説明

プレイリスト表示制御装置及びプレイリスト表示制御方法

【課題】複数のプレイリストを見易く表示するためのプレイリスト表示制御装置を提供すること。
【解決手段】本発明の一実施形態に係るプレイリスト表示制御装置は、1以上の画像ファイルの再生順序を制御する制御情報を含む複数のプレイリストを読み取る読取手段と、各プレイリストの前記制御情報により再生順序が制御された1以上の画像ファイルの日時情報に基づき、前記複数のプレイリストを整列する整列手段と、前記整列された前記複数のプレイリストを一覧表示するための一覧表示情報を生成する生成手段とを備える。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、1以上の画像ファイルの再生順序を制御する複数のプレイリストの表示を制御するプレイリスト表示制御装置及びプレイリスト表示制御方法に関する。
【背景技術】
【0002】
近年、デジタルコンテンツの記憶メディアの記憶容量は、ますますの増大傾向にある。ユーザは、記憶メディアに記憶された多数のコンテンツの中から好みのコンテンツを選択し視聴することができる。ところが、ユーザが、記憶メディアに記憶された多数のデジタルコンテンツのうちの好みの複数のデジタルコンテンツを繰り返して視聴するためには、ユーザは、記憶メディアに記憶された多数のデジタルコンテンツのうちの好みのデジタルコンテンツを一つずつ選択する操作を繰り返す必要があり、このような操作はユーザにとって面倒な操作となる。このような面倒な操作からユーザを解放するために、プレイリストを作成しプレイリストに基づきコンテンツを再生するプレイヤーが登場している。プレイヤーは、プレイリストに登録された好みの複数のコンテンツを登録された順序で再生することができる。
【0003】
例えば、プレイリストに従って音声データを再生する技術が開示されており、さらに、複数のプレイリストを記録し、最初のプレイリストから順番に連続して各プレイリストに従って音声データを再生する技術も開示されている(特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2001−202085号公報(段落番号0002、0009など)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上記特許文献1は、複数のプレイリストに従って音楽データを再生する技術が開示されているものの、これら複数のプレイリストをどのように表示するかについては詳しく記述されていない。
【0006】
複数のプレイリストが作成された場合、これら複数のプレイリストをユーザに見易く一覧表示させたいという要望がある。
【0007】
例えば、プレイリストの作成日時順に、複数のプレイリストを一覧表示することが考えられる。しかしながら、プレイリストの作成日時と、プレイリストに登録されたコンテンツの記録日時との間に大きな時間差がある場合、このような一覧表示がユーザにとって必ずしも見易い一覧表示とは限らない。
【0008】
本発明の目的は、複数のプレイリストを見易く表示するためのプレイリスト表示制御装置及びプレイリスト表示制御方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明の一実施形態に係るプレイリスト表示制御装置は、1以上の画像ファイルの再生順序を制御する制御情報を含む複数のプレイリストを読み取る読取手段と、各プレイリストの前記制御情報により再生順序が制御された1以上の画像ファイルの日時情報に基づき、前記複数のプレイリストを整列する整列手段と、前記整列された前記複数のプレイリストを一覧表示するための一覧表示情報を生成する生成手段とを備える。
【0010】
本発明の一実施形態に係るプレイリスト表示制御方法は、1以上の画像ファイルの再生順序を制御する制御情報を含む複数のプレイリストを読み取り、各プレイリストの前記制御情報により再生順序が制御された1以上の画像ファイルの日時情報に基づき、前記複数のプレイリストを整列し、前記整列された前記複数のプレイリストを一覧表示するための一覧表示情報を生成する。
【発明の効果】
【0011】
本発明によれば、複数のプレイリストを見易く表示するためのプレイリスト表示制御装置及びプレイリスト表示制御方法を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【0012】
【図1】本発明の一実施形態に係るデジタルテレビジョン放送受信システムの概略構成を示す図である。
【図2】メモリカードのファイル/フォルダ構造の一例を示す図である。
【図3A】プレイリストとコンテンツの関係の第1例を示す図である。
【図3B】プレイリストとコンテンツの関係の第2例を示す図である。
【図4】プレイリスト一覧表示の一例を示す図である。
