説明

ベベルギアケースのカバー

【課題】ベベルギアケースがガタつくことなくカバー内の穀粒除去を効率的に実施することができるようにする。
【解決手段】カバー35を、横及び縦搬送スクリュー27,34の軸心を含む平面を分割面として分割可能な第1半円筒状部36及び第2半円筒状部37から構成し、第1半円筒状部36を脱穀装置の壁部1aに固定し、第2半円筒状部37を第1半円筒状部36に固定し、第2半円筒状部37を縦搬送スクリュー34側に配置される上側部分38と、横搬送スクリュー27側に配置される下側部分39とから構成し、ベベルギアケース41を第1半円筒状部36及び第2半円筒状部37の上側部分38に連結した状態で、第2半円筒状部37の下側部分39を着脱自在にする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、脱穀装置で脱穀処理された穀粒を横方向に搬送する横搬送スクリューと、前記横搬送スクリューから搬送されてきた穀粒を上方に揚送する縦搬送スクリューとを接続するベベルギアケースのカバーに関するものである。
【背景技術】
【0002】
図9に示すように、従来のベベルギアケース41のカバー35は、横搬送スクリュー27の軸心a3及び縦搬送スクリュー34の軸心a4を含む平面を分割面として分割可能な第1半円筒状部36及び第2半円筒状部37から構成されている。このようなカバー35では、脱穀処理を行う際、種類の異なる穀粒の混入を避けるために、第1半円筒状部36又は第2半円筒状部37を取り外して内部に残留する穀粒を除去する必要がある(特許文献1の図9参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2009−5611号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記構成のカバーの内部では、図9に示すように、ベベルギアケース41は第1半円筒状部36及び第2半円筒状部37の両方にボルト43によって連結されている。第1半円筒状部36が脱穀装置の壁部1aに固定されており、第2半円筒状部37が第1半円筒状部36にボルトで固定されている。これにより、カバー35内に残留する穀粒を除去するために第2半円筒状部37を取り外すと、ベベルギアケース41は第1半円筒状部36によって片持ち支持されることとなる。このため、横搬送スクリュー27又は縦搬送スクリュー34を手動で回転させながら穀粒除去を行うと、ベベルギアケース41がガタついて効率良く穀粒を除去することができないことがある。
従って本発明の目的は、ベベルギアケースがガタつくことなくカバー内の穀粒除去を効率的に実施することができるようにすることにある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明に係る第1特徴構成は、脱穀装置で脱穀処理された穀粒を横方向に搬送する横搬送スクリューと、前記横搬送スクリューから搬送されてきた穀粒を上方に揚送する縦搬送スクリューとを接続する、ベベルギアケースのカバーであって、前記横及び縦搬送スクリューの軸心を含む平面を分割面として分割可能な第1半円筒状部及び第2半円筒状部から構成され、前記第1半円筒状部が前記脱穀装置の壁部に固定され、前記第2半円筒状部が前記第1半円筒状部に固定され、前記第2半円筒状部が前記縦搬送スクリュー側に配置される上側部分と、前記横搬送スクリュー側に配置される下側部分とから構成されており、前記ベベルギアケースが前記第1半円筒状部及び前記第2半円筒状部の上側部分に連結された状態で、前記第2半円筒状部の下側部分が着脱自在に構成される点にある。
【0006】
〔作用及び効果〕
本構成によれば、カバー内の穀粒除去を行うために第2半円筒状部の下側部分を取り外したとしても、ベベルギアケースは第1半円筒状部及び第2半円筒状部の上側部分に連結されたまま状態となり、第1半円筒状部及び第2半円筒状部の上側部分により脱穀装置の壁部に支持された状態となる。このため、横又は縦搬送スクリューを手動で回転させてもベベルギアケースはガタつくことはなく、第2半円筒状部から取り外した下側部分の開口から効率良く穀粒を除去することができる。尚、穀粒は下側に滞留するので、第2半円筒状部の上側部分を取り外さなくても下側部分を取り外すだけで十分に穀粒を除去することができる。
