説明

ホスト装置及びホスト装置の画面キャプチャー制御方法

【課題】ウェブキャプチャーまたはキャプチャーアプリケーションを用いて画面キャプチャーを制御するホスト装置及びその制御方法の提供
【解決手段】制御部と保存部を含み、制御部は、ウェブキャプチャーアプリケーションを制御してウェブブラウザの画面に表示される第1のキャプチャー領域をキャプチャーして第1の共有クリップボードに追加し、キャプチャーアプリケーションで互換可能な第1のファイルとして保存部に保存し、キャプチャーアプリケーションを制御して壁紙に表示される第2のキャプチャー領域をキャプチャーして第2の共有クリップボードに追加し、ウェブキャプチャーアプリケーションで互換可能な第2のファイルとして保存部に保存し、第1及び第2の共有クリップボードは、記録媒体の大きさに対応し、互換可能な第1及び第2のファイルの少なくとも一つを開いて編集することができる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ホスト装置及びホスト装置の画面キャプチャー制御方法に係り、より詳しくは、ウェブキャプチャーアプリケーションまたはキャプチャーアプリケーションを用いて画面キャプチャーを制御するホスト装置及びホスト装置の画面キャプチャー制御方法に関する。
【背景技術】
【0002】
画像形成装置には、画像データを出力するコピー機、プリンタ、ファクシミリ、スキャナー及びコピー、印刷、スキャン、ファックス伝送、イーメール送信、ファイル伝送などの複数の機能を果たす複合機(Multi Function Peripheral:MFP)など様々な装置がある。
この画像形成装置を制御したり、画像形成装置が支援する少なくとも一つの機能を果たしたりするために、画像形成装置に有線/無線ネットワークまたはUSBインターフェースを介して連結されるコンピュータには、装置ドライバー(device driver)またはアプリケーション(application)が設置されている。
【0003】
上記のアプリケーションは、画像形成装置または画像形成装置に連結可能なコンピュータの使用に必要なソフトウェアで、画像形成装置のメーカーまたは用途によって様々なものがある。
通常、画像形成装置に連結されるコンピュータには、モニターに表示される壁紙から必要領域をキャプチャーするキャプチャーアプリケーションやモニターに表示されるウェブブラウザのウェブページから必要領域をキャプチャーするウェブキャプチャーアプリケーションがそれぞれ設置されている(例えば、特許文献1参照)。
【0004】
しかしながら、これまでの画像形成装置に連結可能なホスト装置では、キャプチャーアプリケーションを用いてキャプチャーしたファイルとウェブキャプチャーアプリケーションを用いてキャプチャーしたファイル、を相互互換可能に保存することができないなど、十分な使い勝手を有していないという問題点があった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開平11−355481号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明は、上記従来の問題点に鑑みてなされたものであって、本発明の目的は、十分な使い勝手を有するウェブキャプチャーアプリケーションまたはキャプチャーアプリケーションを用いて画面キャプチャーを制御するホスト装置及びホスト装置の画面キャプチャー制御方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上述の本発明の目的を実現するための一実施形態に係るホスト装置は、画像形成装置及び表示部に接続可能なホスト装置であって、ウェブキャプチャーアプリケーション及びキャプチャーアプリケーションの動作を制御する制御部と、保存部と、を含み、制御部は、ウェブキャプチャーアプリケーションを制御して、表示部に表示される第1の共有クリップボードの一側のウェブブラウザの画面に表示される第1のキャプチャー領域をキャプチャーし、第1のキャプチャー領域を第1の共有クリップボードに追加し、キャプチャーアプリケーションで互換可能な第1のファイルとして保存部に保存し、キャプチャーアプリケーションを制御して表示部に表示される第2の共有クリップボードの一側の壁紙に表示される第2のキャプチャー領域をキャプチャーし、第2のキャプチャー領域を第2の共有クリップボードに追加し、ウェブキャプチャーアプリケーションで互換可能な第2のファイルとして保存部に保存し、第1の共有クリップボード及び第2の共有クリップボードは、画像形成装置で支援する記録媒体の大きさに対応し、互換可能な第1のファイル及び第2のファイルの少なくとも一つを開いて編集することができる。
【0008】
本発明の一実施形態において、ホスト装置は、画像形成装置に接続可能な通信インターフェース部をさらに含み、制御部は、第1のファイル及び第2のファイルの少なくとも一つが通信インターフェース部を通じて画像形成装置に伝送されるように制御することができる。
また、表示部は、ホスト装置と一体型(all−in−one)であってよい。
【0009】
本発明の一実施形態に係るホスト装置の画面キャプチャー制御方法は、画像形成装置に接続可能なホスト装置の画面キャプチャー制御方法であって、表示部に表示され、第1の共有クリップボード及び第1の共有クリップボードの一側のウェブブラウザの画面を含むウェブキャプチャーアプリケーションを駆動するステップと、ウェブブラウザの画面から第1の領域をキャプチャーし、第1のキャプチャー領域を第1の共有クリップボードに追加して、キャプチャーアプリケーションで互換可能な第1のファイルとして保存するステップと、表示部に表示され、第2の共有クリップボード及び第2の共有クリップボードの一側の壁紙を含むキャプチャーアプリケーションを駆動するステップと、キャプチャーアプリケーションの第2の共有クリップボードで前記第1のファイルを開いて表示するステップと、壁紙に表示される第2の領域をキャプチャーし、第2のキャプチャー領域を、第1のファイルが表示される第2の共有クリップボードに追加して、ウェブキャプチャーアプリケーションで互換可能な第2のファイルとして保存するステップと、を含み、第1の共有クリップボード及び第2の共有クリップボードは、画像形成装置で支援する記録媒体の大きさに対応し、互換可能な第1のファイル及び第2のファイルの少なくとも一つを開いて編集することができる。
【0010】
本発明の一実施形態に係るホスト装置の画面キャプチャー制御方法は、第2の共有クリップボードで第1のファイルを開いて表示するステップは、既に保存された第1のファイル、イメージファイル及びテキストファイルの少なくとも一つに対応するファイル名またはサムネイルイメージを用いて選択的に開くステップでよい。
また、ホスト装置の画面キャプチャー制御方法は、表示部に駆動される他のアプリケーションで選択されたOLE個体が、第1の共有クリップボードに追加されるステップをさらに含むことができる。
【0011】
本発明の一実施形態に係るホスト装置の画面キャプチャー制御方法は、ホスト装置の画面キャプチャー制御方法は、表示部に駆動される他のアプリケーションで選択されたOLE個体が、第2の共有クリップボードに追加されるステップをさらに含むことができる。
また、ホスト装置の画面キャプチャー制御方法は、表示される第1の共有クリップボードの大きさに対応してウェブブラウザの画面の大きさが変更して表示することや、表示される第2の共有クリップボードの大きさに対応して壁紙の大きさを変更して表示することができる。
【0012】
本発明の一実施形態において、ウェブキャプチャーアプリケーションは、第1のキャプチャー領域を拡張子がEMFであるファイルとしてキャプチャーし、第1のキャプチャー領域に含まれるテキストを抽出して保存することができる。
【0013】
本発明の一実施形態に係るホスト装置の画面キャプチャー制御方法は、第1のキャプチャー領域または第2のキャプチャー領域に対応する作業を、画像形成装置を用いて行うステップをさらに含むことができる。
本発明の一実施形態において、表示部が複数である場合、ウェブキャプチャーアプリケーション及びキャプチャーアプリケーションは、複数の表示部でそれぞれ駆動されてよい。
また、第1の共有クリップボードは第2のキャプチャー領域を、第2の共有クリップボードは第1のキャプチャー領域を相互開くことができる。
また、表示部は、ホスト装置と一体型でよい。
【0014】
本発明の他の実施形態に係るホスト装置の画面キャプチャー制御方法は、画像形成装置に接続可能なホスト装置の画面キャプチャー制御方法であって、表示部に表示され、第1の共有クリップボードの一側に表示されるウェブブラウザの画面から第1のキャプチャー領域をキャプチャーして第1の共有クリップボードに追加するウェブキャプチャーアプリケーション、及び表示部に表示され、第2の共有クリップボードの一側に表示される壁紙から第2のキャプチャー領域をキャプチャーして第2の共有クリップボードに追加するキャプチャーアプリケーションのうち、ウェブキャプチャーアプリケーションが駆動されるステップと、画像形成装置の記録媒体の大きさに対応する前記第1の共有クリップボードで、既に保存された少なくとも一つのファイルが開いて表示されるステップと、ウェブキャプチャーアプリケーションにより、ウェブブラウザの画面に表示される第1のキャプチャー領域がキャプチャーされるステップと、少なくとも一つのファイルが表示される第1の共有クリップボードに、第1のキャプチャー領域が追加されるステップと、を含む。
【0015】
本発明の他の実施形態において、ホスト装置の画面キャプチャー制御方法は、第1の共有クリップボードに表示される少なくとも一つのファイルまたはキャプチャーデータを、キャプチャーアプリケーションで互換可能な第1のファイルとして保存するステップをさらに含み、第1のファイルは、ウェブキャプチャーアプリケーションまたはキャプチャーアプリケーションで編集することができる。
また、本発明の他の実施形態において、ウェブキャプチャーアプリケーションは、ウェブブラウザにプラグインされるアプリケーションでよい。
【0016】
本発明の他の実施形態において、ホスト装置の画面キャプチャー制御方法は、壁紙で駆動される他のアプリケーションで選択されたOLE個体が第1の共有クリップボードに追加されるステップをさらに含むことができる。
また、本発明の他の実施形態において、表示部は、ホスト装置と一体型でよい。
【0017】
