説明

ポンプ式噴射器

【課題】容器本体とその底部開口を塞ぐ容器底蓋とで容器を構成し、使用によりその容器に収容する内容物が減少するにともない容器本体内を上昇するように容器本体内にスライド弁を挿入するポンプ式噴射器において、衝撃を受けても底蓋が簡単に外れないようにする。
【解決手段】容器底蓋20に、その嵌合筒部23を補強する補強リブ25を該嵌合筒部の径方向に複数設けてなる。嵌合筒部の内側には、それと同心に弁突き当て部24を設け、組み付け時にその弁突き当て部の先をスライド弁30に突き当てる。底部22には、貫通孔21をあける。また、容器本体12の底部開口13内周および容器底蓋の嵌合筒部外周の双方に、各々互いに係合して容器底蓋の抜け止めをする本体凸部16、17や底蓋凸部26、27などの凸部を、一段ではなく複数段に形成してなる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、口部を有する容器本体とその筒状の底部開口を塞ぐ容器底蓋とで容器を構成し、その容器の容器本体内にスライド弁をスライド自在に挿入するとともに、前記口部にポンプ式噴射装置を取り付け、そのポンプ式噴射装置と前記スライド弁とで容器内を閉塞してその閉塞空間に内容物を収容し、使用時に前記ポンプ式噴射装置を操作することにより内容物を汲み上げて外部に噴射し、前記容器の内容物が減少するにともない前記容器本体内で前記スライド弁を上昇するポンプ式噴射器に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、ポンプ式噴射器の中には、容器内にスライド弁を備え、使用により容器の内容物が減少するにともない、容器内の圧力が低下して体積が減少した分だけスライド弁が容器内を上昇するようにしたものがある。このような噴射器にあっては、容器の底部を開放してそこから容器内にスライド弁を挿入することができるようにしたものもあった。
【0003】
この種の噴射器では、容器の底部開口から内容物が漏れ出さないように、また容器の底部開口を通してスライド弁に触れることができないように、容器の容器本体の下部に容器底蓋を取り付けて容器の底部開口を塞いでいた。容器底蓋は、後で開けたり閉めたりする必要がないとともに、安価なことから、凹凸を嵌合するいわゆる「ぱっちん止め」で容器本体に取り付けていた。
【0004】
【特許文献1】特開2002−205784号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところが、上述したような従来の噴射器では、例えば落下したときなど、衝撃で底蓋が外れてしまい、容器底蓋が破損したり、容器底蓋を紛失したり、底部開口を通して容器本体の底部から内容物が漏れ出したりするなどの問題があった。このような問題を解決すべく、従来の噴射器の中には、いわゆる「ぱっちん止め」を二重にしたものもあるが、未だ不十分であり、やはり衝撃により底蓋が外れるおそれがあった。
【0006】
そこで、この発明の第1の目的は、容器本体とその底部開口を塞ぐ容器底蓋とで容器を構成し、使用によりその容器に収容する内容物が減少するにともない容器本体内を上昇するように容器本体内にスライド弁を挿入するポンプ式噴射器において、衝撃を受けても底蓋が簡単に外れないようにすることにある。
【0007】
この発明の第2の目的は、そのようなポンプ式噴射器において、スライド弁の初期位置の位置決めを簡易とすることにある。
【0008】
この発明の第3の目的は、同じくそのようなポンプ式噴射器において、スライド弁の移動をスムーズにすることにある。
【0009】
この発明の第4の目的は、同じくそのようなポンプ式噴射器において、なお一層、衝撃を受けても底蓋が簡単に外れないようにすることにある。
【0010】