【0007】
本発明に係る第2特徴構成は、前記第2半円筒状部の下側部分が、前記第1半円筒状部に対してボルトで連結可能に構成されており、前記ボルトの頭部の長さが、前記第1半円筒状部と前記第2半円筒状部の上側部分とを連結するボルトの頭部よりも長いものに設定されている点にある。
【0008】
〔作用及び効果〕
本構成によれば、第2半円筒状部の下側部分を第1半円筒状部から取り外す際、外すべきボルトを視認し易い。さらに、当該ボルトが奥まった場所にある場合でも、ボルトを取り外すための工具をボルト頭部に配置させ易いので、ボルトの取り外しを容易に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
【図1】脱穀装置の縦断側面図
【図2】脱穀装置の縦断正面図
【図3】ベベルギアケースカバー付近を拡大した縦断正面図
【図4】図3の矢視線IV−IVにおいてベベルギアケースのカバーを横搬送スクリューの軸心方向からみたときの断面図
【図5】第2半円筒状部の下側部分を取り外す前のベベルギアケースカバーの背面図
【図6】第2半円筒状部の下側部分を取り外したときのベベルギアケースカバーの背面図
【図7】第2半円筒状部の下側部分を取り外す前のベベルギアケースカバーの斜視図
【図8】第2半円筒状部の下側部分を取り外したときのベベルギアケースカバーの斜視図
【図9】従来のベベルギアケースカバーの内部構造を示す分解斜視図
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下に、本発明の実施形態を図1〜図8に基づいて説明する。
〔脱穀装置の全体構成〕
本発明のベベルギアケースカバー35(以下、単にカバー35と称する)を備える脱穀装置1について説明する。
【0011】
図1及び図2に示すように、この脱穀装置1は自脱型のコンバインに搭載される。脱穀装置1の内部には、フィードチェーン48により供給口3から供給された刈取穀稈の穂先側に脱穀処理を施す脱穀部4、および、その脱穀処理で得られた処理物に選別処理を施して単粒化穀粒を回収する選別回収部5が備えられている。脱穀部4は、上部ケース7に備えた扱胴9や、下部ケース6に備えた受網10などにより構成されている。選別回収部5は、下部ケース6に備えた揺動選別機構11や唐箕12、および、下部ケース6に形成した1番回収部13や2番回収部14などにより構成されている。
【0012】
脱穀部4において、扱胴9は、前後向きの軸心a1を中心にした回転駆動が可能となるように上部ケース7に支持されている。受網10は、扱胴9の下部側を下方から所定間隔を隔てて覆うように下部ケース6に敷設されている。扱胴9は、図示しないエンジンからの動力により正面視右回りに回転駆動される。この回転駆動により、扱胴9は、受網10との間に供給された刈取穀稈の穂先側や、受網10との間に滞留した処理物などに脱穀処理を施す。受網10は、この脱穀処理で得られた単粒化穀粒などを揺動選別機構11の前半部に向けて漏下させる。受網10から漏下しなかった枝梗付き穀粒や二股粒などは、脱穀部4の後下部に形成した送塵口15から揺動選別機構11の後半部に向けて排出される。
【0013】
選別回収部5において、揺動選別機構11は、平面視矩形状に形成した選別ケース16の上部側に、粗選別用の第1チャフシーブ18、粗選別用の第1ストローラック19、粗選別用の第2チャフシーブ20、および、粗選別用の第2ストローラック21を備え、選別ケース16の下部側に、精選別用のグレンパン22、および、精選別用のグレンシーブ23を備えて構成されている。選別ケース16は、その前端部が揺動アーム24を介して下部ケース6に支持されている。選別ケース16の後端部は、偏心カム式の駆動機構25を介して下部ケース6に支持されている。唐箕12は、左右向きの軸心a2を中心にした回転駆動が可能となるように、下部ケース6の前下部に備えた唐箕ケース26に支持されている。唐箕ケース26は、唐箕12を前方側から覆う形状で、下部ケース6の前下部から前方に向けて膨出するように形成されている。
