説明

モータ及びポンプ駆動装置

【課題】通常時のエネルギー損失が少なく、非常時にもポンプの運転を継続できるモータを提供すること。
【解決手段】原子力発電所に設置されたポンプ1を駆動するためのモータ2において、ポンプ1が一方側端部に接続される出力軸22と、当該出力軸22の他方側端部6に設けられ、外部駆動源5の出力軸4とのカップリングを取り付けるためのカップリング取付部7とを備える。モータ2に電力供給ができない場合には、カップリング取付部7を介して外部駆動源5の出力軸4とモータ2の出力軸22を連結することで、外部駆動源5によってポンプ1を駆動する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明はポンプを駆動するためのモータ及びポンプ駆動装置に関する。
【背景技術】
【0002】
原子力発電所には、モータによって駆動される種々のポンプ(例えば、炉心冷却用ポンプ)がある。しかし、外部電源が遮断し、かつ、非常用ディーゼル発電機が停止し所内電源がなくなる非常時においては、当該モータに電源が供給されないために運転ができず、当該ポンプを駆動できなくなる。そのため、このような非常時に備えて、ポンプの予備的な駆動源を確保しておくことが重要となる。
【0003】
これに関連する技術としては、駆動対象を駆動する第1電動機と、当該第1電動機の回転軸に平行に配置された第2電動機(ギヤードモータ)と、当該2つの電動機のスプロケットを連結する伝導チェーンと、当該第2電動機に電気を供給する発電機を備える原動装置が開示されている(特許文献1等)。この技術では、第1電動機に故障等が発生した非常時には、第2電動機によって伝導チェーンを駆動することで駆動対象を駆動する構成としている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2001−294149号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、上記特許文献1の技術では、第1電動機が健全な状態でも第2電動機や伝導チェーンを設置しておく必要がある。そのため、第2電動機が未使用の通常時にも、第1電動機の出力が伝導チェーンや第2電動機に吸収されてしまうので、エネルギー損失が発生してしまう。
【0006】
本発明の目的は、通常時のエネルギー損失が少なく、非常時にもポンプの運転を継続できるモータを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は、上記目的を達成するために、ポンプを駆動するためのモータにおいて、前記ポンプが一方側端部に接続される出力軸と、当該出力軸の他方側端部に設けられ、外部駆動源の出力軸とのカップリングを取り付けるためのカップリング取付部とを備えるものとする。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、通常時のエネルギー損失を低減できるとともに、モータ電源が喪失される非常時にもポンプの運転を継続できる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係るポンプ駆動装置の概略構成図。
【図2】本発明の第1の実施の形態に係る第1のカップリング取付部7Aの説明図。
【図3】図2に示したカップリング取付部7Aにフランジ24を取り付けた状態の図。
【図4】本発明の第1の実施の形態に係る第2のカップリング取付部7Bの説明図。
【図5】本発明の第2の実施の形態に係るポンプ駆動装置の概略構成図。
【図6】本発明の第2の実施の形態に係る第1のカップリング取付部7Cの説明図。
【図7】本発明の第2の実施の形態に係る第2のカップリング取付部7Dの説明図。
【図8】本発明の第2の実施の形態に係るモータ31のシャフト22に外部駆動源41を連結した状態を示す図。
【図9】本発明の第3の実施の形態に係るポンプ駆動装置の概略構成図。
【図10】本発明の第4の実施の形態に係るポンプ駆動装置の概略構成図。
【図11】本発明の第5の実施の形態に係るポンプ駆動装置の概略構成図。
【図12】本発明の第6の実施の形態に係るポンプ駆動装置の概略構成図。
【図13】モータと外部駆動源の出力軸の継ぎ手にマグネティックカップリングを利用した場合の説明図。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明の実施の形態を図面を用いて説明する。
