ヘテロジニアスなネットワークにおける動的な制御ブランキング
1または複数のeNBまたはデバイスから、制御リソースのブランキングの要求を容易にするシステムおよび方法が記載される。例えばマクロセル、フェムトセル、あるいはピコセルであるeNBのようなeNBは、ダウンリンク制御ブランキング・メッセージをUEへ送信し、UEに対して、(例えば、アップリンク制御リソースのために)ブランキングを実行すること、あるいは、(例えば、ダウンリンク制御リソースのために)干渉元eNBまたはデバイスからのブランキングを要求することを指示する。ダウンリンク制御ブランキング・メッセージは、制御リソースを決定するための情報、および/または、望まれる制御リソースを指定しうる。したがって、小規模eNBのための制御リソースにおける干渉を緩和するためにブランキングが要求されるように、動的な制御ブランキングが提供される。小規模eNBは、その後、制御リソースによって、制御データをUEへ通信しうる。この制御データは、UEに対しても同様に、干渉元eNBまたはデバイスからの一般的なデータ・リソースのブランキングの要求を指示するリソース・ブランキング・メッセージを含みうる。
【発明の詳細な説明】
【優先権主張】
【0001】
本特許出願は、2008年6月25日に出願され本願の譲受人に譲渡され本明細書において参照によって明確に組み込まれている“SYSTEMS AND METHODS FOR DYNAMIC CONTROL BLANKING IN HETEROGENEOUS NETWORKS”と題された仮出願61/075,648号への優先権を主張する。
【技術分野】
【0002】
以下の記載は、一般に無線通信に関し、さらに詳しくは、ヘテロジニアスなネットワーク構成において制御リソースをブランキングすることに関する。
【背景技術】
【0003】
無線通信システムは、例えば、音声、データなどのようなさまざまなタイプの通信コンテンツを提供するために広く開発された。一般的な無線通信システムは、(例えば、帯域幅、送信電力などのような)利用可能なシステム・リソースを共有することにより、複数のユーザとの通信をサポートすることができる多元接続システムでありうる。そのような多元接続システムの例は、符号分割多元接続(CDMA)システム、時分割多元接続(TDMA)システム、周波数分割多元接続(FDMA)システム、および直交周波数分割多元接続(OFDMA)システムなどを含む。さらに、これらシステムは、例えば、第3世代パートナシップ計画(3GPP)、3GPPロング・ターム・イボリューション(LTE)、ウルトラ・モバイル・ブロードバンド(UMB)、および/または、例えばイボリューション・データ・オプティマイズド(EV−DO)のようなマルチ・キャリア無線仕様、あるいはこれら技術の1または複数の改訂技術等に準拠しうる。
【0004】
一般に、無線多元接続通信システムは、複数のユーザ機器(UE)のための通信を同時にサポートすることができる。UEはそれぞれ、ダウンリンクおよびアップリンクにおける送信によって、1または複数のイボルブド・ノードB(eNB)(例えば、基地局)と通信することができる。ダウンリンクは、eNBからUEへの通信リンクを称し、アップリンクは、UEからeNBへの通信リンクを称する。さらに、UEとeNBとの間の通信は、単一入力単一出力(SISO)システム、複数入力単一出力(MISO)システム、複数入力複数出力(MIMO)システム等によって確立されうる。さらに、UEは、ピア・トゥ・ピア無線ネットワーク構成で他のUEと(および/または、eNBが他のeNBと)通信しうる。
【0005】
ヘテロジニアスなネットワーク構成では、例えばピコセルeNBまたはフェムトセルeNBのような小規模eNBが、(例えば、マクロセルeNBのセクタ内の)1または複数のマクロセルeNBの近傍内の無線ネットワーク・アクセスを提供しうる。これによって、マクロセルeNBの送信中に通信しようとすると、小規模eNBへの実質的な干渉が引き起こる。さらに、マクロセルeNBと通信するUEも同様に、小規模eNBへ干渉をもたらしうる。この点に関し、マクロセルeNBおよび/または干渉元UEへと、制御チャネルを介して、リソース・ブランキング・メッセージが送信され、データ・リソースのセットについて、マクロセルeNBおよび/またはUEからのリソース・ブランキングが要求される。
【0006】
リソース・ブランキングは、リソースのセットによる従来型の送信を控えることを称する。例えば、これは、リソース内の送信、またはリソースによる送信を送信機が停止させるハード・サイレンシング(hard silencing)を含みうる。しかしながら、これはまた、ビーム・ステアリングと組み合わされたソフト電力低減(例えば、干渉を受けているデバイスに向けて空間ヌルを形成すること)をも含みうる。したがって、マクロセルeNBが、リソースをブランキングすると、小規模eNBが、このリソースによって通信し、マクロセルeNBからの干渉無く、1または複数のデバイスへ無線ネットワーク・アクセスを提供しうる。しかしながら、リソース・ブランキング要求が送信される制御チャネルはまた、マクロセルeNB、UE、および小規模eNBによっても利用されうる。したがって、制御チャネルは、デバイスとeNBとの間で同様の干渉を示し、リソース・ブランキング要求自身が干渉を受ける。
【発明の概要】
【0007】
以下は、1または複数の態様の基本的な理解を与えるために、そのような態様の簡略化された概要を示す。この概要は、考えられるすべての態様の広範囲な概観ではなく、すべての態様の重要要素や決定的要素を特定することも、何れかまたは全ての態様のスコープを線引きすることも意図されていない。その唯一の目的は、後に示されるより詳細な記載に対する前置きとして、簡略化された形式で1または複数の態様のいくつかの概念を表すことである。
【0008】
1または複数の態様およびその対応する開示によれば、デバイスとイボルブド・ノードB(eNB)との間の干渉を回避するために、ヘテロジニアスな無線ネットワークにおいて、デバイスとeNBとの間での動的な制御リソース割当を容易にすることに関連するさまざまな態様が記載される。特に、小規模eNBは、ダウンリンク制御ブランキング・メッセージを送信することによって、ユーザ機器(UE)に対して、マクロセルeNBおよび/または干渉元UEへと、制御リソース・ブランキング・メッセージを送信するように要求する。小規模eNBは、このメッセージがUEによって受信されることを保証するために、低再使用チャネル、ダイバーシティ・スキーム、あるいは同様の戦略を利用することができる。UEは、このメッセージを受信すると、ブランキングを求める要求を生成し、この要求を干渉元のマクロセルeNBおよび/またはUEへ送信する。マクロセルeNBおよび/または干渉元UEは、この要求を受信すると、示された制御リソースをブランキングする。これによって、小規模eNBは、UEおよび/または1または複数の別のデバイスとの通信において、この制御リソースを利用できるようになる。したがって、例えば、小規模eNBは、データ・リソースに対するブランキング要求を、干渉無く制御チャネルで送信しうる。
【0009】
関連する態様によれば、制御リソースのセットをブランキングすることを求める制御ブランキング要求を、1または複数の干渉元デバイスへ送信することを含む方法が提供される。この方法はさらに、この制御リソースのセットによって、別のデバイスと制御情報を通信することを含む。
【0010】
別の態様は、無線通信装置に関する。この無線通信装置は、制御リソースのセットをブランキングすることを求める制御ブランキング要求を、1または複数の干渉元デバイスへ送り、この制御リソースのセットによって、制御情報を別のデバイスへ送信するように構成された少なくとも1つのプロセッサを含みうる。無線通信装置はまた、少なくとも1つのプロセッサに接続されたメモリをも備える。
【0011】
また別の態様は、制御リソースのセットをブランキングすることを求める制御ブランキング要求を、1または複数の干渉元デバイスへ送る手段を含む装置に関連する。この装置はさらに、この制御リソースのセットによって、制御情報を別のデバイスへ送信する手段を含む。
【0012】
また別の態様は、コンピュータ読取可能媒体を有するコンピュータ・プログラム製品に関する。このコンピュータ読取可能媒体は、少なくとも1つのコンピュータに対して、制御リソースのセットをブランキングすることを求める制御ブランキング要求を、1または複数の干渉元デバイスへ送信させるためのコードを含む。さらに、コンピュータ読取可能媒体は、少なくとも1つのコンピュータに対して、この制御リソースのセットで別のデバイスと制御情報を通信させるためのコードを含む。
【0013】
さらに、さらなる態様は、装置に関する。この装置は、制御リソースのセットをブランキングすることを求める制御ブランキング要求を、1または複数の干渉元デバイスへ送信する制御ブランキング要求構成要素を含みうる。この装置はさらに、この制御リソースのセットで、別のデバイスとの間で制御情報の送信または受信を行う制御通信構成要素を含みうる。
【0014】
他の態様によれば、制御リソースのセットをブランキングすることを求めるダウンリンク制御ブランキング要求を受信することを含む方法が提供される。この方法はまた、アップリンク制御リソースである制御リソースのセットのうちの少なくとも一部をローカルにブランキングすることを含む。
【0015】
別の態様は、無線通信装置に関する。この無線通信装置は、1または複数の干渉元のデバイスまたはeNBにおいて、1または複数の制御リソースをブランキングすることに関連する制御ブランキング要求を取得するように構成された少なくとも1つのプロセッサを含みうる。この少なくとも1つのプロセッサはさらに、アップリンク制御リソースである1または複数の制御リソースをブランキングするように構成されている。無線通信装置はまた、少なくとも1つのプロセッサに接続されたメモリをも備える。
【0016】
また別の態様は、ブランキングされるべき制御リソースのセットを示すダウンリンク制御ブランキング要求を受信する手段を含む装置に関連する。この装置はさらに、アップリンク制御リソースである制御リソースのセットをローカルにブランキングする手段を含む。
【0017】
また別の態様は、コンピュータ読取可能媒体を有するコンピュータ・プログラム製品に関する。このコンピュータ読取可能媒体は、少なくとも1つのコンピュータに対して、制御リソースのセットをブランキングすることを指定するダウンリンク制御ブランキング要求を受信させるためのコードを含む。さらに、このコンピュータ読取可能媒体は、少なくとも1つのコンピュータに対して、アップリンク制御リソースである制御リソースのセットのうちの少なくとも一部をローカルにブランキングさせるためのコードを備えうる。
【0018】
さらに、さらなる態様は、装置に関する。この装置は、ブランキングされるべき制御リソースのセットを示すダウンリンク制御ブランキング要求を取得するメッセージ受信構成要素を含みうる。この装置はさらに、アップリンク制御リソースである制御リソースのセットをローカルにブランキングする制御ブランキング構成要素を含む。
【0019】
前述した目的および関連する目的を達成するために、1または複数の実施形態は、後に十分に記載され、特許請求の範囲において特に指摘されている特徴を備える。次の記載および添付図面は、1または複数の態様のある例時的な特徴を詳細に記載する。しかしながら、これらの特徴は、さまざまな態様の原理が適用される種々の方式のうちのわずかを示しているに過ぎず、本記載は、そのようなすべての態様およびそれらの均等物を含むことが意図されている。
【図面の簡単な説明】
【0020】
【図1】図1は、本明細書に記載されたさまざまな態様にしたがう無線通信システムの実例である。
【図2】図2は、本明細書に記載された態様にしたがう無線通信ネットワークの実例である。
【図3】図3は、無線通信環境において適用される通信装置の実例である。
【図4】図4は、制御リソースのブランキングを要求することを有効にする無線通信システムの実例である。
【図5】図5は、無線ネットワークにおいて、イボルブド・ノードB(eNB)からブランキングを要求するためのメッセージ構成の実例である。
【図6】図6は、無線ネットワークにおいて、制御およびデータ・ブランキングを要求するためのメッセージ構成の実例である。
【図7】図7は、無線ネットワークにおいて、デバイスからのブランキングを要求するためのメッセージ構成の実例である。
【図8】図8は、無線ネットワークにおいて、デバイスからの制御およびデータ・ブランキングを要求するためのメッセージ構成の実例である。
【図9】図9は、受信した制御ブランキング・メッセージに基づいて、制御リソースのセットをブランキングすることを容易にする方法の実例である。
【図10】図10は、受信したブランキング・メッセージに基づいて、制御リソースおよびデータ・リソースのセットをブランキングすることを容易にする方法の実例である。
【図11】図11は、制御リソースをブランキングするために制御ブランキング・メッセージを送信することを容易にする方法の実例である。
【図12】図12は、制御リソースおよびデータ・リソースをブランキングするために制御およびデータ・ブランキング・メッセージを送信することを容易にする方法の実例である。
【図13】図13は、eNBのためにリソース・ブランキングを要求することを容易にするユーザ機器(UE)の実例である。
【図14】図14は、UEを用いて、リソースのブランキングを要求するシステムの実例である。
【図15】図15は、本明細書で開示されたされたさまざまなシステムおよび方法と共に適用されうる無線ネットワーク環境の実例である。
【図16】図16は、制御および/またはデータ・リソース・ブランキングを要求するシステムの実例である。
【図17】図17は、制御リソース・ブランキングを要求することを促す制御ブランキング・メッセージを送信するシステムの実例である。
【発明を実施するための形態】
【0021】
さまざまな態様が、図面を参照して記載される。以下の記載では、説明の目的のために、1または複数の態様の完全な理解を提供するために、多くの具体的な詳細が述べられる。しかしながら、そのような態様は、これら具体的な詳細無しで実現されうることが明確である。
【0022】
本願で使用されるように、用語「構成要素」、「モジュール」、「システム」等は、ハードウェア、ファームウェア、ハードウェアとソフトウェアとの組み合わせ、ソフトウェア、あるいは実行中のソフトウェアのうちの何れかであるコンピュータ関連エンティティを含むことが意図されている。例えば、構成要素は、限定される訳ではないが、プロセッサ上で実行中のプロセス、プロセッサ、オブジェクト、実行形式、実行スレッド、プログラム、および/またはコンピュータでありうる。例示によれば、コンピュータ・デバイス上で実行中のアプリケーションと、コンピュータ・デバイスとの両方が構成要素になりえる。実行スレッドおよび/またはプロセス内には1または複数の構成要素が存在し、構成要素は、1または複数のコンピュータ上に局在化されるか、および/または、複数のコンピュータに分散されうる。さらに、これらの構成要素は、さまざまなデータ構造を格納したさまざまなコンピュータ読取可能媒体から実行可能である。これら構成要素は、例えば、信号によってローカル・システムや分散システム内の他の構成要素とインタラクトする1つの構成要素からのデータ、および/または、他のシステムを備えた例えばインターネットのようなネットワークを介して他の構成要素とインタラクトする1つの構成要素からのデータのような1または複数のデータのパケットを有する信号にしたがって、ローカル処理および/またはリモート処理によって通信することができる。
【0023】
さらに、本明細書では、さまざまな態様が、有線端末または無線端末でありうる端末と関連して開示される。端末は、システム、デバイス、加入者ユニット、加入者局、移動局、モバイル、モバイル・デバイス、遠隔局、遠隔端末、アクセス端末、ユーザ端末、端末、通信デバイス、ユーザ・エージェント、ユーザ・デバイス、またはユーザ機器(UE)とも称されうる。無線端末は、セルラ電話、衛星電話、コードレス電話、セッション初期化プロトコル(SIP)電話、無線ローカル・ループ(WLL)局、携帯情報端末(PDA)、無線接続機能を有するハンドヘルド・デバイス、コンピューティング・デバイス、あるいは、無線モデムに接続されたその他の処理デバイスでありうる。さらに、本明細書では、さまざまな態様が、基地局に関して記載される。基地局は、無線端末との通信のために利用され、アクセス・ポイント、ノードB、イボルブド・ノードB(eNB)、あるいはその他いくつかの用語で称されうる。
【0024】
さらに、用語「または」は、排他的な「または」ではなく、包括的な「または」を意味することが意図されている。すなわち、別に示されていない場合、あるいは、文脈から明らかではない場合、「XはAまたはBを適用する」という句は、自然な包括的な置き換えのうちの何れかを意味することが意図されている。すなわち、「XはAまたはBを使用する。」という句は、以下の例のうちの何れによっても満足される。XはAを使用する。XはBを使用する。あるいは、XはAとBとの両方を使用する。さらに、本願および特許請求の範囲で使用されているような冠詞“a”および“an”は、特に指定されていない場合、あるいは、単数を対象としていることが文脈から明らかではない場合、一般に、「1または複数」を意味するものと解釈されるべきである。
【0025】
本明細書に記載された技術は、例えばCDMA、TDMA、FDMA、OFDMA、SC−FDMA、およびその他のシステムのようなさまざまな無線通信システムのために使用される。「システム」、「ネットワーク」という用語はしばしば置換可能に使用される。CDMAネットワークは、例えば、ユニバーサル地上ラジオ・アクセス(UTRA)、cdma2000等のようなラジオ技術を実施することができる。UTRAは、広帯域CDMA(W−CDMA)およびCDMAのその他の変形を含んでいる。CDMA2000は、IS−2000規格、IS−95規格、およびIS−856規格をカバーする。TDMAシステムは、例えばグローバル移動体通信システム(GSM(登録商標))のような無線技術を実現することができる。OFDMAシステムは、例えばイボルブドUTRA(E−UTRA)、ウルトラ・モバイル・ブロードバンド(UMB)、IEEE 802.11(Wi−Fi)、IEEE 802.16(WiMAX)、IEEE 802.20、フラッシュ−OFDM(登録商標)等のような無線技術を実現しうる。UTRAおよびE−UTRAは、ユニバーサル・モバイル・テレコミュニケーション・システム(UMTS)の一部である。3GPPロング・ターム・イボリューション(LTE)は、ダウンリンクではOFDMAを適用し、アップリンクではSC−FDMAを適用するE−UTRAを用いるUMTSのリリースである。UTRA、E−UTRA、UMTS、LTE、およびGSMは、「第3世代パートナシップ計画プロジェクト」(3GPP)と命名された組織からのドキュメントに記述されている。さらに、cdma2000およびUMBは、「第3世代パートナシップ計画プロジェクト2」(3GPP2)と命名された組織からのドキュメントに記述されている。さらに、そのような無線通信システムは、しばしばアンペア(unpaired)な無許可のスペクトルを用いるピア・トゥ・ピア(例えば、モバイル・トゥ・モバイル)アド・ホック・ネットワーク・システム、802xx無線LAN、Bluetooth(登録商標)、および、その他任意の短距離または長距離の無線通信技術を含みうる。
【0026】
さまざまな態様または特徴が、多くのデバイス、構成要素、モジュールなどを含むシステムの観点から示されるだろう。さまざまなシステムが、追加のデバイス、構成要素、モジュールなどを含むことができるか、および/または、図面に関連して説明されたデバイス、構成要素、モジュールなどの必ずしも全てを含んでいる訳ではないことが理解され、認識されるべきである。これらアプローチの組み合わせもまた使用されうる。
【0027】
図1に示すように、本明細書に記載されたさまざまな実施形態にしたがった無線通信システム100が例示されている。システム100は、多数のアンテナ・グループを含みうるeNB102を含む。例えば、1つのアンテナ・グループは、アンテナ104およびアンテナ106を含むことができ、別のグループはアンテナ108およびアンテナ110を備えることができ、さらに別のグループはアンテナ112およびアンテナ114を含むことができる。おのおののアンテナ・グループについて2つのアンテナしか例示されていないが、2本より多いアンテナ、または2本より少ないアンテナも、各グループのために利用されうる。eNB102はさらに、送信機チェーンおよび受信機チェーンを含みうる。それらおのおのは、当業者によって認識されるように、信号の送信および受信に関連付けられた複数の構成要素(例えば、プロセッサ、変調器、マルチプレクサ、復調器、デマルチプレクサ、アンテナ等)に関連付けられた複数の構成要素を備えうる。
【0028】
eNB102は、UE116およびUE122のような1または複数のUEと通信することができる。しかしながら、eNB102は、UE116、122に類似した実質的に任意の数のUEと通信しうる。UE116、122は、例えば、セルラ電話、スマート・フォン、ラップトップ、ハンドヘルド通信デバイス、ハンドヘルド・コンピューティング・デバイス、衛星ラジオ、全地球測位システム、PDA、および/または、無線通信システム100によって通信するその他任意の適切なデバイスでありうる。図示するように、UE116は、アンテナ112、114と通信し、アンテナ112、114は、ダウンリンク118によってUE116に情報を送信し、アップリンク120によってUE116から情報を受信する。さらに、UE122は、アンテナ104、106と通信し、アンテナ104、106は、ダウンリンク124によってUE122に情報を送信し、アップリンク126によってUE122から情報を受信する。周波数分割デュプレクス(FDD)システムでは、例えば、ダウンリンク118が、アップリンク120によって使用されるものとは異なる周波数帯域を利用し、ダウンリンク124が、アップリンク126によって適用されるものとは異なる周波数帯域を適用しうる。さらに、時分割デュプレクス(TDD)システムでは、ダウンリンク118とアップリンク120とが、共通の周波数帯域を利用し、ダウンリンク124とアップリンク126とが、共通の周波数帯域を利用しうる。
【0029】
通信するように指定された領域および/またはアンテナからなるグループはおのおのの、eNB102のセクタと称されうる。例えば、アンテナ・グループは、eNB102によってカバーされた領域のセクタ内のUEと通信するように設計されうる。ダウンリンク118、124による通信では、eNB102の送信アンテナは、UE116、122に向けられたダウンリンク118、124の信号対雑音比を改善するために、ビームフォーミングを利用しうる。さらに、eNB102が、関連する有効通信範囲にわたってランダムに分布しているUE116、122に送信するためにビームフォーミングを適用している間、近隣セルにおけるUEは、eNBが、すべてのUEに対して単一のアンテナで送信している場合と比べて、少ない干渉しか被らない。さらに、UE116、122は、ピア・トゥ・ビアまたはアド・ホック技術(図示せず)を使用して、互いにダイレクトに通信しうる。
【0030】
例によれば、システム100は、複数入力複数出力(MIMO)通信システムでありうる。さらに、システム100は、通信チャネル(例えば、ダウンリンク、アップリンク)を分割するために、例えばFDD、FDM、TDD、TDM、CDM等のような実質的に任意のタイプのデュプレクス技術を利用しうる。さらに、通信チャンネルは、チャネルによって複数のデバイスまたはUEとの同時通信を可能にするために直交化されうる。この観点において、一例としてOFDMが利用されうる。したがって、チャネルは、期間にわたる周波数の部分に分割されうる。さらに、フレームは、期間の集合にわたる周波数の部分として定義され、例えば、フレームは、多くのOFDMシンボルを含みうる。eNB102は、さまざまなタイプのデータのために生成されうるチャネルによってUE116、122へ通信しうる。例えば、チャネルは、様々なタイプの一般的な通信データ、制御データ(例えば、他のチャネルのための品質情報、チャネルを介して受信されたデータのためのアクノレッジメント・インジケータ、干渉情報、基準信号等)等を通信するために生成されうる。
【0031】
一例において、eNB102はマクロセルeNBであり、フェムトセルeNB、ピコセルeNB、リレー・ノード等でありうる小規模eNB128が提供される。一例において、この小規模eNB128は、eNB102のものと類似した技術を使用して、UEと通信しうる。例えば、小規模eNB128は、同様にラジオ通信によるチャネルを定義することができ、アップリンク134による受信を行いながら、ダウンリンク132によって例えばUE130のような1または複数のUEへ送信しうる。小規模eNB128は、UE130と通信している場合、例えばeNB102および/またはUE116によって利用されたリソースによって干渉を経験する。これに関し、小規模eNB128は、UE130との干渉の無い通信を促進するために、eNB102および/またはUE116に対して、あるデータ・リソースをブランキングすることを要求しうる。例えば、小規模eNBは、制御チャネルを介してUE130へダウンリンク・リソース・ブランキング・メッセージを送信し、UE130に対して、アップリンク・リソース・ブランキング要求をeNB102および/またはUE116へ送信するように要求する。小規模eNB128は、このブランキングされたデータ・リソースによって、UE130と通信しうる。
【0032】
小規模eNB128がUE130へダウンリンク・リソース・ブランキング・メッセージを送信する制御チャネルは、eNB102および/またはUE116によって同様に干渉を受ける可能性がある。したがって、小規模eNB128は、eNB102および/またはUE116に対して、ある制御リソースをブランキングすることを要求することによって、動的な制御チャネル割当を実施しうる。小規模eNB128は、例えば、ダウンリンク制御ブランキング・メッセージをUE130へ送り、ブランキングを要求する。eNB128は、このメッセージを、例えば、ユニキャスト・メッセージ、マルチキャスト・メッセージ、あるいはブロードキャスト・メッセージとして送信しうる。これに従って、UE130もまた、ユニキャスト・メッセージ、マルチキャスト・メッセージ、あるいはブロードキャスト・メッセージでありうるアップリンク制御ブランキング要求を送信することによって、eNB102および/またはUE116からの制御リソースをブランキングすることを要求しうる。例えば、この要求がブロードキャスト・メッセージである場合、一例として、このメッセージを受信している複数のデバイスが、制御データ・リソースをブランキングしうる。ブランキングされると、小規模eNB128は、例えば、前述したようなリソース・ブランキング・メッセージをUE130へ送信する。これによって、UE130は、示された一般的なデータ・リソースに対するブランキングを要求できるようになる。制御ブランキング・メッセージに対する干渉を回避するために、小規模eNB128は、一例において、ダイバーシティ・スキーム等を用いて、低再使用制御チャネルでこのメッセージを送信しうる。
【0033】
図2に示すように、多くのUEをサポートするように構成された無線通信システム200が例示される。このシステム200は、例えばマクロセル202A−202Gのような複数のセルのための通信を提供する。ここで、おのおののセルは、対応するeNB204A−204Gによってサービス提供される。説明するように、例えば、マクロセル202A−202Gに関連するeNB204A−204Gは、基地局あるいは他のアクセス・ポイントでありえる。UE206A−206Iは、無線通信システム200の全体にわたる様々な位置に分散して示される。説明したように、UE206A−206Iのおのおのは、ダウンリンクおよび/またはアップリンクによって、1または複数のeNB204A−204Gと通信しうる。さらに、eNB208A−208Cも示されている。これらは、例えばフェムトセルeNB、ピコセルeNB、リレー・ノード、モバイル基地局等のような小規模eNBであり、説明するように、特定のサービス位置に関連するサービスを提供する。UE206A−206Iは、さらにあるいはその代わりに、提供されたサービスを受信するために、これら小規模eNB208A−208Cと通信しうる。無線通信システム200は、一例において、大規模な地理的領域にわたってサービスを提供しうる(例えば、マクロセル202A−202Gが、近隣の数ブロックをカバーし、小規模eNB208A−208Cは、例えば、説明するように、住宅、オフィス・ビルディング等のような領域に存在しうる)。一例として、UE206A−206Iは、エアによって、および/または、バックホール接続によって、eNB204A−204Gおよび/または208A−208Cとの接続を確立しうる。
【0034】
説明するように、通信しているマクロセルeNB204A−204Gおよび/またはUEは、小規模eNB208A−208Cに対して干渉を与えうる。例えば、小規模eNB208Bは、eNB204Bによって提供されているセル202Bの内のUE206Iと通信している。したがって、小規模eNB208Bは、eNB204Bによって利用されているリソースによって受信または送信している場合、干渉を経験しうる。それに加えて、UE206Eが、小規模eNB208Bと干渉しうる。したがって、小規模eNB208Bは、例えば、UE206Iとの通信を開始すると、制御リソースをブランキングすることを要求することに関連するダウンリンク制御ブランキング・メッセージを生成し、このダウンリンク制御ブランキング・メッセージをUE206Iへ送信しうる。一例において、小規模eNB208Bは、マクロセルeNB204Bおよび/またはUE206Eからの干渉を緩和するために、このメッセージを、ダイバーシティ等を用いて、低再使用リソースで送信しうる。これに応答して、UE206Iは、マクロセルeNB204Bおよび/またはUE206Eへと、アップリンク制御ブランキング要求を送信する。マクロセルeNB204Bおよび/またはUE206Eは、これにしたがって、制御リソースをブランキングしうる。一例において、UE206Iおよび/または小規模eNB208Bは、パイロット送信に基づいて、マクロセルeNB204Bおよび/またはUE206Eが、リソースをブランキングしているかを判定しうる。
