111cを通って、支持部811aのネジ穴812aに螺合する。ネジ850bは、光源モジュール100の6つの取付穴111a〜111fのうち、取付穴111fを通って、支持部811bのネジ穴812bに螺合する。5つの光源実装部115cと2つの取付穴111c,111fとの位置関係は、5つの光源実装部115bと2つの取付穴111b,111eとの位置関係と同じなので、光源120k〜120oは、図5の光源120a〜120eと同じ位置、すなわち、反射部830の開口に対応する位置に固定される。
【0019】
このように、形状や配置の異なるランド114によって構成された複数の光源実装部115を並列に設けることにより、端子(電極)の形状や配置が異なる複数種類の光源120を、同じプリント配線板110に選択的に実装することができる。これにより、照明装置800に使用する光源120の種類を変えた場合でも、プリント配線板110を設計変更する必要がない。このため、新しいプリント配線板110を設計するのにかかるコスト、新しく設計したプリント配線板110を製造するための金型を製造するのにかかるコスト、古いプリント配線板110の在庫コストなど、照明装置800の製造にかかるコストを削減することができる。また、新しいプリント配線板110を設計するのにかかる時間、新しく設計したプリント配線板110を製造するための金型を製造するのにかかる時間などがかからないので、発光効率の高い光源120が新しく開発された場合などにおいて、すぐに、新しい光源120を採用した照明装置800を製造することができる。
【0020】
また、並列に設けられた複数の光源実装部115に対応して複数の取付穴111を設け、同一種類の光源120を実装するための光源実装部115と、それに対応する取付穴111とでグループ(組)を構成する。複数の取付穴111は、あるグループ内における光源実装部115と取付穴111との位置関係が、他のグループ内における光源実装部115と取付穴111との位置関係と同じになる位置に設ける。光源120の種類に応じて、複数のグループのなかから1つのグループを選択し、選択したグループに属する光源実装部115に光源120を実装する。また、光源120を実装した光源実装部115と同じグループに属する取付穴111を使って、プリント配線板110を本体810に固定する。これにより、光源120を実装した光源実装部115の位置が、プリント配線板110上で異なっていても、本体810に対する光源120の位置は同じになる。光源120の種類が変わっても、光源120の位置が変わらないので、反射部830などを設計変更する必要はなく、所望の配光を得ることができる。このため、新しい反射部830などを設計するのにかかるコスト、新しく設計した反射部830などを製造するための金型を製造するのにかかるコスト、古い反射部830などの在庫コストなど、照明装置800の製造にかかるコストを削減することができる。また、新しい反射部830などを設計するのにかかる時間、新しく設計した反射部830などを製造するための金型を製造するのにかかる時間などがかからないので、発光効率の高い光源120が新しく開発された場合などにおいて、すぐに、新しい光源120を採用した照明装置800を製造することができる。
【0021】
このように、複数種類の光源120を一つのプリント配線板110で共用できるので、プリント配線板110の種類を減らすことができ、量産における運用、管理の手間などの負担を軽減することができる。また、発光効率のよい光源120や、安価な光源120などが開発された場合に、短期間に光源120を変更することができる。
また、プリント配線板110に実装する光源120の種類を変えた場合に、電気的に等価な回路が形成されるだけでなく、光源120の物理的な位置も等価にすることができる。
更に、プリント配線板110が共用できるので、プリント配線板110に光源120などを実装するときに使用するメタルマスクも共用できる。このため、メタルマスクの製造コストを抑えることができる。また、光源モジュール100の製造工程において、実装する光源120の種類を変える際にメタルマスクを交換する必要がなく、生産切替えにかかる時間を短縮することができる。
【0022】
実施の形態2.