【図5】プレイリスト一覧表示中のプレイリスト選択後のプレイリスト内容表示の一例を示す図である。
【図6】プレイリスト一覧表示及びプレイリスト再生の一例を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0013】
以下、図面を参照し、本発明の実施形態について説明する。
【0014】
図1は、本発明の一実施形態に係るデジタルテレビジョン放送受信システムの概略構成を示す図である。
【0015】
図1は、上記したデジタルテレビジョン放送受信システム10(プレイリスト表示制御装置)を構成するデジタルテレビジョン放送受信装置11及びデジタルテレビジョン放送出力装置12の主要な信号処理系を示す図である。
【0016】
すなわち、地上波放送受信用のアンテナ52で受信した地上デジタルテレビジョン放送信号は、入力端子53を介して地上デジタル放送用/地上アナログ放送用のチューナ54に供給され、チューナ54の地上デジタル放送用信号処理部で、所望のチャンネルのデジタル放送信号が選局される。そして、このチューナ54で選局されたデジタル放送信号は、OFDM(orthogonal frequency division multiplexing)復調モジュール55に供給されて、デジタルの映像信号及び音声信号に復調された後、上記信号処理モジュール51に出力される。
【0017】
また、上記地上波放送受信用のアンテナ52で受信した地上アナログテレビジョン放送信号は、入力端子53を介してチューナ54に供給され、チューナ54の地上アナログ放送用信号処理部で、所望のチャンネルのアナログ放送信号が選局される。そして、このチューナ54で選局されたアナログ放送信号は、アナログ復調モジュール57に供給されてアナログの映像信号及び音声信号に復調された後、上記信号処理モジュール51に出力される。
【0018】
また、BS/CSデジタル放送受信用のアンテナ47で受信した衛星デジタルテレビジョン放送信号は、入力端子48を介して衛星デジタル放送用のチューナ49に供給されることにより、所望のチャンネルの放送信号が選局される。
【0019】
そして、このチューナ49で選局された放送信号は、PSK(phase shift keying)復調モジュール50に供給されて、デジタルの映像信号及び音声信号に復調された後、信号処理モジュール51に出力される。
【0020】
ここで、上記信号処理モジュール51は、PSK復調モジュール50及びOFDM復調モジュール55からそれぞれ供給されたデジタルの映像信号及び音声信号に対して、選択的に所定のデジタル信号処理を施し、グラフィック処理モジュール58及び音声処理モジュール59に出力している。
【0021】
また、上記信号処理モジュール51には、複数(図示の場合は4つ)の入力端子60a,60b,60c,60dが接続されている。これら入力端子60a〜60dは、それぞれ、アナログの映像信号及び音声信号を、デジタルテレビジョン放送受信装置11の外部から入力可能とするものである。
【0022】
そして、この信号処理モジュール51は、上記アナログ復調モジュール57及び各入力端子60a〜60dからそれぞれ供給されたアナログの映像信号及び音声信号を選択的にデジタル化し、そのデジタル化された映像信号及び音声信号に対して所定のデジタル信号処理を施した後、グラフィック処理モジュール58及び音声処理モジュール59に出力している。
【0023】
このうち、グラフィック処理モジュール58は、信号処理モジュール51から供給されるデジタルの映像信号に、OSD(on screen display)信号生成モジュール61で生成されるOSD信号を重畳して出力する機能を有する。このグラフィック処理モジュール58は、信号処理モジュール51の出力映像信号と、OSD信号生成モジュール61の出力OSD信号とを選択的に出力すること、また、両出力をそれぞれ画面の半分を構成するように組み合わせて出力することができる。
【0024】
そして、グラフィック処理モジュール58から出力されたデジタルの映像信号は、映像処理モジュール62に供給される。映像処理モジュール62により処理された映像信号は、映像表示器14に供給され、また出力端子63にも供給される。映像表示器14は、映像信号に基づく映像を表示し、出力端子63に対して外部機器が接続されると、出力端子63に供給された映像信号は、外部機器へ入力される。
【0025】
また、上記音声処理モジュール59は、入力されたデジタルの音声信号を、前記スピーカ15で再生可能なフォーマットのアナログ音声信号に変換した後、スピーカ15に出力して音声再生させるとともに、出力端子64を介して外部に導出させる。
【0026】