【0035】
その後、小規模eNB208Bは、この制御リソースで、UE206Iと通信しうる。一例において、小規模eNB208Bは、eNB204Bおよび/またはUE206Eによる一般的なデータ・リソースのブランキングを要求するリソース・ブランキング・メッセージを生成しうる。同様に、小規模eNB208Bは、UE206IによってeNB204Bおよび/またはUE206Eからのブランキングを求める要求を、制御リソースによってUE206Iへ送信しうる。小規模eNB208Bは、マクロセルeNB204Bおよび/またはUE206Eからの干渉無しで、制御リソースおよび/またはデータ・リソースによってUE206Iと通信しうる。
【0036】
図3に移って、無線通信環境内で適用される通信装置300が例示される。この通信装置300は、eNBまたはその一部、あるいは、無線通信ネットワークを介して通信する、および/または、無線ネットワークへのアクセスを提供する実質的に任意の通信装置でありうる。この通信装置300は、(図示しない)1または複数のデバイスとの干渉の無い制御データ通信を容易にするために制御リソース・ブランキングを要求するダウンリンク制御ブランキング・メッセージを生成する制御ブランキング・メッセージ構成要素302と、一般的なデータ・リソースのブランキングを要求するメッセージを生成するリソース・ブランキング・メッセージ構成要素304と、制御リソースのセットによって制御データの送信および/または受信を行う制御通信構成要素306と、制御リソースおよび/または一般的なデータ・リソースによって1または複数のデバイスとの間でデータの受信および送信を行うデータ通信構成要素308とを含む。
【0037】
例によれば、通信装置300は、無線ネットワーク内の1または複数のデバイスへ無線ネットワーク・アクセスを提供し、(図示しない)マクロセルeNBの範囲内で通信しうる。マクロセルeNBおよび/またはそれと通信する1または複数のデバイスは、通信装置300に対する干渉を引き起こしうる。したがって、例えば、通信装置300は、通信装置300が無線ネットワーク・アクセスを提供する1または複数のデバイスとの、干渉の無い通信を促進するために、さまざまなリソースのブランキングを要求しうる。この点に関し、制御ブランキング・メッセージ構成要素302は、1または複数のデバイスとまず通信すると、1または複数のデバイスへ送信するためのダウンリンク制御ブランキング・メッセージを生成しうる。
【0038】
ダウンリンク制御ブランキング・メッセージは、ブランキングを要求するための制御情報の仕様、および/または、ブランキングの要求先である1または複数の干渉元デバイスまたはeNBのリストを含みうる。一例において、制御ブランキング・メッセージ構成要素302は、ブランキングする制御リソースを選択しうる。一例において、制御リソースは、固定されている。しかしながら、別の例では、制御ブランキング・メッセージ構成要素302は、例えばホッピング・スキームのように、ブランキングが要求される制御リソースのためのダイバーシティ・スキームを定義するパラメータを示すダウンリンク制御ブランキング・メッセージを生成しうる。これは、1または複数の干渉元デバイスまたはeNBから制御リソースをブランキングすることを要求する、範囲内にある他の通信装置との衝突を緩和しうる。一例では、ホッピングは、システム時間およびパイロット識別子のハッシュ、あるいは、通信装置に関連する制御リソースのセットのチャネル化を定義する他のキーに少なくとも部分的に基づきうる。別の例では、制御ブランキング・メッセージ構成要素302が、ダウンリンク制御ブランキング・メッセージにシステム時間およびパイロット識別子を含め、これによって、受信デバイスは、ブランキングが要求されるホッピング・スキームの制御リソースを決定し、それにしたがって、スキーム内のリソースをブランキングするか、あるいはブランキングすることを要求できるようになる。
【0039】
それに加えて、制御ブランキング・メッセージ構成要素302は、例えばホッピング、ビーコン・シグナリング、ランダム再使用等のようなダイバーシティ・スキームを用いて、低再使用専用制御リソースで、ダウンリンク制御ブランキング・メッセージを送信しうる。あるいは、このメッセージは、通信装置300がネットワーク・アクセスを提供する1または複数のデバイスによって受信されうる。説明するように、制御ブランキング・メッセージを受信したデバイスは、示されたリソースを、1または複数の干渉元デバイスおよび/またはeNBからブランキングすることを要求しうる。制御ブランキング・メッセージ構成要素302は、一例において、干渉元デバイスおよび/またはeNBによって送信されたパイロット信号に少なくとも部分的に基づいて、ブランキングが有効とされたかを判定しうる。干渉元デバイスおよび/またはeNBによって制御リソースがブランキングされた場合、リソース・ブランキング・メッセージ構成要素304および/または制御通信構成要素306は、1または複数のデバイスと、制御データを通信することができる。一例において、リソース・ブランキング・メッセージ構成要素304は、干渉元デバイスまたはeNBからの一般的なデータ・リソース・ブランキングを要求するリソース・ブランキング・メッセージを生成し、このメッセージを、ブランキングされた制御リソースで、1または複数のデバイスへ送信しうる。データ通信構成要素308は、ブランキングされた一般的なデータ・リソースで1または複数のデバイスと通信しうる。ダウンリンク制御ブランキング・メッセージまたはリソース・ブランキングは、例えばシステム獲得またはアクセス・メッセージ等のような別のメッセージの一部でありうることが認識されるべきである。
【0040】
図4に示すように、eNBおよび関連付けられたUEに関連する干渉の無い制御通信を容易にするために、制御チャネルを動的に割り当てることを容易にする無線通信システム400が例示されている。UE402は、モバイル・デバイス(独立して電源供給されるデバイスのみならず、例えば、モデムをも含む)、基地局、および/またはそれらの一部、あるいは、実質的に任意の無線デバイスでありえる。eNB404は、マクロセル基地局、フェムトセルeNB、ピコセルeNB、リレー・ノード等でありうる。干渉元デバイス406は、UE、eNB、および/または、無線ネットワークにおける実質的に任意のデバイスでありうる。さらに、システム400は、MIMOシステムであるか、および/または、1または複数の無線ネットワーク・システム仕様(例えば、EV−DO、3GPP、3GPP2、3GPP LTE、WiMAX等)に準拠し、UE402、eNB、および干渉元デバイス406間の通信を容易にするための追加の構成要素を備えうる。
【0041】
UE402は、eNBからダウンリンク制御ブランキングおよび/またはデータ・リソース・ブランキング・メッセージを取得しうるメッセージ受信構成要素408と、ブランキング制御データ・リソースに関連する制御ブランキング要求を1または複数の干渉元デバイスへ送信しうる制御ブランキング要求構成要素410と、ブランキングに関連するデータ・ブランキング要求を、一般的なデータ・リソースによって1または複数の干渉元デバイスへ送信しうるデータ・ブランキング要求構成要素412と、1または複数の制御リソースをローカルにブランキングしうる制御ブランキング構成要素414と、1または複数のデータ・リソースをローカルにブランキングしうるデータ・ブランキング構成要素416と、制御リソースのセットで制御情報の送信および受信を行う制御通信構成要素306と、データ・リソースのセットでデータを通信しうるデータ通信構成要素308とを備える。
【0042】
eNB404は、説明するように、動的な制御チャネル割当を容易にするために、1または複数の制御チャネルをブランキングすることを要求するダウンリンク制御ブランキング・メッセージを生成する制御ブランキング・メッセージ構成要素302と、UE402と通信するために、一般的なデータ・チャネルの集合をブランキングすることを要求するリソース・ブランキング・メッセージを生成するリソース・ブランキング・メッセージ構成要素304と、1セットの制御リソースによって制御情報の送信および受信を行う制御通信構成要素306と、データ・リソースのセットによってデータを通信しうるデータ通信構成要素308と備えうる。
【0043】
さらに、干渉元デバイス406は、要求された制御チャネルのセットをブランキングする制御ブランキング構成要素414と、要求されたデータ・チャネルのセットをブランキングするデータ・ブランキング構成要素416と、後続する送信情報を示すパイロット信号を送信しうるパイロット・インジケータ構成要素418とを備えうる。説明するように、ブランキングは、制御およびリソースの両方のコンテキストにおいて、送信機が、リソース中における送信、またはリソースによる送信を停止させるハード・サイレンシングを称しうる。しかしながら、ブランキングはまた、ビーム・ステアリングと組み合わされたソフト電力低減(例えば、干渉を受けているデバイスに向けて空間ヌルを形成すること)をも含みうる。
【0044】
例によれば、UE402が、(例えば、最初に、あるいは再選択の一部として)eNB404との通信を開始し、制御ブランキング・メッセージ構成要素302が、動的な制御チャネル割当を容易にするために、UE402と通信するためのダウンリンク制御チャネルまたはアップリンク制御チャネルのブランキングを要求することに関連する制御ブランキング・メッセージを生成しうる。説明するように、このメッセージは、ブランキングされるべきリソースの固定インジケーションや、ブランキングのためのホッピング・スキームや、ホッピング・スキームに関連する詳細や、あるいは、例えばパイロット識別子およびシステム時間ハッシュまたはその他のキーのようなその他のダイバーシティ・スキームや、干渉元デバイス406に対応するもの等を含みうる。制御ブランキング・メッセージ構成要素302は、さらに、ブランキングのためのダウンリンク制御リソースのセットを選択または決定し、制御リソースのセットを指定する制御ブランキング・メッセージを生成しうる。それに加えて、制御ブランキング・メッセージ構成要素302は、前述したようなダイバーシティ・スキーム等を用いて、低再使用専用制御チャネルで制御ブランキング・メッセージを送信しうる。
【0045】
メッセージ受信構成要素408は、ダウンリンク制御リソースに関連する制御ブランキング・メッセージを取得し、制御ブランキング要求構成要素410は、制御チャネルのセットをブランキングすることを要求するために、干渉元デバイス406へアップリンク制御ブランキング要求を送信しうる。ここで、制御ブランキング・メッセージにおいて称される制御チャネルは、ダウンリンク制御チャネルである。一例において、干渉元デバイス406は、制御ブランキング・メッセージにおいて明示的に識別され、UE402によって干渉元eNBとして検出される等される。あるいは、制御ブランキング要求構成要素410は、範囲内にあるeNBまたはデバイスによるアップリンク制御チャネルのセットのブランキングを促すために、制御チャネルに対する制御ブランキング要求をブロードキャスト/マルチキャストしうる。同様に、その要求は、ブランキングが要求される固定リソース、前述したようなホッピングまたはその他のダイバーシティ情報等を備えうる。それに加えて、制御ブランキング要求構成要素410は、この要求を、ダイバーシティ・スキーム、直交データまたは制御チャネル、低再使用専用チャネル等を用いて、干渉元デバイス406へ送信しうる。
【0046】
いずれにせよ、干渉元デバイス406は、この要求を受信し、制御ブランキング要素414が、要求されたリソースをブランキングするか、あるいは、この要求を拒否する。一例では、パイロット・インジケータ構成要素418が、干渉元デバイス406の、後続する通信フォーマットを指定するパイロット・インジケータ信号を生成し、UE402および/またはeNB404は、このパイロット・インジケータに少なくとも部分的に基づいて、ブランキングが実行されるのかを判定しうる。ブランキングが実行される場合、制御通信構成要素306は、制御リソースのセットで制御データの送信/受信を行いうる。例えば、eNB404の制御通信構成要素306は、アップリンク制御リソースのセットをブランキングするために、UE402またはその他のデバイスへ制御ブランキング要求を送信しうる。この例では、メッセージ受信構成要素408が、この要求を取得し、制御ブランキング構成要素414が、アップリンク制御リソースのセットをブランキングしうる。別の例では、リソース・ブランキング・メッセージ構成要素304が、一般的なデータ・リソースのブランキングを要求するリソース・ブランキング・メッセージを送信し、このメッセージを、干渉元デバイス406によってブランキングされた制御リソースでUE402へ送信しうる。一例では、このメッセージは、システム・アクセスまたは獲得メッセージで送信されうる。
【0047】
メッセージ受信構成要素408はまた、このメッセージを受信し、データ・ブランキング要求構成要素412が、データ・リソースのセットをブランキングするためのアップリンク・リソース・ブランキング要求を生成し、干渉元デバイス406へ送信(または転送)しうる。データ・ブランキング構成要素416は、要求されたリソースをブランキングするか、あるいはこの要求を拒否する。同様に、パイロット・インジケータ構成要素418は、修正されたパイロット・インジケータを生成し、関連する信号を送信しうる。これらは、UE402および/またはeNB404が、干渉元デバイス406がデータ・リソースをブランキングしているかを判定するために利用される。別の例では、eNB404の制御通信構成要素306が、UE402にパイロット信号を送信しうる。UE402はこの信号を受信し、eNB404へチャネル品質フィードバックをレポートしうる。このフィードバックに少なくとも部分的に基づいて、eNB404(すなわち、制御通信構成要素306またはデータ通信構成要素308)は、制御リソースおよび/またはデータ・リソースが、干渉元デバイス406によって確かにブランキングされたかを判定しうる。ブランキングされた場合、例えば、eNB404のデータ通信構成要素308が、UE402のデータ通信構成要素308等へデータを通信しうる。干渉元デバイス406の構成要素は、例えばマクロセルeNBと通信しているUEのようなその他のタイプの無線デバイス内に存在しうることが認識されるべきである。説明するように、UEは、eNB404および/またはUE402と干渉している。この点に関し、eNB404は、UE402に対して、干渉元UEによるブランキングを要求させうる。
【0048】
別の例では、説明するように、制御ブランキング・メッセージ構成要素302が、制御ブランキング要求をUE402へダイレクトに送信しうる。メッセージ受信構成要素408が、このメッセージを取得し、(例えば、このリソースが、アップリンク・リソースに関連する場合)制御ブランキング構成要素414が、制御ブランキング要求で指定されたリソースをローカルにブランキングしうる。同様に、リソース・ブランキング・メッセージ構成要素304が、UE402にデータ・リソース・ブランキング要求を送信し、データ・ブランキング構成要素416が、それにしたがって、データ・リソースをローカルにブランキングしうる。
【0049】
図5に移って、説明するように、他のデータ・ブランキング要求を送信するために制御ブランキングを要求することを容易にするメッセージ構成500の例が示される。メッセージ構成500は、例えば小規模eNBでありうるサービス提供するeNBによって通信されるメッセージ502、サービス提供されるUEによって通信されるメッセージ504、および、干渉元eNBによって通信されるメッセージ506を表す。縦に揃ったメッセージは、実質的に同じ期間に通信される(が、例えば周波数に関して直交しうる)メッセージを表しうることが認識されるべきである。隣接する行におけるメッセージは、同時期間にわたって送信されるか、あるいは、その間、固定期間または変動期間で送信されうる。図示するように、サービス提供するeNBは、サービス提供されるUEへダウンリンク制御ブランキング・メッセージ508を通信しうる。サービス提供するeNBは、一例では、システム獲得要求に応答して、このメッセージを通信しうる。
【0050】
本明細書に記載するように、サービス提供されるUEは、それにしたがって、アップリンク制御ブランキング要求510を、順方向リンクで、干渉元の1または複数のeNBへ通信しうる。ダウンリンク制御ブランキング・メッセージ508および/またはアップリンク制御ブランキング要求510は、説明するように、例えば、制御チャネルの固定インジケーション、ホッピング、あるいは、ブランキングが要求されている制御チャネルを判定するためのその他のダイバーシティ・スキーム情報等のようなブランキング制御チャネルに関連する情報を含みうる。一例では、干渉元eNBは、制御チャネルをブランキングしうる。
【0051】
サービス提供するeNBは、サービス提供されるUEへ、ブランキングされた制御チャネルで、ダウンリンク・リソース・ブランキング・メッセージ512を通信しうる。一例では、これは、別のシステム獲得またはアクセス・メッセージの一部でありうる。説明するように、サービス提供されるUEはその後、1または複数の干渉元デバイスまたはeNBによるデータ・リソース・ブランキングを促すために、アップリンク・リソース・ブランキング要求514を通信しうる。サービス提供するeNBおよび干渉元eNBは、その後の送信リソース利用を示すパイロット信号516、518を送信しうる。例えば、パイロット信号516、518は、チャネルによる後続データ送信を表すために事前符号化され、もって、UE(例えば、504で表されるメッセージを通信するUE)は、チャネル品質測定を実行しうる。それに加えて、サービス提供するeNBのパイロット・メッセージ516はまた、例えばサービス提供されるUEからのチャネル品質およびアクノレッジメント/否定的なアクノレッジメント(ACK/NACK)メッセージのような、アップリンク制御チャネルを、サービス提供されるUEから受信するために、強い干渉元UEに関連付けられたUEによってブランキングされるべきリソースを示すためのダウンリンク制御ブランキング要求を含みうる。
【0052】
サービス提供されるUEは、サービス提供するeNBへ、チャネル品質メッセージ520を送信し、例えば、メッセージ514においてブランキングが要求されているチャネルに関連する割り当てられたデータ・チャネルの品質を示す。したがって、例えば、サービス提供するeNBは、この品質に少なくとも部分的に基づいて、チャネルがブランキングされているかを判定しうる。サービス提供するeNBは、サービス提供されるUEへ、514においてブランキングが要求されているリソースによって、データ・メッセージおよび/またはダウンリンク・リソース許可522を送信する。サービス提供されるUEは、524において、ACK/NACKを送信しうる。このように、要求がなされると、順方向リンクによって干渉される制御リソースがブランキングされ、データ・チャネル・ブランキングの要求、あるいは、eNBとUEとの間のその他の制御データの通信のために、動的に割り当てられる制御セグメントの提供が容易とされる。
【0053】
図6を参照して、ダウンリンク・リソース・ブランキングとともにダウンリンク制御ブランキングを要求することを容易にするメッセージ構成600の例が示されている。メッセージ構成600は、例えば小規模eNBでありうるサービス提供するeNBによって通信されるメッセージ502、サービス提供されるUEによって通信されるメッセージ504、および、干渉元eNBによって通信されるメッセージ506を表しうる。縦に揃ったメッセージは、実質的に同じ期間に通信される(が、例えば周波数に関して直交しうる)メッセージを表しうることが認識されるべきである。隣接する行におけるメッセージは、同時期間にわたって送信されるか、あるいは、その間、固定期間または変動期間で送信されうる。
【0054】
サービス提供するeNBは、サービス提供されるUEへダウンリンク・リソース・ブランキング・メッセージ512を通信しうる。リソース・ブランキング・メッセージ512は、ブランキングが要求されるデータ・リソースのパラメータのみならず、ブランキングをさらに要求する制御リソースに関連するパラメータをも備えうる。説明するように、これは、一例において、別のシステム獲得またはアクセス・メッセージの一部でありうる。サービス提供されるUEは、その後、説明するように、1または複数の干渉元デバイスまたはeNBによる制御およびデータ・リソース・ブランキングを容易にするために、アップリンク制御ブランキング要求およびアップリンク・ブランキング要求602を通信しうる。サービス提供するeNBおよび干渉元eNBは、その後の送信リソース利用を示すパイロット信号516、518を送信しうる。例えば、パイロット信号516、518は、チャネルによるその後のデータ送信を表すために事前符号化され、これによって、UE(例えば、504で示されたメッセージを通信するUE)が、チャネル品質測定を実行しうる。さらに、例えば、サービス提供されるUEからのチャネル品質およびアクノレッジメント/否定的なアクノレッジメント(ACK/NACK)メッセージのように、サービス提供されるUEからのアップリンク制御チャネルを受信するために、サービス提供するeNBのパイロット・メッセージ516はまた、強い干渉元UEに関連付けられたUEによってブランキングされるべきリソースを示すダウンリンク制御ブランキング要求をも示しうる。
【0055】
サービス提供されるUEは、サービス提供するeNBへチャネル品質メッセージ520を送信し、割り当てられたデータ・チャネルの品質を示す。この割り当てられたデータ・チャネルは、例えば、メッセージ514においてブランキングが要求されているチャネルに関連する。サービス提供するeNBは、514においてブランキングが要求されているリソースによって、メッセージおよび/またはダウンリンク許可522を、サービス提供されるUEへ送信する。サービス提供されるUEは、524において、ACK/NACKデータを送信しうる。この例では、図5と比較して、(602において)制御およびデータ・リソース・ブランキング・メッセージがともに送信される。これは、本明細書に記載されたように、追加のメッセージによって引き起こされるレイテンシ全体を改善する。しかしながら、図5の構成は、メッセージによって引き起こされる固定オーバヘッドを低減する。これは、同じデータ・リソース・ブランキング・メッセージ/要求からダウンリンク制御ブランキング・メッセージおよび後続するアップリンク制御ブランキング要求を個別に送信することによって達成される。
【0056】
図7に移って、説明するように、別のデータ・ブランキング要求およびダウンリンク制御(アップリンク・リソース許可およびアップリンク・データ送信のアクノレッジメントを含む)を送信するためにダウンリンク制御ブランキングを要求することを容易にするメッセージ構成700の例が示される。メッセージ構成700は、例えば小規模eNBでありうるサービス提供するeNBによって通信されるメッセージ502、サービス提供されるUEによって通信されるメッセージ504、および、干渉元UEによって通信されるメッセージ702を表しうる。縦に揃ったメッセージは、実質的に同じ期間に通信されるメッセージを表しうることが認識されるべきである。隣接する行におけるメッセージは、同時期間にわたって送信されるか、あるいは、その間、固定期間または変動期間で送信されうる。図示するように、サービス提供するeNBは、制御ブランキング・メッセージ508を、サービス提供されるUEへ通信しうる。サービス提供するeNBは、一例において、システム獲得要求に応答してこのメッセージを通信しうる。
【0057】
サービス提供されるUEは、本明細書で説明するように、それにしたがって、逆方向リンクで干渉している1または複数のUEへ、制御ブランキング要求510を通信しうる。制御ブランキング・メッセージ508および/または制御ブランキング要求510は、説明するように、例えば、制御チャネルの固定インジケーション、ホッピング、あるいは、ブランキングが要求される制御チャネルを決定するためのその他のダイバーシティ・スキーム等のようなブランキング制御チャネルに関連する情報を含みうる。
【0058】
サービス提供するeNBは、ブランキングされた制御チャネルによって、リソース・ブランキング要求704を干渉元UEへ通信しうる。サービス提供されるUEおよび干渉元UEは、その後の送信情報を示すために、前述と同様に、ダウンリンクへパイロット・インジケータ706、518を送信しうる。サービス提供するeNBは、サービス提供されるUEへとアップリンク許可708を送信し、510においてブランキングが要求されたリソースによって、データ・リソースを提供する。サービス提供されるUEは、その後、サービス提供するeNBへデータ・メッセージ710を送信し、サービス提供するeNBは、ブランキングされた制御チャネルで、712においてACK/NACKおよび/またはUL許可メッセージ712を送信しうる。したがって、要求がなされると、逆方向リンクで、干渉元UEによって干渉を受ける制御リソースがブランキングされ、データ・チャネル・ブランキングの要求、または、eNBとUEとの間のその他の制御データの通信のために動的に割り当てられた制御セグメントを提供することを容易にする。
【0059】
図8に移って、図6に類似しているが、干渉元UEのコンテキストで、ダウンリンク制御ブランキングをデータ・ブランキング要求とともに要求することを容易にするメッセージ構成800の例が示される。メッセージ構成800は、例えば小規模eNBでありうるサービス提供するeNBによって通信されるメッセージ502、サービス提供されるUEによって通信されるメッセージ504、および、干渉元UEによって通信されるメッセージ702を表しうる。縦に揃ったメッセージは、実質的に同じ期間に通信されるメッセージを表しうることが認識されるべきである。隣接する行におけるメッセージは、同時期間にわたって送信されるか、あるいは、その間、固定期間または変動期間で送信されうる。
【0060】
サービス提供するeNBは、リソース・ブランキング要求704を干渉元UEへ通信しうる。リソース・ブランキング・メッセージ512は、ブランキングが要求されるデータ・リソースのパラメータのみならず、ブランキングをさらに要求する制御リソースに関連するパラメータをも備えうる。説明するように、これは、一例において、別のシステム獲得またはアクセス・メッセージの一部でありうる。サービス提供されるUEおよび干渉元UEは、ダウンリンクについて説明したものと同様に、パイロット・インジケータ802、518を送信し、その後の送信情報を示すが、サービス提供されるUEはさらに、パイロットとともにアップリンク制御ブランキング要求802を送信しうる。したがって、例えば、干渉元UEは、要求された制御チャネルをブランキングしうる。サービス提供するeNBは、サービス提供されるUEへUL許可708を送信し、510においてブランキングが要求されたリソースによってデータ・リソースを提供する。サービス提供されるUEはその後、データ・メッセージ710をサービス提供するeNBへ送信し、サービス提供するeNBは、712において、ブランキングされた制御チャネルで、ACK/NACKおよび/またはUL許可メッセージを送信し、サービス提供されるUEは、データ・メッセージ714を送信し続ける。説明するように、これは、図7の構成と比べて、追加メッセージによって引き起こされたレイテンシ全体を改善するが、固定オーバヘッドを増加させるという副作用を伴う。
【0061】
図9乃至図12に示すように、動的に割り当てられた制御セグメントを提供することに関連する方法が例示される。説明の簡略化の目的のために、これら方法は一連の動作として図示および説明されているが、これら方法は、1または複数の対応によれば、いくつかの動作が、本明細書で図示および説明されたものとは異なる順序で、および/または、同時に生じうるので、これら動作順序に限定されないことが理解および認識されるべきである。例えば、当業者であれば、これら方法はその代わりに、例えば状態図におけるように、一連の相互関連する状態またはイベントとして表されうることを理解し認識するだろう。さらに、1または複数の態様にしたがって方法を実現するために、必ずしも例示された全ての動作が必要とされる訳ではない。
【0062】
図9に移って、eNBからの制御ブランキング・メッセージに基づいて制御リソース・ブランキングを要求することを容易にする方法900の例が示される。902では、制御データ・リソースのセットをブランキングすることを要求する制御ブランキング・メッセージが、干渉元デバイスによって受信される。干渉元デバイスは、説明するように、例えばマクロセルeNBおよび/または、それと通信しているUEのような1または複数のeNBに関連しうる。さらに、無線ネットワーク・アクセスを提供する小規模eNBからの、制御ブランキング・メッセージが受信されうる。さらに、説明するように、制御データ・リソースのセットは、明示的に定義されるか、ホッピング・パターンまたは(例えば、キーのように)それらに関連する1または複数のパラメータによって定義されるか等である。904では、制御リソースのセットに対するブランキングが促される。例えば、リソースがダウンリンク・リソースである場合、制御リソース・ブランキング要求が、制御データ・リソースのセットについて生成され、干渉元eNBまたはデバイスへ送信される。リソースがアップリンク制御リソースである場合、例えば、ローカルなブランキングが、制御リソースについて実行されうる。906では、制御データが、制御データ・リソースのセットによって受信されうる。一例において、制御データは、説明するように、小規模eNBから受信され、一般的なデータ・リソースのセットに関連するリソース・ブランキング・メッセージでありうる。
【0063】