この発明の第5の目的は、同じくそのようなポンプ式噴射器において、容器本体の下部に容器底蓋をはめ付けを容易として、容器本体の下部に容器底蓋をしっかりと確実に取り付け可能とすることにある。
【課題を解決するための手段】
【0011】
そのため、請求項1に係る発明は、上述した第1の目的を達成すべく、
口部を有する容器本体とその筒状の底部開口を塞ぐ容器底蓋とで容器を構成し、その容器の容器本体内にスライド弁をスライド自在に挿入するとともに、口部にポンプ式噴射装置を取り付け、そのポンプ式噴射装置とスライド弁とで容器内を閉塞してその閉塞空間に内容物を入れ、使用時にポンプ式噴射装置を操作することにより内容物を吸い上げて外部に噴射し、閉塞空間の内容物が減少するにともない容器本体内でスライド弁を上昇するポンプ式噴射器において、
容器本体の底部開口内周に容器底蓋の嵌合筒部外周をはめ付けて容器本体の下部に容器底蓋を取り付け、その容器底蓋の嵌合筒部を補強する補強リブを、例えば放射状に該嵌合筒部の径方向に複数設けてなることを特徴とする。
【0012】
請求項2に記載の発明は、上述した第2の目的を達成すべく、請求項1に記載のポンプ式噴射器において、容器底蓋に弁突き当て部を設け、その弁突き当て部の先をスライド弁に突き当ててなることを特徴とする。
【0013】
請求項3に記載の発明は、上述した第3の目的を達成すべく、請求項1または2に記載のポンプ式噴射器において、容器底蓋の底部に、その容器底蓋と前記スライド弁との間の容器内を大気圧とする貫通孔をあけてなることを特徴とする。
【0014】
請求項4に記載の発明は、上述した第4の目的を達成すべく、請求項1ないし3のいずれか1に記載のポンプ式噴射器において、容器本体の底部開口内周に容器底蓋の嵌合筒部外周をはめ付けて容器本体の下部に容器底蓋を取り付けたとき、各々互いに係合して容器底蓋を抜け止めする凸部を、容器本体の底部開口内周および容器底蓋の嵌合筒部外周の双方に、一段ではなく複数段に形成してなることを特徴とする。
【0015】
請求項5に記載の発明は、上述した第5の目的を達成すべく、請求項4に記載のポンプ式噴射器において、容器本体の底部開口内周に形成する複数段の本体凸部を開口方向先端側ほど大径に、また容器底蓋の嵌合筒部外周に形成する複数段の底蓋凸部をはめ付け方向先端側ほど小径としてなることを特徴とする。
【発明の効果】
【0016】
この発明によれば、容器底蓋に、その嵌合筒部を補強する補強リブを嵌合筒部の径方向に複数設けてなるので、衝撃を受けても、嵌合筒部が容易に変形しないようにし、容器本体から簡単に外れないようにして容器底蓋が破損したり、容器底蓋を紛失したり、底部開口を通して容器本体の底部から内容物が漏れ出したりすることを防止することができる。
【0017】
請求項2に記載の発明によれば、容器底蓋に弁突き当て部を設け、その弁突き当て部の先をスライド弁に突き当ててなるので、弁突き当て部の先をスライド弁に突き当てることにより、スライド弁の初期位置を簡単に位置決めすることができる。また、これにより容器底蓋とスライド弁との間隔を保持して、容器本体に容器底蓋をはめ付けたときに容器本体の底部開口が膨らんだとしても、その膨らみが容器本体とスライド弁との間の気密性に影響を及ぼさないようにすることができる。
【0018】
請求項3に記載の発明によれば、容器底蓋の底部に、その容器底蓋と前記スライド弁との間の容器内を大気圧とする貫通孔をあけてなるので、貫通孔を通して外気を吸い込んでスライド弁の移動をスムーズとすることができる。
【0019】
請求項4に記載の発明によれば、容器本体の底部開口内周に容器底蓋の嵌合筒部外周をはめ付けて容器本体の下部に容器底蓋を取り付けたとき、各々互いに係合して容器底蓋を抜け止めする凸部を、容器本体の底部開口内周および容器底蓋の嵌合筒部外周の双方に複数段に形成してなるので、衝撃を受けても、嵌合筒部が容易に変形しないようにし、容器本体から簡単に外れないようにするとともに、複数段のいわゆるぱっちん止めで止めて、なお一層、衝撃を受けても容器底蓋が簡単に外れないようにすることができる。
