説明

マッサージ機

【課題】
マッサージ機の操作選択設定によく通じた慣用被施療者と、そうでない初心被施療者との両者が、リモコンにおいて快適に該操作選択設定が実行できるように構成したマッサージ機を提供する。
【解決手段】
マッサージ機構3aを具備すると共に表示部54a及び操作部55aを設けたリモコン5aにおける被施療者の操作選択設定に基づいて操作されるマッサージ機1aであって、該操作選択設定を所定の選択設定猶予時間毎に順次リモコン5aの表示部54aに表れる選択設定画面でそれぞれ実行する操作選択設定行程を備え、該操作選択設定行程は選択設定猶予時間を異にして複数種設けられたものとする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、マッサージ機構を具備して被施療者にマッサージを実施するマッサージ機であり、詳しくはマッサージ機の操作選択設定によく通じた慣用被施療者と、そうでない初心被施療者との両者が、リモコンにおいて快適に該操作選択設定が実行できるように構成したマッサージ機に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、椅子型またはマット型本体などにマッサージ機構を具備して被施療者の身体をマッサージするマッサージ機は、揉みや叩き、またさすりやローリングなどの多様な形態のマッサージを実施できるよう構成されており、中でも様々なマッサージモードを組合せた複数の自動コースを実行可能としたものが存在している。
【0003】
例えば、図10に示すように、被施療者Mが着座する座部1と、同座部1を支持する基台部2と、前記座部1の後側に倒伏自在にリクライニングできるように連結された背もたれ部3と、座部1の前側上部近傍に設けた枢支部1aを中心に上下方向へ揺動可能に連結した脚載部4とを具備する椅子型のマッサージ機Aが開示されている。
【0004】
このマッサージ機Aは、様々なマッサージ動作を操作手段であるリモコンRの指令信号に基づいて実行させるようにしており、これによって疲労回復、リフレッシュ、リラックスなどを目的として様々なマッサージモードを組合せた複数の自動コースを実行可能としている。
【0005】
すなわち、図11に示すように該リモコンRは上側部において液晶表示機を構成する表示部Kが設けられ、その下側に複数のボタン群からなる操作部Sが設けられたものであり、先ず、リモコンRのスタート/収納ボタンS3が操作されると、リモコンRの表示部Kには図11に示すような待機状態を示す待機中定常画面が表示され、この待機状態からリモコンRのスタートボタンS5a〜S5cのいずれかが操作されるか、あるいは十字キーS1を用いてスタートボタンS5a〜S5cのいずれかが選択されると、スタートボタンS5がオンとなり、3秒程度の間、図12に示す自動コース選択画面を表示部Kに表示させ、その間に変更操作がなされなければ、読み出した初期値にしたがって自動コースによるマッサージを開始する。尚、自動コース選択画面における選択及び決定の操作については、十字キーS1の上下ボタンS11や左右ボタンS12で選択し、決定ボタンS2で決定することができる。
【0006】
このようにマッサージ機Aでは、自動コースを実行させることのできる複数のボタン(スタートボタンS5a〜S5d、自動コースボタンS6など)がリモコンRに備えられ、これらのボタン操作後は、いずれも図12に示した自動コース選択画面が表示され、表示中の3秒以内には各種の自動コースが選択可能であり、選択されないまま3秒経過するとデフォルトで設定されたコースが自動的に開始されるようになっている。
【特許文献1】特開2007−7208号公報(第18頁の図1、第19頁の図9、第20頁の図14)
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
ところで、前述のような様々なマッサージモードを組合せた複数の自動コースを実行可能としたマッサージ機は、リモコンのスタートボタンの実行後、自動コース選択画面となり、選択設定猶予時間である3秒間のような短時間内においてのみ各種の自動コースが選択可能となっており、その間に自動コースの選択操作がなされず放置されると、自動的にマッサージコースが開始されるようになっている。
【0008】
このようなリモコンにおける自動コースの設定操作行程について、日常慣用的にマッサージ機を使用しているような被施療者にとっては、この操作選択設定をよく理解しているため、短時間であっても自動コースの選択設定猶予時間内で十分余裕をもって所望する自動コースを選択することができる。
【0009】
