説明

メディアサーバー及びオーディオビデオ伝送の方法

本発明はメディアサーバーを開示し、該メディアサーバーはコンテンツネットワークと接続され、且つ情報端末とWiFi方式で接続され、該メディアサーバーは情報送受信コントローラとWebサーバーを含み、その中、情報送受信コントローラは、コンテンツネットワークから送信されてくるコンテンツを受信し、前記コンテンツの中のオーディオビデオデータをRTP/RTCPカプセル化フォーマットに転換させた後に情報端末に伝送し、また前記コンテンツによってHTMLフォーマットのコンテンツ目録を形成することに用いられ、Webサーバーは、情報送受信コントローラが形成するHTMLフォーマットのコンテンツ目録をリリースし、且つ情報端末でアクセスすることに用いられ、本発明はオーディオビデオ伝送の方法をさらに開示し、本発明を採用するのは、ユーザーが各コンテンツネットワークで提供するコンテンツをアクセスすることが便利になれる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は三網融合技術に関し、特にメディアサーバー及びオーディオビデオ伝送の方法に関する。
【背景技術】
【0002】
現在、たくさんのコンテンツネットワークが存在しており、例えばケーブルテレビ技術と無線放送技術を代表とする放送テレビネットワーク、インタラクティブネットワークテレビ(IPTV)技術を代表とする電信ネットワーク、及びインターネット。その中、無線放送技術は、DVB-T(DVB、デジタルビデオ放送)とISDB-T(ISDB、総合サービスデジタル放送)のような地上デジタルテレビ放送規格、及びDVB-Hと中国モバイルマルチメディア放送(CMMB)のようなモバイル・デジタルテレビ放送規格を含む。これらのコンテンツネットワークは、ユーザーに各種のコンテンツを提供することができ、このため幅広いユーザーに人気を持つ。
【0003】
前記コンテンツネットワークが基づく技術はそれぞれも異なり、例えば、放送テレビネットワークの中のDVB-T伝送は主に伝送ストリーム(TS)の規格を採用するが、インターネットのオーディオビデオのコンテンツは主にハイバーテキスト転送プロトコルプログレッシブダウンロード(HTTP Progressive Download)技術によって伝送される。この原因により、情報端末が分化を出現させた。例えば、放送テレビネットワークの技術はテレビで良好的なサポートが得られ、IPTVは主にセットトップボックスによってサポートされるが、インターネットは携帯電話とPCで良好的なサポートが得られる。これにより、普通のユーザーは家庭環境でコンテンツをアクセスする場合、デバイスの制限によって各コンテンツをシームレスアクセスすることができないようになる。例えば、ユーザーは居間にテレビを通じて放送テレビネットワークからロードされたコンテンツを見る場合、書斎のデストトップ・コンピューターに電子メールを処理する必要があり、デストトップ・コンピューターが放送テレビネットワーク技術をサポートしないため、ユーザーはメールを処理しながらテレビを見ることができないことになり、前のテレビ視聴を中断しようがない。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
これに鑑みて、本発明は、メディアサーバー及びオーディオビデオ伝送の方法を提供することを目的とし、ユーザーは各コンテンツネットワークに提供されるコンテンツをアクセスすることが便利になれる。
【課題を解決するための手段】
【0005】
前記の目的を達成するため、本発明の技術案はこのように実現し:
メディアサーバーは、コンテンツネットワークと接続され、且つ情報端末とWiFi方式で接続され、前記メディアサーバーは情報送受信コントローラとWebサーバーを含み、その中、
情報送受信コントローラは、コンテンツネットワークから送信されてくるコンテンツを受信し、前記コンテンツの中のオーディオビデオデータをリアルタイムトランスポートプロトコル/リアルタイムトランスポートコントロールプロトコル(RTP/RTCP)カプセル化フォーマットに変換させた後、情報端末に送信し、また前記コンテンツによってハイバーテキストリンクマークアップ言語(HTML)フォーマットのコンテンツ目録を形成することに用いられ、
