説明

プログラム、情報記憶媒体およびゲームシステム

【課題】なるべく早くゲームを終了させることを目的とするプレーヤと、ストーリーの詳細を知った上でゲームを終了させることを目的とするプレーヤの双方に対して、ゲーム意欲を効果的に高めることができるゲームシステムを提供すること。
【解決手段】 ゲームシステム10は、探偵であるプレーヤキャラクタが解明すべき事件に関係する一連のストーリーを進行させる。そしてストーリーを進行させる課程において、プレーヤに事件を解明するために役立つキーワード情報を収集させ、プレーヤが収集したキーワード情報の数が多いほど、プレーヤを高く評価する評価画像を表示させる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、プログラム、情報記憶媒体およびゲームシステムに関する。
【背景技術】
【0002】
従来から、一連のストーリーを構成する複数の画像を表示部に順次表示させることによりストーリーを進行させるゲームシステムが知られている。このようなゲームシステムには、プレーヤがストーリーの進行に伴い情報収集を行い、収集した情報を用いてストーリーを終了させるものがある。
【特許文献1】特開2008−183047号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
しかし従来のゲームシステムでは、ストーリーの内容を充実させるために多くの情報を用意しつつも、プレーヤがストーリーの結末を早く知りたいがために、多くの情報が用いられないままストーリーが終了されてしまうという問題があった。
【0004】
本発明はこのような問題に鑑みてなされたものであり、その目的は、なるべく早くゲームを終了させることを目的とするプレーヤと、ストーリーの詳細を知った上でゲームを終了させることを目的とするプレーヤの双方に対して、ゲーム意欲を効果的に高めることができるゲームシステムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
(1)本発明は、
一連のストーリーを構成する複数のストーリー画像を表示部に順次表示させることにより前記ストーリーを進行させ、前記ストーリーの進行に伴い複数の通常問題を順次出題するとともにミニゲームを実行するゲームシステムであって、
第1ゲーム状態において、前記ストーリーの進行状況に基づいて、前記複数の通常問題のうちいずれかの通常問題を示す通常問題画像を前記表示部に表示させる通常問題表示制御部と、
前記通常問題に対する回答を特定する操作を受け付けるための回答画像を前記表示部に表示させる回答表示制御部と、
操作部からの第1操作情報に基づいて、前記通常問題に対する回答を補助する回答補助画像を前記表示部に表示させる回答補助表示制御部と、
前記操作部からの前記回答を特定する操作情報に基づいて、前記回答の正誤を判定する回答判定部と、
前記回答補助画像を表示させたことまたは前記回答が誤っていたことに基づいて、パラメータを更新する更新部と、
前記回答が正しかったことに基づいて、前記ストーリーを進行させる進行制御部と、
前記第1ゲーム状態において、前記ストーリーの進行状況と前記操作部からの第2操作情報とに基づいて、位置を特定する操作を受け付けるための複数の特定画像のうちいずれかの特定画像を前記表示部に表示させる特定表示制御部と、
前記操作部からの前記特定画像における位置を特定する操作情報に基づいて、前記位置の特定の正誤を判定する位置判定部と、
前記回答が正しかったことまたは前記位置の特定が正しかったことに基づいて、前記ストーリーのキーワードを示す複数のキーワード情報のうちいずれかのキーワード情報を利用可能な状態に設定するキーワード情報設定部と、
前記操作部からの第3操作情報に基づいて、前記利用可能な状態に設定されたキーワード情報の詳細な情報を示す詳細情報画像を前記表示部に表示させる詳細情報表示制御部と、
前記第1ゲーム状態において、前記ストーリーの進行状況に基づいて、ミニゲームを実行するためのミニゲーム画像を前記表示部に表示させるミニゲーム表示制御部と、
前記操作部からの第4操作情報に基づいて前記ミニゲームの成績を演算するミニゲーム成績演算部と、
前記ストーリーの進行状況と前記操作部からの第5操作情報とに基づいて、ゲーム状態を前記第1ゲーム状態から第2ゲーム状態に移行させるゲーム状態移行制御部と、
前記第2ゲーム状態において、前記キーワード情報の詳細な情報により選択が補助され、前記利用可能な状態に設定されたキーワード情報からいずれかのキーワード情報を選択させる複数の選択問題のうちいずれかの選択問題を示す選択問題画像を前記表示部に表示させる選択問題表示制御部と、
前記利用可能な状態に設定されたキーワード情報からいずれかのキーワード情報を選択する操作を受け付けるための選択画像を前記表示部に表示させる選択表示制御部と、
前記キーワード情報を選択する操作情報に基づいて、前記複数のキーワード情報の一部を構成する複数の特定キーワード情報が前記複数の選択問題のそれぞれについて正しく選択されているか否かを判定する選択判定部と、
前記複数の特定キーワード情報が前記複数の選択問題のそれぞれについて正しく選択されていることに基づいて、前記第2ゲーム状態を終了させる終了制御部と、
前記パラメータと、前記利用可能な状態に設定されたキーワード情報の数と、前記ミニゲームの成績とに基づいて、プレーヤを評価する評価画像を前記表示部に表示させる評価表示制御部とを含むことを特徴とするゲームシステムに関係する。
【0006】
また本発明は、上記各部としてコンピュータを機能させるプログラムに関係する。また本発明は、コンピュータ読み取り可能な情報記憶媒体であって、上記各部としてコンピュータを機能させるプログラムを記憶(記録)した情報記憶媒体に関係する。
【0007】
本発明では、第1ゲーム状態において、複数のキーワード情報の全てが利用可能な状態に設定されなくとも、特定キーワード情報が利用可能な状態に設定されれば、第2ゲーム状態が終了され得る。すなわち本発明では、全ての通常問題に対して正しい回答が行われなくとも、または全ての特定画像において位置を特定する操作が行われなくても、第2ゲーム状態が終了され得る。
【0008】
しかし本発明では、利用可能な状態に設定されたキーワード情報の数に基づいて、プレーヤを評価する評価画像が表示される。従って本発明では、高い評価が得られるように、プレーヤになるべく多くの通常問題に対して正しい回答を行わせるようにしたり、なるべく多くの特定画像において位置を特定する操作を行わせるようにすることができる。
【0009】
こうして本発明によれば、なるべく早くゲームを終了させることを目的とするプレーヤと、ストーリーの詳細を知った上でゲームを終了させることを目的とするプレーヤの双方に対して、ゲーム意欲を効果的に高めることができるゲームシステムを実現することができる。
【0010】
(2)また本発明は、
前記キーワード情報の選択を補助する補助情報を示す選択補助画像を前記表示部に表示させる選択補助表示制御部を更に含み、
前記ゲーム状態移行制御部は、
前記第1ゲーム状態において前記ストーリーの進行状況が所定条件を満たした場合に、前記ゲーム状態を前記第2ゲーム状態に移行させることが可能な移行可能状態に設定し、
前記特定表示制御部は、
前記移行可能状態においても、前記操作部からの前記第2操作情報に基づいて、前記複数の特定画像のうちいずれかの特定画像を前記表示部に表示させ、
前記選択補助表示制御部は、
前記移行可能状態において、前記特定画像における位置を特定する操作情報に基づいて、前記選択補助画像を前記表示部に表示させ、
前記評価表示制御部は、
前記選択補助画像を表示させたことに基づいて、プレーヤを評価するようにしてもよい。
【0011】
このようにすれば、移行可能状態においても第2ゲーム状態におけるキーワード情報の選択に自信がないプレーヤを補助することができるとともに、選択補助画像を表示させたプレーヤと選択補助画像を表示させなかったプレーヤとの間でプレーヤの評価を差別することができる。
【0012】
(3)また本発明は、
前記進行制御部は、
複数の前記ストーリーをストーリー毎に進行させ、
前記評価表示制御部は、
前記ストーリー毎に前記評価画像を前記表示部に表示させるようにしてもよい。
【0013】
このようにすれば、次のストーリーに係るゲームにおいて高い評価が得られるように、次のストーリーに係るゲームにおいてプレーヤになるべく多くの通常問題に対して正しい回答を行わせるようにしたり、なるべく多くの特定画像において位置を特定する操作を行わせるようにすることができる。
【0014】
(4)また本発明は、
前記操作部からの第6操作情報に基づいて、前記ストーリーの進行状況を保存する保存制御部を更に含み、
前記進行制御部は、
前記操作部からの第7操作情報に基づいて、保存された前記ストーリーの進行状況により前記ストーリーの進行を再開させ、
前記評価表示制御部は、
前記ストーリーの進行状況を保存したことに基づいて、プレーヤを評価する評価画像を前記表示部に表示させるようにしてもよい。
【0015】
本発明では、プレーヤは操作部の操作により任意の時点でストーリーの進行状況を保存させ、その時点からストーリーの進行を再開させることができる。従って本発明では、プレーヤは、例えば回答を特定する操作を行う直前にストーリーの進行状況を保存させておき、回答を誤った場合には正しい回答を確認した上で回答を特定する操作を行う直前からストーリーの進行を再開させることにより、回答を誤ったことが記録されることを回避することができる。しかし本発明では、このような操作を行うプレーヤに関しては、評価が低くなるようにすることができる。
【0016】
(5)また本発明は、
前記ミニゲーム表示制御部は、
前記パラメータと、前記利用可能な状態に設定されたキーワード情報の数と、前記ミニゲームの成績とに基づいて、複数のミニゲームのうちいずれかのミニゲームを実行するためのミニゲーム画像を前記表示部に表示させるようにしてもよい。
【0017】
このようにすれば、プレーヤの評価に応じてプレーヤがプレーできるミニゲームを変化させることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0018】