ここで、このデジタルテレビジョン放送受信装置11は、上記した各種の受信動作を含むその全ての動作を制御モジュール(コントローラ)65によって統括的に制御されている。この制御モジュール65は、CPU(central processing unit)等を内蔵しており、前記操作モジュール16からの操作情報、または、前記リモートコントローラ17から送出され受光モジュール18を介して受信した操作情報を受けて、その操作内容が反映されるように各モジュールをそれぞれ制御している。
【0027】
この場合、制御モジュール65は、主として、そのCPUが実行する制御プログラムを格納したROM(read only memory)66と、該CPUに作業エリアを提供するRAM(random access memory)67と、各種の設定情報及び制御情報等が格納される不揮発性メモリ68とを利用している。
【0028】
また、この制御モジュール65は、カードI/F(interface)69を介して、第1のメモリカード19が装着可能なカードホルダ70に接続されている。これによって、制御モジュール65は、カードホルダ70に装着された第1のメモリカード19と、カードI/F69を介して情報伝送を行なうことができる。第1のメモリカード19は、例えばSDメモリカード(登録商標)である。
【0029】
また、この制御モジュール65は、カードI/F(interface)71を介して、第2のメモリカード20が装着可能なカードホルダ72に接続されている。これによって、制御モジュール65は、カードホルダ72に装着された第2のメモリカード20と、カードI/F71を介して情報伝送を行なうことができる。
【0030】
また、上記制御モジュール65は、通信I/F73を介してLAN端子21と接続されている。これにより、制御モジュール65は、LAN端子21に接続されたLAN対応機器(例えばLAN対応のHDD)と、通信I/F73を介して情報伝送を行なうことができる。この場合、制御モジュール65は、DHCP(dynamic host configuration protocol)サーバ機能を有し、LAN端子21に接続されたLAN対応機器にIP(internet protocol)アドレスを割り当てて制御している。
【0031】
さらに、上記制御モジュール65は、第1のHDMI I/F74を介して第1のHDMI端子22と接続されている。これにより、制御モジュール65は、第1のHDMI端子22に接続されたHDMI対応機器と、第1のHDMI I/F74を介して情報伝送を行なうことができる。また、上記制御モジュール65は、第2のHDMI I/F75を介して第2のHDMI端子23と接続されている。これにより、制御モジュール65は、第2のHDMI端子23に接続されたHDMI対応機器と、第2のHDMI I/F75を介して情報伝送を行なうことができる。
【0032】
そして、上記制御モジュール65は、USB I/F76を介して前記USB端子24と接続されている。これにより、制御モジュール65は、USB端子24に接続されたUSB対応機器(例えばUSB対応のHDD)と、USB I/F76を介して情報伝送を行なうことができる。
【0033】
さらに、上記制御モジュール65は、i.LINK I/F77を介してi.LINK端子25と接続されている。これにより、制御モジュール65は、i.LINK端子25に接続されたi.LINK対応機器と、i.LINK I/F77を介して情報伝送を行なうことができる。
【0034】
次に、上記したデジタルテレビジョン放送受信システム10によるプレイリスト一覧表示及びプレイリスト再生について説明する。
【0035】
近年、ハイビジョン対応のビデオカメラが登場しており、この種のビデオカメラは撮影データをAVCHD規格のデータでSDメモリカード等へ記録することができる。例えば連続撮影データは、1コンテンツとしてSDメモリカードへ記録される。このようにして、SDメモリカードには、ビデオカメラで撮影された複数のコンテンツ(複数の画像ファイル)が蓄積される。また、ビデオカメラは、SDメモリカードに蓄積された複数のコンテンツの再生順序を登録したプレイリストを作成し、作成したプレイリストもまたSDメモリカードに記録することができる。以下、SDメモリカードを第1のメモリカード19(図1参照)として説明する。
【0036】
図2は、第1のメモリカード19のファイル/フォルダ構造の一例を示す図である。図2に示すPLAYLISTのフォルダには複数のプレイリストファイルが格納され、STREAMのフォルダには複数のコンテンツ本体(画像データ等)のファイルが格納される。プレイリストファイルは、1以上のコンテンツの再生順序を制御する制御情報を含む。
【0037】
例えば、第1のメモリカード19が、コンテンツC1−C9及びプレイリストP1−P3を記憶しているとし、コンテンツC1−C9の録画開始日時及び録画終了日時が以下の通り、また、プレイリストP1−P3の作成日時情報、修正日時情報(再編集日時情報)、及び再生制御情報が以下の通りであるとする(図3A参照)。