Webサーバーは、情報送受信コントローラが形成したHTMLフォーマットのコンテンツ目録をリリースし、且つ情報端末でアクセスすることに用いられる。
【0006】
好ましくて、前記コンテンツ目録はさらにオーディオビデオデータの放送パラメータと伝送パラメータを含む。
【0007】
好ましくて、前記Webサーバーはさらに、前記情報端末が前記コンテンツ目録をアクセスした後に送信した選択コンテンツの制御命令を受信し、且つ情報送受信コントローラに転送することに用いられ、前記情報送受信コントローラはさらに、選択コンテンツの制御命令によって相応のコンテンツの中のオーディオビデオデータをRTP/RTCPカプセル化フォーマットに転換させた後、前記情報端末に伝送することに用いられる。
【0008】
好ましくて、前記情報送受信コントローラはさらに、前記コンテンツの中の図形データをHTMLフォーマットに転換させ、且つHTMLフォーマットの図形データを前記Webサーバーにリリースし、情報端末でアクセスすることに用いられる。
【0009】
好ましくて、前記メディアサーバーは、ブロードキャス或いはマルチキャスト方式でフォーマット変換後のオーディオビデオデータを伝送する。
【0010】
好ましくて、前記メディアサーバーは、ストリームメディアサーバーをさらに含み、該ストリームメディアサーバーはユニキャストの方式で情報端末にフォーマット変換後のオーディオビデオデータを伝送することに用いられる。
【0011】
好ましくて、前記コンテンツネットワークは、インターネット、放送テレビネットワーク及びインタラクティブネットワークテレビネットワークの中の任意の一種或いは任意の二種以上を含む。
【0012】
オーディオビデオ伝送の方法であって、メディアサーバーが設置されて、コンテンツネットワークと接続され、且つ情報端末とWiFi方式で接続され、前記メディアサーバーは情報送受信コントローラとWebサーバーを含み、前記方法は、
情報送受信コントローラはコンテンツネットワークが送信してくるコンテンツを受信し、前記コンテンツの中のオーディオビデオデータをRTP/RTCPカプセル化フォーマットに変換させた後情報端末に伝送し、また前記コンテンツによってHTMLフォーマットのコンテンツ目録を形成し、且つWebサーバーにリリースし、情報端末でアクセスすることに用いられることを含む。
【0013】
好ましくて、前記コンテンツ目録にオーディオビデオデータの放送パラメータと伝送パラメータをさらに含む。
【0014】
好ましくて、前記Webサーバーが前記コンテンツ目録をリリースした後、前記方法はさらに、
情報端末がWebサーバーにおける前記コンテンツ目録をアクセスし、且つ前記コンテンツ目録によってWebサーバーに選択コンテンツの制御命令を送信すること、
Webサーバーは受信した選択コンテンツの制御命令を情報送受信コントローラに転送すること、
情報送受信コントローラは受信した前記選択コンテンツの制御命令によって相応のコンテンツの中のオーディオビデオデータをRTP/RTCPカプセル化フォーマットに変換させ後に前記情報端末に伝送することを含む。
【0015】
好ましくて、情報送受信コントローラはコンテンツを受信した後、前記方法はさらに、
情報送受信コントローラが前記コンテンツの中の図形データをHTMLフォーマットに変換させ、且つHTMLフォーマットの図形データを前記Webサーバーにリリースし、情報端末でアクセスすることに用いられることを含む。
【0016】
好ましくて、前記メディアサーバーはブロードキャスト或はマルチキャストの方式でフォーマット変換後のオーディオビデオデータを伝送する。
【0017】
好ましくて、前記メディアサーバーはストリームメディアサーバーをさらに含み、オーディオビデオデータをRTP/RTCPカプセル化フォーマットに転換させた後、情報端末に伝送することが具体には、ストリームメディアサーバーはユニキャストの方式で情報端末にフォーマット変換後のオーディオビデオデータを伝送する。
