説明

マッサージ椅子

【課題】 マッサージ椅子において、マッサージ機構のリモコン装置を、使用者が座部に座ったり立ったりする動作の邪魔とならないようにすることが課題であった。
【解決手段】 座部2と、この座部2の後方を支点として回動可能に設けた背もたれ部3と、座部2の左右に設けた肘掛け部4と、座部2および背もたれ部3の少なくとも一方に内蔵したマッサージ機構(8〜14)とを有するマッサージ椅子において、背もたれ部3に回動可能に軸支されこの背もたれ部3の一側部から一方の肘掛け部4より外側で前方に向かって突出したリモコン支持アーム15と、このリモコン支持アーム15の先端部に設けたリモコン保持部45と、このリモコン保持部45に保持されるリモコン装置46と、肘掛け部4の外側で上下方向に回動するリモコン支持アーム15をいずれかの位置で選択的に係止させるロック機構19とを備えたものである。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、身体に治療を行うマッサージ機構を備えたマッサージ椅子に関する。
【背景技術】
【0002】
現在普及しているマッサージ椅子としては、座部の後方を支点として背もたれ部が回動可能に設けられ、座部の左右には肘掛け部を配置したものが多い。そして、これらの座部および背もたれ部の内部には、モータや圧縮エアーの供給により駆動されるマッサージ機構が内蔵され、このマッサージ機構により、身体の一部を叩いたり、揉んだり、振動を与えて身体の疲労回復や改善を図るものである。
【0003】
そして、このマッサージ機構を制御するために、各種の操作ボタンを有するリモコン装置が設けられている。このリモコン装置は、座部や肘掛け部に備えた収納部やホルダーに収容しておいて、マッサージ椅子を使用する場合には、これを取出して操作を行うものがある。しかし、マッサージ椅子の座部に座った使用者が、背もたれ部が回動して後方に傾倒したままの体勢で収納部やホルダーからリモコン装置を取出すことは、収納部などに手が届き難くなるために困難であり、一旦身体を起こしてからこれらを行う必要があった。(例えば、特許文献1参照)
【0004】
これを解決するために、このリモコン装置やリモコン着脱台を、背もたれ部に固定したフレキシブルアームや、背もたれ部に一端を回動自在に枢着した棒状部材に取付けたものがある。これにより使用者は、背もたれ部が回動して後傾させた体勢であっても、この背もたれ部の回動動作と一体的にリモコン装置やリモコン着脱台が移動するために、リモコン装置の操作や取出しを容易に行うことができる。(例えば、特許文献2参照)
【特許文献1】特開2001−327566号公報(第4頁、図1)
【特許文献2】特開2004−33361号公報(第4頁、図1)
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
このような従来例において、前者の場合は、リモコンホルダーが肘掛け部に固定されているとともに、そこから前方および上方に突出している。そのため、背もたれ部を回動して後傾させた場合に、使用者によるリモコン操作が困難となったり、リモコンホルダーは、使用者がマッサージ椅子に座ったり立ったりする際に、身体の一部に当って邪魔になるものであった。また後者の場合は、背もたれ部の後傾に係わらずリモコン操作が容易であるものの、前方および上方に突出しているフレキシブルアームまたは棒状部材およびリモコン装置が、使用者が座部に座ったり立ったりする際に、特に手や腕に当って邪魔となるものであった。
【0006】
本発明は、上記事情に鑑みなされたものであって、使用者が利用し易いマッサージ椅子の提供を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は、座部と、この座部の後方を支点として回動可能に設けた背もたれ部と、前記座部の左右に設けた肘掛け部と、前記座部および背もたれ部の少なくとも一方に内蔵したマッサージ機構とを有するマッサージ椅子において、前記背もたれ部に回動可能に軸支されこの背もたれ部の一側部から一方の前記肘掛け部より外側で前方に向かって突出したリモコン支持アームと、このリモコン支持アームの先端部に設けたリモコン保持部と、このリモコン保持部に保持されるリモコン装置と、前記肘掛け部の外側で上下方向に回動する前記リモコン支持アームをいずれかの位置で選択的に係止させるロック機構と、を備えたことを主要な特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