しかし、マッサージ機を使用して間もない操作設定の不慣れな初心者や高齢者など、リモコンにおける選択設定操作を苦手に感じる人にとっては、自動コースの選択設定猶予時間内に選択設定を完了させることが間に合わず、勝手にデフォルト設定の自動コースが開始したりするという問題があった。
【0010】
この問題を解消すべく、リモコンにおける選択設定猶予時間を延長するという手段を講じることも考えられるが、慣用被施療者が自動コースにおける選択設定時において、デフォルトで設定された自動コースの実施を所望する場合、この選択設定猶予時間が過ぎるまで待たなければならず、たとえ3秒間といった短時間であっても苛立たしく感じたりするという懸念が残存する。
【0011】
そこで、本発明は、上記問題点を解消する為に成されたものであり、マッサージ機の操作選択設定によく通じた慣用被施療者と、そうでない初心被施療者との両者が、リモコンにおいて快適に該操作選択設定が実行できるように構成したマッサージ機を提供する事を目的とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0012】
すなわち、本発明のマッサージ機は、マッサージ機構を具備すると共に表示部及び操作部を設けたリモコンにおける被施療者の操作選択設定に基づいて操作されるマッサージ機であって、該操作選択設定を所定の選択設定猶予時間毎に順次リモコンの表示部に表れる選択設定画面でそれぞれ実行する操作選択設定行程を備え、該操作選択設定行程は選択設定猶予時間を異にして複数種設けられたものとしている。
【0013】
また、本発明のマッサージ機は、前記操作選択設定行程として被施療者が標準的に慣用する標準選択設定行程と、該標準選択設定行程よりも前記選択設定猶予時間を長く、または該選択設定猶予時間を無限に設定した初心被施療者のための簡単選択設定行程とを設けたものとしている。
【0014】
さらに、本発明のマッサージ機は、前記マッサージ機構が複数の動作モードを組合せた自動コースを複数実行可能とし、前記操作選択設定行程において、マッサージ機構における複数の動作モードまたは複数の自動コースに関する前記操作選択設定を実行するものとしている。
【0015】
また、本発明のマッサージ機は、前記簡単選択設定行程を前記リモコンの前記表示部における前記選択設定画面の初期画面で選択実行できるようにしたものとしている。
【0016】
さらにまた、本発明のマッサージ機は、前記簡単選択設定行程を前記リモコンの前記操作部に設けたボタンで選択実行できるようにしたものとしている。
【発明の効果】
【0017】
よって、本発明のマッサージ機は、マッサージ機構を具備すると共に表示部及び操作部を設けたリモコンにおける被施療者の操作選択設定に基づいて操作されるマッサージ機であって、該操作選択設定を所定の選択設定猶予時間毎に順次リモコンの表示部に表れる選択設定画面でそれぞれ実行する操作選択設定行程を備え、該操作選択設定行程は選択設定猶予時間を異にして複数種設けられたものとしているため、リモコンにおいて被施療者の慣用程度に応じたマッサージ機の操作選択設定が実行できる。
【0018】
また、本発明のマッサージ機は、前記操作選択設定行程として被施療者が標準的に慣用する標準選択設定行程と、該標準選択設定行程よりも前記選択設定猶予時間を長く、または該選択設定猶予時間を無限に設定した初心被施療者のための簡単選択設定行程とを設けたものとしているため、慣用被施療者及び初心被施療者の両者が快適にリモコンにおける操作選択設定を実行できる。
【0019】
すなわち、慣用被施療者のために選択設定猶予時間を短時間の適切な設定とすると共に、初心被施療者がゆとりをもって選択設定できるよう十分長い余裕のある選択設定猶予時間を設定することができる。
【0020】
さらに、本発明のマッサージ機は、前記マッサージ機構が複数の動作モードを組合せた自動コースを複数実行可能とし、前記操作選択設定行程において、マッサージ機構における複数の動作モードまたは複数の自動コースに関する前記操作選択設定を実行するものとしているため、被施療者に応じた所望のマッサージプログラムによるマッサージを実施できる。
【0021】
また、本発明のマッサージ機は、前記簡単選択設定行程を前記リモコンの前記表示部における前記選択設定画面の初期画面で選択実行できるようにしたものとしているため、初心被施療者が戸惑うことなく、確実に簡単選択設定行程を選択できる。
【0022】
