説明

モーアコレクタの操作装置

【課題】 車体の運転席に着座している運転者が手動操作でダンプ操作する小形のモーアコレクタにあっては、ダンプレバーを運転席の後側部に設定するため、ダンプ操作には手動による操作力が入り難く、確実な操作を行うことができ難い。
【解決手段】 ダンプレバー1を有したコレタバック2を収容位置Aへ回動することにより、この収容位置Aを係合固定するロックプレート3を設け、前記ダンプレバー1を差込むことによって、コレクタバック2の収容位置Aを係合保持すると共に、このロックプレート3を押し開いて係合を解除する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
トラクタ車体の後部に装着したコレクタをダンプ操作するモーアコレクタの操作装置に関する。
【背景技術】
【0002】
車体後部に装着のコレクタを油圧シリンダによってダンプする技術、及び、この油圧シリンダの作動によって、ロック具を作動して、コレクタの収容位置をロックしたり、ロック解除する技術(例えば、特許文献1参照)が知られている。
【特許文献1】特開2000ー50715号公報(第1頁、図1)。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
車体の運転席に着座している運転者が手動操作でダンプ操作する小形のモーアコレクタにあっては、ダンプレバーを運転席の後側部に設定するため、ダンプ操作には手動による操作力が入り難く、確実な操作を行うことができ難い。又、ダンプシリンダの伸縮によってダンプする形態にあっても、このコレクタバッグの収容位置を固定するロックプレートを手動操作する構成では、構成、操作共に煩雑化し、的確なロック操作を維持し難い。
【課題を解決するための手段】
【0004】
請求項1に記載の発明は、ダンプレバー1を有したコレタバック2を収容位置Aへ回動することにより、この収容位置Aを係合固定するロックプレート3を設け、前記ダンプレバー1を差込むことによって、コレクタバック2の収容位置Aを係合保持すると共に、このロックプレート3を押し開いて係合を解除することを特徴とするモーアコレクタの操作装置の構成とする。運転者は、ダンプレバー1を前後方向へ回動してコレクタバック2を収容位置Aと排出位置Bとに回動操作し、この収容位置Aではモーアから刈取集送される芝草の搬入を受けて集草し、このコレクタバッグ2が一杯になると、ダンプレバー1で排出位置Bへダンプ回動させて、集草を排出させる。このような排出位置Bのコレクタバッグ2をダンプレバー1の操作で収容位置Aへ回動することによって、ロックプレート3が係合固定されて、この収容位置Aから開かないように係合保持される。このダンプレバー1を下方へ差込むことによって、このコレクタバッグ2の収容位置Aを係合保持する。しかも、こダンプレバー1の差込みによって、前記収容位置Aを予め係合保持したロックプレート3を押し開いて、このロックプレート3による係合を解除する。
【0005】
請求項2に記載の発明は、コレクタバッグ2をダンプするダンプシリンダ60と、このコレクタバッグ2を収容位置Aに係合固定するロックプレート3とを連動して、このダンプシリンダ60の伸出によりロックプレート3の固定を解除してコレクタバッグ2を排出位置Bにダンプし、ダンプシリンダ60の縮少によってコレクタバッグ2を収容位置Aに下降してロックプレート3を係合することを特徴とするモーアコレクタの操作装置の構成とする。ダンプシリンダ60が縮少してコレクタバッグ2が収容位置Aにあるときは、ロックプレート3がコレクタバッグ2側に係合されて、このコレクタバッグ2が開かないようにロックされる。この状態からダンプシリンダ60を伸出すると、ロックプレート3の係合を外してコレクタバッグ2が排出位置Bへダンプされて収容していた芝草を排出する。このようにダンプシリンダ60の伸縮によって、コレクタバッグ2の収容位置Aと、排出位置Bの切替作動が行われると共に、ロックプレート3のロック、解除の切替作動が連動して行われる。
【発明の効果】
【0006】