本発明のマッサージ椅子は、背もたれ部に取付けたリモコン支持アームおよびこのリモコン支持アームに取付けたリモコン装置を、使用者が座部に座ったり立ったりする動作の邪魔とならないようにすることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0009】
以下、本発明によるマッサージ椅子の実施態様について、図1から図11を参照して説明する。
【実施例1】
【0010】
図1は、この発明の1つの実施形態であるマッサージ椅子1を示している。このマッサージ椅子1は、図示しない脚部を下方に有する平坦状をしたほぼ四辺形の座部2と、この座部2の後方に一辺が接して回動自在となった背もたれ部3と、座部2の左右両側に設けられた肘掛け部4と、座部2の前方に位置したオットマン5とが設けられている。
【0011】
座部2の内部には、膨張と収縮を繰り返すことが可能なエアーバッグ8、9、全てのエアーバックにエアーを給排気するための駆動装置10が設けられ、また背もたれ部3には、メカ式マッサージ機11、エアーバッグ12、13を設けられ、2本の下肢を収容するオットマン5には、それぞれ個別に動作可能なエアーバッグ14が設けられて、全体でマッサージ椅子1のマッサージ機構を構成している。
【0012】
背もたれ部3の一側部には、外方および前方に突出したリモコン支持アーム15が取付けられている。このリモコン支持アーム15は、円柱状の取付アーム16、管状の延長アーム17、支持アーム18から構成され、延長アーム17の端部はそれぞれ互いに連結されている。このうち取付アーム16は、背もたれ部3に一端が固定されて一側方から一方の肘掛け部4の外側まで延び、その他端には、前方に向かってほぼ水平方向に延びた延長アーム17の一端が回動可能に連結されている。
【0013】
次に図2により、この取付アーム16と延長アーム17との連結部に設けたロック機構19について説明する。円柱状の取付アーム16は、径小の軸部20を有し、その端部には円形のストッパー21がネジ部22により固定されている。このストッパー21に接する面と反対側の面に、傘歯車に近似する複数の固定歯23を軸部20に接する部分から放射状に設けた円筒状の位置決め体24が、ネジ25により軸部20の端部に固定されている。この位置決め体24の固定歯23には、これに類似して咬合する複数の可動歯26を有して軸部20に対し回動自在となった円筒状の回動体27が、延長アーム17の一端にネジ28により固定されている。この延長アーム17には、軸部20に嵌合する軸穴29を有し、その軸穴29の周囲と取付アーム16に取付けたワッシャ30との間にコイル状のスプリング31が挟持されている。このスプリング31の付勢力により延長アーム17および可動体27を、位置決め体24に向かって押圧することにより、固定歯23の山および谷と可動歯26の谷ならびに山とが圧接状態で咬合している。
【0014】
このようなロック機構19を有するリモコン支持アーム15の連結構造において、図1に示した状態から、使用者が延長アーム17を握り下方に向かって一定以上の力を加えた場合、延長アーム17は、スプリング31を圧縮する方向に軸部20に沿って移動しつつ、位置決め体24に有する固定歯23の山を回動体27の可動歯26の山が乗り越えて、背もたれ部3に固定された取付アーム16に対して回動する。そして、固定歯23と可動歯26との次の山と谷とがスプリング31の付勢力により圧接状態で咬合することによって、図3に示したように、リモコン支持アーム15は、肘掛け部4の外側を水平方向から下方45度の角度に回動した位置で安定状態に保持される。この状態からさらに延長アーム17に下方の力を加えた場合には、上記と同様な動作によって図4に示したように、延長アーム17が垂直状態の角度となってリモコン支持アーム15を保持することができる。また、図3または図4の状態から図1のように、リモコン支持アーム15を上方に回動して安定状態を復帰させる場合には、延長アーム17を上方に向かって一定以上の力を加えることにより、上記と同様に動作させてこれを行うことができる。
【0015】
次に図5および図6により、リモコン支持アーム15の延長アーム17と支持アーム18との連結部に設けた保持機構であるディテント機構35につき説明する。管状となった延長アーム17の他端部は、上方に向かってほぼ直角方向に屈曲され、その先端に支持アーム18が連結されており、この延長アーム17の端部には、中心に向かう貫通口36を有するとともに、外周面にねじ山が形成された円筒状の押圧筒37が一体に設けられている。この押圧筒37には、互いのねじ山が係合して、貫通口36を覆うキャップ38が取り付けられ、このキャップ38の内面は、貫通口36に挿入した球状体のディテントボール39を内方に押し込むコイルスプリング40の端部を保持している。