さらにまた、本発明のマッサージ機は、前記簡単選択設定行程を前記リモコンの前記操作部に設けたボタンで選択実行できるようにしたものとしているため、該簡単選択設定行程を選択するためのリモコンの前記表示部における前記初期画面を省略でき、慣用被施療者及び初心被施療者の両者にとって操作選択設定行程における操作選択設定を敏速に実行できる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0023】
以下に、本発明のマッサージ機を、図面に示す一実施形態に基づきこれを詳細に説明する。
図1は本発明のマッサージ機の一実施形態を示す斜視説明図であり、図2及び図3は本発明のマッサージ機の一実施形態を示す使用状態説明図であり、図4は本発明のマッサージ機における操作選択設定行程に関する一実施形態を示す説明図であり、図5乃至図8は本発明のマッサージ機におけるリモコンの表示部に関する一実施形態を示す説明図であり、図9は本発明のマッサージ機におけるリモコンに初心者モードボタンを設けた一実施形態を示す部分説明図であり、図10乃至図12は従来技術を示す参考図である。
【0024】
すなわち、本発明のマッサージ機は、図1及び図2の実施形態で示したように、少なくとも被施療者の臀部または大腿部が当接する座部11aと、身体背部が当接する背当て部12aとから椅子型に構成したマッサージ機1aである。また、該背当て部12aは該座部11aの後側に傾倒移動可能に連結している。
【0025】
さらに前記マッサージ機1aは、前記座部11aの前側に上下方向へ揺動可能に連結した足載せ部13aと、前記座部11aの両側に肘掛け部14aとを設けている。
【0026】
また、前記背当て部12aの左右両側には、前方に向かって突出した側壁部2aを夫々配設している。
【0027】
図1に示すように、前記背当て部12aには、その中央部に左右一対の施療子31aを備えた昇降自在のマッサージ機構3aを設けている。該マッサージ機構3aは、背当て部12aの内部左右に設けた左右一対のガイドレール32aに沿って背当て部12aの上端から下端にかけて昇降するようにしている。
【0028】
前記左右一対の施療子31aは、図示しないがモータ等を駆動源とした機械式のマッサージ機構であり、前記背当て部12aに凭れた被施療者の首部、背部、腰部、臀部等の背面全域を、たたき、揉み、ローリング、振動、指圧などの多様な形態で施療するようにしたものである。
【0029】
また、前記マッサージ機1aの各所定の位置には、空気の給排気により膨縮を繰り返す事が可能な膨縮袋4aを夫々埋設している。該膨縮袋4aは、エアーコンプレッサー及び各膨縮袋4aに空気を分配するための分配器等からなる空気給排装置41aによる給排気により膨縮動作を行うようにしており、該空気給排装置41aはこれを配置できる空間部であればどの位置であってもよいが、図面では座部11aの下部空間に配備している例を示した。
【0030】
前記空気給排装置41aによる各前記膨縮袋4aの膨縮動作によって、被施療者の所定の施療部位を押圧、指圧等を実施する事ができ、また、これを対となるよう複数の膨縮袋4aを対設させる事により挟圧等の施療も行う事ができる。更に、制御装置等をこれに設けて膨縮袋4aを膨張状態に保つようにした場合は、被施療者の所定の部位を一定の時間保持する事も可能である。
【0031】
図1の場合、前記マッサージ機1aは、前記背当て部12aの左右側上部、及び左右側下部に夫々膨縮袋4aを設けており、被施療者の背中及び腰部を押圧、または左右両側から挟圧するような施療を行うよう構成している。
【0032】
また、前記座部11aには、後部側に臀下部用や腿部用の膨縮袋4aを夫々埋設して、主に下方から上方に押圧する施療を行うようにしている。
【0033】
前記足載せ部13aは、身体の脛部及び足先部を夫々嵌入させる左右一対の凹部を夫々形成したものであり、各凹部に膨縮袋4aを左右一対として対設するよう配設させて、凹部内部で人体の脛部及び足先部に対する挟圧施療を実施するようにしている。
【0034】
前記左右の肘掛け部14aの上部には、身体の手や前腕を嵌入保持して施療するための凹部を形成する腕保持部15aを設けており、図1の場合、該腕保持部15aの内部において、上下に各膨縮袋4aを夫々対設するよう配設し、凹部内部で身体の手や前腕に対する挟圧施療を実施するようにしている。
【0035】
前記左右側壁部2aは、座部11aに着座した被施療者の肩または上腕側方となる位置に配設しているが、該左右側壁部2aの内側面には、夫々左右方向に重合した膨縮袋4a・4aを並列状態に埋設している。これら重合した膨縮袋4a・4aによって、被施療者の身体側部を押圧マッサージしたり、また被施療者の上半身を左右から固定して、前記マッサージ機構3aの前記施療子31aによる背部からの施療を効果的に実施したりすることが可能となる。