請求項1に記載の発明は、ダンプレバー1によるコレクタバッグ2の排出位置Bから収容位置Aへの回動操作によって、ロックプレート3によって一旦収容位置Aのロック作用が行われ、これに引き続いてこのダンプレバー1を差込むことによって、このダンプレバー1の係合による収容位置Aのロックが確実に行われる。このため、予めロックプレート3により軽くロック作用が行われた後に、ダンプレバー1の差込みにより確実なロック作用を行うため、ロックプレート3によるロックは、コレクタバッグ2の重力回動等を利用して弱い力で仮係合しておき、その後にダンプレバー1の差込み操作で完全なロックを行うことができ、強い操作力を不要とし、軽快なコレクタバッグ2のダンプ戻しを行うことができる。しかも、このダンプレバー1の差し込みによって、前記予め係合したロックプレート3のロック係合を外すものであるから、収容位置Aのコレクタバッグ2のダンプレバー1を引き抜くことによって、ロック係合を外してコレクタバッグを直ちにダンプ操作することができ、構成、操作を簡単にすることできる。
【0007】
請求項2に記載の発明は、単一のダンプシリンダ60の伸縮によって、コレクタバッグ2の収容位置Aと排出位置Bへの作動と、この収容位置Aでのロックプレート3のロック作用、及び排出位置Bでのロックプレート3のロック解除作用等が連動して行われるため、構成を簡単にして、的確な作動を行わせることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0008】
図面に基づいて、前部のボンネット10下にエンジン11を搭載し、この後部にステアリングハンドル12を配置し、フロア13の後部で左右のフェンダ14間にシートフロア15、及び運転席16等を配置して、これらステアリングハンドル12で操向の前輪17と、後輪18を駆動して走行する四輪駆動走行形態のトラクタを構成している。このトラクタ車体19の腹部にモーアデッキ20を装着して、ミッドモーア形態とし、このモーアデッキ20で刈取った芝草を左右後輪18間の腹部に設けたシュータ21を介して後方へ搬送し、この車体19の後端部に装着のコレクタバッグ2に集送して収容させることができる。
【0009】
前記車体19上の略中央部には、前後方向に沿う連動軸22を設け、前端部をエンジン11から連動し、後端部はリヤケース23内の伝動機構を連動する。このリヤケース23から車体のセンタラインLに対して左側寄りに偏倚して構成の伝動ケース24へ連動して後輪18を連動する。前記モーアデッキ20は、左右両側部にブレード25軸26を有し、このうち左側のブレード軸26上の入力ケース27に連動軸28を入力し、前記連動軸22の中間部からベルト29を連動して、ブレード25を駆動する構成としている。前記モーアデッキ20の中央後側に位置するシュータ24の右側上部に位置させて、コレクタ4の前端に開口する送込口5に連通させている。
【0010】
前記コレクタ4は、車体19の後端部のリヤフレーム30に、コレクタバッグ2をダンプ回動可能に支持装着するコレクタフレーム6を着脱可能に取付ける。コレクタバッグ2は、バッグ枠31の外周をメッシュ網32で覆った形態とし、シュータ21から送込まれる芝草を内部に収容させて送風を外周に排出させるもので、上側にカバー52を設け、前端面は全開状態として、コレクタフレーム6に形成の送込口5に連接して搬入芝草を収容することができる。このコレクタバッグ2は、コレクタフレーム6から突出の支持アーム33の支持軸34周りに上下回動自在に支持されて、このコレクタバッグ2の左、又は右側部に設けるダンプレバー1の前後回動操作によって、このコレクタバッグ2を収容位置Aに回動させたり、又、排出位置Bに回動することができる。この収容位置Aでは、コレクタバッグ2の前面開口部が、コレクタフレーム6の送込口5後面に接合して、集草搬入を案内するものである。又、排出位置Bでは、コレクタバッグ2が支持軸34の周りに後方上部へ回動して、この前面開口部がコレクタフレーム6の送込口5から後方上部へ離間して開き、収容していた芝草をこの前面開口部から下方へ落下排出するものである。
【0011】