【0011】
図1は本発明の第1の実施の形態に係るポンプ駆動装置の概略構成図である。この図に示すポンプ駆動装置は、原子力発電所に設置された冷却ポンプ1を通常に駆動するためのモータ2と、モータ2への電力供給が遮断された非常時にモータ2を介して冷却ポンプ1を駆動するための外部駆動源5を備えている。
【0012】
モータ2のシャフト(出力軸)22の一方側端部(図中左側)にはポンプ1の回転軸が接続されており、シャフト22の他方側端部(図中右側)6にはカップリング取付部7(図2等参照)が設けられている。カップリング取付部7は、外部駆動源5のシャフト(出力軸)4とモータのシャフト22とを接続するためのカップリング(軸継手)を取り付けるためのもので、図1に示したカップリング取付部7にはフランジ3が取り付けられている。フランジ3は、外部駆動源5のシャフト4の一方側端部(図中左側)に設けられたフランジ8に連結されており、ボルト等でフランジ8と締結されることでカップリングを形成している。なお、シャフト4とシャフト22の他のカップリング方法としては、各シャフト4,22の外周に結合したボス同士を金属、ゴム等で連結したものや、非磁性体の隔壁を介して各シャフト4,22を磁気的に結合したマグネティックカップリング(後の図13参照)等がある。また、外部駆動源5としては、エンジン(内燃機関)やモータ等の各種原動機が利用可能である。
【0013】
このようにモータ2のシャフト22の他方側端部6に設けたカップリング取付部7にフランジ3を取り付け、当該フランジ3を介して外部駆動源5のシャフト4を機械的に接続すると、モータ2の電源が失われた場合にも、外部駆動源5の動力でポンプ1を駆動することができる。通常時は、モータ2のシャフト22と外部駆動源5のシャフト4は連結されておらず、モータ2の出力が外部駆動源5に吸収されることは無いのでエネルギー損失を低減できる。したがって、本実施の形態によれば、通常時のエネルギー損失を低減できるとともに、モータ電源が喪失される非常時にもポンプの運転を継続できる。
【0014】
次にカップリング取付部7の具体的形状について図を用いて説明する。図2は本発明の第1の実施の形態に係る第1のカップリング取付部7Aの説明図である。なお、先の図と同じ部分には同じ符号を付して説明は省略する(後の図も同様とする)。この図に示すように、原子力発電用冷却ポンプ駆動モータ21のシャフト22の端部6は、通常時は、軸端カバー23によって覆われており、回転部であるシャフト22及びカップリング取付部7Aは軸端カバー23によって保護されている。電源を喪失して外部駆動源が必要な場合には、軸端カバー23を取り外し、シャフト22の端部6を外部へ開放する。シャフト22の端部6には、外部駆動源の出力軸に接続するためのフランジ24(図3参照)が取付可能なように、カップリング取付部7Aとしてねじ穴25が設けられている。
【0015】
図3は図2に示したカップリング取付部7Aにフランジ24を取り付けた状態の図である。フランジ24には、シャフト22に設けられたねじ穴25と合致する位置に同様のねじ穴(図示せず)が設けられており、両ねじ穴にボルトを螺合させることでシャフト22とフランジ24が締結されている。なお、既存の一般的なモータのシャフトにねじ穴を設ける改造を施し、当該ねじ穴を介してフランジを締結することで上記の構成としても良い。
【0016】
図4は本発明の第1の実施の形態に係る第2のカップリング取付部7Bの説明図である。この図に示すようにシャフト22の端部6とフランジ24の双方にキー溝26を設け、当該2つのキー溝26にキー(図示せず)を挿入することでシャフト22とフランジ24を連結しても良い。
【0017】
次にポンプ1を駆動するモータが冷却ファンを備えた外皮冷却型のものである場合について説明する。図5は本発明の第2の実施の形態に係るポンプ駆動装置の概略構成図である。この図に示す外皮冷却型原子力発電用冷却ポンプ駆動モータ31は、そのシャフト22の端部6に取り付けられた冷却ファン32と、冷却ファン32が収納されたファンケース33を備えている。冷却ファン32は、カップリング取付部7に着脱可能に取り付けられている。外部駆動源からの出力が必要な非常時には、冷却ファン32を取り外すことでカップリング取付部7を露出させ、当該露出させたカップリング取付部7を介して外部駆動源のシャフトを連結する(図8参照)。これにより本実施の形態においても外部駆動源によってポンプ1を駆動することができるので、第1の実施の形態と同様の効果を得ることができる。
