ホスホネート誘導体としてのイノシン一リン酸デヒドロゲナーゼインヒビター
治療薬として、また、他の工業目的のために用途を有する抗ウイルス、抗炎症および抗組織/臓器移植拒絶特性を備えたリン置換ミコフェノラート誘導体が開示されている。これらの組成物は、腫瘍の成長、ウイルス感染、炎症、または組織/臓器移植拒絶を阻止し、および/または癌、ウイルス感染、炎症および組織/臓器移植拒絶の治療または予防のために治療的に有用であるだけでなく、癌、ウイルス感染、炎症および組織/臓器移植拒絶を検出するアッセイで有用である。
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【特許請求の範囲】
【請求項1】
式Iまたは式IIの化合物:
【化1】
であって、ここで:
A0は、A1であり;
A1は、以下であり:
【化2】
A3は、以下であり:
【化3】
Y1は、別個に、O、S、N(Rx)、N(ORx)またはN(N(Rx)(Rx))であり;
Y2は、別個に、結合、O、N(Rx)、N(ORx)、N(N(Rx)(Rx))または−S(O)M2−であり;そして、ここで、Y2が2個のリン原子と結合するとき、Y2はまた、C(R2)(R2)であり得;
Rxは、別個に、H、R2、W3、保護基、または次式であり:
【化4】
Ryは、別個に、H、W3、R2または保護基であり;
R1は、別個に、H、または1個〜18個の炭素原子を有するアルキルであり;
R2は、別個に、H、R3またはR4であり、ここで、各R4は、別個に、0個〜3個のR3基で置換されており;
R3は、R3a、R3b、R3cまたはR3dであるが、但し、R3がヘテロ原子に結合されるとき、R3は、R3cまたはR3dであり;
R3aは、F、Cl、Br、I、−CN、N3または−NO2であり;
R3bは、Y1であり;
R3cは、−Rx、−N(Rx)(Rx)、−SRx、−S(O)Rx、−S(O)2Rx、−S(O)(ORx)、−S(O)2(ORx)、−OC(Y1)Rx、−OC(Y1)ORx、−OC(Y1)(N(Rx)(Rx))、−SC(Y1)Rx、−SC(Y1)ORx、−SC(Y1)(N(Rx)(Rx))、−N(Rx)C(Y1)Rx、−N(Rx)C(Y1)ORxまたは−N(Rx)C(Y1)(N(Rx)(Rx))であり;
R3dは、−C(Y1)Rx、−C(Y1)ORxまたは−C(Y1)(N(Rx)(Rx))であり;
R4は、1個〜18個の炭素原子を有するアルキル、2個〜18個の炭素原子を有するアルケニル、または2個〜18個の炭素原子を有するアルキニルであり;
R5は、R4であり、ここで、各R4は、0個〜3個のR3基で置換されており;
R5aは、別個に、1個〜18個の炭素原子を有するアルキレン、2個〜18個の炭素原子を有するアルケニレン、または2個〜18個の炭素原子を有するアルキニレンであり、該アルキレン、アルケニレンまたはアルキニレンのいずれか1つは、0個〜3個のR3基で置換されており;
W3は、W4またはW5であり;
W4は、R5、−C(Y1)R5、−C(Y1)W5、−SO2R5または−SO2W5であり;
W5は、炭素環または複素環であり、ここで、W5は、別個に、0個〜3個のR2基で置換されており;
W6は、1個、2個または3個のA3基で別個に置換されたW3であり;
M2は、0、1または2であり;
M12aは、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11または12であり;
M12bは、0、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11または12であり;
M1a、M1cおよびM1dは、別個に、0または1であり;
M12cは、0、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11または12であり;そして
R20は、エチルまたはビニルである、
化合物。
【請求項2】
A1が、次式:
【化5】
である、請求項1に記載の化合物。
【請求項3】
A1が、次式:
【化6】
である、請求項1に記載の化合物。
【請求項4】
A1が、次式:
【化7】
である、請求項1に記載の化合物。
【請求項5】
A1が、次式:
【化8】
である、請求項1に記載の化合物。
【請求項6】
A1が、次式であり:
【化9】
そしてW5aが、炭素環または複素環であり、ここでW5aは、別個に、0個または1個のR2基で置換されている、請求項1に記載の化合物。
【請求項7】
M12aが、1である、請求項1に記載の化合物。
【請求項8】
A1が、次式:
【化10】
である、請求項1に記載の化合物。
【請求項9】
A1が、次式:
【化11】
である、請求項1に記載の化合物。
【請求項10】
A1が、次式であり:
【化12】
W5aが、別個に、0個または1個のR2基で置換されている炭素環である、請求項1に記載の化合物。
【請求項11】
A1が、次式であり:
【化13】
Y2bが、OまたはN(R2)であり;そして
M12dが、1、2、3、4、5、6、7または8である、請求項1に記載の化合物。