【0020】
請求項5に記載の発明によれば、容器本体の底部開口内周に形成する複数段の本体凸部を開口方向先端側ほど内径が大きく、また容器底蓋の嵌合筒部外周に形成する複数段の底蓋凸部をはめ付け方向先端側ほど外径が小さくなるように形成するので、容器本体の底部開口内周に容器底蓋の嵌合筒部外周をはめ付けて容器本体の下部に容器底蓋を取り付けるとき、仮嵌合してからはめ付けるようにしてセットを容易とし、複数段の係合で容器本体の下部に容器底蓋をしっかりと確実に取り付けることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0021】
以下、図面を参照しつつ、この発明の実施の最良形態につき説明する。
図1には、この発明によるいわゆるエアレス式のポンプ式噴射器における不使用時の中央従断面を示す。図中符号10は口部11を有する容器であり、40はその容器10の口部11に取り付けるポンプ式噴射装置である。
【0022】
容器10は、容器本体12と、その筒状の底部開口13を塞ぐ容器底蓋20とで構成する。容器本体12は、図2に示すように、筒部14の上部を絞って小径の口部11を形成し、その外周面に雄ねじ15を設ける一方、筒部14の底部を開放してその底部開口13の内周面に円周方向に突出する本体凸部16、17を上下二段に形成してなる。
【0023】
そのような容器本体12の内部には、図3に示すように、スライド弁30を上下にスライド自在に挿入する。スライド弁30には、中心に上向き凹部31を有する頂部32と、その頂部32の外周から下向きに有する外筒部33と、頂部32から下向きに設ける外筒部33より短い内筒部34と、内筒部34と外筒部33との間に径方向に有するリブ35とを設けてなる。そして、外筒部33の上縁外周36と下縁外周37を筒部14の内周面に密着して、それらの間を気密に接触してなる。
【0024】
容器底蓋20は、図4(A)ないし(C)に示すように、貫通孔21を有する円板状の底部22と、その底部22の外周から立ち上がる嵌合筒部23と、その嵌合筒部23の内側でその嵌合筒部23と同心に設けて同じく底部22から立ち上がる弁突き当て部24と、嵌合筒部23の径方向に放射状に複数設けてその嵌合筒部23を補強する補強リブ25とからなる。弁突き当て部24は、嵌合筒部23より高く形成してなる。また、嵌合筒部23の外周面には、円周方向に突出する底蓋凸部26、27を上下二段に設けてなる。
【0025】
そして、図3に示すように、容器本体12の底部開口13の内周に容器底蓋20の嵌合筒部23の外周をはめ付け、容器底蓋20の底部22の外周縁28を容器本体12の筒部14の下端面18に当て、本体凸部16と底蓋凸部26および本体凸部17と底蓋凸部27をいわゆるぱっちん止めで互いに係合して抜け止めし、容器本体12の下部に容器底蓋20を取り付けてなる。このとき、弁突き当て部24の先をスライド弁30に突き当て、組み付け時においてスライド弁30の初期位置の位置決めを行う。
【0026】
一方、ポンプ式噴射装置40は、図1に示すように、シリンダ41内にボール弁42を挿入してシリンダ41下部の入口開口43を塞いでから、付勢スプリング44を挿入する。その後、弾性弁45を取り付けたピストン46とともに、内部に吐出路47を有するステム48を入れて、止めリング49で抜け止めし、ねじキャップ50を被せてシリンダ41上部の鍔部51に抱き付かせてなる。
【0027】
それから、鍔部51と口部11との間にパッキン52を挟んで、ねじキャップ50の内周面に形成した雌ねじ53を口部11の雄ねじ15にねじ付け、そののちステム48に噴射釦54を取り付ける。噴射釦54には、噴出通路55に通ずる位置に、開閉ピン60を復帰ばね58で付勢してノズルキャップ56を取り付け、そのノズルキャップ56の噴口57を、復帰ばね58で付勢する開閉ピン60で塞いでなる。
