説明

ポリマーフィルムの延伸方法

【課題】両面テープの露出を防ぎつつ、オフライン延伸を行う。
【解決手段】先行フィルム3aの後端部と後行フィルム3bの先端部とを重なり合わせ、重ね合わせ部54を形成する。両面テープ55はフィルム3a、3bを接合する。両面テープ55のA方向の長さは、重ね合わせ部54のA方向の長さよりも短い。重ね合わせ部54を構成するフィルム3a、3bの端部には、両面テープ55と接合しない余剰代56a、56bが設けられる。余剰代56aのA方向長さGaは、フィルム3aの収縮量は最大値のΔLfa以上となるように設けられる。余剰代56bのA方向長さGbは、フィルム3bの収縮量は最大値のΔLfb以上となるように設けられる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ポリマーフィルムの延伸方法に関するものである。
【背景技術】
【0002】
光学用途に用いられる各種のポリマーフィルムは、一般には流延ダイを用いてドープを支持体上に流延させ、流延膜を形成した後、これを支持体から剥ぎ取った後、乾燥工程を経て、フィルムとする。そして、得られたフィルムは巻芯に巻き取ってフィルムロールとする。これは、溶液製膜方法と呼ばれている代表的なフィルムの製造方法である。ポリマーとしてセルロースアシレートを用いており、セルロースアシレートとしては、トリアセチルセルロース(TAC)が用いられている。
【0003】
上記した溶液製膜を行う溶液製膜設備により製造されたTACフィルムは、平面性や機械的強度、光学特性等を改良するために、溶液製膜ラインとは別の延伸ラインにより延伸する(以下、オフライン延伸と称する)ことが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
【特許文献1】特開2002−311240号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に記載のように、オフライン延伸を効率よく行うためには、フィルムを連続して延伸することが好ましい。したがって、複数のフィルムロールについてオフライン延伸を行う場合には、一のフィルムロールから送り出されたフィルムの後端に、他のフィルムロールから送り出されたフィルムの先端を重ね合わせる。そして、両面テープを用いて、この重ね合わせ部を接合し、オフライン延伸することが考えられる。
【0005】
しかしながら、TACフィルムを幅方向に延伸すると、TACフィルムの幅方向中央部の送り方向における長さの収縮量が、テンタにより把持される幅方向両端部に比べ、大きくなるネッキング現象が生じる。この延伸処理において、重ね合わせ部ではTACフィルムと両面テープとの両者においてネッキング現象が起こるものの、TACフィルムの収縮量が両面テープの収縮量に比べ大きいことから、延伸処理後の重ね合わせ部から両面テープが露出してしまう。両面テープの粘着部分が露出すると、粘着剤が搬送ロール等などに付着する結果、搬送不良などの不具合が多発してしまう。一方、重ね合わせ部の送り方向における長さを両面テープの長さよりも十分に大きく設定することにより、両面テープの粘着部分の露出を防止することも可能ではあるが、この場合には、重ね合わせ部のうち接合されていない部分が、搬送ロール等に引っかかりやすくなる結果、搬送不良などの不具合が生じてしまう。
【0006】
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、両面テープの粘着部分の露出を防止しつつ、TACフィルムにオフライン延伸を効率よく行うことのできるポリマーフィルムの延伸方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は、先行するポリマーフィルムの後端部に、後行するポリマーフィルムの先端部を重ね合わせ、この重ね合わせ部分に両面テープを介在させて前記先行するポリマーフィルム及び前記後行するポリマーフィルムを接着により接合する接合工程と、前記接着工程を経た前記ポリマーフィルムを走行させながら、両側縁部を把持して前記ポリマーフィルムを幅方向に延伸する延伸工程とを有するポリマーフィルムの延伸方法において、前記接合工程では、前記重ね合わせ部分の前記走行方向長さに対し前記両面テープの前記走行方向長さを短くして、前記重ね合わせ部分の前記走行方向の両端に余剰代を形成し、前記延伸工程による延伸によって前記先端部及び前記後端部が前記走行方向に収縮するときの最大収縮長さよりも、前記余剰代の前記走行方向長さを長くしたことを特徴とする。
【0008】
前記余剰代を、幅方向中央部が前記走行方向に突出する略円弧状に形成することが好ましい。また、前記余剰代の前記走行方向長さが、3mm以上15mm以下であることが好ましい。
【0009】
前記ポリマーフィルムがセルロースアシレートフィルムであり、前記両面テープがポリエステルを含む基材と、前記基材の両面に設けられる粘着層とを有することが好ましい。