以下、本実施形態について説明する。なお、以下に説明する本実施形態は、特許請求の範囲に記載された本発明の内容を不当に限定するものではない。また本実施形態で説明される構成の全てが、本発明の必須構成要件であるとは限らない。
【0019】
1.外観構成
図1に本実施形態のゲームシステム10(画像生成システムの一例)の外観図を示す。図1に示すゲームシステム10は、プレーヤ(操作者、観者)が携帯可能な大きさに形成されており、プレーヤがゲームシステム10を手で持ってゲームをプレーすることができるようになっている。そしてゲームシステム10は、本体下部12と本体上部14とがヒンジ部16により連結されており、本体下部12と本体上部14とがヒンジ部16の軸回りに回動可能となっている。そして本体下部12の中央部には画像を出力する第1の表示部18が設けられており、本体下部12の第1の表示部18の周囲には、プレーヤが操作情報を入力するための十字キー20、第1ボタン22〜第4ボタン28の4つのボタン、スタートボタン30、セレクトボタン32が設けられている。また本体上部14の中央部には画像を出力する第2の表示部34が設けられ、第2の表示部34の左右側には音を出力するスピーカ36(音出力部44の一例)が設けられている。またヒンジ部16には、プレーヤが音入力(音声入力)を行うためのマイク38(音入力部42の一例)が設けられている。
【0020】
本体下部12の第1の表示部18は、液晶ディスプレイとタッチパネルとが積層された構造を有しており、第1の表示部18の表示領域に対してプレーヤが行った接触操作の位置を検出できるようになっている。例えばプレーヤが、図1に示すようなタッチペンの先端を第1の表示部18に接触させる(位置を特定する操作の一例)と、ゲームシステム10はタッチペンの先端が第1の表示部18に接触した位置を検出する。従ってプレーヤは、第1の表示部18に接触することによっても操作情報を入力することができる。
【0021】
そしてゲームシステム10は、プレーヤが探偵となって聞き込み調査や現場調査などを行い、事件の謎を推理して解明する探偵ゲームを実行する。詳細にはゲームシステム10は、探偵であるプレーヤキャラクタが解明すべき事件に関係する一連のストーリーを構成する複数の画像を第1の表示部18と第2の表示部34とに順次表示させつつ、ストーリーの進行に伴い複数の通常問題を順次出題するとともにミニゲームを実行する。ここでゲームシステム10は、プレーヤによる十字キー20や第1ボタン22〜第4ボタン28に対する操作入力や、第1の表示部18に表示されている画像における位置を特定する操作入力を受け付けることによりストーリーを進行させる。
【0022】
2.機能ブロック
図2は、本実施形態におけるゲームシステム10の機能ブロック図の一例である。なお、本実施形態のゲームシステム10は、図2の構成要素(各部)の一部を省略した構成としてもよい。
【0023】
操作部40は、プレーヤが操作データを入力するためのものであり、その機能は十字キー20、第1ボタン22〜第4ボタン28、レバー、ステアリングなどにより実現できる。
【0024】
音入力部42は、プレーヤが音声や手拍子などの音を入力するためのものであり、その機能はマイク38などにより実現できる。
【0025】
第1の表示部18および第2の表示部34は、ゲームシステム10により生成された画像を出力するものであり、その機能はCRTディスプレイ、液晶ディスプレイ、プラズマディスプレイ、プロジェクタ、HMD(ヘッドマウントディスプレイ)などにより実現できる。ここで本実施形態では第1の表示部18が、液晶ディスプレイと、接触位置を検出するタッチパネルとが積層された構造を有するタッチパネルディスプレイにより実現されている。従って本実施形態では、第1の表示部18が操作部40としても機能する。ここでタッチパネルは、液晶ディスプレイに積層しても画像の視認性が維持されるように光の透過率が高い素材により構成されており、例えば抵抗膜方式(4線式、5線式など)、静電容量方式などによりタッチパネルに対する接触位置を電気的に検出する。なおタッチパネルは、図1で示したタッチペンなどの入力器具による接触操作や、プレーヤの指先による接触操作を検出することができる。
【0026】
音出力部44は、ゲームシステム10により生成された音を出力するものであり、その機能は、スピーカ36、或いはヘッドフォンなどにより実現できる。
【0027】
情報記憶媒体46(コンピュータにより読み取り可能な媒体)は、プログラムやデータなどを格納するものであり、その機能は、メモリカード、光ディスク(CD、DVD)、光磁気ディスク(MO)、磁気ディスク、ハードディスク、磁気テープなどにより実現できる。
【0028】
この情報記憶媒体46には、処理部100において種々の処理を行うためのプログラムやデータが記憶されている。即ち、この情報記憶媒体46には、本実施形態の各部としてコンピュータを機能させるためのプログラム(各部の処理をコンピュータに実行させるためのプログラム)が格納されているとともに、一連のストーリーの進行を規定する進行データ、一連のストーリーを構成する複数種類のストーリー画像、複数種類の通常問題のそれぞれを示す複数種類の通常問題画像、複数種類の通常問題のそれぞれに対する回答を特定する操作を受け付けるための複数種類の回答画像、複数種類の通常問題のそれぞれに対する回答を補助する複数種類の回答補助画像、複数種類の通常問題のそれぞれについての正答を示す複数種類の正答データ、位置を特定する操作を受け付けるための複数種類の特定画像、ストーリーのキーワードを示す複数種類のキーワード情報、複数種類のキーワード情報のそれぞれの詳細な情報を示す複数種類の詳細情報画像、複数種類のミニゲームのそれぞれを実行するためのプログラムおよび複数種類のミニゲーム画像、利用可能な状態に設定されたキーワード情報からいずれかのキーワード情報を選択させる複数種類の選択問題のそれぞれを示す複数種類の選択問題画像、キーワード情報を選択する操作を受け付けるための選択画像、キーワード情報の選択を補助する複数種類の補助情報のそれぞれを示す複数種類の選択補助画像、複数種類の選択問題のそれぞれについての正答を示す複数種類の正答データ、プレーヤを複数種類の段階で評価する複数種類の評価画像、評価や判定のためのテーブルなどが、複数種類のストーリーのそれぞれについて格納されている。
【0029】
記憶部50は、処理部100や通信部60などのワーク領域となるもので、その機能はRAMやVRAMなどにより実現できる。そして、本実施形態の記憶部50は、処理部100のワーク領域として使用される主記憶部51と、第1の表示部18に表示させる画像が描画される第1の描画バッファ52(第1の描画領域の一例)と、第2の表示部34に表示させる画像が描画される第2の描画バッファ53(第2の描画領域の一例)と、オブジェクトのモデルデータが読み込まれるオブジェクトデータ記憶部54と、を含む。
【0030】
通信部60は、外部(例えばサーバや他の携帯端末)との間で通信を行うための各種制御を行うものであり、その機能は、各種プロセッサ又は通信用の集積回路(ASIC)などのハードウェアや、プログラムなどにより実現できる。
【0031】
なお、本実施形態の各部としてコンピュータを機能させるためのプログラム(データ)は、ホスト装置(サーバ)が有する情報記憶媒体からネットワーク及び通信部60を介して情報記憶媒体46(記憶部50)に配信してもよい。このようなホスト装置(サーバ)の情報記憶媒体の使用も本発明の範囲内に含めることができる。
【0032】
処理部100(プロセッサ)は、操作部40、音入力部42、第1の表示部18などからの操作情報やプログラムなどに基づいて、ゲーム処理、画像生成処理、音生成処理などの処理を行う。この処理部100は、記憶部50をワーク領域として各種処理を行い、その機能は各種プロセッサ(CPU、DSP等)、各種集積回路(IC、ASIC)などのハードウェアや、プログラムにより実現できる。
【0033】
特に、本実施形態の処理部100は、進行制御部101、ゲーム状態移行制御部102102、保存制御部103、表示制御部104、回答判定部105、更新部106、位置判定部107、キーワード情報設定部108、ミニゲーム成績演算部109、選択判定部110、終了制御部111、通信制御部114、描画部120、音生成部130を含む。なお、これらの一部を省略する構成としてもよい。
【0034】
進行制御部101は、操作部からの操作情報に基づいて、複数のストーリーからゲームを実行するストーリーを選択する操作を受け付ける。そして進行制御部101は、選択されたストーリーの進行を規定する進行データに基づいて、当該ストーリーを構成する複数のストーリー画像を第1の表示部18、第2の表示部34に順次表示させることによりストーリーを進行させる。
【0035】
ゲーム状態移行制御部102は、ストーリーの進行状況と操作部からの操作情報とに基づいて、ゲーム状態を第1ゲーム状態から第2ゲーム状態に移行させる。詳細にはゲーム状態移行制御部102は、第1ゲーム状態においてストーリーの進行状況が所定条件を満たした場合に、ゲーム状態を第2ゲーム状態に移行させることが可能な移行可能状態に設定し、移行可能状態において操作部に対して所定の操作が行われると、ゲーム状態を第2ゲーム状態に設定する。なお本実施形態では、1つのストーリーについてゲーム状態が第2ゲーム状態に設定されると、そのストーリーについてはゲーム状態を第1ゲーム状態に戻すことができないようになっている。すなわちゲーム状態移行制御部102は、ゲーム状態を第2ゲーム状態から移行可能状態および第1ゲーム状態に移行させることを禁止する。
【0036】
保存制御部103は、操作部からの操作情報に基づいて、ストーリーの進行状況を保存(セーブ)する。具体的には保存制御部103は、いずれかのストーリーについてゲームが実行されている状態において操作部に対して所定の操作が行われると、その時点におけるステイタス、パラメータ、アイテムなどのストーリーの進行状況を示す各種データを保存する。
【0037】
そして進行制御部101は、ストーリーの進行状況が保存されている状態において操作部に対して所定の操作が行われると、保存されたストーリーの進行状況によりストーリーの進行を再開させる。
【0038】