実施の形態2について、図9〜図10を用いて説明する。
なお、実施の形態1と共通する部分については、同一の符号を付し、説明を省略する。
【0023】
図9は、この実施の形態におけるプリント配線板110を示す正視図である。
プリント配線板110は、実施の形態1で説明した構成に加えて、更に、6つの切片117a〜117f(基板、閉塞部品)を有する。
6つの切片117a〜117fは、6つの取付穴111a〜111fにそれぞれ嵌合している。切片117は、例えば、プッシュバックにより形成される。例えば、切片117は、取付穴111を金型を使った打抜き加工によって設けた際に、プリント配線板110から分離した部分を元の位置に戻すことにより形成される。切片117は、取付穴111から比較的容易に取り外すことができる。
【0024】
図10は、この実施の形態における光源モジュール100を示す正視図である。
実装の形態1で説明したとおり、光源モジュール100は、光源120の種類に対応する光源実装部115に、光源120を実装することにより形成される。このとき、光源120を実装した光源実装部115に対応する取付穴111に嵌合した切片117を取り除き、それ以外の取付穴111に嵌合した切片117は、そのまま残しておく。例えば、3種類の光源実装部115a〜115cのうち、光源実装部115bに光源120を実装した場合、光源実装部115bに対応する2つの取付穴111b,111eに嵌合した2つの切片117b,117eを取り除き、それ以外の4つの切片117a,117c,117d,117fは、取付穴111a,111c,111d,111fを塞いだ状態のまま残す。同様に、光源実装部115aに光源120を実装した場合には、光源実装部115aに対応する2つの取付穴111a,111dに嵌合した2つの切片117a,117dを取り除き、それ以外の4つの切片117b,117c,117e,117fは、取付穴111b,111c,111e,111fを塞いだ状態のまま残す。光源実装部115cに光源120を実装した場合には、光源実装部115cに対応する2つの取付穴111c,111fに嵌合した2つの切片117c,117fを取り除き、それ以外の4つの切片117a,117b,117d,117eは、取付穴111a,111b,111d,111eを塞いだ状態のまま残す。
【0025】
このように、光源120を実装した光源実装部115に対応する取付穴111以外の取付穴111を切片117が塞ぐことにより、照明装置800の製造工程において、誤った取付穴111を使って、光源モジュール100を本体810に取り付けるミスの発生を防ぐことができる。取付けミスを防ぐための確認作業や、取付けミスにより照明装置800を組み立て直す作業の手間をなくすことができるので、照明装置800の製造コストを抑えることができる。
【0026】
実施の形態3.
実施の形態3について、図11〜図12を用いて説明する。
なお、実施の形態1または実施の形態2と共通する部分については、同一の符号を付し、説明を省略する。
【0027】
図11は、この実施の形態におけるプリント配線板110を示す正視図である。
プリント配線板110は、実施の形態1で説明した構成に加えて、更に、6つの閉塞部品実装部118a〜118fを有する。閉塞部品実装部118a〜118fは、それぞれ、取付穴111a〜111fを挟んで対向する位置に設けられた2つのランドによって構成されている。それぞれの閉塞部品実装部118の2つのランドは、例えばジャンパ抵抗140(図12参照)を実装できる形状及び配置に形成されている。
【0028】
図12は、この実施の形態における光源モジュール100を示す正視図である。
実装の形態1で説明したとおり、光源モジュール100は、光源120の種類に対応する光源実装部115に、光源120を実装することにより形成される。このとき、光源120を実装した光源実装部115に対応する取付穴111以外の取付穴111を挟む閉塞部品実装部118には、ジャンパ抵抗140(実装部品、閉塞部品)を実装して、取付穴111を塞ぐ。例えば、光源実装部115bに光源120を実装した場合、光源実装部115bに対応する2つの取付穴111b,111e以外の4つの取付穴111a,111c,111d,111fを挟む4つの閉塞部品実装部118a,118c,118d,118fにジャンパ抵抗140a,140c,140d,140fを実装して、4つの取付穴111a,111c,111d,111fを塞ぎ、2つの取付穴111b,111eだけを残す。