本発明のさらに他の実施形態に係るホスト装置の画面キャプチャー制御方法は、画像形成装置に接続可能なホスト装置の画面キャプチャー制御方法であって、表示部の壁紙に表示され、第1の共有クリップボードの一側のウェブブラウザの画面から第1のキャプチャー領域をキャプチャーして第1の共有クリップボードに追加するウェブキャプチャーアプリケーション、及び表示部に表示され、第2の共有クリップボードの一側の壁紙から第2のキャプチャー領域をキャプチャーして第2の共有クリップボードに追加するキャプチャーアプリケーションを含む統合キャプチャーアプリケーションが駆動されるステップと、統合キャプチャーアプリケーションの駆動に対応してウェブブラウザが活性化されたか否かを判断するステップと、ウェブブラウザが活性化された場合、ウェブキャプチャーアプリケーションが駆動され、ウェブブラウザが非活性化された場合、キャプチャーアプリケーションが駆動されるステップと、を含み、ウェブキャプチャーアプリケーションは、第1のキャプチャー領域をキャプチャーアプリケーションで互換可能な第1のファイルとして保存し、キャプチャーアプリケーションは、第2のキャプチャー領域をウェブキャプチャーアプリケーションで互換可能な第2のファイルとして保存することができる。
【0018】
本発明のさらに他の実施形態において、第1の共有クリップボード及び第2の共有クリップボードは、画像形成装置で支援する記録媒体の大きさに対応し、第1のファイル及び第2のファイルの少なくとも一つを開いて編集することができる。
【発明の効果】
【0019】
本発明によれば、表示部に表示される、ウェブキャプチャーアプリケーションを用いてキャプチャーした第1のファイル及びキャプチャーアプリケーションを用いてキャプチャーした第2のファイルを、互換可能に保存することができ、これらのファイルを相互に開くことができるホスト装置及びホスト装置の画面キャプチャー制御方法が提供される。
【0020】
また、本発明によれば、表示部に表示されたウェブブラウザが活性化されたか否かに対応して、ウェブキャプチャーアプリケーションまたはキャプチャーアプリケーションを選択的に駆動させることができるホスト装置及びホスト装置の画面キャプチャー制御方法が提供される。
【図面の簡単な説明】
【0021】
【図1】本発明の一実施形態に係るホスト装置を示すブロック図である。
【図2】本発明の一実施形態に係るホスト装置の画面キャプチャー制御方法を説明するためのフローチャートである。
【図3】本発明の一実施形態に係るウェブキャプチャーアプリケーションの初期ユーザーインターフェース画面の例示図である。
【図4】本発明の一実施形態に係るウェブキャプチャーアプリケーションでウェブブラウザの画面における第1キャプチャー領域をキャプチャーして第1の共有クリップボードに追加するユーザーインターフェース画面の例示図である。
【図5】本発明の一実施形態に係るキャプチャーアプリケーションの初期ユーザーインターフェース画面の例示図である。
【図6】本発明の一実施形態に係るキャプチャーアプリケーションで壁紙における第2キャプチャー領域をキャプチャーして、第1のキャプチャー領域が表示される第2共有クリップボードに追加するユーザーインターフェース画面の例示図である。
【図7】本発明の一実施形態に係るキャプチャーアプリケーションの第2共有クリップボードで既に保存されたファイルを開くユーザーインターフェース画面の例示図である。
【図8】本発明の一実施形態に係る第2の共有クリップボードにOLE(Object Linking and Embedding)個体を追加するユーザーインターフェース画面の例示図である。
【図9】本発明の一実施形態に係る複数の表示部に表示されるそれぞれのウェブキャプチャーアプリケーション及びキャプチャーアプリケーションの初期ユーザーインターフェース画面の例示図である。
【図10】本発明の他の実施形態に係るホスト装置の画面キャプチャー制御方法を説明するためのフローチャートである。
【図11】本発明のさらに他の実施形態に係るホスト装置の画面キャプチャー制御方法を説明するためのフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0022】
以下、添付の図面を参照して、本発明の好ましい実施形態について詳細に説明する。ただし、本発明はこれらの実施形態に限定されるものではない。また、図面中、同一の参照符号は同一の部材を指す。
【0023】
図1は、本発明の一実施形態に係るホスト装置を示すブロック図である。
図1を参照すると、本発明の一実施形態に係るホスト装置100は、有線/無線ネットワーク170に接続することができ、USBインターフェース171を用いてUSB通信を行うこともできる。
また、ホスト装置100は、有線/無線ネットワーク170、USBインターフェース171などを介して、少なくとも一つの画像形成装置180、コンピュータ181、携帯用装置182に接続することが可能である。
【0024】
携帯用装置182は、携帯電話、スマートフォン、デジタルカメラ、電子書籍リーダ(e−book reader)、タブレットPC(tablet PC)、または携帯用記憶媒体(例えば、USBメモリー、またはメモリーカードなど)を含む携帯可能な装置を意味するが、ここに例示された装置に限定されるものではない。
また、以下でいう外部装置は、画像形成装置180、コンピュータ181、携帯用装置182などを意味する。
【0025】
ホスト装置100は、制御部110、ハードディスクドライブ(HDD)120、通信インターフェース部130、ウェブキャプチャーアプリケーション(web capture application)140、キャプチャーアプリケーション(capture application)150を含むことができ、ホスト装置100にはまた、表示部160及び入力部161が接続されてもよい。
【0026】
制御部110は、CPU111と、制御プログラムが格納されたROM112と、入力データを記憶したり、作業関連記憶領域として用いられたりするRAM 113と、を含むことができ、CPU111、ROM112及びRAM113は、内部バス(BUS)を介して相互に接続することができる。
また、制御部110は、ハードディスクドライブ120、通信インターフェース部130、ウェブキャプチャーアプリケーション140、キャプチャーアプリケーション150、表示部160及び入力部161を制御することができる。
【0027】
表示部160は、ホスト装置100に接続して、ホスト装置100が支援する様々なアプリケーションに対応する短縮アイコンを表示する。そして、使用者は、表示された短縮アイコンを用いて対応するアプリケーションを駆動させることができる。
このような表示部160は、CRTモニター(図示せず)、TFT−LCDモニター(図示せず)、またはタッチスクリーンのいずれかを用いて具現することができる。
また、表示部160は、ホスト装置100と分離されていない一体型(all−in−one)としてもよい。
【0028】
ホスト装置100を操作するためのユーザ入力は、ホスト装置100と接続される入力部161を介して行われる。入力部161の例としては、キーボード(図示せず)、マウス(図示せず)またはタッチスクリーン(図示せず)などの他、様々なハードウェアまたはソフトウェアモジュールが含まれてよい。
【0029】
ハードディスクドライブ120は、制御部110の制御のもとで、ウェブキャプチャーアプリケーション140によってキャプチャーされて生成される第1のファイル(図示せず)、またはキャプチャーアプリケーション150によってキャプチャーされて生成される第2のファイル(図示せず)の少なくとも一つを保存することができる。
また、第1のファイル(図示せず)または第2のファイル(図示せず)は、ウェブキャプチャーアプリケーション140から入力される保存コマンドまたはキャプチャーアプリケーション150から入力される保存コマンドに対応する制御部110の制御に応じて、ハードディスクドライブ120に保存されてもよい。
【0030】
このようなハードディスクドライブ120には、ホスト装置100に設置可能なウェブキャプチャーアプリケーション140やキャプチャーアプリケーション150がインストールされてよい。
さらに、ハードディスクドライブ120には、ウェブキャプチャーアプリケーション140またはキャプチャーアプリケーション150が支援する様々な拡張子を有するファイルが保存されてよく、OLE(Object Linking and Embedding)個体も保存されてよい。
【0031】
第1の共有クリップボード330(図3参照)のページ領域333(図3参照)に追加された第1のキャプチャー領域321(図4参照)単独、または第1のキャプチャー領域321を含むページ領域333は、別個の第1のファイル(図示せず)として保存されてよい。
第2の共有クリップボード530(図5参照)のページ領域533(図5参照)に追加された第2のキャプチャー領域521(図6参照)単独、または第2のキャプチャー領域521を含むページ領域533は、別個の第2のファイル(図示せず)として保存されてよい。
以下でいう保存部(storage)は、制御部110におけるROM112、RAM113、またはハードディスクドライブ120を意味する。
【0032】
通信インターフェース部130は、有線/無線ネットワーク170またはUSBインターフェース171を介して少なくとも一つの画像形成装置180、コンピュータ181、携帯用装置182に接続することができる。
ホスト装置100は、通信インターフェース部130を用いて保存部に保存されている第1のファイル(図示せず)または第2のファイル(図示せず)に対して、外部装置を用いて対応する作業を行うことができる。
【0033】
ウェブキャプチャーアプリケーション140は、ウェブ画面キャプチャーパート141、第1の共有クリップボードパート142、ファイルの保存/オープンパート143または第1の共有クリップボードオープンパート144を含む。
ウェブ画面キャプチャーパート141は、表示部160に表示されるウェブブラウザの画面320(例えば、ウェブページ)から、入力部161を用いてユーザが選択した第1のキャプチャー領域321をキャプチャーすることができる。
キャプチャーされる第1のキャプチャー領域321は、スクロールキャプチャー(scroll capture)を用いた画面320の全部、または選択キャプチャーを用いた画面320の一部分でよい。
【0034】