ここにおいて、ダンプレバー1を有したコレタバック2を収容位置Aへ回動することにより、この収容位置Aを係合固定するロックプレート3を設け、前記ダンプレバー1を差込むことによって、コレクタバック2の収容位置Aを係合保持すると共に、このロックプレート3を押し開いて係合を解除する操作装置の構成とする。運転者は、ダンプレバー1を前後方向へ回動してコレクタバック2を収容位置Aと排出位置Bとに回動操作し、この収容位置Aではモーアから刈取集送される芝草の搬入を受けて集草し、このコレクタバッグ2が一杯になると、ダンプレバー1で排出位置Bへダンプ回動させて、集草を排出させる。このような排出位置Bのコレクタバッグ2をダンプレバー1の操作で収容位置Aへ回動することによって、ロックプレート3が係合固定されて、この収容位置Aから開かないように係合保持される。このダンプレバー1を下方へ差込むことによって、このコレクタバッグ2の収容位置Aを係合保持する。しかも、こダンプレバー1の差込みによって、前記収容位置Aを予め係合保持したロックプレート3を押し開いて、このロックプレート3による係合を解除する。
【0012】
前記コレクタフレーム6の下端部で外側部には、ブラケット35を設け、このブラケット35の後端部と前記コレクタバッグ2との間のダンパ36を設けて、このコレクタバッグ2のダンプ操作の負荷を軽減している。又、このブラケット35の外側にはロックプレート3を上下回動自在に軸支37して、トグルスプリング38によってロック位置Cとロック解除位置Dとに付勢している。このトグルススプリング38は、ブラケット35から突出のピン39と、ロックプレート3から突出のピン40との間にわたって掛けわたされて、このロックプレート3の回動によって軸支37部の先端部を前後に超えることができる。
【0013】
このようなコレクタフレーム6側のロックプレート3は、上面側へ突出する係合部7を形成し、前記ロック位置Cにおいて、コレクタ2側のストッパプレート8の係合部9と係合することができる。
【0014】
このストッパプレート8は、コレクタバッグ2のバッグ枠31の前端部に一体のセットプレート41に設けられて、前記ロックプレート3の下側からの係合を受けて、このコレクタバッグ2の開閉回動を不能に係止する。このセットプレート41には、このストッパプレート8の他に、前記ダンプレバー1の差込みを案内する案内面42を形成し、このダンプレバー1の差込下端部を係止するレバーストッパー43を設け、前記ロックプレート3の回動位置に突出して、コレクタバッグ2が排出位置Bへ回動するときに、このロックプレート3を係合してロック位置C側へトグスプリング38に抗して押上回動して復帰させるプレート復帰ピン44等を設けている。
【0015】
前記ブラケット35には、ロックプレート3よりも適宜高位置にガイドプレート45を設け、上下動するダンプレバー1の後側面を案内する案内面46を形成し、前記コレクタバッグ2側のストッパプレート8の案内面42と前後に対向して、倒ハ字状形態のダンプレバーガイドを構成する。上方引き上げているダンプレバー1を後側へ倒すようにしてコレクタバッグ2を排出位置Bから収容位置Aへ回動すると、ストッパプレート8の係合部9がロックプレート3をトグルスプリング38に抗して下側へ押し開きながら、係合部と係合する。この状態では、コレクタバッグ2が後方へ開き回動しようとしても、トグスルプリング38の作用でロックプレート3が後方へ弾発されて、係合部7と係合部8が係合状態に保持されている。ここで、前記ダンプレレバー1を下方Eへ差込むと、このダンプレバー1の下端部が、ブラケット35のガイドプレート45とセットプレート41のストッパプレート8との間を案内されて、ロックプレート3をトグルスプリング38に抗して押下げ回動して係合部7、9の係合を外し、レバーストッパ43に受けさせて押下操作を係止することができる。この状態では、ダンプレバー1の後側面がコレクタフレーム6側のブラケット35のガイドプレート45に係合して、このコレクタバッグ2の排出位置B側への回動を行うことができない。
【0016】
芝草の収容を行ってコレクタバッグ2をダンプ排出するときは、ダンプレバー1を上方へ引き上げる。このときダンプレバー1の下端部は、レバーストッパー43や、ストッププレート8、及びガイドプレート45等よりも上方位置に退避して、コレクタバッグ2の排出位置Bへのダンプ回動を可能とするため、このダンプレバー1を前側へ引張回動して、コレクタバッグ2を排出位置Bへ開き回動することができる。このとき、前記ロックレバー3がロック解除位置Dにあっても、プレート復帰ピン44の移動によってトグルスプリング38に抗してロックプレート3がロック位置Cへ復帰される。
