説明

ヘプシジン及びヘプシジン抗体

本発明は、精製され、正しく折り畳まれたヘプシジン、ヘプシジンを結合する抗体、並びにこのような物質を製造及び使用する方法に関する。ヘプシジン関連疾患を治療する方法も提供される。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
ヒトヘプシジンへ特異的に結合する単離されたモノクローナル抗体であって、前記ヒトヘプシジンが配列番号9に記載されているアミノ酸配列からなり、並びに配列番号9中に位置している残基7と23、10と13、11と19及び14から22の間で形成された4つのジスルフィド結合ループを含む立体構造を有する、単離されたモノクローナル抗体。
【請求項2】
前記抗体が、BIAcore又はKinExAによって測定された場合に、約1×10−7M又はそれ以下のKで前記ヒトヘプシジンへ結合する、請求項1に記載の単離されたモノクローナル抗体。
【請求項3】
前記抗体が、BIAcore又はKinExAによって測定された場合に、約1×10−8M又はそれ以下のKで前記ヒトヘプシジンへ結合する、請求項1に記載の単離されたモノクローナル抗体。
【請求項4】
前記抗体が、BIAcore又はKinExAによって測定された場合に、約1×10−9M又はそれ以下のKで前記ヒトヘプシジンへ結合する、請求項1に記載の単離されたモノクローナル抗体。
【請求項5】
前記抗体がさらにヒトヘプシジンの活性を拮抗する、請求項1に記載の単離されたモノクローナル抗体。
【請求項6】
前記抗体が、フェリチンアッセイによって測定された場合に、約1×10−8M又はそれ以下のEC50でフェリチン発現のレベルを減少させる、請求項1に記載の単離されたモノクローナル抗体。
【請求項7】
前記抗体が約1×10−8M又はそれ以下のEC50で対象中の細胞内鉄レベルを減少させる、請求項1に記載の単離されたモノクローナル抗体。
【請求項8】
前記抗体が対象中の循環鉄レベル又はTsatを増加させる、請求項1に記載の単離されたモノクローナル抗体。
【請求項9】
前記抗体がヘモグロビン若しくはヘマトクリットの少なくとも1つ又は両方の、対象中におけるレベルを増加させる、請求項1に記載の単離されたモノクローナル抗体。
【請求項10】
前記抗体が少なくとも赤血球数、赤血球ヘモグロビン含量若しくは赤血球数の赤血球平均細胞容積の少なくとも1つ又はこれらの何れかの組み合わせを対象中において増加させる、請求項1に記載の単離されたモノクローナル抗体。
【請求項11】
前記抗体が網状赤血球数、網状赤血球ヘモグロビン含量又は網状赤血球数の網状赤血球平均細胞容積の少なくとも1つ又はこれらの何れかの組み合わせを対象中において増加させる、請求項1に記載の単離されたモノクローナル抗体。
【請求項12】
前記抗体が対象の血清中の遊離ヘプシジンのレベルを低下させる、請求項1に記載の単離されたモノクローナル抗体。
【請求項13】
前記レベルが前記対象中において少なくとも約20%低下される、請求項12に記載の単離されたモノクローナル抗体。
【請求項14】
前記対象が哺乳動物である、請求項7から13の何れか一項に記載の単離されたモノクローナル抗体。
【請求項15】
前記哺乳動物がヒトである、請求項14に記載の単離されたモノクローナル抗体。
【請求項16】
抗体が、配列番号9の位置1から5の中に位置する少なくとも1つのアミノ酸を含む前記ヒトヘプシジンのエピトープへ結合する、請求項1に記載の単離されたモノクローナル抗体。
【請求項17】
抗体が、配列番号9の位置10から13の中に位置する少なくとも1つのアミノ酸を含む前記ヒトヘプシジンのエピトープへ結合する、請求項1に記載の単離されたモノクローナル抗体。
【請求項18】
抗体が、配列番号9の位置14から22の中に位置する少なくとも1つのアミノ酸を含む前記ヒトヘプシジンのエピトープへ結合する、請求項1に記載の単離されたモノクローナル抗体。
【請求項19】
抗体が、配列番号9の位置6から25の中に位置する少なくとも1つのアミノ酸を含む前記ヒトヘプシジンのエピトープへ結合する、請求項1に記載の単離されたモノクローナル抗体。
【請求項20】
抗体が、配列番号9の位置10及び13に位置するアミノ酸の間のジスルフィド結合によって形成されたループに結合する、請求項1に記載の単離されたモノクローナル抗体。
【請求項21】
抗体が、配列番号9の位置14及び22に位置するアミノ酸の間のジスルフィド結合によって形成されたループに結合する、請求項1に記載の単離されたモノクローナル抗体。
【請求項22】
抗体が少なくとも2つのループによって形成された前記ヒトヘプシジンのエピトープへ結合し、前記ループの第一が配列番号9の位置10と13に位置するアミノ酸の間のジスルフィド結合によって形成され、及び前記ループの第二が配列番号9の位置14と22に位置するアミノ酸の間のジスルフィド結合によって形成される、請求項1に記載の単離されたモノクローナル抗体。
【請求項23】
配列番号9のヒトヘプシジンへ結合し、及びヘプシジンの鉄制御活性を阻害する単離されたモノクローナル抗体。
【請求項24】
配列番号9のヒトヘプシジンへ結合し、及び循環鉄濃度又はTsatを増加させる、単離されたモノクローナル抗体。
【請求項25】
ヘプシジン(配列番号9)への結合に関して、Ab43、1S1、1S2、1S3、1S4、1S5、2.7、2.41、R9、1C9、3B3、4E1、7A3、9D12、12B9、15E1、18D8、19C1、19D12、19H6、23F11及び26F11からなる群から選択される抗体と少なくとも約75%競合する、請求項1の単離されたモノクローナル抗体。
【請求項26】
配列番号9のヒトヘプシジンへ特異的に結合する単離されたモノクローナル抗体であって、配列番号15又は配列番号13と少なくとも65%同一のアミノ酸配列を有するポリペプチドを含み、前記ポリペプチドが配列番号16から21からなる群から選択される少なくとも1つのアミノ酸配列及び配列番号16から21の何れかに対して少なくとも1つのアミノ酸の変化を含む何れかの配列を含む、単離されたモノクローナル抗体。
【請求項27】
抗体が配列番号16から21からなる群から選択される少なくとも1つのアミノ酸配列を含む、請求項1の単離されたモノクローナル抗体。
【請求項28】
抗体が配列番号16から21からなる群から選択される少なくとも3つのアミノ酸配列を含む、請求項1の単離されたモノクローナル抗体。
【請求項29】
配列番号9のヒトヘプシジンへ特異的に結合する単離されたモノクローナル抗体であって、配列番号27又は配列番号25と少なくとも65%同一のアミノ酸配列を有するポリペプチドを含み、前記ポリペプチドが配列番号28から33からなる群から選択される少なくとも1つのアミノ酸配列及び配列番号28から33の何れかに対して少なくとも1つのアミノ酸の変化を含む何れかの配列を含む、単離されたモノクローナル抗体。
【請求項30】
配列番号28から33からなる群から選択される少なくとも1つのアミノ酸配列を含む、請求項1の単離されたモノクローナル抗体。
【請求項31】
配列番号28から33からなる群から選択される少なくとも3つのアミノ酸配列を含む、請求項1の単離されたモノクローナル抗体。
【請求項32】
配列番号9のヒトヘプシジンへ特異的に結合する単離されたモノクローナル抗体であって、配列番号39又は配列番号37と少なくとも65%同一のアミノ酸配列を有するポリペプチドを含み、前記ポリペプチドが配列番号40から45からなる群から選択される少なくとも1つのアミノ酸配列及び配列番号40から45の何れかに対して少なくとも1つのアミノ酸の変化を含む何れかの配列を含む、単離されたモノクローナル抗体。
【請求項33】
配列番号40から45からなる群から選択される少なくとも1つのアミノ酸配列を含む、請求項1の単離されたモノクローナル抗体。
【請求項34】
配列番号40から45からなる群から選択される少なくとも3つのアミノ酸配列を含む、請求項1の単離されたモノクローナル抗体。
【請求項35】
配列番号74(XASNLES)(Xは、任意のアミノ酸である。)のアミノ酸配列を含む、請求項1の単離されたモノクローナル抗体。
【請求項36】
配列番号75(XQSNEE)(Xは、任意のアミノ酸である。)のアミノ酸配列を含む、請求項1又は35の単離されたモノクローナル抗体。