【請求項12】
A1が、次式であり:
【化14】
W5aが、0個または1個のR2基で別個に置換された炭素環である、請求項1に記載の化合物。
【請求項13】
A1が、次式であり:
【化15】
W5aが、0個または1個のR2基で別個に置換された炭素環または複素環である、請求項1に記載の化合物。
【請求項14】
A1が、次式であり:
【化16】
Y2bが、OまたはN(R2)であり;そして
M12dが、1、2、3、4、5、6、7または8である、請求項1に記載の化合物。
【請求項15】
A3が、次式:
【化17】
である、請求項1〜14のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項16】
A3が、次式:
【化18】
である、請求項1〜14のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項17】
A3が、次式であり:
【化19】
Y1aが、OまたはSであり;そして
Y2aが、O、N(Rx)またはSである、請求項1〜14のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項18】
A3が、次式であり:
【化20】
そしてY2bが、OまたはN(Rx)である、請求項1〜14のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項19】
A3が、次式であり:
【化21】
Y2bが、OまたはN(Rx)であり;そして
M12dが、1、2、3、4、5、6、7または8である、請求項1〜14のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項20】
A3が、次式であり:
【化22】
Y2bが、OまたはN(Rx)であり;そして
M12dが、1、2、3、4、5、6、7または8である、請求項1〜14のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項21】
M12dが、1である、請求項20に記載の化合物。
【請求項22】
A3が、次式:
【化23】
である、請求項1〜14のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項23】
A3が、次式:
【化24】
である、請求項1〜14のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項24】
W5が、炭素環である、請求項23に記載の化合物。
【請求項25】
A3が、次式:
【化25】
である、請求項1〜14のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項26】
W5が、フェニルである、請求項25に記載の化合物。
【請求項27】
M12bが、1である、請求項26に記載の化合物。
【請求項28】
A3が、次式であり:
【化26】
Y1aが、OまたはSであり;そして
Y2aが、O、N(Rx)またはSである、請求項1〜14のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項29】
A3が、次式であり:
【化27】
Y2bが、OまたはN(Rx)である、請求項1〜14のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項30】
A3が、次式であり:
【化28】
Y2bが、OまたはN(Rx)であり;そして
M12dが、1、2、3、4、5、6、7または8である、請求項1〜14のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項31】
R1が、Hである、請求項30に記載の化合物。
【請求項32】
M12bが、1である、請求項30に記載の化合物。
【請求項33】
A3が、次式であり:
【化29】
ここで、該フェニル炭素環が、0個、1個、2個または3個のR2基で置換されている、請求項1〜14のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項34】
A3が、次式:
【化30】
である、請求項1〜14のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項35】
A3が、次式:
【化31】
である、請求項1〜14のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項36】
A3が、次式:
【化32】
である、請求項1〜14のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項37】
A3が、次式:
【化33】
である、請求項1〜14のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項38】
A3が、次式であり:
【化34】
Y1aが、OまたはSであり;そして
