説明

マークシート用紙及びマークシート用紙作成システム

【課題】
少量のアンケートや少人数の試験のときでも使用できるように、マークシートのレイアウトが汎用パソコンで任意に正確にでき、そしてマークシート用紙が廉価に汎用プリンタで印刷できるようにする。
【解決手段】
タイミングマーク(2)を予め印刷したマークシート用紙(1)であって、マーク記入エリア(31)を含むレイアウトエリア(3)を余白(レイアウト無印刷)としたマークシート用紙とし、前記レイアウトエリア(3)のレイアウトは、汎用パソコン(5)に使用できるレイアウト作成ソフト(6)で作成し、任意に作成したレイアウトを少量でも必要数を汎用プリンタ(7)で印刷できる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、教育関係の試験、医療関係の検査、アンケート、国家試験等に際して使用されているマークシート用紙及びマークシート用紙作成システムに関する。
マークシートとは、マークが付されているか否かを検出するマーク読取り装置、例えば光学的読取り装置(画素の光学的濃度差によってマーク有無を機械認識する)に入力するデータとして用いられるマークシートである。
本発明は、マークシートの少量使用やマーク記入エリアの自由レイアウトを可能にするものである。
【背景技術】
【0002】
従来のマークシート用紙は、図3に示すように、タイミングマーク(2)等の基準マークと、レイアウトエリア(3)に、マーク記入エリア(31)として中空四角枠や短細線を配置し、受験生等がその枠内や短細線の上からすぐにマークチェックできる完成品として販売されている。
マークシート用紙(1)は、通常のものは複写したとき黒として検出されない淡い色であるドロップアウトカラー〈原稿上に予め印刷若しくは印字されている画像の色のうち、人の目には見えるが、読取りセンサで読取ったときには読取らない色〉によって印刷されたレイアウトエリア(3)に四角枠や数字などを配したマーク記入エリア(31)を備えている。
【0003】
図3では、マーク記入エリア(31)が列記され、その中の案内数字に従って、1〜0までの10種のマーク記入エリア(31)情報を機械が識別入力できるようになっている。このマークシート(1)に、例えば数字の3の情報を記入するには、記入案内数字の文字が3に対応するマーク記入エリア(31)の内部を、鉛筆やボールペンなどの筆記具を使用して塗りつぶすことで完成する。
タイミングマーク(2)とタイミングマークに整列したマーク記入エリア(31)は、同一面に印刷されている。
【0004】
受験生等の記入者がマークチェックしたマークシートは、OMR(オプティカルマークリーダー)、スキャナ、自動採点機能を有する高性能リーダーなどのいわゆる読取装置で自動的にチェック欄の判定がなされる。マークシートの一辺を基準辺として搬送する機構や搬送しながらチェック有無の判定や集計方法は数種の方式が案出されている。
このように、マークシートの要素であるタイミングマーク(2)とレイアウトエリア(3)のレイアウトは、その両者の関係からその時系列の中で同時印刷し、一連一体のものとして印刷している。基本的には、マークシート用紙(1)は、タイミングマーク(2)と共にレイアウトエリアもマークシート用紙上に同時印刷するものである。
なお、多色異時印刷の場合などでは、用紙の適正な位置に印刷されているかどうかを確認するためには、いわゆるトンボなどがあるが、しかしマークシート用紙において、需要者が自己のプリンタでレイアウト部分のみを印刷するということは無かったので、タイミングマーク(2)との関係での印刷位置調整の発想はなかった。
決してずれてはいけない関係にあるタイミングマーク(2)と四角枠などのマーク記入エリアは、あえて、異なる時、異なる場所、異なる使用印刷機で作成することはなかったからである。
【0005】
印刷の効率性という観点からすると、マークシート用紙(1)に同時印刷手段を用いる方法はマークシート販売業者がレイアウトの作成、読取テスト、印刷と全ての印刷工程を行なうので、量産に適し、品質も担保され、格別の問題があるものではない。
【0006】
しかし、同じレイアウトのマークシートを少量(例えば数10枚程度の場合)だけ希望する場合、大量に希望する時と同じように版下作成費用がかかり、かつ印刷工程上、通常1000枚以下は印刷費用はあまり変わらず、少量印刷時には大変割高な印刷費用を要してしまうことになる。
又印刷工程も少量や大量に関わらず同じような工程であり、同じような日数がかかっている。
どうしても少量生産する場合は割高になってしまう。