表示制御部104は、第1の表示部18および第2の表示部34に表示される画像(オブジェクト画像)の表示制御を行う。具体的には、プレーヤからの操作情報やプログラムなどにより、表示すべきオブジェクト(キャラクタ、移動体、コース、建物、樹木、柱、壁、マップ、背景など)を発生させたり、オブジェクトの表示や表示位置を指示したり、オブジェクトを消滅させたりするなどの表示制御を行う。即ち発生したオブジェクトをオブジェクトリストに登録したり、オブジェクトリストを描画部120等に転送したり、消滅したオブジェクトをオブジェクトリストから削除したりするなどの表示制御を行う。例えば表示制御部104は、複数のストーリーからゲームを実行するストーリーを選択する操作を受け付けるためのストーリー選択画像や、各ストーリーの舞台となりプレーヤキャラクタが移動可能な場所を示す地図画像や、プレーヤキャラクタが滞在している場所を示す背景画像や、各場所において登場人物との会話を行うための会話画像など、各ストーリーを構成する複数のストーリー画像を第1の表示部18、第2の表示部34に表示させる。
【0039】
詳細には表示制御部104は、通常問題表示制御部104A、回答表示制御部104B、回答補助表示制御部104C、特定表示制御部104D、詳細情報表示制御部104E、ミニゲーム表示制御部104F、選択問題表示制御部104G、選択表示制御部104H、評価表示制御部104I、選択補助表示制御部104Jを含む。
【0040】
通常問題表示制御部104Aは、第1ゲーム状態において、ストーリーの進行状況に基づいて、複数の通常問題のうちいずれかの通常問題を示す通常問題画像を第1の表示部18、第2の表示部34に表示させる。詳細には通常問題表示制御部104Aは、プレーヤキャラクタが滞在している場所と、通常問題の出題履歴とに基づいて、その場所に関連して未だ表示させていない通常問題画像を表示させる。
【0041】
回答表示制御部104Bは、表示させている通常問題画像によって出題されている通常問題に対する回答を特定する操作を受け付けるための回答画像を第1の表示部18、第2の表示部34に表示させる。例えば回答表示制御部104Bは、表示させている通常問題画像に対応させて、複数の選択肢から回答を選択する操作を受け付ける回答画像や、オブジェクト画像やテキストにおいて不審な位置を指摘する操作を受け付ける回答画像や、回答となる文字や記号や形状を書く操作を受け付ける回答画像などを表示させる。
【0042】
回答補助表示制御部104Cは、操作部からの操作情報に基づいて、通常問題に対する回答を補助する回答補助画像を第1の表示部18、第2の表示部34に表示させる。例えば回答補助表示制御部104Cは、通常問題画像を表示させている状態において操作部に対して所定の操作が行われると、回答画像における選択肢を減少させる回答補助画像や、オブジェクト画像やテキストにおける不審な位置や正しい回答となる文字や記号や形状を示唆する回答補助画像などを表示させる。
【0043】
特定表示制御部104Dは、第1ゲーム状態において、ストーリーの進行状況と操作部からの操作情報とに基づいて、位置を特定する操作を受け付けるための複数の特定画像のうちいずれかの特定画像を第1の表示部18、第2の表示部34に表示させる。詳細には特定表示制御部104Dは、プレーヤキャラクタが特定の場所に滞在している状態において操作部に対して所定の操作が行われると、プレーヤキャラクタが滞在している場所に関連した特定画像を表示させる。また特定表示制御部104Dは、移行可能状態においても、操作部からの操作情報に基づいて、プレーヤキャラクタが滞在している場所に関連した特定画像を表示させるようにしてもよい。
【0044】
詳細情報表示制御部104Eは、操作部からの操作情報に基づいて、ストーリーのキーワードを示す複数のキーワード情報のうち利用可能な状態に設定されたキーワード情報の詳細な情報を示す詳細情報画像を、第1の表示部18、第2の表示部34に表示させる。詳細には詳細情報表示制御部104Eは、利用可能な状態に設定されたキーワード情報のいずれかを選択する操作が行われると、選択されたキーワード情報に対応する詳細情報画像を表示させる。
【0045】
ミニゲーム表示制御部104Fは、第1ゲーム状態において、ストーリーの進行状況に基づいて、ミニゲームを実行するためのミニゲーム画像を第1の表示部18、第2の表示部34に表示させる。詳細にはミニゲーム表示制御部104Fは、プレーヤキャラクタが滞在している場所と、通常問題の出題履歴とに基づいて、その場所に関連したミニゲーム画像を表示させる。
【0046】
選択問題表示制御部104Gは、第2ゲーム状態において、キーワード情報の詳細な情報により選択が補助され、利用可能な状態に設定されたキーワード情報からいずれかのキーワード情報を選択させる複数の選択問題のうちいずれかの選択問題を示す選択問題画像を第1の表示部18、第2の表示部34に表示させる。
【0047】
選択表示制御部104Hは、利用可能な状態に設定されたキーワード情報からいずれかのキーワード情報を選択する操作を受け付けるための選択画像を第1の表示部18、第2の表示部34に表示させる。詳細には選択表示制御部104Hは、選択問題画像が表示されている状態において、利用可能な状態に設定されたキーワード情報を示すキーワード画像を表示させる。
【0048】
選択補助表示制御部104Jは、移行可能状態において、特定画像における位置を特定する操作情報に基づいて、キーワード情報の選択を補助する補助情報を示す選択補助画像を第1の表示部18、第2の表示部34に表示させる。詳細には選択補助表示制御部104Jは、移行可能状態で特定画像が表示されている場合に、特定画像における所定の位置を特定する操作が行われると、表示されている特定画像に対応する選択補助画像を表示させる。
【0049】
評価表示制御部104Iは、ストーリー毎にプレーヤを評価する評価画像を第1の表示部18、第2の表示部34に表示させる。なお評価表示制御部104Iは、選択補助画像を表示させたことに基づいて、またはストーリーの進行状況を保存した回数に基づいて、プレーヤを評価する評価画像を表示させるようにしてもよい。例えば評価表示制御部104Iは、選択補助画像を表示させた回数が多いほど、またはストーリーの進行状況を保存した回数が多いほど、低い評価を示す評価画像を表示させるようにしてもよい。
【0050】
回答判定部105は、操作部からの回答を特定する操作情報に基づいて、回答の正誤を判定する。詳細には回答判定部105は、表示させている通常問題画像に応じて、複数の選択肢から回答を選択する操作や、オブジェクト画像やテキストにおいて不審な位置を指摘する操作や、回答となる文字や記号や形状を書く操作を受け付け、受け付けた操作が、表示させている通常問題画像が示す通常問題に対する回答として正しい操作であるか否かを判定する。
【0051】
更新部106は、回答補助画像を表示させたことまたは通常問題に対する回答が誤っていたことに基づいて、パラメータを更新する。詳細には更新部106は、回答補助画像を表示させるごとにまたは通常問題に対する回答が誤っていたと判定されるごとに、プレーヤの評価が低くなるようにパラメータを更新する。
【0052】
位置判定部107は、操作部からの特定画像における位置を特定する操作情報に基づいて、特定画像における位置の特定の正誤を判定する。詳細には位置判定部107は、特定画像を表示させている状態において特定画像における位置を特定する操作を受け付け、特定画像において特定された位置が、予め定められた位置であるか否かを判定する。
【0053】
キーワード情報設定部108は、通常問題に対する回答が正しかったことまたは特定画像における位置の特定が正しかったことに基づいて、複数のキーワード情報のうちいずれかのキーワード情報を利用可能な状態に設定する。詳細にはキーワード情報設定部108は、回答が正しかった通常問題に対応するキーワード情報や、特定が正しかった位置に対応するキーワード情報を、プレーヤが利用可能な状態に設定する。
【0054】
ミニゲーム成績演算部109は、操作部からの操作情報に基づいてミニゲームを実行し、ミニゲームの成績を演算する。詳細にはミニゲーム成績演算部109は、ミニゲーム画像を表示させている状態においてミニゲームに関する操作を受け付け、操作に応じて変化する値に基づいてミニゲームの成績を演算する。例えばミニゲーム成績演算部109は、キャラクタをスタート地点からゴール地点まで移動させるミニゲームを実行する場合には、キャラクタがスタート地点からゴール地点に到達するまでに掛かった時間に基づいてミニゲームの成績を演算するようにしてもよい。
【0055】
そして上述した評価表示制御部104Iは、更新部106により更新されたパラメータと、キーワード情報設定部108により利用可能な状態に設定されたキーワード情報の数と、ミニゲーム成績演算部109により演算されたミニゲームの成績とに基づいて、プレーヤを評価する評価画像を表示させる。
【0056】
選択判定部110は、キーワード情報を選択する操作情報に基づいて、複数のキーワード情報の一部を構成する複数の特定キーワード情報が複数の選択問題のそれぞれについて正しく選択されているか否かを判定する。
【0057】
終了制御部111は、複数の特定キーワード情報が複数の選択問題のそれぞれについて正しく選択されていることに基づいて、第2ゲーム状態を終了させる。
【0058】
そして第2ゲーム状態が終了されると、上述した評価表示制御部104Iは、プレーヤを評価する評価画像を表示させ、上述した進行制御部101は、ゲームを実行するストーリーとして他のストーリーを選択する操作を受け付ける。
【0059】
通信制御部114は、他のゲームシステム10に送信するパケットを生成する処理、パケット送信先のゲームシステム10のネットワークアドレスを指定する処理、受信したパケットを記憶部50に保存する処理、受信したパケットを解析する処理、その他のパケットの送受信に関する通信部60の制御処理等を行う。特に本実施形態では、育成ゲームをネットワーク(例えば、インターネット)を利用して実行するために必要なデータパケット及びコマンドパケットを生成する制御や、通信部60を介してデータパケット及びコマンドパケットを送受信させる制御を行う。
【0060】