【0018】
本実施の形態におけるカップリング取付部7の形状としては、例えば、図6及び図7に示したものがある。図6は本発明の第2の実施の形態に係る第1のカップリング取付部7Cの説明図である。この図に示すように、シャフト22の端部6には、カップリング取付部7Cとして、冷却ファン32のキー溝34と対応する他のキー溝34が設けられており、当該2つのキー溝34に挿入されたキー(図示せず)を介してシャフト22と冷却ファン32が連結されている。図7は本発明の第2の実施の形態に係る第2のカップリング取付部7Dの説明図である。この図に示すシャフト22の端部6は、モータ31側の軸径が先端側(冷却ファン32取り付け側)の軸径よりも大きく形成された段付きシャフト35となっている。冷却ファン32は、段付きシャフト35に挿入されており、ボルト等の締結手段を介してシャフト22の端部6に固定されている。
【0019】
なお、上記の他にも、シャフト22の端部6に焼きバメによって冷却ファン32を固定しても良く、非常時にはシャフト22を冷やす等して冷却ファン32を取り外して外部駆動源を連結するようにしても良い。
【0020】
図8は本発明の第2の実施の形態に係るモータ31のシャフト22に外部駆動源41を連結した状態を示す図である。この図に示すように、外部駆動源41は、冷却ファン32と入れ替えたカップリング42に締結されたカップリング43により、外皮冷却型原子力発電用冷却ポンプ駆動モータ31に接続されている。外部電源を失った場合には、外皮冷却型原子力発電用冷却ポンプ駆動モータ31は駆動できないため発熱することはなく、冷却ファン32を取り外しても問題は生じない。このように冷却ファン32の取り付け部をカップリング取付部7として利用することで、新規にカップリング取付部7を形成するための工数を減らすことができる。
【0021】
次にポンプ1を駆動するモータが熱交換器を備えたものである場合について説明する。図9は本発明の第3の実施の形態に係るポンプ駆動装置の概略構成図である。この図に示す熱交換器付原子力発電用冷却ポンプ駆動モータ51は、そのシャフト22の端部6に取り付けられた冷却ファン55と、熱交換器としてのエアクーラ53を備えている。本実施の形態における冷却ファン55も、第2の実施の形態の冷却ファン32と同様にカップリング取付部7Eに着脱可能に取り付けられている。このようにモータを構成しても、第2の実施の形態と同様の効果を得ることができる。
【0022】
次にポンプ1を駆動するモータの外部駆動源を複数にした場合について説明する。図10は本発明の第4の実施の形態に係るポンプ駆動装置の概略構成図である。この図に示す原子力発電用冷却ポンプ駆動モータ2は、図1に示したものと同じであり、カップリング取付部7にはフランジ3が取り付けられている。フランジ3には、シャフト4に取り付けられたフランジ8が連結されている。シャフト4には合力伝達装置81が接続されている。
【0023】
合力伝達装置81は、複数の外部駆動源の出力を合力してシャフト4に伝達するためのものであり、本実施の形態の合力伝達装置81は2つの外部駆動源83a,83bの出力軸82a,82bからの出力を合力している。各出力軸82a,82bには歯車(ギア)等で構成された動力伝達機構が連結されており、当該動力伝達機構を介してシャフト4に動力が伝達される。動力伝達機構としては、例えば、複数の歯車を介してシャフト4に動力を伝達するもの、複数の歯車及び当該歯車に掛け回されたチェーンを介して動力を伝達するもの、複数のプーリ及び当該プーリに掛け回されたベルトを介して動力を伝達するもの等がある。
【0024】
このように合力伝達装置81を介して複数の外部駆動源83a,83bでポンプ1を駆動すると、単独の外部駆動源5でポンプ1を駆動する場合(例えば図1の例)よりも各外部駆動源の出力が小さくて済むため、各外部駆動源を小型化できる。これにより、例えば、大出力の単体の外部駆動源が準備できない場合にも、小出力の外部駆動源を複数用意することでポンプ1を駆動できる場合がある。また、外部駆動源用の設置スペースが狭い場合にも、出力の小さい小型の外部駆動源を複数設置することでポンプ1の駆動に必要な動力を準備できる場合がある。
【0025】
