説明

ボールネジナット及びボールネジ装置

【課題】滑らかな回転−直動運動を確保することが可能なボールネジナット及びボールネジ装置を提供する。
【解決手段】鋼球3の循環路4の湾曲部5の外側に鋼球送り出し部材7を設け、外周部に等間隔に設けられた収納部8内に鋼球3を収納し、鋼球3の循環に伴って回転することで収納部8に収納された鋼球3を所定の隙間で循環路4に送り出すことにより、競り合ったり詰まったりすることなく、鋼球3を負荷領域に滑らかに送り出すことが可能となる。また、ボールネジナット2の軸線方向端部に装着される循環部材6に鋼球送り出し部材7を予め取付けておく。また、揺動部材11により鋼球送り出し部材7を揺動自在に支持し、付勢部材12により鋼球送り出し部材7を循環路4に近づく方向に付勢すれば、鋼球3を循環路4の内壁に押しつけて遊びを抑制し、鋼球3の位置を安定することができる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ボールネジナット及びボールネジ装置に関するものであり、特に軸線を鉛直方向に向けて使用するボールネジ装置に好適なものである。
【背景技術】
【0002】
ボールネジ装置は、ボールネジ軸に雄ボールネジ溝を形成すると共に、ボールネジナットに雌ボールネジ溝を形成し、それら雌雄ボールネジ溝間に鋼球(ボール)を介装し、鋼球が転動することにより滑らかな回転−直動運動を可能とするものである。鋼球は、例えばボールネジ軸の雄ボールネジ溝に沿って転動するので、例えばボールネジナット側で循環しなければならない。この鋼球の循環路内では、鋼球はボールネジ軸とボールネジナットの間に介在していないため無負荷領域とも呼ばれ、一方のボールネジ軸とボールネジナット間に介在している領域を負荷領域とも呼ぶ。
【0003】
例えばボールネジナットに鋼球の循環路を形成する場合、循環路中のどこかで鋼球をボールネジ軸側に戻す必要があり、且つその戻り部分で鋼球が詰まったりしないように滑らかに戻す必要があることから、循環路には湾曲部が必要となる。このような滑らかな湾曲部を例えばボールネジナットに機械加工で形成するのは困難なので、循環路湾曲部が予め形成された別部材、所謂循環部材をボールネジナットに取付けて循環路の湾曲部とすることが多い。
【0004】
このように循環部材をボールネジナットに取付けて鋼球の循環路を形成する場合、鋼球の負荷領域への戻し方が問題となることがある。例えば、ボールネジ装置の軸線が鉛直向きになるようにして使用し、且つボールネジナットが下降するときには、循環路の下部に鋼球が密集し易く、鋼球同士が競り合って滑らかな転動が阻害され、その結果、ボールネジ装置の滑らかな回転−直動運動が阻害される。
【0005】
このような問題を解決すべく、例えば下記特許文献1では、金属製チューブからなる循環部材をボールネジナットに取付けて鋼球の循環路を形成する場合、このチューブ型循環部材の鋼球負荷領域戻り端部に鋼球通過阻害部を設けて鋼球が負荷領域に連続して入り込まないようにしている。この鋼球通過阻害部は、金属製チューブからなる循環部材の鋼球負荷領域戻り端部の内径を狭くし、これにより循環部材から鋼球が払い出されにくくしている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】特開2008−175229号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかしながら、前記特許文献1に記載されるボールネジナット及びボールネジ装置では、鋼球の自重程度では鋼球通過阻害部を通過することができない恐れがあり、そのような場合には鋼球通過阻害部を起点に鋼球が詰まってしまって却ってボールネジ装置の滑らかな回転−直動運動が阻害される恐れがある。