Y2aが、O、N(R2)またはSである、請求項1〜14のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項39】
A3が、次式であり:
【化35】
Y1aが、OまたはSであり;
Y2bが、OまたはN(R2)であり;そして
Y2cが、O、N(Ry)またはSである、請求項1〜14のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項40】
A3が、次式であり:
【化36】
Y1aが、OまたはSであり;
Y2bが、OまたはN(R2)であり;
Y2dが、OまたはN(Ry)であり;そして
M12dが、1、2、3、4、5、6、7または8である、請求項1〜14のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項41】
A3が、次式であり:
【化37】
Y2bが、OまたはN(R2)であり;そして
M12dが、1、2、3、4、5、6、7または8である、請求項1〜14のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項42】
A3が、次式であり:
【化38】
そしてY2bが、OまたはN(R2)である、請求項1〜14のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項43】
A3が、次式:
【化39】
である、請求項1〜14のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項44】
A3が、次式:
【化40】
である、請求項1〜14のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項45】
A3が、次式であり:
【化41】
Y1aが、OまたはSであり;そして
Y2aが、O、N(R2)またはSである、請求項1〜14のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項46】
A3が、次式であり:
【化42】
Y1aが、OまたはSであり;
Y2bが、OまたはN(R2)であり;そして
Y2cが、O、N(Ry)またはSである、請求項1〜14のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項47】
A3が、次式であり:
【化43】
Y1aが、OまたはSであり;
Y2bが、OまたはN(R2)であり;
Y2dが、OまたはN(Ry)であり;そして
M12dが、1、2、3、4、5、6、7または8である、請求項1〜14のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項48】
A3が、次式であり:
【化44】
Y2bが、OまたはN(R2)であり;そして
M12dが、1、2、3、4、5、6、7または8である、請求項1〜14のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項49】
A3が、次式であり:
【化45】
そしてY2bが、OまたはN(R2)である、請求項1〜14のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項50】
A0が、次式であり:
【化46】
ここで、各Rが、別個に、(C1〜C6)アルキルである、請求項1〜14のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項51】
R20が、エチルである、請求項1〜50のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項52】
R20が、ビニルである、請求項1〜50のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項53】
本明細書中の実施例で記述された、化合物。
【請求項54】
薬学的に受容可能な担体と、請求項1〜53のいずれか1項に記載の化合物とを含有する、医薬組成物。
【請求項55】
請求項1〜53のいずれか1項に記載の化合物と、薬学的に受容可能な担体とを含有する、単位剤形。
【請求項56】
腫瘍の増殖を阻止する方法であって、腫瘍を含む疑いのある試料または被験体を、請求項1〜53のいずれか1項に記載の化合物と接触させる工程を包含する、方法。
【請求項57】
前記腫瘍が、インビボにある、請求項55に記載の方法。
【請求項58】
動物における癌の症状または影響を治療または予防する方法であって、該動物に、請求項1〜53のいずれか1項に記載の化合物の治療有効量を含有する処方物を投与する工程を包含する、方法。
【請求項59】
前記化合物が、薬学的に受容可能な担体と共に処方される、請求項58に記載の方法。
【請求項60】
癌を治療する医薬を調製するための、請求項1〜53のいずれか1項に記載の化合物の使用。
【請求項61】
前記処方物が、さらに、第二活性成分を含有する、請求項60に記載の使用。
【請求項62】
