説明

ボトル用ラベル

【課題】 使用後に、使用者にボトルおよびボトル用ラベルを分別回収する気持ちを起こさせることができるようなボトル用ラベルを提供する。
【解決手段】 シート状の熱収縮性を有するラベル部材20の両端部を重ね合わせて接合し、接合部23を形成した筒状のラベル部材20をボトル1の外周面に熱収縮させて装着するので、ボトル1の形状に対応して、容易に密着して装着できる。透明なラベル部材20の接合部23以外の場所に設けられた主印刷部31および第1印刷部32は、表側を読取面として印刷されているので、表側から印刷物を読み取ることができる。また、接合部23の内側に位置する第2の接合部22に設けられた第2印刷部33は、ボトル1側を読み取り面として印刷されているので、表側から見ると、第1印刷部32には、第2印刷部33を覆う面状のベタ印刷34が行われているので、第1印刷部32と第2印刷部33とが重なって読み取られることはない。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、内容物等の情報を表示し、ボトルの外表面に巻き付けて取り付けるボトル用ラベルに関する。
【背景技術】
【0002】
近年、環境保護の観点および省エネのためのリサイクルの観点から、内容物等の情報を表示しボトルの外表面に巻き付けて取り付けられているボトル用ラベルは、ボトルおよびボトル用ラベルの分別回収を容易にするために、容易に取り外すことができるように、例えば切断位置にミシン目等を設けてボトル用ラベルを取り外しやすくしている。
【0003】
また、ボトル用ラベルに記載される商品名や商品に関する情報が多量化して、ボトル用ラベルに記載が困難になるような場合には、ボトル用ラベルの一部を重ねて貼り付けるようにして、記載できる情報量を増すことが行われている(例えば、特許文献1、2参照)。
【0004】
また、ボトル用ラベルへの印刷には、使用者が使用後に、ボトルおよびラベルを分別回収する気持ちを起こさせるような工夫が成されている(例えば、特許文献3参照)。
特許文献3に記載の印刷方法では、ボトル用ラベルに、硬貨を構成する金属より硬度の高い材料を含むインキ組成物で印刷し、この印刷部分を硬貨により擦過して硬貨の削られた金属により、当否の判定画像が浮き出るようなくじ付きのボトル用ラベルが提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】実用登録−3029574号公報(第1図)
【特許文献2】特開2004−251966号公報(第1図)
【特許文献3】特開2002−55613号公報(第1図)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、前述したような特許文献3に記載のボトル用ラベルにおいては、ボトルに貼り付けられた際に外表面となる側に印刷が行われているため、ボトルが他の物と擦れた場合に、他の物を汚したり、インクや塗料のゴミが生じたりするという問題がある。
また、使用者が使用後に、ボトルおよびラベルを分別回収する気持ちを起こさせるような印刷を行うことも可能であるが、さらなる工夫も望まれている。
【0007】
そこで、本発明は上記問題点に鑑みなされたものであって、使用後に、使用者にボトルおよびボトル用ラベルを分別回収する気持ちを起こさせることができるようなボトル用ラベルを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記課題を解決するために、本発明のボトル用ラベルは、シート状の熱収縮性を有するラベル部材の両端部を重ね合わせて接合し、接合部を形成した筒状のラベル部材をボトルの外周面に熱収縮させて装着する透明な基材に印刷を施したボトル用ラベルであって、前記接合部以外の主印刷部と、前記接合部の外側に位置する第1の接合部に設けられた第1印刷部と、前記接合部の内側に位置する第2の接合部に設けられた第2印刷部と、を有し、前記主印刷部および前記第1印刷部には前記表側を読取面として印刷するとともに、前記第2印刷部には前記ボトル側を読み取り面として文字印刷を行い、前記接合部の第2印刷部の文字を覆うように第1印刷部に面状のベタ印刷を行い、前記接合部の端部からラベルを切り取るものである。
【0009】