【0016】
また延長アーム17の管内には、支持アーム18の支持端部41が回動自在に係合している。この支持端部41の外周には、断面が浅いV字状となった環状溝42が水平方向に設けられ、さらにその環状溝42の外周180度の角度範囲には、さらに深い球面状となったディテント凹部43が均一な間隔で5個所に設けられている。そして、この環状溝42には、前記コイルスプリング40により押圧されたディテントボール39が係合するとともに、このディテントボール39は、支持端部41の回動角度によって5個所のディテント凹部43に嵌合可能となっている。
【0017】
一方、支持アーム18の上端には、上方と前面とが開口した容器状のリモコン保持部45が固定されている。このリモコン保持部45には、マッサージ機構の制御を行う各種ボタンが設けられた操作面を有するリモコン装置46が、上方から着脱可能に収容されている。このリモコン装置46は平板状に形成され、使用時の操作面47は背もたれ部3に向けられることが多い。なお、このリモコン保持部45には、リモコン装置46を一体的に組込み、支持アーム18とともに延長アーム17から取り外せるようにしたり、リモコン保持部45とリモコン装置46とを一体化してリモコン支持アーム15の先端部に固定し、リモコン装置46をリモコン保持部45から取り外して操作できないようにして、リモコン支持アーム15の先端部のみで操作するようにすることもできる。
【0018】
上記の延長アーム17と支持アーム18との連結部に保持機構であるディテント機構35を備えたことにより、座部2に座った使用者がリモコン保持部45またはリモコン装置46を握って一定以上の回動力を加えることで、これらを垂直方向の軸により回動させるとともに、リモコン装置46を5個所に設けたディテント凹部43のうちから、操作面47を使用者が操作し易い方向に向けた位置に保持することができる。通常の場合、リモコン装置46の操作面47は、後方にある背もたれ部3に向けられた状態が操作し易い位置となる。
【0019】
次に、これらの構成からなる図1で示された状態のマッサージ椅子1を、利用者が使用する場合について説明する。使用者は、まず座部2に腰を掛けて、リモコン支持アーム15が図3または図4のように下方に下がっていた場合には、延長アーム17を握ってロック機構19を中心に上方に回動させ、リモコン装置46の操作面47を見易い高さに調整して保持する。次に、使用者はディテント機構35の垂直方向の軸を中心にリモコン保持部45を水平方向に回動させて、リモコン装置46の操作面47を見易い方向に向けて保持する。その後、リモコン装置の電源スイッチを入れ、そして操作ボタンを操作して背もたれ部3がうしろに傾いた状態、すなわち後傾状態が使用者のマッサージ作業に適合する角度となるように図示しない動力装置を駆動して調整する。この背もたれ部3の後傾を変化させた場合でも、リモコン支持アーム15がこの背もたれ部3に取付けられていて一体的に移動することにより、使用者の手が操作面に届かなくなってリモコン装置46の操作に支障をきたすようなことはない。
【0020】
そして、リモコン装置46をさらに操作することにより、各種のマッサージが可能となる。このマッサージ椅子1には、マッサージ機構を構成するエアーバッグ8、9、駆動装置10、メカ式マッサージ機11、エアーバッグ12、13、エアーバッグ14の動作順序、強さ、頻度、組合せなどの複数のコースが予め設定されており、使用者の希望によってこれらコースを選択したり、希望する機能だけを選択して動作することができる制御ボタンがリモコン装置46の操作面47に設けられている。
【0021】
マッサージ椅子1の使用後は、前方に水平方向に延びているリモコン支持アーム15を、図3または図4に示したように、ロック機構19により肘掛け部4の外側を下方に回動して、水平方向から下方に45度または90度の角度で保持しておくことにより、次の使用者が座部2に座る際に、リモコン保持部45、リモコン装置46やリモコン支持アーム15が使用者の人体に触れて邪魔になることがない。なお、このリモコン支持アーム15を押し下げる際に、リモコン保持部45およびリモコン装置46が肘掛け部4に衝突する場合には、ディテント機構35を機能させて、リモコン保持部45およびリモコン装置46の操作面47が、使用時の前後方向から左右方向に向くよう回動して保持しておく必要がある。
【実施例2】
【0022】