上記の各実施の形態ではモータの出力軸22が地面に平行に配置された場合について説明してきたが、当該出力軸22が垂直方向に配置された場合にも先の実施の形態と同様の考え方でポンプ1を外部駆動源で駆動することができる。図11は本発明の第5の実施の形態に係るポンプ駆動装置の概略構成図である。この図に示す立型原子力発電用冷却ポンプ駆動モータ60は、そのシャフト22Aの端部6Aに、先の各実施の形態と同様に設けられたカップリング取付部7Fを備えている。図に示した例では、カップリング取付部7Fにはフランジが42取り付けられており、当該フランジ42は外部駆動源61のシャフトに取り付けられたフランジ43と連結されている。このように、本実施の形態においても外部駆動源61でポンプ1を駆動できるので、先の実施の形態と同様の効果を発揮することができる。なお、本実施の形態では、外部駆動源61を安定して設置するために、外部駆動源用の架台62を別途設置することが好ましい。
【0026】
次にモータが原子炉冷却剤再循環ポンプ(Reactor Internal Pump(RIP))を駆動するためのRIPモータである場合について説明する。図12は本発明の第6の実施の形態に係るポンプ駆動装置の概略構成図である。現行の一般的なRIPモータは完全密閉型モータのため、モータ出力軸の端部に冷却ファン等は取り付けられておらず、各実施の形態における軸端部6のような外部駆動力を伝達するための機構(カップリング取付部7)は存在していない。そこで、本実施の形態に係るポンプ駆動装置では、図12に示すように、カップリング74を介して外部駆動源75の出力軸に連結される外部出力軸73と、外部出力軸73に伝達される外部駆動源75の回転動力をギア等の動力伝達機構を介してRIPモータ71の軸端部6に伝達するための動力伝達装置72を備えた。
【0027】
このようにポンプ駆動装置を構成すると、RIPモータ71の電源が失われた際に、外部出力軸73にカップリングを用いて外部駆動源75を設置することでポンプ1を駆動することができる。したがって、本実施の形態においても先の実施の形態と同様の効果を発揮することができる。なお、このとき、必要ならば外部駆動源75を支持するための外部駆動源用架台76を設置しても良い。
【0028】
また、RIPモータ71は機密性が求められるため、軸端部6に動力伝達装置72を接続する際には、マグネティックカップリング等の非接触の接続方法を用いることが好ましい。ここで出力軸の継ぎ手にマグネティックカップリングを利用した例について説明する。
【0029】
図13はモータと外部駆動源の出力軸の継ぎ手にマグネティックカップリングを利用した場合の説明図である。この図に示すポンプ駆動装置では、モータ2と外部駆動源5が非磁性体で形成された隔壁8を介して隔離して配置されており、モータ2の出力軸(軸端部6)と外部駆動源5の出力軸4はマグネティックカップリング10を介して磁気的に結合されている。隔壁8は原子力発電所の建屋を構成する壁要素等に相当する。隔壁8には略円柱状の凹部が形成されており、当該凹部にはモータ2の軸端部6に取り付けられたインナマグネット10aが収納されている。インナマグネット10aの外周には、隔壁8を介してアウタマグネット10bが配置されている。アウタマグネット10bは、モータ2が設置された空間と隔離された空間に設置された外部駆動源5の出力軸4に連結されている。アウタマグネット10bとインナマグネット10aの間には隔壁51が介在しているため両者は非接触となっているものの、両者は互いに磁気的に結合することでマグネティックカップリング10を形成している。
【0030】
ところで、原子力発電所における全電源喪失時や既存モータへの電力供給系故障に際してポンプによる冷却機能を喪失すると、原子炉での燃料の崩壊熱を除熱できなくなるため、温度や圧力上昇や冷却水喪失に繋がる可能性が高くなる。このように事態が深刻化することを防ぐためには、短時間で冷却機能を復旧させることが必要とされており、さらに、放射線防護の立場から遠隔作業かつ短時間で復旧作業を実施することが必要とされている。
【0031】
この点に関し、上記のように構成したポンプ駆動装置では、マグネットカップリング10によってモータ2の軸端部6と外部駆動源5の出力軸4を連結しているので、当該連結作業に高度な精度が不要な非接触の方法でモータ2と外部駆動源5を容易に連結できる。さらに、モータ2が設置された空間と外部駆動源5を設置する空間は隔壁10を介して隔離されているので、モータ2が設置されている空間の雰囲気に関わらず、外部駆動源5の連結作業を遂行することができる。したがって、上記のように構成したポンプ駆動装置によれば、モータ2に電力が供給できない非常事態が発生しても、外部駆動源の設置を遠隔かつ短時間で実施できるので、冷却機能を速やかに復旧することができる。