【発明の効果】
【0010】
本発明のポリマーフィルムの延伸方法によれば、前記接合工程では、前記重ね合わせ部分の前記走行方向長さに対し前記両面テープの前記走行方向長さを短くして、前記重ね合わせ部分の前記走行方向の両端に余剰代を形成し、前記延伸工程による延伸によって前記先端部及び前記後端部が前記走行方向に収縮するときの最大収縮長さよりも、前記余剰代の前記走行方向長さを長くしたため、延伸工程後の重ね合わせ部において両面テープの粘着部分の露出を防止することができる。したがって、本発明によれば、搬送不良などの不具合発生を防止しつつ、TACフィルムへのオフライン延伸を連続して効率よく行うことができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0011】
図1に示すように、オフライン延伸装置2は、TACフィルム3を延伸するものであり、供給室4と、テンタ部5と、熱緩和室6と、冷却室7と、巻取室8とを備える。供給室4には、溶液製膜設備で製造され、ロール状にされたTACフィルム3が収納されており、供給ローラ9により、TACフィルム3をテンタ部5に供給する。
【0012】
図2に示すように、テンタ部5に送られたTACフィルム3は、B方向の両端部がクリップ15で把持されて搬送されながら加熱され、TACフィルム3がB方向に延伸される。
【0013】
図1に示すように、供給室4とテンタ部5との間には、リザーバ10が設けられている。リザーバ10では、後述する接合処理に必要な時間分以上のループを形成した後に、TACフィルム3をテンタ部5に送り出している。
【0014】
図2に示すように、テンタ部5は、TACフィルム3をフィルム搬送方向A(以下、A方向と称する)に搬送してフィルム幅方向B(以下、B方向と称する)に延伸する延伸処理を行うものであり、第1レール11と、第2レール12と、これらレール11,12に案内される第1,第2チェーン(エンドレスチェーン)13,14とを備えている。テンタ部5の内部は、高温状態に保持されている。また、必要に応じて、テンタ部5を、A方向で複数のゾーンを分けて、ゾーン毎に、フィルム加熱条件を変えるようにしてもよい。例えば、A方向に順に、予熱ゾーン、加熱ゾーン、熱緩和ゾーンを設けるとよい。
【0015】
第1,第2チェーン13,14には、クリップ15が一定の間隔で多数取り付けられている。このクリップ15は、TACフィルム3のB方向の側縁部を把持しながら、各レール11,12に沿って移動することで、TACフィルム3をフィルムB方向に延伸する。レール11,12は、フィルム把持位置PAにおけるフィルム3のB方向の幅Waが、把持解除位置PBでは、フィルム3のB方向の幅Wbよりも大きくなるように配される。テンタ部5における延伸率Wb/Waは、100.5%〜300%であることが好ましい。
【0016】
第1,第2チェーン13,14は、原動スプロケット21,22及び従動スプロケット23,24の間に掛け渡されており、これらスプロケット21〜24の間では、第1チェーン13は第1レール11によって、第2チェーン14は第2レール12によって案内される。原動スプロケット21,22はテンタ出口27側に設けられており、これらは図示しない駆動機構により回転駆動され、従動スプロケット23,24はテンタ入口26側に設けられている。
【0017】
図3に示すように、クリップ15は、クリップ本体31とレール取付部32とから構成されている。クリップ本体31は、略コ字形状のフレーム33とフラッパ34とから構成されており、フラッパ34は、取付軸33aによりフレーム33に回動自在に取り付けられている。フラッパ34は鉛直状態となるフィルム把持位置(閉位置)と、開放部材40に係合頭部34aが接触して斜めに回転した状態となる開放位置(図3参照)との間で変位自在となっており、通常は自重によりフィルム把持位置となるように付勢されている。
【0018】
レール取付部32は、取付フレーム35と、ガイドローラ36,37,38とから構成されている。取付フレーム35には、第1チェーン13または第2チェーン14が取り付けられる。ガイドローラ36〜38は、原動スプロケット21,22の各支持面や、第1レール11または第2レール12の支持面等に接触して、回転する。これにより、各スプロケット21,22や各レール11,12からクリップ本体31が脱落することなく、各レール11,12に沿って案内される。
【0019】
スプロケット21〜24に近接して、クリップ15の開放部材40が配置されている。テンタ入口26の従動スプロケット23,24では、開放部材40は、フィルム把持位置PAの手前で、クリップ15の係合頭部34aに接触する。この接触によりフラッパ34は開放位置にセットされ、クリップ15はTACフィルム3の方向Bの両側縁部の受け入れを可能にする。そして、クリップ15がフィルム把持位置PAを通過するときには、開放部材40が前記係合頭部34aから離れ、フラッパ34が開放位置から把持位置にセットされる。こうして、クリップ15は、フィルム把持位置PAにて、フィルム把持面33bとフラッパ下面34bとによりTACフィルム3の方向Bの両側縁部を把持する。同様にして、テンタ出口27の原動スプロケット21,22では、開放部材40は、把持解除位置PBでクリップ15の係合頭部34aに接触する。この接触によりフラッパ34は開放位置に位置し、クリップ15はTACフィルム3の方向Bの両側縁部の把持を解除する。