同様に、光源実装部115aに光源120を実装した場合には、光源実装部115aに対応する2つの取付穴111a,111d以外の4つの取付穴111b,111c,111e,111fを挟む4つの閉塞部品実装部118b,118c,118e,118fにジャンパ抵抗140b,140c,140e,140fを実装して、4つの取付穴111b,111c,111e,111fを塞ぎ、2つの取付穴111a,111dだけを残す。光源実装部115cに光源120を実装した場合には、光源実装部115cに対応する2つの取付穴111c,111f以外の4つの取付穴111a,111b,111d,111eを挟む4つの閉塞部品実装部118a,118b,118d,118eにジャンパ抵抗140a,140b,140d,140eを実装して、4つの取付穴111a,111b,111d,111eを塞ぎ、2つの取付穴111c,111fだけを残す。
【0029】
このように、光源120を実装した光源実装部115に対応する取付穴111以外の取付穴111を、閉塞部品実装部118に実装したジャンパ抵抗140が塞ぐことにより、照明装置800の製造工程において、誤った取付穴111を使って、プリント配線板110を本体810に取り付けるミスの発生を防ぐことができる。取付けミスを防ぐための確認作業や、取付けミスにより照明装置800を組み立て直す作業の手間をなくすことができるので、照明装置800の製造コストを抑えることができる。
【0030】
なお、実施の形態2で説明した切片117や、この実施の形態で説明したジャンパ抵抗140は、取付穴111を塞ぐ閉塞部品の一例である。閉塞部品は、光源120を実装した光源実装部115に対応する取付穴111以外の取付穴111を塞ぐものであれば、他の構成であってもよい。
【0031】
実施の形態4.
実施の形態4について、図13を用いて説明する。
なお、実施の形態1〜実施の形態3と共通する部分については、同一の符号を付し、説明を省略する。
【0032】
図13は、この実施の形態におけるプリント配線板110を示す正視図である。
3つの取付穴111a〜111cは、実施の形態1と異なり、プリント配線板110の長手方向にほぼ直線状に並んで配置されている。3つの取付穴111d〜111fの位置関係は、3つの取付穴111a〜111cの位置関係とほぼ同じであり、プリント配線板110の長手方向にほぼ直線状に並んで配置されている。プリント配線板110には、5つの光源120が実装される。プリント配線板110は、3種類の光源120にそれぞれ対応する3種類の光源実装部115a〜115cを5つずつ有する。並列に設けられた3つの光源実装部115a〜115cは、実装する光源120の光軸の位置関係が、3つの取付穴111a〜111cの間の位置関係、および、3つの取付穴111d〜111fの間の位置関係と、ほぼ同じになるよう、プリント配線板110の長手方向にほぼ直線状に並んで配置されている。
【0033】
このように、各グループ内における光源実装部115及び取付穴111の位置関係が同じであればよく、異なるグループに属する光源実装部115間の位置関係や、取付穴111間の位置関係は、プリント配線板110の短手方向ではなく、プリント配線板110の長手方向に並んで配置されている構成であってもよい。
【0034】
実施の形態5.
実施の形態5について、図14を用いて説明する。
なお、実施の形態1〜実施の形態4と共通する部分については、同一の符号を付し、説明を省略する。
【0035】
図14は、この実施の形態におけるプリント配線板110を示す正視図である。
3つの取付穴111a〜111cは、実施の形態1や実施の形態2と異なり、三角形状に配置されている。3つの取付穴111d〜111fの位置関係は、3つの取付穴111a〜111cの位置関係とほぼ同じであり、三角形状に配置されている。プリント配線板110には、5つの光源120が実装される。プリント配線板110は、3種類の光源120にそれぞれ対応する3種類の光源実装部115a〜115cを5つずつ有する。電気的に並列に設けられた3つの光源実装部115a〜115cは、実装する光源120の光軸の位置関係が、3つの取付穴111a〜111cの間の位置関係、および、3つの取付穴111d〜111fの間の位置関係と、ほぼ同じになるよう、三角形状に配置されている。なお、この例において、光源実装部115aと、光源実装部115cとで、形状が同一のランドを共用している。
【0036】
このように、各グループ内における光源実装部115及び取付穴111の位置関係が同じであればよく、異なるグループに属する光源実装部115間の位置関係や、取付穴111間の位置関係は、直線状ではなく、多角形状やその他の形状に配置されている構成であってもよい。また、異なるグループに属する光源実装部115の間で、同一のランドを共用する構成であってもよい。
【0037】
実施の形態6.