【0028】
そして、ポンプ式噴射装置40とスライド弁30とで容器10内を閉塞して閉塞空間Aを形成し、その閉塞空間A内に内容物を入れて後、使用時には、手を掛けて噴射釦54を押し下げ、ステム48をシリンダ41内に押し込んで付勢スプリング44に抗してピストン46を下動する。すると、シリンダ41内の圧力室62の圧力が上昇して、やがて図5に示すように弾性弁45を開き、圧力室62の内容物を吐出路47を通して噴出通路55に入れ、ノズルキャップ56内の圧力を上昇してやがて復帰ばね58に抗して開閉ピン60を開き、圧力室62の内容物を噴口57から外部に向けて噴射する。
【0029】
噴射釦54から手を離すと、図6に示すように、付勢スプリング44の付勢力でピストン46とともにステム48を押し上げ、圧力室62の圧力を低下し、弾性弁45を閉じるとともにボール弁42を開き、閉塞空間Aの内容物を入口開口43を通して圧力室62に吸い上げ、閉塞空間Aの内容物が減少するにともない容器10内が負圧化し、スライド弁30の内外の圧力差でスライド弁30が貫通孔21から外気を吸い込みながら容器本体12内を上昇する。その後、図1に示すように、復帰ばね58の付勢力で開閉ピン60を閉じて噴口57を塞ぐ。
【0030】
図示例では、容器底蓋20に、その嵌合筒部23を補強する補強リブ25を嵌合筒部23の径方向に複数設けてなるので、衝撃を受けても、嵌合筒部23が容易に変形しないようにし、容器本体12から簡単に外れないようにして容器底蓋20が破損したり、容器底蓋20を紛失したり、底部開口13を通して容器本体12の底部から内容物が漏れ出したりすることを防止することができる。
【0031】
容器底蓋20には、その嵌合筒部23の内側にそれと同心に弁突き当て部24を設け、その弁突き当て部24の先をスライド弁30に突き当ててなるので、弁突き当て部24の先をスライド弁30に突き当てることにより、組み付け時においてスライド弁30の初期位置を簡単に位置決めすることができる。
【0032】
また、容器底蓋20の底部22に、その容器底蓋と前記スライド弁との間の容器内を大気圧とする貫通孔21をあけてなるので、貫通孔21を通して外気を吸い込んでスライド弁30の移動をスムーズとすることができる。
【0033】
さらに、容器本体12の底部開口13内周に容器底蓋20の嵌合筒部23外周をはめ付けて容器本体12の下部に容器底蓋20を取り付けたとき、各々互いに係合して容器底蓋20の抜け止めをする本体凸部16、17や底蓋凸部26、27などの凸部を、容器本体12の底部開口13内周および容器底蓋20の嵌合筒部23外周の双方に、一段ではなく複数段に形成すると、衝撃を受けても、嵌合筒部23が容易に変形しないようにし、容器本体12から簡単に外れないようにするとともに、複数段のいわゆるぱっちん止めで止めて、なお一層、衝撃を受けても容器底蓋20が簡単に外れないようにすることができる。
【0034】
ところで、図示例では、図7(A)に示すように、容器本体12の底部開口13内周に形成する上下二段の本体凸部16、17を開口方向先端側ほど内径が大きく、すなわち本体凸部16より開口方向先端側にある本体凸部17の方を内径が大きくなるように形成する。また、容器底蓋20の嵌合筒部23外周に形成する上下二段の底蓋凸部26、27をはめ付け方向先端側ほど外径が小さく、すなわち底蓋凸部27よりはめ付け方向先端側にある底蓋凸部26の方を外径が小さくなるように形成する。なお、この例では、本体凸部17の内径と底蓋凸部26の外径とをほぼ等しく形成してなる。
【0035】
