説明

プレゼンテーション支援システム

【課題】発表練習等において指摘・助言された内容等を忘れることなく、発表資料の修正等に反映させることができるようにして、プレゼンテーションに用いる発表資料の完成度を高める。
【解決手段】ディスプレイ17と、発表資料に書込みを行う書込み手段16と、発表時の音声を取得するマイク18と、書込み手段16による書込み内容とマイク18によって取得された音声とを対応させて記憶するHDD14とを設ける。そして、プレゼンテーション開始からの経過時間を計測し、発表資料のページ送り操作の時刻や書込み操作の時刻をHDD14に記憶させ、発表終了後に、発表資料の所望ページを指定すると、HDD14に記憶された前記所望ページと当該ページへの書込み内容とがディスプレイ17に表示されるとともに、当該ページに対応する音声が再生されるようにする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明はプレゼンテーション支援システムに関し、より詳細には、プレゼンテーションに用いる発表資料の完成度を高める支援システムに関するものである。
【背景技術】
【0002】
講演やシンポジウム、セミナー、会議などにおいて、プロジェクタなどによって発表資料を画面表示し、複数人の参加者を前にしてプレゼンテーションを行うことが広く行われている。
【0003】
プレゼンテーションの事前準備として、通常、プレゼンテーション練習が行われ、発表資料についても練習毎に見直され洗練されたものとされていく。ところが、練習中に指摘・助言された内容をすべて記憶しておくことは困難であり、練習後に発表資料の修正を思い出しながら行うには限界がある。
【0004】
また、講演やセミナーなどでは、同一内容のプレゼンテーションを別の時間あるいは別の場所で行うことがある。このような場合、前回のプレゼンテーションにおいて、発表資料における質問が出た部分や参加者の理解が不十分であった部分などを見直して、次のプレゼンテーションに活かす必要があるが、プレゼンテーション終了後にこれら質問等の内容をすべては思い出せないことがある。
【0005】
これまで、プレゼンテーションの支援システムとして、議事録の作成を容易にするシステムや、発表者の意図などを反映したビデオ要約を行うシステム、電子黒板に書き込まれたメモを履歴データとして自動的に保存するシステムなどが提案されているが(特許文献1〜3)、発表資料の完成度を高める支援システムについての提案はない。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】特開2009-64275号公報
【特許文献2】特開2008-3968号公報
【特許文献3】特開2006-5589号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明の目的は、発表練習等において指摘・助言された内容等を忘れることなく、発表資料の修正等に反映させることができるプレゼンテーション支援システムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明によれば、プレゼンテーションに用いる発表資料の完成度を高める支援システムであって、発表資料を表示する表示手段と、表示された発表資料に書込みを行う書込み手段と、発表時の音声を取得する録音手段と、前記書込み手段による書込み内容と前記録音手段によって取得された音声とを対応させて記憶する記憶手段とを有することを特徴とするプレゼンテーション支援システムが提供される。
【0009】
ここで、プレゼンテーション開始からの経過時間を計測し、発表資料のページ送り操作の時刻を前記記憶手段に記憶させ、発表終了後に、発表資料の所望ページを指定すると、前記記憶手段に記憶された前記所望ページと当該ページへの書込み内容とが前記表示手段に表示されるとともに、当該ページに対応する音声が再生されるようにしてもよい。
【0010】
また、プレゼンテーション開始からの経過時間を計測し、書込み操作の時刻を前記記憶手段に記憶させ、発表終了後に、所望の書込みを指定すると、前記記憶手段に記憶された前記所望の書込みの内容と、当該書込みがされた発表資料の該当ページとが前記表示手段に表示されるとともに、当該書込みに対応する音声が再生されるようにしてもよい。
【0011】
発表資料の所望ページ又は所望の書込みがされたページの編集を可能とする編集手段をさらに設け、当該ページを前記表示手段に表示させると共に、それに対応する音声を再生させながら当該ページの編集を行うようにするのが好ましい。