【符号の説明】
【0032】
1 ポンプ
2 原子力発電用冷却ポンプ駆動モータ
3 フランジ
4 外部駆動源シャフト
5 外部駆動源
6 モータ出力軸端部
21 原子力発電用冷却ポンプ駆動モータ
22 シャフト(モータ出力軸)
23 軸端カバー
24 フランジ
25 ねじ穴
26 キー溝
31 外皮冷却型原子力発電用冷却ポンプ駆動モータ
32 冷却ファン
33 ファンケース
34 キー溝
35 段付きシャフト
41 外部駆動源
42 カップリング
43 カップリング
51 熱交換器付原子力発電用冷却ポンプ駆動モータ
52 冷却ファン
53 エアクーラ
60 立型原子力発電用冷却ポンプ駆動モータ
61 外部駆動源
62 外部駆動源用架台
71 RIPモータ
72 動力伝達装置
73 外部出力軸
74 カップリング
75 外部駆動源
76 外部駆動源用架台
81 合力伝達装置
82 外部駆動源シャフト
83 外部駆動源

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ポンプを駆動するためのモータにおいて、
前記ポンプが一方側端部に接続される出力軸と、
当該出力軸の他方側端部に設けられ、外部駆動源の出力軸とのカップリングを取り付けるためのカップリング取付部とを備えることを特徴とするモータ。
【請求項2】
請求項1に記載のモータにおいて、
前記カップリング取付部は、前記出力軸の他方側端部に設けられたねじ穴又はキー溝であることを特徴とするモータ。
【請求項3】
請求項1又は2に記載のモータにおいて、
前記カップリング取付部を保護するためのカバーをさらに備えることを特徴とするモータ。
【請求項4】
ポンプを駆動するためのモータにおいて、
前記ポンプが一方側端部に接続される出力軸と、
当該出力軸の他方側端部に設けられ、外部駆動源の出力軸とのカップリングを取り付けるためのカップリング取付部と、
当該カップリング取付部に着脱可能に取り付けられた冷却ファンとを備えることを特徴とするモータ。
【請求項5】
請求項4に記載のモータにおいて、
前記カップリング取付部は、前記出力軸の他方側端部に設けられたキー溝であり、
前記冷却ファンは、前記キー溝に対応する他のキー溝を備えており、
前記冷却ファンは、前記2つのキー溝に挿入されたキーを介して前記出力軸に取り付けられていることを特徴とするモータ。
【請求項6】
請求項4に記載のモータにおいて、
前記カップリング取付部は、前記出力軸の他方側端部に設けられた段付きシャフトであり、
前記冷却ファンは、前記段付きシャフトに締結された締結手段によって前記出力軸の他方側端部に取り付けられていることを特徴とするモータ。
【請求項7】
請求項1又は4に記載のモータにおいて、
前記モータは、外皮冷却型モータ、熱交換器付モータ及び立型モータのいずれかであることを特徴とするモータ。
【請求項8】
請求項1又は4に記載のモータにおいて、
前記外部駆動源は、エンジン又は他のモータであることを特徴とするモータ。
【請求項9】
請求項1又は4に記載のモータにおいて、
前記ポンプは、原子力発電所に設置されていることを特徴とするモータ。
【請求項10】
ポンプを駆動するためのポンプ駆動装置において、
前記ポンプが一方側端部に接続される出力軸を有するモータと、
前記出力軸の他方側端部に機械的又は磁気的に接続され、外部駆動源の回転動力を前記出力軸の他方側端部に伝達するための動力伝達装置とを備えることを特徴とするポンプ駆動装置。
【請求項11】
請求項10に記載のポンプ駆動装置において、
前記動力伝達装置は、複数の外部駆動源の出力を前記出力軸の他方側端部に伝達することを特徴とするポンプ駆動装置。
【請求項12】
請求項10に記載のポンプ駆動装置において、
前記外部駆動源は、エンジン又は他のモータであることを特徴とするポンプ駆動装置。
【請求項13】
請求項10に記載のポンプ駆動装置において、
前記ポンプは、原子力発電所に設置されていることを特徴とするポンプ駆動装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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