【0018】
好ましくて、前記コンテンツネットワークは、インターネット、放送テレビネットワーク、及びインタラクティブネットワークテレビネットワークの中の任意の一種或は任意の二種以上を含む。
【発明の効果】
【0019】
以上の技術案から、本発明におけるメディアサーバーは、異なるコンテンツネットワークから送信されてくるオーディオビデオデータをすべて情報端末にサポートされるフォーマットであるRTP/RTCPカプセル化フォーマットに転換させた後情報端末に送信し、これによって、ユーザーは各コンテンツネットワークに提供されるコンテンツをシームレスアクセスする可能とすることが見出される。
【図面の簡単な説明】
【0020】
【図1】図1は本発明実施例におけるメディアサーバーと情報端末を通信する模式図である。
【図2】図2は本発明実施例におけるファミリーアプリケイション環境でのオーディオビデオ伝送の模式図である。
【発明を実施するための形態】
【0021】
無線LANの普及に従って、ワイヤレス・フィディリティー(WiFi)のアクセスポイントを配置する家庭はますます多くになり、且つWiFiアクセス技術をサポートし始める情報端末はますます多くになり、このため、遠くない将来にはWiFiがほとんどすべての情報端末の標準配置になれる。最も明確な例は、従来のテレビの大部分がWiFiアクセス技術をサポートしないが、ネットワークテレビ(例えばGoogle TVとソフトTV)が興ることに従って、今後のテレビはますますWiFiアクセス技術をサポートするようになる。これらのWiFiアクセス技術をサポートする情報端末は、通常にもブラウザー技術とリアルタイムトランスポートプロトコル/リアルタイムトランスポートコントロールプロトコル(RTP/RTCP)に基づくストリームメディア技術、及び相応のオーディオビデオの放送技術をサポートする。
【0022】
以上の叙述及び背景技術の存在の問題に基づき、本発明の基本の構想は、メディアサーバーがデザインされ、該メディアサーバーは各コンテンツネットワーク技術をサポートする可能とし、且つこれらのコンテンツネットワークからコンテンツを受信する可能とし、またこれらのコンテンツを集まらせて一般の情報端末がアクセスできるフォーマットに転換させた上で、WiFiに通じて情報端末でアクセスすることに用いられるのである。このようにして、大部分の情報端末は、改善しなくてもこれらのコンテンツを受信或は展示することができ、それによってユーザーは家庭の範囲内の任意の場所に身近の適当の情報端末を使うことによってこれらのコンテンツをアクセスすることが便利になる。
【0023】
以下、図面を合わせて本発明の技術案について詳しい説明する。
【0024】
本発明のメディアサーバーは図1の示すように情報送受信コントローラとWebサーバーを含み、その中、
情報送受信コントローラは、コンテンツネットワークから送信されてくるコンテンツを受信し、前記コンテンツの中のオーディオビデオデータをRTP/RTCPカプセル化フォーマットに転換させた後情報端末に伝送し、また前記コンテンツによってHTMLフォーマットのコンテンツ目録を形成することに用いられ、
Webサーバーは情報送受信コントローラが形成したHTMLフォーマットのコンテンツ目録をリリースし、且つ情報端末でアクセスすることに用いられる。
【0025】
その中、コンテンツネットワークは図2に示すようにインターネットと、放送テレビネットワークと、IPTVネットワークなどを含む。メディアサーバーはこれらのコンテンツネットワークと接続され、例えば、ハイスピードダウンリンクパケットアクセスによって(HSDPA)インターネットと接続され、IPTVネットワークとネットワークケーブルによって接続され、且つDVB-T高精細度の地上デジタル放送信号を受信することができる。また、メディアサーバーはWiFiによって情報端末と接続される。情報端末は、テレビ、デスクトップ・コンピューター、携帯電話、及びパソコンなどを含む。