ウイルスの活性を阻害する方法であって、ウイルスを含む疑いのある試料を、請求項1〜53のいずれか1項に記載の化合物と接触させる工程を包含する、方法。
【請求項63】
前記ウイルスが、インビボにある、請求項62に記載の方法。
【請求項64】
動物におけるウイルス感染の症状または影響を治療または予防する方法であって、該動物に、請求項1〜53のいずれか1項に記載の化合物の治療有効量を含有する処方物を投与する工程を包含する、方法。
【請求項65】
前記化合物が、薬学的に受容可能な担体と共に処方される、請求項64に記載の方法。
【請求項66】
ウイルス感染を治療する医薬を調製するための、請求項1〜53のいずれか1項に記載の化合物の使用。
【請求項67】
前記処方物が、さらに、第二活性成分を含有する、請求項66に記載の使用。
【請求項68】
炎症を阻止する方法であって、炎症をおこした疑いのある試料または被験体を、請求項1〜53のいずれか1項に記載の化合物と接触させる工程を包含する、方法。
【請求項69】
前記炎症が、インビボにある、請求項68に記載の方法。
【請求項70】
動物における炎症の症状または影響を治療または予防する方法であって、該動物に、請求項1〜53のいずれか1項に記載の化合物の治療有効量を含有する処方物を投与する工程を包含する、方法。
【請求項71】
前記化合物が、薬学的に受容可能な担体と共に処方される、請求項70に記載の方法。
【請求項72】
炎症を治療する医薬を調製するための、請求項1〜53のいずれか1項に記載の化合物の使用。
【請求項73】
前記処方物が、さらに、第二活性成分を含有する、請求項72に記載の使用。
【請求項74】
動物における組織移植拒絶または臓器移植拒絶の症状または影響を治療または予防する方法であって、該動物に、請求項1〜53のいずれか1項に記載の化合物の治療有効量を含有する処方物を投与する工程を包含する、方法。
【請求項75】
前記化合物が、薬学的に受容可能な担体と共に処方される、請求項74に記載の方法。
【請求項76】
組織移植拒絶または臓器移植拒絶を治療する医薬を調製するための、請求項1〜53のいずれか1項に記載の化合物の使用。
【請求項77】
前記処方物が、さらに、第二活性成分を含有する、請求項76に記載の使用。
【請求項1】
式Iまたは式IIの化合物:
【化1】
であって、ここで:
A0は、A1であり;
A1は、以下であり:
【化2】
A3は、以下であり:
【化3】
Y1は、別個に、O、S、N(Rx)、N(ORx)またはN(N(Rx)(Rx))であり;
Y2は、別個に、結合、O、N(Rx)、N(ORx)、N(N(Rx)(Rx))または−S(O)M2−であり;そして、ここで、Y2が2個のリン原子と結合するとき、Y2はまた、C(R2)(R2)であり得;
Rxは、別個に、H、R2、W3、保護基、または次式であり:
【化4】
Ryは、別個に、H、W3、R2または保護基であり;
R1は、別個に、H、または1個〜18個の炭素原子を有するアルキルであり;
R2は、別個に、H、R3またはR4であり、ここで、各R4は、別個に、0個〜3個のR3基で置換されており;
R3は、R3a、R3b、R3cまたはR3dであるが、但し、R3がヘテロ原子に結合されるとき、R3は、R3cまたはR3dであり;
R3aは、F、Cl、Br、I、−CN、N3または−NO2であり;
R3bは、Y1であり;
R3cは、−Rx、−N(Rx)(Rx)、−SRx、−S(O)Rx、−S(O)2Rx、−S(O)(ORx)、−S(O)2(ORx)、−OC(Y1)Rx、−OC(Y1)ORx、−OC(Y1)(N(Rx)(Rx))、−SC(Y1)Rx、−SC(Y1)ORx、−SC(Y1)(N(Rx)(Rx))、−N(Rx)C(Y1)Rx、−N(Rx)C(Y1)ORxまたは−N(Rx)C(Y1)(N(Rx)(Rx))であり;
R3dは、−C(Y1)Rx、−C(Y1)ORxまたは−C(Y1)(N(Rx)(Rx))であり;
R4は、1個〜18個の炭素原子を有するアルキル、2個〜18個の炭素原子を有するアルケニル、または2個〜18個の炭素原子を有するアルキニルであり;
R5は、R4であり、ここで、各R4は、0個〜3個のR3基で置換されており;
R5aは、別個に、1個〜18個の炭素原子を有するアルキレン、2個〜18個の炭素原子を有するアルケニレン、または2個〜18個の炭素原子を有するアルキニレンであり、該アルキレン、アルケニレンまたはアルキニレンのいずれか1つは、0個〜3個のR3基で置換されており;
W3は、W4またはW5であり;
W4は、R5、−C(Y1)R5、−C(Y1)W5、−SO2R5または−SO2W5であり;
W5は、炭素環または複素環であり、ここで、W5は、別個に、0個〜3個のR2基で置換されており;
W6は、1個、2個または3個のA3基で別個に置換されたW3であり;
M2は、0、1または2であり;
M12aは、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11または12であり;