すると、容器本体12の底部開口13内周に容器底蓋20の嵌合筒部23外周をはめ付けて容器本体12の下部に容器底蓋20を取り付けるとき、はじめに図7(B)に示すように底蓋凸部26が本体凸部17を軽く乗り越えて仮嵌合してから、(C)に示すように完全にはめ付けるようにしてセットを容易とし、複数段の係合で容器本体12の下部に容器底蓋20をしっかりと取り付けることができる。
【図面の簡単な説明】
【0036】
【図1】この発明によるポンプ式噴射器における不使用時の中央縦断面図である。
【図2】そのポンプ式噴射器で使用する容器の容器本体の中央縦断面図である。
【図3】同ポンプ式噴射器の底部拡大断面図である。
【図4】(A)は同ポンプ式噴射器で使用する容器の容器底蓋の平面図、(B)は正面図、(C)は底面図である。
【図5】同ポンプ式噴射器噴出器の噴射釦押し込み時の中央縦断面図である。
【図6】押し込み後、手を離した状態における中央縦断面図である。
【図7】(A)ないし(C)は容器本体の底部開口内周に容器底蓋の嵌合筒部外周をはめ付けて容器本体の下部に容器底蓋を取り付ける状態を示す部分拡大図である。
【符号の説明】
【0037】
10 容器
11 口部
12 容器本体
13 容器本体の底部開口
16、17 容器本体の本体凸部
20 容器底蓋
21 貫通孔
22 容器底蓋の底部
23 容器底蓋の嵌合筒部
24 容器底蓋の弁突き当て部
25 容器底蓋の補強リブ
26、27 容器底蓋の底蓋凸部
30 スライド弁
40 ポンプ式噴射装置
A 閉塞空間




【特許請求の範囲】
【請求項1】
口部を有する容器本体とその筒状の底部開口を塞ぐ容器底蓋とで容器を構成し、その容器の容器本体内にスライド弁をスライド自在に挿入するとともに、前記口部にポンプ式噴射装置を取り付け、そのポンプ式噴射装置と前記スライド弁とで容器内を閉塞してその閉塞空間に内容物を入れ、使用時に前記ポンプ式噴射装置を操作することにより内容物を吸い上げて外部に噴射し、前記閉塞空間の内容物が減少するにともない前記容器本体内で前記スライド弁を上昇するポンプ式噴射器において、
前記容器本体の底部開口内周に前記容器底蓋の嵌合筒部外周をはめ付けて前記容器本体の下部に前記容器底蓋を取り付け、その容器底蓋の嵌合筒部を補強する補強リブを該嵌合筒部の径方向に複数設けてなることを特徴とするポンプ式噴射器。
【請求項2】
前記容器底蓋に弁突き当て部を設け、その弁突き当て部の先を前記スライド弁に突き当ててなることを特徴とする、請求項1に記載のポンプ式噴射器。
【請求項3】
前記容器底蓋の底部に、その容器底蓋と前記スライド弁との間の容器内を大気圧とする貫通孔をあけてなることを特徴とする、請求項1または2に記載のポンプ式噴射器。
【請求項4】
前記容器本体の底部開口内周に前記容器底蓋の嵌合筒部外周をはめ付けて前記容器本体の下部に前記容器底蓋を取り付けたとき、各々互いに係合して前記容器底蓋を抜け止めする凸部を、前記容器本体の底部開口内周および前記容器底蓋の嵌合筒部外周の双方に複数段に形成してなることを特徴とする、請求項1ないし3のいずれか1に記載のポンプ式噴射器。
【請求項5】
前記容器本体の底部開口内周に形成する複数段の本体凸部を開口方向先端側ほど内径が大きく、また容器底蓋の嵌合筒部外周に形成する複数段の底蓋凸部をはめ付け方向先端側ほど外径が小さくなるように形成してなることを特徴とする、請求項4に記載のポンプ式噴射器。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公開番号】特開2009−62058(P2009−62058A)
【公開日】平成21年3月26日(2009.3.26)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−229888(P2007−229888)
【出願日】平成19年9月5日(2007.9.5)
【出願人】(000001959)株式会社資生堂 (1,748)
【出願人】(000144463)株式会社三谷バルブ (142)
【Fターム(参考)】