第1の共有クリップボードパート142は、ウェブ画面キャプチャーパート141によってキャプチャーされた第1のキャプチャー領域321を追加することができる。キャプチャーされた第1のキャプチャー領域321は、第1の共有クリップボード330における画面領域332のページ領域333に追加される。
第1の共有クリップボード330は、少なくとも一つのページ領域333を含む画面領域332と、ページ領域333に追加される第1のキャプチャー領域321を編集する少なくとも一つのメニューアイコンを含むメニュー領域331と、を含む。
第1の共有クリップボード330のページ領域333は、ホスト装置100と接続している画像形成装置180が支援する記録媒体(例えば、A4、A3、letter、legalなど)の大きさに対応して表示される。
【0035】
ホスト装置100は、電源スイッチがオンになってホスト装置100がブーティングされる場合、ウェブキャプチャーアプリケーション140が駆動される場合、またはホスト装置100がブーティングされた後に予め定められた周期(例えば、10分、変更可能)で、通信インターフェース部130を用いて、支援する記録媒体の大きさを含む装置情報を画像形成装置180に要請でき、画像形成装置180から受信した装置情報を用いて第1の共有クリップボード330のページ領域333を設定できる。
【0036】
また、ホスト装置100は、ユーザがウェブキャプチャーアプリケーション140におけるメニュー領域331のページ領域設定(図3参照)を用いてページ領域333に対応する記録媒体の大きさを設定することや、少なくとも一つのホスト装置100に設置されたウェブキャプチャーアプリケーション140を管理するサーバー(図示せず)のソリューションプログラム(solution)(図示せず)を用いて、管理者により予め設定された記録媒体の大きさ(例えば、A4のみ使用)を、第1の共有クリップボード330のページ領域333として設定して表示することができる。
【0037】
第1の共有クリップボード330の画面領域332に表示されるページ領域333は、ユーザの入力により追加または削除されてよい。
ファイル保存/オープンパート143は、ページ領域333に追加された第1のキャプチャー領域321を、保存部または外部装置に第1のファイル(図示せず)として保存することができる。
第1のファイル(図示せず)は、PDF、TIFF、W2Pのファイル拡張子を有することができる。また、TXT、RTFの拡張子を有するテキストファイルやDOCファイルとして保存部及び外部装置の少なくとも一つに保存してもよい。
【0038】
また、保存部または外部装置に保存されたイメージファイルまたはテキストファイルの少なくとも一つを、第1の共有クリップボード330で開くことができる。
保存可能なファイルのうち、W2Pファイルは、ウェブキャプチャーアプリケーション140及びキャプチャーアプリケーション150において相互互換可能であり、W2Pの他、ウェブキャプチャーアプリケーション140及びキャプチャーアプリケーション150において相互互換可能なファイル拡張子であれば充分である。
【0039】
W2Pファイルとして保存される場合、ウェブキャプチャーアプリケーション140の第1の共有クリップボード330またはキャプチャーアプリケーション150の第2の共有クリップボード530は、既に保存されているW2Pファイルの「開く(open)」、「編集(edit)」及び「保存(save)」が可能である。
以下では、「開く(open)」と「オープン(open)」は同一の意味を有するものとする。
【0040】
第1の共有クリップボードオープンパート144は、キャプチャーアプリケーション150の第2の共有クリップボード530(図5参照)に追加された第2のキャプチャー領域521(図6参照)(W2Pファイルとして保存される前のもの)を、第1の共有クリップボード330で開くことができる。
【0041】
ウェブキャプチャーアプリケーション140及びキャプチャーアプリケーション150が共に駆動中の場合、キャプチャーアプリケーション150の第2の共有クリップボード530のページ領域533に追加された第2のキャプチャー領域521は、保存部に臨時保存されてよい。ウェブキャプチャーアプリケーション140における第1の共有クリップボード330は、臨時保存されている第2のキャプチャー領域521を開いて表示することができる。
【0042】
キャプチャーアプリケーション150は、壁紙キャプチャーパート151、第2の共有クリップボードパート152、ファイル保存/オープンパート153または第2の共有クリップボードオープンパート154を含む。
壁紙キャプチャーパート151は、表示部160に表示される壁紙520(図5参照)から、入力部161を用いてユーザが選択した第2のキャプチャー領域521をキャプチャーできる。
キャプチャーされる第2のキャプチャー領域521は、壁紙520の全部または選択キャプチャーを用いた壁紙520の一部分であってもよい。
【0043】
第2の共有クリップボードパート152は、壁紙キャプチャーパート151によりキャプチャーされた第2のキャプチャー領域521を追加することができる。キャプチャーされた第2のキャプチャー領域521は、第2の共有クリップボード530における画面領域532のページ領域533に追加されてよい。
【0044】
第2の共有クリップボード530は、少なくとも一つのページ領域533を含む画面領域532と、ページ領域533に追加される第2のキャプチャー領域521を編集する少なくとも一つのメニューアイコンを含むメニュー領域531と、を含む。
第2の共有クリップボード530のページ領域533は、ホスト装置100と接続している画像形成装置180が支援する記録媒体(例えば、A4、A3、letterなど)の大きさに対応して表示される。
【0045】
ホスト装置100は、電源スイッチがオン(on)になってブーティングされる場合、キャプチャーアプリケーション150が駆動される場合、またはホスト装置100がブーティングされた後、予め定められた周期(例えば、10分、変更可能)で、通信インターフェース部130を用いて、支援する記録媒体の大きさを含む装置情報を画像形成装置180に要請することができ、画像形成装置180から受信した装置情報を用いて第2の共有クリップボード530のページ領域533を設定することができる。
【0046】
また、ホスト装置100は、ユーザがキャプチャーアプリケーション150におけるメニュー領域531のページ領域設定(図5参照)を用いてページ領域533に対応する記録媒体の大きさを設定することや、少なくとも一つのホスト装置100に設置されたキャプチャーアプリケーション150を管理するサーバー(図示せず)のソリューションプログラム(図示せず)を用いて、管理者により予め設定された記録媒体の大きさ(例えば、A4のみ使用)を、第2の共有クリップボード530のページ領域533に設定して表示することができる。
【0047】
第2の共有クリップボード530の画面領域532に表示されるページ領域533は、ユーザの入力により追加または削除されてよい。
ファイル保存/オープンパート153は、ページ領域533に追加された第2のキャプチャー領域521を保存部または外部装置に第2のファイル(図示せず)として保存することができる。
第2のファイル(図示せず)として保存可能なファイルは、PDF、TIFF、W2Pのファイル拡張子を有することができる。また、TXT、RTFの拡張子を有するテキストファイルやDOCファイルとして保存部または外部装置に保存することもできる。
【0048】
また、保存部または外部装置に保存されているイメージファイル及びテキストファイルの少なくとも一つを、第2の共有クリップボード530で開くことができる。
保存可能なファイルのうち、W2Pファイルは、キャプチャーアプリケーション150及びウェブキャプチャーアプリケーション140において相互互換可能であり、W2Pの他、キャプチャーアプリケーション150及びウェブキャプチャーアプリケーション140が相互互換可能なファイル拡張子であれば充分である。
【0049】
第1のファイル(図示せず)がW2Pファイルとして保存される場合、ウェブキャプチャーアプリケーション150の第2の共有クリップボード530またはウェブキャプチャーアプリケーション140の第1の共有クリップボード330は、W2Pファイルの「開く」、「編集」及び「保存」が可能である。
【0050】
第2の共有クリップボードオープンパート154は、ウェブキャプチャーアプリケーション140における第1の共有クリップボード330に追加された第1のキャプチャー領域321(W2Pファイルとして保存される前のもの)を、第2の共有クリップボード530で開くことができる。
【0051】
ウェブキャプチャーアプリケーション140及びキャプチャーアプリケーション150が共に駆動中の場合、ウェブキャプチャーアプリケーション140における第1の共有クリップボード330のページ領域333に追加された第1のキャプチャー領域321は、保存部に臨時保存されてよい。キャプチャーアプリケーション150における第2の共有クリップボード530は、臨時保存されている第1のキャプチャー領域321を開いて表示することができる。
【0052】
図1を参照すると、ウェブキャプチャーアプリケーション140は第1の共有クリップボード330を、キャプチャーアプリケーション150は第2の共有クリップボード530をそれぞれ備えているが、ウェブキャプチャーアプリケーション140とキャプチャーアプリケーション150は、一つの共有クリップボード(図示せず)で具現されてもよい。
【0053】
この場合、ウェブキャプチャーアプリケーション140は、ウェブ画面キャプチャーパート141、ファイル保存/オープンパート143または共有クリップボードオープンパート144を含み、これに対応して、キャプチャーアプリケーション150も、壁紙キャプチャーパート151、ファイル保存/オープンパート143または共有クリップボードオープンパート154を含む。共有クリップボードオープンパート144,154は、共有クリップボード(図示せず)にそれぞれ追加されて臨時保存されたキャプチャー領域321,521を開くことができる。
【0054】
ウェブキャプチャーアプリケーション140及びキャプチャーアプリケーション150は、共有クリップボード(図示せず)を共有することができる。ウェブキャプチャーアプリケーション140のウェブ画面キャプチャーパート141は、ウェブブラウザ310の画面320から第1のキャプチャー領域321をキャプチャーし、キャプチャーされた第1のキャプチャー領域321は共有クリップボード(図示せず)に追加されてよい。