【0017】
次に、主として図5に基づいて、コレクタバッグ2の収容位置Aの状態を示し、バッグ枠31の前端部にロックアーム3の係合部7を嵌合させる係合穴47を形成し、コレクタバッグ2を収容位置Aへ回動して、固定側のブラケット35の軸支37部周りにスプリング48で弾発付勢されるロックアーム3を押し下げながら、係合穴47をこのロックプレート3の係合部7に係合させて、この収容位置Aをロックする。そして、続いてダンプレバー1を下方Eへ押込む(収納)ことによって、このダンプレバー1の下端部を、コレクタフレーム6側のガイドプレート45と、コレクタバッグ2側のストッパプレート8との間に案内係合させて、このコレクタバッグ2の排出位置Bへのダンプ回動を行わせないように固定する。このダンプレバー1を下動Eして差込んだ状態では、下端部の突子49が、係合穴47に嵌合した係合部7を押し下げて、ロックプレート3の係合を外して、何時でもコレクタバッグ2の排出位置Bへのダンプ回動を許すものである。従って、このダンプレバー1を上方へ引き抜いて、ガイドプレート45等との係合を外すことによって、コレクタバッグ2を排出位置Bへダンプ回動することができる。
【0018】
このような形態では、ダンプレバー1を下方へ差し込む、乃至押込んで収納する操作によって、コレクタバッグ2の収納位置Aのロック、及びロックプレート3のロック解除を行うため、特別の操作、及び煩雑な機構を要することなく、軽快なロック、及びロック解除操作を行うことができ、ダンプレバー1のダンプ回動ストロークは利用しないため、ダンプレバー1の荷重ロスを少なくすることができる。
【0019】
次に、主として、図6〜図9に基づいて、前記コレクタバッグ2をダンプさせたとき、このコレクタバッグ2の点検窓50の開閉を単一のセフティスイッチ51で感知できる簡単な構成としたものである。コレクタバッグ2のカバー52の前端中央部には、点検窓50を開口して、後端ヒンジ54周りに開閉可能の点検蓋53を設けている。このコレクタバッグ2を支持アーム33を介して取付支持するコレクタフレーム6の上端部に、横水平方向に沿うレバー軸55周りに回動するスイッチ56を有したセフティスイッチ51を取付ける。このセフティスイッチ51は、スイッチレバー56の上下回動角位置によって、ON、OFFするもので、レバー軸55から後水平状に突出した状態でONし、これよりも上方域、又は下方域に回動してOFFするように設定されている。又、このスイッチレバー56がONの位置にあるときは、ワイヤー57連動によってエンジン11を停止するエンジン停止機構に連動している。
【0020】
このようなスイッチレバーを、前記カバー52の点検蓋53の上下回動域にのぞませている。このため、コレクタバッグ2が収容位置Aにあるときは、このコレクタバッグ2と一体の点検蓋53の前端縁によって押し下げられた状態にあって、セフティスイッチ51はOFF位置にある。このとき、この点検蓋53をヒンジ54周りに上方へ回動して点検窓50を開けると、スイッチ56はこの水平ON位置から上側へ押し上げられて一旦OFF位置に切替えられてから点検窓50が上方へ大きく回動されるとスイッチレバー56が後水平位へ復帰してON位置となる。
【0021】
このように点検蓋53の上下回動によってスイッチレバー56が回動されて、セフティスイッチ51をON、OFFするもので、コレクタバッグ2を収容位置Aに回動すると、セフティスイッチ51はスイッチOFF状態となり、排出位置BにするとスイッチON状態となる。又、この排出位置Bから収容位置Aへ回動すると、スイッチレバー56が点検蓋53によって押上げられて、スイッチOFFとなる。又、コレクタバッグ2の収容位置Aで点検蓋53を開いたときは、スイッチON状態となる。
【0022】