この構成により、ボトル用ラベルは、シート状の熱収縮性を有するラベル部材の両端部を重ね合わせて接合し、接合部を形成した筒状のラベル部材をボトルの外周面に熱収縮させて装着するので、ボトルの形状に対応して、容易に密着して装着することができる。
【0010】
また、透明なラベル部材の接合部以外の場所に設けられた主印刷部および接合部の外側に位置する第1の接合部に設けられた第1印刷部は、表側を読取面として印刷されているので、表側から印刷物を読み取ることができる。
【0011】
また、接合部の内側に位置する第2の接合部に設けられた第2印刷部は、ボトル側を読み取り面として印刷されているので、表側から見ると、文字等が裏返しに読み取られるが、第1印刷部には、第2印刷部を覆う面状のベタ印刷が行われているので、第1印刷部と第2印刷部とが重なって読み取られることはなく、第1印刷部は表側から正常に読み取られる。
【0012】
さらに、接合部の端部からラベルを切り取れる構成にしたので、第1印刷部には接合部端部からラベルを切断する旨の表示があるとボトル用ラベルを容易に切断してボトルから取り外すことができる。このとき、第2印刷部を、ボトル用ラベルの裏側から読み取ることができるので、第2印刷部に分別回収を促す記載をすることで、使用者にボトルおよびラベルを分別回収する気持ちを起こさせることができる。
【0013】
また、本発明のボトル用ラベルは、前記第2印刷部が、メッセージである構成を有している。
【0014】
この構成により、ボトル用ラベルを接合部に沿って切断してボトルから取り外す際に、第2印刷部に印刷されているメッセージを、ボトル用ラベルの裏側から読み取ることができるので、使用者にボトルおよびラベルを分別回収する気持ちを起こさせることができる。
【0015】
また、本発明のボトル用ラベルは、前記主印刷部、前記第1印刷部および前記第2印刷部が前記ボトル側から印刷され、前記ベタ印刷が前記主印刷部および前記第1印刷部の上に重ねて印刷されている構成を有している。
【0016】
この構成により、主印刷部、第1印刷部および第2印刷部がボトル側から印刷されているので、ボトル用ラベルの表面が他の物に接触したり擦ったりしても印刷が剥がれない。
【0017】
また、主印刷部および第1印刷部の上に重ねてベタ印刷が行われているので、表側からは第1印刷部が明確に読み取ることができ、ボトルから取り外した際には,ベタ印刷で重ねられて読み取ることが出来なかった第2印刷部を裏側から明確に読み取ることができる。
なお、第2印刷部上にはベタ印刷はされていない。
【0018】
さらに、本発明のボトル用ラベルは、前記ボトル用ラベルの前記接合部の近傍外側両側に平行方向に2本のミシン目が施してあり、該接合部をミシン目により該接合部を切り取ることにより、前記第2印刷部のメッセージが確認できる構成を有している。
【0019】
この構成により、接合部の近傍の両外側に2本のミシン目が設けられているので、第1印刷部にはミシン目からラベルを切断する旨の表示があるとより分かりやすく、接合部を切り取ってボトル用ラベルを剥がすことができる。これにより、第2印刷部が裏側から読取可能となるので、第2印刷部に記載されているメッセージを読み取ることができ、使用者にボトルおよびラベルを次回も分別回収する気持ちを起こさせることができる。
【発明の効果】
【0020】
本発明によれば、接合部以外の場所に設けられた主印刷部および接合部の表側に位置する第1印刷部は、表側を読取面として印刷され、第1印刷部のボトル側に位置する第2印刷部はボトル側を読み取り面として印刷されているが、第1印刷部には、第2印刷部を覆う面状のベタ印刷が行われているので、第1印刷部と第2印刷部とが重なって読み取られることはなく、第1印刷部は表側から正常に読み取られる。また、接合部の端部からラベルを切り取れる構成にしたので、第1印刷部には接合部端部からラベルを切断する旨の表示があるとボトル用ラベルを容易に切断してボトルから取り外すことができる。このとき、第2印刷部を、ボトル用ラベルの裏側から読み取ることができるので、第2印刷部に分別回収を促す記載をすることで、使用者にボトルおよびラベルを分別回収する気持ちを起こさせることができるという効果を有するボトル用ラベルを提供することができるものである。
【図面の簡単な説明】
【0021】