描画部120は、処理部100で行われる種々の処理(ゲーム処理)の結果に基づいて描画処理を行い、これにより画像を生成し、第1の表示部18および第2の表示部34に出力する。
【0061】
音生成部130は、処理部100で行われる種々の処理の結果に基づいて音処理を行い、BGM、効果音、又は音声などのゲーム音を生成し、音出力部44に出力する。
【0062】
なお、本実施形態の画像生成システムは、1人のプレーヤのみがプレイできるシングルプレーヤモード専用のシステムにしてもよいし、複数のプレーヤがプレイできるマルチプレーヤモードも備えるシステムにしてもよい。また複数のプレーヤがプレイする場合に、これらの複数のプレーヤに提供するゲーム画像やゲーム音を、1つの端末を用いて生成してもよいし、ネットワーク(伝送ライン、通信回線)などで接続された複数の端末(ゲーム機、携帯電話)を用いて分散処理により生成してもよい。
【0063】
3.本実施形態の手法
以下、本実施形態のゲームシステム10の手法について詳細に説明する。本実施形態のゲームシステム10は、探偵であるプレーヤキャラクタが解明すべき事件に関係する一連のストーリーを進行させる。そしてストーリーを進行させる課程において、プレーヤに事件を解明するために役立つキーワード情報を収集させる(利用可能な状態に設定させることの一例)。ここでこのキーワード情報には、事件を解明するために必須の特定キーワード情報と、事件を解明するために必須ではない通常キーワード情報とが用意されている。従って本実施形態のゲームシステム10では、全てのキーワード情報が収集されなくとも、特定キーワード情報が収集されれば、プレーヤは事件を解明してゲームをクリアする(第2ゲーム状態を終了させることの一例)ことができる。
【0064】
しかし本実施形態のゲームシステム10では、プレーヤが収集したキーワード情報の数が多いほど、プレーヤを高く評価する評価画像が表示される。すなわち本実施形態のゲームシステム10では、高い評価が得られるように、プレーヤになるべく多くのキーワード情報を収集させるようにしている。これにより本実施形態のゲームシステム10では、なるべく早くゲームをクリアすることを目的とするプレーヤと、ストーリーの詳細を知った上でゲームをクリアすることを目的とするプレーヤの双方に対して、ゲーム意欲を効果的に高めるようにしている。
【0065】
3−1.ゲーム開始画面
図3は、タッチパネルにより構成されている第1の表示部18に、ゲームが開始されると最初に表示されるデータ選択画面の一例を示す図である。図3に示すように、データ選択画面では、3つのセーブデータから1つのセーブデータを選択するための3つのファイルボタン200が表示される。ここでセーブデータが保存されていない場合には、ファイルボタン200に新規ファイルと表示される。そして新規ファイルと表示されたファイルボタン200に対して接触操作が行われると、第1章から第7章までの7つのストーリーのうち第1章のストーリーに係る新規ゲームが開始される。そして各章のストーリーに係るゲームがクリアされると、次の章のストーリーに係るゲームが順次実行される。
【0066】
詳細には本実施形態では、第1章、第3章、第5章のストーリーについてはキャラクタAがプレーヤキャラクタとして設定され、第2章、第4章、第6章のストーリーについてはキャラクタBがプレーヤキャラクタとして設定されている。そして第7章のストーリーについては、キャラクタAがプレーヤキャラクタとして設定されているストーリーAと、キャラクタBがプレーヤキャラクタとして設定されているストーリーBとが用意されており、第7章のストーリーについては、プレーヤがいずれかのストーリーを選択してゲームを実行できるようになっている。そしてこのストーリーAとストーリーBとは、いずれも同一の事件を解明するストーリーとなっているが、ストーリーAとストーリーBとでは、プレーヤキャラクタが移動可能な場所や、登場人物や、収集可能なキーワード情報が異なっている。従ってストーリーAまたはストーリーBのいずれかに係るゲームをクリアすれば事件を解明することができるが、ストーリーAおよびストーリーBに係るゲームをクリアすれば、事件の内容をより詳細に知ることができるようになっている。
【0067】
一方、セーブデータが保存されている場合には、セーブデータの内容がファイルボタン200に表示される。そしてセーブデータの内容が表示されたファイルボタン200に対して接触操作が行われると、ファイルボタン200に表示された内容のセーブデータに基づいて継続ゲームを再開するためのゲームメニュー画面が表示される。
【0068】
図4は、継続ゲームが再開された場合に第1の表示部18に表示されるゲームメニュー画面の一例を示す図である。図4に示すように、ゲームメニュー画面では、セーブデータによる継続ゲームを開始するための継続ゲーム開始ボタン202と、第1章から第7章までの7つのストーリーのうち、既にプレイしたことがあるストーリーの中からプレイするストーリーを選択するための各章からの選択ボタン204と、キーワード情報を閲覧するためのキーワード閲覧ボタン206と、ミニゲームを実行するためのミニゲームボタン208と、クリアしたストーリーのあらすじを閲覧するためのあらすじボタン210とが表示される。
【0069】
ここで継続ゲーム開始ボタン202に対して接触操作が行われると、ファイルボタン200に表示された内容のセーブデータに基づいて継続ゲームが再開される。また各章からの選択ボタン204に対して接触操作が行われると、第1章から第7章までの7つのストーリーのうちプレイされたことがある章のストーリーに対応するボタンが表示された画面が表示される。そしていずれかのボタンに対して接触操作が行われることによりいずれかの章が選択されると、選択された章のストーリーの冒頭からゲームが開始される。またキーワード閲覧ボタン206に対して接触操作が行われると、セーブデータに基づいて、これまで収集してきたキーワード情報の閲覧と未だ収集していないキーワード情報の数の確認を行うことができる画面が表示される。またミニゲームボタン208に対して接触操作が行われると、セーブデータに基づいて、複数のミニゲームのうちプレイされたことがあるミニゲームに対応するボタンが表示された画面が表示される。そしていずれかのボタンに対して接触操作が行われることによりいずれかのミニゲームが選択されると、選択されたミニゲームが開始される。またあらすじボタン210に対して接触操作が行われると、セーブデータに基づいて、既にクリアした章のストーリーのあらすじ情報と、その章のストーリーに係るゲームにおいてプレーヤが作成した事件の概要を示す関係図の閲覧を行うことができる画面が表示される。従って本実施形態では、既にプレイしたゲーム内容を確認しながらゲームを行うことができる。
【0070】
3−2.ゲーム中画面
3−2−1.通常画面
図5は、ストーリーに係るゲームの実行中に第1の表示部18および第2の表示部34に表示される通常画面の一例を示す図である。図5に示すように、通常画面では、第2の表示部34に現在プレーヤキャラクタが滞在している場所を示す背景画像が表示され、第1の表示部18にプレーヤキャラクタの行動を選択するための待ち受け画面が表示される。図5の例の待ち受け画面では、その場所に存在する登場人物と会話をするための聞くボタン212と、場所を移動するための移動ボタン214と、その場所を調べるための調べるボタン216と、これまで収集したキーワードを確認するためのキーワードボタン218と、ストーリーの状況に応じて使用するための?ボタンとが表示される。ここで?ボタン220は、通常使用できない状態になっているが、ストーリーの進行状況に応じて種々の機能が割り当てられる。
【0071】
図6(A)、図6(B)、図6(C)は、待ち受け画面において聞くボタン212に対して接触操作が行われた場合に表示される会話画面の一例を示す図である。現在プレーヤキャラクタが滞在している場所に登場人物が存在する場合に、待ち受け画面において聞くボタン212に対して接触操作が行われると、まず図6(A)に示すように、第1の表示部18に、その場所に存在する登場人物を示す登場人物ボタンが表示される。図6(A)に示す例では、その場所に登場人物Aと登場人物Bの2人の登場人物が存在するため、登場人物Aボタン222と登場人物Bボタン224とが表示される。そして例えば登場人物Aボタン222に対して接触操作が行われると、図6(B)に示すように、登場人物Aについて設定されている会話項目を示す会話項目ボタンが表示される。図6(B)に示す例では、登場人物Aについて3つの会話項目が設定されているため、会話項目1ボタン226と会話項目2ボタン228と会話項目3ボタン230とが表示される。そして例えば会話項目1ボタン226に対して接触操作が行われると、図6(C)に示すように、第2の表示部34に登場人物Aを示す画像と、会話項目1に関して登場人物Aが話す内容を示すテキスト画像とが表示される。
【0072】
図7(A)、図7(B)は、待ち受け画面において移動ボタン214に対して接触操作が行われた場合に表示される移動画面の一例を示す図である。待ち受け画面において移動ボタン214に対して接触操作が行われると、まず図7(A)に示すように、第1の表示部18に、プレーヤキャラクタが移動可能な場所を示す場所ボタン232がリスト表示される。図7(A)に示す例では、プレーヤキャラクタは公民館、山、海など複数の場所に移動可能となっているため、複数の場所ボタン232が表示される。そして第2の表示部34に、現在プレーヤキャラクタが滞在する場所を示すアイコン234とその周辺を示す地図画像とが表示される。そして例えば公民館を示す場所ボタン232に対して接触操作が行われると、図7(B)に示すように、地図画像におけるアイコン234の位置が公民館の位置に移動される。
【0073】