【0014】
唐箕12には、図示しないエンジンからの動力が伝達される。駆動機構25には、唐箕12に伝達した動力が、脱穀装置1の左側部に配備したベルト伝動式の伝動機構50を介して伝達される。この動力により、駆動機構25は揺動選別機構11を前後方向に揺動駆動する。この揺動駆動により、揺動選別機構11は脱穀部4からの処理物に篩い選別処理を施す。唐箕12は、図示しないエンジンからの動力で回転することにより、揺動選別機構11の前下方から揺動選別機構11の後上方に向けて流れる選別風を生起して、脱穀部4からの処理物や篩い選別処理中の処理物などに風力選別処理を施す。
【0015】
1番回収部13は、揺動選別機構11の前半部から漏下した単粒化穀粒を1番物として回収する。2番回収部14は、揺動選別機構11の後半部から漏下した枝梗付き穀粒や二股粒などを2番物として回収する。1番回収部13には、回収した単粒化穀粒を右側方の穀粒タンク2に向けて横方向に搬送する1番スクリュー27(横搬送スクリューの一例)が配備されている。2番回収部14には、回収した処理物を右側方に向けて搬送する2番スクリュー28が配備されている。1番スクリュー27および2番スクリュー28には、駆動機構25と同様に、唐箕12に伝達した動力がベルト伝動式の伝動機構50を介して伝達される。
【0016】
図3に示すように、1番スクリュー27の右端部には、ベベルギアケース41を覆うカバー35を介して、内部に縦搬送スクリュー34を備える揚送筒31が接続されている。1番スクリュー27の右端部及び縦搬送スクリュー34の下端部のそれぞれは、ベアリング30,30を介してベベルギアケース41に支承される。
【0017】
1番スクリュー27の右端部及び縦搬送スクリュー34の下端部のそれぞれには、ベベルギア40,40が設けられており、それぞれのベベルギア40がベベルギアケース41内で互いに噛み合うことで、1番スクリュー27と縦搬送スクリュー34とがL字状に接続される。
【0018】
図2に示すように、揚送筒31の上端部には、揚送した単粒化穀粒を穀粒タンク2(グレンタンク)の内部に供給する排出口31aが形成されている。
【0019】
単粒化穀粒は、1番スクリュー27によって右側方の穀粒タンク2に向けて横方向に搬送されて1番スクリュー27の右端部まで到達すると、1番スクリュー27の右端部に設けられている羽根板27aの回転によって掻き揚げられて縦搬送スクリュー34に搬送される。
縦搬送スクリュー34は、ベベルギアケース41内のベベルギア40を介して伝達される1番スクリュー27からの動力によって、1番スクリュー27から搬送されてきた単粒化穀粒を上方に揚送して、揚送筒31の排出口31aから穀粒タンク2に供給する。
【0020】
図1に示すように、2番スクリュー28の右端部には、再処理機構(図示せず)を介してスクリュー搬送式の2番還元コンベヤ47が接続されている。再処理機構は、2番スクリュー28により搬送された枝梗付き穀粒や二股粒などの処理物に再び脱穀処理を施す。2番還元コンベヤ47は、再脱穀処理後の処理物を揺動選別機構11に戻す。
【0021】
選別回収部5において、揺動選別機構11から漏下しなかった切れワラなどは、揺動選別機構11の搬送作用により、揺動選別機構11の後方に形成した排塵口32から機外に排出される。唐箕12からの選別風により、揺動選別機構11の後上方に向けて吹き上げられたワラ屑などは、下部ケース6の後上部に配備した排塵ファン33の作用により機外に排出される。図示は省略するが、排塵ファン33には、駆動機構25などと同様に、唐箕12に伝達した動力がベルト伝動式の伝動機構50を介して伝達される。
【0022】
脱穀装置1の後上部には、脱穀処理後の穀稈である排ワラを機体の後端部に向けて搬送する排ワラ搬送装置29が装備されている。尚、排ワラ搬送装置29には、扱胴9に伝達した動力が図示しない軸伝動式の伝動機構を介して伝達される。