【0038】
コンテンツC1:録画開始日時2009/12/10/18:00、録画終了日時2009/12/10/18:15
コンテンツC2:録画開始日時2009/12/9/18:20、録画終了日時2009/12/9/18:30
コンテンツC3:録画開始日時2009/12/8/19:15、録画終了日時2009/12/8/20:05
コンテンツC4:録画開始日時2009/12/7/19:20、録画終了日時2009/12/7/19:30
コンテンツC5:録画開始日時2009/12/6/19:40、録画終了日時2009/12/6/19:50
コンテンツC6:録画開始日時2009/12/5/19:30、録画終了日時2009/12/5/19:55
コンテンツC7:録画開始日時2009/12/4/20:00、録画終了日時2009/12/4/20:10
コンテンツC8:録画開始日時2009/12/3/20:15、録画終了日時2009/12/3/20:35
コンテンツC9:録画開始日時2009/12/2/20:25、録画終了日時2009/12/2/20:30
プレイリストP1:作成日時2009/12/11/15:00、修正なし、コンテンツC4→C1→C2→C3→C6→C7の順序で連続再生する再生制御情報を含む
プレイリストP2:作成日時2009/12/12/15:00、修正日時2009/12/12/17:00、コンテンツC2→C8→C3→C6の順序で連続再生する再生制御情報を含む
プレイリストP3:作成日時2009/12/12/16:00、修正日時2009/12/12/16:30、コンテンツC5→C9の順序で連続再生する再生制御情報を含む
或いは、第1のメモリカード19が、コンテンツC1−C9及びプレイリストP1−P3を記憶しているとし、コンテンツC1−C9の録画開始日時及び録画終了日時が以下の通り、また、プレイリストP1−P3の作成日時情報、修正日時情報(再編集日時情報)、及び再生制御情報が以下の通りであるとする(図3B参照)。
【0039】
コンテンツC1:録画開始日時2009/12/10/18:00、録画終了日時2009/12/10/18:15
コンテンツC2:録画開始日時2009/12/9/18:20、録画終了日時2009/12/9/18:30
コンテンツC3:録画開始日時2009/12/8/19:15、録画終了日時2009/12/8/20:05
コンテンツC4:録画開始日時2009/12/7/19:20、録画終了日時2009/12/7/19:30
コンテンツC5:録画開始日時2009/12/6/19:40、録画終了日時2009/12/6/19:50
コンテンツC6:録画開始日時2009/12/5/19:30、録画終了日時2009/12/5/19:55
コンテンツC7:録画開始日時2009/12/4/20:00、録画終了日時2009/12/4/20:10
コンテンツC8:録画開始日時2009/12/3/20:15、録画終了日時2009/12/3/20:35
コンテンツC9:録画開始日時2009/12/2/20:25、録画終了日時2009/12/2/20:30
プレイリストP1:作成日時2009/12/11/15:00、修正なし、コンテンツC1→C2→C3→C4→C6→C7の順序で連続再生する再生制御情報を含む
プレイリストP2:作成日時2009/12/12/15:00、修正日時2009/12/12/17:00、コンテンツC2→C3→C6→C8の順序で連続再生する再生制御情報を含む
プレイリストP3:作成日時2009/12/12/16:00、修正日時2009/12/12/16:30、コンテンツC5→C9の順序で連続再生する再生制御情報を含む
なお、プレイリストP1−P3は、ビデオカメラで作成することもできるし、本実施形態のデジタルテレビジョン放送受信装置11で作成することもできるものとする。
【0040】
上記第1のメモリカード19が、デジタルテレビジョン放送受信装置11に装填されると、つまり、第1のメモリカード19が、カードホルダ70に装着されると、デジタルテレビジョン放送受信装置11は、第1のメモリカード19に記憶された複数のプレイリストを見易く整列して一覧表示することができる(図4参照)。
【0041】
例えば、デジタルテレビジョン放送受信装置11は、第1のメモリカード19に記憶された複数のプレイリストを読み取り、各プレイリストの再生制御情報により再生順序が制御された1以上のコンテンツの日時情報(例えば録画開始日時)に基づき、これら複数のプレイリストを整列し、整列された複数のプレイリストを一覧表示するための一覧表示情報を生成する。デジタルテレビジョン放送受信装置11が、一覧表示情報を映像表示器14に出力すると、映像表示器14は一覧表示情報に基づきプレイリストを一覧表示する。