図8(A)、図8(B)は、待ち受け画面において調べるボタン216に対して接触操作が行われた場合に表示される調査画面の一例を示す図である。現在プレーヤキャラクタが滞在している場所が調査可能な場所である場合に、待ち受け画面において調べるボタン216に対して接触操作が行われると、第2の表示部34に表示されていた背景画像が、図8(A)に示すように、第1の表示部18に調査画像(特定画像の一例)として表示される。そしてこの調査画像には、調査する位置を特定するためのカーソル236が表示される。このカーソル236は、十字キー20を操作(位置を特定する操作の一例)することによりまたは調査画像に対して接触操作(位置を特定する操作の一例)を行うことにより移動させることができる。そして図8(B)に示すように、調査画像を構成する対象物のうち調査可能な対象物の位置にカーソル236が重なると(位置の特定が正しいことの一例)対象物の色が変化し、調査画像の右上に決定ボタン237が表示される。そして決定ボタン237に対して接触操作が行われると対象物について調査が行われ、その対象物について事件解明の証拠となるキーワード情報が設定されている場合には、その対象物について設定されているキーワード情報が収集される。
【0074】
なお本実施形態では、ストーリーの進行状況によっては、その調査画面において調査できる全ての対象物の調査が完了しないと、ストーリーが進行しない場合がある。また対象物によっては、その調査画面における対象物を調べる順序に基づいて、調査不可能な状態から調査可能な状態に設定されるものや、収集されるキーワード情報の内容が変化するものがある。
【0075】
図9(A)、図9(B)は、待ち受け画面においてキーワードボタン218に対して接触操作が行われた場合に表示されるキーワード画面の一例を示す図である。待ち受け画面においてキーワードボタン218に対して接触操作が行われると、現在プレーヤキャラクタが滞在している場所に関わらず、図9(A)に示すように、第1の表示部18にプレーヤが収集したキーワード情報を示すサムネイル画像238がリスト表示される。このキーワード画面では、証言ボタン240に対して接触操作が行われると、証言に関するキーワード情報のサムネイル画像238がリスト表示され、証拠ボタン242に対して接触操作が行われると、証拠に関するキーワード情報のサムネイル画像238がリスト表示され、人物ボタン244に対して接触操作が行われると、人物に関するキーワード情報のサムネイル画像238がリスト表示される。そしていずれかのキーワード情報のサムネイル画像238に対して接触操作が行われると、図9(B)に示すように、第2の表示部34にキーワード情報の詳細な情報を示す詳細情報画像が表示される。
【0076】
この詳細情報画像には、事件の謎を解明するために必須となる情報や、事件に関連性の高い情報や、事件の謎を解明するために障害となる情報など、種々の情報がテキストとして表示される。そしてこの詳細情報画像は、ストーリーの進行状況に応じて内容が更新される場合がある。そして詳細情報画像が更新された場合には、プレーヤに詳細情報画像が更新されたことが通知される。
【0077】
3−2−2.問題画面
そして本実施形態では、プレーヤキャラクタが複数の登場人物と会話をし、複数の場所に移動し、各場所を調べてキーワード情報を収集することによりストーリーが進行する課程において、ストーリーに関連した通常問題を出題するとともに回答を受け付けるための通常問題画面が表示される。この通常問題画面では、通常問題を示す通常問題画像が表示されるとともに、通常問題に対する回答を特定する操作を受け付けるための回答画像が表示される。本実施形態では種々の形態の通常問題が用意されており、各形態の通常問題では、それぞれ出題形式や回答形式が異なっている。また通常問題画面では、例えば図10に示すようにプレーヤキャラクタのロジックポイント(パラメータ、第1パラメータの一例)の残量を示すロジックポイント画像245が表示され、通常問題に対する回答が誤っている場合にはロジックポイントが減少され、回答が正しい場合にはストーリーが進行される。このロジックポイントは所定の初期値を最大値としており、ロジックポイントの残量が0になるとゲームオーバーとなり、プレーヤは新規ゲームを最初からやり直すか、セーブデータから継続ゲームを再開しなければならなくなる。
【0078】
図10は、通常問題画面の形態の1つであって、2〜4つの選択肢の中から正しいものを選んで回答する推理選択肢画面の一例を示す図である。図10に示すように、推理選択肢画面では、第2の表示部34に現在プレーヤキャラクタが滞在している場所を示す背景画像と、その場所に関連し、選択すべき選択肢を問う通常問題を示す通常問題画像が表示される。そして第1の表示部18に、正しい回答を選択するための回答画像が表示される。図10の例の回答画像では、3つの選択肢ボタン246が表示される。そして正しい回答を示す選択肢ボタン246に対して接触操作が行われると、正しい回答に関連する通常画面または調査画面などが表示され、ストーリーが進行される。一方、誤った回答を示す選択肢ボタン246に対して接触操作が行われると、ロジックポイントが減少される。
【0079】
なお推理選択肢画面による通常問題は、事件の謎を解いたり、それまでに聞いた情報を整理する場合に出題されるものであるが、プレーヤキャラクタの行動を決定するために出題される場合もあり、この場合には回答の正誤はなく、いずれを選択してもロジックポイントは減少せずに、回答に関連させてストーリーが進行される。
【0080】
図11(A)、図11(B)は、通常問題画面の形態の1つであって、プレーヤが収集したキーワード情報の中から正しいものを選んで回答するキーワード突き付け画面の一例を示す図である。図11(A)に示すように、キーワード突き付け画面では、第2の表示部34に現在プレーヤキャラクタが滞在している場所を示す背景画像と、その場所に関連し、選択すべきキーワード情報を問う通常問題を示す通常問題画像が表示される。そして第1の表示部18に、プレーヤが収集したキーワード情報のサムネイル画像238がリスト表示される。そしていずれかのキーワード情報のサムネイル画像238に対して接触操作が行われると、図11(B)に示すように、第2の表示部34にキーワード情報の詳細な情報を示す詳細情報画像が表示される。そして正しい回答を示すキーワード情報の詳細情報画像が表示されている状態で第1の表示部18に表示されている決定ボタン237に対して接触操作が行われると、正しい回答に関連する通常画面または調査画面などが表示され、ストーリーが進行される。一方、誤った回答を示すキーワード情報の詳細情報画像が表示されている状態で決定ボタン237に対して接触操作が行われると、ロジックポイントが減少される。
【0081】
図12(A)、図12(B)は、通常問題画面の形態の1つであって、プレーヤが収集したキーワード情報の中から正しいものを選んで複数のキーワード情報を組み合わせることにより新たなキーワード情報を生成するキーワードミックス画面の一例を示す図である。図12(A)に示すように、キーワードミックス画面では、第2の表示部34に現在プレーヤキャラクタが滞在している場所を示す背景画像と、組み合わせの一方を構成するキーワード情報のサムネイル画像238と、その場所に関連し、組み合わせるべきキーワード情報を問う通常問題を示す通常問題画像が表示される。そして第1の表示部18に、プレーヤが収集したキーワード情報のサムネイル画像238がリスト表示される。そしていずれかのキーワード情報のサムネイル画像238に対して接触操作が行われることによりキーワード情報が選択されると、図12(B)に示すように、選択されたキーワード情報が第2の表示部34に表示される。そして組み合わせるべきキーワード情報として正しいキーワード情報が選択されている状態で決定ボタン237に対して接触操作が行われると、新たに生成されたキーワード情報のサムネイル画像238が表示されるとともに、プレーヤが利用可能なキーワード情報として設定される。そして、正しい回答に関連する通常画面または調査画面などが表示され、ストーリーが進行される。一方、誤ったキーワード情報が選択されている状態で決定ボタン237に対して接触操作が行われると、ロジックポイントが減少される。
【0082】
図13は、通常問題画面の形態の1つであって、プレーヤキャラクタがストーリー中に収集した証拠品の向きを回転させて、不自然な点や怪しい箇所を見つけ出して追求する3D調査画面の一例を示す図である。図13に示すように、3D調査画面では、第1の表示部18に、プレーヤが収集したキーワード情報に係る対象物のオブジェクト画像と、調査する位置を特定するためのカーソル236が表示される。そして第2の表示部34に、指摘すべき矛盾点を問う通常問題を示す通常問題画像が表示される。ここで対象物のオブジェクト画像は、第1の表示部18の左上に表示された回転ボタン246を操作することにより向きを回転させることができる。またカーソル236は、十字キー20を操作(位置を特定する操作の一例)することによりまたは調査画像に対して接触操作(位置を特定する操作の一例)を行うことにより移動させることができる。そしてプレーヤが対象物のオブジェクト画像の向きを回転させることにより怪しい箇所を見つけ、怪しい箇所にカーソル236が重ねられた状態で決定ボタン237に対して接触操作が行われるとその箇所について調査が行われる。そして調査すべき位置として正しい位置が特定されている状態で決定ボタン237に対して接触操作が行われると、正しい回答に関連する通常画面または調査画面などが表示され、ストーリーが進行される。一方、誤った位置が特定されている状態で決定ボタン237に対して接触操作が行われると、ロジックポイントが減少される。なおオブジェクト画像の種類によっては、誤った位置が特定されている状態で決定ボタン237に対して接触操作が行われても、ロジックポイントが減少されないものもある。
【0083】
図14(A)、図14(B)は、通常問題画面の形態の1つであって、登場人物との会話における証言の中から矛盾点を見つけ出して指摘する証言調査画面の一例を示す図である。図14(A)に示すように、証言調査画面では、第1の表示部18に、証言の内容を示すテキスト画像が表示される。そして第2の表示部34に、指摘すべき矛盾点を問う通常問題を示す通常問題画像が表示される。そしてテキスト画像に対して接触操作(位置を特定する操作の一例)が行われると、図14(B)に示すように、接触操作を行った位置に対応する部分のテキスト画像の色が変化することにより、テキスト画像の一部を特定することができる。そして矛盾点として正しい部分が特定されている状態で決定ボタン237に対して接触操作が行われると、正しい回答に関連する通常画面または調査画面などが表示され、ストーリーが進行される。一方、誤った部分が特定されている状態で決定ボタン237に対して接触操作が行われると、ロジックポイントが減少される。