【0026】
相応には、本発明はオーディオビデオ伝送の方法も提供し、メディアサーバーが設置され、コンテンツネットワークと接続され、且つ情報端末とWiFi方式で接続され、前記メディアサーバーは、情報送受信コントローラとWebサーバーを含み、該方法は、
情報送受信コントローラがコンテンツネットワークから送信されてくるコンテンツを受信し、受信したコンテンツのオーディオビデオデータをRTP/RTCPカプセル化フォーマットに転換させた後、情報端末に伝送し、また該コンテンツによってHTMLフォーマットのコンテンツ目録を形成し、且つWebサーバーにリリースし、情報端末でアクセスすることに用いられる。
【0027】
その中、如何にどうすればオーディオビデオデータをRTP/RTCPカプセル化フォーマットに転換させるのは従来の技術であり、ここでは贅言しない。
【0028】
その中、前記コンテンツ目録はさらにオーディオビデオデータの放送パラメータと伝送パラメータを含み、情報端末がコンテンツ目録をアクセスすることによってこれらの放送パラメータと伝送パラメータを取得することが便利になっており、それゆえに、情報端末はこれらの伝送パラメータと放送パラメータによってオーディオビデオデータを正確に受信と放送する可能とする。
【0029】
前記Webサーバーが前記コンテンツ目録をリリースした後、前記方法はさらに、
情報端末がWebサーバーのコンテンツ目録をアクセスし、且つ前記コンテンツ目録によってWebサーバーに選択コンテンツの制御命令を送信し、
Webサーバーは受信した選択コンテンツの制御命令を情報送受信コントローラに転送し、
情報送受信コントローラは前記選択コンテンツの制御命令によって相応のコンテンツの中のオーディオビデオデータをRTP/RTCPカプセル化フォーマットに転換させた後、前記情報端末に転送することを含む。
【0030】
情報送受信コントローラがコンテンツを受信した後、前記方法はさらに、
情報送受信コントローラが前記コンテンツの中の図形データをHTMLフォーマットに転換させ、且つHTMLフォーマットの図形データを前記Webサーバーにリリースするとによって情報端末でアクセスするに用いられることを含む。
【0031】
前記メディアサーバーはブロードキャスト又はマルチキャストの方式でフォーマット変換後のオーディオビデオデータを伝送する。
【0032】
前記メディアサーバーはストリームメディアサーバーをさらに含み、ストリームメディアサーバーはユニキャストの方式で情報端末にフォーマット変換後のオーディオビデオデータを伝送する。
【0033】
以下は1つのファミリーアプリケーション環境での実施例によって本発明の技術案についてもっと詳しく説明する。
【0034】
CMMB信号の中のオーディオビデオデータを例として、家庭の範囲内のオーディオビデオ伝送の方法は、以下のステップを含み:
ステップ1、メディアサーバーは受信したCMMB信号に対して解析してプログラム情報(EPG/ESG)を取得し、且つプログラム情報をHTMLページに転換させ、該HTMLページをメディアサーバーに嵌め込まれるWebサーバーにリリースする。
【0035】
該HTMLページは各チャネルのプログラム情報(EPG/ESG)を含む一方、これらのチャネルのオーディオビデオデータの放送パラメータをさらに含み、例えば、オーディオフォーマット、ビデオフォーマット、オーディオビデオサンプリングレート、及びタイムスタンプ情報などである。これらの放送パラメータは通常にセッションディスクリプションプロトコル(SDP)ファイルの方式で描かれる。また、オーディオビデオデータはRTP/RTCPカプセル化フォーマットに転換させてIPに通じて伝送するため、SDPファイルは放送パラメータを述べ表すのを除いて、さらにIP、ユーザーデータグラムプロトコール(UDP)、RTP、及びRTCPなどのような伝送パラメータを含む。これらの伝送パラメータは通常にメディアサーバーによって配置され、例えば、1つのロードショーCCTV1ショーは、ブロードキャスト或はマルチキャストのアドレスパラメータを採用し伝送することができ、家庭の範囲内の複数の情報端末のすべても受信でき、もう1つのロードショーに対して、例えばCCTV5は、ユニキャストのアドレスパラメータを採用して伝送することができ、情報端末はストリームメディアサーバーの規格によってメディアサーバーに接続されることだけにより、該ショーのオーディオビデオデータを受信する可能とする。また、情報端末はメディアサーバーに嵌め込まれるWebサーバーをアクセルすることによってこれらのSDPファイルを取得することができる。