図10を参照して、eNBからのアップリンク制御およびデータ・ブランキング・メッセージに基づいて、制御およびデータ・リソース・ブランキングを要求することを容易にする方法1000が例示される。1002では、制御リソースのセットおよびデータ・リソースのセットのブランキングを要求するブランキング・メッセージが、干渉元デバイスによって受信されうる。干渉元デバイスは、説明するように、例えばマクロセルeNBおよび/またはそれと通信しているUEのような1または複数のeNBに関連しうる。さらに、制御およびデータ・ブランキング・メッセージが、無線ネットワーク・アクセスを提供する小規模eNBから受信されうる。さらに、説明するように、制御データ・リソースのセットは、明示的に定義されるか、ホッピング・パターンまたは(例えば、キーのように)それらに関連する1または複数のパラメータによって定義されるか等である。1004では、制御リソースのセットおよびデータ・リソースのセットのブランキングが促される。例えば、制御リソースのセットおよび/またはデータ・リソースのセットがダウンリンク・リソースである場合、ダウンリンク制御およびデータ・リソース・ブランキング要求が、制御データ・リソースのセットについて生成されうる。アップリンク・リソースの場合、説明するように、ローカルなブランキングが実行されうる。1006では、制御データ・リソースのセットで制御データが受信され、データ・リソースのセットでデータが受信されうる。
【0064】
図11に示すように、制御リソースのセットをブランキングする要求を送信するために、UEを利用することによって、この要求を容易にする方法1100の例が示される。1102では、制御リソースのセットのブランキングを要求することを示すインジケーションを含む制御ブランキング・メッセージが生成されうる。説明するように、制御ブランキング・メッセージはまた、ブランキングを求める要求が送信されるべき干渉元デバイスを示すインジケーションを含みうる。さらに、説明するように、制御ブランキング・メッセージは、制御リソースのセットを示す明示的なインジケーション、例えばホッピング・メトリックのようなリソースを決定するためのパラメータ等を備えうる。1104では、ブランキングの要求を容易にする制御ブランキング・メッセージがUEへ送信され、1106では、制御リソースのセットで、制御データがUEへ通信されうる。制御データは、一例において、(例えば、リソース・ブランキング・メッセージのような)一般的なデータ・リソースのブランキングをも同様に要求することに関しうる。さらに、図示されていないが、干渉元デバイスのパイロット・インジケータがベリファイされ、この干渉元デバイスが、その後の通信において、制御データ(および/または一般的なデータ)リソースのセットをブランキングしているかが判定される。
【0065】
図12に移って、制御およびデータ・リソースのセットをブランキングする要求を干渉元デバイスへ送信するために、UEを用いることによって、この要求を容易にする方法1200の例が示される。1202において、制御リソースのセット、および、データ・リソースのセットをブランキングする要求を示すインジケーションを含むブランキング・メッセージが生成されうる。説明するように、ブランキング・メッセージはまた、ブランキングすることを求める要求が送信されるべき干渉元デバイスを示すインジケーションをも含みうる。さらに、説明するように、ブランキング・メッセージは、データ・リソースおよび制御リソースのセットを示す明示的なインジケーション、例えばホッピング・メトリックのようなリソースを決定するためのパラメータ等を備えうる。1204では、ブランキングを要求することを容易にするブランキング・メッセージが送信され、1206では、制御データが、制御リソースのセットでUEへ通信され、データが、データ・リソースのセットでUEへ通信されうる。さらに、図示していないが、干渉元デバイスのパイロット・インジケータがベリファイされ、この干渉元デバイスが、その後の通信において、制御および/またはデータのセットをブランキングしているかが判定される。
【0066】
本明細書に記載された1または複数の態様によれば、ブランキングが要求される制御データ・リソースが、干渉元デバイスによってブランキングされたかを判定すること、どの制御データ・リソースがブランキングされるべきかを区別すること等に関して推論がなされうることが認識されるだろう。本明細書で使用されるように、「推論する」または「推論」なる用語は一般に、イベントおよび/またはデータによって取得されたような観察のセットから、システム、環境、および/または、ユーザの状態の推論あるいはそれらに関する推理のプロセスを称する。推論は、特定のコンテキストまたは動作を特定するために適用されるか、あるいは、例えば状態にわたる確率分布を生成しうる。推論は、確率論的、すなわち、データおよびイベントの考慮に基づいて、該当する状態にわたる確率分布を計算することでありうる。推論はまた、イベントおよび/またはデータのセットから、より高いレベルのイベントを構築するために適用される技術を称することができる。そのような推論によって、イベントが時間的に近接していようといまいと、これらイベントおよびデータが1または幾つかのイベント・ソースおよびデータ・ソースに由来していようと、観察されたイベントおよび/または格納されたイベント・データのセットから、新たなイベントまたは動作を構築することができる。
【0067】
図13は、受信したメッセージに少なくとも部分的に基づいて、制御および一般的なデータ・リソース・ブランキングを要求することを容易にするUE1300の例示である。UE1300は、例えば、(図示しない)受信アンテナから1または複数のキャリアによって1または複数の信号を受信し、これら受信信号について一般的な動作(例えば、フィルタ、増幅、ダウンコンバート等)を実行し、これら調整された信号をデジタル化してサンプルを得る受信機1302を備える。受信機1302は、受信したシンボルを復調し、それらをチャネル推定のためにプロセッサ1306へ提供する復調器1304を備えうる。プロセッサ1306は、受信機1302によって受信された情報の分析、および/または、送信機1316による送信のための情報の生成に特化されたプロセッサ、UE1300の1または複数の構成要素を制御するプロセッサ、および/または、受信機1302によって受信された情報の分析と、送信機1316による送信のための情報の生成と、UE1300の1または複数の構成要素の制御との両方を行うプロセッサでありうる。
【0068】
UE1300はさらに、プロセッサ1306に動作可能に接続されたメモリ1308を備えうる。このメモリ1308は、送信されるデータ、受信したデータ、利用可能なチャネルに関連する情報や、分析されたデータおよび/または干渉強度に関連付けられたデータや、割り当てられたチャネル、電力、レート等に関連する情報、および/または、チャネルの推定およびチャネルによる通信のためのその他任意の適切な情報を格納しうる。メモリ1308はさらに、(例えば、パフォーマンス・ベース、キャパシティ・ベース等での)チャネルの推定および/または利用に関連付けられたアルゴリズムおよび/またはプロトコルを格納しうる。
【0069】
本明細書に記載されたデータ・ストア(例えば、メモリ1308)は、揮発性メモリであるか、あるいは不揮発性メモリである。あるいは、揮発性メモリと不揮発性メモリとの両方を含みうることが認識されるだろう。限定ではなく例示によって、不揮発性メモリは、読取専用メモリ(ROM)、プログラマブルROM(PROM)、電子的プログラマブルROM(EPROM)、電子的消去可能PROM(EEPROM)、あるいはフラッシュ・メモリを含みうる。揮発性メモリは、外部キャッシュ・メモリとして動作するランダム・アクセス・メモリ(RAM)を含みうる。限定ではなく例示によって、RAMは、例えばシンクロナスRAM(SRAM)、ダイナミックRAM(DRAM)、シンクロナスDRAM(SDRAM)、ダブル・データ・レートSDRAM(DDR SDRAM)、エンハンストSDRAM(ESDRAM)、シンクリンクDRAM(SLDRAM)、およびダイレクト・ラムバスRAM(DRRAM)のような多くの形態で利用可能である。主題となるシステムおよび方法のメモリ1308は、限定される訳ではないが、これらおよびその他任意の適切なタイプのメモリを備えることが意図される。
【0070】
プロセッサ1306はさらに、eNBへ送信される制御ブランキング要求を生成する制御ブランキング要求構成要素1310と、eNBへ送信される一般的なデータ・リソースのためのブランキング要求メッセージを生成するデータ・ブランキング要求構成要素1312とに動作可能に接続されうる。一例において、受信機1302は、説明するように、制御データ・リソースのセットのブランキングを要求することに関連する制御ブランキング・メッセージを小規模eNBから取得しうる。制御ブランキング・メッセージは、例えばビーコン、再使用等のようなダイバーシティ・スキームを用いて、低再使用専用チャネル等によって受信されうる。さらに、制御ブランキング・メッセージは、制御リソースのセットを示す明示的なインジケーション、(例えば、説明したように、ホッピング情報のような)制御リソースのセットを決定するための情報等を備えうる。制御ブランキング要求構成要素1310は、制御データ・リソースのセット、および/または、制御ブランキング要求を決定するための関連情報に基づいて、制御ブランキング要求を定式化し、この要求を、干渉元デバイスまたはeNBへ送信しうる。
【0071】
さらに、受信機1302は、制御データ・リソースのセットによって、一般的なデータ・リソースのセットのリソース・ブランキング・メッセージを取得しうる。データ・ブランキング要求構成要素1312もまた同様に、1または複数の干渉元デバイスまたはeNBに対して、一般的なデータ・リソースをブランキングする要求を定式化し、そのメッセージを干渉元デバイスまたはeNBへ送信しうる。その後、受信機1302は、説明するように、一般的なデータ・リソースで、小規模eNBからデータを受信しうる。UE1300はさらに、信号を変調する変調器1314と、これら信号を、例えば基地局や他のUE等へ送信する送信機1316とを備える。プロセッサ1306とは別に示されているが、復調器1304、制御ブランキング要求構成要素1310、データ・ブランキング要求構成要素1312、および/または、変調器1314は、プロセッサ1306または複数のプロセッサ(図示せず)の一部でありうることが認識されるべきである。
【0072】
図14は、制御ブランキング・メッセージおよびリソース・ブランキング・メッセージをUEへ送信することを容易にするシステム1400の実例である。このシステム1400は、複数の受信アンテナ1406を介して1または複数のUE1404から信号を受信する受信機1410と、送信アンテナ1408を介して1または複数のUE1404へ送信する送信機1424と、を備えた基地局(例えば、eNB)を備える。受信機1410は、受信アンテナ1406から情報を受信する。また、受信した信号を復号するデスクランブラと動作可能に関連付けられている。さらに、受信されデスクランブルされた信号を、復調器1412が復調する。復調されたシンボルは、図9に関して上述されたプロセッサと類似したプロセッサ1414によって分析される。プロセッサ1414は、信号(例えば、パイロット)強度および/または干渉強度を推定することに関連する情報、UE(単数または複数)1404(または(図示しない)別の基地局)との間で送受信されるデータ、および/または、本明細書に記載されたさまざまな動作および機能を実行することに関連するその他任意の適切な情報、を格納するメモリ1416に接続されている。プロセッサ1414はさらに、本明細書に記載しているように、制御リソースのセットをブランキングすることを要求する制御ブランキング・メッセージを生成する制御ブランキング・メッセージ構成要素1418と、一般的なデータ・リソースをブランキングすることを要求するリソース・ブランキング・メッセージを生成するリソース・ブランキング・メッセージ構成要素1420とに接続されている。
【0073】
例によれば、制御ブランキング・メッセージ構成要素1418は、1または複数の干渉元デバイスからの制御リソースのセットをブランキングすることを要求するメッセージを生成しうる。制御ブランキング・メッセージ構成要素1418は、説明するように、送信機1424を用いて、このメッセージを1または複数のUE1404へ送信し、ブランキングを要求することを容易にする。制御ブランキング・メッセージは、説明するように、制御リソースの明示的なインジケーション、ブランキングのためのリソースを決定するための情報(例えば、ホッピングのためのキー等のように、ダイバーシティを提供するためのホッピング情報)を備えうる。さらに、リソース・ブランキング・メッセージ構成要素1420は、説明するように、一般的なデータ・リソースの1または複数の干渉元デバイスによるブランキング要求を備えるリソース・ブランキング・メッセージを、制御データ・リソースによってUE(単数または複数)1404へ送信するために送信機1424を利用しうる。さらに、プロセッサ1414と別に示されているが、復調器1412、制御ブランキング・メッセージ構成要素1418、リソース・ブランキング・メッセージ構成要素1420、および/または、変調器1422は、プロセッサ1414または多くのプロセッサ(図示せず)の一部でありうることが認識されるべきである。
【0074】
図15は、無線通信システム1500の例を示す。無線通信システム1500は、簡略のために、1つの基地局1510と1つのUE1550しか示していない。しかしながら、システム1500は、複数の基地局および/または複数のUEを含むことができ、追加の基地局および/またはUEは、以下に示すような基地局1510およびUE1550の例と実質的に同じでも、あるいは別のものでもありうることが認識されるべきである。さらに、基地局1510および/またはUE1550は、その間の無線通信を容易にするために、本明細書に記載されたシステム(図1乃至図4、および図13乃至図14)、構成(図5乃至図8)、および/または、方法(図9乃至図12)を適用しうることが認識されるべきである。
【0075】
基地局1510では、多くのデータ・ストリームのためのトラフィック・データが、データ・ソース1512から送信(TX)データ・プロセッサ1514へ提供される。一例によれば、おのおののデータ・ストリームが、それぞれのアンテナを介して送信される。TXデータ・プロセッサ1514は、トラフィック・データ・ストリームをフォーマットし、このデータ・ストリームのために選択された特定の符合化スキームに基づいて符号化し、インタリーブして、符合化されたデータを提供する。
【0076】
おのおののデータ・ストリームの符合化されたデータは、直交周波数分割多重化(OFDM)技術を用いてパイロット・データと多重化されうる。さらに、あるいは、その代わりに、パイロット・シンボルは、周波数分割多重化(FDM)、時分割多重化(TDM)、あるいは符号分割多重化(CDM)されうる。パイロット・データは、一般に、既知の方法で処理される既知のデータ・パターンであり、UE1550において、チャネル応答を推定するために使用されうる。おのおののデータ・ストリームについて多重化されたパイロットおよび符合化されたデータは、データ・ストリームのために選択された特定の変調スキーム(例えば、バイナリ・フェーズ・シフト・キーイング(BPSK)、直交フェーズ・シフト・キーイング(QPSK)、Mフェーズ・シフト・キーイング(M−PSK)、M直交振幅変調(M−QAM)等)に基づいて変調(例えば、シンボル・マップ)され、変調シンボルが提供される。おのおののデータ・ストリームのデータ・レート、符号化、および変調は、プロセッサ1530によって実行または提供される指示によって決定されうる。
【0077】
データ・ストリームの変調シンボルは、(例えば、OFDMのために)変調シンボルを処理するTX MIMOプロセッサ1520に提供される。TX MIMOプロセッサ1520はその後、NT個の変調シンボル・ストリームをNT個の送信機(TMTR)1522a乃至1522tへ提供する。さまざまな態様において、TX MIMOプロセッサ1520は、データ・ストリームのシンボルへ、および、シンボルが送信されるアンテナへ、ビームフォーミング重みを適用する。
【0078】
おのおのの送信機1522は、1または複数のアナログ信号を提供するために、それぞれのシンボル・ストリームを受信して処理し、さらには、MIMOチャネルを介した送信に適切な変調信号を提供するために、このアナログ信号を調整(例えば、増幅、フィルタ、およびアップコンバート)する。さらに、送信機1522a乃至1522tからのNT個の変調信号が、NT個のアンテナ1524a乃至1524tからそれぞれ送信される。
【0079】
UE1550では、送信された変調信号が、NR個のアンテナ1552a乃至1552rによって受信され、各アンテナ1552からの受信信号が、それぞれの受信機(RCVR)1554a乃至1554rへ提供される。おのおのの受信機1554は、それぞれの信号を調整(例えば、フィルタ、増幅、およびダウンコンバート)し、この調整された信号をデジタル化してサンプルを提供し、さらにこのサンプルを処理して、対応する「受信された」シンボル・ストリームを提供する。
【0080】
RXデータ・プロセッサ1560は、NR個の受信機1554からNR個のシンボル・ストリームを受信し、受信されたこれらシンボル・ストリームを、特定の受信機処理技術に基づいて処理して、NT個の「検出された」シンボル・ストリームを提供する。RXデータ・プロセッサ1560は、検出されたおのおののシンボル・ストリームを復調し、デインタリーブし、復号して、そのデータ・ストリームのためのトラフィック・データを復元する。RXデータ・プロセッサ1560による処理は、基地局1510におけるTX MIMOプロセッサ1520およびTXデータ・プロセッサ1514によって実行されるものと相補的である。
【0081】
プロセッサ1570は、上述したように、どの事前符合化行列を使用するのかを定期的に決定する。さらに、プロセッサ1570は、行列インデクス部およびランク値部を備えた逆方向リンク・メッセージを規定することができる。
【0082】
逆方向リンク・メッセージは、通信リンクおよび/または受信されたデータ・ストリームに関するさまざまなタイプの情報を備えうる。逆方向リンク・メッセージは、多くのデータ・ストリームのトラフィック・データをデータ・ソース1536から受信するTXデータ・プロセッサ1538によって処理され、変調器1580によって変調され、送信機1554a乃至1554rによって調整され、基地局1510へ送り戻される。
【0083】
基地局1510では、UE1550からの変調信号が、アンテナ1524によって受信され、受信機1522によって調整され、復調器1540によって復調され、RXデータ・プロセッサ1542によって処理されて、UE1550によって送信された逆方向リンク・メッセージが抽出される。さらに、プロセッサ1530は、ビームフォーミング重みを決定するためにどの事前符合化行列を使用するかを決定するために、この抽出されたメッセージを処理する。
【0084】
プロセッサ1530、1570は、基地局1510およびUE1550における動作を指示(例えば、制御、調整、管理等)しうる。プロセッサ1530およびプロセッサ1570はそれぞれ、プログラム・コードおよびデータを格納するメモリ1532およびメモリ1572に関連付けられうる。プロセッサ1530およびプロセッサ1570はまた、アップリンクおよびダウンリンクそれぞれのための周波数およびインパルス応答推定値を導出する計算をも実行する。
【0085】
本明細書に記載された態様は、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、ミドルウェア、マイクロコード、あるいはそれらの任意の組み合わせによって実現されうることが理解されるべきである。ハードウェアで実現する場合、処理ユニットは、1または複数の特定用途向けIC(ASIC)、デジタル信号プロセッサ(DSP)、デジタル信号処理デバイス(DSPD)、プログラム可能論理回路(PLD)、フィールドプログラム可能ゲート・アレイ(FPGA)、プロセッサ、コントローラ、マイクロ・コントローラ、マイクロ・プロセッサ、本明細書に記載の機能を実行するために設計されたその他の電子ユニット、あるいはこれらの組み合わせ内に実装されうる。
【0086】
これら態様が、ソフトウェア、ファームウェア、ミドルウェアまたはマイクロコード、プログラム・コードまたはコード・セグメントにおいて実現される場合、それらは、たとえばストレージ構成要素のような機械読取可能媒体内に格納されうる。コード・セグメントは、手順、機能、サブプログラム、プログラム、ルーチン、サブルーチン、モジュール、ソフトウェア・パッケージ、クラス、または、命令、データ構造、あるいはプログラム文からなる任意の組み合わせを表すことができる。コード・セグメントは、情報、データ、引数、パラメータ、あるいは記憶内容の引渡および/または受信を行うことによって、他のコード・セグメントまたはハードウェア回路に接続されうる。情報、引数、パラメータ、データなどは、メモリ共有、メッセージ引渡し、トークン引渡、ネットワーク送信などを含む任意の適切な手段を用いて引渡、転送、あるいは送信されうる。
【0087】
ソフトウェアで実現する場合、本明細書に記載のこれら技術は、本明細書に記載の機能を実行するモジュール(例えば、手続き、機能等)を用いて実現されうる。ソフトウェア・コードは、メモリ・ユニット内に格納され、プロセッサによって実行されうる。メモリ・ユニットは、プロセッサ内部またはプロセッサ外部に実装されうる。プロセッサ外部に実装される場合、メモリ・ユニットは、当該技術分野で周知のさまざまな手段によってプロセッサと通信可能に接続されうる。
【0088】
図16を参照して、干渉元デバイスまたはeNBからのブランキングを要求することを容易にするシステム1600が例示される。例えば、システム1600は、基地局、UE等の中に少なくとも部分的に存在しうる。システム1600は、プロセッサ、ソフトウェア、またはそれらの組み合わせ(例えば、ファームウェア)によって実現される機能を表す機能ブロックでありうる機能ブロックを含むものとして示されることが認識されるべきである。システム1600は、連携して動作しうる電子構成要素の論理グループ1602を含む。例えば、論理グループ1602は、制御リソースのセットをブランキングする制御ブランキング要求を1または複数の干渉元デバイスへ送信するための電子構成要素1604を含みうる。例えば、説明するように、制御ブランキング要求は、(例えば、周波数および/または時間によって)リソースを明示的に示し、(例えば、ホッピング・パターン、再使用、またはその他のダイバーシティ情報のような)リソースを決定するためのパラメータを示す等を行う。さらに、制御ブランキング要求は、低再使用専用チャネルによって、および/または、メッセージ受信を保証するダイバーシティを用いて受信されうる。さらに、説明するように、制御ブランキング要求は、電子構成要素1604によって送信された制御ブランキング・メッセージの一部でありうる。
【0089】
さらに、論理グループ1602は、制御リソースのセットで別のデバイスと制御情報を通信するための電子構成要素1606を含みうる。一例では、制御情報は、説明するように、アップリンク・リソースのセットを求める後続する制御ブランキング要求でありうる。説明するように、この制御情報は、例えばリソース・ブランキング要求またはメッセージのようなその他の制御データにも関連しうる。したがって、論理グループ1602はまた、ブランキングのためのデータ・リソースのセットを指定するリソース・ブランキング要求を1または複数の干渉元デバイスへ送信するための電子構成要素1608をも含みうる。論理グループ1602はまた、データを、データ・リソースのセットによって別のデバイスへ通信するための電子構成要素1610をも備えうる。
【0090】
さらに、論理グループ1602は、ダウンリンク・リソースに対応する制御リソースのセットのブランキングを要求するダウンリンク制御ブランキング・メッセージをeNBから受信するための電子構成要素1612を含みうる。この点に関し、既に説明したように、制御ブランキング・メッセージが受信されると、制御ブランキング要求が送信されうる。さらに、論理グループ1602は、データ・リソースのセットのブランキングを要求するダウンリンク・リソース・ブランキング・メッセージを、制御リソースのセットで受信するための電子構成要素1614を含みうる。この点に関し、電子構成要素1610は、このデータ・リソースのセットによっても同様にデータを通信しうる。さらに、システム1600は、電子構成要素1604、1606、1608、1610、1612、1614に関連付けられた機能を実行するための命令群を保持するメモリ1616を含みうる。メモリ1610の外側にあると示されているが、電子構成要素1604、1606、1608、1610、1612、1614のうちの1または複数は、メモリ1616の内部に存在しうることが理解されるべきである。
【0091】
図17を参照して、eNBからの要求に基づいてブランキング制御リソースを容易にするシステム1700が例示される。例えば、システム1700は、基地局、UE等の内部に少なくとも部分的に存在しうる。システム1700は、プロセッサ、ソフトウェア、またはそれらの組み合わせ(例えば、ファームウェア)によって実現される機能を表す機能ブロックでありうる機能ブロックを含むものとして示されることが認識されるべきである。システム1700は、連携して動作しうる電子構成要素の論理グループ1702を含む。例えば、論理グループ1702は、ブランキングされるべき制御リソースのセットを示すダウンリンク制御ブランキング要求を受信するための電子構成要素1704を含みうる。例えば、説明するように、ダウンリンク制御ブランキング要求は、(例えば、周波数および/または時間によって)リソースを明示的に示し、(例えば、ホッピング・パターン、再使用、またはその他のダイバーシティ情報のような)リソースを決定するためのパラメータを示す等を行う。さらに、ダウンリンク制御ブランキング要求は、低再使用専用チャネルによって、および/または、メッセージ受信を保証するダイバーシティを用いて受信されうる。さらに、論理グループ1702は、アップリンク・リソースである制御リソースのセットをローカルにブランキングするための電子構成要素1706を含みうる。さらに、システム1700は、電子構成要素1704、1706に関連付けられた機能を実行するための命令群を保持するメモリ1708を含みうる。メモリ1708の外側にあると示されているが、電子構成要素1704、1706のうちの1または複数は、メモリ1708の内部に存在しうることが理解されるべきである。
【0092】
本明細書で開示された実施形態に関連して記述されたさまざまな例示的なロジック、論理ブロック、モジュール、および回路は、汎用プロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールド・プログラマブル・ゲート・アレイ(FPGA)あるいはその他のプログラマブル論理デバイス、ディスクリート・ゲートあるいはトランジスタ・ロジック、ディスクリート・ハードウェア構成要素、または上述された機能を実現するために設計された上記何れかの組み合わせを用いて実現または実施されうる。汎用プロセッサとしてマイクロ・プロセッサを用いることが可能であるが、代わりに、従来技術によるプロセッサ、コントローラ、マイクロ・コントローラ、あるいは状態機器を用いることも可能である。プロセッサは、例えばDSPとマイクロ・プロセッサとの組み合わせ、複数のマイクロ・プロセッサ、DSPコアと連携する1または複数のマイクロ・プロセッサ、またはその他任意のこのような構成である計算デバイスの組み合わせとして実現することも可能である。それに加えて、少なくとも1つのプロセッサは、上述したステップおよび/または動作のうちの1または複数を実行するように動作可能な1または複数のモジュールを備えうる。
【0093】
さらに、本明細書に開示された態様に関連して記載された方法またはアルゴリズムからなるステップおよび/または動作は、ハードウェア内に直接的に組み込まれるか、プロセッサによって実行されるソフトウェア・モジュールによって組み込まれるか、これら2つの組み合わせに組み込まれうる。ソフトウェア・モジュールは、RAMメモリ、フラッシュ・メモリ、ROMメモリ、EPROMメモリ、EEPROMメモリ、レジスタ、ハード・ディスク、リムーバブル・ディスク、CD−ROM、あるいは、当該技術で周知のその他任意の形態の記憶媒体内に存在しうる。典型的な記憶媒体は、プロセッサに結合されており、これによって、プロセッサは、記憶媒体との間で情報を読み書きできるようになる。あるいは、この記憶媒体は、プロセッサに統合されうる。さらに、ある態様では、プロセッサと記憶媒体が、ASIC内に存在しうる。さらに、ASICは、ユーザ端末に存在することができる。あるいはプロセッサと記憶媒体とは、ユーザ端末内のディスクリート部品として存在することができる。さらに、いくつかの態様では、方法またはアルゴリズムのステップおよび/または動作は、機械読取可能媒体および/またはコンピュータ読取可能媒体上の1または任意の組み合わせ、または、コードおよび/または命令群のセットとして存在する。これらは、コンピュータ・プログラム製品に組み込まれうる。
【0094】
1または複数の態様では、説明された機能が、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、またはこれらの任意の組み合わせで実現されうる。ソフトウェアで実現される場合、これら機能はコンピュータ読取可能媒体に格納されうるか、あるいは、コンピュータ読取可能媒体上の1または複数の命令群またはコードとして送信されうる。コンピュータ読取可能媒体は、コンピュータ記憶媒体と通信媒体との両方を含む。これらは、コンピュータ・プログラムのある場所から別の場所への転送を容易にする任意の媒体を含む。記憶媒体は、コンピュータによってアクセスされる利用可能な任意の媒体でありうる。例として、限定することなく、そのようなコンピュータ読取可能媒体は、RAM、ROM、EEPROM、CD−ROMまたはその他の光ディスク記憶装置、磁気ディスク記憶装置またはその他の磁気記憶デバイス、あるいは、所望のプログラム・コード手段を命令群またはデータ構造の形式で搬送または格納するために使用され、しかも、コンピュータによってアクセスされうるその他任意の媒体を備えうる。さらに、いかなる接続も、コンピュータ読取可能媒体と適切に称される。同軸ケーブル、光ファイバ・ケーブル、ツイスト・ペア、デジタル加入者線(DSL)、あるいは、例えば赤外線、無線およびマイクロ波のような無線技術を使用して、ウェブサイト、サーバ、あるいはその他の遠隔ソースからソフトウェアが送信される場合、同軸ケーブル、光ファイバ・ケーブル、ツイスト・ペア、DSL、あるいは、例えば赤外線、無線およびマイクロ波のような無線技術が、媒体の定義に含まれる。本明細書で使用されるdiskおよびdiscは、コンパクト・ディスク(disc)(CD)、レーザ・ディスク(disc)、光ディスク(disc)、デジタル多目的ディスク(disc)(DVD)、フロッピー(登録商標)ディスク(disk)、およびブルーレイ・ディスク(disc)を含む。通常、diskは、データを磁気的に再生し、discは、レーザを用いて光学的にデータを再生する。上記の組み合わせもまた、コンピュータ読取可能媒体の範囲内に含まれるべきである。