本発明は、上記のような問題点に着目してなされたものであり、滑らかな回転−直動運動を確保することが可能なボールネジナット及びボールネジ装置を提供することを目的とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記課題を解決するために、本発明のボールネジナットは、鋼球の循環路湾曲部外側に設けられ且つ外周部に鋼球を収納する収納部が等間隔に設けられ且つ鋼球の循環に伴って回転することで前記収納部に収納された鋼球を所定の隙間で循環路に送り出す鋼球送り出し部材を備えたことを特徴とするものである。
また、前記鋼球送り出し部材は、軸線方向端部に装着される循環部材に予め取付けられていることを特徴とするものである。
【0009】
また、前記鋼球送り出し部材の回転軸を鋼球の循環路に近づけたり遠ざけたりする方向に揺動可能としたことを特徴とするものである。
また、前記鋼球送り出し部材の回転軸を鋼球の循環路に近づける方向に付勢する付勢部材を備えたことを特徴とするものである。
また、本発明のボールネジ装置は、前記ボールネジナットを備えたことを特徴とするものである。
【発明の効果】
【0010】
而して、本発明のボールネジナット及びボールネジ装置によれば、鋼球の循環路湾曲部外側に設けられ且つ外周部に鋼球を収納する収納部が等間隔に設けられ且つ鋼球の循環に伴って回転することで前記収納部に収納された鋼球を所定の隙間で循環路に送り出す鋼球送り出し部材を備えたことにより、競り合ったり詰まったりすることなく、鋼球を負荷領域に滑らかに送り出すことが可能となり、これにより滑らかな回転−直動運動を確保することができる。
【0011】
また、ボールネジナットの軸線方向端部に装着される循環部材に鋼球送り出し部材を予め取付けておけば、循環部材をボールネジナットの軸線方向端部に装着するだけで、鋼球送り出し部材を鋼球の循環路湾曲部外側に配設することができる。
また、鋼球送り出し部材の回転軸を鋼球の循環路に近づけたり遠ざけたりする方向に揺動可能とすれば、循環路内の鋼球の遊びを抑制して鋼球の位置を安定することができ、その収納及び送り出しを滑らかに行うことができる。
また、鋼球送り出し部材の回転軸を付勢部材によって鋼球の循環路に近づける方向に付勢するようにすれば、循環路内の鋼球の遊びを自動的に抑制して鋼球の位置を安定することができ、その収納及び送り出しを滑らかに行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【0012】
【図1】本発明のボールネジナット及びボールネジ装置の第1実施形態を示す説明図である。
【図2】図1の鋼球送り出し部材の詳細説明図である。
【図3】循環部材の説明図である。
【図4】軸線を水平方向に向けて使用するボールネジ装置の説明図である。
【図5】軸線を鉛直方向に向けて使用するボールネジ装置の説明図である。
【図6】本発明のボールネジナット及びボールネジ装置の第2実施形態を示す鋼球送り出し部材の詳細説明図である。
【図7】図6の循環部材の詳細説明図である。
【図8】図7の鋼球送り出し部材の詳細説明図である。
【図9】本発明のボールネジナット及びボールネジ装置の第3実施形態を示す説明図である。
【図10】図9の鋼球送り出し部材の詳細説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0013】
次に、本発明のボールネジナット及びボールネジ装置の第1実施形態について図面を参照しながら説明する。