【図1】ボトルに装着したボトル用ラベルを取り外す状態を示す全体斜視図である。
【図2】(A)はボトル用ラベルの正面図であり、(B)は(A)中B方向から見た平面図である。
【図3】ボトル用ラベルを巻装した状態を示す平面図である。
【図4】巻装されたボトル用ラベルをミシン目から切り離す状態を示す斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0022】
以下、添付図面を参照して、本発明を実施するための形態(以下、実施形態)について詳細に説明する。なお、実施形態の説明の全体を通して同じ要素には同じ番号を付している。
【0023】
図1に示すように、本発明に係る実施形態のボトル用ラベル10は、例えばペットボトル等のボトル1の胴部2に装着されるものであり、商品名、成分、製造年月日、製造者等の情報を印刷して表示している。
なお、以下の説明において、ボトル用ラベル10の表側とは、ボトル1に装着された状態でボトル1とは反対側すなわち外側となる側を云い、裏側とはボトル1に面する側を云うこととする。
【0024】
図2に示すように、ボトル用ラベル10は、例えば矩形状のシート状の透明な基材であるラベル部材20を有しており、ボトル1への巻装方向両端部(図2において左右両端部)には接合部23を形成する第1の接合部21および第2の接合部22を有し、第1の接合部21と第2の接合部22との間には主要部24を有する。
【0025】
なお、ラベル部材20は、透明で熱収縮性を有するシュリンク樹脂フィルム製が望ましい。シュリンク樹脂フィルムとしては、例えば、ポリプロピレンフィルム、ポリエステルフィルム、ポリスチレンフィルム、ポリ塩化ビニルフィルム、ポリエチレンフィルム、及びこれらのフィルムを貼り合せた多層フィルム等が例示できる。
【0026】
図3には、図2(B)中矢印C方向へ丸めて筒状に形成されたボトル用ラベル10が示されている。
図3に示すように、第1の接合部21は表側(外側)に位置し、第2の接合部22は第1の接合部21の裏側(ボトル1側)に位置する。そして、第1の接合部21の裏側と第2の接合部22の表側が接合されて接合部23を形成する。
【0027】
図2に示すように、接合部23の少なくとも一方の端部、すなわち第1の接合部21の端部および第2の接合部22の端部には、接合部23と平行である上下方向にミシン目241,242が設けられている。
なお、ここでは、接合部23の両側、すなわち第1の接合部21の端部および第2の接合部22の端部の両方にミシン目241,242が設けられている場合について説明する。
【0028】
第1の接合部21には第1印刷部32が設けられ、第2の接合部22には第2印刷部33が設けられる。また、第1の接合部21と第2の接合部22の間の主要部24には主印刷部31が設けられる。主に主印刷部31に前述した商品名、成分、製造年月日、製造者等の情報が印刷される。
主印刷部31および第1印刷部32は、表側を読取面として印刷されており、表側(図2(B)中矢印A方向)からボトル1を見たときに印刷は正常に読み取られる。
【0029】
さらに、少なくとも第1印刷部32には、筒状に形成された状態で第2印刷部33を覆う面状のベタ印刷34が施されている。
なお、ここでは、主印刷部31の略全面にもベタ印刷341が行われている場合について説明する。
しかし、ボトル内の残量の確認、ボトル内の内容物の具材が直接見えるようにベタ印刷において一部を省略するデザインを採用することは言うまでもない。
また、ベタ印刷34、341としては、文字やデザインとの関係にもよるが一般的には白色等の薄い色が望ましい。
【0030】
従って、主印刷部31および第1印刷部32を表側から見た場合には、主印刷部31および第1印刷部32は正常に読み取られるとともに、ベタ印刷34,341の作用により、主印刷部31および第1印刷部32の裏側(ボトル1側)は見えない。
【0031】
一方、第2印刷部33は、ボトル1側(すなわち、裏側)を読み取り面として印刷されており、裏側から見たとき(図2(B)中矢印B方向)に印刷は正常に読み取られ、表側から見えたとしたら(図2(B)中矢印A方向)印刷は裏返しになっている。
【0032】
