メロンｅｔｃ等分割プレート

【課題】メロンなど球状を成す物の、中心軸を支点に、櫛形に等分割する場合、従来の様な目測分割では、分割された個々の大きさに、相当な差異が生じていた。簡便な方法で、誰でも同様に等分割のための、分割想定ラインを付けることができる器具、等分割プレートを提供する。
【解決手段】誰でもが簡単に使用でき、確実に等分割のための、分割想定ラインを付けることができるようにする。それには、等分割角度を型取った形状を中抜きにした、リング状プレートをメロンの上部からはめ込み、固定された状態で、プレート上の目盛り通り、メロンの外皮に分割の印を付け、その印に従って分割すればよい。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【０００１】
この発明は、メロン、スイカ、りんごなどの球状を成す物を中心軸を支点として、希望個数に櫛型に等分割するための分割想定ラインを付けることを目的する、メロンｅｔｃ等分割プレートに関するものである。
【背景技術】
【０００２】
従来、目測に頼っていた。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【０００３】
目測では、等分割線に誤差が認められ、分割された個々の大きさに相当な差異が生じていた。本発明は、この欠点を解決するために考案したものである。
【課題を解決するための手段】
【０００４】
簡便な方法で、等分割のための分割想定ラインを付けるために、等分割角度を型取った形状を中抜きにしたリング状プレートをメロン上部より床に水平に下降させ、はめ込み固定された状態で正確に分割想定ラインを付ける。本発明は、以上の機能を持つリング状プレートである。
【発明の効果】
【０００５】
食物を正しく等分割することにより、食べる側の人々の、大きさの不平等による不平、不満がなくなる。また分割作業は、単純であるにもかかわらず、失敗すると一目瞭然で取り返しが付かず、直接料理する人の技術評価に関わるため、料理する人の精神的負担を取り除くことができる。ひいては、外食産業の評価、信用にも影響を及ぼす。
【発明を実施するための最良の形態】
【０００６】
以下、本発明を実施するための最良の形態について説明する。
簡便な方法で、等分割のための分割想定ラインを付けるため、等分割角度を型取った形状を中抜きにしたリング状プレート。このリング状プレートの中抜き部分をメロン上部より、軸に垂直に下降させ、はめ込み、固定された状態で正確に分割印を付ける。但し、中抜きの中空の内径の大きさは、メロンなどの被物体の外周サイズより小さく設定しているので、このリング状プレートは、完全に被物体をくぐり落ちることはなく、中途で引っかかる状態になり、被物体の外周固定されることで、正確に分割印を付けることができる。
【実施例１】
【０００７】
リング状プレートの中抜き部分の等分割角度を型取った形状は、正６角形。１種類の中抜きプレートであるが、これ１つで正３分割、正６分割の２種類の分割ができる。
【実施例２】
【０００８】
リング状プレートの中抜き部分の等分割角度を型取った形状は、正６角星形。１種類の中抜きプレートであるが、これ１つで正３分割、正６分割、正１２分割の３種類の分割ができる。
【実施例３】
【０００９】
リング状プレートの中抜き以外に、プレート上に複数種類の等分割角度を示す印を設けることにより、複数機能を持つリング状プレート。
【図面の簡単な説明】
【００１０】
【図１】本発明メロンｅｔｃ等分割プレートの使用時の斜視図である。
【図２】本発明メロンｅｔｃ等分割プレートの使用時の平面図である。
【図３】本発明の平面図である。（実施例１）
【図４】本発明の平面図である。（実施例２）
【図５】本発明の平面図である。（実施例３）
【符号の説明】
【００１１】
１メロンｅｔｃ等分割プレート本体
２メロン
３中抜き部分

【特許請求の範囲】
【請求項１】
メロン、スイカ、りんごなど球状を成すものの等分割に於いて、中心軸を支点に、櫛型にメロンの全形３６０°を必要個数に等分割するための想定ラインの印を付けるため、各々の数の、等分割角度を型取った形状を中抜きにしたリング状プレート。中抜きの大きさは、メロンなどの被物体の外周サイズより小さく設定する。それにより、中心となる軸の上部の頭から垂直にはめ込んだ中抜きリング状プレートは、メロンなど球状を成す被物体の途中で停止し、外周に固定されることにより、正確に分割印を付けることができる。
【請求項２】
１つのリング状プレートに対し、中抜き形状のみの１種類の等分割角度を示す、単機能リング状プレート。
【請求項３】
請求項２の様に、中抜き形状のみの１種類の等分割活用の他にも、リング状プレート上に表裏を含め、複数種類の等分割角度を示す印を設けた、複数機能を持つリング状プレート。

【図１】