【0042】
例えば、デジタルテレビジョン放送受信装置11の制御モジュール65は、各プレイリストの最初に再生されるコンテンツの日時情報(例えば録画開始日時)に基づき、複数のプレイリストを整列する(整列処理A)。
【0043】
図3Aのケースでは、制御モジュール65は、プレイリストP1により最初に再生されるコンテンツC4の日時情報(例えば録画開始日時)、プレイリストP2により最初に再生されるコンテンツC2の日時情報(例えば録画開始日時)、プレイリストP3により最初に再生されるコンテンツC5の日時情報(例えば録画開始日時)を比較し、最も新しいコンテンツC2を最初に再生するプレイリストP2、次に新しいコンテンツC4を最初に再生するプレイリストP1、最も古いコンテンツC5を最初に再生するプレイリストP3の順序で(或いは逆の順序で)これらプレイリストP1−P3を整列する。さらに、制御モジュール65は、プレイリストP2、P1、P3の順序で(或いは逆の順序で)、これらプレイリストP2、P1、P3を一覧表示するための一覧表示情報を生成し映像表示器14に出力する。これにより、図4に示すように、映像表示器14は、プレイリストP2、P1、P3の順序で(或いは逆の順序で)、これらプレイリストP2、P1、P3を一覧表示する。
【0044】
さらに、操作モジュール16又リモートコントローラ17により、図4の一覧表示からプレイリストP1が選択されると、図5に示すように、映像表示器14は、表示を切り換える。つまり、映像表示器14は、プレイリストP1によりコンテンツC4→C1→C2→C3→C6→C7の順序で連続再生する旨を表示する。さらに、操作モジュール16又リモートコントローラ17により、図5のプレイリストP1の表示からコンテンツC4が選択されると、制御モジュール65は、コンテンツC4→C1→C2→C3→C6→C7の順序でコンテンツを連続再生する。或いは、操作モジュール16又リモートコントローラ17により、図5のプレイリストP1の表示からコンテンツC1が選択されると、制御モジュール65は、コンテンツC1→C2→C3→C6→C7(→C4)の順序でコンテンツを連続再生する。
【0045】
なお、操作モジュール16又リモートコントローラ17により、図4の一覧表示からプレイリストP1が選択されると、直ぐに、制御モジュール65が、コンテンツC4→C1→C2→C3→C6→C7の順序でコンテンツを連続再生することもできる。
【0046】
また、制御モジュール65は、プレイリストP1に基づく連続再生終了後に、プレイリストP3に基づく連続再生を開始することもできる。例えば、最初に一覧表示からプレイリストP2が選択されると、制御モジュール65は、プレイリストP2→P1→P3の順序で、コンテンツを連続再生することもできる。
【0047】
図3Bのケースでは、制御モジュール65は、最も新しいコンテンツC1を最初に再生するプレイリストP1、次に新しいコンテンツC2を最初に再生するプレイリストP2、最も古いコンテンツC5を最初に再生するプレイリストP3の順序で(或いは逆の順序で)これらプレイリストP1−P3を整列する。さらに、制御モジュール65は、プレイリストP1、P2、P3の順序で(或いは逆の順序で)、これらプレイリストP1、P2、P3を一覧表示するための一覧表示情報を生成し映像表示器14に出力する。これにより、映像表示器14は、プレイリストP1、P2、P3の順序で(或いは逆の順序で)、これらプレイリストP1、P2、P3を一覧表示する。
【0048】
或いは、デジタルテレビジョン放送受信装置11の制御モジュール65は、各プレイリストで再生順序が制御されるコンテンツのグループに含まれた各コンテンツの日時情報(例えば録画開始日時)のうち最も古い日時情報に基づき、複数のプレイリストを整列する(整列処理B)。
【0049】
図3A及び図3Bのケースでは、制御モジュール65は、プレイリストP1により再生順序が制御されるコンテンツC1、C4、C6、C7のグループのうちの最も古いコンテンツC7の日時情報と、プレイリストP2により再生順序が制御されるコンテンツC2、C3、C6、C8のグループのうちの最も古いコンテンツC8の日時情報と、プレイリストP3により再生順序が制御されるコンテンツC5、C9のグループのうちの最も古いコンテンツC9の日時情報とを比較し、これらコンテンツC7、C8、C9のうちの最も古いコンテンツC9を再生するプレイリストP3、次に古いコンテンツC8を再生するプレイリストP2、最も新しいコンテンツC7を再生するプレイリストP1の順序で(或いは逆の順序で)これらプレイリストP1−P3を整列する。さらに、制御モジュール65は、プレイリストP3、P2、P1の順序で(或いは逆の順序で)、これらプレイリストP3、P2、P1を一覧表示するための一覧表示情報を生成し映像表示器14に出力する。これにより、映像表示器14は、プレイリストP3、P2、P1の順序で(或いは逆の順序で)、これらプレイリストP3、P2、P1を一覧表示する。