【0012】
前記編集手段としては、マーカーを用いて編集を行うものが好ましく、編集の種類及び位置をマーカーを用いて指定して編集を行うのが好ましい。なお、本発明における「マーカー」は、表示手段に表示されるカーソル、ペン入力可能なタブレット、及びタッチパネルを用いた場合の表示画面のタッチなどを意味するものとする。
【0013】
また、前記書込み内容を画像として認識し、認識した画像の種別に基づいて発表資料を編集するようにしてもよい。
【発明の効果】
【0014】
本発明のプレゼンテーション支援システムでは、発表資料への書き込みと音声とを対応させて記憶するので、例えば、発表練習終了後に、指摘・助言された内容を忘れることなく、発表資料の修正に反映させることができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【0015】
【図1】本発明に係るプレゼンテーション支援システムの内部構成例を示すブロック図である。
【図2】本発明に係るプレゼンテーション支援システムの構成例を示すブロック図である。
【図3】発表資料を編集する際の表示画面例である。
【図4】録音した音声を再生させて発表資料を編集する際の表示画面例である。
【図5】発表資料を編集する際の他の表示画面例である。
【図6】発表資料を編集する際の他の表示画面例である。
【図7】発表資料を編集する際の他の表示画面例である。
【図8】重要事項の一覧画面である。
【図9】発明のプレゼンテーション支援システムの制御例を示すフローチャートである。
【図10】発表資料を編集する際の制御例を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0016】
以下、図面に基づいて本発明に係るプレゼンテーション支援システムを説明するが、本発明はこれらの実施形態に何ら限定されるものではない。
【0017】
図1に、本発明に係わるプレゼンテーション支援システムの内部構成例を示すブロック図を示す。この図のプレゼンテーション支援システム1は、CPU11と、RAM12と、ROM13と、記憶手段としてのハードディスク14と、文字・数字・各種指示等を入力するためのキーボード15と、表示画面への書込み等を行うためのポインティングデバイス(例えばマウスなど)16と、表示手段としてのディスプレイ17と、録音手段としてのマイク18と、音声出力手段としてのスピーカ19と、各種周辺機器を接続するための通信処理部20と、そして上記各部を接続するためのシステムバス21とを備える。このプレゼンテーション支援システムを機能させるためのプログラム及びデータは、ROM13又はハードディスク14に格納され、実行時にCPU11がRAM12に読み出すことにより実行される。
【0018】
図2に、本発明のプレゼンテーション支援システムの構成例を示すブロック図を示す。図2において、プレゼンテーションの発表者に対して、PCとマイク18、スピーカ19等が設けられている。これらのPC、マイク18、スピーカ19等はネットワークNを介してシステム全体を制御するサーバに接続されている。
【0019】
サーバ3は、処理部4と、ROM・RAM等のメモリを含む記憶部5とからなる。処理部4は、通信処理部20、記録処理部21、インデックスファイル作成処理部22、インデックスファイル提示処理部23、検索処理部24から構成される。また、サーバ3はハードディスク14に接続している。
【0020】
次に、本発明のプレゼンテーション支援システムを用いてプレゼンテーションの発表練習を行う場合を例にシステムの動作について説明する。発表者は予めプレゼンテーション用の発表資料を作成してPCに保存する。発表者はPCを操作してプレゼンテーションを開始する。発表者はPCを操作して発表資料のページを切り替えながら説明を行う。このとき、発表練習の様子がマイクを通して録音されると共に、プレゼンテーション開始からの経過時間が計測される。これらのページ毎の画像、マイクからの音声、プレゼンテーション開始からの経過時間等からなるプレゼンテーション情報は、制御情報と共にサーバに送られ、ハードディスクに記憶される。なお、録音と共に、必要に応じてカメラによる発表者等の映像を記憶させてもよい。
【0021】