第2印刷部33は、ラベル部材20の表裏どちらの面に印刷していても、第1接合部21が表面側を覆うためボトル用ラベル10を擦っても汚れない。このため、表裏どちらの面に印刷しても良いが、裏面に印刷することにより、主印刷部31および第1印刷部32と同時に印刷できる。このとき、第2印刷部33は、主印刷部31および第1印刷部32とは裏返しに印刷される。
【0033】
第2印刷部33は、ボトル1およびボトル用ラベル10の分別回収を促すようなメッセージとすることが望ましい。
例えば、「分別回収にご協力有り難うございます。」、「分別にご協力ください。」等の文言を印刷することができるが、ラベル部材20の裏面に印刷する場合には、前述したように印刷は裏返した文字となる。
【0034】
図3に示すように、筒状に接合されたラベル部材20をボトル1に被せた状態では、接合部23においては、第2印刷部33が最も内側に位置し、ラベル部材20の第2の接合部22を挟んで第1印刷部32のベタ印刷34、次いで第1印刷部32、最も外側にラベル部材20の第1の接合部21が位置する。
このため、外側から接合部23を見ると、第1の接合部21を通して第1印刷部32が読み取られるが、第1印刷部32の内側にはベタ印刷34が印刷されているので、第2印刷部33は読み取れない。
【0035】
ラベル部材20をボトル1に取り付ける際には、筒状のラベル部材20をボトル1の胴部2の外周面に被せ、熱収縮性を有するシュリンク樹脂フィルム製であるラベル部材20を加熱して収縮させ、ボトル1に装着する。
この際、ラベル部材20の上端部が、ボトル1の胴部2よりも上の肩部3(図1参照)にかかるようにすることにより、ラベル部材20の下方への脱落を防止できる。
【0036】
また、ボトル用ラベル10をボトル1から取り外す際には、ミシン目241,242で挟まれた接合部23を上端から(図1参照)あるいは下端から(図4参照)ミシン目241,242に沿って切断して引き剥がす。
【0037】
以上、説明した本発明にかかる実施形態のボトル用ラベル10によれば、ボトル用ラベル10は、シート状の熱収縮性を有するラベル部材20の両端部を重ね合わせて接合し、接合部23を形成した筒状のラベル部材20をボトル1の外周面に熱収縮させて装着するので、ボトル1の形状に対応して、容易に密着して装着することができる。
【0038】
また、透明なラベル部材20の接合部23以外の場所に設けられた主印刷部31および接合部23の外側に位置する第1の接合部21に設けられた第1印刷部32は、表側を読取面として印刷されているので、表側から印刷物を読み取ることができる。
【0039】
また、接合部23の内側に位置する第2の接合部22に設けられた第2印刷部33は、ボトル1側を読み取り面として印刷されているので、表側から見ると、文字等が裏返しに読み取られるが、第1印刷部32には、第2印刷部33を覆う面状のベタ印刷34が行われているので、第1印刷部32と第2印刷部33とが重なって読み取られることはなく、第1印刷部32は表側から正常に読み取られる。
【0040】
さらに、ラベルの上部あるいは下部の接合部、接合部の近傍の端部からラベルを切り取れるような構造としてあるので、ボトル用ラベル10を容易に切断してボトル1から取り外すことができる。このとき、第2印刷部33を、ボトル用ラベルの裏側から読み取ることができるので、第2印刷部33に分別回収を促す記載をすることで、使用者にボトル1およびボトル用ラベル10を次回も分別回収する気持ちを起こさせることができる。
【0041】
また、本発明のボトル用ラベル10によれば、ボトル用ラベル10をミシン目241,242に沿って切断してボトル1から取り外す際に、第2印刷部33に印刷されているメッセージを、ボトル用ラベル10の裏側から読み取ることができる(図4参照)ので、使用者にボトル1およびボトル用ラベル10を次回もまた分別回収する気持ちを起こさせることができる。
【0042】
また、本発明のボトル用ラベル10によれば、主印刷部31、第1印刷部32および第2印刷部33が裏側から印刷されているので、ボトル用ラベル10の表面を擦っても印刷が剥がれない。
また、第1印刷部32および主印刷部31の上に重ねてベタ印刷341が行われているので、第1印刷部32と第2印刷部33とがベタ印刷34により分離されている。このため、表側からは第1印刷部32が明確に読み取ることができ、ボトル1から取り外した後は,第2印刷部33を裏側から明確に読み取ることができる(図4参照)。
