説明

プロピレン系共重合体、ポリプロピレン組成物およびその用途、ならびに遷移金属化合物、オレフィン重合用触媒

【課題】ポリプロピレンとプロピレン・1−ブテンランダム共重合体を含むポリプロピレン組成物を提供すること。
【解決手段】ポリプロピレン組成物は、ポリプロピレン(PP-A);5〜95重量%と、下記要件(1)〜(6)を満たすプロピレン・1−ブテンランダム共重合体(PBR);95〜5重量%とからなる;
(1)プロピレンから導かれる単位を60〜90モル%の量で、1−ブテンから導かれる単位を10〜40モル%の量で含有し、
(2)トリアッドアイソタクティシティーが85%以上97.5%以下であり、
(3)分子量分布(Mw/Mn)が1〜3の範囲にあり、
(4)極限粘度が0.1〜12dl/gであり、
(5)融点(Tm)が55〜90℃の範囲にあり、
(6)融点Tmと、1−ブテン構成単位含量M(モル%)との関係が、
146 exp(−0.022M) ≧ Tm ≧ 125 exp(−0.032M)
である。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
ポリプロピレン(PP−A);5〜95重量%と、下記のプロピレン・1−ブテンランダム共重合体(PBR);95〜5重量%とからなるポリプロピレン組成物
プロピレン・1−ブテンランダム共重合体(PBR):
(1)プロピレンから導かれる単位を60〜90モル%の量で、1−ブテンから導かれる単位を10〜40モル%を含有し、
(2)13C−NMRスペクトル測定から求められるトリアッドアイソタクティシティーが85%以上97.5%以下であり、
(3)ゲルパーミエイションクロマトグラフィー(GPC)により求められる分子量分布(Mw/Mn)が1〜3の範囲にあり、
(4)135℃、デカリン中で測定される極限粘度が0.1〜12dl/gであり、
(5)示差走査型熱量計により測定した融点(Tm)が55〜90℃の範囲にあり、
(6)該融点Tmと、1−ブテン構成単位含量M(モル%)との関係が、
146exp(−0.022M)≧Tm≧125exp(−0.032M)
であることを特徴とするプロピレン・1−ブテンランダム共重合体。
【請求項2】
請求項1記載のポリプロピレン組成物からなるシートまたはフィルム。
【請求項3】
請求項2記載のシートまたはフィルムを少なくとも一方向に延伸して得られる延伸フィルム。

【図1】
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【公開番号】特開2011−21203(P2011−21203A)
【公開日】平成23年2月3日(2011.2.3)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−235716(P2010−235716)
【出願日】平成22年10月20日(2010.10.20)
【分割の表示】特願2004−570194(P2004−570194)の分割
【原出願日】平成15年12月26日(2003.12.26)
【出願人】(000005887)三井化学株式会社 (2,318)
【Fターム(参考)】