図1は、本実施形態のボールネジナット及びボールネジ装置の説明図であり、図1aは平面図、図1bは鋼球の循環路を示す縦断面図、図1cは底面図である。また、図2は、図1のボールネジナット及びボールネジ装置の詳細説明図であり、図2aは鋼球の循環路を示す縦断面図、図2bは底面図である。これらの図中の符号1はボールネジ軸、符号2はボールネジナットであり、ボールネジ軸1には雄ボールネジ溝が、ボールネジナット2には雌ボールネジ溝が形成され、雌雄ボールネジ溝の間に複数の鋼球3が介装されている。例えばボールネジナット2の回転を規制しながらボールネジ軸1を回転するとボールネジナット2が直動する。このとき、雌雄ボールネジ溝間に介装されている鋼球3が転動するため、滑らかな回転−直動運動が達成される。なお、本実施形態では、例えば図1bに示すように、図の上部を上方に、図の下部を下方に向けて、ボールネジ軸1の軸線が鉛直方向になるようにして使用することを前提としている。
【0014】
鋼球3はボールネジ軸1の雄ボールネジ溝に沿って転動するので、ボールネジナット2側で循環してボールネジ軸1側に戻さなければならない。前述したように、鋼球3の循環路4には鋼球3をボールネジ軸1側に戻すための湾曲部5が必要であり、しかしながらボールネジナット2に循環路4の湾曲部5を機械加工で形成するのは困難なので、予め湾曲部5が形成された循環部材6をボールネジナット2に取付けて循環路4を形成する。本実施形態では、ボールネジナット2の軸方向両端部に循環部材6を取付け、当該循環部材6に形成されている湾曲部5をボールネジナット2に形成されている循環路4に連通して循環路4を貫通する。
【0015】
本実施形態では、前記循環路4の湾曲部5の径方向外側(軸線方向外側でもある)に鋼球送り出し部材7を配設している。この鋼球送り出し部材7は、例えば樹脂製の円板からなり、外周に鋼球3を収納するU字状の収納部8が等間隔に形成され、全体としては、チェーン駆動装置のスプロケットのような形状をしている。この鋼球送り出し部材7は、循環路4の湾曲部5の出側位置で収納部8が循環路4に開口する位置に配設され、円板の中心軸を回転軸9として回転自在に循環部材6に取付けられている。また、この鋼球送り出し部材7は、循環部材6の予め取付けられたものであり、循環部材6をボールネジナット2の軸線方向両端部に取付けるだけで、鋼球3の循環4の湾曲部5の外側に配設固定される。
【0016】
この鋼球送り出し部材7は、鋼球3の循環に伴って回転することで収納部8に収納された鋼球3を所定の隙間で循環路4に送り出すためのものであり、例えば鋼球3が図2aの矢印a方向に循環すると、鋼球送り出し部材7は図2bの矢印b方向に回転し、これにより収納部8に収納された鋼球3が所定の隙間で循環路4に送り出される。本実施形態では、図2bに示すように、鋼球送り出し部材7から送り出される鋼球3はボールネジ軸1との軸接触領域、即ち負荷領域に所定の隙間で送り出され、しかも鋼球送り出し部材7が回転することによって滑らかに送り出されるので、競り合ったり詰まったりすることなく、鋼球3を負荷領域に滑らかに送り出すことが可能となり、これによりボールネジ装置の滑らかな回転−直動運動を確保することができる。
【0017】
循環部材6は、例えば図3に示すような形状をしていて、本実施形態の場合、ボールネジナット2の軸線方向両端部に取付けられ、ボールネジナット2に開設されている循環路4に湾曲部5を連通して循環路4を貫通する。図4は、最も使用例の多いパターンであり、ボールネジ軸1の軸線を水平方向に設定して使用する従来例である。この従来例は、前述の鋼球送り出し部材は使用されていないが、本実施形態と同じ符号を付して説明する。一般に、ボールネジ装置では、総循環路4の長さより鋼球直列長さの方が短くなるようにボールネジ装置内部の鋼球3の数が設定されている。即ち、ボールネジナット2の循環路4内の鋼球3同士は若干の隙間ができるようになっている。従って、このようにボールネジ軸1の軸線を水平方向に設定して使用する場合には、負荷領域で鋼球3が競り合うことは少なく、滑らかな転動は阻害されにくい。
【0018】