M12bは、0、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11または12であり;
M1a、M1cおよびM1dは、別個に、0または1であり;
M12cは、0、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11または12であり;そして
R20は、エチルまたはビニルである、
化合物。
【請求項2】
A1が、次式:
【化5】
である、請求項1に記載の化合物。
【請求項3】
A1が、次式:
【化6】
である、請求項1に記載の化合物。
【請求項4】
A1が、次式:
【化7】
である、請求項1に記載の化合物。
【請求項5】
A1が、次式:
【化8】
である、請求項1に記載の化合物。
【請求項6】
A1が、次式であり:
【化9】
そしてW5aが、炭素環または複素環であり、ここでW5aは、別個に、0個または1個のR2基で置換されている、請求項1に記載の化合物。
【請求項7】
M12aが、1である、請求項1に記載の化合物。
【請求項8】
A1が、次式:
【化10】
である、請求項1に記載の化合物。
【請求項9】
A1が、次式:
【化11】
である、請求項1に記載の化合物。
【請求項10】
A1が、次式であり:
【化12】
W5aが、別個に、0個または1個のR2基で置換されている炭素環である、請求項1に記載の化合物。
【請求項11】
A1が、次式であり:
【化13】
Y2bが、OまたはN(R2)であり;そして
M12dが、1、2、3、4、5、6、7または8である、請求項1に記載の化合物。
【請求項12】
A1が、次式であり:
【化14】
W5aが、0個または1個のR2基で別個に置換された炭素環である、請求項1に記載の化合物。
【請求項13】
A1が、次式であり:
【化15】
W5aが、0個または1個のR2基で別個に置換された炭素環または複素環である、請求項1に記載の化合物。
【請求項14】
A1が、次式であり:
【化16】
Y2bが、OまたはN(R2)であり;そして
M12dが、1、2、3、4、5、6、7または8である、請求項1に記載の化合物。
【請求項15】
A3が、次式:
【化17】
である、請求項1〜14のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項16】
A3が、次式:
【化18】
である、請求項1〜14のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項17】
A3が、次式であり:
【化19】
Y1aが、OまたはSであり;そして
Y2aが、O、N(Rx)またはSである、請求項1〜14のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項18】
A3が、次式であり:
【化20】
そしてY2bが、OまたはN(Rx)である、請求項1〜14のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項19】
A3が、次式であり:
【化21】
Y2bが、OまたはN(Rx)であり;そして
M12dが、1、2、3、4、5、6、7または8である、請求項1〜14のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項20】
A3が、次式であり:
【化22】
Y2bが、OまたはN(Rx)であり;そして
M12dが、1、2、3、4、5、6、7または8である、請求項1〜14のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項21】
M12dが、1である、請求項20に記載の化合物。
【請求項22】
A3が、次式:
【化23】
である、請求項1〜14のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項23】
A3が、次式:
【化24】
である、請求項1〜14のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項24】
W5が、炭素環である、請求項23に記載の化合物。
【請求項25】
A3が、次式:
【化25】
である、請求項1〜14のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項26】
W5が、フェニルである、請求項25に記載の化合物。
【請求項27】
M12bが、1である、請求項26に記載の化合物。
【請求項28】
A3が、次式であり:
【化26】
Y1aが、OまたはSであり;そして
Y2aが、O、N(Rx)またはSである、請求項1〜14のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項29】
A3が、次式であり:
【化27】
Y2bが、OまたはN(Rx)である、請求項1〜14のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項30】
A3が、次式であり:
【化28】