【0050】
さらに、操作モジュール16又リモートコントローラ17により、一覧表示からプレイリストP3が選択されると、映像表示器14は、プレイリストP3によりコンテンツC5→C9の順序で連続再生する旨を表示する。さらに、操作モジュール16又リモートコントローラ17により、コンテンツC5が選択されると、制御モジュール65は、コンテンツC5→C9の順序でコンテンツを連続再生する。
【0051】
なお、操作モジュール16又リモートコントローラ17により、一覧表示からプレイリストP3が選択されると、直ぐに、制御モジュール65が、コンテンツC5→C9の順序でコンテンツを連続再生することもできる。また、一覧表示からプレイリストP3が選択されると、制御モジュール65は、プレイリストP3→P2→P1の順序で、コンテンツを連続再生することもできる。
【0052】
或いは、デジタルテレビジョン放送受信装置11の制御モジュール65は、各プレイリストの作成日時情報に基づき、複数のプレイリストを整列する(整列処理C)。
【0053】
図3A及び図3Bのケースでは、制御モジュール65は、プレイリストP1の作成日時情報と、プレイリストP2の作成日時情報と、プレイリストP3の作成日時情報とを比較し、最も新しい作成日時情報のプレイリストP3、次に新しい作成日時情報のプレイリストP2、最も古い作成日時情報のプレイリストP1の順序で(或いは逆の順序で)これらプレイリストP3、P2、P1を整列する。さらに、制御モジュール65は、プレイリストP3、P2、P1の順序で(或いは逆の順序で)これらプレイリストP3、P2、P1を一覧表示するための一覧表示情報を生成し映像表示器14に出力する。これにより、映像表示器14は、プレイリストP3、P2、P1の順序で(或いは逆の順序で)、これらプレイリストP3、P2、P1を一覧表示する。
【0054】
さらに、操作モジュール16又リモートコントローラ17により、一覧表示からプレイリストP3が選択されると、映像表示器14は、プレイリストP3によりコンテンツC5→C9の順序で連続再生する旨を表示する。さらに、操作モジュール16又リモートコントローラ17により、コンテンツC5が選択されると、制御モジュール65は、コンテンツC5→C9の順序でコンテンツを連続再生する。
【0055】
なお、操作モジュール16又リモートコントローラ17により、一覧表示からプレイリストP3が選択されると、直ぐに、制御モジュール65が、コンテンツC5→C9の順序でコンテンツを連続再生することもできる。また、一覧表示からプレイリストP3が選択されると、制御モジュール65は、プレイリストP3→P2→P1の順序で、コンテンツを連続再生することもできる。
【0056】
或いは、デジタルテレビジョン放送受信装置11の制御モジュール65は、各プレイリストの作成日時情報と修正日時情報に基づき、複数のプレイリストを整列する(整列処理D)。例えば、制御モジュール65は、プレイリストP1の作成日時情報と(修正なしのため修正日時情報は対象外)、プレイリストP2の作成日時情報及び修正日時と、プレイリストP3の作成日時情報及び修正日時とを比較し、最も新しい日時情報(修正日時情報)のプレイリストP2、次に新しい日時情報(修正日時情報)のプレイリストP3、最も古い日時情報(作成日時情報)のプレイリストP1の順序で(或いは逆の順序で)これらプレイリストP2、P3、P1を整列する。さらに、制御モジュール65は、プレイリストP2、P3、P1の順序で(或いは逆の順序で)これらプレイリストP2、P3、P1を一覧表示するための一覧表示情報を生成し映像表示器14に出力する。これにより、映像表示器14は、プレイリストP2、P3、P1の順序で(或いは逆の順序で)、これらプレイリストP2、P3、P1を一覧表示する。
【0057】
さらに、操作モジュール16又リモートコントローラ17により、一覧表示からプレイリストP2が選択されると、映像表示器14は、プレイリストP2によりコンテンツC2→C8→C3→C6の順序で連続再生する旨を表示する。さらに、操作モジュール16又リモートコントローラ17により、コンテンツC2が選択されると、制御モジュール65は、コンテンツC2→C8→C3→C6の順序でコンテンツを連続再生する。
【0058】
なお、操作モジュール16又リモートコントローラ17により、一覧表示からプレイリストP2が選択されると、直ぐに、制御モジュール65が、コンテンツC2→C8→C3→C6の順序でコンテンツを連続再生することもできる。また、一覧表示からプレイリストP2が選択されると、制御モジュール65は、プレイリストP2→P3→P1の順序で、コンテンツを連続再生することもできる。