次に、図7および図8により、上記実施例と同一の構成は同一の番号を使用して、他の実施例を説明する。背もたれ部3の一側部には、そこから側方に突出した取付部50、およびこの取付部50から直角方向に屈曲して前方に延びるとともに、先端部が上方に屈曲した延長部51を有する円柱状の1本のリモコン支持アーム53が設けられている。このリモコン支持アーム53は、上記実施例のリモコン支持アーム15とは異なり、ロック機構19が設けられていない。このリモコン支持アーム53は、取付部50が実施例1の取付アーム16よりも外側に突出する長さが短いことにより、肘掛け部4の上方に沿って全体が前方に突出している。
【0023】
延長部51の先端には支持部52が連結され、その連結部は図5、図6に示した延長アーム17と支持アーム18との接続構造と同一となっており、リモコン保持部45およびリモコン装置46は、保持機構であるディテント機構35により、180度の角度範囲で回動および位置の保持が可能となっている。従って、マッサージ椅子1の使用中は平板状をしたリモコン装置46を前後方向に向けることで、図7に示すように背もたれ部4に操作面47が対向しており、使用者が座部2から離れる際は、図8に示すようにリモコン装置46の操作面47を、ほぼ垂直方向の軸を中心に90度の角度に回動して左または右方向に向け、身体に接触して邪魔にならないように保持することができる。このとき、リモコン保持部45およびリモコン装置46の外側面は、すくなくとも肘掛け部4の内側面よりも外方に位置するようになっている。
【0024】
なお、このリモコン装置46を左右方向または前後方向に向けた状態で保持するためには、必ずしもディテント機構35を必要とせずに、回動可能に設けた延長部51と支持部52とをネジで締め付けることにより一時的に保持するロック機構を設けることや、あるいは延長部51と支持部52との回動嵌合個所の摩擦抵抗によっても保持することができる。
【実施例3】
【0025】
さらに、図9、図10により、上記実施例と同一の構成は同一の番号を使用して、その他の実施例を説明する。前記実施例2と同様に、背もたれ部3の一側部には、そこから側方に突出した取付部55とこの取付部55から屈曲して前方に向かってほぼ水平方向に延びる延長部56とからなる円柱状のリモコン支持アーム57が設けられている。また、このリモコン支持アーム57の先端部には、取付部55と平行する方向に屈曲した支持部58が、図5と近似するディテント機構59を介して回動可能に取付けられている。さらに、この支持部58には、リモコン装置46が着脱可能となったリモコン支持部45が固定されている。これらのリモコン支持アーム57、リモコン支持部45、リモコン装置46は、マッサージ椅子1の使用中においては、全体として水平状態に接続されている。
【0026】
このような構成により、リモコン保持部45およびリモコン装置46は、延長部56の中心軸を中心に、実線で示した水平方向の位置から、矢印B方向に回動して点線で示した垂直方向の位置まで90度の角度を2段階に回動して、それぞれの位置で保持することができる。これにより、使用中にリモコン装置46を使用者が操作し易い実線の位置から、座部2から立ち上がったり、座ったりする際に身体に接触して邪魔にならない点線で示した位置まで回動することが可能となる。この場合におけるリモコン装置46の操作面47は、いずれにおいても背もたれ部3の方向に向けられている。このようなリモコン支持アーム57は、左利きの人がマッサージ椅子1を使用する場合であっても、水平方向にリモコン装置46が延びていることにより、比較的リモコン装置46の操作を容易とすることができる。なお、ディテント機構59は、リモコン支持アーム57と支持部58との接続部に設けたが、これに限らず、延長部56の中間部や取付部55と延長部56との接続部に設けても同様な機能を得ることができる。
【0027】
なお、上記実施例2および実施例3のリモコン支持アーム53、57の取付部50、55は、肘掛け部4の上方までの長さとしたが、これを肘掛け部4の外側までの長さとし、実施例1と同様に、肘掛け部4の外側に沿って下方まで回動するようにすることもできる。
【0028】
また、上記実施例1のリモコン支持アーム15にある取付アーム16と延長アーム17との連結部に設けたロック機構19は、一定以上の回転力を付与することにより回動するとともに、回転力の付与を中止することにより回動後の位置を保持することができるディテント機構としたが、このディテント機構に代えて、図示しないレバーを、手動により一方方向に回動してリモコン支持アーム15を締め付けてロックしたり、他方方向に回動してロックを解除したりするロック機構とすることもできる。
【実施例4】
【0029】