そのため、極少量の希望のレイアウトでのマークシート用紙の業務としての受注乃至生産販売は事実上できないし、発注側も割高で事実上断念していたという難しい問題があった。
【0007】
そこでまず汎用的なマークシートを採用することが考えられる。確かに汎用的なマークシートではマークシートの作成枚数に反比例して一枚に対するコストは安くなることから、あらかじめ大量に作成しておき適宜販売するという販売方法が可能になる。
マークシートの形態を前提として、そのレイアウトにあわせてアンケートや問題を作成することは可能である。マークシートとしての機能もその必要条件は満たしているといえるため、確かに、問題側の工夫で大量生産レイアウト商品を、少量消費するということはできる。
【0008】
しかしこの最も基本的で単純な方法にも大きな問題点がある。それはマークシートが限られた時間内に記入しなければならない各種試験等にも採用されていることから、汎用的なマークシートでは記入不要なエリアが多数出てしまう場合や、間違いを起こしやすい表記になっている場合があり、誤記が頻発するおそれがあり、多様なアンケートなどの形態には汎用のスタイルでは不向きであるという問題である。
【0009】
更に視点を変えて、マークシートの表記を画像データとしてアナログ的に考えて、タイミングマークによるデジタル的な行列構造のデータと処理せず、OMRに限定しないマークシートを読取る手段を採用することで、タイミングマーク及びレイアウトエリアに必要であった特殊なインクを使用することなく、マークシートの印刷を通常のプリンタでも可能にし、マークシートのレイアウト作成、読取りテスト、印刷をユーザ側で全部行なっていただき、コストを下げようとするものも見受けられる。
確かに単に画像データと考えることで十分な読取りが可能であればマークシート販売業者の負担は大幅に改善され、少量生産販売という観点だけをみても非常に魅力的である。
【0010】
しかし画像データから非常に高度な正確性をもってデジタルデータを抽出することは各種の手法が開発されているが、高価な機材構成になり、現実的に負担が大きくその読取り精度も不完全であるといえる事実がある。
【0011】
本発明は、プロが作成した高精度のタイミングマークを利用し、正確なデータ読取りを確保しながら、タイミングマーク及びレイアウトエリアに必要であった特殊なインクの使用のみに限定しないで、よってマークシートのレイアウト印刷を通常のプリンタでも可能にし、結果的にマークシートのレイアウト作成、確認テスト、印刷をユーザ側の汎用パソコンや汎用プリンタ上で行わせ、マークシート用紙の少量使用を可能にするものである。
【特許文献1】特開2004−90455号公報「マークシートの作成プログラム,及びマークシート作成装置」特開2004−046751号公報「マークシート」特許第2672982号公報「マークシート及びマークシート読取装置」
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0012】
本発明が解決しようとする主な課題は、少量のアンケートや少人数の試験のときでも使用できるように、マークシートのレイアウトが汎用パソコンで任意にでき、そしてマークシート用紙が廉価に汎用プリンタで印刷できるようにすることである。
汎用パソコンと汎用プリンタで、正確なタイミングマークに整列したレイアウトエリアを構成できれば、任意のデザインのマークシート用紙が作成できる。そして正確な集計ができるようなマークシートの作成が汎用パソコンでできれば、少量だけ必要なアンケートなどにも廉価にマークシート用紙が使用できることになる。
本発明が解決しようとする課題には、経済的な視点から、
1、マークシートの少量使用にかかる絶対的なコストをさげること
2、マークシートの少量生産にかかる相対的なコスト分散をすること
3、マークシートの少量生産にかかる印刷日数を短縮すること
がある。
【0013】
さらに具体的には、特殊インクを使用しないで、汎用パソコンや汎用プリンタで、任意のデザインで自己作成することができるマークシート用紙及びマークシート用紙作成システムを提供するものである。
少量の使用の場合でもマークシート作成を可能にし、今非常に求められているマークシートの個性化の要請にも対応できる。
【課題を解決するための手段】
【0014】
本発明は、タイミングマーク(2)を印刷したマークシート用紙(1)であって、マーク記入エリア(31)を含むレイアウトエリア(3)を余白(レイアウト無印刷)としたものである。