実施の形態6について、図15〜図17を用いて説明する。
なお、実施の形態1〜実施の形態5と共通する部分については、同一の符号を付し、説明を省略する。
【0038】
図15は、この実施の形態におけるプリント配線板110を示す正視図である。
プリント配線板110は、略長方形板状であり、2つの取付穴111a,111bと、2つの切欠き112a,112bとを有する。取付穴111aは、プリント配線板110の一方の端付近に設けられている。取付穴111bは、プリント配線板110の反対側の端付近に設けられている。切欠き112aは、プリント配線板110の一方の端付近に設けられている。切欠き112bは、プリント配線板110の反対側の端付近に設けられている。
プリント配線板110には、5つの光源120が実装される。プリント配線板110は、2種類の光源120にそれぞれ対応する2種類の光源実装部115a,115bを5つずつ有する。並列に設けられた2つの光源実装部115a,115bは、プリント配線板110の長手方向に平行な対称軸であって、取付穴111aからの距離と取付穴111bからの距離とが等しい対称軸401を挟んでほぼ対称な位置に、実装する光源120の光軸が位置するよう、配置されている。
また、プリント配線板110は、2つのコネクタ実装部116a,116bを有する。コネクタ実装部116aは、切欠き112aに近い位置に設けられている。コネクタ実装部116bは、切欠き112bに近い位置に設けられている。なお、コネクタ実装部116は、1つでもよい。
【0039】
図16は、この実施の形態における光源モジュール100を示す正視図である。
光源モジュール100は、光源120の種類に応じて、2種類の光源実装部115a,115bのうちのいずれかに光源120を実装して形成される。例えば、ある種類の光源120f〜120jは、光源実装部115aに実装する。この場合、コネクタ130は、コネクタ実装部116aに実装する。
【0040】
図17は、この実施の形態における光源モジュール100を示す正視図である。
また、別の種類の光源120a〜120eは、光源実装部115bに実装する。この場合、コネクタ130は、コネクタ実装部116bに実装する。プリント配線板110は、180度回転して使用される。
【0041】
光源実装部115bに実装された5つの光源120a〜120eと2つの取付穴111b,111aとの位置関係は、光源実装部115aに実装された5つの光源120f〜120jと2つの取付穴111a,111bとの位置関係とほぼ同じになる。ただし、光源実装部115bに光源120を実装する場合における取付穴111bは、光源実装部115aに光源120を実装する場合における取付穴111aに対応し、光源実装部115bに光源120を実装する場合における取付穴111aは、光源実装部115aに光源120を実装する場合における取付穴111bに対応している。
【0042】
このように、各グループ内における光源実装部115及び取付穴111の位置関係が同じであればよく、異なるグループに属する光源実装部115間の位置関係や、取付穴111間の位置関係は、平行移動の関係ではなく、回転移動の関係に配置されている構成であってもよい。また、異なるグループにおいて、同じ取付穴111を共用する構成であってもよい。
【0043】
また、光源120を実装した光源実装部115の違いに伴って、コネクタ130を実装するコネクタ実装部116を変えることにより、本体810に対する光源120の位置だけでなく、コネクタ130の位置も同じにできるので、ハーネス841の長さに余裕を持たせる必要がない。また、照明装置800の製造工程において、コネクタ130の位置を目印にして、プリント配線板110を本体810に取り付けることにより、プリント配線板110の向きを間違って取り付けるミスを防ぐことができる。取付けミスにより照明装置800を組み立て直す手間を減らすことができるので、照明装置800の製造コストを抑えることができる。
【0044】
実施の形態7.