次に、主として、図10に基づいて、前記コレクタバッグ2をダンプレバー1に代えるダンプシリンダ60の伸縮によってダンプ操作する形態において、コレクタバッグ2をダンプするダンプシリンダ60と、このコレクタバッグ2を収容位置Aに係合固定するロックプレート3とを連動して、このダンプシリンダ60の伸出によりロックプレート3の固定を解除してコレクタバッグ2を排出位置Bにダンプし、ダンプシリンダ60の縮少によってコレクタバッグ2を収容位置Aに下降してロックプレート3を係合する構成とする。ダンプシリンダ60が縮少してコレクタバッグ2が収容位置Aにあるときは、ロックプレート3がコレクタフレーム6側に係合されて、このコレクタバッグ2が開かないようにロックされる。この状態からダンプシリンダ60を伸出すると、ロックプレート3の係合を外してコレクタバッグ2が排出位置Bへダンプされて収容していた芝草を排出する。このようにダンプシリンダ60の伸縮によって、コレクタバッグ2の収容位置Aと、排出位置Bの切替作動が行われると共に、ロックプレート3のロック、解除の切替作動が連動して行われる。
【0023】
コレクタ4の左、右何れか一側面にギヤドモータ61の正転、逆転によって伸縮するダンプシリンダ60を設ける。このダンプシリンダ60は、コレクタバッグ2を支持軸34周りにダンプ回動可能に軸支したコレクタフレーム6と一体の支持アーム33に適宜高さ上下揺動自在にして取付けている。このダンプシリンダ60の下端部には長穴62を形成して、前記支持アーム33のアームピン63周りに上下回動自在に枢支したリンクアーム64後端65を係合させる。又、このダンプシリンダ60の上端のスピンドル66は、コレクタバッグ2の外側面に一体のブラケット67に連結して、このスピンドル66の伸出、縮少によって、ブラケット67を支軸34周りに上下に回動して、コレクタバッグ2をダンプすることができる。又、前記リンクアーム64の後端はリンクロッド68を介してロックプレート3に連動する。このロックプレート3は、フック状形態で、コレクタフレーム6の外側端のアーム軸69に上下回動可能に枢支し、下側へ回動してバッグ枠31の外側面に突出のロックピン70に係合して、コレクタバッグ2の収容位置Aを固定することができる。前記リンクロッド68にはスプリング71を有して、このリンクロッド68が伸張状態に維持される。ダンプシリンダ60が伸び始めると、リンクアーム64、及びリンクロッド68を介してロックプレート3を上方へ回動して、ロックピン70との係合を外す。続いてブラケット67及びコレクタバッグ2を支持軸34周りに上方へ回動して排出位置Bへダンプさせるものである。又、ダンプシリンダ60を縮少すると、この排出位置Bのコレクタバッグ2が下方へ回動されて収容位置Aに復帰して停止する。続いてダンプシリンダ60の縮少最終行程で、リンクアーム64、リンクロッド68等を介してロックプレート3が回動されて、ロックピン70に係合ロックされる。
【図面の簡単な説明】
【0024】
【図1】コレクタバッグのロックプレート部の側面図。
【図2】その正面図。
【図3】モーアの側面図。
【図4】その平面図。
【図5】一部別例を示すロックプレート部の側面図。
【図6】コレクタバッグのダンプ作動を示す一部の拡大側面図。
【図7】その平面図。
【図8】そのセフティスイッチ部の平面図と、側面図。
【図9】コレタクタバッグ点検蓋部の側面図。
【図10】一部別実施例を示すコレクタバッグ部の側面図と、その一部の正面図。
【符号の説明】
【0025】
1 ダンプレバー
2 コレクタバッグ
3 ロックプレート

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ダンプレバー(1)を有したコレタバッグ(2)を収容位置(A)へ回動することにより、この収容位置(A)を係合固定するロックプレート(3)を設け、前記ダンプレバー(1)を差込むことによって、コレクタバッグ(2)の収容位置(A)を係合保持すると共に、このロックプレート(3)を押し開いて係合を解除することを特徴とするモーアコレクタの操作装置。
【請求項2】
コレクタバッグ(2)をダンプするダンプシリンダ(60)と、このコレクタバッグ(2)を収容位置(A)に係合固定するロックプレート(3)とを連動して、このダンプシリンダ(60)の伸出によりロックプレート(3)の固定を解除してコレクタバッグ(2)を排出位置(B)にダンプし、ダンプシリンダ(60)の縮少によってコレクタバッグ(2)を収容位置(A)に下降してロックプレート(3)を係合することを特徴とするモーアコレクタの操作装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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