一方、図5に示すように、ボールネジ軸1の軸線を鉛直方向に設定して使用するパターンも少なくない。前述のように、ボールネジナット2の循環路4内の鋼球3同士は若干の隙間ができるようになっているので、このようにボールネジ軸1の軸線を鉛直方向に設定して使用する場合にあっても、ボールネジナット2が上昇する場合には、隣接する鋼球3と鋼球3との間には自ずと隙間ができる。しかしながら、ボールネジ軸1の軸線を鉛直方向に設定して使用する場合にあって、且つ特にボールネジナット2が下降するような場合には、鋼球3の自重によって循環路4の下部に鋼球3が密集しやすい。例えば図2aに見られるように、循環路4の内径は鋼球3の外径よりやや大きく、鋼球3の中心がずれて重なっている。そのため、循環路4の下部に鋼球3が密集し、それがそのまま負荷領域に送り出されると重なり合った鋼球3同士が競り合って滑らかな転動が阻害される。
【0019】
先に、ボールネジ軸1の軸線を水平方向に設定して使用する場合には、鋼球3同士の競り合いは少なく、滑らかな転動は阻害されにくいとしたが、ボールネジナット2内の循環路4がボールネジナット2の軸線より上方にある場合には、循環路4から下降しながら負荷領域に送り込まれる鋼球3は負荷領域内に密集しやすくなり、鋼球3同士が競り合い、結果として滑らかな転動が阻害されたり、特にボールネジ軸1の回転をモータの回転で制御する場合には、鋼球3の転動が不均一となってモータの回転制御が困難になったりすることもある。
【0020】
本実施形態では、循環路4の湾曲部5の外側に鋼球送り出し部材7を配設しているため、鋼球3の循環に伴って鋼球送り出し部材7が回転すると、鋼球送り出し部材7の各収納部8に収納された鋼球3が所定の隙間で循環路4に滑らかに送り出され、鋼球3の競り合いや詰まりを抑制防止しながら、ボールネジ装置の滑らかな回転−直動運動を確保することができる。
【0021】
このように本実施形態のボールネジナット及びボールネジ装置では、鋼球3の循環路4の湾曲部5の外側に設けられ且つ外周部に鋼球3を収納する収納部8が等間隔に設けられ且つ鋼球3の循環に伴って回転することで収納部8に収納された鋼球3を所定の隙間で循環路4に送り出す鋼球送り出し部材7を備えたことにより、競り合ったり詰まったりすることなく、鋼球3を負荷領域に滑らかに送り出すことが可能となり、これにより滑らかな回転−直動運動を確保することができる。
また、ボールネジナット2の軸線方向端部に装着される循環部材6に鋼球送り出し部材7を予め取付けておけば、循環部材6をボールネジナット2の軸線方向端部に装着するだけで、鋼球送り出し部材7を鋼球3の循環路4の湾曲部5の外側に配設することができる。
【0022】
次に、本発明のボールネジナット及びボールネジ装置の第2実施形態について、図6〜図8を用いて説明する。このうち、図6は本実施形態の鋼球送り出し部材の詳細説明図であり、図6aは鋼球循環路の縦断面図、図6bは図6aの底面図である。また、図7は図6の循環部材の詳細説明図であり、図7aは左側面図、図7bは正面図、図7cは右側面図である。また、図8は図7の鋼球送り出し部材の詳細説明図であり、図8aは左側面図、図8bは正面図、図8cは右側面図である。
【0023】
本実施形態のボールネジナット及びボールネジ装置は、前記第1実施形態のボールネジナット及びボールネジ装置に類似しており、同等の構成も多数である。そこで、同等の構成には同等の符号を付して詳細な説明を省略する。本実施形態と第1実施形態の相違点は、鋼球送り出し部材7の板厚が厚い点、並びに当該鋼球送り出し部材7のボールネジ軸1との干渉部を除去した点にある。鋼球送り出し部材7の板厚を厚くすると、例えば回転軸9による支持長が長くなって回転が安定するとか、収納部8に収納される鋼球3の安定性が増すといった利点が多いが、鋼球送り出し部材7は負荷領域の近傍、即ちボールネジ軸1の近傍に配設する必要のあることからボールネジ軸1との干渉の恐れがある。そこで、本実施形態では、鋼球送り出し部材7のボールネジ軸1との干渉部10を除去し、両者の干渉を回避している。