実施の形態7について、図18〜図21を用いて説明する。
なお、実施の形態1〜実施の形態6と共通する部分については、同一の符号を付し、説明を省略する。
【0045】
図18は、この実施の形態におけるプリント配線板110を示す正視図である。
プリント配線板110は、略正方形板状であり、4つの取付穴111a〜111dと、3つの切欠き112a〜112cとを有する。取付穴111aは、プリント配線板110の一方の角付近に設けられている。取付穴111bは、取付穴111aが設けられた角に対して対角線上の角付近に設けられている。取付穴111cは、プリント配線板110のもう一つの角付近に設けれられている。取付穴111dは、プリント配線板110の残りの角付近に設けられている。切欠き112aは、プリント配線板110の一辺の、取付穴111aに近い位置に設けられている。切欠き112bは、切欠き112aが設けられた辺に対向する辺の、取付穴111bに近い位置に設けられている。切欠き112cは、プリント配線板110のもう一つの辺の、取付穴111cに近い位置に設けられている。
プリント配線板110には、9つの光源120が実装される。プリント配線板110は、3種類の光源120にそれぞれ対応する3種類の光源実装部115a〜115cを9つずつ有する。並列に設けられた3つの光源実装部115a〜115cは、三角形状に配置されている。
また、プリント配線板110は、3つのコネクタ実装部116a〜116cを有する。コネクタ実装部116aは、切欠き112aに近い位置に設けられている。コネクタ実装部116bは、切欠き112bに近い位置に設けられている。コネクタ実装部116cは、切欠き112cに近い位置に設けられている。なお、コネクタ実装部116は、1つあるいは2つでもよい。
【0046】
図19は、この実施の形態における光源モジュール100を示す正視図である。
光源モジュール100は、光源120の種類に応じて、3種類の光源実装部115a〜115cのうちのいずれかに光源120を実装して形成される。例えば、ある種類の光源120は、光源実装部115aに実装する。この場合、コネクタ130は、コネクタ実装部116aに実装する。プリント配線板110は、2つの取付穴111a,111bを使って、本体810に固定される。
【0047】
図20は、この実施の形態における光源モジュール100を示す正視図である。
別の種類の光源120は、光源実装部115bに実装する。この場合、コネクタ130は、コネクタ実装部116bに実装する。プリント配線板110は、180度回転して、2つの取付穴111b,111aを使って、本体810に固定される。
【0048】
図21は、この実施の形態における光源モジュール100を示す正視図である。
更に別の種類の光源120は、光源実装部115cに実装する。この場合、コネクタ130は、コネクタ実装部116cに実装する。プリント配線板110は、90度回転して、2つの取付穴111c,111dを使って、本体810に固定される。
【0049】
光源実装部115及び取付穴111は、光源実装部115aと取付穴111a,111bとの位置関係と、光源実装部115bと取付穴111b,111aとの位置関係と、光源実装部115cと取付穴111c,111dとの位置関係とが、ほぼ同じになるように配置されている。
【0050】
このように、各グループ内における光源実装部115及び取付穴111の位置関係が同じであればよく、異なるグループに属する光源実装部115間の位置関係や、取付穴111間の位置関係は、180度回転移動の関係だけでなく、90度回転移動の関係に配置されている構成であってもよい。また、異なるグループにおいて、同じ取付穴111を共用する構成であってもよい。
【0051】
実施の形態8.