【0020】
図4に示すように、供給室4では、テンタ部5でTACフィルム3を連続して延伸させるために、一のフィルムロールから送り出されたTACフィルム(先行フィルム)3aと新たなフィルムから送り出されたTACフィルム(後行フィルム)3bについて接合処理を行う。接合処理では、先行フィルム3aの後端部と後行フィルム3bの先端部とを、重ね合わせ、日東電工(株)製のNo.532の両面テープ55を用いて接合する。両面テープ55は、基材と基材上に設けられる粘着層とを有する。粘着層は基材の両面に塗布されている。
【0021】
両面テープ55としては、延伸処理後においても2つのフィルム3a、3bの接合状態を維持できるものを用いることが好ましい。両面テープ55の基材としては、延伸処理において、フィルム3a、3bに追従して延伸するものであり、破断しにくい材料から形成されるものが好ましい。この基材としては、ポリエステル、或いはポリエステルを含むものを用いることが好ましい。また、基材を持たない基材レスタイプの両面テープを用いても良い。粘着層としては、延伸処理において2つのフィルム3a、3bの間の粘着力を維持できるものであればよく、例えば、アクリル系やシリコン系の粘着剤を含むことが好ましい。
【0022】
図1に示すように、TACフィルム3は、テンタ部5で延伸処理を施された後、耳切装置44に送り出される。TACフィルム3は、耳切装置44によりその両側縁部が切り離され、切り離されたスリット状の側縁部である耳屑は、カットブロア45で細かく小片にカットされる。カットされた耳屑小片は、図示しない風送装置によりクラッシャ46に送られ、粉砕されてチップとなる。このチップはドープ調製用に再利用されるので、この方法はコストの点において有効である。
【0023】
耳切装置44によりその両側縁部が切り離されたTACフィルム3は、熱緩和室6に送られる。熱緩和室6には、多数のローラ47が備えられており、TACフィルム3はローラ47により熱緩和室6内を搬送されて熱緩和された後、冷却室7に送られる。なお、熱緩和室6では、送風機(図示せず)から所望の温度の風が送風される。このときの風の温度は、20℃〜250℃であることが好ましい。
【0024】
熱緩和後のTACフィルム3は、冷却室7で30℃以下に冷却された後、巻取室8に送られる。巻取室8の内部には、巻取ローラ48、プレスローラ49が設けられている。巻取室8に送られたTACフィルム3は、巻取ローラ48で巻き取られる。この際に、プレスローラ49で押圧されて巻き取られる。
【0025】
次に、先行フィルム3aの後端部と、後行フィルム3bの先端部とを接合する接合処理の詳細について説明する。図4に示すように、接合処理では、先行フィルム3aの後端部上に重ね合わせ領域SAを設定する。次に、両面テープ55を重ね合わせ領域SA上に貼り付ける。この貼り付けは、両面テープ55と重ね合わせ領域SAのA方向中央部が略一致するように行われることが好ましい。そして、後行フィルム3bの先端部を、重ね合わせ領域SA上の後端部に重ね合わせる。図5(A)に示すように、接合処理により、先行フィルム3aの後端部と後行フィルム3bの先端部とが重なり合い、両面テープ55により接合され、重ね合わせ部54が形成する。
【0026】
両面テープ55のA方向の長さは、重ね合わせ部54のA方向の長さよりも短い。したがって、重ね合わせ部54を構成するフィルム3aの後端には、両面テープ55と接合しない余剰代56aが設けられ、重ね合わせ部54を構成するフィルム3bの先端には、両面テープ55と接合しない余剰代56bが設けられる。余剰代56a及び余剰代56bのA方向長さはGa、Gbである。
【0027】
図3に示すように、接合処理を施されたフィルム3は、テンタ部5に送られる。テンタ部5はフィルム3a、3bのB方向両端部をクリップ15で把持しながら、フィルム3をB方向に延伸する。図5(B)に示すように、フィルム3a、3bをB方向に延伸すると、フィルム3a、3bはA方向に収縮する。このとき、B方向両端部はクリップ15により把持されているため、B方向両端部ではフィルム3a、3bの収縮がほとんど起こらない。したがって、重ね合わせ部54を延伸すると、フィルム3a、3bの収縮量は、B方向両端部から中央部に向かうに従い増大し、B方向中央部の収縮量は最大値のΔLfa、ΔLfbとなる。一方、両面テープ55のA方向の収縮は、フィルム3に比べほとんど起こらない。
【0028】