タイミングマーク(2)は、従来の専門業者が、プロの設計と精度で、シートエッジにカード外形寸法に応じたタイミングマーク(2)を正確に予め印刷している。
タイミングマーク(2)と、マーク記入エリア(31)との位置関係は、タイミングマーク直下型、タイミングマーク制御型、タイミングマーク間型、などがある。しかし、いずれもタイミングマークの正確な列配置を前提とした読取りのための位置関係であり、タイミングマーク(2)がコピー機で作成したものとか、汎用パソコンや汎用プリンタにて作成したものとは精度が異なることが重要な点である。
そして、マーク記入エリア(31)を含むレイアウトエリア(3)を余白(レイアウト無印刷)とし、後述するように、正確に予め印刷されたタイミングマーク(2)の横に位置する余白に任意のマーク記入エリア(31)を含むレイアウトを、印刷できるようにしたものである。
余白とは、マーク記入用のレイアウトが無印刷という意味である。
予め印刷しているとの意味は、レイアウト部分が余白で、専門業者側でタイミングマークのみを印刷したマークシート用紙であるという意味である。
【0015】
用紙エッジにタイミングマーク(2)を印刷し、かつレイアウトエリア(3)は余白としたマークシート用紙(1)の任意の個所には、レイアウト印刷精度許容マーク(4)を印刷している。
レイアウト印刷精度許容マーク(4)は、通常はシート用紙の隅の2箇所に円や楕円を印刷しておき、レイアウト印刷時にこの位置に併せて小さめ(反対に大きめでもよい)の円や楕円を上書き印刷して、印刷の位置の許容を確認するためのものである。
レイアウト印刷精度許容マーク(4)は、予め印刷された印であり、円又は楕円又は矩形又は長方形又は多角形又は記号又は図形等の領域を持つ印である。レイアウト作成ソフト(6)で任意に作成したレイアウトエリア(3)のレイアウトを印刷する時に、同時に前記予め印刷された円等より小さいか又は大きい円等の相似形の印を汎用プリンタ(7)で上書き印刷した際において、その一致度で印刷の位置の許容を確認できる。
つまり、前記予め印刷された円等の印に対し、それより小さいか又は大きい円等の印を汎用プリンタ(7)で上書き印刷することにより、その印刷位置の合致程度により、印刷適否の許容範囲を示すことになる。
レイアウト印刷精度許容マーク(4)の具象は、視認できれば形状は問うことはなく、前記円等に限定するものではない。
【0016】
タイミングマーク(2)は、読取りや記入判定の基準マークであるので、この部分に関しては、厳密性が要求される。
【0017】
マークシート用紙(1)の前記レイアウトエリア(3)に任意のレイアウトを自由構成するには、汎用パソコン(5)及び汎用プリンタ(7)で前記タイミングマーク(2)等の基準マークに適応するレイアウトが作成できるレイアウト作成ソフト(6)で行う。
タイミングマーク(2)だけを印刷したマークシート用紙と、レイアウト作成ソフト(6)で、マークシート用紙作成システムが構成される。
【0018】
レイアウト作成ソフト(6)は、汎用パソコン(5)に使用できるもので、マークシート用紙に印刷済みのタイミングマーク(2)に適応するマーク記入エリア(31)及び文字や図柄等で構成されるレイアウトエリア(3)の自由レイアウトを汎用パソコン(5)画面上で作成できる。
画面上では、定型の大きさの紙であれば、予め収納されたタイミングマーク(2)の列配置に合わせてマーク記入エリア(31)や文字、数字、などを作成できる。
予めタイミングマーク(2)を印刷してあるマークシート用紙に、任意のレイアウトを前記タイミングマーク(2)に適応させて作り出した後は、汎用プリンタ(7)で印刷することで作成が完了する。
【0019】
更に具体的には、マークシート用紙は、大小種々の形状や大きさがあるので、実際の紙の大きさやそれに予め印刷されたタイミングマーク(2)を読み込んでそれを画面上に表示して、これに相応するようなレイアウトを画面に嵌めこんで構成可能なソフトも含むものである。
タイミングマークのみ印刷されたマークシート用紙に印刷することが目的のソフトは、マークシートレイアウトを構成し印刷出力可能なデータ及びプログラムからなるソフトになる。
【0020】
マークシート用紙に付される前記印刷精度許容マーク(4)は、汎用パソコン(5)に使用できるレイアウト作成ソフト(6)でレイアウトエリア(3)のレイアウトを任意のデザインで作成したのちに、それを汎用プリンタ(7)で所定のマークシート用紙印刷した際においてのレイアウト印刷適否の許容範囲を示すものである。