【請求項37】
配列番号76(QQXNEX)(Xは、任意のアミノ酸である。)のアミノ酸配列を含む、請求項1又は36の単離されたモノクローナル抗体。
【請求項38】
配列番号16(RASESVDSYGNSFMH)のアミノ酸配列を含む、請求項1又は35から37の単離されたモノクローナル抗体。
【請求項39】
配列番号77(WINTXSGVPTYADDFXG)(Xは、任意のアミノ酸である。)のアミノ酸配列を含む、請求項1又は38の単離されたモノクローナル抗体。
【請求項40】
配列番号78(XXYYGX*A*Y)(Xは任意のアミノ酸であり、及び*は不存在であり、又は任意のアミノ酸であり得る。)のアミノ酸配列を含む、請求項1又は39の単離されたモノクローナル抗体。
【請求項41】
配列番号43(TYGMS)のアミノ酸配列を含む、請求項1又は40の単離されたモノクローナル抗体。
【請求項42】
配列番号283(VIXYXXSNKYYADSVKG)(Xは、任意のアミノ酸である。)のアミノ酸配列を含む、請求項1の単離されたモノクローナル抗体。
【請求項43】
配列番号284(WIXAXNGXXXXAXXXQX)(Xは、任意のアミノ酸である。)のアミノ酸配列を含む、請求項1の単離されたモノクローナル抗体。
【請求項44】
配列番号285(AQEGXAPDAFDI)(Xは、任意のアミノ酸である。)のアミノ酸配列を含む、請求項1の単離されたモノクローナル抗体。
【請求項45】
配列番号286(QAWYSSTNVX)(Xは、任意のアミノ酸である。)のアミノ酸配列を含む、請求項1の単離されたモノクローナル抗体。
【請求項46】
配列番号287(QAWDSSTAXX)(Xは、任意のアミノ酸である。)のアミノ酸配列を含む、請求項1の単離されたモノクローナル抗体。
【請求項47】
配列番号288(QSDYSSXXX**)(Xは任意のアミノ酸であり、及び*は不存在であり、又は任意のアミノ酸であり得る。)のアミノ酸配列を含む、請求項1の単離されたモノクローナル抗体。
【請求項48】
配列番号9のヒトヘプシジンへ特異的に結合する単離されたモノクローナル抗体であって、配列番号51又は配列番号49と少なくとも65%同一のアミノ酸配列を有するポリペプチドを含み、前記ポリペプチドが配列番号52から57からなる群から選択される少なくとも1つのアミノ酸配列及び配列番号52から57の何れかに対して少なくとも1つのアミノ酸の変化を含む何れかの配列を含む、単離されたモノクローナル抗体。
【請求項49】
配列番号52から57からなる群から選択される少なくとも1つのアミノ酸配列を含む、請求項1の単離されたモノクローナル抗体。
【請求項50】
配列番号52から57からなる群から選択される少なくとも3つのアミノ酸配列を含む、請求項1の単離されたモノクローナル抗体。
【請求項51】
配列番号9のヒトヘプシジンへ特異的に結合する単離されたモノクローナル抗体であって、配列番号110又は配列番号108と少なくとも65%同一のアミノ酸配列を有するポリペプチドを含み、前記ポリペプチドが配列番号111から116からなる群から選択される少なくとも1つのアミノ酸配列及び配列番号111から116の何れかに対して少なくとも1つのアミノ酸の変化を含む何れかの配列を含む、単離されたモノクローナル抗体。
【請求項52】
配列番号111から116からなる群から選択される少なくとも1つのアミノ酸配列を含む、請求項1の単離されたモノクローナル抗体。
【請求項53】
配列番号111から116からなる群から選択される少なくとも3つのアミノ酸配列を含む、請求項1の単離されたモノクローナル抗体。
【請求項54】
配列番号9のヒトヘプシジンへ特異的に結合する単離されたモノクローナル抗体であって、配列番号120又は配列番号118と少なくとも65%同一のアミノ酸配列を有するポリペプチドを含み、前記ポリペプチドが配列番号121から126からなる群から選択される少なくとも1つのアミノ酸配列及び配列番号121から126の何れかに対して少なくとも1つのアミノ酸の変化を含む何れかの配列を含む、単離されたモノクローナル抗体。
【請求項55】
配列番号121から126からなる群から選択される少なくとも1つのアミノ酸配列を含む、請求項1の単離されたモノクローナル抗体。
【請求項56】
配列番号121から126からなる群から選択される少なくとも3つのアミノ酸配列を含む、請求項1の単離されたモノクローナル抗体。
【請求項57】
配列番号9のヒトヘプシジンへ特異的に結合する単離されたモノクローナル抗体であって、配列番号130又は配列番号128と少なくとも65%同一のアミノ酸配列を有するポリペプチドを含み、前記ポリペプチドが配列番号131から146からなる群から選択される少なくとも1つのアミノ酸配列及び配列番号131から136の何れかに対して少なくとも1つのアミノ酸の変化を含む何れかの配列を含む、単離されたモノクローナル抗体。
【請求項58】
配列番号131から136からなる群から選択される少なくとも1つのアミノ酸配列を含む、請求項1の単離されたモノクローナル抗体。
【請求項59】
配列番号131から136からなる群から選択される少なくとも3つのアミノ酸配列を含む、請求項1の単離されたモノクローナル抗体。
【請求項60】
配列番号9のヒトヘプシジンへ特異的に結合する単離されたモノクローナル抗体であって、配列番号140又は配列番号138と少なくとも65%同一のアミノ酸配列を有するポリペプチドを含み、前記ポリペプチドが配列番号141から146からなる群から選択される少なくとも1つのアミノ酸配列及び配列番号141から146の何れかに対して少なくとも1つのアミノ酸の変化を含む何れかの配列を含む、単離されたモノクローナル抗体。
【請求項61】
配列番号141から146からなる群から選択される少なくとも1つのアミノ酸配列を含む、請求項1の単離されたモノクローナル抗体。
【請求項62】
配列番号141から146からなる群から選択される少なくとも3つのアミノ酸配列を含む、請求項1の単離されたモノクローナル抗体。
【請求項63】
配列番号9のヒトヘプシジンへ特異的に結合する単離されたモノクローナル抗体であって、配列番号150又は配列番号148と少なくとも65%同一のアミノ酸配列を有するポリペプチドを含み、前記ポリペプチドが配列番号151から156からなる群から選択される少なくとも1つのアミノ酸配列及び配列番号151から156の何れかに対して少なくとも1つのアミノ酸の変化を含む何れかの配列を含む、単離されたモノクローナル抗体。
【請求項64】
配列番号151から156からなる群から選択される少なくとも1つのアミノ酸配列を含む、請求項1の単離されたモノクローナル抗体。
【請求項65】
配列番号151から156からなる群から選択される少なくとも3つのアミノ酸配列を含む、請求項1の単離されたモノクローナル抗体。
【請求項66】
配列番号9のヒトヘプシジンへ特異的に結合する単離されたモノクローナル抗体であって、配列番号160又は配列番号158と少なくとも65%同一のアミノ酸配列を有するポリペプチドを含み、前記ポリペプチドが配列番号161から166からなる群から選択される少なくとも1つのアミノ酸配列及び配列番号161から166の何れかに対して少なくとも1つのアミノ酸の変化を含む何れかの配列を含む、単離されたモノクローナル抗体。
【請求項67】
配列番号161から166からなる群から選択される少なくとも1つのアミノ酸配列を含む、請求項1の単離されたモノクローナル抗体。
【請求項68】
配列番号161から166からなる群から選択される少なくとも3つのアミノ酸配列を含む、請求項1の単離されたモノクローナル抗体。
【請求項69】
配列番号9のヒトヘプシジンへ特異的に結合する単離されたモノクローナル抗体であって、配列番号170又は配列番号168と少なくとも65%同一のアミノ酸配列を有するポリペプチドを含み、前記ポリペプチドが配列番号171から176からなる群から選択される少なくとも1つのアミノ酸配列及び配列番号171から176の何れかに対して少なくとも1つのアミノ酸の変化を含む何れかの配列を含む、単離されたモノクローナル抗体。
【請求項70】
配列番号171から176からなる群から選択される少なくとも1つのアミノ酸配列を含む、請求項1の単離されたモノクローナル抗体。
【請求項71】