【0084】
図15(A)、図15(B)は、通常問題画面の形態の1つであって、文字や数字などの暗号を導き出す筆記調査画面の一例を示す図である。図15(A)に示すように、筆記調査画面では、第1の表示部18に、文字入力エリアが表示される。そして第2の表示部34に、1〜3文字程度の短い文字を回答として入力させる通常問題を示す通常問題画像が表示される。そして文字入力エリアに対して接触操作(位置を特定する操作の一例)が行われると、図15(B)に示すように、接触操作を行った位置の移動軌跡の色を変化させることにより、文字を記入することができる。そして文字入力エリアに正しい文字が記入されると、正しい回答に関連する通常画面または調査画面などが表示され、ストーリーが進行される。一方、文字入力エリアに誤った文字が記入されると、ロジックポイントが減少される。なお本実施形態では、どうしても問題が解けないプレーヤのために、第1の表示部18には、あきらめるボタン248が表示されており、あきらめるボタン248に対して接触操作が行われると、正しい回答が行われなくてもストーリーを進行させる代わりに、大量のロジックポイントが減少される。
【0085】
ここで各形態の通常問題では、図15(A)、図15(B)に示すように、第1の表示部18にひらめきボタン250が表示される場合があり、このひらめきボタン250に対して接触操作が行われると、通常問題に対する回答を補助する回答補助画像が表示される。この回答補助画像は、通常問題の形態に応じて表示形式が異なっており、回答補助画像が表示されることにより、プレーヤは正しい回答を導きやすくなる。例えば図15(A)、図15(B)に示した筆記調査画面では、回答補助画像として、図15(B)に示すように、正しい回答を示唆するテキスト画像が表示される。また、図10に示した推理選択肢画面では、回答補助画像として、誤った回答に対応する選択肢ボタン246の数が減少された回答画像が表示される。そして本実施形態では、このような回答補助画像が表示された場合には、ロジックポイントが減少される。
【0086】
3−2−3.ミニゲーム画面
更に本実施形態では、ストーリーが進行する課程において、ミニゲームを実行するためのミニゲーム画面が表示される。本実施形態では種々の形態のミニゲームが用意されており、各形態のミニゲームでは、それぞれ操作形式や成績判定形式が異なっている。
【0087】
図16は、ミニゲーム画面の形態の1つであって、障害物を避けながらスタート地点からゴール地点までプレーヤキャラクタを移動させるスケボー追跡ゲーム画面の一例を示す図である。図16に示すように、スケボー追跡ゲーム画面では、第1の表示部18に、スケートボードに乗ったプレーヤキャラクタと、プレーヤキャラクタが移動するコースと、スタート時点からの経過時間が表示される。そして第2の表示部34に、コースにおけるプレーヤキャラクタの現在地点を示すメーターが表示される。ここでプレーヤは、図1で示した第2ボタン24を押下することによりプレーヤキャラクタの移動速度を加速させ、第3ボタン26を押下することによりプレーヤキャラクタの移動速度を減速させ、十字キー20を押下することによりプレーヤキャラクタの移動方向を変化させることができる。そしてコース上に配置されている障害物にプレーヤキャラクタが衝突すると、プレーヤキャラクタが一時的に移動できないように制御される。そしてこのスケボー追跡ゲームでは、プレーヤキャラクタをゴール地点に早く到達させるほど良い成績を得ることができる。すなわちプレーヤは、プレーヤキャラクタをうまく操作してなるべく早くゴール地点に到達させるというミニゲームを行う。
【0088】
3−2−4.ポーズメニュー画面
また本実施形態では、ミニゲームを実行している間などの特殊な状態でなければ、スタートボタン30が押下されるとポーズメニュー画面が表示される。
【0089】
図17は、ポーズメニュー画面の一例を示す図である。図17に示すように、ポーズメニュー画面では、ポーズ画面メニューを表示させるために図1に示したスタートボタン30が押下された時点(ポーズメニュー画面が表示される直前)の画面からゲームを再開するためのゲームに戻るボタン252と、3つのセーブデータの中から1つを選んで上書きすることで、スタートボタン30が押下された時点までのストーリーの進行状況を保存するためのゲームセーブボタン254と、ゲームを終了させて図4に示したゲームメニュー画面を表示させるゲーム終了ボタン256とが表示される。
【0090】
ここで図17に示すポーズメニュー画面においてゲームセーブボタン254に対して接触操作が行われると、図3に示したデータ選択画面が表示される。そしてデータ選択画面の3つのファイルボタン200のいずれかに対して接触操作が行われると、当該ファイルボタン200に対応するセーブデータが上書きされる。すると再び図17に示すポーズメニュー画面に戻る。そしてゲーム終了ボタン256に対して接触操作が行われると、ゲームが終了され、図4に示したゲームメニュー画面が表示される。そしてゲームメニュー画面において継続ゲーム開始ボタン202に対して接触操作が行われると、上書きされたセーブデータにより継続ゲームが再開される。
【0091】
一方、セーブデータが上書きされてポーズメニュー画面に戻った状態でゲームに戻るボタン252に対して接触操作が行われると、スタートボタン30が押下された時点までのストーリーの進行状況が保存された状態で、スタートボタン30が押下された時点の画面からゲームを再開することができる。そして、再開後のゲームのストーリーが進行されてから2回目のスタートボタン30が押下されることによりポーズメニュー画面が表示され、ゲーム終了ボタン256に対して接触操作が行われると、再開後のゲームのストーリーの進行状況が保存されない状態でゲームが終了され、図4に示したゲームメニュー画面が表示される。そしてゲームメニュー画面において継続ゲーム開始ボタン202に対して接触操作が行われると、上書きされたセーブデータにより継続ゲームが再開される。
【0092】
従って本実施形態では、プレーヤは、例えば通常問題に対する回答を特定する操作を行う直前にストーリーの進行状況を保存させておき、回答を誤った場合には正しい回答を確認した上でストーリーの進行状況を保存させずにゲームを終了させることにより、ロジックポイントが減少されたことが記録されることを回避しつつ正しい回答を知ることができる。そして、回答を特定する操作を行う直前からストーリーの進行を再開させることにより、必ず正しい回答を行ってロジックポイントを減少させないようにすることができる。
【0093】
そこで本実施形態では、ストーリーの進行状況を保存させた保存回数がストーリー毎にカウントされており、保存回数が一定以上である場合には、プレーヤが上述したような操作を行っているものとして、プレーヤの評価が低くなるようにしてもよい。
【0094】
3−2−5.解決画面
そしてストーリーが進行して、事件を解明するために必須の特定キーワード情報が収集されると、ゲーム状態が第1ゲーム状態から第2ゲーム状態に移行させることが可能な移行可能状態に設定される。すると図5に示した待ち受け画面において表示される?ボタンが、接触操作が行われるとゲーム状態が移行可能状態から第2ゲーム状態に設定される状態移行ボタンに変更される。そしてこの状態移行ボタンに対して接触操作が行われると、プレーヤが収集したキーワード情報を用いて、その章のストーリーに係る事件の概要を示す関係図を作成するための解決画面が表示される。
【0095】
ここで本実施形態では、ゲーム状態が移行可能状態に設定され状態移行ボタンが表示された段階でも事件の謎が解けていないプレーヤは、更に調査を続行することができるようになっている。具体的には、既に調査を行った場所、登場人物、対象物であっても、ゲーム状態が移行可能状態に設定されてから再び聞くボタン212や調べるボタン216に対して接触操作を行うことにより再調査を行うと、事件の謎を解明するためのヒントを示す選択補助画像が表示される。ここで本実施形態では、選択補助画像が表示される毎にプレーヤの評価が低くなるようにしているが、ゲーム状態が第2ゲーム状態に移行して解決画面が表示されると、再びゲーム状態を第1ゲーム状態に移行させて再調査を行うことができなくなってしまうので、事件の謎が解けていないプレーヤは再調査を行ってから状態移行ボタンに対して接触操作を行うようにした方が好ましい。
【0096】
図18(A)、図18(B)は、解決画面の一例を示す図である。図5に示した待ち受け画面において状態移行ボタン(?ボタン220)に対して接触操作が行われると、まず図18(A)に示すように、第1の表示部18と第2の表示部34に、空欄部分258が設けられた関係図が表示される。すると図18(B)に示すように、第2の表示部34に、関係図の空欄部分258のうちいずれかが拡大されて表示されるとともに、プレーヤが収集したキーワード情報の中から拡大された空欄部分258に当てはめる(選択の一例)べきキーワード情報を選択させる選択問題を示す選択問題画像が表示される。そして第1の表示部18に、プレーヤが収集したキーワード情報を示すサムネイル画像238がリスト表示される。
【0097】
そしていずれかのキーワード情報のサムネイル画像238に対して接触操作が行われることによりキーワード情報が選択されると、図18(B)に示すように、選択されたキーワード情報が第2の表示部34の拡大された空欄部分258に表示される。そしてこの状態で決定ボタン237に対して接触操作が行われると、キーワード情報の当てはめが確定される。すると他の空欄部分258についても順次拡大表示され、当該空欄部分258に当てはめるべきキーワード情報を選択させる選択問題を示す選択問題画像が表示される。
【0098】
こうして関係図の全ての空欄部分258についてキーワード情報の当てはめが確定されると、各空欄部分258について正しいキーワード情報が当てはめられているか否かが判定される。ここでキーワード情報の当てはめが誤っている空欄部分258については、再び第2の表示部34に拡大表示され、当該空欄部分258に当てはめるべきキーワード情報を選択させる選択問題を示す選択問題画像が表示される。そして、全ての空欄部分258について正しいキーワード情報が当てはめられていると判定されると、関係図が完成され、第2ゲーム状態が終了する。すると、犯人を追及する画面が表示されて事件の謎が解決し、その章に係るストーリーがクリアされる。