【0036】
上記のように構成されたマッサージ機1aは、図1及び図3に示すように表示部54a及び操作部55aを設けたリモコン5aにおける被施療者の操作選択設定に基づいて操作されるようにしている。
【0037】
すなわち、前記リモコン5aによって前記膨縮袋4aや前記マッサージ機構3aの動作を指示したり、主電源の入切、前記空気給排装置41a及び各前記膨縮袋4aによる施療の種類や強度等の選択、その他、前記背当て部12aのリクライニングや前記足載せ部13aの上下動の調整等、マッサージ機1aの機能におけるほとんどの操作を一局集中的に行うようにしている。
【0038】
また、前記表示部54aを液晶画面とすると共に、前記操作部55aを操作ボタンまたはダイヤル等で構成するものとし、被施療者は表示部54aを見ながら操作部55aで前記のようにマッサージ機1aの所望する機能を選択指示するようにしている。また、図示しないが音声による操作指示が行えるようにしても良い。
【0039】
加えて、前記リモコン5aは図2及び図3に示すように、前記マッサージ機1aにおける被施療者の片側(図面では右側)の前記肘掛け部14aから立設する支持部材51aの上端に、可動ジョイント部材53aを介して角度調節可能に設けられた保持部材52aに脱着可能に設けられている。
【0040】
尚、前記肘掛け部14aの他に、前記リモコン5aを前記腕保持部15aや前記背当て部12a、または前記側壁部2aの側部に設けてもよい。
【0041】
また、前記リモコン5aによる前記マッサージ機1aの操作に伴う制御は、図示しないが内装された電子回路によるものとしており、該電子回路内のメモリに記憶されたプログラムに基づいてマッサージ機1aは動作を実施するようにしている。
【0042】
次に、前記操作選択設定とその行程について説明する。本発明のマッサージ機1aは、図4に示すように該操作選択設定を所定の選択設定猶予時間毎に順次前記リモコン5aの表示部54aに表れる選択設定画面でそれぞれ実行する操作選択設定行程を備えたものとしており、また該操作選択設定行程は選択設定猶予時間を異にして複数種設けられたものとしている。
【0043】
この図4の実施例の場合、複数の前記操作選択設定行程として標準選択設定行程と簡単選択設定行程とを設けている。
【0044】
前記標準選択設定行程の前記選択設定猶予時間を慣用被施療者のために比較的短時間の各5秒とし、前記簡単選択設定行程においては初心被施療者がゆとりをもって選択設定できるよう十分長い余裕のある30秒または∞(無限)としている。
【0045】
よって、被施療者はマッサージ機1aの慣用程度に応じて前記標準選択設定行程、または簡単選択設定行程のどちらかで前記操作選択設定を実行できる。
【0046】
尚、前記操作選択設定行程として標準選択設定行程と簡単選択設定行程とを設けたが、これに限らず、他にも図示しないが被施療者が予め記憶した操作選択設定を実行するための記憶選択設定行程を選択実行できるようにして、前記表示部54aにおける操作選択設定の短縮を図れるようにしてもよい。
【0047】
また、前記標準選択設定行程の前記選択設定猶予時間を5秒とし、前記簡単選択設定行程においては30秒または∞(無限)としたが、これに限らず慣用被施療者及び初心被施療者に応じて適宜設定することができるし、簡単選択設定行程における30秒などの限定時間と、∞とする時間とを選択可能としてもよい。
【0048】
さらに、前記リモコン5aの前記操作部55aによる操作がなされない場合は、該選択設定猶予時間の満了後、次の選択設定画面に移るようにしている。
【0049】
上記の本発明のマッサージ機1aはさらに、前記マッサージ機構3aや前記空気給排装置41a及び前記膨縮袋4aのマッサージ機構が複数の動作モードを組合せた自動コースを複数実行可能とし、前記操作選択設定行程において、マッサージ機構における複数の動作モードまたは複数の自動コースに関する前記操作選択設定を実行するものとしている。
【0050】
例えば、図5に示すように、前記リモコン5aの前記表示部54aにおいて、前記複数の自動コースを選択可能とする「自動」を選択可能としている。
【0051】
この「自動」の選択設定後、前記表示部54aは図6に示す画面となり、「疲労回復」コース、「リフレッシュ」コース、「やすらぎ」コースなどの中から適宜選択設定することになる。この図6の場合、「リフレッシュ」コースを選択している。
【0052】
次に、被施療者が所望する施療部位である「首・肩」、「全身」、「腰」などのいずれかを選択設定する。図6では、「首・肩」を施療部位として選択している。
【0053】