【0095】
前述した開示は、例示的な態様および/または実施形態を開示しているが、さまざまな変更および修正が、特許請求の範囲で定義されたような説明された態様および/または実施形態の範囲から逸脱することなくなされうることが注目されるべきである。さらに、説明された態様および/または実施形態の構成要素は、単数形で記載または特許請求されているが、もしも単数であると明示的に述べられていないのであれば、複数が考慮される。さらに、任意の態様および/または実施形態のすべてまたは一部は、特に述べられていないのであれば、その他任意の態様および/または実施形態のすべてまたは一部とともに利用されうる。さらにまた、用語「含む」が、詳細説明あるいは特許請求の範囲のうちの何れかで使用されている限り、その用語は、用語「備える」が、請求項における遷移語として適用される場合に解釈される用語「備える」と同様に、包括的であることが意図される。さらに、記載された態様の要素および/または態様は、単数形で記載または権利主張されているが、単数に対する限定が明確に述べられていないのであれば、複数が考慮される。さらに、任意の態様および/または実施形態のすべてまたは一部は、特に述べられていないのであれば、その他任意の態様および/または実施形態のすべてまたは一部とともに利用されうる。
【優先権主張】
【0001】
本特許出願は、2008年6月25日に出願され本願の譲受人に譲渡され本明細書において参照によって明確に組み込まれている“SYSTEMS AND METHODS FOR DYNAMIC CONTROL BLANKING IN HETEROGENEOUS NETWORKS”と題された仮出願61/075,648号への優先権を主張する。
【技術分野】
【0002】
以下の記載は、一般に無線通信に関し、さらに詳しくは、ヘテロジニアスなネットワーク構成において制御リソースをブランキングすることに関する。
【背景技術】
【0003】
無線通信システムは、例えば、音声、データなどのようなさまざまなタイプの通信コンテンツを提供するために広く開発された。一般的な無線通信システムは、(例えば、帯域幅、送信電力などのような)利用可能なシステム・リソースを共有することにより、複数のユーザとの通信をサポートすることができる多元接続システムでありうる。そのような多元接続システムの例は、符号分割多元接続(CDMA)システム、時分割多元接続(TDMA)システム、周波数分割多元接続(FDMA)システム、および直交周波数分割多元接続(OFDMA)システムなどを含む。さらに、これらシステムは、例えば、第3世代パートナシップ計画(3GPP)、3GPPロング・ターム・イボリューション(LTE)、ウルトラ・モバイル・ブロードバンド(UMB)、および/または、例えばイボリューション・データ・オプティマイズド(EV−DO)のようなマルチ・キャリア無線仕様、あるいはこれら技術の1または複数の改訂技術等に準拠しうる。
【0004】
一般に、無線多元接続通信システムは、複数のユーザ機器(UE)のための通信を同時にサポートすることができる。UEはそれぞれ、ダウンリンクおよびアップリンクにおける送信によって、1または複数のイボルブド・ノードB(eNB)(例えば、基地局)と通信することができる。ダウンリンクは、eNBからUEへの通信リンクを称し、アップリンクは、UEからeNBへの通信リンクを称する。さらに、UEとeNBとの間の通信は、単一入力単一出力(SISO)システム、複数入力単一出力(MISO)システム、複数入力複数出力(MIMO)システム等によって確立されうる。さらに、UEは、ピア・トゥ・ピア無線ネットワーク構成で他のUEと(および/または、eNBが他のeNBと)通信しうる。
【0005】
ヘテロジニアスなネットワーク構成では、例えばピコセルeNBまたはフェムトセルeNBのような小規模eNBが、(例えば、マクロセルeNBのセクタ内の)1または複数のマクロセルeNBの近傍内の無線ネットワーク・アクセスを提供しうる。これによって、マクロセルeNBの送信中に通信しようとすると、小規模eNBへの実質的な干渉が引き起こる。さらに、マクロセルeNBと通信するUEも同様に、小規模eNBへ干渉をもたらしうる。この点に関し、マクロセルeNBおよび/または干渉元UEへと、制御チャネルを介して、リソース・ブランキング・メッセージが送信され、データ・リソースのセットについて、マクロセルeNBおよび/またはUEからのリソース・ブランキングが要求される。
【0006】
リソース・ブランキングは、リソースのセットによる従来型の送信を控えることを称する。例えば、これは、リソース内の送信、またはリソースによる送信を送信機が停止させるハード・サイレンシング(hard silencing)を含みうる。しかしながら、これはまた、ビーム・ステアリングと組み合わされたソフト電力低減(例えば、干渉を受けているデバイスに向けて空間ヌルを形成すること)をも含みうる。したがって、マクロセルeNBが、リソースをブランキングすると、小規模eNBが、このリソースによって通信し、マクロセルeNBからの干渉無く、1または複数のデバイスへ無線ネットワーク・アクセスを提供しうる。しかしながら、リソース・ブランキング要求が送信される制御チャネルはまた、マクロセルeNB、UE、および小規模eNBによっても利用されうる。したがって、制御チャネルは、デバイスとeNBとの間で同様の干渉を示し、リソース・ブランキング要求自身が干渉を受ける。
【発明の概要】
【0007】
以下は、1または複数の態様の基本的な理解を与えるために、そのような態様の簡略化された概要を示す。この概要は、考えられるすべての態様の広範囲な概観ではなく、すべての態様の重要要素や決定的要素を特定することも、何れかまたは全ての態様のスコープを線引きすることも意図されていない。その唯一の目的は、後に示されるより詳細な記載に対する前置きとして、簡略化された形式で1または複数の態様のいくつかの概念を表すことである。
【0008】
1または複数の態様およびその対応する開示によれば、デバイスとイボルブド・ノードB(eNB)との間の干渉を回避するために、ヘテロジニアスな無線ネットワークにおいて、デバイスとeNBとの間での動的な制御リソース割当を容易にすることに関連するさまざまな態様が記載される。特に、小規模eNBは、ダウンリンク制御ブランキング・メッセージを送信することによって、ユーザ機器(UE)に対して、マクロセルeNBおよび/または干渉元UEへと、制御リソース・ブランキング・メッセージを送信するように要求する。小規模eNBは、このメッセージがUEによって受信されることを保証するために、低再使用チャネル、ダイバーシティ・スキーム、あるいは同様の戦略を利用することができる。UEは、このメッセージを受信すると、ブランキングを求める要求を生成し、この要求を干渉元のマクロセルeNBおよび/またはUEへ送信する。マクロセルeNBおよび/または干渉元UEは、この要求を受信すると、示された制御リソースをブランキングする。これによって、小規模eNBは、UEおよび/または1または複数の別のデバイスとの通信において、この制御リソースを利用できるようになる。したがって、例えば、小規模eNBは、データ・リソースに対するブランキング要求を、干渉無く制御チャネルで送信しうる。
【0009】
関連する態様によれば、制御リソースのセットをブランキングすることを求める制御ブランキング要求を、1または複数の干渉元デバイスへ送信することを含む方法が提供される。この方法はさらに、この制御リソースのセットによって、別のデバイスと制御情報を通信することを含む。
【0010】
別の態様は、無線通信装置に関する。この無線通信装置は、制御リソースのセットをブランキングすることを求める制御ブランキング要求を、1または複数の干渉元デバイスへ送り、この制御リソースのセットによって、制御情報を別のデバイスへ送信するように構成された少なくとも1つのプロセッサを含みうる。無線通信装置はまた、少なくとも1つのプロセッサに接続されたメモリをも備える。
【0011】
また別の態様は、制御リソースのセットをブランキングすることを求める制御ブランキング要求を、1または複数の干渉元デバイスへ送る手段を含む装置に関連する。この装置はさらに、この制御リソースのセットによって、制御情報を別のデバイスへ送信する手段を含む。
【0012】
また別の態様は、コンピュータ読取可能媒体を有するコンピュータ・プログラム製品に関する。このコンピュータ読取可能媒体は、少なくとも1つのコンピュータに対して、制御リソースのセットをブランキングすることを求める制御ブランキング要求を、1または複数の干渉元デバイスへ送信させるためのコードを含む。さらに、コンピュータ読取可能媒体は、少なくとも1つのコンピュータに対して、この制御リソースのセットで別のデバイスと制御情報を通信させるためのコードを含む。
【0013】
さらに、さらなる態様は、装置に関する。この装置は、制御リソースのセットをブランキングすることを求める制御ブランキング要求を、1または複数の干渉元デバイスへ送信する制御ブランキング要求構成要素を含みうる。この装置はさらに、この制御リソースのセットで、別のデバイスとの間で制御情報の送信または受信を行う制御通信構成要素を含みうる。
【0014】
他の態様によれば、制御リソースのセットをブランキングすることを求めるダウンリンク制御ブランキング要求を受信することを含む方法が提供される。この方法はまた、アップリンク制御リソースである制御リソースのセットのうちの少なくとも一部をローカルにブランキングすることを含む。
【0015】
別の態様は、無線通信装置に関する。この無線通信装置は、1または複数の干渉元のデバイスまたはeNBにおいて、1または複数の制御リソースをブランキングすることに関連する制御ブランキング要求を取得するように構成された少なくとも1つのプロセッサを含みうる。この少なくとも1つのプロセッサはさらに、アップリンク制御リソースである1または複数の制御リソースをブランキングするように構成されている。無線通信装置はまた、少なくとも1つのプロセッサに接続されたメモリをも備える。
【0016】
また別の態様は、ブランキングされるべき制御リソースのセットを示すダウンリンク制御ブランキング要求を受信する手段を含む装置に関連する。この装置はさらに、アップリンク制御リソースである制御リソースのセットをローカルにブランキングする手段を含む。
【0017】
また別の態様は、コンピュータ読取可能媒体を有するコンピュータ・プログラム製品に関する。このコンピュータ読取可能媒体は、少なくとも1つのコンピュータに対して、制御リソースのセットをブランキングすることを指定するダウンリンク制御ブランキング要求を受信させるためのコードを含む。さらに、このコンピュータ読取可能媒体は、少なくとも1つのコンピュータに対して、アップリンク制御リソースである制御リソースのセットのうちの少なくとも一部をローカルにブランキングさせるためのコードを備えうる。
【0018】
さらに、さらなる態様は、装置に関する。この装置は、ブランキングされるべき制御リソースのセットを示すダウンリンク制御ブランキング要求を取得するメッセージ受信構成要素を含みうる。この装置はさらに、アップリンク制御リソースである制御リソースのセットをローカルにブランキングする制御ブランキング構成要素を含む。
【0019】
前述した目的および関連する目的を達成するために、1または複数の実施形態は、後に十分に記載され、特許請求の範囲において特に指摘されている特徴を備える。次の記載および添付図面は、1または複数の態様のある例時的な特徴を詳細に記載する。しかしながら、これらの特徴は、さまざまな態様の原理が適用される種々の方式のうちのわずかを示しているに過ぎず、本記載は、そのようなすべての態様およびそれらの均等物を含むことが意図されている。
【図面の簡単な説明】
【0020】
【図1】図1は、本明細書に記載されたさまざまな態様にしたがう無線通信システムの実例である。
【図2】図2は、本明細書に記載された態様にしたがう無線通信ネットワークの実例である。
【図3】図3は、無線通信環境において適用される通信装置の実例である。
【図4】図4は、制御リソースのブランキングを要求することを有効にする無線通信システムの実例である。
【図5】図5は、無線ネットワークにおいて、イボルブド・ノードB(eNB)からブランキングを要求するためのメッセージ構成の実例である。
【図6】図6は、無線ネットワークにおいて、制御およびデータ・ブランキングを要求するためのメッセージ構成の実例である。
【図7】図7は、無線ネットワークにおいて、デバイスからのブランキングを要求するためのメッセージ構成の実例である。
【図8】図8は、無線ネットワークにおいて、デバイスからの制御およびデータ・ブランキングを要求するためのメッセージ構成の実例である。
【図9】図9は、受信した制御ブランキング・メッセージに基づいて、制御リソースのセットをブランキングすることを容易にする方法の実例である。
【図10】図10は、受信したブランキング・メッセージに基づいて、制御リソースおよびデータ・リソースのセットをブランキングすることを容易にする方法の実例である。
【図11】図11は、制御リソースをブランキングするために制御ブランキング・メッセージを送信することを容易にする方法の実例である。
【図12】図12は、制御リソースおよびデータ・リソースをブランキングするために制御およびデータ・ブランキング・メッセージを送信することを容易にする方法の実例である。
【図13】図13は、eNBのためにリソース・ブランキングを要求することを容易にするユーザ機器(UE)の実例である。
【図14】図14は、UEを用いて、リソースのブランキングを要求するシステムの実例である。
【図15】図15は、本明細書で開示されたされたさまざまなシステムおよび方法と共に適用されうる無線ネットワーク環境の実例である。
【図16】図16は、制御および/またはデータ・リソース・ブランキングを要求するシステムの実例である。
【図17】図17は、制御リソース・ブランキングを要求することを促す制御ブランキング・メッセージを送信するシステムの実例である。
【発明を実施するための形態】
【0021】
さまざまな態様が、図面を参照して記載される。以下の記載では、説明の目的のために、1または複数の態様の完全な理解を提供するために、多くの具体的な詳細が述べられる。しかしながら、そのような態様は、これら具体的な詳細無しで実現されうることが明確である。
【0022】
本願で使用されるように、用語「構成要素」、「モジュール」、「システム」等は、ハードウェア、ファームウェア、ハードウェアとソフトウェアとの組み合わせ、ソフトウェア、あるいは実行中のソフトウェアのうちの何れかであるコンピュータ関連エンティティを含むことが意図されている。例えば、構成要素は、限定される訳ではないが、プロセッサ上で実行中のプロセス、プロセッサ、オブジェクト、実行形式、実行スレッド、プログラム、および/またはコンピュータでありうる。例示によれば、コンピュータ・デバイス上で実行中のアプリケーションと、コンピュータ・デバイスとの両方が構成要素になりえる。実行スレッドおよび/またはプロセス内には1または複数の構成要素が存在し、構成要素は、1または複数のコンピュータ上に局在化されるか、および/または、複数のコンピュータに分散されうる。さらに、これらの構成要素は、さまざまなデータ構造を格納したさまざまなコンピュータ読取可能媒体から実行可能である。これら構成要素は、例えば、信号によってローカル・システムや分散システム内の他の構成要素とインタラクトする1つの構成要素からのデータ、および/または、他のシステムを備えた例えばインターネットのようなネットワークを介して他の構成要素とインタラクトする1つの構成要素からのデータのような1または複数のデータのパケットを有する信号にしたがって、ローカル処理および/またはリモート処理によって通信することができる。
【0023】
さらに、本明細書では、さまざまな態様が、有線端末または無線端末でありうる端末と関連して開示される。端末は、システム、デバイス、加入者ユニット、加入者局、移動局、モバイル、モバイル・デバイス、遠隔局、遠隔端末、アクセス端末、ユーザ端末、端末、通信デバイス、ユーザ・エージェント、ユーザ・デバイス、またはユーザ機器(UE)とも称されうる。無線端末は、セルラ電話、衛星電話、コードレス電話、セッション初期化プロトコル(SIP)電話、無線ローカル・ループ(WLL)局、携帯情報端末(PDA)、無線接続機能を有するハンドヘルド・デバイス、コンピューティング・デバイス、あるいは、無線モデムに接続されたその他の処理デバイスでありうる。さらに、本明細書では、さまざまな態様が、基地局に関して記載される。基地局は、無線端末との通信のために利用され、アクセス・ポイント、ノードB、イボルブド・ノードB(eNB)、あるいはその他いくつかの用語で称されうる。
【0024】
さらに、用語「または」は、排他的な「または」ではなく、包括的な「または」を意味することが意図されている。すなわち、別に示されていない場合、あるいは、文脈から明らかではない場合、「XはAまたはBを適用する」という句は、自然な包括的な置き換えのうちの何れかを意味することが意図されている。すなわち、「XはAまたはBを使用する。」という句は、以下の例のうちの何れによっても満足される。XはAを使用する。XはBを使用する。あるいは、XはAとBとの両方を使用する。さらに、本願および特許請求の範囲で使用されているような冠詞“a”および“an”は、特に指定されていない場合、あるいは、単数を対象としていることが文脈から明らかではない場合、一般に、「1または複数」を意味するものと解釈されるべきである。
【0025】
本明細書に記載された技術は、例えばCDMA、TDMA、FDMA、OFDMA、SC−FDMA、およびその他のシステムのようなさまざまな無線通信システムのために使用される。「システム」、「ネットワーク」という用語はしばしば置換可能に使用される。CDMAネットワークは、例えば、ユニバーサル地上ラジオ・アクセス(UTRA)、cdma2000等のようなラジオ技術を実施することができる。UTRAは、広帯域CDMA(W−CDMA)およびCDMAのその他の変形を含んでいる。CDMA2000は、IS−2000規格、IS−95規格、およびIS−856規格をカバーする。TDMAシステムは、例えばグローバル移動体通信システム(GSM(登録商標))のような無線技術を実現することができる。OFDMAシステムは、例えばイボルブドUTRA(E−UTRA)、ウルトラ・モバイル・ブロードバンド(UMB)、IEEE 802.11(Wi−Fi)、IEEE 802.16(WiMAX)、IEEE 802.20、フラッシュ−OFDM(登録商標)等のような無線技術を実現しうる。UTRAおよびE−UTRAは、ユニバーサル・モバイル・テレコミュニケーション・システム(UMTS)の一部である。3GPPロング・ターム・イボリューション(LTE)は、ダウンリンクではOFDMAを適用し、アップリンクではSC−FDMAを適用するE−UTRAを用いるUMTSのリリースである。UTRA、E−UTRA、UMTS、LTE、およびGSMは、「第3世代パートナシップ計画プロジェクト」(3GPP)と命名された組織からのドキュメントに記述されている。さらに、cdma2000およびUMBは、「第3世代パートナシップ計画プロジェクト2」(3GPP2)と命名された組織からのドキュメントに記述されている。さらに、そのような無線通信システムは、しばしばアンペア(unpaired)な無許可のスペクトルを用いるピア・トゥ・ピア(例えば、モバイル・トゥ・モバイル)アド・ホック・ネットワーク・システム、802xx無線LAN、Bluetooth(登録商標)、および、その他任意の短距離または長距離の無線通信技術を含みうる。
【0026】
さまざまな態様または特徴が、多くのデバイス、構成要素、モジュールなどを含むシステムの観点から示されるだろう。さまざまなシステムが、追加のデバイス、構成要素、モジュールなどを含むことができるか、および/または、図面に関連して説明されたデバイス、構成要素、モジュールなどの必ずしも全てを含んでいる訳ではないことが理解され、認識されるべきである。これらアプローチの組み合わせもまた使用されうる。
【0027】
図1に示すように、本明細書に記載されたさまざまな実施形態にしたがった無線通信システム100が例示されている。システム100は、多数のアンテナ・グループを含みうるeNB102を含む。例えば、1つのアンテナ・グループは、アンテナ104およびアンテナ106を含むことができ、別のグループはアンテナ108およびアンテナ110を備えることができ、さらに別のグループはアンテナ112およびアンテナ114を含むことができる。おのおののアンテナ・グループについて2つのアンテナしか例示されていないが、2本より多いアンテナ、または2本より少ないアンテナも、各グループのために利用されうる。eNB102はさらに、送信機チェーンおよび受信機チェーンを含みうる。それらおのおのは、当業者によって認識されるように、信号の送信および受信に関連付けられた複数の構成要素(例えば、プロセッサ、変調器、マルチプレクサ、復調器、デマルチプレクサ、アンテナ等)に関連付けられた複数の構成要素を備えうる。
【0028】
eNB102は、UE116およびUE122のような1または複数のUEと通信することができる。しかしながら、eNB102は、UE116、122に類似した実質的に任意の数のUEと通信しうる。UE116、122は、例えば、セルラ電話、スマート・フォン、ラップトップ、ハンドヘルド通信デバイス、ハンドヘルド・コンピューティング・デバイス、衛星ラジオ、全地球測位システム、PDA、および/または、無線通信システム100によって通信するその他任意の適切なデバイスでありうる。図示するように、UE116は、アンテナ112、114と通信し、アンテナ112、114は、ダウンリンク118によってUE116に情報を送信し、アップリンク120によってUE116から情報を受信する。さらに、UE122は、アンテナ104、106と通信し、アンテナ104、106は、ダウンリンク124によってUE122に情報を送信し、アップリンク126によってUE122から情報を受信する。周波数分割デュプレクス(FDD)システムでは、例えば、ダウンリンク118が、アップリンク120によって使用されるものとは異なる周波数帯域を利用し、ダウンリンク124が、アップリンク126によって適用されるものとは異なる周波数帯域を適用しうる。さらに、時分割デュプレクス(TDD)システムでは、ダウンリンク118とアップリンク120とが、共通の周波数帯域を利用し、ダウンリンク124とアップリンク126とが、共通の周波数帯域を利用しうる。
【0029】
通信するように指定された領域および/またはアンテナからなるグループはおのおのの、eNB102のセクタと称されうる。例えば、アンテナ・グループは、eNB102によってカバーされた領域のセクタ内のUEと通信するように設計されうる。ダウンリンク118、124による通信では、eNB102の送信アンテナは、UE116、122に向けられたダウンリンク118、124の信号対雑音比を改善するために、ビームフォーミングを利用しうる。さらに、eNB102が、関連する有効通信範囲にわたってランダムに分布しているUE116、122に送信するためにビームフォーミングを適用している間、近隣セルにおけるUEは、eNBが、すべてのUEに対して単一のアンテナで送信している場合と比べて、少ない干渉しか被らない。さらに、UE116、122は、ピア・トゥ・ビアまたはアド・ホック技術(図示せず)を使用して、互いにダイレクトに通信しうる。
【0030】
例によれば、システム100は、複数入力複数出力(MIMO)通信システムでありうる。さらに、システム100は、通信チャネル(例えば、ダウンリンク、アップリンク)を分割するために、例えばFDD、FDM、TDD、TDM、CDM等のような実質的に任意のタイプのデュプレクス技術を利用しうる。さらに、通信チャンネルは、チャネルによって複数のデバイスまたはUEとの同時通信を可能にするために直交化されうる。この観点において、一例としてOFDMが利用されうる。したがって、チャネルは、期間にわたる周波数の部分に分割されうる。さらに、フレームは、期間の集合にわたる周波数の部分として定義され、例えば、フレームは、多くのOFDMシンボルを含みうる。eNB102は、さまざまなタイプのデータのために生成されうるチャネルによってUE116、122へ通信しうる。例えば、チャネルは、様々なタイプの一般的な通信データ、制御データ(例えば、他のチャネルのための品質情報、チャネルを介して受信されたデータのためのアクノレッジメント・インジケータ、干渉情報、基準信号等)等を通信するために生成されうる。
【0031】
一例において、eNB102はマクロセルeNBであり、フェムトセルeNB、ピコセルeNB、リレー・ノード等でありうる小規模eNB128が提供される。一例において、この小規模eNB128は、eNB102のものと類似した技術を使用して、UEと通信しうる。例えば、小規模eNB128は、同様にラジオ通信によるチャネルを定義することができ、アップリンク134による受信を行いながら、ダウンリンク132によって例えばUE130のような1または複数のUEへ送信しうる。小規模eNB128は、UE130と通信している場合、例えばeNB102および/またはUE116によって利用されたリソースによって干渉を経験する。これに関し、小規模eNB128は、UE130との干渉の無い通信を促進するために、eNB102および/またはUE116に対して、あるデータ・リソースをブランキングすることを要求しうる。例えば、小規模eNBは、制御チャネルを介してUE130へダウンリンク・リソース・ブランキング・メッセージを送信し、UE130に対して、アップリンク・リソース・ブランキング要求をeNB102および/またはUE116へ送信するように要求する。小規模eNB128は、このブランキングされたデータ・リソースによって、UE130と通信しうる。
【0032】
小規模eNB128がUE130へダウンリンク・リソース・ブランキング・メッセージを送信する制御チャネルは、eNB102および/またはUE116によって同様に干渉を受ける可能性がある。したがって、小規模eNB128は、eNB102および/またはUE116に対して、ある制御リソースをブランキングすることを要求することによって、動的な制御チャネル割当を実施しうる。小規模eNB128は、例えば、ダウンリンク制御ブランキング・メッセージをUE130へ送り、ブランキングを要求する。eNB128は、このメッセージを、例えば、ユニキャスト・メッセージ、マルチキャスト・メッセージ、あるいはブロードキャスト・メッセージとして送信しうる。これに従って、UE130もまた、ユニキャスト・メッセージ、マルチキャスト・メッセージ、あるいはブロードキャスト・メッセージでありうるアップリンク制御ブランキング要求を送信することによって、eNB102および/またはUE116からの制御リソースをブランキングすることを要求しうる。例えば、この要求がブロードキャスト・メッセージである場合、一例として、このメッセージを受信している複数のデバイスが、制御データ・リソースをブランキングしうる。ブランキングされると、小規模eNB128は、例えば、前述したようなリソース・ブランキング・メッセージをUE130へ送信する。これによって、UE130は、示された一般的なデータ・リソースに対するブランキングを要求できるようになる。制御ブランキング・メッセージに対する干渉を回避するために、小規模eNB128は、一例において、ダイバーシティ・スキーム等を用いて、低再使用制御チャネルでこのメッセージを送信しうる。
【0033】
図2に示すように、多くのUEをサポートするように構成された無線通信システム200が例示される。このシステム200は、例えばマクロセル202A−202Gのような複数のセルのための通信を提供する。ここで、おのおののセルは、対応するeNB204A−204Gによってサービス提供される。説明するように、例えば、マクロセル202A−202Gに関連するeNB204A−204Gは、基地局あるいは他のアクセス・ポイントでありえる。UE206A−206Iは、無線通信システム200の全体にわたる様々な位置に分散して示される。説明したように、UE206A−206Iのおのおのは、ダウンリンクおよび/またはアップリンクによって、1または複数のeNB204A−204Gと通信しうる。さらに、eNB208A−208Cも示されている。これらは、例えばフェムトセルeNB、ピコセルeNB、リレー・ノード、モバイル基地局等のような小規模eNBであり、説明するように、特定のサービス位置に関連するサービスを提供する。UE206A−206Iは、さらにあるいはその代わりに、提供されたサービスを受信するために、これら小規模eNB208A−208Cと通信しうる。無線通信システム200は、一例において、大規模な地理的領域にわたってサービスを提供しうる(例えば、マクロセル202A−202Gが、近隣の数ブロックをカバーし、小規模eNB208A−208Cは、例えば、説明するように、住宅、オフィス・ビルディング等のような領域に存在しうる)。一例として、UE206A−206Iは、エアによって、および/または、バックホール接続によって、eNB204A−204Gおよび/または208A−208Cとの接続を確立しうる。
【0034】