実施の形態8について、図22〜図26を用いて説明する。
なお、実施の形態1〜実施の形態7と共通する部分については、同一の符号を付し、説明を省略する。
【0052】
図22は、この実施の形態におけるプリント配線板110を示す正視図である。
プリント配線板110は、取付穴111の数が2つである点が、実施の形態1で説明したプリント配線板110と異なり、それ以外は同様である。
取付穴111aは、プリント配線板110の一方の端付近に設けられている。取付穴111bは、プリント配線板110の反対側の端付近に設けられている。
【0053】
図23は、この実施の形態における本体810の構造を示す正視図である。
支持部811aは、3つのネジ穴812a〜812cを有する。3つのネジ穴812a〜812cは、本体810の短手方向に並んで設けられている。支持部811bは、3つのネジ穴812d〜812fを有する。3つのネジ穴812d〜812fは、本体810の短手方向に並んで設けられている。3つのネジ穴812a〜812cの位置関係と、3つのネジ穴812d〜812fの位置関係とは、ほぼ同じである。例えば、ネジ穴812a,812b間の距離と、ネジ穴812d,812e間の距離とは、ほぼ等しい。ネジ穴812b,812c間の距離と、ネジ穴812e,812f間の距離とは、ほぼ等しい。また、3つのネジ穴812a〜812cの位置関係、および、3つのネジ穴812d〜812fの位置関係は、プリント配線板110の並列に設けられた3つの光源実装部115a〜115cの位置関係と同じ位置関係であるが、向き(配列順)が逆である。例えば、3つのネジ穴812a〜812cのなかで図中一番下に位置するネジ穴812a、及び、3つのネジ穴812d〜812fのなかで図中一番下に位置するネジ穴812dは、プリント配線板110に設けられた3種類の光源実装部115a〜115cのなかで図22において一番上に位置する光源実装部115aに対応する。真ん中のネジ穴812b,812eは、真ん中の光源実装部115bに対応する。一番上のネジ穴812c,812fは、一番下の光源実装部115cに対応する。ネジ穴812a,812b間の距離、および、ネジ穴812d,812e間の距離は、光源実装部115aに実装される光源120の光軸と光源実装部115bに実装される光源120の光軸との間の距離とほぼ等しい。ネジ穴812b,812c間の距離、および、ネジ穴812e,812f間の距離は、光源実装部115bに実装される光源120の光軸と光源実装部115cに実装される光源120の光軸との間の距離とほぼ等しい。
【0054】
図24は、この実施の形態における照明装置800の内部を示す正視図及び断面図である。
なお、カバー820及び反射部830は、省略している。
この例において、5つの光源120f〜120jは、対応する形状の5つの光源実装部115aに、それぞれ実装されている。ネジ850aは、取付穴111aを通って、ネジ穴812aに螺合する。ネジ850bは、取付穴111bを通って、ネジ穴812dに螺合する。これにより、光源120f〜120jは、反射部830の開口に対応する位置に固定される。
【0055】
図25は、この実施の形態における照明装置800の内部を示す正視図及び断面図である。
なお、カバー820及び反射部830は、省略している。
この例において、5つの光源120a〜120eは、対応する形状の5つの光源実装部115bに、それぞれ実装されている。ネジ850aは、取付穴111aを通って、ネジ穴812bに螺合する。ネジ850bは、取付穴111bを通って、ネジ穴812eに螺合する。これにより、光源120a〜120eは、反射部830の開口に対応する位置に固定される。
【0056】
図26は、この実施の形態における照明装置800の内部を示す正視図及び断面図である。
なお、カバー820及び反射部830は、省略している。
この例において、5つの光源120k〜120oは、対応する形状の5つの光源実装部115cに、それぞれ実装されている。ネジ850aは、取付穴111aを通って、ネジ穴812cに螺合する。ネジ850bは、取付穴111bを通って、ネジ穴812fに螺合する。これにより、光源120k〜120oは、反射部830の開口に対応する位置に固定される。
【0057】
このように、並列に設けられた複数の光源実装部115a〜115cに対応して、プリント配線板110に複数の取付穴111を設ける代わりに、本体810に、光源実装部115a〜115cの位置関係と同一かつ逆向きの位置関係に、複数のネジ穴812(固定穴)を設け、光源120を実装した光源実装部115に対応するネジ穴812を使って、光源モジュール100を本体810に固定する構成としても、光源120の位置が変わらないようにすることができる。
【0058】
なお、複数のネジ穴812は、光源120を実装した光源実装部115の違いにしたがって、本体810に対する光源モジュール100の位置を変えたとき、プリント配線板110の取付穴111が来る位置に設ければよい。例えば、光源モジュール100を平行移動させるのではなく、実施の形態6や実施の形態7で説明したように、回転移動させる構成であってもよい。その場合、光源モジュール100の回転移動に伴って、取付穴111が来る位置それぞれに、複数のネジ穴812を設ける構成とすればよい。
【0059】