また、発表練習中において、発表者が発表資料のページ送りを行った場合や発表資料への書込みを行った場合等の何らかの操作が行われた場合には、当該操作情報が検知されてサーバに送られる。サーバはこれらの操作情報を検出して時間情報と共に記録する。記憶された情報は、発表練習終了後に所望の発表資料ページ及び音声を頭出しする際のインデックス情報とされる。具体的には、検知情報に基づいて発表資料と音声とを対応させたインデックスファイルが作成されハードディスクに蓄積される。このインデックスファイルには、例えば検知情報毎に発表資料のページ番号、書込みの時間情報、及び説明の音声の時間情報等の情報が記載される。
【0022】
これにより、発表練習終了後に発表者が、必要とする発表資料のページ又は書込みを選択・指定すると、ハードディスクのインデックスファイルが検索され、ディスプレイに該当するページ及び書込みが表示されるとともに音声が再生され、発表練習中の記憶を蘇らせる手助けとなる。
【0023】
図3に、ハードディスクから記憶情報を取り出してPCで再生する場合の、PCの表示画面例を示す。PCのディスプレイの中央部には、発表資料の該当ページが表示され、その左側にページウインドウが表示され、右側に編集及び音声再生を行うためのピクトグラムが表示されている。
【0024】
ページウインドウには、発表資料が1ページから順に下方に向かって表示される。ディスプレイにすべてのページが表示できない場合は、画面スクロールによって残りのページが順に表示されるようになる。また、ページに書込みがなされている場合は、当該書込みも当該ページ内容と共に合成表示される。発表資料を編集する場合は、編集するページ又は書込み部分をマーカーMによってページウインドウから指定する。すると、指定されたページ又は指定された書込みがなされたページが画面中央に大きく表示される。
【0025】
図4〜図6に、発表終了後に発表資料を編集する場合の具体例を示す。図4は、発表資料の書込みに基づいて該当部分を消去する場合の編集作業例である。発表資料の第5ページの第1項目「○○○○▲▲▲▲」の部分に、発表練習の際に二重線71が書き込まれている。この二重線71は消去を意味するものとする。この二重線71の書込みのみで直ちに該当部分を消去してもよいが、二重線71が引かれた際の状況を、音声を再生して確認するのが望ましい。この場合には、ピクトグラムの上から四番目のスピーカマーク62に、マウスを用いてマーカーMを移動させて、マウスの左クリックによって選択指定する。これにより、発表資料が第4ページから第5ページにページ送りされてから、第5ページから第6ページにページ送りされるまでの音声、すなわち第5ページに関する発表練習中の音声が再生される。音声再生中には、表示画面の下部に、現在再生されてる音声が、第5ページに関する録音全体のどの部分であるかを表示するバー61が示される。この時間経過バー61は、画面の左側から右側への時間の経過と共に延びて行く。このバー61の右側端部の楕円部をマーカーMで左クリックしながら、左右方向の所望の位置に移動させることによって、所望時間からの音声再生が可能となる。また、二重線71が書き込まれた前後の音声のみ再生したい場合には、二重線71の部分をマーカーMで指定した後、スピーカマーク62を選択指定すると、二重線71が書き込まれる前後の所定時間(例えば前後3分間)が音声再生される。
【0026】
次に、音声再生によって発表練習の際の状況を確認した後、二重線71が引かれた部分を消去する場合には、図4(b)に示すように、ピクトグラムの上から2番目の消しゴムマーク63にマーカーMを移動させ左クリックして消去モードを選択した後、消しゴムマークとなったマーカーM1を二重線71が書き込まれた部分に移動させて、左クリックしながら拭くように移動させて該当部分を消去する。なお、第1項目が消去されたことにより、第2項目以降の項目番号がそれぞれ繰り上がることになるが、項目番号の繰り上がりは、PCに組み込まれている既存の編集機能によって自動的に行ってもよいし、キーボード等から直接変更操作を行ってもよい。
【0027】
図5は、発表資料の書込みに基づいて、該当部分の記載位置を移動する場合の編集作業例である。発表資料の第5ページの第1項目「○○○○▲▲▲▲」を最初の項目位置から最後の項目位置とするように矢印71が書き込まれている。前記と同様に、書込みに基づく編集操作を行う前に、書込みがなされた際の状況を音声を再生して確認するのが望ましい。音声再生操作は前記と同様である。音声再生によって発表練習の際の状況を確認した後、前記項目位置を移動する場合には、図5(b)に示すように、まず、ピクトグラムの一番上の範囲指定マーク64にマーカーMを移動させた後、左クリックして範囲選択モードを選択する。次いで、マーカーMを用いて第1項目「○○○○▲▲▲▲」を四角形で囲む。そして、四角形で囲んだ範囲内にマーカーMを位置させて左クリックし、左クリックをしたままマーカーを矢印72の示す先、すなわち項目の最後位置に移動させる。これにより、第1項目「○○○○▲▲▲▲」が最後の項目位置に移動する。なお、前記と同様に、第1項目が最後の項目となることにより、第2項目以降の項目番号がそれぞれ繰り上がることになるが、項目番号の繰り上がりは、PCに組み込まれている既存の編集機能によって自動的に行ってもよいし、キーボード等から直接変更操作を行ってもよい。