説明するように、通信しているマクロセルeNB204A−204Gおよび/またはUEは、小規模eNB208A−208Cに対して干渉を与えうる。例えば、小規模eNB208Bは、eNB204Bによって提供されているセル202Bの内のUE206Iと通信している。したがって、小規模eNB208Bは、eNB204Bによって利用されているリソースによって受信または送信している場合、干渉を経験しうる。それに加えて、UE206Eが、小規模eNB208Bと干渉しうる。したがって、小規模eNB208Bは、例えば、UE206Iとの通信を開始すると、制御リソースをブランキングすることを要求することに関連するダウンリンク制御ブランキング・メッセージを生成し、このダウンリンク制御ブランキング・メッセージをUE206Iへ送信しうる。一例において、小規模eNB208Bは、マクロセルeNB204Bおよび/またはUE206Eからの干渉を緩和するために、このメッセージを、ダイバーシティ等を用いて、低再使用リソースで送信しうる。これに応答して、UE206Iは、マクロセルeNB204Bおよび/またはUE206Eへと、アップリンク制御ブランキング要求を送信する。マクロセルeNB204Bおよび/またはUE206Eは、これにしたがって、制御リソースをブランキングしうる。一例において、UE206Iおよび/または小規模eNB208Bは、パイロット送信に基づいて、マクロセルeNB204Bおよび/またはUE206Eが、リソースをブランキングしているかを判定しうる。
【0035】
その後、小規模eNB208Bは、この制御リソースで、UE206Iと通信しうる。一例において、小規模eNB208Bは、eNB204Bおよび/またはUE206Eによる一般的なデータ・リソースのブランキングを要求するリソース・ブランキング・メッセージを生成しうる。同様に、小規模eNB208Bは、UE206IによってeNB204Bおよび/またはUE206Eからのブランキングを求める要求を、制御リソースによってUE206Iへ送信しうる。小規模eNB208Bは、マクロセルeNB204Bおよび/またはUE206Eからの干渉無しで、制御リソースおよび/またはデータ・リソースによってUE206Iと通信しうる。
【0036】
図3に移って、無線通信環境内で適用される通信装置300が例示される。この通信装置300は、eNBまたはその一部、あるいは、無線通信ネットワークを介して通信する、および/または、無線ネットワークへのアクセスを提供する実質的に任意の通信装置でありうる。この通信装置300は、(図示しない)1または複数のデバイスとの干渉の無い制御データ通信を容易にするために制御リソース・ブランキングを要求するダウンリンク制御ブランキング・メッセージを生成する制御ブランキング・メッセージ構成要素302と、一般的なデータ・リソースのブランキングを要求するメッセージを生成するリソース・ブランキング・メッセージ構成要素304と、制御リソースのセットによって制御データの送信および/または受信を行う制御通信構成要素306と、制御リソースおよび/または一般的なデータ・リソースによって1または複数のデバイスとの間でデータの受信および送信を行うデータ通信構成要素308とを含む。
【0037】
例によれば、通信装置300は、無線ネットワーク内の1または複数のデバイスへ無線ネットワーク・アクセスを提供し、(図示しない)マクロセルeNBの範囲内で通信しうる。マクロセルeNBおよび/またはそれと通信する1または複数のデバイスは、通信装置300に対する干渉を引き起こしうる。したがって、例えば、通信装置300は、通信装置300が無線ネットワーク・アクセスを提供する1または複数のデバイスとの、干渉の無い通信を促進するために、さまざまなリソースのブランキングを要求しうる。この点に関し、制御ブランキング・メッセージ構成要素302は、1または複数のデバイスとまず通信すると、1または複数のデバイスへ送信するためのダウンリンク制御ブランキング・メッセージを生成しうる。
【0038】
ダウンリンク制御ブランキング・メッセージは、ブランキングを要求するための制御情報の仕様、および/または、ブランキングの要求先である1または複数の干渉元デバイスまたはeNBのリストを含みうる。一例において、制御ブランキング・メッセージ構成要素302は、ブランキングする制御リソースを選択しうる。一例において、制御リソースは、固定されている。しかしながら、別の例では、制御ブランキング・メッセージ構成要素302は、例えばホッピング・スキームのように、ブランキングが要求される制御リソースのためのダイバーシティ・スキームを定義するパラメータを示すダウンリンク制御ブランキング・メッセージを生成しうる。これは、1または複数の干渉元デバイスまたはeNBから制御リソースをブランキングすることを要求する、範囲内にある他の通信装置との衝突を緩和しうる。一例では、ホッピングは、システム時間およびパイロット識別子のハッシュ、あるいは、通信装置に関連する制御リソースのセットのチャネル化を定義する他のキーに少なくとも部分的に基づきうる。別の例では、制御ブランキング・メッセージ構成要素302が、ダウンリンク制御ブランキング・メッセージにシステム時間およびパイロット識別子を含め、これによって、受信デバイスは、ブランキングが要求されるホッピング・スキームの制御リソースを決定し、それにしたがって、スキーム内のリソースをブランキングするか、あるいはブランキングすることを要求できるようになる。
【0039】
それに加えて、制御ブランキング・メッセージ構成要素302は、例えばホッピング、ビーコン・シグナリング、ランダム再使用等のようなダイバーシティ・スキームを用いて、低再使用専用制御リソースで、ダウンリンク制御ブランキング・メッセージを送信しうる。あるいは、このメッセージは、通信装置300がネットワーク・アクセスを提供する1または複数のデバイスによって受信されうる。説明するように、制御ブランキング・メッセージを受信したデバイスは、示されたリソースを、1または複数の干渉元デバイスおよび/またはeNBからブランキングすることを要求しうる。制御ブランキング・メッセージ構成要素302は、一例において、干渉元デバイスおよび/またはeNBによって送信されたパイロット信号に少なくとも部分的に基づいて、ブランキングが有効とされたかを判定しうる。干渉元デバイスおよび/またはeNBによって制御リソースがブランキングされた場合、リソース・ブランキング・メッセージ構成要素304および/または制御通信構成要素306は、1または複数のデバイスと、制御データを通信することができる。一例において、リソース・ブランキング・メッセージ構成要素304は、干渉元デバイスまたはeNBからの一般的なデータ・リソース・ブランキングを要求するリソース・ブランキング・メッセージを生成し、このメッセージを、ブランキングされた制御リソースで、1または複数のデバイスへ送信しうる。データ通信構成要素308は、ブランキングされた一般的なデータ・リソースで1または複数のデバイスと通信しうる。ダウンリンク制御ブランキング・メッセージまたはリソース・ブランキングは、例えばシステム獲得またはアクセス・メッセージ等のような別のメッセージの一部でありうることが認識されるべきである。
【0040】
図4に示すように、eNBおよび関連付けられたUEに関連する干渉の無い制御通信を容易にするために、制御チャネルを動的に割り当てることを容易にする無線通信システム400が例示されている。UE402は、モバイル・デバイス(独立して電源供給されるデバイスのみならず、例えば、モデムをも含む)、基地局、および/またはそれらの一部、あるいは、実質的に任意の無線デバイスでありえる。eNB404は、マクロセル基地局、フェムトセルeNB、ピコセルeNB、リレー・ノード等でありうる。干渉元デバイス406は、UE、eNB、および/または、無線ネットワークにおける実質的に任意のデバイスでありうる。さらに、システム400は、MIMOシステムであるか、および/または、1または複数の無線ネットワーク・システム仕様(例えば、EV−DO、3GPP、3GPP2、3GPP LTE、WiMAX等)に準拠し、UE402、eNB、および干渉元デバイス406間の通信を容易にするための追加の構成要素を備えうる。
【0041】
UE402は、eNBからダウンリンク制御ブランキングおよび/またはデータ・リソース・ブランキング・メッセージを取得しうるメッセージ受信構成要素408と、ブランキング制御データ・リソースに関連する制御ブランキング要求を1または複数の干渉元デバイスへ送信しうる制御ブランキング要求構成要素410と、ブランキングに関連するデータ・ブランキング要求を、一般的なデータ・リソースによって1または複数の干渉元デバイスへ送信しうるデータ・ブランキング要求構成要素412と、1または複数の制御リソースをローカルにブランキングしうる制御ブランキング構成要素414と、1または複数のデータ・リソースをローカルにブランキングしうるデータ・ブランキング構成要素416と、制御リソースのセットで制御情報の送信および受信を行う制御通信構成要素306と、データ・リソースのセットでデータを通信しうるデータ通信構成要素308とを備える。
【0042】
eNB404は、説明するように、動的な制御チャネル割当を容易にするために、1または複数の制御チャネルをブランキングすることを要求するダウンリンク制御ブランキング・メッセージを生成する制御ブランキング・メッセージ構成要素302と、UE402と通信するために、一般的なデータ・チャネルの集合をブランキングすることを要求するリソース・ブランキング・メッセージを生成するリソース・ブランキング・メッセージ構成要素304と、1セットの制御リソースによって制御情報の送信および受信を行う制御通信構成要素306と、データ・リソースのセットによってデータを通信しうるデータ通信構成要素308と備えうる。
【0043】
さらに、干渉元デバイス406は、要求された制御チャネルのセットをブランキングする制御ブランキング構成要素414と、要求されたデータ・チャネルのセットをブランキングするデータ・ブランキング構成要素416と、後続する送信情報を示すパイロット信号を送信しうるパイロット・インジケータ構成要素418とを備えうる。説明するように、ブランキングは、制御およびリソースの両方のコンテキストにおいて、送信機が、リソース中における送信、またはリソースによる送信を停止させるハード・サイレンシングを称しうる。しかしながら、ブランキングはまた、ビーム・ステアリングと組み合わされたソフト電力低減(例えば、干渉を受けているデバイスに向けて空間ヌルを形成すること)をも含みうる。
【0044】
例によれば、UE402が、(例えば、最初に、あるいは再選択の一部として)eNB404との通信を開始し、制御ブランキング・メッセージ構成要素302が、動的な制御チャネル割当を容易にするために、UE402と通信するためのダウンリンク制御チャネルまたはアップリンク制御チャネルのブランキングを要求することに関連する制御ブランキング・メッセージを生成しうる。説明するように、このメッセージは、ブランキングされるべきリソースの固定インジケーションや、ブランキングのためのホッピング・スキームや、ホッピング・スキームに関連する詳細や、あるいは、例えばパイロット識別子およびシステム時間ハッシュまたはその他のキーのようなその他のダイバーシティ・スキームや、干渉元デバイス406に対応するもの等を含みうる。制御ブランキング・メッセージ構成要素302は、さらに、ブランキングのためのダウンリンク制御リソースのセットを選択または決定し、制御リソースのセットを指定する制御ブランキング・メッセージを生成しうる。それに加えて、制御ブランキング・メッセージ構成要素302は、前述したようなダイバーシティ・スキーム等を用いて、低再使用専用制御チャネルで制御ブランキング・メッセージを送信しうる。
【0045】
メッセージ受信構成要素408は、ダウンリンク制御リソースに関連する制御ブランキング・メッセージを取得し、制御ブランキング要求構成要素410は、制御チャネルのセットをブランキングすることを要求するために、干渉元デバイス406へアップリンク制御ブランキング要求を送信しうる。ここで、制御ブランキング・メッセージにおいて称される制御チャネルは、ダウンリンク制御チャネルである。一例において、干渉元デバイス406は、制御ブランキング・メッセージにおいて明示的に識別され、UE402によって干渉元eNBとして検出される等される。あるいは、制御ブランキング要求構成要素410は、範囲内にあるeNBまたはデバイスによるアップリンク制御チャネルのセットのブランキングを促すために、制御チャネルに対する制御ブランキング要求をブロードキャスト/マルチキャストしうる。同様に、その要求は、ブランキングが要求される固定リソース、前述したようなホッピングまたはその他のダイバーシティ情報等を備えうる。それに加えて、制御ブランキング要求構成要素410は、この要求を、ダイバーシティ・スキーム、直交データまたは制御チャネル、低再使用専用チャネル等を用いて、干渉元デバイス406へ送信しうる。
【0046】
いずれにせよ、干渉元デバイス406は、この要求を受信し、制御ブランキング要素414が、要求されたリソースをブランキングするか、あるいは、この要求を拒否する。一例では、パイロット・インジケータ構成要素418が、干渉元デバイス406の、後続する通信フォーマットを指定するパイロット・インジケータ信号を生成し、UE402および/またはeNB404は、このパイロット・インジケータに少なくとも部分的に基づいて、ブランキングが実行されるのかを判定しうる。ブランキングが実行される場合、制御通信構成要素306は、制御リソースのセットで制御データの送信/受信を行いうる。例えば、eNB404の制御通信構成要素306は、アップリンク制御リソースのセットをブランキングするために、UE402またはその他のデバイスへ制御ブランキング要求を送信しうる。この例では、メッセージ受信構成要素408が、この要求を取得し、制御ブランキング構成要素414が、アップリンク制御リソースのセットをブランキングしうる。別の例では、リソース・ブランキング・メッセージ構成要素304が、一般的なデータ・リソースのブランキングを要求するリソース・ブランキング・メッセージを送信し、このメッセージを、干渉元デバイス406によってブランキングされた制御リソースでUE402へ送信しうる。一例では、このメッセージは、システム・アクセスまたは獲得メッセージで送信されうる。
【0047】
メッセージ受信構成要素408はまた、このメッセージを受信し、データ・ブランキング要求構成要素412が、データ・リソースのセットをブランキングするためのアップリンク・リソース・ブランキング要求を生成し、干渉元デバイス406へ送信(または転送)しうる。データ・ブランキング構成要素416は、要求されたリソースをブランキングするか、あるいはこの要求を拒否する。同様に、パイロット・インジケータ構成要素418は、修正されたパイロット・インジケータを生成し、関連する信号を送信しうる。これらは、UE402および/またはeNB404が、干渉元デバイス406がデータ・リソースをブランキングしているかを判定するために利用される。別の例では、eNB404の制御通信構成要素306が、UE402にパイロット信号を送信しうる。UE402はこの信号を受信し、eNB404へチャネル品質フィードバックをレポートしうる。このフィードバックに少なくとも部分的に基づいて、eNB404(すなわち、制御通信構成要素306またはデータ通信構成要素308)は、制御リソースおよび/またはデータ・リソースが、干渉元デバイス406によって確かにブランキングされたかを判定しうる。ブランキングされた場合、例えば、eNB404のデータ通信構成要素308が、UE402のデータ通信構成要素308等へデータを通信しうる。干渉元デバイス406の構成要素は、例えばマクロセルeNBと通信しているUEのようなその他のタイプの無線デバイス内に存在しうることが認識されるべきである。説明するように、UEは、eNB404および/またはUE402と干渉している。この点に関し、eNB404は、UE402に対して、干渉元UEによるブランキングを要求させうる。
【0048】
別の例では、説明するように、制御ブランキング・メッセージ構成要素302が、制御ブランキング要求をUE402へダイレクトに送信しうる。メッセージ受信構成要素408が、このメッセージを取得し、(例えば、このリソースが、アップリンク・リソースに関連する場合)制御ブランキング構成要素414が、制御ブランキング要求で指定されたリソースをローカルにブランキングしうる。同様に、リソース・ブランキング・メッセージ構成要素304が、UE402にデータ・リソース・ブランキング要求を送信し、データ・ブランキング構成要素416が、それにしたがって、データ・リソースをローカルにブランキングしうる。
【0049】
図5に移って、説明するように、他のデータ・ブランキング要求を送信するために制御ブランキングを要求することを容易にするメッセージ構成500の例が示される。メッセージ構成500は、例えば小規模eNBでありうるサービス提供するeNBによって通信されるメッセージ502、サービス提供されるUEによって通信されるメッセージ504、および、干渉元eNBによって通信されるメッセージ506を表す。縦に揃ったメッセージは、実質的に同じ期間に通信される(が、例えば周波数に関して直交しうる)メッセージを表しうることが認識されるべきである。隣接する行におけるメッセージは、同時期間にわたって送信されるか、あるいは、その間、固定期間または変動期間で送信されうる。図示するように、サービス提供するeNBは、サービス提供されるUEへダウンリンク制御ブランキング・メッセージ508を通信しうる。サービス提供するeNBは、一例では、システム獲得要求に応答して、このメッセージを通信しうる。
【0050】
本明細書に記載するように、サービス提供されるUEは、それにしたがって、アップリンク制御ブランキング要求510を、順方向リンクで、干渉元の1または複数のeNBへ通信しうる。ダウンリンク制御ブランキング・メッセージ508および/またはアップリンク制御ブランキング要求510は、説明するように、例えば、制御チャネルの固定インジケーション、ホッピング、あるいは、ブランキングが要求されている制御チャネルを判定するためのその他のダイバーシティ・スキーム情報等のようなブランキング制御チャネルに関連する情報を含みうる。一例では、干渉元eNBは、制御チャネルをブランキングしうる。
【0051】
サービス提供するeNBは、サービス提供されるUEへ、ブランキングされた制御チャネルで、ダウンリンク・リソース・ブランキング・メッセージ512を通信しうる。一例では、これは、別のシステム獲得またはアクセス・メッセージの一部でありうる。説明するように、サービス提供されるUEはその後、1または複数の干渉元デバイスまたはeNBによるデータ・リソース・ブランキングを促すために、アップリンク・リソース・ブランキング要求514を通信しうる。サービス提供するeNBおよび干渉元eNBは、その後の送信リソース利用を示すパイロット信号516、518を送信しうる。例えば、パイロット信号516、518は、チャネルによる後続データ送信を表すために事前符号化され、もって、UE(例えば、504で表されるメッセージを通信するUE)は、チャネル品質測定を実行しうる。それに加えて、サービス提供するeNBのパイロット・メッセージ516はまた、例えばサービス提供されるUEからのチャネル品質およびアクノレッジメント/否定的なアクノレッジメント(ACK/NACK)メッセージのような、アップリンク制御チャネルを、サービス提供されるUEから受信するために、強い干渉元UEに関連付けられたUEによってブランキングされるべきリソースを示すためのダウンリンク制御ブランキング要求を含みうる。
【0052】
サービス提供されるUEは、サービス提供するeNBへ、チャネル品質メッセージ520を送信し、例えば、メッセージ514においてブランキングが要求されているチャネルに関連する割り当てられたデータ・チャネルの品質を示す。したがって、例えば、サービス提供するeNBは、この品質に少なくとも部分的に基づいて、チャネルがブランキングされているかを判定しうる。サービス提供するeNBは、サービス提供されるUEへ、514においてブランキングが要求されているリソースによって、データ・メッセージおよび/またはダウンリンク・リソース許可522を送信する。サービス提供されるUEは、524において、ACK/NACKを送信しうる。このように、要求がなされると、順方向リンクによって干渉される制御リソースがブランキングされ、データ・チャネル・ブランキングの要求、あるいは、eNBとUEとの間のその他の制御データの通信のために、動的に割り当てられる制御セグメントの提供が容易とされる。
【0053】
図6を参照して、ダウンリンク・リソース・ブランキングとともにダウンリンク制御ブランキングを要求することを容易にするメッセージ構成600の例が示されている。メッセージ構成600は、例えば小規模eNBでありうるサービス提供するeNBによって通信されるメッセージ502、サービス提供されるUEによって通信されるメッセージ504、および、干渉元eNBによって通信されるメッセージ506を表しうる。縦に揃ったメッセージは、実質的に同じ期間に通信される(が、例えば周波数に関して直交しうる)メッセージを表しうることが認識されるべきである。隣接する行におけるメッセージは、同時期間にわたって送信されるか、あるいは、その間、固定期間または変動期間で送信されうる。
【0054】
サービス提供するeNBは、サービス提供されるUEへダウンリンク・リソース・ブランキング・メッセージ512を通信しうる。リソース・ブランキング・メッセージ512は、ブランキングが要求されるデータ・リソースのパラメータのみならず、ブランキングをさらに要求する制御リソースに関連するパラメータをも備えうる。説明するように、これは、一例において、別のシステム獲得またはアクセス・メッセージの一部でありうる。サービス提供されるUEは、その後、説明するように、1または複数の干渉元デバイスまたはeNBによる制御およびデータ・リソース・ブランキングを容易にするために、アップリンク制御ブランキング要求およびアップリンク・ブランキング要求602を通信しうる。サービス提供するeNBおよび干渉元eNBは、その後の送信リソース利用を示すパイロット信号516、518を送信しうる。例えば、パイロット信号516、518は、チャネルによるその後のデータ送信を表すために事前符号化され、これによって、UE(例えば、504で示されたメッセージを通信するUE)が、チャネル品質測定を実行しうる。さらに、例えば、サービス提供されるUEからのチャネル品質およびアクノレッジメント/否定的なアクノレッジメント(ACK/NACK)メッセージのように、サービス提供されるUEからのアップリンク制御チャネルを受信するために、サービス提供するeNBのパイロット・メッセージ516はまた、強い干渉元UEに関連付けられたUEによってブランキングされるべきリソースを示すダウンリンク制御ブランキング要求をも示しうる。
【0055】
サービス提供されるUEは、サービス提供するeNBへチャネル品質メッセージ520を送信し、割り当てられたデータ・チャネルの品質を示す。この割り当てられたデータ・チャネルは、例えば、メッセージ514においてブランキングが要求されているチャネルに関連する。サービス提供するeNBは、514においてブランキングが要求されているリソースによって、メッセージおよび/またはダウンリンク許可522を、サービス提供されるUEへ送信する。サービス提供されるUEは、524において、ACK/NACKデータを送信しうる。この例では、図5と比較して、(602において)制御およびデータ・リソース・ブランキング・メッセージがともに送信される。これは、本明細書に記載されたように、追加のメッセージによって引き起こされるレイテンシ全体を改善する。しかしながら、図5の構成は、メッセージによって引き起こされる固定オーバヘッドを低減する。これは、同じデータ・リソース・ブランキング・メッセージ/要求からダウンリンク制御ブランキング・メッセージおよび後続するアップリンク制御ブランキング要求を個別に送信することによって達成される。
【0056】
図7に移って、説明するように、別のデータ・ブランキング要求およびダウンリンク制御(アップリンク・リソース許可およびアップリンク・データ送信のアクノレッジメントを含む)を送信するためにダウンリンク制御ブランキングを要求することを容易にするメッセージ構成700の例が示される。メッセージ構成700は、例えば小規模eNBでありうるサービス提供するeNBによって通信されるメッセージ502、サービス提供されるUEによって通信されるメッセージ504、および、干渉元UEによって通信されるメッセージ702を表しうる。縦に揃ったメッセージは、実質的に同じ期間に通信されるメッセージを表しうることが認識されるべきである。隣接する行におけるメッセージは、同時期間にわたって送信されるか、あるいは、その間、固定期間または変動期間で送信されうる。図示するように、サービス提供するeNBは、制御ブランキング・メッセージ508を、サービス提供されるUEへ通信しうる。サービス提供するeNBは、一例において、システム獲得要求に応答してこのメッセージを通信しうる。
【0057】
サービス提供されるUEは、本明細書で説明するように、それにしたがって、逆方向リンクで干渉している1または複数のUEへ、制御ブランキング要求510を通信しうる。制御ブランキング・メッセージ508および/または制御ブランキング要求510は、説明するように、例えば、制御チャネルの固定インジケーション、ホッピング、あるいは、ブランキングが要求される制御チャネルを決定するためのその他のダイバーシティ・スキーム等のようなブランキング制御チャネルに関連する情報を含みうる。
【0058】
サービス提供するeNBは、ブランキングされた制御チャネルによって、リソース・ブランキング要求704を干渉元UEへ通信しうる。サービス提供されるUEおよび干渉元UEは、その後の送信情報を示すために、前述と同様に、ダウンリンクへパイロット・インジケータ706、518を送信しうる。サービス提供するeNBは、サービス提供されるUEへとアップリンク許可708を送信し、510においてブランキングが要求されたリソースによって、データ・リソースを提供する。サービス提供されるUEは、その後、サービス提供するeNBへデータ・メッセージ710を送信し、サービス提供するeNBは、ブランキングされた制御チャネルで、712においてACK/NACKおよび/またはUL許可メッセージ712を送信しうる。したがって、要求がなされると、逆方向リンクで、干渉元UEによって干渉を受ける制御リソースがブランキングされ、データ・チャネル・ブランキングの要求、または、eNBとUEとの間のその他の制御データの通信のために動的に割り当てられた制御セグメントを提供することを容易にする。
【0059】
図8に移って、図6に類似しているが、干渉元UEのコンテキストで、ダウンリンク制御ブランキングをデータ・ブランキング要求とともに要求することを容易にするメッセージ構成800の例が示される。メッセージ構成800は、例えば小規模eNBでありうるサービス提供するeNBによって通信されるメッセージ502、サービス提供されるUEによって通信されるメッセージ504、および、干渉元UEによって通信されるメッセージ702を表しうる。縦に揃ったメッセージは、実質的に同じ期間に通信されるメッセージを表しうることが認識されるべきである。隣接する行におけるメッセージは、同時期間にわたって送信されるか、あるいは、その間、固定期間または変動期間で送信されうる。
【0060】
サービス提供するeNBは、リソース・ブランキング要求704を干渉元UEへ通信しうる。リソース・ブランキング・メッセージ512は、ブランキングが要求されるデータ・リソースのパラメータのみならず、ブランキングをさらに要求する制御リソースに関連するパラメータをも備えうる。説明するように、これは、一例において、別のシステム獲得またはアクセス・メッセージの一部でありうる。サービス提供されるUEおよび干渉元UEは、ダウンリンクについて説明したものと同様に、パイロット・インジケータ802、518を送信し、その後の送信情報を示すが、サービス提供されるUEはさらに、パイロットとともにアップリンク制御ブランキング要求802を送信しうる。したがって、例えば、干渉元UEは、要求された制御チャネルをブランキングしうる。サービス提供するeNBは、サービス提供されるUEへUL許可708を送信し、510においてブランキングが要求されたリソースによってデータ・リソースを提供する。サービス提供されるUEはその後、データ・メッセージ710をサービス提供するeNBへ送信し、サービス提供するeNBは、712において、ブランキングされた制御チャネルで、ACK/NACKおよび/またはUL許可メッセージを送信し、サービス提供されるUEは、データ・メッセージ714を送信し続ける。説明するように、これは、図7の構成と比べて、追加メッセージによって引き起こされたレイテンシ全体を改善するが、固定オーバヘッドを増加させるという副作用を伴う。
【0061】
図9乃至図12に示すように、動的に割り当てられた制御セグメントを提供することに関連する方法が例示される。説明の簡略化の目的のために、これら方法は一連の動作として図示および説明されているが、これら方法は、1または複数の対応によれば、いくつかの動作が、本明細書で図示および説明されたものとは異なる順序で、および/または、同時に生じうるので、これら動作順序に限定されないことが理解および認識されるべきである。例えば、当業者であれば、これら方法はその代わりに、例えば状態図におけるように、一連の相互関連する状態またはイベントとして表されうることを理解し認識するだろう。さらに、1または複数の態様にしたがって方法を実現するために、必ずしも例示された全ての動作が必要とされる訳ではない。
【0062】
図9に移って、eNBからの制御ブランキング・メッセージに基づいて制御リソース・ブランキングを要求することを容易にする方法900の例が示される。902では、制御データ・リソースのセットをブランキングすることを要求する制御ブランキング・メッセージが、干渉元デバイスによって受信される。干渉元デバイスは、説明するように、例えばマクロセルeNBおよび/または、それと通信しているUEのような1または複数のeNBに関連しうる。さらに、無線ネットワーク・アクセスを提供する小規模eNBからの、制御ブランキング・メッセージが受信されうる。さらに、説明するように、制御データ・リソースのセットは、明示的に定義されるか、ホッピング・パターンまたは(例えば、キーのように)それらに関連する1または複数のパラメータによって定義されるか等である。904では、制御リソースのセットに対するブランキングが促される。例えば、リソースがダウンリンク・リソースである場合、制御リソース・ブランキング要求が、制御データ・リソースのセットについて生成され、干渉元eNBまたはデバイスへ送信される。リソースがアップリンク制御リソースである場合、例えば、ローカルなブランキングが、制御リソースについて実行されうる。906では、制御データが、制御データ・リソースのセットによって受信されうる。一例において、制御データは、説明するように、小規模eNBから受信され、一般的なデータ・リソースのセットに関連するリソース・ブランキング・メッセージでありうる。