配列番号171から176からなる群から選択される少なくとも3つのアミノ酸配列を含む、請求項1の単離されたモノクローナル抗体。
【請求項72】
配列番号9のヒトヘプシジンへ特異的に結合する単離されたモノクローナル抗体であって、配列番号313(Ab18D8重可変)又は配列番号311(18D8軽可変)と少なくとも65%同一のアミノ酸配列を有するポリペプチドを含み、前記ポリペプチドが配列番号314から319からなる群から選択される少なくとも1つのアミノ酸配列及び配列番号314から319の何れかに対して少なくとも1つのアミノ酸の変化を含む何れかの配列を含む、単離されたモノクローナル抗体。
【請求項73】
配列番号314から319からなる群から選択される少なくとも1つのアミノ酸配列を含む、請求項1の単離されたモノクローナル抗体。
【請求項74】
配列番号314から319からなる群から選択される少なくとも3つのアミノ酸配列を含む、請求項1の単離されたモノクローナル抗体。
【請求項75】
配列番号9のヒトヘプシジンへ特異的に結合する単離されたモノクローナル抗体であって、配列番号323又は配列番号321と少なくとも65%同一のアミノ酸配列を有するポリペプチドを含み、前記ポリペプチドが配列番号324から329からなる群から選択される少なくとも1つのアミノ酸配列及び配列番号324から329の何れかに対して少なくとも1つのアミノ酸の変化を含む何れかの配列を含む、単離されたモノクローナル抗体。
【請求項76】
配列番号324から329からなる群から選択される少なくとも1つのアミノ酸配列を含む、請求項1の単離されたモノクローナル抗体。
【請求項77】
配列番号324から329からなる群から選択される少なくとも3つのアミノ酸配列を含む、請求項1の単離されたモノクローナル抗体。
【請求項78】
配列番号9のヒトヘプシジンへ特異的に結合する単離されたモノクローナル抗体であって、配列番号293又は配列番号291と少なくとも65%同一のアミノ酸配列を有するポリペプチドを含み、前記ポリペプチドが配列番号294から299からなる群から選択される少なくとも1つのアミノ酸配列及び配列番号294から299の何れかに対して少なくとも1つのアミノ酸の変化を含む何れかの配列を含む、単離されたモノクローナル抗体。
【請求項79】
配列番号294から299からなる群から選択される少なくとも1つのアミノ酸配列を含む、請求項1の単離されたモノクローナル抗体。
【請求項80】
配列番号294から299からなる群から選択される少なくとも3つのアミノ酸配列を含む、請求項1の単離されたモノクローナル抗体。
【請求項81】
配列番号9のヒトヘプシジンへ特異的に結合する単離されたモノクローナル抗体であって、配列番号303又は配列番号301と少なくとも65%同一のアミノ酸配列を有するポリペプチドを含み、前記ポリペプチドが配列番号304から309からなる群から選択される少なくとも1つのアミノ酸配列及び配列番号304から309の何れかに対して少なくとも1つのアミノ酸の変化を含む何れかの配列を含む、単離されたモノクローナル抗体。
【請求項82】
配列番号304から309からなる群から選択される少なくとも1つのアミノ酸配列を含む、請求項1の単離されたモノクローナル抗体。
【請求項83】
配列番号304から309からなる群から選択される少なくとも3つのアミノ酸配列を含む、請求項1の単離されたモノクローナル抗体。
【請求項84】
配列番号9のヒトヘプシジンへ特異的に結合する単離されたモノクローナル抗体であって、配列番号180又は配列番号178と少なくとも65%同一のアミノ酸配列を有するポリペプチドを含み、前記ポリペプチドが配列番号181から186からなる群から選択される少なくとも1つのアミノ酸配列及び配列番号181から186の何れかに対して少なくとも1つのアミノ酸の変化を含む何れかの配列を含む、単離されたモノクローナル抗体。
【請求項85】
配列番号181から186からなる群から選択される少なくとも1つのアミノ酸配列を含む、請求項1の単離されたモノクローナル抗体。
【請求項86】
配列番号181から186からなる群から選択される少なくとも3つのアミノ酸配列を含む、請求項1の単離されたモノクローナル抗体。
【請求項87】
配列番号9のヒトヘプシジンへ特異的に結合する単離されたモノクローナル抗体であって、配列番号190又は配列番号188と少なくとも65%同一のアミノ酸配列を有するポリペプチドを含み、前記ポリペプチドが配列番号191から196からなる群から選択される少なくとも1つのアミノ酸配列及び配列番号191から196の何れかに対して少なくとも1つのアミノ酸の変化を含む何れかの配列を含む、単離されたモノクローナル抗体。
【請求項88】
配列番号191から196からなる群から選択される少なくとも1つのアミノ酸配列を含む、請求項1の単離されたモノクローナル抗体。
【請求項89】
配列番号191から196からなる群から選択される少なくとも3つのアミノ酸配列を含む、請求項1の単離されたモノクローナル抗体。
【請求項90】
配列番号9のヒトヘプシジンへ特異的に結合する単離されたモノクローナル抗体であって、配列番号202又は配列番号128と少なくとも65%同一のアミノ酸配列を有するポリペプチドを含み、前記ポリペプチドが配列番号131から133及び203から205からなる群から選択される少なくとも1つのアミノ酸配列及び配列番号131から133及び203から205の何れかに対して少なくとも1つのアミノ酸の変化を含む何れかの配列を含む、単離されたモノクローナル抗体。
【請求項91】
配列番号131から133及び203から205からなる群から選択される少なくとも1つのアミノ酸配列を含む、請求項1の単離されたモノクローナル抗体。
【請求項92】
配列番号131から133及び203から205からなる群から選択される少なくとも3つのアミノ酸配列を含む、請求項1の単離されたモノクローナル抗体。
【請求項93】
配列番号9のヒトヘプシジンへ特異的に結合する単離されたモノクローナル抗体であって、配列番号140又は配列番号213と少なくとも65%同一のアミノ酸配列を有するポリペプチドを含み、前記ポリペプチドが配列番号144から146及び214から216からなる群から選択される少なくとも1つのアミノ酸配列及び配列番号144から146及び214から216の何れかに対して少なくとも1つのアミノ酸の変化を含む何れかの配列を含む、単離されたモノクローナル抗体。
【請求項94】
配列番号144から146及び214から216からなる群から選択される少なくとも1つのアミノ酸配列を含む、請求項1の単離されたモノクローナル抗体。
【請求項95】
配列番号144から146及び214から216からなる群から選択される少なくとも3つのアミノ酸配列を含む、請求項1の単離されたモノクローナル抗体。
【請求項96】
配列番号9のヒトヘプシジンへ特異的に結合する単離されたモノクローナル抗体であって、配列番号160又は配列番号224と少なくとも65%同一のアミノ酸配列を有するポリペプチドを含み、前記ポリペプチドが配列番号164から166及び225から227からなる群から選択される少なくとも1つのアミノ酸配列並びに配列番号164から166及び225から227の何れかに対して少なくとも1つのアミノ酸の変化を含む何れかの配列を含む、単離されたモノクローナル抗体。
【請求項97】
配列番号164から166及び225から227からなる群から選択される少なくとも1つのアミノ酸配列を含む、請求項1の単離されたモノクローナル抗体。
【請求項98】
配列番号164から166及び225から227からなる群から選択される少なくとも3つのアミノ酸配列を含む、請求項1の単離されたモノクローナル抗体。
【請求項99】
配列番号9のヒトヘプシジンへ特異的に結合する単離されたモノクローナル抗体であって、配列番号170又は配列番号235と少なくとも65%同一のアミノ酸配列を有するポリペプチドを含み、前記ポリペプチドが配列番号174から176及び236から238からなる群から選択される少なくとも1つのアミノ酸配列並びに配列番号174から176及び236から238の何れかに対して少なくとも1つのアミノ酸の変化を含む何れかの配列を含む、単離されたモノクローナル抗体。
【請求項100】