【0055】
ファイル保存/オープンパート143は、共有クリップボード(図示せず)に追加された第1のキャプチャー領域321を保存部または外部装置に第1のファイル(図示せず)として保存することができ、既に保存されているイメージファイル及びテキストファイルの少なくとも一つを開くこともできる。
共有クリップボードオープンパート144は、キャプチャーアプリケーション150の壁紙520からキャプチャーされて臨時保存された第2のキャプチャー領域521を開くことができる。
【0056】
ウェブキャプチャーアプリケーション140と同様に、キャプチャーアプリケーション150の壁紙キャプチャーパート151は、壁紙520から第2のキャプチャー領域521をキャプチャーし、キャプチャーされた第2のキャプチャー領域521は画面キャプチャーボード(図示せず)に追加されてよい。
ファイル保存/オープンパート153は、共有クリップボード(図示せず)に追加された第2のキャプチャー領域521を保存部または外部装置に第2のファイル(図示せず)として保存することができ、既に保存されたイメージファイル及びテキストファイルの少なくとも一つを開くこともできる。
共有クリップボードオープンパート154は、ウェブキャプチャーアプリケーション140のウェブブラウザ310の画面320からキャプチャーされて臨時保存された第2のキャプチャー領域521を開くことができる。
【0057】
画像形成装置180は、有線/無線ネットワーク170またはUSBインターフェース171を介してホスト装置100と接続する。
そして、画像形成装置180は、ホスト装置100における第1の共有クリップボード330のページ領域333または第2の共有クリップボード530のページ領域533に対応する画像形成装置180が支援する記録媒体の大きさを含む装置情報に対する要請を受信し、それについてホスト装置100に応答することができる。
【0058】
ここで、装置情報とは、プリンタに設定される情報であり、例えば、モデル名(model name)、装置名(device name)、装置識別子(device ID)、IPアドレス、記録媒体(recording medium)の大きさ及び出力カウンター情報の少なくとも一つを含む。
記録媒体の大きさを含む装置情報は、画像形成装置180の保存部に保存されている。ここで、ハードディスクドライブ(図示せず)、制御部(図示せず)内のROM(図示せず)またはRAM(図示せず)を保存部とすることができる。
【0059】
画像形成装置180は、コンピュータ181またはホスト装置100から入力される印刷データを、カラー及びモノ(mono)の少なくとも一つとして印刷することができる。
また、画像形成装置180が複合機の場合、スキャン部(図示せず)、ファックス部(図示せず)を含むことができる。
【0060】
ファックス部(図示せず)は、スキャン部(図示せず)でスキャンして生成されたイメージデータを、電話ライン(tel−line)(図示せず)を通じて他のファクシミリ(図示せず)に伝送する、イーメールに添付して外部装置にイーメール送信する、または、ファイルとして保存して外部装置にファイル伝送することができる。
【0061】
ホスト装置100は、携帯電話、スマートフォン、タブレットPC、ハンドヘルドPCなどの携帯用装置でよい。この場合、ホスト装置100の通信インターフェース130は、該当のファイルデータを無線で他の携帯電話またはスマートフォンに伝送することができる。
【0062】
図2は、本発明の一実施形態に係るホスト装置の画面キャプチャー制御方法を説明するためのフローチャートである。
図2を参照すると、ステップS201で、ホスト装置100の表示部160にウェブキャプチャーアプリケーション140またはキャプチャーアプリケーション150が表示される。
【0063】
表示されるウェブキャプチャーアプリケーション140またはキャプチャーアプリケーション150は、別個の短縮アイコン(shortcut)として表示することができ、表示される別個の短縮アイコンを用いてウェブキャプチャーアプリケーション140またはキャプチャーアプリケーション150を駆動することができる。
ウェブキャプチャーアプリケーション140は、ウェブブラウザ310にプラグイン(plug−in)することができ、ウェブブラウザ310を駆動した後に、ウェブブラウザ310のツールバー311からウェブキャプチャーアプリケーション140に対応する短縮アイコン312を選択して駆動すればよい。
キャプチャーアプリケーション150は、入力部161に含まれるキーボード(図示せず)におけるあらかじめ設定されたショートカットキー(例えば、PrintScreenキー)により駆動することができる。
【0064】
また、ホスト装置100の運営体制から提供されるシステムトレイにウェブキャプチャーアプリケーション140またはキャプチャーアプリケーション150に対応して表示される短縮アイコン(図示せず)を選択して駆動することもできる。
ステップS202で、入力部161を用いて表示部160に表示されるウェブキャプチャーアプリケーション140を駆動する。ウェブキャプチャーアプリケーション140の初期ユーザーインターフェース画面については図3を参照して説明する。
【0065】
図3は、本発明の一実施形態に係るウェブキャプチャーアプリケーションの初期ユーザーインターフェース画面の例示図である。
駆動されるウェブキャプチャーアプリケーション140は、ウェブページが表示され、入力部161によりキャプチャー領域が入力される画面320と、第1の共有クリップボード330と、を含む。
【0066】
ウェブキャプチャーアプリケーション140が駆動される場合、ウェブキャプチャーアプリケーション140は、表示される画面320中のキャプチャー可能な全体領域を臨時保存することができる。
ウェブキャプチャーアプリケーション140における画面320の一側に、第1の共有クリップボード330が表示され、第1の共有クリップボード330の画面320での位置(例えば、画面320の上側、下側、左側、右側)は、ユーザの入力によって変更可能である。
第1の共有クリップボード330の位置または大きさに対応して、ウェブキャプチャーアプリケーション140の画面320がシフト(この場合、上、下、左、右へとスクロール可能)されたり、画面320の大きさが縮小したりして変更されることがある。
【0067】
第1の共有クリップボード330は、少なくとも一つのページ領域333を含む画面領域332と、ページ領域333に追加される第1のキャプチャー領域321を編集する少なくとも一つのメニューアイコンを含むメニュー領域331と、を含む。
画面領域332のページ領域333は、ホスト装置100と接続している画像形成装置180が支援する記録媒体の大きさに対応して表示される。
第1の共有クリップボード330は非表示(Hide)とすることができ、この場合、画面320の大きさは変更して表示されてよい。
【0068】
メニュー領域331は、「ページ領域追加」、「ページ領域削除」、「ページ領域設」定、「編集」、「開く」、「保存」、「印刷」、「ファックス伝送」、「ファイル伝送」または「共有クリップボードを開く」に対応するクイックツールを含むことができる。
クイックツールを用いて、第1の共有クリップボード330に追加される第1のキャプチャー領域321を編集または保存することができる。また、第1のキャプチャー領域321を含むページ領域333のプレビュー(preview)も可能である。
【0069】
編集または保存された第1のファイル(図示せず)に対して外部装置を用いて対応する作業を行うことができ、当該作業は、印刷、ファックス伝送、及びファイル伝送の少なくとも一つを含むことができる。
【0070】
図2のステップS203において、ウェブキャプチャーアプリケーション140を用いてウェブブラウザ310の画面320から第1のキャプチャー領域321をキャプチャーする。
ウェブキャプチャーアプリケーション140のウェブキャプチャー動作については、図4を参照して詳細に説明する。
【0071】
図4は、本発明の一実施形態に係るウェブキャプチャーアプリケーションでウェブブラウザ画面の第1のキャプチャー領域をキャプチャーして共有クリップボードに追加するユーザーインターフェース画面の例示図である。
図4を参照すると、ユーザ入力によってウェブブラウザ310の画面320から入力部161を用いて第1のキャプチャー領域321をキャプチャーする。
第1のキャプチャー領域321の形状は、多角形の他、閉曲線を含むこともできる。
【0072】
第1のキャプチャー領域321について入力部161を用いてキャプチャーする場合、ウェブキャプチャーアプリケーション140を駆動させた時、臨時保存されていた画面320の全体領域において第1のキャプチャー領域321に対応する座標を把握し、画面320の全体領域に対応するHTML文書をパーシング(parsing)することで、座標中に含まれたテキストを抽出することができる。
【0073】
抽出されたテキストは、ファイルとして保存できる。そして、座標を用いて第1のキャプチャー領域321に対応するイメージを抽出することができる。
抽出されたテキストに対応するテキストオブジェクト及び抽出されたイメージは、ベクタグラフィック(vector graphic)形式であるEMF(Enhanced Meta File)ファイルとして保存することができる。
また、キャプチャーされた第1のキャプチャー領域321は、画面320と区別して表示するとよい。
【0074】
図2を参照すると、ステップS204において、キャプチャーされた第1のキャプチャー領域321(EMFファイル)を、第1の共有クリップボード330に追加する。
図4を参照すると、画面320から入力部161を用いて第1のキャプチャー領域321を選択しドラッグ(drag)して第1の共有クリップボード330のページ領域333にドロップ(drop)することで追加できる。
入力部161を用いて、第1のキャプチャー領域321に対応するコンテクスト(context)メニュー322を画面320に表示し、コンテクストメニュー322から「共有クリップボードへ移動」を選択することで、該第1のキャプチャー領域321を第1の共有クリップボード330に移動させて追加することもできる。
【0075】
移動される第1のキャプチャー領域321の大きさは、第1の共有クリップボード140のページ領域333の大きさに対応するように変更できる。