【0099】
3−3.リザルト画面
そして本実施形態では、1つの章に係るストーリーがクリアされると、その章に係るストーリーにおけるプレーヤのプレイ内容を評価するリザルト画面が表示される。
【0100】
図19は、リザルト画面の一例を示す図である。図19に示すように、リザルト画面では、探偵ランクを示す探偵ランク画像259(評価画像の一例)と、プレーヤが収集したキーワード情報の取得率を示すキーワード取得率画像(評価画像の一例)とが表示される。ここで探偵ランクは、Sランクから、Aランク、Bランク、Cランクまでの4段階のランクが用意されており、Sランクが最も評価が高く、Cランクが最も評価が低くなっている。そしてこの探偵ランクは、上述したロジックポイントと、画面上では表示されない内部パラメータである探偵ポイント(第2パラメータの一例)の合計値によって決定される。
【0101】
ここで探偵ポイントは、上述したミニゲームの成績と、選択補助画像が表示されたことに基づいて更新されるパラメータであり、所定の初期値を最大値として、ミニゲームの成績が悪くなるつれ大きな減少量で減少され、また選択補助画像が表示される毎に減少される。従って本実施形態では、ミニゲームの成績が良いほど、そして選択補助画像が表示された回数が少ないほど、探偵ポイントを大きな値に維持することができ、探偵ランクの評価も高いものとすることができる。またキーワード取得率は、その章に係るストーリーで収集可能な全てのキーワード情報の数に対するプレーヤが収集したキーワード情報の数の割合として求められる。
【0102】
そしてこの探偵ランク画像259は、各章に係るストーリーがクリアされる毎に表示され、各章のストーリーを選択するための章選択画面においても確認することができる。
【0103】
図20は、章選択画面の一例を示す図である。図20に示すように、章選択画面では、各章のストーリー名が示され、その章のストーリーを選択するためのストーリー選択ボタン260が各章について表示されている。そして、既にクリアされている章については、各章のストーリー選択ボタン260の右端に探偵ランク画像259が表示されている。この章選択画面は、図4に示したゲームメニュー画面において、既にプレイしたことがあるストーリーの中からプレイするストーリーを選択するためのストーリー選択ボタン260に対して接触操作が行われるか、クリアしたストーリーのあらすじを閲覧するためのあらすじボタン210に対して接触操作が行われると表示される。このように本実施形態では、プレーヤは、章選択画面で各章の探偵ランクを確認することができる。なお、章選択画面では、探偵ランク画像259だけでなくキーワード取得率画像をも各章について表示されるようにしてもよい。
【0104】
こうして本実施形態では、特定キーワード情報が収集されれば、プレーヤは事件を解明してゲームをクリアすることができるが、よい評価の探偵ランクを得るために、通常問題に対してなるべく回答補助画像を表示させずに正しい回答を行うとともに、ミニゲームにおいて良い成績を得ることに対する意欲を高めるようにしている。更に本実施形態では、キーワード取得率を高めるために、なるべく多くの調査を行ってなるべく多くのキーワード情報を収集することに対する意欲を高めるようにしている。このように本実施形態のゲームシステム10では、なるべく早くゲームをクリアすることを目的とするプレーヤと、ストーリーの詳細を知った上でゲームをクリアすることを目的とするプレーヤの双方に対して、ゲーム意欲を効果的に高めるようにしている。
【0105】
4.本実施形態の処理の流れ
図21〜図25は、本実施形態のゲームシステム10において、探偵ランクを決定する際の処理の詳細を示すフローチャートである。まずゲームシステム10は、図21に示すように、通常問題の回答を補助するための回答補助画像が表示されると(ステップS10でY)、初期値を50とするロジックポイントから所定値を減算する(ステップS12)。また図22に示すように、通常問題に対する回答が誤っていると(ステップS14でY)、ロジックポイントから所定値を減算する(ステップS16)。また図23に示すように、ミニゲームが終了すると(ステップS18でY)、ミニゲームの成績が悪いほど探偵ポイントの減算値が大きくなるように減算値を演算し(ステップS20)、初期値を50とする探偵ポイントから演算値を減算する(ステップS22)。また図24に示すように、キーワード情報の選択を補助する補助情報を示す選択補助画像が表示されると(ステップS24でY)、探偵ポイントから所定値を減算する(ステップS26)。そして図25に示すように、第2ゲーム状態が終了すると(ステップS28でY)、ロジックポイントと探偵ポイントとを加算し(ステップS30)、加算値が0よりも大きく25以下である場合には(ステップS32でY)、探偵ランクをCランクと評価し(ステップS34)、加算値が25よりも大きく50以下である場合には(ステップS36でY)、探偵ランクをBランクと評価し(ステップS38)、加算値が50よりも大きく75以下である場合には(ステップS40でY)、探偵ランクをAランクと評価し(ステップS42)、いずれでもない場合には(ステップS40でN)、加算値が75よりも大きく100以下であるとして探偵ランクをSランクと評価する(ステップS44)。
【0106】
5.変形例
上記実施形態で説明した手法は、一例を示したに過ぎず、上記実施形態の手法と同様の効果を奏する均等な手法を採用した場合においても本発明の範囲に含めることができる。また本発明は、上記実施形態で説明したものに限らず、種々の変形実施が可能である。そして上記実施形態の手法や、変形例として後述する各種の手法は、本発明を実現する手法として適宜組み合わせて採用することができる。
【0107】
例えば上述した実施形態では、探偵ゲームを実行するゲームシステムを例に挙げて説明したが、本発明は、一連のストーリーを構成する複数のストーリー画像を表示部に順次表示させることによりストーリーを進行させる種々のゲームシステムに適用できる。
【0108】
またミニゲーム表示制御部104Fは、パラメータと、利用可能な状態に設定されたキーワード情報の数と、ミニゲームの成績とに基づいて、複数のミニゲームのうちいずれかのミニゲームを実行するためのミニゲーム画像を表示部に表示させるようにしてもよい。詳細にはミニゲーム表示制御部104Fは、ある章についての探偵ランクがよい評価であった場合には、次の章においては、これまでプレーヤがプレーできなかったミニゲームをプレー可能に設定するようにしてもよい。
【0109】
また本発明は、携帯型のゲームシステムの他に、業務用ゲームシステム、据え置き型の家庭用ゲームシステム、多数のプレーヤが参加する大型アトラクションシステム、シミュレータ、マルチメディア端末、ゲーム画像を生成するシステムボード、携帯電話等の種々の画像生成システムに適用できる。
【図面の簡単な説明】
【0110】
【図1】本実施形態のゲームシステム10の外観を示す図。
【図2】本実施形態のゲームシステム10の機能ブロック図。
【図3】本実施形態のゲームシステム10で表示される画像を示す図。
【図4】本実施形態のゲームシステム10で表示される画像を示す図。
【図5】本実施形態のゲームシステム10で表示される画像を示す図。
【図6】本実施形態のゲームシステム10で生成される画像を示す図。
【図7】本実施形態のゲームシステム10で表示される画像を示す図。
【図8】本実施形態のゲームシステム10で表示される画像を示す図。
【図9】本実施形態のゲームシステム10で表示される画像を示す図。
【図10】本実施形態のゲームシステム10で表示される画像を示す図。
【図11】本実施形態のゲームシステム10で表示される画像を示す図。
【図12】本実施形態のゲームシステム10で表示される画像を示す図。
【図13】本実施形態のゲームシステム10で表示される画像を示す図。
【図14】本実施形態のゲームシステム10で表示される画像を示す図。
【図15】本実施形態のゲームシステム10で表示される画像を示す図。
【図16】本実施形態のゲームシステム10で表示される画像を示す図。
【図17】本実施形態のゲームシステム10で表示される画像を示す図。
【図18】本実施形態のゲームシステム10で表示される画像を示す図。
【図19】本実施形態のゲームシステム10で表示される画像を示す図。
【図20】本実施形態のゲームシステム10で表示される画像を示す図。
【図21】本実施形態のゲームシステム10の処理の流れを示すフローチャート図。
【図22】本実施形態のゲームシステム10の処理の流れを示すフローチャート図。
【図23】本実施形態のゲームシステム10の処理の流れを示すフローチャート図。
【図24】本実施形態のゲームシステム10の処理の流れを示すフローチャート図。
【図25】本実施形態のゲームシステム10の処理の流れを示すフローチャート図。
【符号の説明】
【0111】
10 ゲームシステム、12 本体下部、14 本体上部、16 ヒンジ部、
18 第1の表示部、20 十字キー、22 第1ボタン、24 第2ボタン、
28 第4ボタン、30 スタートボタン、32 セレクトボタン、
34 第2の表示部、36 スピーカ、38 マイク、
40 操作部、42 音入力部、44 音出力部、46 情報記憶媒体、50 記憶部、
60 通信部、100 処理部、101 進行制御部、102 ゲーム状態移行制御部、
103 保存制御部、104 表示制御部、104A 通常問題表示制御部、
104B 回答表示制御部、104C 回答補助表示制御部、
104D 特定表示制御部、104E 詳細情報表示制御部、
104F ミニゲーム表示制御部、104G 選択問題表示制御部、
104H 選択表示制御部、104I 評価表示制御部、
104J 選択補助表示制御部、105 回答判定部、106 更新部、
107 位置判定部、108 キーワード情報設定部、109 ミニゲーム成績演算部、
110 選択判定部、111 終了制御部、114 通信制御部、120 描画部、