【0063】
図10を参照して、eNBからのアップリンク制御およびデータ・ブランキング・メッセージに基づいて、制御およびデータ・リソース・ブランキングを要求することを容易にする方法1000が例示される。1002では、制御リソースのセットおよびデータ・リソースのセットのブランキングを要求するブランキング・メッセージが、干渉元デバイスによって受信されうる。干渉元デバイスは、説明するように、例えばマクロセルeNBおよび/またはそれと通信しているUEのような1または複数のeNBに関連しうる。さらに、制御およびデータ・ブランキング・メッセージが、無線ネットワーク・アクセスを提供する小規模eNBから受信されうる。さらに、説明するように、制御データ・リソースのセットは、明示的に定義されるか、ホッピング・パターンまたは(例えば、キーのように)それらに関連する1または複数のパラメータによって定義されるか等である。1004では、制御リソースのセットおよびデータ・リソースのセットのブランキングが促される。例えば、制御リソースのセットおよび/またはデータ・リソースのセットがダウンリンク・リソースである場合、ダウンリンク制御およびデータ・リソース・ブランキング要求が、制御データ・リソースのセットについて生成されうる。アップリンク・リソースの場合、説明するように、ローカルなブランキングが実行されうる。1006では、制御データ・リソースのセットで制御データが受信され、データ・リソースのセットでデータが受信されうる。
【0064】
図11に示すように、制御リソースのセットをブランキングする要求を送信するために、UEを利用することによって、この要求を容易にする方法1100の例が示される。1102では、制御リソースのセットのブランキングを要求することを示すインジケーションを含む制御ブランキング・メッセージが生成されうる。説明するように、制御ブランキング・メッセージはまた、ブランキングを求める要求が送信されるべき干渉元デバイスを示すインジケーションを含みうる。さらに、説明するように、制御ブランキング・メッセージは、制御リソースのセットを示す明示的なインジケーション、例えばホッピング・メトリックのようなリソースを決定するためのパラメータ等を備えうる。1104では、ブランキングの要求を容易にする制御ブランキング・メッセージがUEへ送信され、1106では、制御リソースのセットで、制御データがUEへ通信されうる。制御データは、一例において、(例えば、リソース・ブランキング・メッセージのような)一般的なデータ・リソースのブランキングをも同様に要求することに関しうる。さらに、図示されていないが、干渉元デバイスのパイロット・インジケータがベリファイされ、この干渉元デバイスが、その後の通信において、制御データ(および/または一般的なデータ)リソースのセットをブランキングしているかが判定される。
【0065】
図12に移って、制御およびデータ・リソースのセットをブランキングする要求を干渉元デバイスへ送信するために、UEを用いることによって、この要求を容易にする方法1200の例が示される。1202において、制御リソースのセット、および、データ・リソースのセットをブランキングする要求を示すインジケーションを含むブランキング・メッセージが生成されうる。説明するように、ブランキング・メッセージはまた、ブランキングすることを求める要求が送信されるべき干渉元デバイスを示すインジケーションをも含みうる。さらに、説明するように、ブランキング・メッセージは、データ・リソースおよび制御リソースのセットを示す明示的なインジケーション、例えばホッピング・メトリックのようなリソースを決定するためのパラメータ等を備えうる。1204では、ブランキングを要求することを容易にするブランキング・メッセージが送信され、1206では、制御データが、制御リソースのセットでUEへ通信され、データが、データ・リソースのセットでUEへ通信されうる。さらに、図示していないが、干渉元デバイスのパイロット・インジケータがベリファイされ、この干渉元デバイスが、その後の通信において、制御および/またはデータのセットをブランキングしているかが判定される。
【0066】
本明細書に記載された1または複数の態様によれば、ブランキングが要求される制御データ・リソースが、干渉元デバイスによってブランキングされたかを判定すること、どの制御データ・リソースがブランキングされるべきかを区別すること等に関して推論がなされうることが認識されるだろう。本明細書で使用されるように、「推論する」または「推論」なる用語は一般に、イベントおよび/またはデータによって取得されたような観察のセットから、システム、環境、および/または、ユーザの状態の推論あるいはそれらに関する推理のプロセスを称する。推論は、特定のコンテキストまたは動作を特定するために適用されるか、あるいは、例えば状態にわたる確率分布を生成しうる。推論は、確率論的、すなわち、データおよびイベントの考慮に基づいて、該当する状態にわたる確率分布を計算することでありうる。推論はまた、イベントおよび/またはデータのセットから、より高いレベルのイベントを構築するために適用される技術を称することができる。そのような推論によって、イベントが時間的に近接していようといまいと、これらイベントおよびデータが1または幾つかのイベント・ソースおよびデータ・ソースに由来していようと、観察されたイベントおよび/または格納されたイベント・データのセットから、新たなイベントまたは動作を構築することができる。
【0067】
図13は、受信したメッセージに少なくとも部分的に基づいて、制御および一般的なデータ・リソース・ブランキングを要求することを容易にするUE1300の例示である。UE1300は、例えば、(図示しない)受信アンテナから1または複数のキャリアによって1または複数の信号を受信し、これら受信信号について一般的な動作(例えば、フィルタ、増幅、ダウンコンバート等)を実行し、これら調整された信号をデジタル化してサンプルを得る受信機1302を備える。受信機1302は、受信したシンボルを復調し、それらをチャネル推定のためにプロセッサ1306へ提供する復調器1304を備えうる。プロセッサ1306は、受信機1302によって受信された情報の分析、および/または、送信機1316による送信のための情報の生成に特化されたプロセッサ、UE1300の1または複数の構成要素を制御するプロセッサ、および/または、受信機1302によって受信された情報の分析と、送信機1316による送信のための情報の生成と、UE1300の1または複数の構成要素の制御との両方を行うプロセッサでありうる。
【0068】
UE1300はさらに、プロセッサ1306に動作可能に接続されたメモリ1308を備えうる。このメモリ1308は、送信されるデータ、受信したデータ、利用可能なチャネルに関連する情報や、分析されたデータおよび/または干渉強度に関連付けられたデータや、割り当てられたチャネル、電力、レート等に関連する情報、および/または、チャネルの推定およびチャネルによる通信のためのその他任意の適切な情報を格納しうる。メモリ1308はさらに、(例えば、パフォーマンス・ベース、キャパシティ・ベース等での)チャネルの推定および/または利用に関連付けられたアルゴリズムおよび/またはプロトコルを格納しうる。
【0069】
本明細書に記載されたデータ・ストア(例えば、メモリ1308)は、揮発性メモリであるか、あるいは不揮発性メモリである。あるいは、揮発性メモリと不揮発性メモリとの両方を含みうることが認識されるだろう。限定ではなく例示によって、不揮発性メモリは、読取専用メモリ(ROM)、プログラマブルROM(PROM)、電子的プログラマブルROM(EPROM)、電子的消去可能PROM(EEPROM)、あるいはフラッシュ・メモリを含みうる。揮発性メモリは、外部キャッシュ・メモリとして動作するランダム・アクセス・メモリ(RAM)を含みうる。限定ではなく例示によって、RAMは、例えばシンクロナスRAM(SRAM)、ダイナミックRAM(DRAM)、シンクロナスDRAM(SDRAM)、ダブル・データ・レートSDRAM(DDR SDRAM)、エンハンストSDRAM(ESDRAM)、シンクリンクDRAM(SLDRAM)、およびダイレクト・ラムバスRAM(DRRAM)のような多くの形態で利用可能である。主題となるシステムおよび方法のメモリ1308は、限定される訳ではないが、これらおよびその他任意の適切なタイプのメモリを備えることが意図される。
【0070】
プロセッサ1306はさらに、eNBへ送信される制御ブランキング要求を生成する制御ブランキング要求構成要素1310と、eNBへ送信される一般的なデータ・リソースのためのブランキング要求メッセージを生成するデータ・ブランキング要求構成要素1312とに動作可能に接続されうる。一例において、受信機1302は、説明するように、制御データ・リソースのセットのブランキングを要求することに関連する制御ブランキング・メッセージを小規模eNBから取得しうる。制御ブランキング・メッセージは、例えばビーコン、再使用等のようなダイバーシティ・スキームを用いて、低再使用専用チャネル等によって受信されうる。さらに、制御ブランキング・メッセージは、制御リソースのセットを示す明示的なインジケーション、(例えば、説明したように、ホッピング情報のような)制御リソースのセットを決定するための情報等を備えうる。制御ブランキング要求構成要素1310は、制御データ・リソースのセット、および/または、制御ブランキング要求を決定するための関連情報に基づいて、制御ブランキング要求を定式化し、この要求を、干渉元デバイスまたはeNBへ送信しうる。
【0071】
さらに、受信機1302は、制御データ・リソースのセットによって、一般的なデータ・リソースのセットのリソース・ブランキング・メッセージを取得しうる。データ・ブランキング要求構成要素1312もまた同様に、1または複数の干渉元デバイスまたはeNBに対して、一般的なデータ・リソースをブランキングする要求を定式化し、そのメッセージを干渉元デバイスまたはeNBへ送信しうる。その後、受信機1302は、説明するように、一般的なデータ・リソースで、小規模eNBからデータを受信しうる。UE1300はさらに、信号を変調する変調器1314と、これら信号を、例えば基地局や他のUE等へ送信する送信機1316とを備える。プロセッサ1306とは別に示されているが、復調器1304、制御ブランキング要求構成要素1310、データ・ブランキング要求構成要素1312、および/または、変調器1314は、プロセッサ1306または複数のプロセッサ(図示せず)の一部でありうることが認識されるべきである。
【0072】
図14は、制御ブランキング・メッセージおよびリソース・ブランキング・メッセージをUEへ送信することを容易にするシステム1400の実例である。このシステム1400は、複数の受信アンテナ1406を介して1または複数のUE1404から信号を受信する受信機1410と、送信アンテナ1408を介して1または複数のUE1404へ送信する送信機1424と、を備えた基地局(例えば、eNB)を備える。受信機1410は、受信アンテナ1406から情報を受信する。また、受信した信号を復号するデスクランブラと動作可能に関連付けられている。さらに、受信されデスクランブルされた信号を、復調器1412が復調する。復調されたシンボルは、図9に関して上述されたプロセッサと類似したプロセッサ1414によって分析される。プロセッサ1414は、信号(例えば、パイロット)強度および/または干渉強度を推定することに関連する情報、UE(単数または複数)1404(または(図示しない)別の基地局)との間で送受信されるデータ、および/または、本明細書に記載されたさまざまな動作および機能を実行することに関連するその他任意の適切な情報、を格納するメモリ1416に接続されている。プロセッサ1414はさらに、本明細書に記載しているように、制御リソースのセットをブランキングすることを要求する制御ブランキング・メッセージを生成する制御ブランキング・メッセージ構成要素1418と、一般的なデータ・リソースをブランキングすることを要求するリソース・ブランキング・メッセージを生成するリソース・ブランキング・メッセージ構成要素1420とに接続されている。
【0073】
例によれば、制御ブランキング・メッセージ構成要素1418は、1または複数の干渉元デバイスからの制御リソースのセットをブランキングすることを要求するメッセージを生成しうる。制御ブランキング・メッセージ構成要素1418は、説明するように、送信機1424を用いて、このメッセージを1または複数のUE1404へ送信し、ブランキングを要求することを容易にする。制御ブランキング・メッセージは、説明するように、制御リソースの明示的なインジケーション、ブランキングのためのリソースを決定するための情報(例えば、ホッピングのためのキー等のように、ダイバーシティを提供するためのホッピング情報)を備えうる。さらに、リソース・ブランキング・メッセージ構成要素1420は、説明するように、一般的なデータ・リソースの1または複数の干渉元デバイスによるブランキング要求を備えるリソース・ブランキング・メッセージを、制御データ・リソースによってUE(単数または複数)1404へ送信するために送信機1424を利用しうる。さらに、プロセッサ1414と別に示されているが、復調器1412、制御ブランキング・メッセージ構成要素1418、リソース・ブランキング・メッセージ構成要素1420、および/または、変調器1422は、プロセッサ1414または多くのプロセッサ(図示せず)の一部でありうることが認識されるべきである。
【0074】
図15は、無線通信システム1500の例を示す。無線通信システム1500は、簡略のために、1つの基地局1510と1つのUE1550しか示していない。しかしながら、システム1500は、複数の基地局および/または複数のUEを含むことができ、追加の基地局および/またはUEは、以下に示すような基地局1510およびUE1550の例と実質的に同じでも、あるいは別のものでもありうることが認識されるべきである。さらに、基地局1510および/またはUE1550は、その間の無線通信を容易にするために、本明細書に記載されたシステム(図1乃至図4、および図13乃至図14)、構成(図5乃至図8)、および/または、方法(図9乃至図12)を適用しうることが認識されるべきである。
【0075】
基地局1510では、多くのデータ・ストリームのためのトラフィック・データが、データ・ソース1512から送信(TX)データ・プロセッサ1514へ提供される。一例によれば、おのおののデータ・ストリームが、それぞれのアンテナを介して送信される。TXデータ・プロセッサ1514は、トラフィック・データ・ストリームをフォーマットし、このデータ・ストリームのために選択された特定の符合化スキームに基づいて符号化し、インタリーブして、符合化されたデータを提供する。
【0076】
おのおののデータ・ストリームの符合化されたデータは、直交周波数分割多重化(OFDM)技術を用いてパイロット・データと多重化されうる。さらに、あるいは、その代わりに、パイロット・シンボルは、周波数分割多重化(FDM)、時分割多重化(TDM)、あるいは符号分割多重化(CDM)されうる。パイロット・データは、一般に、既知の方法で処理される既知のデータ・パターンであり、UE1550において、チャネル応答を推定するために使用されうる。おのおののデータ・ストリームについて多重化されたパイロットおよび符合化されたデータは、データ・ストリームのために選択された特定の変調スキーム(例えば、バイナリ・フェーズ・シフト・キーイング(BPSK)、直交フェーズ・シフト・キーイング(QPSK)、Mフェーズ・シフト・キーイング(M−PSK)、M直交振幅変調(M−QAM)等)に基づいて変調(例えば、シンボル・マップ)され、変調シンボルが提供される。おのおののデータ・ストリームのデータ・レート、符号化、および変調は、プロセッサ1530によって実行または提供される指示によって決定されうる。
【0077】
データ・ストリームの変調シンボルは、(例えば、OFDMのために)変調シンボルを処理するTX MIMOプロセッサ1520に提供される。TX MIMOプロセッサ1520はその後、NT個の変調シンボル・ストリームをNT個の送信機(TMTR)1522a乃至1522tへ提供する。さまざまな態様において、TX MIMOプロセッサ1520は、データ・ストリームのシンボルへ、および、シンボルが送信されるアンテナへ、ビームフォーミング重みを適用する。
【0078】
おのおのの送信機1522は、1または複数のアナログ信号を提供するために、それぞれのシンボル・ストリームを受信して処理し、さらには、MIMOチャネルを介した送信に適切な変調信号を提供するために、このアナログ信号を調整(例えば、増幅、フィルタ、およびアップコンバート)する。さらに、送信機1522a乃至1522tからのNT個の変調信号が、NT個のアンテナ1524a乃至1524tからそれぞれ送信される。
【0079】
UE1550では、送信された変調信号が、NR個のアンテナ1552a乃至1552rによって受信され、各アンテナ1552からの受信信号が、それぞれの受信機(RCVR)1554a乃至1554rへ提供される。おのおのの受信機1554は、それぞれの信号を調整(例えば、フィルタ、増幅、およびダウンコンバート)し、この調整された信号をデジタル化してサンプルを提供し、さらにこのサンプルを処理して、対応する「受信された」シンボル・ストリームを提供する。
【0080】
RXデータ・プロセッサ1560は、NR個の受信機1554からNR個のシンボル・ストリームを受信し、受信されたこれらシンボル・ストリームを、特定の受信機処理技術に基づいて処理して、NT個の「検出された」シンボル・ストリームを提供する。RXデータ・プロセッサ1560は、検出されたおのおののシンボル・ストリームを復調し、デインタリーブし、復号して、そのデータ・ストリームのためのトラフィック・データを復元する。RXデータ・プロセッサ1560による処理は、基地局1510におけるTX MIMOプロセッサ1520およびTXデータ・プロセッサ1514によって実行されるものと相補的である。
【0081】
プロセッサ1570は、上述したように、どの事前符合化行列を使用するのかを定期的に決定する。さらに、プロセッサ1570は、行列インデクス部およびランク値部を備えた逆方向リンク・メッセージを規定することができる。
【0082】
逆方向リンク・メッセージは、通信リンクおよび/または受信されたデータ・ストリームに関するさまざまなタイプの情報を備えうる。逆方向リンク・メッセージは、多くのデータ・ストリームのトラフィック・データをデータ・ソース1536から受信するTXデータ・プロセッサ1538によって処理され、変調器1580によって変調され、送信機1554a乃至1554rによって調整され、基地局1510へ送り戻される。
【0083】
基地局1510では、UE1550からの変調信号が、アンテナ1524によって受信され、受信機1522によって調整され、復調器1540によって復調され、RXデータ・プロセッサ1542によって処理されて、UE1550によって送信された逆方向リンク・メッセージが抽出される。さらに、プロセッサ1530は、ビームフォーミング重みを決定するためにどの事前符合化行列を使用するかを決定するために、この抽出されたメッセージを処理する。
【0084】
プロセッサ1530、1570は、基地局1510およびUE1550における動作を指示(例えば、制御、調整、管理等)しうる。プロセッサ1530およびプロセッサ1570はそれぞれ、プログラム・コードおよびデータを格納するメモリ1532およびメモリ1572に関連付けられうる。プロセッサ1530およびプロセッサ1570はまた、アップリンクおよびダウンリンクそれぞれのための周波数およびインパルス応答推定値を導出する計算をも実行する。
【0085】
本明細書に記載された態様は、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、ミドルウェア、マイクロコード、あるいはそれらの任意の組み合わせによって実現されうることが理解されるべきである。ハードウェアで実現する場合、処理ユニットは、1または複数の特定用途向けIC(ASIC)、デジタル信号プロセッサ(DSP)、デジタル信号処理デバイス(DSPD)、プログラム可能論理回路(PLD)、フィールドプログラム可能ゲート・アレイ(FPGA)、プロセッサ、コントローラ、マイクロ・コントローラ、マイクロ・プロセッサ、本明細書に記載の機能を実行するために設計されたその他の電子ユニット、あるいはこれらの組み合わせ内に実装されうる。
【0086】
これら態様が、ソフトウェア、ファームウェア、ミドルウェアまたはマイクロコード、プログラム・コードまたはコード・セグメントにおいて実現される場合、それらは、たとえばストレージ構成要素のような機械読取可能媒体内に格納されうる。コード・セグメントは、手順、機能、サブプログラム、プログラム、ルーチン、サブルーチン、モジュール、ソフトウェア・パッケージ、クラス、または、命令、データ構造、あるいはプログラム文からなる任意の組み合わせを表すことができる。コード・セグメントは、情報、データ、引数、パラメータ、あるいは記憶内容の引渡および/または受信を行うことによって、他のコード・セグメントまたはハードウェア回路に接続されうる。情報、引数、パラメータ、データなどは、メモリ共有、メッセージ引渡し、トークン引渡、ネットワーク送信などを含む任意の適切な手段を用いて引渡、転送、あるいは送信されうる。
【0087】
ソフトウェアで実現する場合、本明細書に記載のこれら技術は、本明細書に記載の機能を実行するモジュール(例えば、手続き、機能等)を用いて実現されうる。ソフトウェア・コードは、メモリ・ユニット内に格納され、プロセッサによって実行されうる。メモリ・ユニットは、プロセッサ内部またはプロセッサ外部に実装されうる。プロセッサ外部に実装される場合、メモリ・ユニットは、当該技術分野で周知のさまざまな手段によってプロセッサと通信可能に接続されうる。
【0088】
図16を参照して、干渉元デバイスまたはeNBからのブランキングを要求することを容易にするシステム1600が例示される。例えば、システム1600は、基地局、UE等の中に少なくとも部分的に存在しうる。システム1600は、プロセッサ、ソフトウェア、またはそれらの組み合わせ(例えば、ファームウェア)によって実現される機能を表す機能ブロックでありうる機能ブロックを含むものとして示されることが認識されるべきである。システム1600は、連携して動作しうる電子構成要素の論理グループ1602を含む。例えば、論理グループ1602は、制御リソースのセットをブランキングする制御ブランキング要求を1または複数の干渉元デバイスへ送信するための電子構成要素1604を含みうる。例えば、説明するように、制御ブランキング要求は、(例えば、周波数および/または時間によって)リソースを明示的に示し、(例えば、ホッピング・パターン、再使用、またはその他のダイバーシティ情報のような)リソースを決定するためのパラメータを示す等を行う。さらに、制御ブランキング要求は、低再使用専用チャネルによって、および/または、メッセージ受信を保証するダイバーシティを用いて受信されうる。さらに、説明するように、制御ブランキング要求は、電子構成要素1604によって送信された制御ブランキング・メッセージの一部でありうる。
【0089】
さらに、論理グループ1602は、制御リソースのセットで別のデバイスと制御情報を通信するための電子構成要素1606を含みうる。一例では、制御情報は、説明するように、アップリンク・リソースのセットを求める後続する制御ブランキング要求でありうる。説明するように、この制御情報は、例えばリソース・ブランキング要求またはメッセージのようなその他の制御データにも関連しうる。したがって、論理グループ1602はまた、ブランキングのためのデータ・リソースのセットを指定するリソース・ブランキング要求を1または複数の干渉元デバイスへ送信するための電子構成要素1608をも含みうる。論理グループ1602はまた、データを、データ・リソースのセットによって別のデバイスへ通信するための電子構成要素1610をも備えうる。
【0090】
さらに、論理グループ1602は、ダウンリンク・リソースに対応する制御リソースのセットのブランキングを要求するダウンリンク制御ブランキング・メッセージをeNBから受信するための電子構成要素1612を含みうる。この点に関し、既に説明したように、制御ブランキング・メッセージが受信されると、制御ブランキング要求が送信されうる。さらに、論理グループ1602は、データ・リソースのセットのブランキングを要求するダウンリンク・リソース・ブランキング・メッセージを、制御リソースのセットで受信するための電子構成要素1614を含みうる。この点に関し、電子構成要素1610は、このデータ・リソースのセットによっても同様にデータを通信しうる。さらに、システム1600は、電子構成要素1604、1606、1608、1610、1612、1614に関連付けられた機能を実行するための命令群を保持するメモリ1616を含みうる。メモリ1610の外側にあると示されているが、電子構成要素1604、1606、1608、1610、1612、1614のうちの1または複数は、メモリ1616の内部に存在しうることが理解されるべきである。
【0091】
図17を参照して、eNBからの要求に基づいてブランキング制御リソースを容易にするシステム1700が例示される。例えば、システム1700は、基地局、UE等の内部に少なくとも部分的に存在しうる。システム1700は、プロセッサ、ソフトウェア、またはそれらの組み合わせ(例えば、ファームウェア)によって実現される機能を表す機能ブロックでありうる機能ブロックを含むものとして示されることが認識されるべきである。システム1700は、連携して動作しうる電子構成要素の論理グループ1702を含む。例えば、論理グループ1702は、ブランキングされるべき制御リソースのセットを示すダウンリンク制御ブランキング要求を受信するための電子構成要素1704を含みうる。例えば、説明するように、ダウンリンク制御ブランキング要求は、(例えば、周波数および/または時間によって)リソースを明示的に示し、(例えば、ホッピング・パターン、再使用、またはその他のダイバーシティ情報のような)リソースを決定するためのパラメータを示す等を行う。さらに、ダウンリンク制御ブランキング要求は、低再使用専用チャネルによって、および/または、メッセージ受信を保証するダイバーシティを用いて受信されうる。さらに、論理グループ1702は、アップリンク・リソースである制御リソースのセットをローカルにブランキングするための電子構成要素1706を含みうる。さらに、システム1700は、電子構成要素1704、1706に関連付けられた機能を実行するための命令群を保持するメモリ1708を含みうる。メモリ1708の外側にあると示されているが、電子構成要素1704、1706のうちの1または複数は、メモリ1708の内部に存在しうることが理解されるべきである。
【0092】
本明細書で開示された実施形態に関連して記述されたさまざまな例示的なロジック、論理ブロック、モジュール、および回路は、汎用プロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールド・プログラマブル・ゲート・アレイ(FPGA)あるいはその他のプログラマブル論理デバイス、ディスクリート・ゲートあるいはトランジスタ・ロジック、ディスクリート・ハードウェア構成要素、または上述された機能を実現するために設計された上記何れかの組み合わせを用いて実現または実施されうる。汎用プロセッサとしてマイクロ・プロセッサを用いることが可能であるが、代わりに、従来技術によるプロセッサ、コントローラ、マイクロ・コントローラ、あるいは状態機器を用いることも可能である。プロセッサは、例えばDSPとマイクロ・プロセッサとの組み合わせ、複数のマイクロ・プロセッサ、DSPコアと連携する1または複数のマイクロ・プロセッサ、またはその他任意のこのような構成である計算デバイスの組み合わせとして実現することも可能である。それに加えて、少なくとも1つのプロセッサは、上述したステップおよび/または動作のうちの1または複数を実行するように動作可能な1または複数のモジュールを備えうる。
【0093】
さらに、本明細書に開示された態様に関連して記載された方法またはアルゴリズムからなるステップおよび/または動作は、ハードウェア内に直接的に組み込まれるか、プロセッサによって実行されるソフトウェア・モジュールによって組み込まれるか、これら2つの組み合わせに組み込まれうる。ソフトウェア・モジュールは、RAMメモリ、フラッシュ・メモリ、ROMメモリ、EPROMメモリ、EEPROMメモリ、レジスタ、ハード・ディスク、リムーバブル・ディスク、CD−ROM、あるいは、当該技術で周知のその他任意の形態の記憶媒体内に存在しうる。典型的な記憶媒体は、プロセッサに結合されており、これによって、プロセッサは、記憶媒体との間で情報を読み書きできるようになる。あるいは、この記憶媒体は、プロセッサに統合されうる。さらに、ある態様では、プロセッサと記憶媒体が、ASIC内に存在しうる。さらに、ASICは、ユーザ端末に存在することができる。あるいはプロセッサと記憶媒体とは、ユーザ端末内のディスクリート部品として存在することができる。さらに、いくつかの態様では、方法またはアルゴリズムのステップおよび/または動作は、機械読取可能媒体および/またはコンピュータ読取可能媒体上の1または任意の組み合わせ、または、コードおよび/または命令群のセットとして存在する。これらは、コンピュータ・プログラム製品に組み込まれうる。
【0094】