ユーザは、画像形成装置180が支援する記録媒体の大きさを参照して、第1のキャプチャー領域321の実際の大きさを計ることができる。
ユーザは、また、画面320からキャプチャー領域(EMFファイル)をさらにキャプチャーして第1の共有クリップボード330に追加することができる。
【0076】
図2を参照すると、ステップS204において、OLE個体を第1の共有クリップボード330に追加することができる。
OLE個体を第1の共有クリップボード330に追加する方法の一つを、図8を用いて説明する。
【0077】
図8は、本発明の一実施形態に係る共有クリップボードにOLE個体を追加するユーザーインターフェース画面の例示図である。
図8を参照すると、入力部161を用いて、スプレッドシートアプリケーション810(例えば、マイクロソフト、オフィス、エクセル)で生成されたOLE個体(例えば、グラフ811)を選択し、入力部161を用いてグラフ811に対応するコンテクストメニュー812を表示し、コンテクストメニュー812から「共有クリップボードへ移動」を選択することで、当該OLE個体を第2の共有クリップボード530に移動することができる。
【0078】
図8は、キャプチャーアプリケーション150を用いて第2の共有クリップボード530にグラフ811を追加する一例を示す図であり、ウェブキャプチャーアプリケーション140を用いて第1の共有クリップボード330にもグラフ811を同様に追加することができる。
【0079】
OLE個体を第2の共有クリップボード530に追加する他の方法は、スプレッドシートアプリケーション810で生成されたグラフ811を選択し、グラフ811に対応するコンテクストメニュー812から「コピー(copy)」を選択する。
次に、キャプチャーアプリケーション150を実行し、壁紙520からキャプチャーされた第2のキャプチャー領域521が追加されている第2の共有クリップボード530のページ領域533において、コンテクストメニュー(図示せず)から「貼り付け(paste)」を選択することで、第2の共有クリップボード530にグラフ811が追加され、第2のキャプチャー領域521及びグラフ811が共に表示することができる。
【0080】
図2を参照すると、ステップS204において、第1の共有クリップボード330には、第1のキャプチャー領域321及びグラフ812が共に表示されている。
表示された第1のキャプチャー領域321及びグラフ812の少なくとも一つは、入力部161及びメニュー領域331を用いて位置または大きさを変更することができる。
【0081】
図2のステップS205において、第1の共有クリップボード330に追加された第1のキャプチャー領域321を含むページ領域333を、第1のファイル(図示せず)として保存部または外部装置に保存する。
第1のファイル(図示せず)は、PDF、TIFF、W2Pのファイル拡張子にて保存することが好ましい。
W2Pファイルは、ベクタグラフィック形式である少なくとも一つのイメージ、少なくとも一つのイメージ配置(layout)座標、順序(order)、選択的に追加されるテキストオブジェクトまたは画面320のアドレス情報(例えば、URLなど)のうち、複数の項目を含むことができる。
複数の項目は、XML(eXtended Markup Language)を含むマークアップ言語(markup language)にて保存することが好ましい。
【0082】
URL情報を有するキャプチャー領域またはファイルの場合、ダブルクリックすることや、コンテクストメニュー中の「ウェブページを開く」を選択することで、ウェブブラウザ310を通じて対応するウェブページを表示することができる。
【0083】
W2Pファイルとして保存する場合、ウェブキャプチャーアプリケーション140の第1の共有クリップボード330及びキャプチャーアプリケーション150の第2の共有クリップボード530は、W2Pファイルを互いに「開く」、「編集」または「保存」することが可能である。
PDFファイルの場合、第1のキャプチャー領域321に対応する抽出されたテキストオブジェクトが含まれる検索可能PDF(searchable PDF)ファイルとして保存することが好ましい。
また、抽出されたテキストオブジェクトを用いてTXT、RTF拡張子を有するテキストファイルまたはDOCファイルとして保存することもできる。
【0084】
第1のファイル(図示せず)は、第1のキャプチャー領域321のみ保存されるものとしてもよい。
第1の共有クリップボード330に複数のキャプチャー領域が追加される場合、キャプチャー領域に対応するそれぞれのファイルとして保存することができる。また、ページ領域333が複数個である場合、複数のページ領域333を含めて第1のファイルとして保存することができる。
【0085】
図2のステップS206において、ウェブキャプチャーアプリケーション140を終了する。
ウェブブラウザ310はそのまま駆動させ、ウェブキャプチャーアプリケーション140のみを終了することができる。
【0086】
図2のステップS207において、表示部160でキャプチャーアプリケーション150が駆動される。
キャプチャーアプリケーション150に対応する短縮アイコンの選択、ホスト装置100の運営体制から提供されるシステムトレイに表示される短縮アイコンの選択、またはキーボード(図示せず)に予め設定されたショートカットキーの入力によって、キャプチャーアプリケーション150を駆動させることができる。
【0087】
図5は、本発明の一実施形態に係るキャプチャーアプリケーションの初期ユーザーインターフェース画面の例示図である。
駆動されるキャプチャーアプリケーション150は、表示部160で表示され、入力部161によりキャプチャー領域が入力される壁紙520と、第2の共有クリップボード530と、を含む。
【0088】
キャプチャーアプリケーション150が駆動される場合、キャプチャーアプリケーション150は、表示される壁紙520内のキャプチャー可能な全体領域を臨時保存することができる。
【0089】
キャプチャーアプリケーション150の壁紙520の一側に、第2の共有クリップボード530が表示され、第2の共有クリップボード530の壁紙520での位置(例えば、壁紙520の上側、下側、左側、右側)は、ユーザの入力によって変更可能である。
第2の共有クリップボード530の位置または大きさに対応して、キャプチャーアプリケーション150の壁紙520がシフト(この場合、上、下、左、右のスクロール可能)されたり、壁紙520の大きさが縮小したりして変更されることがある。
【0090】
第2の共有クリップボード530は、少なくとも一つのページ領域533を含む画面領域532と、ページ領域533に追加される第2のキャプチャー領域521を編集する少なくとも一つのメニューアイコンを含むメニュー領域531と、を含む。
画面領域532のページ領域533は、ホスト装置100と接続している画像形成装置180が支援する記録媒体の大きさに対応して表示される。
第2の共有クリップボード530は、非表示(hide)としてもよく、これに対応して壁紙520の大きさは変更して表示される。
【0091】
メニュー領域531は、「ページ領域追加」、「ページ領域削除」、「ページ領域設定」、「編集」、「開く」、「保存」、「印刷」、「ファックス伝送」、「ファイル伝送」または「共有クリップボードを開く」に対応するクイックツールを含むことができる。
【0092】
クイックツールを用いて第2の共有クリップボード530に追加される第2のキャプチャー領域521を編集または保存することができる。また、第2のキャプチャー領域521を含むページ領域533のプレビューも可能である。
編集または保存された第2のファイル(図示せず)に対して外部装置を用いて対応する作業を行うことができる。
該作業は、印刷、ファックス伝送、ファイル伝送の少なくとも一つを含むことができる。
【0093】
図2のステップS208において、第2の共有クリップボード530で第1のファイル(図示せず)を開く。キャプチャーアプリケーション150の「開く」動作については、図7を参照して詳細に説明する。
【0094】
図7は、本発明の一実施例に係るキャプチャーアプリケーションで既に保存されたファイルを開くユーザーインターフェース画面の例示図である。
図7を参照すると、キャプチャーアプリケーション150の一側に表示される第2の共有クリップボード530においてコンテクストメニュー(図示せず)を用いて「開く」を選択した場合や、メニュー領域531の「開く」を選択した場合に、ユーザーインターフェース画面には既に保存された第1のファイル、イメージファイル及びテキストファイルの少なくとも一つを含むファイルリスト(図示せず)またはサムネイル(thumbnail)イメージ710,720が表示される。
また、表示されるサムネイルイメージ710が複数のページを含む場合には、ユーザーインターフェース画面には、複数のページの移動のためのページ移動キー711が表示されることが好ましい。
【0095】
ファイルリスト(図示せず)またはサムネイルイメージ710,720は、第2の共有クリップボード530の一側に表示され、壁紙520とオーバーラップ(overlap)していてもよい。
表示されるファイルリスト(図示せず)からファイル名を選択する、または、サムネイルイメージ710,720から少なくとも一つのサムネイルイメージを選択することで、第2の共有クリップボード530にファイルが追加される。
【0096】
開いたファイルがW2Pファイルである場合、ファイルは、保存された形式(例えば、少なくとも一つのイメージ、少なくとも一つのイメージ配置座標、順序、テキストオブジェクト、またはURL情報など)を維持したまま第2の共有クリップボード530に追加される。
また、選択されたファイル名またはサムネイルイメージ710は、非選択されたファイルまたはサムネイルイメージ720と区別して表示されることが好ましい。
【0097】
図2のステップS209において、キャプチャーアプリケーション150を用いて壁紙520から第2のキャプチャー領域521をキャプチャーする。
キャプチャーアプリケーション150のキャプチャー動作については、図6を参照して詳細に説明する。
【0098】
図6は、本発明の一実施形態に係るキャプチャーアプリケーションで壁紙の第2の領域をキャプチャーして第1の領域が表示される共有クリップボードに追加するユーザーインターフェース画面の例示図である。