【0036】
ステップ2、メディアサーバーはCMMB信号の中の各ショーのオーディオビデオデータをWiFiに通じてIPマルチキャスト或はブロードキャスト技術を利用して情報端末に転送する。
【0037】
その中、いずれのオーディオビデオデータの伝送に採用される伝送パラメータとステップ1のHTMLのページにリリースされる伝送情報と一致であり、これにより、情報端末はSDPファイルが描かれる伝送パラメータによってショーの相応データを受信することを保証できる。
【0038】
一般の場合、特にデータの源が多くの場合、例えばメディアサーバーはCMMB信号を受信するだけでなく、またIPTVなどのほかの信号源から信号を受信し、もしWiFiの帯域幅は同時にブロードキャスト又はマルチキャストの方式ですべてのショーのオーディオビデオデータを伝送するのに足りないと、1つの方法は、メディアサーバーがストリームメディアサーバーを嵌め込め、且つストリームサーバーを通じてユニキャストの方式でショーのオーディオビデオデータを伝送することができ、もう1つの方法は、複数のロードショーに1つの伝送アドレスをシェアーさせ、例えば、CCTV1とCCTV2は1つのIPブロードキャスト或はマルチキャストアドレスをシェアーし、但し実際には、該IPブロードキャスト或はマルチキャストアドレスはただ1つのロードショーを伝送する。具体に言えば、ユーザーはWebサーバーによってCCTV2の選択する命令を送信する場合、もしメディアサーバーの現在の伝送はCCTV1のオーディオビデオデータであると、CCTV1のオーディオビデオデータの伝送を停止させ、且つCCTV2のオーディオビデオデータを伝送するように変わる。この二種の方法は、いずれもWiFi帯域幅をセーブすることができ、且つ場面によって柔軟的に応用できる。
【0039】
家庭の範囲内のオーディオビデオの伝送の方法はさらに、
図1に示すように、情報端末はメディアサーバーに嵌め込まれるWebサーバーをアクセスすることによってHTMLフォーマットのプログラム情報を取得し、且つ自身のブラウザーに通じて表現する。ユーザーは1つのロードショー、例えばCCTV1を選択した後、情報端末がWebサーバーにCCTV1を選択する制御命令を送信するステップ3、
メディアサーバーは嵌め込まれるWebサーバーによってCCTV1を選択する命令を取得し、もし今はまだCCTV1のオーディオビデオデータを伝送しないと、CMMB信号の中のCCTV1のオーディオビデオデータをRTP/RTCPカプセル化フォーマットに転換させた後、WebサーバーにリリースされるCCTV1のSDPファイルに述べ表される伝送パラメータによってWiFiに通じて情報端末に伝送するステップ4、
情報端末はWebサーバーからCCTV1のSDPファイルを取得した後、SDPファイルに述べ表されるCCTV1の伝送パラメータによってCCTV1のオーディオビデオデータを受信し、且つSDPファイルに述べ表されるCCTV1の放送パラメータによってCCTV1のショーを放送するステップ5を含む。
【0040】
情報端末はCCTV1を選択する制御命令を送信した後、メディアサーバーが外部の異なるコンテンツネットワーク(例えばデジタルテレビネットワーク、IPTVネットワーク或はインターネット)からCCTV1のオーディオビデオデータを受信し、且つフォーマット変換を行った後に情報端末に伝送し、情報端末は該オーディオビデオデータを放送する場合、その最初の源を知らなくてもよいのである。
【0041】