配列番号174から176及び236から238からなる群から選択される少なくとも1つのアミノ酸配列を含む、請求項1の単離されたモノクローナル抗体。
【請求項101】
配列番号174から176及び236から238からなる群から選択される少なくとも3つのアミノ酸配列を含む、請求項1の単離されたモノクローナル抗体。
【請求項102】
配列番号9のヒトヘプシジンへ特異的に結合する単離されたモノクローナル抗体であって、配列番号190又は配列番号246と少なくとも65%同一のアミノ酸配列を有するポリペプチドを含み、前記ポリペプチドが配列番号194から196及び247から249からなる群から選択される少なくとも1つのアミノ酸配列並びに配列番号194から196及び247から249の何れかに対して少なくとも1つのアミノ酸の変化を含む何れかの配列を含む、単離されたモノクローナル抗体。
【請求項103】
配列番号194から146及び247から249からなる群から選択される少なくとも1つのアミノ酸配列を含む、請求項1の単離されたモノクローナル抗体。
【請求項104】
配列番号194から196及び247から249からなる群から選択される少なくとも3つのアミノ酸配列を含む、請求項1の単離されたモノクローナル抗体。
【請求項105】
抗体が配列番号16、28、40、52、111、121、131、141、151、161、171、181、191、214、225、236、247、294、304、314及び324からなる群から選択されるアミノ酸配列、配列番号17、29、41、53、112、122、132、142、152、162、172、182、192、215、226、237、248、295、305、315及び325からなる群から選択されるアミノ酸配列並びに配列番号18、30、42、54、113、123、133、143、153、163、173、183、193、216、227、238、249、296、306、316及び326からなる群から選択されるアミノ酸配列を含む、請求項1の単離されたモノクローナル抗体。
【請求項106】
抗体が配列番号19、31、43、55、114、124、134、144、154、164、174、184、194、203、297、307、317及び327からなる群から選択されるアミノ酸配列、配列番号20、32、44、56、115、125、135、145、155、165、175、185、195、204、298、308、318及び328からなる群から選択されるアミノ酸配列並びに配列番号21、33、45、57、116、126、136、146、156、166、176、186、196、205、299、309、319及び329からなる群から選択されるアミノ酸配列を含む、請求項1の単離されたモノクローナル抗体。
【請求項107】
抗体が配列番号15、配列番号13、配列番号27、配列番号25、配列番号39、配列番号37、配列番号51、配列番号49、配列番号110、配列番号108、配列番号120、配列番号118、配列番号130、配列番号128、配列番号140、配列番号138、配列番号150、配列番号148、配列番号160、配列番号158、配列番号170、配列番号168、配列番号180、配列番号178、配列番号190、配列番号188、配列番号202、配列番号212、配列番号218、配列番号224、配列番号235、配列番号246、配列番号293、配列番号291、配列番号303、配列番号301、配列番号313、配列番号311、配列番号323及び配列番号321からなる群から選択されるアミノ酸配列と少なくとも90%同一のアミノ酸配列を含む、請求項1の単離されたモノクローナル抗体。
【請求項108】
重鎖及び軽鎖を含む単離されたモノクローナル抗体であって、重鎖が配列番号207のアミノ酸20から467を含み、及び軽鎖が配列番号220のアミノ酸21から234を含む、単離されたモノクローナル抗体。
【請求項109】
重鎖及び軽鎖を含む単離されたモノクローナル抗体であって、重鎖が配列番号233のアミノ酸20から466を含み、及び軽鎖が配列番号218のアミノ酸23から234を含む、単離されたモノクローナル抗体。
【請求項110】
重鎖及び軽鎖を含む単離されたモノクローナル抗体であって、重鎖が配列番号255のアミノ酸20から466を含み、及び軽鎖が配列番号229のアミノ酸23から234を含む、単離されたモノクローナル抗体。
【請求項111】
重鎖及び軽鎖を含む単離されたモノクローナル抗体であって、重鎖が配列番号259のアミノ酸20から466を含み、及び軽鎖が配列番号240のアミノ酸23から234を含む、単離されたモノクローナル抗体。
【請求項112】
重鎖及び軽鎖を含む単離されたモノクローナル抗体であって、重鎖が配列番号267のアミノ酸20から466を含み、及び軽鎖が配列番号251のアミノ酸23から234を含む、単離されたモノクローナル抗体。
【請求項113】
前記抗体がキメラ、ヒト化又は完全なヒト抗体である、請求項1から112の何れか一項の単離されたモノクローナル抗体。
【請求項114】
前記抗体がキメラ化されており、キメラ化がマウスとヒトの間であり、又はラクダとヒトの間である、請求項113の単離されたモノクローナル抗体。
【請求項115】
モノクローナル抗体がヒト化抗体である、請求項1から112の何れか一項の単離されたモノクローナル抗体。
【請求項116】
モノクローナル抗体が一本鎖Fv抗体断片である、請求項1から112の何れか一項の単離されたモノクローナル抗体。
【請求項117】
モノクローナル抗体がFab断片、F(ab’)断片、Fd、ドメイン抗体(dAb)、ダイアボディ、マキシボディ又はナノボディである、請求項1から112の何れか一項の単離されたモノクローナル抗体。
【請求項118】
抗体がヒト抗体である、請求項1から112の何れか一項の単離されたモノクローナル抗体。
【請求項119】
ヒトコンセンサス抗体配列、ヒト生殖系列抗体配列又はヒト生殖系列コンセンサス抗体配列であるフレームワークアミノ酸配列を含む、請求項1から112の何れか一項の単離されたモノクローナル抗体。
【請求項120】
抗体がIgA、IgG、IgE、IgD又はIgMイソタイプの抗体である、請求項1から112の何れか一項の単離されたモノクローナル抗体。
【請求項121】
抗体がIgG1、IgG2、IgG3又はIgG4イソタイプの抗体である、請求項1から112の何れか一項の単離されたモノクローナル抗体。
【請求項122】
ヒトヘプシジン(配列番号9)及びカニクイザルヘプシジン(配列番号6)の両方を結合する、請求項1から112の何れか一項の単離されたモノクローナル抗体。
【請求項123】
ヒトヘプシジン(配列番号9)及びマウスヘプシジン(配列番号80)の両方を結合する、請求項1から112の何れか一項の単離されたモノクローナル抗体。
【請求項124】
配列番号9と少なくとも70%同一であり、及び8つのシステイン残基を有する25アミノ酸からなるポリペプチドへも結合する、請求項1に記載の単離されたモノクローナル抗体。
【請求項125】
前記ポリペプチドが配列番号2の位置59から83に位置するアミノ酸からなる、請求項124に記載の単離されたモノクローナル抗体。
【請求項126】
前記ポリペプチドが配列番号6に記載されているアミノ酸配列からなる、請求項125に記載の単離されたモノクローナル抗体。
【請求項127】
検出可能な標識を含む、請求項1から126の何れか一項の単離されたモノクローナル抗体。
【請求項128】
請求項1から127の何れか一項の抗体をコードするヌクレオチド配列を含む、単離された核酸分子。
【請求項129】
制御調節配列へ作用可能に連結された、請求項128の核酸分子を含む発現ベクター。
【請求項130】
請求項129のベクター又は請求項128の核酸分子を含む宿主細胞。
【請求項131】
抗体を生産するために請求項130の宿主細胞を使用する方法であって、抗体を生産するために核酸が発現されるような適切な条件下で、請求項130の宿主細胞を培養することを含む、方法。
【請求項132】
宿主細胞培養物から抗体を回収することをさらに含む、請求項131の方法。
【請求項133】
請求項1から126の何れか一項の抗体及び医薬として許容される担体、希釈剤又は賦形剤を含む、組成物。
【請求項134】