1または複数の態様では、説明された機能が、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、またはこれらの任意の組み合わせで実現されうる。ソフトウェアで実現される場合、これら機能はコンピュータ読取可能媒体に格納されうるか、あるいは、コンピュータ読取可能媒体上の1または複数の命令群またはコードとして送信されうる。コンピュータ読取可能媒体は、コンピュータ記憶媒体と通信媒体との両方を含む。これらは、コンピュータ・プログラムのある場所から別の場所への転送を容易にする任意の媒体を含む。記憶媒体は、コンピュータによってアクセスされる利用可能な任意の媒体でありうる。例として、限定することなく、そのようなコンピュータ読取可能媒体は、RAM、ROM、EEPROM、CD−ROMまたはその他の光ディスク記憶装置、磁気ディスク記憶装置またはその他の磁気記憶デバイス、あるいは、所望のプログラム・コード手段を命令群またはデータ構造の形式で搬送または格納するために使用され、しかも、コンピュータによってアクセスされうるその他任意の媒体を備えうる。さらに、いかなる接続も、コンピュータ読取可能媒体と適切に称される。同軸ケーブル、光ファイバ・ケーブル、ツイスト・ペア、デジタル加入者線(DSL)、あるいは、例えば赤外線、無線およびマイクロ波のような無線技術を使用して、ウェブサイト、サーバ、あるいはその他の遠隔ソースからソフトウェアが送信される場合、同軸ケーブル、光ファイバ・ケーブル、ツイスト・ペア、DSL、あるいは、例えば赤外線、無線およびマイクロ波のような無線技術が、媒体の定義に含まれる。本明細書で使用されるdiskおよびdiscは、コンパクト・ディスク(disc)(CD)、レーザ・ディスク(disc)、光ディスク(disc)、デジタル多目的ディスク(disc)(DVD)、フロッピー(登録商標)ディスク(disk)、およびブルーレイ・ディスク(disc)を含む。通常、diskは、データを磁気的に再生し、discは、レーザを用いて光学的にデータを再生する。上記の組み合わせもまた、コンピュータ読取可能媒体の範囲内に含まれるべきである。
【0095】
前述した開示は、例示的な態様および/または実施形態を開示しているが、さまざまな変更および修正が、特許請求の範囲で定義されたような説明された態様および/または実施形態の範囲から逸脱することなくなされうることが注目されるべきである。さらに、説明された態様および/または実施形態の構成要素は、単数形で記載または特許請求されているが、もしも単数であると明示的に述べられていないのであれば、複数が考慮される。さらに、任意の態様および/または実施形態のすべてまたは一部は、特に述べられていないのであれば、その他任意の態様および/または実施形態のすべてまたは一部とともに利用されうる。さらにまた、用語「含む」が、詳細説明あるいは特許請求の範囲のうちの何れかで使用されている限り、その用語は、用語「備える」が、請求項における遷移語として適用される場合に解釈される用語「備える」と同様に、包括的であることが意図される。さらに、記載された態様の要素および/または態様は、単数形で記載または権利主張されているが、単数に対する限定が明確に述べられていないのであれば、複数が考慮される。さらに、任意の態様および/または実施形態のすべてまたは一部は、特に述べられていないのであれば、その他任意の態様および/または実施形態のすべてまたは一部とともに利用されうる。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
方法であって、
制御リソースのセットをブランキングすることを求める制御ブランキング要求を、1または複数の干渉元デバイスへ送信することと、
前記制御リソースのセットによって、別のデバイスと制御情報を通信することと
を備える方法。
【請求項2】
利用可能なダウンリンク制御リソースから前記制御リソースのセットを選択することをさらに備え、
前記制御ブランキング要求を送信することは、前記制御ブランキング要求を備える制御ブランキング・メッセージを、前記1または複数の干渉元デバイスへ送信することを含む請求項1に記載の方法。
【請求項3】
ブランキングするためのアップリンク制御リソースのセットを指定する別の制御ブランキング要求を、前記制御リソースのセットで、前記1または複数の干渉元デバイスへ送信することをさらに備える請求項2に記載の方法。
【請求項4】
前記制御情報は、ブランキングするためのデータ・リソースのセットを指定するリソース・ブランキング要求を備えるダウンリンク・リソース・ブランキング・メッセージを含む請求項3に記載の方法。
【請求項5】
前記データ・リソースのセットで、前記別のデバイスへデータを通信することをさらに備える請求項4に記載の方法。
【請求項6】
前記制御情報は、前記別のデバイスのためのダウンリンク・リソース許可を含む請求項3に記載の方法。
【請求項7】
前記データ・リソースのセット、または、前記制御リソースのセットによって、品質に関連するフィードバックを受信するために、前記別のデバイスへパイロット信号を送信することをさらに備える請求項3に記載の方法。
【請求項8】
ブランキングするためのデータ・リソースのセットを指定するリソース・ブランキング要求を、前記1または複数の干渉元デバイスへ送信することをさらに備える請求項2に記載の方法。
【請求項9】
前記データ・リソースのセットで、前記別のデバイスとデータを通信することをさらに備える請求項8に記載の方法。
【請求項10】
前記別のデバイスにアップリンク許可を送信することをさらに備える請求項2に記載の方法。
【請求項11】
前記制御ブランキング・メッセージはさらに、前記制御リソースのセットのチャネル化に関連するキーを含む請求項2に記載の方法。
【請求項12】
前記キーをパイロット識別子およびシステム時間から生成することをさらに備える請求項11に記載の方法。
【請求項13】
パイロット・インジケータ信号を受信することと、
パイロット信号に少なくとも部分的に基づいて、前記1または複数の干渉元デバイスが、前記制御リソースのセットによる送信をブランキングしたかを判定することと
をさらに備える請求項2に記載の方法。
【請求項14】
前記制御ブランキング・メッセージが、低再使用制御チャネルで送信される請求項2に記載の方法。
【請求項15】
データ・リソースのセットをブランキングする要求を含むリソース・ブランキング・メッセージを、前記低再使用制御チャネルで送信することをさらに備える請求項14に記載の方法。
【請求項16】
ダウンリンク・リソースに対応する前記制御リソースのセットをブランキングすることを要求するダウンリンク制御ブランキング・メッセージを受信することと、
前記制御リソースのセットに少なくとも部分的に基づいて前記制御ブランキング要求を生成することと
をさらに備える請求項1に記載の方法。
【請求項17】
データ・リソースのセットをブランキングすることを要求するダウンリンク・リソース・ブランキング・メッセージを、前記制御リソースのセットで受信することをさらに備える請求項16に記載の方法。
【請求項18】
前記データ・リソースのセットに対するアップリンク・データ・リソース・ブランキング要求を生成することと、
前記アップリンク・データ・リソース・ブランキング要求を、前記1または複数の干渉元デバイスへ送信することと
をさらに備える請求項17に記載の方法。
【請求項19】
前記データ・リソースのセットで通信することをさらに備える請求項18に記載の方法。
【請求項20】
前記ダウンリンク制御ブランキング・メッセージは、低再使用制御チャネルで受信される請求項16に記載の方法。
【請求項21】
前記ダウンリンク制御ブランキング・メッセージは、前記制御リソースのセットのチャネル化を定義するキーを備える請求項16に記載の方法。
【請求項22】
前記キーは、前記ダウンリンク制御ブランキング・メッセージを送信するデバイスのパイロット識別子とシステム時間とに対応する請求項21に記載の方法。
【請求項23】
前記ダウンリンク制御ブランキング・メッセージは、前記1または複数の干渉元デバイスを示す請求項16に記載の方法。
【請求項24】
データ・リソースのセットをブランキングするためのリソース・ブランキング要求を、前記制御ブランキング要求とともに、前記1または複数の干渉元デバイスへ送信することと、
前記データ・リソースのセットで、前記別のデバイスと通信することと
をさらに備える請求項1に記載の方法。
【請求項25】
前記制御ブランキング要求は、ユニキャスト送信、ブロードキャスト送信、またはマルチキャスト送信として送信される請求項1に記載の方法。
【請求項26】
無線通信装置であって、
制御リソースのセットをブランキングすることを求める制御ブランキング要求を、1または複数の干渉元デバイスへ送り、前記制御リソースのセットによって、制御情報を別のデバイスへ送信するように構成された少なくとも1つのプロセッサと、
前記少なくとも1つのプロセッサに接続されたメモリと
を備える無線通信装置。
【請求項27】
前記少なくとも1つのプロセッサはさらに、ダウンリンク・リソースのセットから前記制御リソースのセットを決定するように構成され、
前記少なくとも1つのプロセッサは、前記制御ブランキング要求を、制御ブランキング・メッセージの一部として、前記1または複数の干渉元デバイスへ送信するように構成された請求項26に記載の無線通信装置。
【請求項28】
前記少なくとも1つのプロセッサはさらに、ブランキングするためのアップリンク制御リソースのセットを示す別の制御ブランキング要求を、前記制御リソースのセットで、前記1または複数の干渉元デバイスへ送信するように構成された請求項27に記載の無線通信装置。
【請求項29】
前記制御情報は、ブランキングするためのデータ・リソースのセットを示すリソース・ブランキング要求を備えるダウンリンク・リソース・ブランキング・メッセージを含む請求項28に記載の無線通信装置。
【請求項30】
前記少なくとも1つのプロセッサはさらに、前記データ・リソースのセットで、前記別のデバイスへデータを通信するように構成された請求項29に記載の無線通信装置。
【請求項31】
前記制御情報は、前記別のデバイスのためのダウンリンク・リソース許可を含む請求項28に記載の無線通信装置。
【請求項32】
前記少なくとも1つのプロセッサはさらに、ブランキングするためのデータ・リソースのセットを指定するリソース・ブランキング要求を、前記1または複数の干渉元デバイスへ送信するように構成された請求項27に記載の無線通信装置。
【請求項33】
前記少なくとも1つのプロセッサはさらに、前記データ・リソースのセットで、前記別のデバイスへデータを通信するように構成された請求項32に記載の無線通信装置。
【請求項34】
前記少なくとも1つのプロセッサはさらに、ブランキングするためのデータ・リソースのセットを指定するリソース・ブランキング要求を、前記1または複数の干渉元デバイスへ通信するように構成された請求項27に記載の無線通信装置。
【請求項35】
前記少なくとも1つのプロセッサはさらに、前記データ・リソースのセットで、前記別のデバイスと通信するように構成された請求項34に記載の無線通信装置。
【請求項36】
前記少なくとも1つのプロセッサはさらに、前記別のデバイスにアップリンク許可を送信するように構成された請求項27に記載の無線通信装置。
【請求項37】
前記制御ブランキング・メッセージはさらに、前記制御リソースのセットのチャネル化に関連するキーを含む請求項27に記載の無線通信装置。
【請求項38】
前記少なくとも1つのプロセッサは、前記制御ブランキング・メッセージを、低再使用制御チャネルで送信する請求項27に記載の無線通信装置。
【請求項39】
前記少なくとも1つのプロセッサはさらに、ダウンリンク・リソースに対応する前記制御リソースのセットをブランキングすることを要求するダウンリンク制御ブランキング・メッセージを受信し、前記制御リソースのセットに少なくとも部分的に基づいて前記制御ブランキング要求を生成するように構成された請求項26に記載の無線通信装置。
【請求項40】
前記少なくとも1つのプロセッサはさらに、データ・リソースのセットをブランキングすることを要求するダウンリンク・リソース・ブランキング・メッセージを、前記制御リソースのセットで受信するように構成された請求項39に記載の無線通信装置。
【請求項41】
前記少なくとも1つのプロセッサはさらに、前記データ・リソースのセットに対するアップリンク・データ・リソース・ブランキング要求を生成し、前記アップリンク・データ・リソース・ブランキング要求を、前記1または複数の干渉元デバイスへ送信するように構成された請求項40に記載の無線通信装置。
【請求項42】
前記少なくとも1つのプロセッサはさらに、前記データ・リソースのセットで通信するように構成された請求項41に記載の無線通信装置。
【請求項43】
前記少なくとも1つのプロセッサはさらに、データ・リソースのセットをブランキングするためのリソース・ブランキング要求を、前記制御ブランキング要求とともに、前記1または複数の干渉元デバイスへ送信し、前記データ・リソースのセットで、前記別のデバイスと通信するように構成された請求項26に記載の無線通信装置。
【請求項44】
装置であって、
制御リソースのセットをブランキングすることを求める制御ブランキング要求を、1または複数の干渉元デバイスへ送る手段と、
前記制御リソースのセットによって、制御情報を別のデバイスへ通信する手段と
を備える装置。
【請求項45】
前記制御ブランキング要求を送信する手段は、ダウンリンク制御リソースから前記制御リソースのセットを選択し、前記制御ブランキング要求を、制御ブランキング・メッセージで、前記1または複数の干渉元デバイスへ送信する請求項44に記載の装置。
【請求項46】
前記制御ブランキング要求を送信する手段は、ブランキングするためのアップリンク制御リソースのセットを指定する別の制御ブランキング要求を、前記1または複数の干渉元デバイスへ送信する請求項45に記載の装置。
【請求項47】
前記制御情報は、ブランキングするためのデータ・リソースのセットを指定するリソース・ブランキング要求を備えるダウンリンク・リソース・ブランキング・メッセージを含む請求項46に記載の装置。
【請求項48】
前記データ・リソースのセットで、前記別のデバイスへデータを通信する手段をさらに備える請求項47に記載の装置。
【請求項49】
前記制御情報を通信する手段は、前記データ・リソースのセット、または、前記制御リソースのセットに関連するフィードバックを受信するために、前記別のデバイスへパイロット信号を送信する請求項47に記載の装置。
【請求項50】
前記制御情報は、前記別のデバイスのためのダウンリンク・リソース許可を含む請求項46に記載の装置。
【請求項51】
ブランキングするためのデータ・リソースのセットを指定するリソース・ブランキング要求を、前記1または複数の干渉元デバイスへ送信する手段をさらに備える請求項45に記載の装置。
【請求項52】
前記データ・リソースのセットで、前記別のデバイスとデータを通信することをさらに備える請求項51に記載の装置。
【請求項53】
前記制御情報は、前記別のデバイスのためのアップリンク許可を含む請求項45に記載の装置。
【請求項54】
前記制御ブランキング・メッセージはさらに、ホッピング・パターンのような制御リソースのセットのチャネル化に関連するキーを含む請求項45に記載の装置。
【請求項55】
前記キーをパイロット識別子およびシステム時間から生成する手段をさらに備える請求項54に記載の装置。
【請求項56】
前記制御ブランキング・メッセージが、低再使用制御チャネルで送信される請求項45に記載の装置。
【請求項57】
ダウンリンク・リソースに対応する前記制御リソースのセットをブランキングすることを要求するダウンリンク制御ブランキング・メッセージを受信する手段をさらに備え、
前記制御ブランキング要求を送る手段はさらに、前記制御リソースのセットに少なくとも部分的に基づいて前記制御ブランキング要求を生成する請求項44に記載の装置。
【請求項58】
データ・リソースのセットをブランキングすることを要求するダウンリンク・リソース・ブランキング・メッセージを、前記制御リソースのセットで受信する手段をさらに備える請求項57に記載の装置。
【請求項59】
前記データ・リソースのセットに対するアップリンク・データ・リソース・ブランキング要求を生成し、前記アップリンク・データ・リソース・ブランキング要求を、前記1または複数の干渉元デバイスへ送信する手段をさらに備える請求項58に記載の装置。
【請求項60】
前記データ・リソースのセットで通信する手段をさらに備える請求項59に記載の装置。
【請求項61】
前記ダウンリンク制御ブランキング・メッセージは、低再使用制御チャネルで受信される請求項57に記載の装置。
【請求項62】
前記ダウンリンク制御ブランキング・メッセージは、ホッピング・パターンのような前記制御リソースのセットのチャネル化を定義するキーを備える請求項57に記載の装置。
【請求項63】
前記キーは、前記ダウンリンク制御ブランキング・メッセージを送信するデバイスのパイロット識別子とシステム時間とに対応する請求項62に記載の装置。
【請求項64】
前記ダウンリンク制御ブランキング・メッセージは、前記1または複数の干渉元デバイスを示す請求項57に記載の装置。
【請求項65】
前記制御ブランキング要求を送る手段は、データ・リソースのセットをブランキングするためのリソース・ブランキング要求を、前記制御ブランキング要求とともに、前記1または複数の干渉元デバイスへ送信することを含む請求項44に記載の装置。
【請求項66】
前記制御ブランキング要求は、ユニキャスト送信、ブロードキャスト送信、またはマルチキャスト送信として送信される請求項44に記載の装置。
【請求項67】
コンピュータ読取可能媒体を備えるコンピュータ・プログラム製品であって、
前記コンピュータ読取可能媒体は、
少なくとも1つのコンピュータに対して、制御リソースのセットをブランキングすることを求める制御ブランキング要求を、1または複数の干渉元デバイスへ送信させるためのコードと、
前記少なくとも1つのコンピュータに対して、前記制御リソースのセットで別のデバイスと制御情報を通信させるためのコードと
を備えるコンピュータ・プログラム製品。
【請求項68】
前記コンピュータ読取可能媒体はさらに、前記少なくとも1つのコンピュータに対して、利用可能なダウンリンク制御リソースから前記制御リソースのセットを選択させるためのコードをさらに備え、
前記制御ブランキング要求を送信することは、前記制御ブランキング要求を備える制御ブランキング・メッセージを、前記1または複数の干渉元デバイスへ送信することを含む請求項67に記載のコンピュータ・プログラム製品。
【請求項69】
前記コンピュータ読取可能媒体はさらに、前記少なくとも1つのコンピュータに対して、ブランキングするためのアップリンク制御リソースのセットを指定する別の制御ブランキング要求を、前記制御リソースのセットで、前記1または複数の干渉元デバイスへ送信させるためのコードを備える請求項68に記載のコンピュータ・プログラム製品。
【請求項70】
前記制御情報は、ブランキングするためのデータ・リソースのセットを指定するリソース・ブランキング要求を備えるダウンリンク・リソース・ブランキング・メッセージを含む請求項69に記載のコンピュータ・プログラム製品。
【請求項71】
前記コンピュータ読取可能媒体はさらに、前記少なくとも1つのコンピュータに対して、前記データ・リソースのセットで、前記別のデバイスへデータを通信させるためのコードをさらに備える請求項70に記載のコンピュータ・プログラム製品。
【請求項72】
前記制御情報は、前記別のデバイスのためのダウンリンク・リソース許可を含む請求項69に記載のコンピュータ・プログラム製品。
【請求項73】
前記コンピュータ読取可能媒体はさらに、前記少なくとも1つのコンピュータに対して、ブランキングするためのデータ・リソースのセットを指定するリソース・ブランキング要求を、前記1または複数の干渉元デバイスへ送信させるためのコードを備える請求項68に記載のコンピュータ・プログラム製品。
【請求項74】
前記コンピュータ読取可能媒体はさらに、前記少なくとも1つのコンピュータに対して、前記データ・リソースのセットで、前記別のデバイスとデータを通信させるためのコードをさらに備える請求項73に記載のコンピュータ・プログラム製品。
【請求項75】
前記コンピュータ読取可能媒体はさらに、前記少なくとも1つのコンピュータに対して、前記別のデバイスにアップリンク許可を送信させるためのコードを備える請求項68に記載のコンピュータ・プログラム製品。
【請求項76】
前記制御ブランキング・メッセージはさらに、前記制御リソースのセットのチャネル化に関連するキーを含む請求項68に記載のコンピュータ・プログラム製品。
【請求項77】
前記コンピュータ読取可能媒体はさらに、
前記少なくとも1つのコンピュータに対して、ダウンリンク・リソースに対応する前記制御リソースのセットをブランキングすることを要求するダウンリンク制御ブランキング・メッセージを受信させるためのコードと、
前記少なくとも1つのコンピュータに対して、前記制御リソースのセットに少なくとも部分的に基づいて前記制御ブランキング要求を生成させるためのコードと
を備える請求項68に記載のコンピュータ・プログラム製品。
【請求項78】
前記コンピュータ読取可能媒体はさらに、前記少なくとも1つのコンピュータに対して、データ・リソースのセットをブランキングすることを要求するダウンリンク・リソース・ブランキング・メッセージを、前記制御リソースのセットで受信させるためのコードをさらに備える請求項77に記載のコンピュータ・プログラム製品。
【請求項79】
前記コンピュータ読取可能媒体はさらに、
前記少なくとも1つのコンピュータに対して、前記データ・リソースのセットに対するアップリンク・データ・リソース・ブランキング要求を生成させるためのコードと、
前記少なくとも1つのコンピュータに対して、前記アップリンク・データ・リソース・ブランキング要求を、前記1または複数の干渉元デバイスへ送信させるためのコードと
を備える請求項78に記載のコンピュータ・プログラム製品。
【請求項80】
前記コンピュータ読取可能媒体はさらに、前記少なくとも1つのコンピュータに対して、前記データ・リソースのセットで通信させるためのコードを備える請求項79に記載のコンピュータ・プログラム製品。
【請求項81】
前記ダウンリンク制御ブランキング・メッセージは、前記1または複数の干渉元デバイスを示す請求項77に記載のコンピュータ・プログラム製品。
【請求項82】
前記コンピュータ読取可能媒体はさらに、
前記少なくとも1つのコンピュータに対して、データ・リソースのセットをブランキングするためのリソース・ブランキング要求を、前記制御ブランキング要求とともに、前記1または複数の干渉元デバイスへ送信させるためのコードと、
前記少なくとも1つのコンピュータに対して、前記データ・リソースのセットで、前記別のデバイスと通信させるためのコードと
を備える請求項67に記載のコンピュータ・プログラム製品。
【請求項83】
装置であって、
制御リソースのセットをブランキングすることを求める制御ブランキング要求を、1または複数の干渉元デバイスへ送信する制御ブランキング要求構成要素と、
前記制御リソースのセットで、別のデバイスとの間で制御情報の送信または受信を行う制御通信構成要素と
を備える装置。
【請求項84】
前記制御ブランキング要求構成要素は、ダウンリンク制御リソースのセットから前記制御リソースのセットを選択し、前記制御ブランキング要求を、制御ブランキング・メッセージで、前記1または複数の干渉元デバイスへ送る制御ブランキング・メッセージ構成要素である請求項83に記載の装置。
【請求項85】
前記制御ブランキング・メッセージ構成要素は、ブランキングするためのアップリンク制御リソースのセットを指定する別の制御ブランキング要求を、前記1または複数の干渉元デバイスへ送信する請求項84に記載の装置。
【請求項86】
前記制御情報は、ブランキングするためのデータ・リソースのセットを指定するリソース・ブランキング要求を備えるダウンリンク・リソース・ブランキング・メッセージを含む請求項85に記載の装置。
【請求項87】
前記データ・リソースのセットで、前記別のデバイスとの間でデータの送信または受信を行うデータ通信構成要素をさらに備える請求項86に記載の装置。
【請求項88】
前記制御情報は、前記別のデバイスのためのダウンリンク・リソース許可を含む請求項85に記載の装置。
【請求項89】
ブランキングするためのデータ・リソースのセットを指定するリソース・ブランキング要求を、前記1または複数の干渉元デバイスへ送信するリソース・ブランキング・メッセージ構成要素をさらに備える請求項84に記載の装置。
【請求項90】
前記データ・リソースのセットで、前記別のデバイスとデータを送信または受信するデータ通信構成要素をさらに備える請求項89に記載の装置。
【請求項91】
前記制御情報は、前記別のデバイスのためのアップリンク・リソース許可を含む請求項84に記載の装置。
【請求項92】
前記制御ブランキング・メッセージはさらに、ホッピング・パターンのような制御リソースのセットのチャネル化に関連するキーを含む請求項84に記載の装置。
【請求項93】
ダウンリンク・リソースに対応する前記制御リソースのセットをブランキングすることを要求するダウンリンク制御ブランキング・メッセージを取得するメッセージ受信構成要素をさらに備え、
前記制御ブランキング要求構成要素は、前記制御リソースのセットに少なくとも部分的に基づいて、前記制御ブランキング要求を生成する請求項83に記載の装置。
【請求項94】
前記メッセージ受信構成要素は、データ・リソースのセットのブランキングを要求するダウンリンク・リソース・ブランキング・メッセージを、前記制御リソースのセットで受信する請求項93に記載の装置。
【請求項95】
前記データ・リソースのセットのためのアップリンク・データ・リソース・ブランキング要求を生成し、前記アップリンク・データ・リソース・ブランキング要求を、前記1または複数の干渉元デバイスへ送信するリソース・ブランキング・メッセージ構成要素をさらに備える請求項94に記載の装置。
【請求項96】
前記データ・リソースのセットでデータを送信または受信するデータ通信構成要素をさらに備える請求項95に記載の装置。
【請求項97】
前記ダウンリンク制御ブランキング・メッセージは、前記1または複数の干渉元デバイスを示す請求項93に記載の装置。
【請求項98】
前記制御ブランキング要求構成要素は、データ・リソースのセットをブランキングするためのリソース・ブランキング要求を、前記制御ブランキング要求とともに、前記1または複数の干渉元デバイスへ送信する請求項83に記載の装置。
【請求項99】
方法であって、
制御リソースのセットをブランキングすることを求めるダウンリンク制御ブランキング要求を受信することと、
アップリンク制御リソースである前記制御リソースのセットのうちの少なくとも一部をローカルにブランキングすること
を備える方法。
【請求項100】
データ・リソースのセットをブランキングすることを要求するダウンリンク・リソース・ブランキング・メッセージを受信することをさらに備える請求項99に記載の方法。
【請求項101】
前記ダウンリンク制御ブランキング要求は、低再使用制御チャネルで受信される請求項99に記載の方法。
【請求項102】
前記ダウンリンク制御ブランキング要求は、前記制御リソースのセットに関連するホッピング・パターンを定義するキーを備える請求項99に記載の方法。
【請求項103】
前記キーは、前記ダウンリンク制御ブランキング要求を送信するデバイスのパイロット識別子およびシステム時間に対応する請求項102に記載の方法。
【請求項104】
無線通信装置であって、
1または複数の干渉元のデバイスまたはeNBにおいて、1または複数の制御リソースをブランキングすることに関連する制御ブランキング要求を取得し、アップリンク制御リソースである前記1または複数の制御リソースをブランキングするように構成された少なくとも1つのプロセッサと、
前記少なくとも1つのプロセッサに接続されたメモリと
を備える無線通信装置。
【請求項105】
前記少なくとも1つのプロセッサはさらに、前記1または複数の干渉元デバイスまたはeNBによるデータ・リソースのブランキングを要求することに関連するリソース・ブランキング・メッセージを取得するように構成された請求項104に記載の無線通信装置。
【請求項106】
前記少なくとも1つのプロセッサはさらに、前記データ・リソースによって前記制御ブランキング要求を送信するデバイスと通信するように構成された請求項105に記載の無線通信装置。
【請求項107】
装置であって、
ブランキングされるべき制御リソースのセットを示すダウンリンク制御ブランキング要求を受信する手段と、
アップリンク制御リソースである前記制御リソースのセットをローカルにブランキングする手段と
を備える装置。
【請求項108】
前記ダウンリンク制御ブランキング要求を受信する手段はさらに、ブランキングされるべきデータ・リソースのセットを示すリソース・ブランキング・メッセージを、前記制御リソースのセットによって受信する請求項107に記載の装置。
【請求項109】
前記ダウンリンク制御ブランキング要求を受信する手段はさらに、低再使用専用制御チャネルによって前記ダウンリンク制御ブランキング要求を受信する請求項107に記載の装置。
【請求項110】
コンピュータ読取可能媒体を備えるコンピュータ・プログラム製品であって、
前記コンピュータ読取可能媒体は、
少なくとも1つのコンピュータに対して、制御リソースのセットをブランキングすることを指定するダウンリンク制御ブランキング要求を受信させるためのコードと、
前記少なくとも1つのコンピュータに対して、アップリンク制御リソースである前記制御リソースのセットのうちの少なくとも一部をローカルにブランキングさせるためのコードと
を備えるコンピュータ・プログラム製品。
【請求項111】
前記コンピュータ読取可能媒体はさらに、前記少なくとも1つのコンピュータに対して、データ・リソースのセットをブランキングすることを要求するダウンリンク・リソース・ブランキング・メッセージを受信させるためのコードを備える請求項110に記載のコンピュータ・プログラム製品。
【請求項112】
前記ダウンリンク制御ブランキング要求は、低再使用制御チャネルで受信される請求項110に記載のコンピュータ・プログラム製品。
【請求項113】
前記ダウンリンク制御ブランキング要求は、前記制御リソースのセットに関連するホッピング・パターンを定義するキーを備える請求項110に記載のコンピュータ・プログラム製品。