さらに、このロック機構19は、例えば図11に示したように、1本のリモコン支持アーム60の一端を背もたれ部3の内部に回動可能に軸支し、このリモコン支持アーム60に8個づつの凹凸面を外周に有するディテント板61を固定し、このディテント板61の凹凸面には、背もたれ部のフレーム63に固定した板ばね62の先端部に形成する曲面を係合させて、ディテント機構65としても良いものである。そして、この背もたれ部3の内部に設けたディテント機構65を有して、背もたれ部の一側部から側方に突出したリモコン支持アーム60を、肘掛け部3の外側で直角方向に屈曲して前方に突出させ、その先端にリモコン支持部45およびリモコン装置46を固定し、上下方向に回動可能とすることができる。
【0030】
上記各実施例の肘掛け部は、床面まで延びているが、これに限定されず、肘を乗せることが必要な上端面だけを設けて、この肘掛け部を下部または側方から支柱で支える構造としても良い。また、下肢のマッサージを行うオットマンは、マッサージ椅子に必ず設けてある必要はない。
【0031】
また、背もたれ部を、左右両側の肘掛け部の後方までくるような広い幅を有するように構成した場合には、背もたれ部の内部に取付アーム、取付部やロック機構を収容して、延長アームや延長部は、背もたれ部の一側部から直接前方に突出するようなリモコン支持アームの構造とすることができる。
【図面の簡単な説明】
【0032】
【図1】本発明によるマッサージ椅子の使用状態を示す斜視図である。(実施例1)
【図2】図1に示すマッサージ椅子のロック機構を表す一部断面図である。
【図3】図1に示すマッサージ椅子の側面図である。
【図4】図1に示すマッサージ椅子の側面図である。
【図5】図1に示すマッサージ椅子の保持機構を表す一部断面図である。
【図6】図5に示すA−A部分の断面図である。
【図7】本発明によるマッサージ椅子の他の実施例を示す正面図である。(実施例2)
【図8】図7のマッサージ椅子の変化を示す正面図である。
【図9】本発明によるマッサージ椅子の他の実施例の使用状態を示す正面図である。(実施例3)
【図10】図9に示すマッサージ椅子の保持機構を表す一部断面図である。
【図11】本発明によるマッサージ椅子の他のロック機構を表す斜視図である。(実施例4)
【符号の説明】
【0033】
2 座部
3 背もたれ部
4 肘掛け部
8〜14 マッサージ機構
15、53、57 リモコン支持アーム
19 ロック機構
35 保持機構(ディテント機構)
45 リモコン保持部
46 リモコン装置
47 操作面

【特許請求の範囲】
【請求項1】
座部と、この座部の後方を支点として回動可能に設けた背もたれ部と、前記座部の左右に設けた肘掛け部と、前記座部および背もたれ部の少なくとも一方に内蔵したマッサージ機構とを有するマッサージ椅子において、
前記背もたれ部に回動可能に軸支されこの背もたれ部の一側部から一方の前記肘掛け部より外側で前方に向かって突出したリモコン支持アームと、このリモコン支持アームの先端部に設けたリモコン保持部と、このリモコン保持部に保持されるリモコン装置と、前記肘掛け部の外側で上下方向に回動する前記リモコン支持アームをいずれかの位置で選択的に係止させるロック機構とを備えたことを特徴とするマッサージ椅子。
【請求項2】
座部と、この座部の後方を支点として回動可能に設けた背もたれ部と、前記座部の左右に設けた肘掛け部と、前記座部および背もたれ部の少なくとも一方に内蔵したマッサージ機構とを有するマッサージ椅子において、
前記背もたれ部の一側部から前方に突出したリモコン支持アームと、このリモコン支持アームの先端部にほぼ垂直方向の回転軸を中心に回動可能に設けたリモコン保持部と、このリモコン保持部に保持され操作面が前記背もたれ部に向けられた平板状のリモコン装置とを備え、前記リモコン保持部を水平方向に回動して前記リモコン装置の操作面を左右方向に向けて保持可能としたことを特徴とするマッサージ椅子。
【請求項3】
座部と、この座部の後方を支点として回動可能に設けた背もたれ部と、前記座部の左右に設けた肘掛け部と、前記座部および背もたれ部の少なくとも一方に内蔵したマッサージ機構とを有するマッサージ椅子において、
前記背もたれ部の一側部から前方に突出させたリモコン支持アームと、このリモコン支持アームの先端部にほぼ前後方向の回転軸を中心に回動可能に設けたリモコン保持部と、このリモコン保持部に保持され操作面が前記背もたれ部に向けられたリモコン装置と、このリモコン装置を少なくとも垂直方向または水平方向の状態となった位置でそれぞれリモコン保持部を係止する保持機構とを備えたことを特徴とするマッサージ椅子。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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