130 音生成部、

【特許請求の範囲】
【請求項1】
一連のストーリーを構成する複数のストーリー画像を表示部に順次表示させることにより前記ストーリーを進行させ、前記ストーリーの進行に伴い複数の通常問題を順次出題するとともにミニゲームを実行するゲームシステムとしてコンピュータを機能させるプログラムであって、
第1ゲーム状態において、前記ストーリーの進行状況に基づいて、前記複数の通常問題のうちいずれかの通常問題を示す通常問題画像を前記表示部に表示させる通常問題表示制御部と、
前記通常問題に対する回答を特定する操作を受け付けるための回答画像を前記表示部に表示させる回答表示制御部と、
操作部からの第1操作情報に基づいて、前記通常問題に対する回答を補助する回答補助画像を前記表示部に表示させる回答補助表示制御部と、
前記操作部からの前記回答を特定する操作情報に基づいて、前記回答の正誤を判定する回答判定部と、
前記回答補助画像を表示させたことまたは前記回答が誤っていたことに基づいて、パラメータを更新する更新部と、
前記回答が正しかったことに基づいて、前記ストーリーを進行させる進行制御部と、
前記第1ゲーム状態において、前記ストーリーの進行状況と前記操作部からの第2操作情報とに基づいて、位置を特定する操作を受け付けるための複数の特定画像のうちいずれかの特定画像を前記表示部に表示させる特定表示制御部と、
前記操作部からの前記特定画像における位置を特定する操作情報に基づいて、前記位置の特定の正誤を判定する位置判定部と、
前記回答が正しかったことまたは前記位置の特定が正しかったことに基づいて、前記ストーリーのキーワードを示す複数のキーワード情報のうちいずれかのキーワード情報を利用可能な状態に設定するキーワード情報設定部と、
前記操作部からの第3操作情報に基づいて、前記利用可能な状態に設定されたキーワード情報の詳細な情報を示す詳細情報画像を前記表示部に表示させる詳細情報表示制御部と、
前記第1ゲーム状態において、前記ストーリーの進行状況に基づいて、ミニゲームを実行するためのミニゲーム画像を前記表示部に表示させるミニゲーム表示制御部と、
前記操作部からの第4操作情報に基づいて前記ミニゲームの成績を演算するミニゲーム成績演算部と、
前記ストーリーの進行状況と前記操作部からの第5操作情報とに基づいて、ゲーム状態を前記第1ゲーム状態から第2ゲーム状態に移行させるゲーム状態移行制御部と、
前記第2ゲーム状態において、前記キーワード情報の詳細な情報により選択が補助され、前記利用可能な状態に設定されたキーワード情報からいずれかのキーワード情報を選択させる複数の選択問題のうちいずれかの選択問題を示す選択問題画像を前記表示部に表示させる選択問題表示制御部と、
前記利用可能な状態に設定されたキーワード情報からいずれかのキーワード情報を選択する操作を受け付けるための選択画像を前記表示部に表示させる選択表示制御部と、
前記キーワード情報を選択する操作情報に基づいて、前記複数のキーワード情報の一部を構成する複数の特定キーワード情報が前記複数の選択問題のそれぞれについて正しく選択されているか否かを判定する選択判定部と、
前記複数の特定キーワード情報が前記複数の選択問題のそれぞれについて正しく選択されていることに基づいて、前記第2ゲーム状態を終了させる終了制御部と、
前記パラメータと、前記利用可能な状態に設定されたキーワード情報の数と、前記ミニゲームの成績とに基づいて、プレーヤを評価する評価画像を前記表示部に表示させる評価表示制御部としてコンピュータを機能させることを特徴とするプログラム。
【請求項2】
請求項1において、
前記キーワード情報の選択を補助する補助情報を示す選択補助画像を前記表示部に表示させる選択補助表示制御部としてコンピュータを更に機能させ、
前記ゲーム状態移行制御部は、
前記第1ゲーム状態において前記ストーリーの進行状況が所定条件を満たした場合に、前記ゲーム状態を前記第2ゲーム状態に移行させることが可能な移行可能状態に設定し、
前記特定表示制御部は、
前記移行可能状態においても、前記操作部からの前記第2操作情報に基づいて、前記複数の特定画像のうちいずれかの特定画像を前記表示部に表示させ、
前記選択補助表示制御部は、
前記移行可能状態において、前記特定画像における位置を特定する操作情報に基づいて、前記選択補助画像を前記表示部に表示させ、
前記評価表示制御部は、
前記選択補助画像を表示させたことに基づいて、プレーヤを評価することを特徴とするプログラム。
【請求項3】
請求項1または2において、
前記進行制御部は、
複数の前記ストーリーをストーリー毎に進行させ、
前記評価表示制御部は、
前記ストーリー毎に前記評価画像を前記表示部に表示させることを特徴とするプログラム。
【請求項4】
請求項1〜3のいずれかにおいて、
前記操作部からの第6操作情報に基づいて、前記ストーリーの進行状況を保存する保存制御部としてコンピュータを更に機能させ、
前記進行制御部は、
前記操作部からの第7操作情報に基づいて、保存された前記ストーリーの進行状況により前記ストーリーの進行を再開させ、
前記評価表示制御部は、
前記ストーリーの進行状況を保存したことに基づいて、プレーヤを評価する評価画像を前記表示部に表示させることを特徴とするプログラム。
【請求項5】
請求項1〜4のいずれかにおいて、
前記ミニゲーム表示制御部は、
前記パラメータと、前記利用可能な状態に設定されたキーワード情報の数と、前記ミニゲームの成績とに基づいて、複数のミニゲームのうちいずれかのミニゲームを実行するためのミニゲーム画像を前記表示部に表示させることを特徴とするプログラム。
【請求項6】
コンピュータにより読み取り可能な情報記憶媒体であって、請求項1〜5のいずれかに記載されたプログラムを記憶することを特徴とする情報記憶媒体。
【請求項7】
一連のストーリーを構成する複数のストーリー画像を表示部に順次表示させることにより前記ストーリーを進行させ、前記ストーリーの進行に伴い複数の通常問題を順次出題するとともにミニゲームを実行するゲームシステムであって、
第1ゲーム状態において、前記ストーリーの進行状況に基づいて、前記複数の通常問題のうちいずれかの通常問題を示す通常問題画像を前記表示部に表示させる通常問題表示制御部と、
前記通常問題に対する回答を特定する操作を受け付けるための回答画像を前記表示部に表示させる回答表示制御部と、
操作部からの第1操作情報に基づいて、前記通常問題に対する回答を補助する回答補助画像を前記表示部に表示させる回答補助表示制御部と、
前記操作部からの前記回答を特定する操作情報に基づいて、前記回答の正誤を判定する回答判定部と、
前記回答補助画像を表示させたことまたは前記回答が誤っていたことに基づいて、パラメータを更新する更新部と、
前記回答が正しかったことに基づいて、前記ストーリーを進行させる進行制御部と、
前記第1ゲーム状態において、前記ストーリーの進行状況と前記操作部からの第2操作情報とに基づいて、位置を特定する操作を受け付けるための複数の特定画像のうちいずれかの特定画像を前記表示部に表示させる特定表示制御部と、
前記操作部からの前記特定画像における位置を特定する操作情報に基づいて、前記位置の特定の正誤を判定する位置判定部と、
前記回答が正しかったことまたは前記位置の特定が正しかったことに基づいて、前記ストーリーのキーワードを示す複数のキーワード情報のうちいずれかのキーワード情報を利用可能な状態に設定するキーワード情報設定部と、
前記操作部からの第3操作情報に基づいて、前記利用可能な状態に設定されたキーワード情報の詳細な情報を示す詳細情報画像を前記表示部に表示させる詳細情報表示制御部と、
前記第1ゲーム状態において、前記ストーリーの進行状況に基づいて、ミニゲームを実行するためのミニゲーム画像を前記表示部に表示させるミニゲーム表示制御部と、
前記操作部からの第4操作情報に基づいて前記ミニゲームの成績を演算するミニゲーム成績演算部と、
前記ストーリーの進行状況と前記操作部からの第5操作情報とに基づいて、ゲーム状態を前記第1ゲーム状態から第2ゲーム状態に移行させるゲーム状態移行制御部と、
前記第2ゲーム状態において、前記キーワード情報の詳細な情報により選択が補助され、前記利用可能な状態に設定されたキーワード情報からいずれかのキーワード情報を選択させる複数の選択問題のうちいずれかの選択問題を示す選択問題画像を前記表示部に表示させる選択問題表示制御部と、
前記利用可能な状態に設定されたキーワード情報からいずれかのキーワード情報を選択する操作を受け付けるための選択画像を前記表示部に表示させる選択表示制御部と、
前記キーワード情報を選択する操作情報に基づいて、前記複数のキーワード情報の一部を構成する複数の特定キーワード情報が前記複数の選択問題のそれぞれについて正しく選択されているか否かを判定する選択判定部と、
前記複数の特定キーワード情報が前記複数の選択問題のそれぞれについて正しく選択されていることに基づいて、前記第2ゲーム状態を終了させる終了制御部と、
前記パラメータと、前記利用可能な状態に設定されたキーワード情報の数と、前記ミニゲームの成績とに基づいて、プレーヤを評価する評価画像を前記表示部に表示させる評価表示制御部とを含むことを特徴とするゲームシステム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【図19】
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【図20】
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【図21】
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【図22】
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【図23】
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【図24】
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【図25】
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