図6を参照すると、ユーザ入力によって壁紙520から入力部161を用いて第2のキャプチャー領域521をキャプチャーする。
第2のキャプチャー領域521の形状は、多角形の他、閉曲線を含むこともできる。
【0099】
第2のキャプチャー領域521について入力部161を用いてキャプチャーする場合、キャプチャーアプリケーション150が駆動される時、臨時保存された壁紙520の全体領域から第2のキャプチャー領域521に対応する座標に対応するイメージを抽出して、ビットマップ(bitmap)ファイルとして保存する。
キャプチャーされた第1のキャプチャー領域521は、壁紙520と区別して表示されることが好ましい。
【0100】
図2のステップS210において、キャプチャーされた第2のキャプチャー領域521(ビットマップファイル)は、第1のキャプチャー領域321が表示された第2の共有クリップボード530に追加される。
【0101】
図6を参照すると、キャプチャーされた第2のキャプチャー領域521の追加は、壁紙520から入力部161を用いてキャプチャーされた第2のキャプチャー領域521を選択してドラッグし、第2の共有クリップボード530のページ領域533にドロップすることで行うことができる。
また、キャプチャー領域521の追加は、壁紙520において入力部161を用いて第2のキャプチャー領域521に対応するコンテクストメニュー522を表示し、コンテクストメニュー522から「共有クリップボードへ移動」を選択することで、第2のキャプチャー領域521を第2の共有クリップボード530に移動させて行うこともできる。
【0102】
移動される第2のキャプチャー領域521の大きさは、第2の共有クリップボード530のページ領域533の大きさに対応して変更されてよい。
ユーザは、画像形成装置180が支援する記録媒体の大きさを参照して、第2のキャプチャー領域521の実際の大きさを計ることができる。
ユーザは、また、壁紙520からキャプチャー領域(ビットマップファイル)をさらにキャプチャーして第2の共有クリップボード530に追加することもできる。
【0103】
図2を参照すると、ステップS210において、OLE個体を第2の共有クリップボード530に追加することができる。
OLE個体をキャプチャーアプリケーション150の第2の共有クリップボード530に追加する方法は、図2のステップS204と同様に行えばよく、上述した図2のステップS204の全部または一部を行うことでOLE個体を追加することができる。
【0104】
図2のステップS210において、第2の共有クリップボード530には、開いた第1のファイルに対応する第1のキャプチャー領域321、第2のキャプチャー領域521及びOLE個体に対応するグラフ812を共に表示することができる。
第1のキャプチャー領域321、第2のキャプチャー領域521及びグラフ812の少なくとも一つは、入力部161及びメニュー領域531を用いて、第2の共有クリップボード530のページ領域333に表示される位置または大きさを変更することができる。
【0105】
図2のステップS211において、第2の共有クリップボード530に表示された第1のキャプチャー領域321、追加された第2のキャプチャー領域521及びグラフ812の少なくとも一つを編集することができ、編集せずに第2のファイル(図示せず)として保存することもできる。
【0106】
図2のステップS212において、第2の共有クリップボード330に表示された第1のキャプチャー領域321、第2のキャプチャー領域521またはグラフ811を、第2のファイル(図示せず)として保存部または外部装置に保存する。
【0107】
第2のファイル(図示せず)は、PDF、TIFF、W2Pのファイル拡張子にて保存されることが好ましい。
また、W2Pファイルは、ビットマップ形式である少なくとも一つのイメージ、少なくとも一つのイメージ配置(layout)座標、順序(order)、選択的に追加されるテキストオブジェクトの複数の項目を含むことができ、複数の項目は、XMLを含むマークアップ言語にて保存されることが好ましい。
【0108】
キャプチャーアプリケーション150でキャプチャーされた第2のキャプチャー領域521は、ビットマップ形式であるからテキストを含まないが、W2Pファイルとして保存される場合には、テキストオブジェクトが保存されうるように割り当てられ、以降テキストを追加することが可能である。
【0109】
第2のファイル(図示せず)がW2Pファイルとして保存される場合、キャプチャーアプリケーション150の第2の共有クリップボード530またはウェブキャプチャーアプリケーション140の第1の共有クリップボード330は、互いにW2Pファイルの「開く」、「編集」または「保存」の操作が可能である。
【0110】
PDFファイルは、第2のキャプチャー領域521に対応するテキストオブジェクトがないから、検索可能PDFファイルではなく、イメージからなるPDFとして保存されればよい。
光学文字認識(Optical Character Recognition:OCR)機能を用いてビットマップ形式の第2のキャプチャー領域521をテキストファイルとして保存することができる。第2のキャプチャー領域521に含まれるテキストを、OCR機能を用いてテキスト認識し、TXT、RTF拡張子を有するテキストファイルまたはDOCファイルとして保存することができる。文字認識をする場合、W2Pファイルのテキストオブジェクトとして追加されてもよい。
【0111】
第2のファイル(図示せず)は、壁紙520からキャプチャーした第2のキャプチャー領域521のみ保存されるものとしてもよい。
第2の共有クリップボード530に複数のキャプチャー領域が追加された場合、対応するそれぞれのファイルとして保存することができる。ページ領域533が複数である場合、複数のページ領域533を含めて第2のファイルとして保存することができる。
【0112】
図2のステップS213で、保存された第2のファイルに対応する作業を行う。
対応する作業は、通信インターフェース部130を通じて画像形成装置180に第2のファイル(図示せず)を伝送して印刷すること、画像形成装置180のファックス部(図示せず)を用いて第2のファイルを他のファクシミリにファックス伝送すること、または、通信インターフェース部130を通じてコンピュータ181または携帯用装置182に第2のファイル(図示せず)を伝送するファイル伝送をすることのうち少なくとも一つを含むことができる。
作業が完了すると、終了する。
【0113】
図9は、本発明の一実施形態係る複数の表示部に表示されるそれぞれのウェブキャプチャーアプリケーション及びキャプチャーアプリケーションの初期ユーザーインターフェース画面の例示図である。
図9を参照すると、第1の表示部ではウェブキャプチャーアプリケーション140が、第2の表示部ではキャプチャーアプリケーション150が、それぞれ駆動していることが望ましい。
【0114】
第1の表示部で駆動するウェブキャプチャーアプリケーション140のウェブキャプチャー動作は、図3及び図4を参照して説明したとおりである。
第1の表示部に表示されるウェブブラウザ310の画面320から、入力部161を用いて、第1のキャプチャー領域321をキャプチャーすることができる。
キャプチャーされた第1のキャプチャー領域321は、入力部161を用いて、コンテクストメニュー322から「共有クリップボードへ移動」を選択することや、ドラッグ・アンド・ドロップ(drag & dropをすることで、第1の共有クリップボード330に移動させることができる。
【0115】
第1の共有クリップボード330に表示される第1のキャプチャー領域321は、編集のためのメニュー領域331のメニューを用いて編集し、互換可能なファイル(例えば、W2Pファイル)またはPDF、TIFF、テキストファイルとして保存することができる。
また、ファイルとして保存せず、内部的に臨時保存してもよい。
【0116】
第2の表示部で駆動するキャプチャーアプリケーション150の動作は、図5及び図6を参照して説明したとおりである。
第2の表示部に表示される壁紙520から、入力部161を用いて、第2のキャプチャー領域521をキャプチャーすることができる。
【0117】
キャプチャーされた第2のキャプチャー領域521は、入力部161を用いて、コンテクストメニュー522から「共有クリップボードへ移動」を選択することや、ドラッグ・アンド・ドロップをすることで、第2の共有クリップボード530に移動させて追加することができる。
【0118】
第2の共有クリップボード530に表示された第2のキャプチャー領域521は、メニュー領域531のメニューを用いて編集でき、互換可能なW2PファイルまたはPDF、TIFFとして保存することができ、文字認識を通じてテキストファイルとしても保存することができる。
第1の共有クリップボード330と同様、第2の共有クリップボード530もファイルとして保存せず、内部的に臨時保存してもよい。
【0119】
第1の表示部に駆動中であるウェブキャプチャーアプリケーション140の第1の共有クリップボード330及び第2の表示部に駆動中であるキャプチャーアプリケーション150の第2の共有クリップボード530では、臨時保存された第1のキャプチャー領域321及び第2のキャプチャー領域521を、それぞれのメニュー領域331,531中の「共有クリップボードを開く」を用いて、それぞれの共有クリップボード330,530に貼り付けることが可能である。
【0120】
図10は、本発明の他の実施形態に係るホスト装置の画面キャプチャー制御方法を説明するためのフローチャートである。
図10を参照すると、ステップS1001で、ホスト装置100の表示部160にウェブキャプチャーアプリケーション140及びキャプチャーアプリケーション150の少なくとも一つが表示される。
【0121】
ウェブキャプチャーアプリケーション140及びキャプチャーアプリケーション150は、別個の短縮アイコンで表示されてよく、短縮アイコンを用いてウェブキャプチャーアプリケーション140及びキャプチャーアプリケーション150を駆動することができる。
【0122】
ステップS1002で、入力部161を用いて短縮アイコンを用いてウェブキャプチャーアプリケーション140を駆動する。
短縮アイコン(図示せず)は、ホスト装置100の運営体制から提供されるシステムトレイの短縮アイコン(図示せず)を含む。
【0123】