【0023】
(ベベルギアケースのカバー)
図7に示すように、カバー35は、1番スクリュー27の軸心a3と縦搬送スクリュー34の軸心a4とを含む平面を分割面(鉛直面)として分割可能な第1半円筒状部36及び第2半円筒状部37から構成される。ベベルギアケース41は、第1半円筒状部36及び第2半円筒状部37によって両側から挟まれる状態で覆われている。
【0024】
図3に示すように、第1半円筒状部36は、縦搬送スクリュー34の下端部が挿入される半円状の第1開口36aと、1番スクリュー27の右端部が挿入される半円状の第2開口36bとを備える。第1半円筒状部36の第1開口36a及び第2開口36bは、第1開口36aの軸心a5と第2開口36bの軸心a6とが互いに直交するように設けられる。
【0025】
図3及び図4に示すように、第1半円筒状部36は、ベベルギアケース41を固定する第1ボルト43を挿通させるためのボルト孔36cと、第1及び第2開口36a,36b以外の周縁に形成される第1接合面36dと、第1開口36aの周縁に四角形状に形成されるフランジ部36eとを備える。
【0026】
図4及び図5に示すように、第2半円筒状部37は、縦搬送スクリュー34側に配置される上側部分38と、1番スクリュー27側に配置される下側部分39とから構成されている。
上側部分38は、縦搬送スクリュー34の下端部が挿入される半円状の第1開口38aと、ベベルギアケース41を固定する第1ボルト43を挿通させるためのボルト孔38bと、第1開口38a及び下側部分39との接合部以外の周縁に形成される第2接合面38cとを備える。
下側部分39は、1番スクリュー27の右端部が挿入される半円状の第2開口39aと、第2開口39a及び上側部分38との接合部以外の周縁に形成される第3接合面39bとを備える。
第2半円筒状部37の上側部分38及び下側部分39は、上側部分38の第1開口38aの軸心a5と下側部分39の第2開口39aの軸心a6とが互いに直交するように配置される。
【0027】
第1半円筒状部36を固定する際は、第1開口36a付近の第1接合面36dに設けられた図示しないボルト孔と、揚送筒31の下端に設けられたU字状ブラケット42の図示しないボルト孔との位置を合わせると共に、フランジ部36eに設けられた図示しないボルト孔と、脱穀装置の壁部1aに設けられた図示しないボルト孔との位置を合わせて、それぞれのボルト孔にボルト46を挿通させて締結する。これにより、第1半円筒状部36の第1開口36a付近の第1接合面36dが揚送筒31の下端に固定されて、フランジ部36eが脱穀装置1の壁部1aに固定される。
【0028】
図5及び図7に示すように、第2半円筒状部37の上側部分38及び下側部分39のそれぞれは、第2ボルト44及び第3ボルト45によって第1半円筒状部36に固定される。このとき、上側部分38及び下側部分39同士は、互いに隙間無く密着した状態で第1半円筒状部36に固定される。
【0029】
第2半円筒状部37の上側部分38を第1半円筒状部36に取り付けるには、上側部分38を縦搬送スクリュー34側に配置して、その第2接合面38cと第1半円筒状部36の第1接合面36dとを接合させる。そして、第2接合面38cに設けられた図示しないボルト孔と、第1接合面36dに設けられた図示しないボルト孔との位置を合わせて、両ボルト孔に第2ボルト44を挿通させて締結する。
【0030】
第2半円筒状部37の下側部分39を第1半円筒状部36に取り付けるには、下側部分39を1番スクリュー27側に配置して、その第3接合面39bと第1半円筒状部36の第1接合面36dとを接合させる。そして、第3接合面39bに設けられた図示しないボルト孔と第1接合面36dに設けられた図示しないボルト孔との位置を合わせて、両ボルト孔に第3ボルト45(ジャッキボルト)を挿通させて締結する。
【0031】
そして図4に示すように、第1半円筒状部36のボルト孔36c及び第2半円筒状部37の上側部分38のボルト孔38bのそれぞれに第1ボルト43を挿通させて、中のベベルギアケース41の雌ねじ部41aに螺入して締結する。これによりベベルギアケース41が第1半円筒状部36及び第2半円筒状部37の上側部分38に連結される。