生物試料中のヒトヘプシジンの存在を検出する方法であって、配列番号9の成熟ヒトヘプシジンへのモノクローナル抗体の結合を可能とする条件下で、請求項1から127の何れか一項に記載されているモノクローナル抗体の少なくとも1つとともに生物試料を温置すること、及び結合されたモノクローナル抗体又は結合されたヘプシジンを検出することを含む、方法。
【請求項135】
モノクローナル抗体が抗体1S1と同じエピトープに結合し、又は配列番号9の成熟ヒトヘプシジンへの結合に関して抗体1S1と約75%競合する、請求項134の方法。
【請求項136】
配列番号9の成熟ヘプシジンを結合する第二のモノクローナル抗体とともに試料を温置することをさらに含む、請求項135の方法。
【請求項137】
第二のモノクローナル抗体が抗体23F11と同じエピトープに結合し、又は配列番号9の成熟ヒトヘプシジンへの結合に関して抗体23F11と約75%競合する、請求項136の方法。
【請求項138】
第二のモノクローナル抗体が抗体15E1と同じエピトープに結合し、又は配列番号9の成熟ヒトヘプシジンへの結合に関して抗体15E1と約75%競合する、請求項136の方法。
【請求項139】
第二のモノクローナル抗体が抗体12B9と同じエピトープに結合し、又は配列番号9の成熟ヒトヘプシジンへの結合に関して抗体12B9と約75%競合する、請求項136の方法。
【請求項140】
モノクローナル抗体が抗体12B9と同じエピトープに結合し、又は配列番号9の成熟ヒトヘプシジンへの結合に関して抗体12B9と約75%競合する、請求項134の方法。
【請求項141】
配列番号9の成熟ヘプシジンを結合する第二のモノクローナル抗体とともに試料を温置することをさらに含む、請求項140の方法。
【請求項142】
第二のモノクローナル抗体が抗体18D8と同じエピトープに結合し、又は配列番号9の成熟ヒトヘプシジンへの結合に関して抗体18D8と約75%競合する、請求項141の方法。
【請求項143】
第二のモノクローナル抗体が抗体19C1と同じエピトープに結合し、又は配列番号9の成熟ヒトヘプシジンへの結合に関して抗体19C1と約75%競合する、請求項141の方法。
【請求項144】
第二のモノクローナル抗体が抗体19D12と同じエピトープに結合し、又は配列番号9の成熟ヒトヘプシジンへの結合に関して抗体19D12と約75%競合する、請求項141の方法。
【請求項145】
第二のモノクローナル抗体が抗体19H6と同じエピトープに結合し、又は配列番号9の成熟ヒトヘプシジンへの結合に関して抗体19H6と約75%競合する、請求項141の方法。
【請求項146】
第二のモノクローナル抗体が抗体1S1と同じエピトープに結合し、又は配列番号9の成熟ヒトヘプシジンへの結合に関して抗体1S1と約75%競合する、請求項141の方法。
【請求項147】
モノクローナル抗体が抗体23F11と同じエピトープに結合し、又は配列番号9の成熟ヒトヘプシジンへの結合に関して抗体23F11と約75%競合する、請求項134の方法。
【請求項148】
配列番号9の成熟ヘプシジンを結合する第二のモノクローナル抗体とともに試料を温置することをさらに含む、請求項147の方法。
【請求項149】
第二のモノクローナル抗体が抗体18D8と同じエピトープに結合し、又は配列番号9の成熟ヒトヘプシジンへの結合に関して抗体18D8と約75%競合する、請求項148の方法。
【請求項150】
第二のモノクローナル抗体が抗体19C1と同じエピトープに結合し、又は配列番号9の成熟ヒトヘプシジンへの結合に関して抗体19C1と約75%競合する、請求項148の方法。
【請求項151】
第二のモノクローナル抗体が抗体19D12と同じエピトープに結合し、又は配列番号9の成熟ヒトヘプシジンへの結合に関して抗体19D12と約75%競合する、請求項148の方法。
【請求項152】
第二のモノクローナル抗体が抗体19H6と同じエピトープに結合し、又は配列番号9の成熟ヒトヘプシジンへの結合に関して抗体19H6と約75%競合する、請求項148の方法。
【請求項153】
第二のモノクローナル抗体が抗体15E1と同じエピトープに結合し、又は配列番号9の成熟ヒトヘプシジンへの結合に関して抗体1S1と約75%競合する、請求項148の方法。
【請求項154】
第二のモノクローナル抗体が抗体3B3と同じエピトープに結合し、又は配列番号9の成熟ヒトヘプシジンへの結合に関して抗体3B3と約75%競合する、請求項148の方法。
【請求項155】
モノクローナル抗体が抗体15E1と同じエピトープに結合し、又は配列番号9の成熟ヒトヘプシジンへの結合に関して抗体15E1と約75%競合する、請求項134の方法。
【請求項156】
配列番号9の成熟ヘプシジンを結合する第二のモノクローナル抗体とともに試料を温置することをさらに含む、請求項155の方法。
【請求項157】
第二のモノクローナル抗体が抗体1S1と同じエピトープに結合し、又は配列番号9の成熟ヒトヘプシジンへの結合に関して抗体1S1と約75%競合する、請求項156の方法。
【請求項158】
配列番号9の成熟ヘプシジンを結合するポリクローナル抗体とともに試料を温置することをさらに含む、請求項134の方法。
【請求項159】
モノクローナル抗体が固体支持体上に固定化されている、請求項158に記載の方法。
【請求項160】
ポリクローナル抗体が標識されている、請求項159の方法。
【請求項161】
ポリクローナル抗体が固体支持体上に固定化されている、請求項158の方法。
【請求項162】
モノクローナル抗体が標識されている、請求項161の方法。
【請求項163】
抗体が固体支持体上に固定化されており、及び結合されたヘプシジンを検出するために、請求項1から127に記載の何れか一項に記載の第二の抗体とヘプシジンを接触させることをさらに含む、請求項134の方法。
【請求項164】
前記生物試料がヒトから単離される、請求項134に記載の方法。
【請求項165】
前記生物試料が、血漿、血清、尿及びこれらから得られる何れかの画分からなる群から選択される、請求項134に記載の方法。
【請求項166】
第二の抗体が固体支持体上に固定化された抗体によって認識されるものと異なるエピトープを認識する、請求項163に記載の方法。
【請求項167】
第二の抗体が標識されている、請求項163に記載の方法。
【請求項168】
試料中のヘプシジンの量を定量することを含む、請求項164に記載の方法。
【請求項169】
既知量の精製されたヘプシジン標準を前記抗体とともに温置することを含む、請求項134に記載の方法。
【請求項170】
既知量の複数のヘプシジン標準を用いて標準曲線を決定することを含む、請求項169に記載の方法。
【請求項171】
前記方法が競合的酵素連結免疫吸着検定法(ELISA)である、請求項134に記載の方法。
【請求項172】
生物試料中のヒトヘプシジンを検出するためのイムノアッセイキットであって、請求項1から127の何れか一項の1つ又はそれ以上の抗体、及び任意選択で標準としての精製されたヘプシジンを含む、イムノアッセイキット。
【請求項173】
生物試料中のヒトヘプシジンを検出するためのイムノアッセイキットであって、
(a)配列番号9に記載されているアミノ酸配列からなるヒトヘプシジンへ特異的に結合する抗体を含む捕捉剤、及び
(b)(a)における抗体によって認識されるものと異なるエピトープにおいて前記ヒトヘプシジンへ結合する請求項1から127の何れか一項の抗体を含む検出試薬、
を含む、イムノアッセイキット。
【請求項174】
捕捉剤がポリクローナル抗体である、請求項173のキット。
【請求項175】
生物試料中のヒトヘプシジンを検出するためのイムノアッセイキットであって、
(a)配列番号9に記載されているアミノ酸配列からなるヒトヘプシジンへ特異的に結合する抗体を含む検出試薬、及び
(b)(a)における抗体によって認識されるものと異なるエピトープにおいて前記ヒトヘプシジンへ結合する請求項1から127の何れか一項の抗体を含む捕捉試薬、
を含む、イムノアッセイキット。
【請求項176】
検出試薬がポリクローナル抗体である、請求項175のキット。
【請求項177】
精製されたヘプシジンを標準としてさらに含む、請求項173又は175に記載のイムノアッセイキット。
【請求項178】
捕捉剤がAb43、1S1、1S2、1S3、1S4、1S5、2.7、2.41、R9、1C9、3B3、4El、7A3、9D12、12B9、18D8、19C1、19D12、19H6、15E1、23F11及び26F11からなる群から選択される抗体を含む、請求項173に記載のイムノアッセイキット。