前記本発明の技術案から、本発明は最大限に従来の情報端末がすべてサポートする技術を使用し、WiFiアクセス技術、ブラウザー技術、RTP/RTCPに基づくストリームメディア技術及びオーディオビデオ放送技術をサポートすることを含み、従って、情報端末に対する改善は必要がないから、コストが比較に低いであり、また、本発明は情報端末が家庭の範囲内に各コンテンツネットワークの提供のコンテンツに対してシームレスアクセスを行うことが便利になれる。
【0042】
また、中低端の携帯電話の一般には、四分の一の汎用の中間フォーマット(QCIF)、或は四分の一のビデオ・グラフィックス・アレイ(QVGA)解像度のビデオだけをサポートすることによって、家庭メディアサーバーにランスコーディング機能を増加することができ、即ち、コンテンツネットワークから受信されるオーディオビデオデータを異なる情報端末に適する異なるビデオフォーマットに転化させ、その後相応の情報端末に送信する。このようにして、いずれの異なる情報端末も該同じオーディオビデオデータ(しかし、ビデオフォーマットが異なる)をシェアーすることができ、これゆえに、「スリースクリーン合一」のビジネス機能を実現させる。
【0043】
前記の述べたものは、本発明のより好ましい実施例としているだけで、本発明の保護範囲を制限するためではない。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
メディアサーバーであって、前記メディアサーバーはコンテンツネットワークと接続され、且つ情報端末とWiFi方式で接続され、前記メディアサーバーは情報送受信コントローラとWebサーバーを含み、その中、
情報送受信コントローラは、コンテンツネットワークから送信されてくるコンテンツを受信し、前記コンテンツの中のオーディオビデオデータをリアルタイムトランスポートプロトコル/リアルタイムトランスポートコントロールプロトコルRTP/RTCPカプセル化フォーマットに転換させた後に情報端末に伝送し、また前記コンテンツによってハイバーテキストリンクマークアップ言語(HTML)フォーマットのコンテンツ目録を形成することに用いられ、
Webサーバーは情報送受信コントローラが形成するHTMLフォーマットのコンテンツ目録をリリースし、且つ情報端末でアクセスすることに用いられることを特徴とする。
【請求項2】
前記コンテンツ目録にオーディオビデオデータの放送パラメータと伝送パラメータをさらに含むことを特徴とする請求項1に記載のメディアサーバー。
【請求項3】
前記Webサーバーは、さらに、前記情報端末が前記コンテンツ目録をアクセスした後送信した選択コンテンツの制御命令を受信し、且つ情報送受信コントローラに転送することに用いられ、前記情報送受信コントローラはさらに、前記選択コンテンツの制御命令によって相応のコンテンツの中のオーディオビデオデータをRTP/RTCPカプセル化フォーマットに転換させた後に前記情報端末に伝送することに用いられることを特徴とする請求項1に記載のメディアサーバー。
【請求項4】
前記情報送受信コントローラはさらに、前記コンテンツの中の図形データをHTMLフォーマットに転換させ、且つHTMLフォーマットの図形データを前記Webサーバーにリリースし、情報端末でアクセスすることに用いられることを特徴とする請求項1に記載のメディアサーバー。
【請求項5】
前記メディアサーバーはさらに、ブロードキャスト或はマルチキャストの方式でフォーマット変換後のオーディオビデオデータを伝送することを特徴とする請求項1に記載のメディアサーバー。
【請求項6】
前記メディアサーバーはさらに、ストリームメディアサーバーを含み、該ストリームメディアサーバーはユニキャストの方式で情報端末にフォーマット変換後のオーディオビデオデータを伝送することを特徴とする請求項1に記載のメディアサーバー。
【請求項7】
前記コンテンツネットワークは、インターネット、放送テレビネットワーク及びインタラクティブネットワークテレビネットワークの中の任意の一種或は任意の二種以上を含むことを特徴とする請求項1に記載のメディアサーバー。
【請求項8】