例えば、前記印刷精度許容マーク(4)は、予め印刷された円又は楕円又は矩形又は図形であり、レイアウト作成ソフト(6)で任意に作成したレイアウトエリア(3)のレイアウトを印刷時に、同時に前記円又は楕円等の径より小さい径の円又は楕円等の印を汎用プリンタ(7)で上書き印刷した際において、最初に印刷されている円又は楕円の中に、レイアウト印刷時に同時に出力した小さな円や楕円が入っていれば、印刷適否の許容範囲を示すことになる。
前記円又は楕円等の径より大きい径の円又は楕円等の印を汎用プリンタ(7)で上書き印刷した際においては、その中に予め印刷された印刷精度許容マーク(4)が入っていれば、印刷適否の許容範囲を示すことになる。
この許容度は、最終的な読取りにも影響するので、許容範囲を超えた〈2つの円が重なったり交差している場合など〉は、印刷ミスとして使用できないマークシート用紙となる。
【0021】
印刷精度許容マーク(4)は、シートの斜行を検出するスキューチェックマークとは異なるが、印刷精度許容マーク(4)を長方形として、スキューチェックマークと兼用にすることも可能である。
【0022】
本発明は、レイアウトエリア(3)のレイアウトは、汎用パソコン(5)に使用できるレイアウト作成ソフト(6)で、任意に作成したレイアウトを汎用プリンタ(7)で印刷するものであるので、仮にタイミングマーク(2)のみを印刷した用紙を在庫していても、未使用で在庫するだけであり、
タイミングシート(2)に適応したレイアウトをいつでも自前で少量だけ印刷できる。
【発明の効果】
【0023】
1:本発明は、レイアウト作成ソフト(6)と、予めタイミングマーク(2)を印刷し、レイアウトエリアは余白としたマークシート用紙から構成されるもので、例えば業者が予め準備したタイミングマーク(2)を正確に印刷した用紙を購入しておけば、いつでも少量の希望のレイアウトのマークシート用紙が作成できる効果がある。
2:専門業者側からすると、大量に印刷する完成マークシート用紙の需要のほかに、少量のみ必要な場合の需要に対して、受注拒否することなく、適正な価格でレイアウト作成ソフトとタイミングマークを印刷してかつレイアウト印刷のないマークシート用紙を販売することができるので、少量受注の注文を実質的にカバーすることができる効果がある。
3:マークシートのレイアウトは、学校名の挿入や、設問数の増減や、コーポレーションカラーなどの、オリジナリテイが要求される。このような要請にもソフトのバージョンアップで十分対応できる効果がある。
【発明を実施するための最良の形態】
【0024】
図1に示す斜視図は、本発明に係るマークシート用紙の実施例1を示すものである。
【実施例1】
【0025】
図1のものは、いわゆるカードタイプの82,55mm×187,3mmの紙片で、シートエッジにタイミングマーク(2)を64本、1mmの太さで、1,5mmの間隔をおいて、一定間隔で印刷したマークシート用紙(1)であって、マーク記入エリア(31)を含むレイアウトエリア(3)を余白(レイアウト無印刷)とし、レイアウト印刷精度許容マーク(4)を両隅に印刷したものである。
レイアウト印刷精度許容マーク(4)は、円形であり、マーク記入エリア(31)を含むレイアウトエリア(3)を印刷したときに、同時に印刷される前記円形より小さな円がこの中に入るかどうかで、印刷精度のチェックを行うことができる。
【0026】
コーナーカットや、スキューチェックマークは必要により備えることができる。
【0027】
余白へのマーク記入エリア(31)を含むレイアウトエリア(3)の印刷は、別途用意されている
レイアウト作成ソフト(6)で、パソコン画面上で作られる。
レイアウト作成ソフト(6)は、汎用パソコン(5)に使用できるもので、マークシート用紙(1)に印刷済みのタイミングマーク(2)に適応するマーク記入エリア(31)及び文字や図柄等で構成されるレイアウトエリア(3)のレイアウトをその汎用パソコン(5)の画面上で作成できる。
企業名や、キャラクター図柄、などの挿入など、タイミングマーク(2)にそって、整然としたマーク記入エリア(31)の列設とそのほかの自由レイアウトが可能である。
【0028】
任意に作成したレイアウトは、汎用プリンタ(7)で印刷して、少量でも必要枚数印刷することができる。
レイアウトは電子データとして、パソコンに保存でき,いつでも再使用が可能である。
【産業上の利用可能性】
【0029】
本発明に係るマークシート用紙及びマークシート用紙作成システムは、少量のマークシート用紙の印刷要請の場合に対応ができるもので、比較的規模の小さいテスト採点や、中小企業のアンケート調査などに、大きく利用される可能性がある。