【請求項179】
ヘプシジン関連疾患を診断する方法であって、
(a)ヒトヘプシジンへの抗体の結合を可能とする条件下で、請求項1から127の何れか一項に記載されている抗体の少なくとも1つと、ヘプシジン関連疾患を有することが疑われているヒトから得られた生物試料を接触させること、並びに
(b)前記抗体に結合されたヘプシジンを検出及び/又は定量すること
を含み、(b)において定量された、閾値レベルを上回る前記試料中のヘプシジンの量がヘプシジン関連疾患の存在を示唆し、閾値レベルを下回る前記試料中のヘプシジンの量がヘプシジン関連疾患の不存在を示唆する、方法。
【請求項180】
抗体が固体支持体上に固定化されている、請求項179の方法。
【請求項181】
前記疾患が、貧血、敗血症、炎症の貧血、癌の貧血、化学療法によって誘発される貧血、慢性炎症性貧血、うっ血性心不全、終末段階腎疾患、慢性腎臓病(段階I、II、III、IV又はV)、鉄欠乏性貧血、鉄恒常性の障害、フェロポーティン病、ヘモクロマトーシス、糖尿病、炎症、関節リウマチ、アテローム性動脈硬化症、腫瘍、脈管炎、全身性紅斑性狼瘡、異常ヘモグロビン症及び赤血球病からなる群から選択される、請求項179に記載の方法。
【請求項182】
炎症性疾患を非炎症性疾患から識別する方法であって、
(a)ヒトヘプシジンへの抗体の結合を可能とする条件下で、請求項1から127の何れか一項に記載されている抗体の少なくとも1つと、炎症性疾患を有することが疑われているヒトから得られた生物試料を接触させること、並びに
(b)抗体に結合されたヘプシジンへ検出及び又は定量すること、
を含み、
(b)において定量された、閾値レベルを上回るヘプシジンの量が炎症性疾患の存在を示唆し、及び閾値レベルを下回るヘプシジンの量が炎症性疾患の不存在を示唆する、方法。
【請求項183】
抗体が固体支持体上に固定化されている、請求項182の方法。
【請求項184】
炎症性疾患が、癌の貧血、慢性疾患の貧血、炎症の貧血、化学療法によって誘発された貧血、慢性腎臓病(段階I、II、III、IV又はV)、終末段階の腎臓病、慢性腎不全、うっ血性心不全、癌、関節リウマチ、全身性紅斑性狼瘡、クローン病、H.ピロリ感染又は他の細菌感染症、C型肝炎、HIV及び他のウイルス疾患、動脈硬化症、アテローム性動脈硬化症、肝硬変、肝炎、膵炎、敗血症、脈管炎、鉄欠乏症、貧血、低色素性小球性貧血及びヘプシジン過剰を伴う症状である、請求項182に記載の方法。
【請求項185】
ヘプシジンアンタゴニストが投与されている治療を監視する方法であって、
(a)ヒトヘプシジンへの抗体の結合を可能とする条件下で、請求項1から127の何れか一項に記載されている抗体の少なくとも1つと、ヘプシジンアンタゴニストを投与されたヒトから得られた生物試料を接触させること、並びに
(b)抗体に結合されたヘプシジンを検出及び/又は定量すること、
を含み、
(b)において定量された、閾値レベルを上回るヘプシジンの量が、ヘプシジンアンタゴニストの用量が治療的に有効でないことを示唆し、前記閾値レベルを下回るヘプシジンの量が、ヘプシジンアンタゴニストの用量が治療的に有効であることを示唆する、方法。
【請求項186】
抗体が固体支持体上に固定化されている、請求項185の方法。
【請求項187】
鉄恒常性の障害の治療を必要としている対象における鉄恒常性の障害を治療する方法であって、請求項1から126の何れか一項のモノクローナル抗体を前記対象へ投与することを含む、方法。
【請求項188】
鉄恒常性の障害が、貧血、敗血症、炎症の貧血、癌の貧血、化学療法によって誘発された貧血、慢性炎症性貧血、うっ血性心不全、終末段階腎疾患、慢性腎臓病(段階I、II、III、IV又はV)、鉄欠乏性貧血、鉄恒常性の障害、フェロポーティン病、ヘモクロマトーシス、糖尿病、炎症、関節リウマチ、動脈硬化症、腫瘍、脈管炎、全身性紅斑性狼瘡、異常ヘモグロビン症及び赤血球病からなる群から選択される、請求項187に記載の方法。
【請求項189】
請求項133の組成物を投与することを含む、ヘプシジンの上昇したレベルを有する哺乳動物を治療する方法。
【請求項190】
請求項133の組成物を投与することを含む、貧血を有する哺乳動物を治療する方法。
【請求項191】
哺乳動物が、貧血、敗血症、炎症の貧血、癌の貧血、慢性炎症性貧血、うっ血性心不全、終末段階腎疾患、慢性腎臓病(段階I、II、III、IV又はV)、鉄欠乏性貧血、鉄恒常性の疾患、フェロポーティン病、ヘモクロマトーシス、糖尿病、炎症、関節リウマチ、動脈硬化症、腫瘍、脈管炎、全身性紅斑性狼瘡、異常ヘモグロビン症、赤血球病に罹患しているヒトである、請求項190の方法。
【請求項192】
請求項133の組成物を含むバイアル又は予め充填された注射器。
【請求項193】
治療を必要としている哺乳動物を治療する方法であって、前記哺乳動物に、(a)約10−7M又はそれ以下のKで、配列番号9からなるヒトヘプシジンを結合する抗体及び(b)エリスロポエチン、エリスロポエチン変形物及びエリスロポエチンを結合する抗体からなる群から選択される赤血球新生刺激物質を投与することを含む、方法。
【請求項194】
ヒトヘプシジンを結合する抗体と赤血球新生刺激物質が同じ組成物中に存在する、請求項193の方法。
【請求項195】
前記患者に鉄を投与することをさらに含む、請求項193又は194の方法。
【請求項196】
鉄が経口又は全身投与される、請求項195の方法。
【請求項197】
約10−7M又はそれ以下のKで、配列番号9からなるヒトヘプシジンを結合する抗体を投与することを含む、赤血球新生刺激物質での治療に対して低応答性である哺乳動物を治療する方法。
【請求項198】
赤血球新生刺激物質を投与することをさらに含む、請求項197の方法。
【請求項199】
哺乳動物が、敗血症、貧血、炎症の貧血、癌の貧血、化学療法によって誘発された貧血、うっ血性心不全、終末段階の腎疾患、慢性腎臓病(段階I、II、III、IV又はV)、鉄欠乏性貧血、鉄恒常性の障害、フェロポーティン病、ヘモクロマトーシス、糖尿病、関節リウマチ、動脈硬化症、腫瘍、脈管炎、全身性紅斑性狼瘡、異常ヘモグロビン症、赤血球病及び腎不全からなる群から選択される症状に罹患している、請求項193から198の何れか一項の方法。
【請求項200】
哺乳動物が貧血に罹患している、請求項193から198の何れか一項の方法。
【請求項201】
抗体がキメラ抗体、ヒト化抗体、ヒト抗体、抗体断片及び一本鎖抗体からなる群から選択される、請求項193から200の何れか一項の方法。
【請求項202】
哺乳動物がヒトである、請求項193から201の何れか一項の方法。
【請求項203】
赤血球新生刺激物質が配列番号72のヒトエリスロポエチンである、請求項193から196及び198から202の何れか一項の方法。
【請求項204】
赤血球新生刺激物質が配列番号73のダルベポエチンαである、請求項193から196及び198から202の何れか一項の方法。
【請求項205】
請求項1から126の何れか一項の抗体と赤血球新生刺激物質を含む、上昇したヘプシジンレベルに関連する障害又は鉄恒常性の障害を伴う疾患を治療するためのキット。
【請求項206】
抗体及び赤血球新生刺激物質が1つのバイアル中に存在する、請求項205のキット。
【請求項207】
経口投与又は全身投与のための鉄をさらに含む、請求項206のキット。
【請求項208】
鉄及び抗体が1つのバイアル中に存在する、請求項207のキット。
【請求項209】
赤血球新生刺激物質及び鉄が1つのバイアル中に存在する、請求項207のキット。
【請求項210】
上昇したヘプシジンレベルに関連する疾患又は鉄恒常性の障害を伴う疾患を治療するためのキットであって、請求項1から126の何れか一項の抗体及び容器に付着され又は同封されたラベルを含み、ラベルが赤血球新生刺激物質と一緒の前記抗体の使用を記載している、キット。
【請求項211】
上昇したヘプシジンレベルに関連する疾患を治療するためのキットであって、赤血球新生刺激物質及び容器に付着され又は同封されたラベルとを含み、ラベルが請求項1から126の何れか一項の抗体と一緒の赤血球新生刺激物質の使用を記載している、キット。