【0059】
或いは、デジタルテレビジョン放送受信装置11の制御モジュール65は、条件に応じて、第1の整列処理(=整列処理A又はB)及び第2の整列処理(整列処理C又はD)のうちの一方の整列処理を選択し、選択した整列処理に基づき複数のプレイリストを整列する。
【0060】
例えば、制御モジュール65は、各プレイリストによる再生順序がコンテンツの日時順(昇順又は降順)であるか否かを判断し、図3Bに示すように日時順であれば、第2の整列処理(整列処理C又はD)を選択し、選択した第2の整列処理に基づき複数のプレイリストを整列する。各プレイリストによる再生順序がコンテンツの日時順であることから、簡易編集等が想定される。つまり1コンテンツ中の所定のシーンの分割、又は1コンテンツ中の不要なシーンの削除等が想定される。このような簡易編集等が想定されるケースでは、第2の整列処理を優先し、複数のプレイリストを見易く一覧表示する。これにより、実際に撮影した日時(コンテンツの日時)から相当な時間が経過した後にプレイリストが作成されても、各プレイリストによる再生順序がコンテンツの日時順であれば、プレイリストの作成日時順にプレイリストが並び替えられることはない。
【0061】
また、制御モジュール65は、図3Aに示すように日時順でなければ、第1の整列処理(整列処理A又はB)を選択し、選択した第1の整列処理に基づき複数のプレイリストを整列する。各プレイリストによる再生順序がコンテンツの日時順でないことから、大幅な編集等が想定される。例えば、プレイリストが、ベストショットの連続再生を制御していることが想定される。
【0062】
図6は、プレイリスト一覧表示及びプレイリスト再生の一例を示すフローチャートである。図6に示すように、制御モジュール65は、上記した条件に応じて、整列処理A、B、C、Dのうちの一つの整列処理を選択し、選択した整列処理に応じて、プレイリスト整列(ソート)のための日時情報を決定し(ST102)、各プレイリストに基づいて日時情報を抽出し、抽出された日時情報を管理テーブルに登録する(ST103)。なお、管理テーブルは、不揮発性メモリ68に登録される。
【0063】
例えば、図3Aのケースで整列処理Aが選択されたケースでは、プレイリストP1に対応した管理テーブルT1にはコンテンツC4の日時情報が登録され、プレイリストP2に対応した管理テーブルT2にはコンテンツC2の日時情報が登録され、プレイリストP3に対応した管理テーブルT3にはコンテンツC5の日時情報が登録される。
【0064】
全プレイリストからの日時情報の抽出が完了すると(ST101、NO)、制御モジュール65は、管理テーブルに登録された日時情報に基づき管理テーブルを整列(ソート)する(ST104)。上記ケースでは、管理テーブルT2、T1、T3の順(或いは逆の順序)で管理テーブルが整列される。プレイリストP1に対応した管理テーブルT1が選択されると、制御モジュール65は、プレイリストP1に基づきコンテンツC4→C1→C2→C3→C6→C7の順序で連続再生を開始する(ST105)。
【0065】
なお、制御モジュール65は、プレイリストに登録されていないコンテンツCXを1つの独立したプレイリストP4と見なして、整列処理A又はBに基づいて、プレイリストP1−P4を整列することもできる。例えば、コンテンツCXの録画開始日時及び録画終了日時が以下の通りであるとする。
【0066】
コンテンツCX:録画開始日時2009/12/5/18:00、録画終了日時2009/12/5/18:15
整列処理Aに基づく整列の場合、プレイリストP2、P1、P3、P4の順(或いは逆の順序で)でこれらプレイリストP1−P4が整列される。整列処理Bに基づく整列の場合、プレイリストP4、P1、P2、P3の順(或いは逆の順序で)でこれらプレイリストP1−P4が整列される。
【0067】
本実施形態によれば、撮影日時、プレイリスト作成日時、プレイリスト編集日時等を考慮したプレイリストの整列が可能となり、プレイリスト再生時のユーザビリティを向上することができる。
【0068】
なお、本願発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で種々に変形することが可能である。また、各実施形態は可能な限り適宜組み合わせて実施してもよく、その場合組み合わせた効果が得られる。更に、上記実施形態には種々の段階の発明が含まれており、開示される複数の構成要件における適当な組み合わせにより種々の発明が抽出され得る。例えば、実施形態に示される全構成要件からいくつかの構成要件が削除されても、発明が解決しようとする課題の欄で述べた課題が解決でき、発明の効果の欄で述べられている効果が得られる場合には、この構成要件が削除された構成が発明として抽出され得る。
【符号の説明】
【0069】