Y2bが、OまたはN(Rx)であり;そして
M12dが、1、2、3、4、5、6、7または8である、請求項1〜14のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項31】
R1が、Hである、請求項30に記載の化合物。
【請求項32】
M12bが、1である、請求項30に記載の化合物。
【請求項33】
A3が、次式であり:
【化29】
ここで、該フェニル炭素環が、0個、1個、2個または3個のR2基で置換されている、請求項1〜14のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項34】
A3が、次式:
【化30】
である、請求項1〜14のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項35】
A3が、次式:
【化31】
である、請求項1〜14のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項36】
A3が、次式:
【化32】
である、請求項1〜14のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項37】
A3が、次式:
【化33】
である、請求項1〜14のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項38】
A3が、次式であり:
【化34】
Y1aが、OまたはSであり;そして
Y2aが、O、N(R2)またはSである、請求項1〜14のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項39】
A3が、次式であり:
【化35】
Y1aが、OまたはSであり;
Y2bが、OまたはN(R2)であり;そして
Y2cが、O、N(Ry)またはSである、請求項1〜14のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項40】
A3が、次式であり:
【化36】
Y1aが、OまたはSであり;
Y2bが、OまたはN(R2)であり;
Y2dが、OまたはN(Ry)であり;そして
M12dが、1、2、3、4、5、6、7または8である、請求項1〜14のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項41】
A3が、次式であり:
【化37】
Y2bが、OまたはN(R2)であり;そして
M12dが、1、2、3、4、5、6、7または8である、請求項1〜14のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項42】
A3が、次式であり:
【化38】
そしてY2bが、OまたはN(R2)である、請求項1〜14のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項43】
A3が、次式:
【化39】
である、請求項1〜14のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項44】
A3が、次式:
【化40】
である、請求項1〜14のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項45】
A3が、次式であり:
【化41】
Y1aが、OまたはSであり;そして
Y2aが、O、N(R2)またはSである、請求項1〜14のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項46】
A3が、次式であり:
【化42】
Y1aが、OまたはSであり;
Y2bが、OまたはN(R2)であり;そして
Y2cが、O、N(Ry)またはSである、請求項1〜14のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項47】
A3が、次式であり:
【化43】
Y1aが、OまたはSであり;
Y2bが、OまたはN(R2)であり;
Y2dが、OまたはN(Ry)であり;そして
M12dが、1、2、3、4、5、6、7または8である、請求項1〜14のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項48】
A3が、次式であり:
【化44】
Y2bが、OまたはN(R2)であり;そして
M12dが、1、2、3、4、5、6、7または8である、請求項1〜14のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項49】
A3が、次式であり:
【化45】
そしてY2bが、OまたはN(R2)である、請求項1〜14のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項50】
A0が、次式であり:
【化46】
ここで、各Rが、別個に、(C1〜C6)アルキルである、請求項1〜14のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項51】