【請求項114】
前記キーは、前記ダウンリンク制御ブランキング要求を送信するデバイスのパイロット識別子およびシステム時間に対応する請求項113に記載のコンピュータ・プログラム製品。
【請求項115】
装置であって、
ブランキングされるべき制御リソースのセットを示すダウンリンク制御ブランキング要求を取得するメッセージ受信構成要素と、
アップリンク制御リソースである前記制御リソースのセットをローカルにブランキングする制御ブランキング構成要素と
を備える装置。
【請求項116】
前記メッセージ受信構成要素はさらに、ブランキングされるべきデータ・リソースのセットを示すリソース・ブランキング・メッセージを、前記制御リソースのセットによって受信する請求項115に記載の装置。
【請求項117】
前記メッセージ受信構成要素はさらに、低再使用専用制御チャネルによって前記ダウンリンク制御ブランキング要求を受信する請求項115に記載の装置。
【請求項1】
方法であって、
制御リソースのセットをブランキングすることを求める制御ブランキング要求を、1または複数の干渉元デバイスへ送信することと、
前記制御リソースのセットによって、別のデバイスと制御情報を通信することと
を備える方法。
【請求項2】
利用可能なダウンリンク制御リソースから前記制御リソースのセットを選択することをさらに備え、
前記制御ブランキング要求を送信することは、前記制御ブランキング要求を備える制御ブランキング・メッセージを、前記1または複数の干渉元デバイスへ送信することを含む請求項1に記載の方法。
【請求項3】
ブランキングするためのアップリンク制御リソースのセットを指定する別の制御ブランキング要求を、前記制御リソースのセットで、前記1または複数の干渉元デバイスへ送信することをさらに備える請求項2に記載の方法。
【請求項4】
前記制御情報は、ブランキングするためのデータ・リソースのセットを指定するリソース・ブランキング要求を備えるダウンリンク・リソース・ブランキング・メッセージを含む請求項3に記載の方法。
【請求項5】
前記データ・リソースのセットで、前記別のデバイスへデータを通信することをさらに備える請求項4に記載の方法。
【請求項6】
前記制御情報は、前記別のデバイスのためのダウンリンク・リソース許可を含む請求項3に記載の方法。
【請求項7】
前記データ・リソースのセット、または、前記制御リソースのセットによって、品質に関連するフィードバックを受信するために、前記別のデバイスへパイロット信号を送信することをさらに備える請求項3に記載の方法。
【請求項8】
ブランキングするためのデータ・リソースのセットを指定するリソース・ブランキング要求を、前記1または複数の干渉元デバイスへ送信することをさらに備える請求項2に記載の方法。
【請求項9】
前記データ・リソースのセットで、前記別のデバイスとデータを通信することをさらに備える請求項8に記載の方法。
【請求項10】
前記別のデバイスにアップリンク許可を送信することをさらに備える請求項2に記載の方法。
【請求項11】
前記制御ブランキング・メッセージはさらに、前記制御リソースのセットのチャネル化に関連するキーを含む請求項2に記載の方法。
【請求項12】
前記キーをパイロット識別子およびシステム時間から生成することをさらに備える請求項11に記載の方法。
【請求項13】
パイロット・インジケータ信号を受信することと、
パイロット信号に少なくとも部分的に基づいて、前記1または複数の干渉元デバイスが、前記制御リソースのセットによる送信をブランキングしたかを判定することと
をさらに備える請求項2に記載の方法。
【請求項14】
前記制御ブランキング・メッセージが、低再使用制御チャネルで送信される請求項2に記載の方法。
【請求項15】
データ・リソースのセットをブランキングする要求を含むリソース・ブランキング・メッセージを、前記低再使用制御チャネルで送信することをさらに備える請求項14に記載の方法。
【請求項16】
ダウンリンク・リソースに対応する前記制御リソースのセットをブランキングすることを要求するダウンリンク制御ブランキング・メッセージを受信することと、
前記制御リソースのセットに少なくとも部分的に基づいて前記制御ブランキング要求を生成することと
をさらに備える請求項1に記載の方法。
【請求項17】
データ・リソースのセットをブランキングすることを要求するダウンリンク・リソース・ブランキング・メッセージを、前記制御リソースのセットで受信することをさらに備える請求項16に記載の方法。
【請求項18】
前記データ・リソースのセットに対するアップリンク・データ・リソース・ブランキング要求を生成することと、
前記アップリンク・データ・リソース・ブランキング要求を、前記1または複数の干渉元デバイスへ送信することと
をさらに備える請求項17に記載の方法。
【請求項19】
前記データ・リソースのセットで通信することをさらに備える請求項18に記載の方法。
【請求項20】
前記ダウンリンク制御ブランキング・メッセージは、低再使用制御チャネルで受信される請求項16に記載の方法。
【請求項21】
前記ダウンリンク制御ブランキング・メッセージは、前記制御リソースのセットのチャネル化を定義するキーを備える請求項16に記載の方法。
【請求項22】
前記キーは、前記ダウンリンク制御ブランキング・メッセージを送信するデバイスのパイロット識別子とシステム時間とに対応する請求項21に記載の方法。
【請求項23】
前記ダウンリンク制御ブランキング・メッセージは、前記1または複数の干渉元デバイスを示す請求項16に記載の方法。
【請求項24】
データ・リソースのセットをブランキングするためのリソース・ブランキング要求を、前記制御ブランキング要求とともに、前記1または複数の干渉元デバイスへ送信することと、
前記データ・リソースのセットで、前記別のデバイスと通信することと
をさらに備える請求項1に記載の方法。
【請求項25】
前記制御ブランキング要求は、ユニキャスト送信、ブロードキャスト送信、またはマルチキャスト送信として送信される請求項1に記載の方法。
【請求項26】
無線通信装置であって、
制御リソースのセットをブランキングすることを求める制御ブランキング要求を、1または複数の干渉元デバイスへ送り、前記制御リソースのセットによって、制御情報を別のデバイスへ送信するように構成された少なくとも1つのプロセッサと、
前記少なくとも1つのプロセッサに接続されたメモリと
を備える無線通信装置。
【請求項27】
前記少なくとも1つのプロセッサはさらに、ダウンリンク・リソースのセットから前記制御リソースのセットを決定するように構成され、
前記少なくとも1つのプロセッサは、前記制御ブランキング要求を、制御ブランキング・メッセージの一部として、前記1または複数の干渉元デバイスへ送信するように構成された請求項26に記載の無線通信装置。
【請求項28】
前記少なくとも1つのプロセッサはさらに、ブランキングするためのアップリンク制御リソースのセットを示す別の制御ブランキング要求を、前記制御リソースのセットで、前記1または複数の干渉元デバイスへ送信するように構成された請求項27に記載の無線通信装置。
【請求項29】
前記制御情報は、ブランキングするためのデータ・リソースのセットを示すリソース・ブランキング要求を備えるダウンリンク・リソース・ブランキング・メッセージを含む請求項28に記載の無線通信装置。
【請求項30】
前記少なくとも1つのプロセッサはさらに、前記データ・リソースのセットで、前記別のデバイスへデータを通信するように構成された請求項29に記載の無線通信装置。
【請求項31】
前記制御情報は、前記別のデバイスのためのダウンリンク・リソース許可を含む請求項28に記載の無線通信装置。
【請求項32】
前記少なくとも1つのプロセッサはさらに、ブランキングするためのデータ・リソースのセットを指定するリソース・ブランキング要求を、前記1または複数の干渉元デバイスへ送信するように構成された請求項27に記載の無線通信装置。
【請求項33】
前記少なくとも1つのプロセッサはさらに、前記データ・リソースのセットで、前記別のデバイスへデータを通信するように構成された請求項32に記載の無線通信装置。
【請求項34】
前記少なくとも1つのプロセッサはさらに、ブランキングするためのデータ・リソースのセットを指定するリソース・ブランキング要求を、前記1または複数の干渉元デバイスへ通信するように構成された請求項27に記載の無線通信装置。
【請求項35】
前記少なくとも1つのプロセッサはさらに、前記データ・リソースのセットで、前記別のデバイスと通信するように構成された請求項34に記載の無線通信装置。
【請求項36】
前記少なくとも1つのプロセッサはさらに、前記別のデバイスにアップリンク許可を送信するように構成された請求項27に記載の無線通信装置。
【請求項37】
前記制御ブランキング・メッセージはさらに、前記制御リソースのセットのチャネル化に関連するキーを含む請求項27に記載の無線通信装置。
【請求項38】
前記少なくとも1つのプロセッサは、前記制御ブランキング・メッセージを、低再使用制御チャネルで送信する請求項27に記載の無線通信装置。
【請求項39】
前記少なくとも1つのプロセッサはさらに、ダウンリンク・リソースに対応する前記制御リソースのセットをブランキングすることを要求するダウンリンク制御ブランキング・メッセージを受信し、前記制御リソースのセットに少なくとも部分的に基づいて前記制御ブランキング要求を生成するように構成された請求項26に記載の無線通信装置。
【請求項40】
前記少なくとも1つのプロセッサはさらに、データ・リソースのセットをブランキングすることを要求するダウンリンク・リソース・ブランキング・メッセージを、前記制御リソースのセットで受信するように構成された請求項39に記載の無線通信装置。
【請求項41】
前記少なくとも1つのプロセッサはさらに、前記データ・リソースのセットに対するアップリンク・データ・リソース・ブランキング要求を生成し、前記アップリンク・データ・リソース・ブランキング要求を、前記1または複数の干渉元デバイスへ送信するように構成された請求項40に記載の無線通信装置。
【請求項42】
前記少なくとも1つのプロセッサはさらに、前記データ・リソースのセットで通信するように構成された請求項41に記載の無線通信装置。
【請求項43】
前記少なくとも1つのプロセッサはさらに、データ・リソースのセットをブランキングするためのリソース・ブランキング要求を、前記制御ブランキング要求とともに、前記1または複数の干渉元デバイスへ送信し、前記データ・リソースのセットで、前記別のデバイスと通信するように構成された請求項26に記載の無線通信装置。
【請求項44】
装置であって、
制御リソースのセットをブランキングすることを求める制御ブランキング要求を、1または複数の干渉元デバイスへ送る手段と、
前記制御リソースのセットによって、制御情報を別のデバイスへ通信する手段と
を備える装置。
【請求項45】
前記制御ブランキング要求を送信する手段は、ダウンリンク制御リソースから前記制御リソースのセットを選択し、前記制御ブランキング要求を、制御ブランキング・メッセージで、前記1または複数の干渉元デバイスへ送信する請求項44に記載の装置。
【請求項46】
前記制御ブランキング要求を送信する手段は、ブランキングするためのアップリンク制御リソースのセットを指定する別の制御ブランキング要求を、前記1または複数の干渉元デバイスへ送信する請求項45に記載の装置。
【請求項47】
前記制御情報は、ブランキングするためのデータ・リソースのセットを指定するリソース・ブランキング要求を備えるダウンリンク・リソース・ブランキング・メッセージを含む請求項46に記載の装置。
【請求項48】
前記データ・リソースのセットで、前記別のデバイスへデータを通信する手段をさらに備える請求項47に記載の装置。
【請求項49】
前記制御情報を通信する手段は、前記データ・リソースのセット、または、前記制御リソースのセットに関連するフィードバックを受信するために、前記別のデバイスへパイロット信号を送信する請求項47に記載の装置。
【請求項50】
前記制御情報は、前記別のデバイスのためのダウンリンク・リソース許可を含む請求項46に記載の装置。
【請求項51】
ブランキングするためのデータ・リソースのセットを指定するリソース・ブランキング要求を、前記1または複数の干渉元デバイスへ送信する手段をさらに備える請求項45に記載の装置。
【請求項52】
前記データ・リソースのセットで、前記別のデバイスとデータを通信することをさらに備える請求項51に記載の装置。
【請求項53】
前記制御情報は、前記別のデバイスのためのアップリンク許可を含む請求項45に記載の装置。
【請求項54】
前記制御ブランキング・メッセージはさらに、ホッピング・パターンのような制御リソースのセットのチャネル化に関連するキーを含む請求項45に記載の装置。
【請求項55】
前記キーをパイロット識別子およびシステム時間から生成する手段をさらに備える請求項54に記載の装置。
【請求項56】
前記制御ブランキング・メッセージが、低再使用制御チャネルで送信される請求項45に記載の装置。
【請求項57】
ダウンリンク・リソースに対応する前記制御リソースのセットをブランキングすることを要求するダウンリンク制御ブランキング・メッセージを受信する手段をさらに備え、
前記制御ブランキング要求を送る手段はさらに、前記制御リソースのセットに少なくとも部分的に基づいて前記制御ブランキング要求を生成する請求項44に記載の装置。
【請求項58】
データ・リソースのセットをブランキングすることを要求するダウンリンク・リソース・ブランキング・メッセージを、前記制御リソースのセットで受信する手段をさらに備える請求項57に記載の装置。
【請求項59】
前記データ・リソースのセットに対するアップリンク・データ・リソース・ブランキング要求を生成し、前記アップリンク・データ・リソース・ブランキング要求を、前記1または複数の干渉元デバイスへ送信する手段をさらに備える請求項58に記載の装置。
【請求項60】
前記データ・リソースのセットで通信する手段をさらに備える請求項59に記載の装置。
【請求項61】
前記ダウンリンク制御ブランキング・メッセージは、低再使用制御チャネルで受信される請求項57に記載の装置。
【請求項62】
前記ダウンリンク制御ブランキング・メッセージは、ホッピング・パターンのような前記制御リソースのセットのチャネル化を定義するキーを備える請求項57に記載の装置。
【請求項63】
前記キーは、前記ダウンリンク制御ブランキング・メッセージを送信するデバイスのパイロット識別子とシステム時間とに対応する請求項62に記載の装置。
【請求項64】
前記ダウンリンク制御ブランキング・メッセージは、前記1または複数の干渉元デバイスを示す請求項57に記載の装置。
【請求項65】
前記制御ブランキング要求を送る手段は、データ・リソースのセットをブランキングするためのリソース・ブランキング要求を、前記制御ブランキング要求とともに、前記1または複数の干渉元デバイスへ送信することを含む請求項44に記載の装置。
【請求項66】
前記制御ブランキング要求は、ユニキャスト送信、ブロードキャスト送信、またはマルチキャスト送信として送信される請求項44に記載の装置。
【請求項67】
コンピュータ読取可能媒体を備えるコンピュータ・プログラム製品であって、
前記コンピュータ読取可能媒体は、
少なくとも1つのコンピュータに対して、制御リソースのセットをブランキングすることを求める制御ブランキング要求を、1または複数の干渉元デバイスへ送信させるためのコードと、
前記少なくとも1つのコンピュータに対して、前記制御リソースのセットで別のデバイスと制御情報を通信させるためのコードと
を備えるコンピュータ・プログラム製品。
【請求項68】
前記コンピュータ読取可能媒体はさらに、前記少なくとも1つのコンピュータに対して、利用可能なダウンリンク制御リソースから前記制御リソースのセットを選択させるためのコードをさらに備え、
前記制御ブランキング要求を送信することは、前記制御ブランキング要求を備える制御ブランキング・メッセージを、前記1または複数の干渉元デバイスへ送信することを含む請求項67に記載のコンピュータ・プログラム製品。
【請求項69】
前記コンピュータ読取可能媒体はさらに、前記少なくとも1つのコンピュータに対して、ブランキングするためのアップリンク制御リソースのセットを指定する別の制御ブランキング要求を、前記制御リソースのセットで、前記1または複数の干渉元デバイスへ送信させるためのコードを備える請求項68に記載のコンピュータ・プログラム製品。
【請求項70】
前記制御情報は、ブランキングするためのデータ・リソースのセットを指定するリソース・ブランキング要求を備えるダウンリンク・リソース・ブランキング・メッセージを含む請求項69に記載のコンピュータ・プログラム製品。
【請求項71】
前記コンピュータ読取可能媒体はさらに、前記少なくとも1つのコンピュータに対して、前記データ・リソースのセットで、前記別のデバイスへデータを通信させるためのコードをさらに備える請求項70に記載のコンピュータ・プログラム製品。
【請求項72】
前記制御情報は、前記別のデバイスのためのダウンリンク・リソース許可を含む請求項69に記載のコンピュータ・プログラム製品。
【請求項73】
前記コンピュータ読取可能媒体はさらに、前記少なくとも1つのコンピュータに対して、ブランキングするためのデータ・リソースのセットを指定するリソース・ブランキング要求を、前記1または複数の干渉元デバイスへ送信させるためのコードを備える請求項68に記載のコンピュータ・プログラム製品。
【請求項74】
前記コンピュータ読取可能媒体はさらに、前記少なくとも1つのコンピュータに対して、前記データ・リソースのセットで、前記別のデバイスとデータを通信させるためのコードをさらに備える請求項73に記載のコンピュータ・プログラム製品。
【請求項75】
前記コンピュータ読取可能媒体はさらに、前記少なくとも1つのコンピュータに対して、前記別のデバイスにアップリンク許可を送信させるためのコードを備える請求項68に記載のコンピュータ・プログラム製品。
【請求項76】
前記制御ブランキング・メッセージはさらに、前記制御リソースのセットのチャネル化に関連するキーを含む請求項68に記載のコンピュータ・プログラム製品。
【請求項77】
前記コンピュータ読取可能媒体はさらに、
前記少なくとも1つのコンピュータに対して、ダウンリンク・リソースに対応する前記制御リソースのセットをブランキングすることを要求するダウンリンク制御ブランキング・メッセージを受信させるためのコードと、
前記少なくとも1つのコンピュータに対して、前記制御リソースのセットに少なくとも部分的に基づいて前記制御ブランキング要求を生成させるためのコードと
を備える請求項68に記載のコンピュータ・プログラム製品。
【請求項78】
前記コンピュータ読取可能媒体はさらに、前記少なくとも1つのコンピュータに対して、データ・リソースのセットをブランキングすることを要求するダウンリンク・リソース・ブランキング・メッセージを、前記制御リソースのセットで受信させるためのコードをさらに備える請求項77に記載のコンピュータ・プログラム製品。
【請求項79】
前記コンピュータ読取可能媒体はさらに、
前記少なくとも1つのコンピュータに対して、前記データ・リソースのセットに対するアップリンク・データ・リソース・ブランキング要求を生成させるためのコードと、
前記少なくとも1つのコンピュータに対して、前記アップリンク・データ・リソース・ブランキング要求を、前記1または複数の干渉元デバイスへ送信させるためのコードと
を備える請求項78に記載のコンピュータ・プログラム製品。
【請求項80】
前記コンピュータ読取可能媒体はさらに、前記少なくとも1つのコンピュータに対して、前記データ・リソースのセットで通信させるためのコードを備える請求項79に記載のコンピュータ・プログラム製品。
【請求項81】
前記ダウンリンク制御ブランキング・メッセージは、前記1または複数の干渉元デバイスを示す請求項77に記載のコンピュータ・プログラム製品。
【請求項82】
前記コンピュータ読取可能媒体はさらに、
前記少なくとも1つのコンピュータに対して、データ・リソースのセットをブランキングするためのリソース・ブランキング要求を、前記制御ブランキング要求とともに、前記1または複数の干渉元デバイスへ送信させるためのコードと、
前記少なくとも1つのコンピュータに対して、前記データ・リソースのセットで、前記別のデバイスと通信させるためのコードと
を備える請求項67に記載のコンピュータ・プログラム製品。
【請求項83】
装置であって、
制御リソースのセットをブランキングすることを求める制御ブランキング要求を、1または複数の干渉元デバイスへ送信する制御ブランキング要求構成要素と、
前記制御リソースのセットで、別のデバイスとの間で制御情報の送信または受信を行う制御通信構成要素と
を備える装置。
【請求項84】
前記制御ブランキング要求構成要素は、ダウンリンク制御リソースのセットから前記制御リソースのセットを選択し、前記制御ブランキング要求を、制御ブランキング・メッセージで、前記1または複数の干渉元デバイスへ送る制御ブランキング・メッセージ構成要素である請求項83に記載の装置。
【請求項85】
前記制御ブランキング・メッセージ構成要素は、ブランキングするためのアップリンク制御リソースのセットを指定する別の制御ブランキング要求を、前記1または複数の干渉元デバイスへ送信する請求項84に記載の装置。
【請求項86】
前記制御情報は、ブランキングするためのデータ・リソースのセットを指定するリソース・ブランキング要求を備えるダウンリンク・リソース・ブランキング・メッセージを含む請求項85に記載の装置。
【請求項87】
前記データ・リソースのセットで、前記別のデバイスとの間でデータの送信または受信を行うデータ通信構成要素をさらに備える請求項86に記載の装置。
【請求項88】
前記制御情報は、前記別のデバイスのためのダウンリンク・リソース許可を含む請求項85に記載の装置。
【請求項89】
ブランキングするためのデータ・リソースのセットを指定するリソース・ブランキング要求を、前記1または複数の干渉元デバイスへ送信するリソース・ブランキング・メッセージ構成要素をさらに備える請求項84に記載の装置。
【請求項90】
前記データ・リソースのセットで、前記別のデバイスとデータを送信または受信するデータ通信構成要素をさらに備える請求項89に記載の装置。
【請求項91】
前記制御情報は、前記別のデバイスのためのアップリンク・リソース許可を含む請求項84に記載の装置。
【請求項92】
前記制御ブランキング・メッセージはさらに、ホッピング・パターンのような制御リソースのセットのチャネル化に関連するキーを含む請求項84に記載の装置。
【請求項93】
ダウンリンク・リソースに対応する前記制御リソースのセットをブランキングすることを要求するダウンリンク制御ブランキング・メッセージを取得するメッセージ受信構成要素をさらに備え、
前記制御ブランキング要求構成要素は、前記制御リソースのセットに少なくとも部分的に基づいて、前記制御ブランキング要求を生成する請求項83に記載の装置。
【請求項94】
前記メッセージ受信構成要素は、データ・リソースのセットのブランキングを要求するダウンリンク・リソース・ブランキング・メッセージを、前記制御リソースのセットで受信する請求項93に記載の装置。
【請求項95】
前記データ・リソースのセットのためのアップリンク・データ・リソース・ブランキング要求を生成し、前記アップリンク・データ・リソース・ブランキング要求を、前記1または複数の干渉元デバイスへ送信するリソース・ブランキング・メッセージ構成要素をさらに備える請求項94に記載の装置。
【請求項96】
前記データ・リソースのセットでデータを送信または受信するデータ通信構成要素をさらに備える請求項95に記載の装置。
【請求項97】
前記ダウンリンク制御ブランキング・メッセージは、前記1または複数の干渉元デバイスを示す請求項93に記載の装置。
【請求項98】
前記制御ブランキング要求構成要素は、データ・リソースのセットをブランキングするためのリソース・ブランキング要求を、前記制御ブランキング要求とともに、前記1または複数の干渉元デバイスへ送信する請求項83に記載の装置。
【請求項99】
方法であって、
制御リソースのセットをブランキングすることを求めるダウンリンク制御ブランキング要求を受信することと、
アップリンク制御リソースである前記制御リソースのセットのうちの少なくとも一部をローカルにブランキングすること
を備える方法。
【請求項100】
データ・リソースのセットをブランキングすることを要求するダウンリンク・リソース・ブランキング・メッセージを受信することをさらに備える請求項99に記載の方法。
【請求項101】
前記ダウンリンク制御ブランキング要求は、低再使用制御チャネルで受信される請求項99に記載の方法。
【請求項102】
前記ダウンリンク制御ブランキング要求は、前記制御リソースのセットに関連するホッピング・パターンを定義するキーを備える請求項99に記載の方法。
【請求項103】
前記キーは、前記ダウンリンク制御ブランキング要求を送信するデバイスのパイロット識別子およびシステム時間に対応する請求項102に記載の方法。
【請求項104】
無線通信装置であって、
1または複数の干渉元のデバイスまたはeNBにおいて、1または複数の制御リソースをブランキングすることに関連する制御ブランキング要求を取得し、アップリンク制御リソースである前記1または複数の制御リソースをブランキングするように構成された少なくとも1つのプロセッサと、
前記少なくとも1つのプロセッサに接続されたメモリと
を備える無線通信装置。
【請求項105】
前記少なくとも1つのプロセッサはさらに、前記1または複数の干渉元デバイスまたはeNBによるデータ・リソースのブランキングを要求することに関連するリソース・ブランキング・メッセージを取得するように構成された請求項104に記載の無線通信装置。
【請求項106】
前記少なくとも1つのプロセッサはさらに、前記データ・リソースによって前記制御ブランキング要求を送信するデバイスと通信するように構成された請求項105に記載の無線通信装置。
【請求項107】
装置であって、
ブランキングされるべき制御リソースのセットを示すダウンリンク制御ブランキング要求を受信する手段と、
アップリンク制御リソースである前記制御リソースのセットをローカルにブランキングする手段と
を備える装置。
【請求項108】
前記ダウンリンク制御ブランキング要求を受信する手段はさらに、ブランキングされるべきデータ・リソースのセットを示すリソース・ブランキング・メッセージを、前記制御リソースのセットによって受信する請求項107に記載の装置。
【請求項109】
前記ダウンリンク制御ブランキング要求を受信する手段はさらに、低再使用専用制御チャネルによって前記ダウンリンク制御ブランキング要求を受信する請求項107に記載の装置。
【請求項110】
コンピュータ読取可能媒体を備えるコンピュータ・プログラム製品であって、
前記コンピュータ読取可能媒体は、
少なくとも1つのコンピュータに対して、制御リソースのセットをブランキングすることを指定するダウンリンク制御ブランキング要求を受信させるためのコードと、
前記少なくとも1つのコンピュータに対して、アップリンク制御リソースである前記制御リソースのセットのうちの少なくとも一部をローカルにブランキングさせるためのコードと
を備えるコンピュータ・プログラム製品。
【請求項111】
前記コンピュータ読取可能媒体はさらに、前記少なくとも1つのコンピュータに対して、データ・リソースのセットをブランキングすることを要求するダウンリンク・リソース・ブランキング・メッセージを受信させるためのコードを備える請求項110に記載のコンピュータ・プログラム製品。
【請求項112】
前記ダウンリンク制御ブランキング要求は、低再使用制御チャネルで受信される請求項110に記載のコンピュータ・プログラム製品。
【請求項113】
前記ダウンリンク制御ブランキング要求は、前記制御リソースのセットに関連するホッピング・パターンを定義するキーを備える請求項110に記載のコンピュータ・プログラム製品。
【請求項114】
前記キーは、前記ダウンリンク制御ブランキング要求を送信するデバイスのパイロット識別子およびシステム時間に対応する請求項113に記載のコンピュータ・プログラム製品。
【請求項115】
装置であって、
ブランキングされるべき制御リソースのセットを示すダウンリンク制御ブランキング要求を取得するメッセージ受信構成要素と、
アップリンク制御リソースである前記制御リソースのセットをローカルにブランキングする制御ブランキング構成要素と
を備える装置。
【請求項116】
前記メッセージ受信構成要素はさらに、ブランキングされるべきデータ・リソースのセットを示すリソース・ブランキング・メッセージを、前記制御リソースのセットによって受信する請求項115に記載の装置。
【請求項117】
前記メッセージ受信構成要素はさらに、低再使用専用制御チャネルによって前記ダウンリンク制御ブランキング要求を受信する請求項115に記載の装置。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【公表番号】特表2011−526467(P2011−526467A)
【公表日】平成23年10月6日(2011.10.6)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−516684(P2011−516684)
【出願日】平成21年6月25日(2009.6.25)
【国際出願番号】PCT/US2009/048723
【国際公開番号】WO2009/158544
【国際公開日】平成21年12月30日(2009.12.30)
【出願人】(595020643)クゥアルコム・インコーポレイテッド (7,166)
【氏名又は名称原語表記】QUALCOMM INCORPORATED
【Fターム(参考)】
【公表日】平成23年10月6日(2011.10.6)
【国際特許分類】
【出願日】平成21年6月25日(2009.6.25)
【国際出願番号】PCT/US2009/048723
【国際公開番号】WO2009/158544
【国際公開日】平成21年12月30日(2009.12.30)
【出願人】(595020643)クゥアルコム・インコーポレイテッド (7,166)
【氏名又は名称原語表記】QUALCOMM INCORPORATED
【Fターム(参考)】
[ Back to top ]