【0024】
次に、本発明のボールネジナット及びボールネジ装置の第3実施形態について、図9、図10を用いて説明する。このうち、図9は、本実施形態のボールネジナット及びボールネジ装置の説明図であり、図9aは平面図、図9bは鋼球の循環路を示す縦断面図、図9cは底面図である。また、図10は図9の鋼球送り出し部材の詳細説明図であり、図10aは鋼球循環路の縦断面図、図10bは図10aの底面図である。
【0025】
本実施形態のボールネジナット及びボールネジ装置は、前記第1実施形態のボールネジナット及びボールネジ装置に類似しており、同等の構成も多数である。そこで、同等の構成には同等の符号を付して詳細な説明を省略する。本実施形態と第1実施形態の相違点は、鋼球送り出し部材7の回転軸9を揺動部材11で支持して当該回転軸9、即ち鋼球送り出し部材7が循環路4に近づいたり遠ざかったりする方向に揺動自在とした点、並びに当該揺動部材11をバネ部材からなる付勢部材12によって循環路4に近づく方向に付勢することにより鋼球送り出し部材7を循環路4に近づく方向に付勢した点にある。
【0026】
前述したように、湾曲部5を含めて循環路4の内径は鋼球3の外径よりも少し大きい。つまり、循環路4中の鋼球3は径方向に遊びがある。本実施形態のように鋼球送り出し部材7を循環路4に近づけたり遠ざけたりする方向に揺動自在に支持し、且つ鋼球送り出し部材7を循環路4に近づく方向に付勢すれば、循環路4内の鋼球3を、例えば図10の循環路4の上部内壁に押しつけて遊びを抑制することができ、これにより鋼球3の位置を安定することができるので、その収納及び送り出しを滑らかに行うことができる。
【0027】
なお、前記実施形態では、ボールネジ軸1の軸線を鉛直方向に設定して使用し、ボールネジナット2の下部にだけ鋼球送り出し部材7を設けた例についてのみ説明したが、ボールネジナット2の上部にも鋼球送り出し部材7を設けてもよい。更に、ボールネジ軸1の軸線を鉛直方向以外に設定して使用する場合であっても、鋼球3の循環路4の湾曲部5の外側であれば、如何なる箇所であっても鋼球送り出し部材7を設けてよい。
【符号の説明】
【0028】
1はボールネジ軸、2はボールネジナット、3は鋼球、4は循環路、5は湾曲部、6は循環部材、7は鋼球送り出し部材、8は収納部、9は回転軸、10は干渉部、11は揺動部材、12は付勢部材

【特許請求の範囲】
【請求項1】
鋼球の循環路湾曲部外側に設けられ且つ外周部に鋼球を収納する収納部が等間隔に設けられ且つ鋼球の循環に伴って回転することで前記収納部に収納された鋼球を所定の隙間で循環路に送り出す鋼球送り出し部材を備えたことを特徴とするボールネジナット。
【請求項2】
前記鋼球送り出し部材は、軸線方向端部に装着される循環部材に予め取付けられていることを特徴とする請求項1に記載のボールネジナット。
【請求項3】
前記鋼球送り出し部材の回転軸を鋼球の循環路に近づけたり遠ざけたりする方向に揺動可能としたことを特徴とする請求項2に記載のボールネジナット。
【請求項4】
前記鋼球送り出し部材の回転軸を鋼球の循環路に近づける方向に付勢する付勢部材を備えたことを特徴とする請求項3に記載のボールネジナット。
【請求項5】
前記請求項1乃至4の何れかに記載のボールネジナットを備えたことを特徴とするボールネジ装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【公開番号】特開2012−57668(P2012−57668A)
【公開日】平成24年3月22日(2012.3.22)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−199518(P2010−199518)
【出願日】平成22年9月7日(2010.9.7)
【出願人】(000004204)日本精工株式会社 (8,378)
【Fターム(参考)】