【0028】
図6は、発表資料の書込みに基づいて、該当部分を削除する場合の編集作業例である。この図では、発表資料の第5ページの全体に削除を意味する「×」印73が書き込まれている。この場合も前記と同様に、書込みに基づく編集操作を行う前に、書込みがなされた際の状況を音声を再生して確認するのが望ましい。音声再生操作は前記と同様である。音声再生によって発表練習の際の状況を確認した後、図6(b)に示すように、まず、ピクトグラムの一番上の範囲指定マーク64にマーカーMを移動させた後、左クリックして範囲選択モードを選択する。そして、マーカーMを用いて第5ページの全体を四角形で囲む。次いで、マーカーMを、ピクトグラムの一番下のハサミマーク65に位置させて左クリックする。すると、四角形で囲まれた部分の内容が削除される。
【0029】
以上例示した編集作業の他、文字の大きさや色を変える、新たに項目を挿入する等の従来公知の編集作業も本発明のシステムにおいて当然に行われる。また、発表資料の編集作業は、発表練習中に行ってももちろん構わない。
【0030】
また、本発明のプレゼンテーション支援システムに抽出手段を設けてもよい。例えば、ディスプレイに表示された発表資料に、カーソルやタブレットなどの書込み手段によって、「◎」、「?」、「×」といった記号(画像)が書き込まれた場合、これらの書込みについてビットマップデータを生成し、ビットマップデータから発表資料への書込みが「◎」、「?」、「×」などの所定の記号であるのかを、認識手段によって認識させるようにする。そして、例えば、「◎」が重要事項を、「?」が再考事項を、「×」が削除をそれぞれ意味すると事前に定めておけば、認識結果に基づいて、書込みがなされたページ及び座標位置と共に、”重要事項”、”再考事項”、”削除事項”などの属性が合わせて記憶される。これにより、発表練習後に、書込みの属性を指定することによって、発表資料の、当該属性を有する書込みがなされた部分が抽出・表示されるようになる。
【0031】
図7は、前記属性を表す記号が書き込まれた発表資料例である。第5ページの第1項目「○○○○▲▲▲▲」に下線74が引かれ、最後に「◎」印75が書き込まれている。これにより、下線の引かれた「○○○○▲▲▲▲」が重要事項であることが属性として記憶される。そして、例えば発表練習終了後に、「◎」印75の書込みがなされた重要事項を抽出して表示させる場合には、図8に示すように、ピクトグラムの上から5番目のランプマーク66にマーカーMを位置させて左クリックする。すると、属性を選択指定するウインドウ91がさらに表示される。このウインドウ91から「重要事項」を選択指定すると、「◎」印75の書込みがなされた重要事項が抽出されて、記載されているページ数と行、記載事項が画面中央部に一覧表示される。これにより、発表者は、発表資料中の重要事項を一目で把握することができるようになる。同様にして、「再考事項」や「削除事項」についても上記操作により一覧表示されるようになる。
【0032】
図9に、本発明のプレゼンテーション支援システムの制御例を示すフローチャートを示す。プレゼンテーションの発表練習が開始されると、経過時間の計測が開始される(ステップS101)。また同時に音声録音が開始される(ステップS102)。その後、表示されている発表資料に書込みがなされたかどうかが判断される(ステップS103)。発表資料に書込みがなされた場合は、書込みの内容とその時刻がハードディスクに記憶される(ステップS104)。次いで、発表者によりページ送り操作がなされたかどうかが判断される(ステップS105)。ページ送り操作がなされると、画面に次のページの発表資料が表示される(ステップS106)。そして、ページ送り操作の時刻がハードディスクに記憶される(ステップS107)。その後、発表練習の終了指示の有無が判断され(ステップS108)、発表練習が継続される場合は、ステップS103に戻って上記の制御が繰り返し行われる。一方、発表練習が終了される場合は(ステップS108)、経過時間の計測が終了され(ステップS109)、音声録音が終了される(ステップS110)。