【請求項212】
鉄治療と一緒の抗体及び赤血球新生刺激物質の使用を記載したラベルをさらに含む、請求項210又は211のキット。
【請求項213】
赤血球新生刺激物質がエリスロポエチン又はダルベポエチンである、請求項205又は211のキット。
【請求項214】
配列番号96に記載されているアミノ酸配列を含む、生物活性を有する、精製された、非尿性の、非哺乳動物のヒトヘプシジンの組成物であって、ヒトヘプシジンの少なくとも75%がC2−C4ジスルフィド結合、C5−C7ジスルフィド結合、C1−C8ジスルフィド結合及びC3−C6ジスルフィド結合を有する、組成物。
【請求項215】
ヒトヘプシジンへ結合する化合物を同定する方法であって、
請求項214の組成物と候補化合物を接触させること、及び
候補化合物と組成物中のヒトヘプシジンの間の複合体を検出すること
を含み、複合体の検出は、候補化合物がヒトヘプシジンへ結合することを示唆する、方法。
【請求項216】
ヒトヘプシジンへ結合する化合物を同定及び使用する方法であって、
請求項214の組成物と候補化合物を接触させること、及び
候補化合物と組成物中のヒトヘプシジンの間の複合体を検出すること(複合体の検出は、候補化合物がヒトヘプシジンへ結合することを示唆する。)、及び
候補化合物を哺乳動物へ投与すること、
を含む、方法。
【請求項217】
ヒトヘプシジンに対する抗体を作製する方法であって、
免疫グロブリン産生細胞を請求項214の組成物と接触させること、及び
前記細胞によって産生された免疫グロブリンを単離すること
を含む、方法。
【請求項218】
ヒトヘプシジンを結合する能力に関して抗体を含む組成物を検査する方法であって、
抗体を含む組成物を請求項214の組成物と接触させること、及び
抗体とヒトヘプシジンの間の複合体を検出することを含み、複合体の検出は、抗体がヒトヘプシジンへ結合することを示唆する、方法。
【請求項219】
配列番号96に記載されているアミノ酸配列を含むヒトヘプシジンポリペプチドを、生物活性を有する形態へ再折り畳みする方法であって、
(a)変性を促進する条件下で、カオトロピック剤へヒトヘプシジンポリペプチドを曝露すること、
(b)適切に折り畳まれた及び生物活性を有する形態への再生を促進する条件下で、酸化剤へ(a)の生成物を曝露すること、並びに
(c)ヒトヘプシジンポリペプチドの少なくとも75%が少なくともC2−C4ジスルフィド結合とC5−C7ジスルフィド結合を有する、生物活性を有するヒトヘプシジンポリペプチドを含む溶液を回収すること、
を含む、方法。
【請求項220】
(b)がヒトヘプシジンポリペプチドを空気以外の酸化剤と接触させることを含む、請求項219の方法。
【請求項221】
酸化剤がグルタチオンを含む、請求項219の方法。
【請求項222】
(a)が5未満のpHで行われる、請求項219の方法。
【請求項223】
(b)が0.1%未満の酢酸を含有する溶液中で行われる、請求項219の方法。
【請求項224】
(b)が8より大きなpHで行われる、請求項219の方法。
【請求項225】
カオトロピック剤がグアニジン又はその塩である、請求項219の方法。
【請求項226】
グアニジンが約4Mから約6Mの範囲の濃度で存在する、請求項225の方法。
【請求項227】
ヒトヘプシジンポリペプチドを精製することをさらに含む、請求項219から226の何れか一項の方法。
【請求項228】
8つのシステイン全てを保持し、及びC2−C4ジスルフィド結合をさらに保持する配列番号96に記載されているアミノ酸配列と少なくとも70%同一であるアミノ酸配列を含む、ヘプシジンペプチド類縁体。
【請求項229】
8つのシステイン全てを保持し、及びC5−C7ジスルフィド結合をさらに保持する配列番号96に記載されているアミノ酸配列と少なくとも70%同一であるアミノ酸配列を含む、ヘプシジンペプチド類縁体。
【請求項230】
C2−C4ジスルフィド結合をさらに保持する、請求項229のヘプシジン類縁体ペプチド。
【請求項231】
フェロポーティン結合活性を保持する請求項228から230の何れか一項のヘプシジン類縁体ペプチド。
【請求項232】
フェロポーティンを活性化する、請求項231のヘプシジン類縁体ペプチド。
【請求項233】
循環鉄レベルをインビボで減少させる、請求項228から230の何れか一項のヘプシジン類縁体ペプチド。
【請求項234】
フェロポーティン鉄輸送を阻害する、請求項231のヘプシジン類縁体ペプチド。
【請求項235】
配列番号9の成熟ヒトヘプシジンの鉄制御活性を阻害する、請求項228から230の何れか一項のヘプシジン類縁体ペプチド。
【請求項236】
循環鉄レベルをインビボで増加させる、請求項228から230の何れか一項のヘプシジン類縁体ペプチド。
【請求項237】
ヒトヘプシジンへ特異的に結合する単離されたモノクローナル抗体であって、前記ヒトヘプシジンは、配列番号9に記載されたアミノ酸配列からなり、並びに配列番号9中に位置する残基10と13及び14から22の間に形成された少なくとも1つのジスルフィド結合ループを含む立体構造を有する、単離されたモノクローナル抗体。
【請求項238】
抗体が配列番号15、配列番号13、配列番号27、配列番号25、配列番号39、配列番号37、配列番号51、配列番号49、配列番号110、配列番号108、配列番号120、配列番号118、配列番号130、配列番号128、配列番号140、配列番号138、配列番号150、配列番号148、配列番号160、配列番号158、配列番号170、配列番号168、配列番号180、配列番号178、配列番号190、配列番号188、配列番号202、配列番号212、配列番号218、配列番号224、配列番号235、配列番号246、配列番号293、配列番号291、配列番号303、配列番号301、配列番号313、配列番号311、配列番号323及び配列番号321からなる群から選択されるアミノ酸配列と少なくとも95%同一のアミノ酸配列を含む、請求項1の単離されたモノクローナル抗体。
【請求項239】
1つ又は数個のアミノ酸置換、欠失又は付加によって、配列番号15、配列番号13、配列番号27、配列番号25、配列番号39、配列番号37、配列番号51、配列番号49、配列番号110、配列番号108、配列番号120、配列番号118、配列番号130、配列番号128、配列番号140、配列番号138、配列番号150、配列番号148、配列番号160、配列番号158、配列番号170、配列番号168、配列番号180、配列番号178、配列番号190、配列番号188、配列番号202、配列番号212、配列番号218、配列番号224、配列番号235、配列番号246、配列番号293、配列番号291、配列番号303、配列番号301、配列番号313、配列番号311、配列番号323及び配列番号321からなる群から選択されるアミノ酸配列から得られるアミノ酸配列を含み、並びに元のアミノ酸配列の生物活性を有する、請求項1の単離されたモノクローナル抗体。
【請求項240】
前記抗体が、配列番号9と少なくとも80%同一であり、及び8つのシステイン残基を有する25アミノ酸からなるポリペプチドへも結合する、請求項1に記載の単離されたモノクローナル抗体。
【請求項241】
前記抗体が、配列番号9と少なくとも90%同一であり、及び8つのシステイン残基を有する25アミノ酸からなるポリペプチドへも結合する、請求項1に記載の単離されたモノクローナル抗体。
【請求項242】
前記抗体が、配列番号9と少なくとも95%同一であり、及び8つのシステイン残基を有する25アミノ酸からなるポリペプチドへも結合する、請求項1に記載の単離されたモノクローナル抗体。
【請求項243】
前記抗体が、1つ又は数個のアミノ酸置換、欠失又は付加によって、配列番号9のアミノ酸配列から誘導され及び配列番号9の生物活性を有し、並びに8つのシステイン残基を有する、25のアミノ酸からなるポリペプチドにも結合する、請求項1に記載の単離されたモノクローナル抗体。
【請求項244】
アミノ酸配列が配列番号96に記載されているアミノ酸配列と少なくとも80%同一である、請求項228から236のヘプシジンペプチド類縁体。
【請求項245】
アミノ酸配列が配列番号96に記載されているアミノ酸配列と少なくとも90%同一である、請求項228から236のヘプシジンペプチド類縁体。
【請求項246】