ウェブキャプチャーアプリケーション140は、ウェブブラウザ310にプラグインすることができ、ウェブブラウザ310をまず駆動した後、ウェブブラウザ310のツールバー311からウェブキャプチャーアプリケーション140に対応する短縮アイコン312を選択して駆動することが好ましい。
駆動されるウェブキャプチャーアプリケーション140は、ウェブブラウザ310の画面320と第1の共有クリップボード330を含む。
ウェブキャプチャーアプリケーション140が駆動される場合、ウェブキャプチャーアプリケーション140は、表示される画面320内のキャプチャー可能な全体領域を臨時保存することができる。
【0124】
ステップS1003で、ホスト装置100の保存部または外部装置に保存されたファイルを、第1の共有クリップボード330で開く。
ウェブキャプチャーアプリケーション140の一側に表示される第1の共有クリップボード330において、コンテクストメニュー(図示せず)を用いて「開く」を選択したり、メニュー領域531の「開く」をクリックした場合、互換可能なW2Pファイルを含む既に保存された少なくとも一つのファイルに対応するファイルリスト(図示せず)または少なくとも一つのサムネイルイメージ710,720が表示される。
【0125】
表示されるサムネイルイメージ710が複数のページを含む場合、複数のページの移動のためのページ移動キー711が表示されることが好ましい。
ファイルリスト(図示せず)またはサムネイルイメージ710,720は、第1の共有クリップボード330の一側に表示され、画面320とオーバーラップされてもよい。
【0126】
表示されるファイルリスト(図示せず)からファイルを選択したり、サムネイルイメージ610から少なくとも一つのサムネイルイメージを選択したりすることで、これらを第1の共有クリップボード330に追加することができる。
開いたファイルがW2Pファイルである場合、ファイルは、保存された形式(例えば、少なくとも一つのイメージ、少なくとも一つのイメージ配置座標、順序、テキストオブジェクト、またはURL情報など)を維持したまま、第1の共有クリップボード330に追加される。
【0127】
ステップS1004で、ウェブキャプチャーアプリケーション140を用いてウェブブラウザ310の画面320から第1のキャプチャー領域321をキャプチャーする。
キャプチャーされた第1の領域321は、画面320と区別して表示することができ、第1のキャプチャー領域321の形状は、多角形の他、閉曲線を含むこともできる。
【0128】
キャプチャーされる第1のキャプチャー領域321を、入力部161を用いて選択する場合、臨時保存された画面320の全体領域において第1のキャプチャー領域321に対応する座標を把握し、画面320の全体領域に対応するHTML文書をパーシングして座標内のテキストを抽出することができる。
また、把握された座標に対応する第1のキャプチャー領域321に対応するイメージを抽出することもできる。
抽出されたテキストに対応するテキストオブジェクト及び抽出されたイメージは、ベクタグラフィック形式であるEMFファイルとして保存されてもよい。
【0129】
ステップS1005において、開いたファイルが表示された第1の共有クリップボード330に、第1のキャプチャー領域321が追加される。
入力部161を用いて第1のキャプチャー領域321を第1の共有クリップボード330のページ領域333にドラッグ・アンド・ドロップして追加することや、第1のキャプチャー領域321に対応するコンテクストメニュー322から「共有クリップボードへ移動」を選択し、第1の共有クリップボードに移動させることで第1のキャプチャー領域321を追加することができる。
【0130】
移動される第1のキャプチャー領域321の大きさは、第1の共有クリップボード330のページ領域333の大きさに対応して変更可能である。
ユーザは、画像形成装置180が支援する記録媒体の大きさを参照して、第1のキャプチャー領域321の実際の大きさを計ることができる。
ユーザはまた、画面320からキャプチャー領域をさらにキャプチャーして、第1の共有クリップボード330に追加することもできる。
【0131】
ステップS1006において、第1の共有クリップボード330に表示されたファイルまたは第1のキャプチャー領域321が編集される。
ファイルまたは第1のキャプチャー領域321の少なくとも一つは、ユーザ入力に対応する入力部161及びメニュー領域331を用いて、共有クリップボード330のページ領域330で表示される位置または大きさを変更することができる。
【0132】
ステップS1007において、表示されるファイルと第1のキャプチャー領域321が第1のファイル(図示せず)として保存される。
第1のファイル(図示せず)は、PDF、TIFF、W2Pのファイル拡張子にて保存されてよい。表示されるファイルがW2Pファイルの場合、保存時における複数の項目(少なくとも一つのイメージ、イメージの座標、順序、テキストオブジェクト)を維持し、第1のキャプチャー領域321を複数の項目に追加して上書き(overwrite)することや、新規のW2Pファイルとして保存することができる。
【0133】
第1の共有クリップボード330に複数のキャプチャー領域が追加された場合、対応するそれぞれのファイルとして保存することができる。また、ページ領域333が複数である場合には、複数のページ領域333を含めて第1のファイルとして保存することができる。
【0134】
ステップS1008において、保存された第1のファイルに対応する作業が行なわれる。
対応する作業は、通信インターフェース部130を通じて画像形成装置180に第1のファイルを伝送して印刷すること、画像形成装置180のファックス部(図示せず)を用いて他のファクシミリに第1のファイルをファックス伝送すること、またはコンピュータ181または携帯用装置182に第1のファイルを伝送するファイル伝送、のうち少なくとも一つを含むことができる。作業が完了すると、終了する。
【0135】
図11は、本発明のさらに他の実施形態に係るホスト装置の画面キャプチャー制御方法を説明するためのフローチャートである。
図11を参照すると、ステップS1101で、ホスト装置100の表示部160に、ウェブキャプチャーアプリケーション140及びキャプチャーアプリケーション150を含む統合キャプチャーアプリケーション(図示せず)が表示される。
【0136】
統合キャプチャーアプリケーション(図示せず)は、表示部160の短縮アイコン、及びホスト装置100の運営体制から提供されるシステムトレイに表示される短縮アイコンの少なくとも一つで表示されることが好ましい。
【0137】
ステップS1102において、入力部161を用いて統合キャプチャーアプリケーション(図示せず)が駆動される。
表示部160の短縮アイコン(図示せず)またはホスト装置100の運営体制から提供されるシステムトレイの短縮アイコンのいずれかを選択することで、統合キャプチャーアプリケーション(図示せず)を駆動することができる。
【0138】
ステップS1103において、統合キャプチャーアプリケーション(図示せず)のウェブブラウザ310の活性化情報を用いて、ウェブブラウザ310が活性化しているか否かを判断する。
活性化情報は、運営体制のレジストリ(図示せず)及び運営体制の作業管理者(図示せず)の少なくとも一つを用いて獲得することができる。
ステップS1104で、活性化情報を用いてウェブブラウザ310が活性化したと判断された場合、ウェブキャプチャーアプリケーション140が駆動される。
【0139】
ステップS1105で、駆動されるウェブキャプチャーアプリケーション140を用いてウェブキャプチャー動作が行なわれる。ウェブキャプチャー動作は、図2で説明したステップS203乃至ステップS205と同様にして行えばよく、図2で説明したステップS203乃至ステップS205の全部または一部を行うことで、ウェブキャプチャー動作を行うことができる。
ウェブキャプチャーアプリケーション140のウェブキャプチャー動作を行い、これで終了する。
【0140】
活性化情報を用いてウェブブラウザ310が非活性化されたと判断された場合、ステップS1106で、キャプチャーアプリケーション150が駆動される。
【0141】
ステップS1107において、駆動したキャプチャーアプリケーション150を用いてキャプチャー動作を行うが、キャプチャー動作は、図2を参照して説明したステップS208乃至ステップS213と同様にして行えばよい。
キャプチャー動作は、図2のステップS208乃至ステップS213の全部または一部を行うことで実施可能である。
キャプチャーアプリケーション150のキャプチャー動作を行い、これで終了する。
【0142】
本発明の好ましい時実施形態に係る方法は、様々なコンピュータ手段で実行可能なプログラム命令の形態とされて、コンピュータ読み取り可能媒体に記録されるものでよい。コンピュータ読み取り可能媒体は、プログラム命令、データファイル、データ構造などを単独にまたは組み合わせて含むことができる。該媒体に記録されるプログラム命令は、本発明のために特別に設計及び構成されたものであってよく、コンピュータソフトウェアの当業者に公知のものとして使用可能なものであってもよい。
【0143】
これまで、限定された好ましい実施形態及び図面を挙げて本発明を説明してきたが、本発明は上記の実施形態に限定されるものではなく、本発明の属する技術の分野における通常の知識を有する者には、上記の記載から様々な修正及び変形が可能である。
したがって、本発明の範囲は、説明した実施形態に限定されて定められてはならず、本発明の特許請求の範囲及びその均等物により定められるべきものである。
【符号の説明】
【0144】
100 ホスト装置
110 制御部
111 CPU
112 ROM
113 RAM
120 ハードディスクドライブ
130 通信インターフェース部
140 ウェブキャプチャーアプリケーション
141 ウェブ画面キャプチャーパート
142 第1の共有クリップボードパート
143 ファイル保存/オープンパート
144 第1の共有クリップボードオープンパート
150 キャプチャーアプリケーション
151 壁紙キャプチャーパート
152 第2の共有クリップボードパート
153 ファイル保存/オープンパート
154 第2の共有クリップボードオープンパート
160 表示部
161 入力部
170 有線/無線ネットワーク
171 USBインターフェース
180 画像形成装置
181 コンピュータ
182 携帯用装置
320 画面
321 第1のキャプチャー領域
330 第1の共有クリップボード