以上各実施の形態で説明した構成は一例であり、他の構成であってもよい。例えば、異なる実施の形態で説明した構成を組み合わせた構成であってもよいし、本質的でない部分の構成を、他の構成で置き換えた構成であってもよい。
例えば、異なるグループに属する光源実装部115間の位置関係や、取付穴111間の位置関係を、平行移動と回転移動とを組み合わせた構成とすれば、1つのプリント配線板110に選択的に実装できる光源120の種類を更に増やすことができる。
また、プリント配線板110の形状は、略長方形板状や略正方形板状に限らず、例えば略円形板状など他の形状であってもよい。
【符号の説明】
【0060】
100 光源モジュール、110 プリント配線板、111 取付穴、112 切欠き、113 プリント配線、114 ランド、115 光源実装部、116 コネクタ実装部、117 切片、118 閉塞部品実装部、120 光源、130,842 コネクタ、140 ジャンパ抵抗、401 対称軸、800 照明装置、810 本体、811 支持部、812 ネジ穴、820 カバー、821 開口部、830 反射部、840 電源装置、841 ハーネス、850 ネジ。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
光源を実装する光源実装部と、固定部品を挿入する取付穴との組を複数有し、
上記光源実装部と上記取付穴との位置関係が、上記複数の組の間で略同一であることを特徴とするプリント配線板。
【請求項2】
上記光源実装部に実装される光源の形状は、上記複数の組の間で異なることを特徴とする請求項1に記載のプリント配線板。
【請求項3】
上記プリント配線板は、
打抜き加工により上記取付穴を設けたときに形成される切片を上記取付穴に嵌合させることにより上記取付穴を塞ぐ閉塞部品を有することを特徴とする請求項1または請求項2に記載のプリント配線板。
【請求項4】
上記プリント配線板は、
上記取付穴を塞ぐ閉塞部品を実装する閉塞部品実装部を有することを特徴とする請求項1または請求項2に記載のプリント配線板。
【請求項5】
請求項1乃至請求項4のいずれかに記載のプリント配線板と、
上記プリント配線板の光源実装部に実装された光源とを有することを特徴とする光源モジュール。
【請求項6】
上記光源モジュールは、
上記光源が実装された光源実装部と異なる組に属する取付穴を塞ぐ閉塞部品を有することを特徴とする請求項5に記載の光源モジュール。
【請求項7】
請求項5または請求項6に記載の光源モジュールと、
上記光源が実装された光源実装部と同じ組に属する取付穴に挿入され、上記光源モジュールを固定する固定部品とを有することを特徴とする照明装置。
【請求項8】
光源を実装する複数の光源実装部と取付穴とを有するプリント配線板と、上記プリント配線板の複数の光源実装部のなかから選択した光源実装部に実装された光源とを備える光源モジュールと、
上記取付穴に挿入されて上記光源モジュールを固定する固定部品と、
上記固定部品と係合する固定穴を複数有する本体とを有し、
上記複数の固定穴は、上記複数の光源実装部にそれぞれ対応し、
それぞれの固定穴は、対応する光源実装部の上記本体に対する位置が所定の位置になるよう上記光源モジュールを配置したとき、上記取付穴に挿入された固定部品と係合可能な位置に設けられ、
上記固定部品は、上記光源が実装された光源実装部に対応する固定穴と係合していることを特徴とする照明装置。
【請求項9】
上記複数の光源実装部の位置関係と、上記複数の固定穴の位置関係とが、略同一かつ逆向きであることを特徴とする請求項8に記載の照明装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【図19】
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【図20】
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【図21】
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【図22】
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【図23】
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【図24】
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【図25】
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【図26】
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【公開番号】特開2012−227325(P2012−227325A)
【公開日】平成24年11月15日(2012.11.15)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−92968(P2011−92968)
【出願日】平成23年4月19日(2011.4.19)
【出願人】(000006013)三菱電機株式会社 (33,312)
【出願人】(390014546)三菱電機照明株式会社 (585)
【Fターム(参考)】