【0033】
図10に、発表資料を編集する際の制御例を示すフローチャートを示す。まず、図3に示した表示画面から、編集するページを選択・指定する(ステップS201)。そして、編集の種類、すなわち消去、移動、削除の編集の種類を選択・指定する(ステップS202)。選択された編集の種類が「消去処理」である場合は(ステップS203)、マーカーなどで消去範囲が指定され(ステップS204)、指定された範囲が消去される(ステップS205)。一方、選択された編集の種類が「移動処理」である場合は(ステップS206)、マーカーなどで移動範囲が指定されると共に(ステップS207)、移動先が指定される(ステップS208)。そして、指定された範囲が指定先に移動される(ステップS209)。また、選択された編集の種類が「削除処理」である場合は(ステップS210)、マーカーなどで削除範囲が指定され(ステップS211)、指定された範囲が削除される(ステップS212)。以上のいずれかの編集処理がなされると、編集を終了するかどうかが判断され(ステップS213)、編集を継続する場合はステップS201に戻って、上記の制御が繰り返し行われる。
【0034】
以上説明した実施形態は、本発明のプレゼンテーション支援システムを発表練習に用いる場合であったが、その他にも、講演やセミナーなど、同一内容のプレゼンテーションを別の時間あるいは別の場所で行うときに、前回のプレゼンテーションでの聴衆者の反応や質問などに基づいて発表資料を修正等する場合にも好適に使用できる。
【産業上の利用可能性】
【0035】
本発明のプレゼンテーション支援システムは、発表資料への書き込みと音声とを対応させて記憶するので、例えば、発表練習終了後に、指摘・助言された内容を忘れることなく、発表資料の修正に反映させることができるようになり有用である。
【符号の説明】
【0036】
M マーカー
14 HDD(記憶手段)
16 マウス(書込み手段)
17 ディスプレイ(表示手段)
18 マイク(録音手段)


【特許請求の範囲】
【請求項1】
プレゼンテーションに用いる発表資料の完成度を高める支援システムであって、
発表資料を表示する表示手段と、表示された発表資料に書込みを行う書込み手段と、発表時の音声を取得する録音手段と、前記書込み手段による書込み内容と前記録音手段によって取得された音声とを対応させて記憶する記憶手段とを有することを特徴とするプレゼンテーション支援システム。
【請求項2】
プレゼンテーション開始からの経過時間を計測し、発表資料のページ送り操作の時刻を前記記憶手段に記憶させ、発表終了後に、発表資料の所望ページを指定すると、前記記憶手段に記憶された前記所望ページと当該ページへの書込み内容とが前記表示手段に表示されるとともに、当該ページに対応する音声が再生される請求項1記載のプレゼンテーション支援システム。
【請求項3】
プレゼンテーション開始からの経過時間を計測し、書込み操作の時刻を前記記憶手段に記憶させ、発表終了後に、所望の書込みを指定すると、前記記憶手段に記憶された前記所望の書込みの内容と、当該書込みがされた発表資料の該当ページとが前記表示手段に表示されるとともに、当該書込みに対応する音声が再生される請求項1又は2記載のプレゼンテーション支援システム。
【請求項4】
発表資料の所望ページ又は所望の書込みがされたページの編集を可能とする編集手段をさらに有し、当該ページを前記表示手段に表示させると共に、それに対応する音声を再生させながら当該ページの編集を行う請求項2又は3記載のプレゼンテーション支援システム。
【請求項5】
前記編集手段は、マーカーを用いて編集を行うものであり、編集の種類及び位置をマーカーを用いて指定して編集を行う請求項4に記載のプレゼンテーション支援システム。
【請求項6】
前記書込み内容を画像として認識し、認識した画像の種別に基づいて発表資料を編集する請求項1〜5のいずれかに記載のプレゼンテーション支援システム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【公開番号】特開2011−95809(P2011−95809A)
【公開日】平成23年5月12日(2011.5.12)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−246246(P2009−246246)
【出願日】平成21年10月27日(2009.10.27)
【出願人】(303000372)コニカミノルタビジネステクノロジーズ株式会社 (12,802)
【Fターム(参考)】