14…映像表示器、15…スピーカ、16…操作モジュール、17…リモートコントローラ、18…受光モジュール、19…第1のメモリカード、20…第2のメモリカード、21…LAN端子、22…第1のHDMI端子、23…第2のHDMI端子、24…USB端子、25…i.Link端子、47…アンテナ、48…入力端子、49…チューナ、50…PSK復調モジュール、51…信号処理モジュール、52…アンテナ、53…入力端子、54…チューナ、55…OFDM復調モジュール、57…アナログ復調モジュール、58…グラフィック処理モジュール、59…音声処理モジュール、60a〜60d…入力端子、61…OSD信号生成モジュール、62…映像処理モジュール、63…出力端子、64…出力端子、65…制御モジュール、66…ROM、67…RAM、68…不揮発性メモリ、69…カードI/F、70…カードホルダ、71…カードI/F、72…カードホルダ、73…通信I/F、74…第1のHDMII/F、75…第2のHDMI I/F、76…USBI/F、77…i.Link I/F。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
1以上の画像ファイルの再生順序を制御する制御情報を含む複数のプレイリストを読み取る読取手段と、
各プレイリストの前記制御情報により再生順序が制御された1以上の画像ファイルの日時情報に基づき、前記複数のプレイリストを整列する整列手段と、
前記整列された前記複数のプレイリストを一覧表示するための一覧表示情報を生成する生成手段と、
を備えたプレイリスト表示制御装置。
【請求項2】
前記並び替え手段は、各プレイリストの前記制御情報により再生順序が制御される1以上の画像ファイルのグループに含まれた最初に再生される先頭画像ファイルの日時情報に基づき、前記複数のプレイリストを整列することを特徴とする請求項1に記載のプレイリスト表示制御装置。
【請求項3】
前記並び替え手段は、各プレイリストの前記制御情報により再生順序が制御される1以上の画像ファイルのグループに含まれた画像ファイルの日時情報うちの最も古い日時情報に基づき、前記複数のプレイリストを整列することを特徴とする請求項1に記載のプレイリスト表示制御装置。
【請求項4】
前記並び替え手段は、条件に応じて、各プレイリストの前記制御情報により再生順序が制御される1以上の画像ファイルの日時情報に基づき前記複数のプレイリストを整列する第1の整列処理、及び各プレイリストを作成又は編集したプレイリスト日時情報に基づき前記複数のプレイリストを整列する第2の整列処理のうちの一方の整列処理を選択し、選択した整列処理に基づき前記複数のプレイリストを整列することを特徴とする請求項1に記載のプレイリスト表示制御装置。
【請求項5】
前記並び替え手段は、各プレイリストの前記制御情報により制御される再生順序が画像ファイルの日時情報の昇順又は降順である場合には、前記第2の整列処理を選択することを特徴とする請求項4に記載のプレイリスト表示制御装置。
【請求項6】
前記並び替え手段は、各プレイリストの前記制御情報により制御される再生順序が画像ファイルの日時情報の昇順又は降順でない場合には、前記第1の整列処理を選択することを特徴とする請求項4に記載のプレイリスト表示制御装置。
【請求項7】
前記整列された前記複数のプレイリストの中から指定されたプレイリストに基づき、1以上の画像ファイルを再生する再生制御手段を備えたことを特徴とする請求項1に記載のプレイリスト表示制御装置。
【請求項8】
1以上の画像ファイルの再生順序を制御する制御情報を含む複数のプレイリストを読み取り、
各プレイリストの前記制御情報により再生順序が制御された1以上の画像ファイルの日時情報に基づき、前記複数のプレイリストを整列し、
前記整列された前記複数のプレイリストを一覧表示するための一覧表示情報を生成するプレイリスト表示制御方法。

【図1】
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【図2】
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【図3A】
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【図3B】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2011−134423(P2011−134423A)
【公開日】平成23年7月7日(2011.7.7)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−295632(P2009−295632)
【出願日】平成21年12月25日(2009.12.25)
【出願人】(000003078)株式会社東芝 (54,554)
【Fターム(参考)】