【0032】
図6及び図8に示すように、カバー35内に残留する穀粒を除去する際は、第3ボルト45を外して、第2半円筒状部37の下側部分39を取り外す。このとき、ベベルギアケース41は第1半円筒状部36及び第2半円筒状部37の上側部分38に連結されたままの状態となり、第1半円筒状部36及び第2半円筒状部37の上側部分38により脱穀装置1の壁部1aに支持された状態となる。このため、1番スクリュー27又は縦搬送スクリュー34を手動で回転させてもベベルギアケース41はガタつくことはなく、第2半円筒状部37から取り外した下側部分39の開口から効率良く穀粒を除去することができる。尚、穀粒は下側に滞留するので、第2半円筒状部37の上側部分38を取り外さなくても下側部分93を取り外すだけで十分に穀粒を除去することができる。
【0033】
尚、図4及び図8に示すように、第3ボルト45の頭部45aの長さは、第1ボルト43及び第2ボルト44のそれぞれの頭部の長さよりも長いものに設定されている。そのため、第2半円筒状部37の下側部分39を第1半円筒状部36から取り外す際、第3ボルト45を視認し易い。さらに、第3ボルト45が奥まった場所にある場合でも、レンチ等の工具を第3ボルト45の頭部45aに配置させ易いので、第3ボルト45の取り外しを容易に行うことができる。
【0034】
〔別実施形態〕
(1)前述の実施形態におけるカバー35を、2番スクリュー28(横搬送スクリューの一例)の端部に設ける構成としても良い。
【産業上の利用可能性】
【0035】
本発明は、自脱型コンバインだけでなく普通型コンバインに搭載された脱穀装置にも適用可能であり、また穀粒タンク(グレンタンク)ではなく穀粒回収ホッパーを備えるコンバインに搭載された脱穀装置にも適用可能である。
【符号の説明】
【0036】
1 脱穀装置
1a 壁部
2 穀粒タンク
27 1番スクリュー(横搬送スクリューの一例)
34 縦搬送スクリュー
35 カバー
36 第1半円筒状部
37 第2半円筒状部
38 上側部分
39 下側部分
41 ベベルギアケース
43 第1ボルト(ボルト)
44 第2ボルト(ボルト)
45 第3ボルト(ボルト)
45a 頭部
a3,a4 軸心

【特許請求の範囲】
【請求項1】
脱穀装置で脱穀処理された穀粒を横方向に搬送する横搬送スクリューと、前記横搬送スクリューから搬送されてきた穀粒を上方に揚送する縦搬送スクリューとを接続する、ベベルギアケースのカバーであって、
前記横及び縦搬送スクリューの軸心を含む平面を分割面として分割可能な第1半円筒状部及び第2半円筒状部から構成され、
前記第1半円筒状部が前記脱穀装置の壁部に固定され、前記第2半円筒状部が前記第1半円筒状部に固定され、
前記第2半円筒状部が前記縦搬送スクリュー側に配置される上側部分と、前記横搬送スクリュー側に配置される下側部分とから構成されており、前記ベベルギアケースが前記第1半円筒状部及び前記第2半円筒状部の上側部分に連結された状態で、前記第2半円筒状部の下側部分が着脱自在に構成されるベベルギアケースのカバー。
【請求項2】
前記第2半円筒状部の下側部分が、前記第1半円筒状部に対してボルトで連結可能に構成されており、前記ボルトの頭部の長さが、前記第1半円筒状部と前記第2半円筒状部の上側部分とを連結するボルトの頭部よりも長いものに設定されている請求項1に記載のベベルギアケースのカバー。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【公開番号】特開2011−92063(P2011−92063A)
【公開日】平成23年5月12日(2011.5.12)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−248043(P2009−248043)
【出願日】平成21年10月28日(2009.10.28)
【出願人】(000001052)株式会社クボタ (4,415)
【Fターム(参考)】