その後、前記表示部54aは図7に示すような画面となり、前記マッサージ機構3aが被施療者の体形を検出して「首・肩リフレッシュ」自動コースを実施する。
【0054】
尚、前記各自動コースを構成する前記動作モードをも、図示しないが被施療者が適宜選択設定できるよう構成できる。
【0055】
また、本発明のマッサージ機1aは、図8に示すように前記簡単選択設定行程を前記リモコン5aの前記表示部54aにおける前記選択設定画面の初期画面で選択実行できるようにしたものとしている。
【0056】
すなわち、前記初期画面において慣用被施療者のための「標準モード」と、初心被施療者のための「初心者モード」とを選択できるように表示し、前記操作部55aにより操作選択決定を行うようにすることができる。
【0057】
または、図9に示すように前記簡単選択設定行程を前記リモコン5aの前記操作部55aに設けたボタンで選択実行できるようにしてもよい。
【0058】
このように構成することで、前記簡単選択設定行程を選択するために図8に示すような前記初期画面を設ける必要が無くなり、慣用被施療者及び初心被施療者の両者にとって操作選択設定を敏速に実行できるようになる。
【0059】
前記マッサージ機1aに関して、これまで主に椅子型のものを示したが、これに限らず、マット型やベッド型、据え置き型、手持ち型などのあらゆる形態のマッサージ機に、上記の発明構成は適用できるものである。
【図面の簡単な説明】
【0060】
【図1】本発明のマッサージ機の一実施形態を示す斜視説明図である。
【図2】本発明のマッサージ機の一実施形態を示す使用状態説明図である。
【図3】本発明のマッサージ機の一実施形態を示す使用状態説明図である。
【図4】本発明のマッサージ機における操作選択設定行程に関する一実施形態を示す説明図である。
【図5】本発明のマッサージ機におけるリモコンの表示部に関する一実施形態を示す説明図である。
【図6】本発明のマッサージ機におけるリモコンの表示部に関する一実施形態を示す説明図である。
【図7】本発明のマッサージ機におけるリモコンの表示部に関する一実施形態を示す説明図である。
【図8】本発明のマッサージ機におけるリモコンの表示部に関する一実施形態を示す説明図である。
【図9】本発明のマッサージ機におけるリモコンに初心者モードボタンを設けた一実施形態を示す部分説明図である。
【図10】従来技術を示す参考図である。
【図11】従来技術を示す参考図である。
【図12】従来技術を示す参考図である。
【符号の説明】
【0061】
1a マッサージ機
11a 座部
12a 背当て部
13a 足載せ部
14a 肘掛け部
15a 腕保持部
2a 側壁部
3a マッサージ機構
31a 施療子
32a ガイドレール
4a 膨縮袋
41a 空気給排装置
5a リモコン
51a 支持部材
52a 保持部材
53a 可動ジョイント部材
54a 表示部
55a 操作部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
マッサージ機構を具備すると共に表示部及び操作部を設けたリモコンにおける被施療者の操作選択設定に基づいて操作されるマッサージ機であって、該操作選択設定を所定の選択設定猶予時間毎に順次リモコンの表示部に表れる選択設定画面でそれぞれ実行する操作選択設定行程を備え、該操作選択設定行程は選択設定猶予時間を異にして複数種設けられたことを特徴とするマッサージ機。
【請求項2】
前記操作選択設定行程として被施療者が標準的に慣用する標準選択設定行程と、該標準選択設定行程よりも前記選択設定猶予時間を長く、または該選択設定猶予時間を無限に設定した初心被施療者のための簡単選択設定行程とを設けたことを特徴とする請求項1記載のマッサージ機。
【請求項3】
前記マッサージ機構が複数の動作モードを組合せた自動コースを複数実行可能とし、前記操作選択設定行程において、マッサージ機構における複数の動作モードまたは複数の自動コースに関する前記操作選択設定を実行することを特徴とする請求項1又は請求項2記載のマッサージ機。
【請求項4】
前記簡単選択設定行程を前記リモコンの前記表示部における前記選択設定画面の初期画面で選択実行できるようにしたことを特徴とする請求項2記載のマッサージ機。
【請求項5】
前記簡単選択設定行程を前記リモコンの前記操作部に設けたボタンで選択実行できるようにしたことを特徴とする請求項2記載のマッサージ機。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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