331 メニュー領域
332 画面領域
333 ページ領域
520 壁紙
521 第2のキャプチャー領域
530 第2の共有クリップボード
810 スプレッドシートアプリケーション
811 グラフ
812 コンテクストメニュー

【特許請求の範囲】
【請求項1】
画像形成装置及び表示部に接続可能なホスト装置であって、
ウェブキャプチャーアプリケーション及びキャプチャーアプリケーションの動作を制御する制御部と、
保存部と、を含み、
前記制御部は、
前記ウェブキャプチャーアプリケーションを制御して、前記表示部に表示される前記第1の共有クリップボードの一側のウェブブラウザの画面に表示された第1のキャプチャー領域をキャプチャーし、前記第1のキャプチャー領域を前記第1の共有クリップボードに追加し、前記キャプチャーアプリケーションで互換可能な第1のファイルとして前記保存部に保存し、
前記キャプチャーアプリケーションを制御して、前記表示部に表示される前記第2の共有クリップボードの一側の壁紙に表示された第2のキャプチャー領域をキャプチャーし、前記第2のキャプチャー領域を前記第2の共有クリップボードに追加して前記ウェブキャプチャーアプリケーションで互換可能な第2のファイルとして前記保存部に保存し、
前記第1の共有クリップボード及び前記第2の共有クリップボードは、前記画像形成装置で支援する記録媒体の大きさに対応し、互換可能な前記第1のファイル及び前記第2のファイルの少なくとも一つを開いて編集可能であることを特徴とするホスト装置。
【請求項2】
前記画像形成装置に接続可能な通信インターフェース部をさらに含み、
前記制御部は、前記第1のファイル及び前記第2のファイルの少なくとも一つが前記通信インターフェース部を通じて前記画像形成装置に伝送されるように制御することを特徴とする請求項1に記載のホスト装置。
【請求項3】
前記表示部は、前記ホスト装置と一体型(all−in−one)であることを特徴とする請求項1に記載のホスト装置。
【請求項4】
画像形成装置に接続可能なホスト装置の画面キャプチャー制御方法であって、
表示部に表示され、第1の共有クリップボード及び前記第1の共有クリップボードの一側のウェブブラウザの画面を含むウェブキャプチャーアプリケーションを駆動するステップと、
前記ウェブブラウザの画面から第1の領域をキャプチャーし、前記第1のキャプチャー領域を前記第1の共有クリップボードに追加して、キャプチャーアプリケーションで互換可能な第1のファイルとして保存するステップと、
前記表示部に表示され、第2の共有クリップボード及び前記第2の共有クリップボードの一側の壁紙を含むキャプチャーアプリケーションを駆動するステップと、
前記キャプチャーアプリケーションの第2の共有クリップボードで前記第1のファイルを開いて表示するステップと、
前記壁紙に表示される第2の領域をキャプチャーし、前記第2のキャプチャー領域を、前記第1のファイルが表示される第2の共有クリップボードに追加して、前記ウェブキャプチャーアプリケーションで互換可能な第2のファイルとして保存するステップと、
を含み、
前記第1の共有クリップボード及び前記第2の共有クリップボードは、前記画像形成装置で支援する記録媒体の大きさに対応し、互換可能な前記第1のファイル及び前記第2のファイルの少なくとも一つを開いて編集可能であることを特徴とするホスト装置の画面キャプチャー制御方法。
【請求項5】
前記第2の共有クリップボードで前記第1のファイルを開いて表示するステップは、
既に保存された前記第1のファイル、イメージファイル及びテキストファイルの少なくとも一つに対応するファイル名またはサムネイルイメージを用いて選択的に開くステップであることを特徴とする請求項4に記載のホスト装置の画面キャプチャー制御方法。
【請求項6】
前記表示部に駆動される他のアプリケーションで選択されたOLE個体が、第1の共有クリップボードに追加されるステップをさらに含むことを特徴とする請求項4に記載のホスト装置の画面キャプチャー制御方法。
【請求項7】
前記表示部に駆動される他のアプリケーションで選択されたOLE個体が、第2の共有クリップボードに追加されるステップをさらに含むことを特徴とする請求項4に記載のホスト装置の画面キャプチャー制御方法。
【請求項8】
前記表示される第1の共有クリップボードの大きさに対応して前記ウェブブラウザの画面の大きさが変更して表示されること、または、前記表示される第2の共有クリップボードの大きさに対応して前記壁紙の大きさが変更して表示されることを特徴とする請求項4に記載のホスト装置の画面キャプチャー制御方法。
【請求項9】
前記ウェブキャプチャーアプリケーションは、前記第1のキャプチャー領域を拡張子がEMFであるファイルとしてキャプチャーし、前記第1のキャプチャー領域に含まれるテキストを抽出して保存することを特徴とする請求項4に記載のホスト装置の画面キャプチャー制御方法。
【請求項10】
前記第1のキャプチャー領域または第2のキャプチャー領域に対応する作業を、前記画像形成装置を用いて行うステップをさらに含むことを特徴とする請求項4に記載のホスト装置の画面キャプチャー制御方法。
【請求項11】
前記表示部が複数である場合、
前記ウェブキャプチャーアプリケーション及び前記キャプチャーアプリケーションは、前記複数の表示部でそれぞれ駆動されることを特徴とする請求項4に記載のホスト装置の画面キャプチャー制御方法。
【請求項12】
前記第1の共有クリップボードは前記第2のキャプチャー領域を、前記第2の共有クリップボードは前記第1のキャプチャー領域を相互開くことができることを特徴とする請求項11に記載のホスト装置の画面キャプチャー制御方法。
【請求項13】
前記表示部は、前記ホスト装置と一体型であることを特徴とする請求項4に記載のホスト装置の画面キャプチャー制御方法。
【請求項14】
画像形成装置に接続可能なホスト装置の画面キャプチャー制御方法であって、
表示部に表示され、前記第1の共有クリップボードの一側に表示されたウェブブラウザの画面から第1のキャプチャー領域をキャプチャーして前記第1の共有クリップボードに追加するウェブキャプチャーアプリケーション、及び前記表示部に表示され、前記第2の共有クリップボードの一側に表示された壁紙から第2のキャプチャー領域をキャプチャーして第2の共有クリップボードに追加するキャプチャーアプリケーションのうち、前記ウェブキャプチャーアプリケーションが駆動されるステップと、
前記画像形成装置の記録媒体の大きさに対応する前記第1の共有クリップボードで、既に保存された少なくとも一つのファイルが開いて表示されるステップと、
前記ウェブキャプチャーアプリケーションにより、前記ウェブブラウザの画面に表示された第1のキャプチャー領域がキャプチャーされるステップと、
前記少なくとも一つのファイルが表示される前記第1の共有クリップボードに、前記第1のキャプチャー領域が追加されるステップと、
を含むことを特徴とするホスト装置の画面キャプチャー制御方法。
【請求項15】
前記第1の共有クリップボードに表示された前記少なくとも一つのファイルまたはキャプチャーデータを、前記キャプチャーアプリケーションで互換可能な第1のファイルとして保存するステップをさらに含み、
前記第1のファイルは、前記ウェブキャプチャーアプリケーションまたは前記キャプチャーアプリケーションで編集可能であることを特徴とする請求項14に記載のホスト装置の画面キャプチャー制御方法。
【請求項16】
前記ウェブキャプチャーアプリケーションは、前記ウェブブラウザにプラグインされるアプリケーションであることを特徴とする請求項14に記載のホスト装置の画面キャプチャー制御方法。
【請求項17】
前記壁紙で駆動される他のアプリケーションで選択されたOLE個体が、前記第1の共有クリップボードに追加されるステップをさらに含むことを特徴とする請求項14に記載のホスト装置の画面キャプチャー制御方法。
【請求項18】
前記表示部は、前記ホスト装置と一体型であることを特徴とする請求項14に記載のホスト装置の画面キャプチャー制御方法。
【請求項19】
画像形成装置に接続可能なホスト装置の画面キャプチャー制御方法であって、
表示部の壁紙に表示され、前記第1の共有クリップボードの一側のウェブブラウザの画面から第1のキャプチャー領域をキャプチャーして前記第1の共有クリップボードに追加するウェブキャプチャーアプリケーション、及び前記表示部に表示され、前記第2の共有クリップボードの一側の前記壁紙から第2のキャプチャー領域をキャプチャーして第2の共有クリップボードに追加するキャプチャーアプリケーションを含む統合キャプチャーアプリケーションが駆動されるステップと、
前記統合キャプチャーアプリケーションの駆動に対応して前記ウェブブラウザが活性化されたか否かを判断するステップと、
前記ウェブブラウザが活性化された場合、前記ウェブキャプチャーアプリケーションが駆動され、前記ウェブブラウザが非活性化されていた場合、前記キャプチャーアプリケーションが駆動されるステップと、を含み、
前記ウェブキャプチャーアプリケーションは、前記第1のキャプチャー領域を前記キャプチャーアプリケーションで互換可能な第1のファイルとして保存し、前記キャプチャーアプリケーションは、前記第2のキャプチャー領域を前記ウェブキャプチャーアプリケーションで互換可能な第2のファイルとして保存することを特徴とするホスト装置の画面キャプチャー制御方法。
【請求項20】
前記第1の共有クリップボード及び前記第2の共有クリップボードは、前記画像形成装置で支援する記録媒体の大きさに対応し、前記第1のファイル及び前記第2のファイルの少なくとも一つを開いて編集可能であることを特徴とする請求項19に記載のホスト装置の画面キャプチャー制御方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【公開番号】特開2012−64220(P2012−64220A)
【公開日】平成24年3月29日(2012.3.29)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−203770(P2011−203770)
【出願日】平成23年9月16日(2011.9.16)
【出願人】(390019839)三星電子株式会社 (8,520)
【氏名又は名称原語表記】Samsung Electronics Co.,Ltd.
【住所又は居所原語表記】416,Maetan−dong,Yeongtong−gu,Suwon−si,Gyeonggi−do,Republic of Korea
【Fターム(参考)】