【0043】
また、本発明のボトル用ラベル10によれば、接合部23の近傍の両側に2本のミシン目241,242が設けられているので、接合部23を切り取ることができる。これにより、接合部23の裏面がわから第2印刷部33が読取可能となるので、第2印刷部33に記載されているメッセージを読み取ることができ、使用者にボトル1およびボトル用ラベル10を次回もまた分別回収する気持ちを起こさせることができる。
【0044】
以上、実施形態を用いて本発明を説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施形態に記載の範囲には限定されないことは言うまでもない。上記実施形態に、多様な変更または改良を加えることが可能であることが当業者に明らかである。またその様な変更または改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲の記載から明らかである。
【0045】
例えば、前述した実施形態においては、ラベル部材20の両端にミシン目241,242を設けることにより、接合部23の両側にミシン目241,242を設けた場合について説明したが、一方にのみミシン面を設けることも可能である。
また、前述した実施形態においては、ミシン目241,242をボトル1の上下に沿って真っ直ぐに設けたが、斜めに設けたり、曲線状に設けることも可能である。
さらに、ボトル用ラベル10の切り取りは、ミシン目241,242を用いずに、ボトル用ラベル10の接合部23の両側端面にV字カットを設けたり、あるいは、ボトル用ラベル10の接合部23の端部より少し中心側に位置した場所に接合部23の幅より大なる指かけの穴を設けて接合部23を引き裂いてボトル用ラベル10を切り取ることも可能である。
【符号の説明】
【0046】
1 ボトル
10 ボトル用ラベル
20 ラベル部材(基材)
21 第1の接合部
22 第2の接合部
23 接合部
241,242 ミシン目
31 主印刷部
32 第1印刷部
33 第2印刷部
34,341 ベタ印刷


【特許請求の範囲】
【請求項1】
シート状の熱収縮性を有するラベル部材の両端部を重ね合わせて接合し、接合部を形成した筒状のラベル部材をボトルの外周面に熱収縮させて装着する透明な基材に印刷を施したボトル用ラベルであって、
前記接合部以外の主印刷部と、
前記接合部の外側に位置する第1の接合部に設けられた第1印刷部と、
前記接合部の内側に位置する第2の接合部に設けられた第2印刷部と、を有し、
前記主印刷部および前記第1印刷部には前記表側を読取面として印刷するとともに、前記第2印刷部には前記ボトル側を読み取り面として文字印刷を行い、
前記接合部の第2印刷部の文字を覆うように第1印刷部に面状のベタ印刷を行い、
前記接合部の端部からラベルを切り取ることを特徴とするボトル用ラベル。
【請求項2】
前記第2印刷部が、メッセージであることを特徴とする請求項1記載のボトル用ラベル。
【請求項3】
前記主印刷部、前記第1印刷部および前記第2印刷部が前記ボトル側から印刷され、
前記ベタ印刷が前記主印刷部および前記第1印刷部の上に重ねて印刷されていることを特徴とする請求項1または2記載のボトル用ラベル。
【請求項4】
前記ボトル用ラベルの前記接合部の近傍外側両側に平行方向に2本のミシン目が施してあり、該接合部をミシン目により該接合部を切り取ることにより、前記第2印刷部のメッセージが確認できることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のボトル用ラベル。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate


【公開番号】特開2012−83398(P2012−83398A)
【公開日】平成24年4月26日(2012.4.26)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−227272(P2010−227272)
【出願日】平成22年10月7日(2010.10.7)
【出願人】(000001421)キユーピー株式会社 (657)
【Fターム(参考)】