オーディオビデオ伝送の方法であって、メディアサーバーが設置され、コンテンツネットワークと接続され、且つ情報端末とWiFi方式で接続され、前記メディアサーバーは情報送受信コントローラとWebサーバーを含み、前記方法は、
情報送受信コントローラがコンテンツネットワークから送信されてくるコンテンツを受信し、前記コンテンツの中のオーディオビデオデータをRTP/RTCPカプセル化フォーマットに転換させた後情報端末に伝送し、また前記コンテンツによってHTMLフォーマットのコンテンツ目録を形成し、且つWebサーバーにリリースし、情報端末でアクセスすることに用いられることを含むことを特徴する。
【請求項9】
前記コンテンツ目録にオーディオビデオデータの放送パラメータと伝送パラメータをさらに含むことを特徴とする請求項8に記載のオーディオビデオ伝送の方法。
【請求項10】
前記Webサーバーに前記コンテンツ目録をリリースした後、前記方法はさらに、
情報端末がWebサーバーのコンテンツ目録をアクセスし、且つ前記コンテンツ目録によってWebサーバーに選択コンテンツの制御命令を送信すること、
Webサーバーが受信した選択コンテンツの制御命令を情報送受信コントローラに転送すること、
情報送受信コントローラが前記選択コンテンツの制御命令によって相応のコンテンツの中のオーディオビデオデータをRTP/RTCPカプセル化フォーマットに転換させた後に前記情報端末に伝送することを含むことを特徴とする請求項8に記載のオーディオビデオ伝送の方法。
【請求項11】
情報送受信コントローラがコンテンツを受信した後、前記方法はさらに、情報送受信コントローラが前記コンテンツの中の図形データをHTMLフォーマットに転換させ、且つHTMLフォーマットの図形データを前記Webサーバーにリリースし、情報端末でアクセスすることに用いられることを含むことを特徴とする請求項8に記載のオーディオビデオ伝送の方法。
【請求項12】
前記メディアサーバーはブロードキャスト又はマルチキャストの方式でフォーマット変換後のオーディオビデオデータを伝送することを特徴とする請求項8に記載のオーディオビデオ伝送の方法。
【請求項13】
前記メディアサーバーは、ストリームメディアサーバーをさらに含み、オーディオビデオデータをRTP/RTCPカプセル化フォーマットに転換させた後情報端末に伝送することが具体には:ストリームメディアサーバーはユニキャストの方式で情報端末にフォーマット変換後のオーディオビデオデータを伝送することを特徴とする請求項8に記載のオーディオビデオ伝送の方法。
【請求項14】
前記コンテンツネットワークは、インターネット、放送テレビネットワーク及びインタラクティブネットワークテレビネットワークの中の任意の一種或は二種以上を含むことを特徴とする請求項8に記載のオーディオビデオ伝送の方法。

【図1】
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【図2】
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【公表番号】特表2013−520884(P2013−520884A)
【公表日】平成25年6月6日(2013.6.6)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−554195(P2012−554195)
【出願日】平成22年9月14日(2010.9.14)
【国際出願番号】PCT/CN2010/076914
【国際公開番号】WO2012/003662
【国際公開日】平成24年1月12日(2012.1.12)
【出願人】(509024525)ゼットティーイー コーポレーション (134)
【氏名又は名称原語表記】ZTE CORPORATION
【住所又は居所原語表記】ZTE Plaza,Keji Road South,Hi−Tech Industrial Park,Nanshan District,Shenzhen City,Guangdong Province 518057, P.R. China
【Fターム(参考)】