R20が、エチルである、請求項1〜50のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項52】
R20が、ビニルである、請求項1〜50のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項53】
本明細書中の実施例で記述された、化合物。
【請求項54】
薬学的に受容可能な担体と、請求項1〜53のいずれか1項に記載の化合物とを含有する、医薬組成物。
【請求項55】
請求項1〜53のいずれか1項に記載の化合物と、薬学的に受容可能な担体とを含有する、単位剤形。
【請求項56】
腫瘍の増殖を阻止する方法であって、腫瘍を含む疑いのある試料または被験体を、請求項1〜53のいずれか1項に記載の化合物と接触させる工程を包含する、方法。
【請求項57】
前記腫瘍が、インビボにある、請求項55に記載の方法。
【請求項58】
動物における癌の症状または影響を治療または予防する方法であって、該動物に、請求項1〜53のいずれか1項に記載の化合物の治療有効量を含有する処方物を投与する工程を包含する、方法。
【請求項59】
前記化合物が、薬学的に受容可能な担体と共に処方される、請求項58に記載の方法。
【請求項60】
癌を治療する医薬を調製するための、請求項1〜53のいずれか1項に記載の化合物の使用。
【請求項61】
前記処方物が、さらに、第二活性成分を含有する、請求項60に記載の使用。
【請求項62】
ウイルスの活性を阻害する方法であって、ウイルスを含む疑いのある試料を、請求項1〜53のいずれか1項に記載の化合物と接触させる工程を包含する、方法。
【請求項63】
前記ウイルスが、インビボにある、請求項62に記載の方法。
【請求項64】
動物におけるウイルス感染の症状または影響を治療または予防する方法であって、該動物に、請求項1〜53のいずれか1項に記載の化合物の治療有効量を含有する処方物を投与する工程を包含する、方法。
【請求項65】
前記化合物が、薬学的に受容可能な担体と共に処方される、請求項64に記載の方法。
【請求項66】
ウイルス感染を治療する医薬を調製するための、請求項1〜53のいずれか1項に記載の化合物の使用。
【請求項67】
前記処方物が、さらに、第二活性成分を含有する、請求項66に記載の使用。
【請求項68】
炎症を阻止する方法であって、炎症をおこした疑いのある試料または被験体を、請求項1〜53のいずれか1項に記載の化合物と接触させる工程を包含する、方法。
【請求項69】
前記炎症が、インビボにある、請求項68に記載の方法。
【請求項70】
動物における炎症の症状または影響を治療または予防する方法であって、該動物に、請求項1〜53のいずれか1項に記載の化合物の治療有効量を含有する処方物を投与する工程を包含する、方法。
【請求項71】
前記化合物が、薬学的に受容可能な担体と共に処方される、請求項70に記載の方法。
【請求項72】
炎症を治療する医薬を調製するための、請求項1〜53のいずれか1項に記載の化合物の使用。
【請求項73】
前記処方物が、さらに、第二活性成分を含有する、請求項72に記載の使用。
【請求項74】
動物における組織移植拒絶または臓器移植拒絶の症状または影響を治療または予防する方法であって、該動物に、請求項1〜53のいずれか1項に記載の化合物の治療有効量を含有する処方物を投与する工程を包含する、方法。
【請求項75】
前記化合物が、薬学的に受容可能な担体と共に処方される、請求項74に記載の方法。
【請求項76】
組織移植拒絶または臓器移植拒絶を治療する医薬を調製するための、請求項1〜53のいずれか1項に記載の化合物の使用。
【請求項77】
前記処方物が、さらに、第二活性成分を含有する、請求項76に記載の使用。
【公表番号】特表2007−520452(P2007−520452A)
【公表日】平成19年7月26日(2007.7.26)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−536844(P2006−536844)
【出願日】平成16年10月25日(2004.10.25)
【国際出願番号】PCT/US2004/035136
【国際公開番号】WO2005/039552
【国際公開日】平成17年5月6日(2005.5.6)
【出願人】(500029420)ギリアード サイエンシーズ, インコーポレイテッド (141)
【Fターム(参考)】
【公表日】平成19年7月26日(2007.7.26)
【国際特許分類】
【出願日】平成16年10月25日(2004.10.25)
【国際出願番号】PCT/US2004/035136
【国際公開番号】WO2005/039552
【国際公開日】平成17年5月6日(2005.5.6)
【出願人】(500029420)ギリアード サイエンシーズ, インコーポレイテッド (141)
【Fターム(参考)】
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