アミノ酸配列が、1つ又は数個のアミノ酸置換、欠失又は付加によって、配列番号96に記載されているアミノ酸配列から誘導され、及び配列番号96の生物活性を有する、請求項228から236のヘプシジンペプチド類縁体。
【請求項247】
請求項1から126の何れか一項のモノクローナル抗体を含む、鉄恒常性の障害の治療を必要としている対象における鉄恒常性の障害を治療するための組成物。
【請求項248】
鉄恒常性の障害が、貧血、敗血症、炎症の貧血、癌の貧血、化学療法によって誘発された貧血、慢性炎症性貧血、うっ血性心不全、終末段階腎疾患、慢性腎臓病(段階I、II、III、IV又はV)、鉄欠乏性貧血、鉄恒常性の障害、フェロポーティン病、ヘモクロマトーシス、糖尿病、炎症、関節リウマチ、動脈硬化症、腫瘍、脈管炎、全身性紅斑性狼瘡、異常ヘモグロビン症及び赤血球病からなる群から選択される、請求項247に記載の組成物。
【請求項249】
ヘプシジンの上昇したレベルを有する哺乳動物を治療するための請求項133の組成物。
【請求項250】
貧血を有する哺乳動物を治療するための、請求項133の組成物。
【請求項251】
哺乳動物が、貧血、敗血症、炎症の貧血、癌の貧血、慢性炎症性貧血、うっ血性心不全、終末段階腎疾患、慢性腎臓病(段階I、II、III、IV又はV)、鉄欠乏性貧血、鉄恒常性の疾患、フェロポーティン病、ヘモクロマトーシス、糖尿病、炎症、関節リウマチ、動脈硬化症、腫瘍、脈管炎、全身性紅斑性狼瘡、異常ヘモグロビン症及び赤血球病に罹患しているヒトである、請求項250の組成物。
【請求項252】
約10−7M又はそれ以下のKで、配列番号9からなるヒトヘプシジンを結合する抗体並びにエリスロポエチン、エリスロポエチン変形物及びエリスロポエチンを結合する抗体からなる群から選択される赤血球新生刺激物質を含む、治療を必要としている哺乳動物を治療するための組成物。
【請求項253】
ヒトヘプシジンを結合する抗体と赤血球新生刺激物質が同じ組成物中に存在する、請求項252の組成物。
【請求項254】
方法が鉄をさらに含み、前記鉄は前記患者へ投与されるように調合されている請求項252又は253の組成物。
【請求項255】
鉄が経口又は全身投与されるように調合されている、請求項254の組成物。
【請求項256】
約10−7M又はそれ以下のKで、配列番号9からなるヒトヘプシジンを結合する抗体を含む、赤血球新生刺激物質での治療に対して低応答性である哺乳動物を治療するための組成物。
【請求項257】
赤血球新生刺激物質をさらに含む、請求項256の組成物。
【請求項258】
哺乳動物が、敗血症、貧血、炎症の貧血、癌の貧血、化学療法によって誘発された貧血、うっ血性心不全、終末段階の腎疾患、慢性腎臓病(段階I、II、III、IV又はV)、鉄欠乏性貧血、鉄恒常性の障害、フェロポーティン病、ヘモクロマトーシス、糖尿病、関節リウマチ、動脈硬化症、腫瘍、脈管炎、全身性紅斑性狼瘡、異常ヘモグロビン症、赤血球病及び腎不全からなる群から選択される症状に罹患している、請求項252から257の何れか一項の組成物。
【請求項259】
哺乳動物が貧血に罹患している、請求項252から257の何れか一項の組成物。
【請求項260】
抗体がキメラ抗体、ヒト化抗体、ヒト抗体、抗体断片及び一本鎖抗体からなる群から選択される、請求項252から259の何れか一項の組成物。
【請求項261】
哺乳動物がヒトである、請求項252から260の何れか一項の組成物。
【請求項262】
赤血球新生刺激物質が配列番号72のヒトエリスロポエチンである、請求項252から255及び257から261の何れか一項の組成物。
【請求項263】
赤血球新生刺激物質が配列番号73のダルベポエチンαである、請求項252から255及び257から261の何れか一項の組成物。
【請求項264】
前記抗体がAb43、241及び2.7から選択される抗体である、請求項247から263の何れか一項の組成物。
【請求項265】
工程(c)で回収されたヘプシジンの生物活性形態が、C2−C4又はC5−C7ジスルフィド結合の形成に関して、NEM部分的還元的アルキル化又はフーリエ変換質量分析によって評価される、請求項219に記載の方法。
【請求項266】
請求項219又は請求項265の方法によって取得可能な、生物活性を有する非尿性ヒトヘプシジン。
【請求項267】
請求項266に記載のヒトヘプシジンへ特異的に結合するモノクローナル抗体。
【請求項268】
請求項1から112の何れか一項の抗ヘプシジン抗体と同時投与するための医薬の製造における、赤血球新生刺激物質の使用。

【図1】
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【図2】
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【図3A】
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【図3B】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17A】
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【図17B】
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【図18】
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【図19】
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【図20】
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【図21】
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【図22】
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【図23】
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【図24】
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【図25】
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【図26】
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【図27】
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【図28】
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【図29】
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【図30】
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【図31】
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【図32】
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【図33】
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【図34】
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【公表番号】特表2010−517529(P2010−517529A)
【公表日】平成22年5月27日(2010.5.27)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−548312(P2009−548312)
【出願日】平成20年1月30日(2008.1.30)
【国際出願番号】PCT/US2008/001325
【国際公開番号】WO2008/097461
【国際公開日】平成20年8月14日(2008.8.14)
【出願人】(500049716)アムジエン・インコーポレーテツド (242)
【Fターム(参考)】