あるいは個性が重んじられる業態では、味気ない単調な調査用紙であったマークシートに様々なデザイン的加工が出来るもので、この意味でもマークシートのイメージを変えて利用できる幅を大きく広げる可能性がある。
更には、レイアウトを購入者側に任せるので、専門業者側の在庫は、レイアウト印刷していない一色刷りのものとなるので、在庫管理上も好ましいものとなる。
【図面の簡単な説明】
【0030】
【図1】マークシート用紙(1)の実施例1を示した斜視図である。
【図2】レイアウト印刷されたマークシート用紙(1)の作成工程を示した説明図である。
【図3】従来のマークシート用紙の斜視図である。
【符号の説明】
【0031】
1 マークシート用紙
11 従来のマークシート
2 タイミングマーク(基準マーク)
3 レイアウトエリア
31 数字や中空四角枠等のマーク記入エリア
4 レイアウト印刷精度許容マーク
5 汎用パソコン
6 レイアウト作成ソフト
7 汎用プリンタ
8 スキャナ等のリーダー

【特許請求の範囲】
【請求項1】
タイミングマーク(2)を印刷したマークシート用紙(1)であって、マーク記入エリア(31)を含むレイアウトエリア(3)を余白(レイアウト無印刷)としたことを特徴とするマークシート用紙。
【請求項2】
用紙エッジにタイミングマーク(2)を印刷し、かつレイアウトエリア(3)は余白(レイアウト無印刷)とするとともにマークシート用紙(1)の任意の個所にレイアウト印刷精度許容マーク(4)を印刷したことを特徴とするマークシート用紙。
【請求項3】
タイミングマーク(2)等の基準マークを予め印刷し、レイアウトエリア(3)を余白(レイアウト無印刷)としたマークシート用紙(1)と、前記レイアウトエリア(3)に汎用パソコン(5)及び汎用プリンタ(7)で前記タイミングマーク(2)等の基準マークに適応する任意のレイアウトを自由構成できるレイアウト作成ソフト(6)からなるマークシート用紙作成システム。
【請求項4】
前記印刷精度許容マーク(4)は汎用パソコン(5)に使用できるレイアウトエリア(3)のレイアウト作成ソフト(6)でレイアウトエリア(3)のレイアウトを任意のデザインで作成してそれを汎用プリンタ(7)で印刷した際においての印刷適否の許容範囲を示すことを特徴とする請求項2に記載のマークシート用紙。
【請求項5】
前記印刷精度許容マーク(4)は、予め印刷された円又は楕円又は矩形又は図形であり、レイアウト作成ソフト(6)で任意に作成したレイアウトエリア(3)のレイアウトを印刷する時に、同時に前記予め印刷された円等より小さいか又は大きい円等の印を汎用プリンタ(7)で上書き印刷することにより、その印刷位置の合致程度により、印刷適否の許容範囲を示すことを特徴とする請求項2又は請求項(4)に記載のマークシート用紙。
【請求項6】
前記レイアウト作成ソフト(6)は、汎用パソコン(5)に使用できるもので、マークシート用紙に印刷済みのタイミングマーク(2)に適応するマーク記入エリア(31)及び文字や図柄等で構成されるレイアウトエリア(3)のレイアウトを汎用パソコン(5)画面上で作成でき、前記請求項1又は請求項2又は請求項4のいずれかに記載の予めタイミングマーク(2)を印刷したマークシート用紙に、任意のレイアウトを前記タイミングマーク(2)に適応させて汎用プリンタ(7)で印刷可能であるレイアウト作成ソフト。
【請求項7】
前記レイアウトエリア(3)のレイアウトは、汎用パソコン(5)に使用できるレイアウト作成ソフト(6)で、任意に作成したレイアウトを汎用プリンタ(7)で印刷したことを特徴とする請求項1又は請求項2又は請求項4又は請求項5に記載のマークシート用紙。






























【図1】
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【図2】
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【図3】
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【公開番号】特開2006−65519(P2006−65519A)
【公開日】平成18年3月9日(2006.3.9)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2004−245917(P2004−245917)
【出願日】平成16年8月25日(2004.8.25)
【出願人】(504281167)株式会社 教育ソフトウェア (1)
【Fターム(参考)】