本発明では、接合処理において、余剰代56aのA方向長さGaがΔLfa以上となるように、余剰代56bのA方向長さGbがΔLfb以上となるように設けているので、延伸処理が施されたTACフィルム3における両面テープ55の露出を防止することができる。したがって、本発明によれば、搬送不良などの不具合を回避しつつ、TACフィルム3の延伸処理を効率よく行うことができる。
【0029】
余剰代56a及び余剰代56bのA方向長さGa、Gbの値は、特に限定されるものではないが、延伸処理後の重ね合わせ部54から両面テープ55が露出せず、接合されていないTACフィルム3の後端部や先端部が、TACフィルム3の搬送の際に、周囲の装置や部材に引っかからない程度の寸法であれば良い。例えば、長さGa、Gbの値は、3mm以上15mm以下であることが好ましく、5mm以上10mm以下であることがより好ましい。
【0030】
また、図6(A)に示すように、フィルム3bの後端部及びフィルム3cの先端部を加工して、それぞれ余剰代56a、56bを方向B中央部が方向Aに突出する略円弧状に形成してもよい。余剰代56a、56bの方向A長さは、フィルム3a、3bの収縮量を相殺するように、B方向両端部から中央部に向かうに従い増大するように設けることが好ましい。このようにすることで、延伸処理後の余剰代56a、56bを最小限にすることができるため、搬送不良をより確実に防止することができる。
【0031】
TACフィルム3は、周知の溶液製膜方法で製造されるものであればよく、例えば、特開2005−104148号公報に記載されているTACフィルムを用いることができる。特に、製膜速度の向上を図るべく、冷却した流延ドラムの周面に、TACと溶媒とを含むドープを流延し、この流延膜が冷却ゲル化して自己支持性を有した後に剥ぎ取って、ピンテンタを経て乾燥させ巻取り収納したTACフィルムに対して、本発明を実施することにより、効率よく且つ無駄なく光学特性に優れたTACフィルムを製造することができる。
【0032】
なお、本実施形態では、ポリマーフィルムとしてTACフィルム3を用いて説明を行ったが、TACフィルム3に限定されることなく、本発明は各種ポリマーフィルムに適用可能である。
【図面の簡単な説明】
【0033】
【図1】オフライン延伸装置の概要を示す説明図である。
【図2】テンタ部の概要を示す平面図である。
【図3】クリップの概要を示す側面図である。
【図4】接合処理の概要を示す斜視図である。
【図5】(A)は、延伸処理前の第1の重ね合わせ部の概要を示す平面図であり、(B)は、延伸処理後の第1の重ね合わせ部の概要を示す平面図である。
【図6】(A)は、延伸処理前の第2の重ね合わせ部の概要を示す平面図であり、(B)は、延伸処理後の第2の重ね合わせ部の概要を示す平面図である。
【符号の説明】
【0034】
2 オフライン延伸装置
3 TACフィルム
3a 先行フィルム
3b 後行フィルム
5 テンタ部
15 クリップ
54 重ね合わせ部
55 両面テープ
56a、56b 余剰代

【特許請求の範囲】
【請求項1】
先行するポリマーフィルムの後端部に、後行するポリマーフィルムの先端部を重ね合わせ、この重ね合わせ部分に両面テープを介在させて前記先行するポリマーフィルム及び前記後行するポリマーフィルムを接着により接合する接合工程と、前記接着工程を経た前記ポリマーフィルムを走行させながら、両側縁部を把持して前記ポリマーフィルムを幅方向に延伸する延伸工程とを有するポリマーフィルムの延伸方法において、
前記接合工程では、前記重ね合わせ部分の前記走行方向長さに対し前記両面テープの前記走行方向長さを短くして、前記重ね合わせ部分の前記走行方向の両端に余剰代を形成し、
前記延伸工程による延伸によって前記先端部及び前記後端部が前記走行方向に収縮するときの最大収縮長さよりも、前記余剰代の前記走行方向長さを長くしたことを特徴とするポリマーフィルムの延伸方法。
【請求項2】
前記余剰代を、幅方向中央部が前記走行方向に突出する略円弧状に形成することを特徴とする請求項1記載のポリマーフィルムの延伸方法。
【請求項3】
前記余剰代の前記走行方向長さが、3mm以上15mm以下であることを特徴とする請求項1または2記載のポリマーフィルムの延伸方法。
【請求項4】
前記ポリマーフィルムがセルロースアシレートフィルムであり、
前記両面テープがポリエステルを含む基材と、前記基材の両面に設けられる粘着層とを有することを特徴とする請求項1ないし3のうちいずれか1項記載のポリマーフィルムの延伸方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2009−233890(P2009−233890A)
【公開日】平成21年10月15日(2009.10.15)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−79871(P2008−79871)
【出願日】平成20年3月26日(2008.3.26)
【出願人】(306037311)富士フイルム株式会社 (25,513)
【Fターム(参考)】