説明

モール

【課題】エンドキャップのキャップ端部の一部がモール本体の端面から離れる現象が発生しにくいモールを提供することを課題とする。
【解決手段】挿入方向引き込み手段は、モール本体35に設けられ、エンドキャップ51の挿入方向と交差する第1面67aを有した第1面部67と、エンドキャップ37に設けられ、第1面67aに当接可能な斜面を有する突部52と、なり、第1面部67は、弾性を有し、エンドキャップ51のキャップ端部の一部がモール本体35の端面から離れる現象を発生しにくくする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、端面が開放面となり、長手方向に沿って溝が形成され、端部側の断面形状が略C字形であるモール本体と、前記モール本体の開放面から挿入され、前記モール本体の開放面を塞ぐエンドキャップとを有し、前記エンドキャップは、前記開放面を塞ぐキャップ端部と、該キャップ端部に連設され、前記モール本体の開放面から挿入されるモール挿入部とからなるモールであって、前記モール本体の端部側と、前記エンドキャップのモール挿入部とに、前記エンドキャップのキャップ端部を前記モール本体の端面に押接させるエンドキャップ挿入方向引き込み手段を有したモールに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、断面形状が略C字形であるモール本体と、モール本体の端面の開放面を塞ぐエンドキャップとの取り付けは、接着剤やカシメによって、行われている。
しかし、接着剤のはみ出しや、カシメ不良によるエンドキャップ外れが発生するので、図14に示すような取り付け構造が提案されている。
【0003】
図において、モール本体1は、端面が開放面3となり、長手方向に沿って溝5が形成され、端部側の断面形状が略C字形となっている。エンドキャップ7は、開放面3を塞ぐキャップ端部9と、キャップ端部9に連設され、モール本体1の開放面3から挿入されるモール挿入部11とからなっている。
【0004】
そして、モール本体1の端部側と、エンドキャップ7のモール挿入部11とには、エンドキャップ7のキャップ端部9をモール本体1の端面に押接させるエンドキャップ挿入方向引き込み手段が設けられている。
【0005】
この挿入方向引き込み手段は、 モール本体1に設けられ、エンドキャップ7の挿入方向と交差する面15を有した穴17と、エンドキャップ7に設けられ、面15に押接すると、エンドキャップ7を挿入方向(図において、矢印J方向)へ引き込む力が発生する斜面19を有した突部21とからなっている。
【0006】
図14に示す構成では、エンドキャップ7のキャップ端部9がモール本体1の端面に当接した際には、エンドキャップ7の突部21の斜面19が、モール本体1の穴17の面15に当接するように設定されている。
【0007】
そして、エンドキャップ7は樹脂でなり、弾性変形して、面15と斜面19とは押接するようになっている。
このような構成によれば、エンドキャップ7をモール本体1に挿入し、エンドキャップ7のキャップ端部9がモール本体1の端面に当接すると、モール挿入部11の突部21の斜面19がモール本体1の穴17の面15に押接し、斜面19には、エンドキャップ7を挿入方向(図において、矢印J方向)へ引き込む力が発生し、エンドキャップ7のキャップ端部9はモール本体1の端面に押接する(特許文献1参照)。
【特許文献1】特開2005−104168号公報(明細書段落番号0022−0027,図1−図4)
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
上記構成のモールにおいて、挿入方向引き込み手段を設けたことにより、接着剤のはみ出しや、カシメ不良によるエンドキャップ外れは解消できる。しかし、エンドキャンプ7が強く引き込まれると、キャップ端部9の一部がモール本体1の端面から離れる現象(いわゆる口開き)が発生する問題点がある。
【0009】
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたもので、エンドキャップのキャップ端部の一部がモール本体の端面から離れる現象が発生しにくいモールを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0010】
請求項1に係る発明は、端面が開放面となり、長手方向に沿って溝が形成され、端部側の断面形状が略C字形であるモール本体と、前記モール本体の開放面から挿入され、前記モール本体の開放面を塞ぐエンドキャップとを有し、前記エンドキャップは、前記開放面を塞ぐキャップ端部と、該キャップ端部に連設され、前記モール本体の開放面から挿入されるモール挿入部とからなるモールであって、前記モール本体の端部側と、前記エンドキャップのモール挿入部とに、前記エンドキャップのキャップ端部を前記モール本体の端面に押接させるエンドキャップ挿入方向引き込み手段を有したモールにおいて、前記挿入方向引き込み手段は、前記モール本体、前記エンドキャップのうちのどちらか一方に設けられ、前記エンドキャップの挿入方向と交差する第1面を有した第1面部と、前記モール本体、前記エンドキャップのうちの他方に設けられた突部と、でなり、前記エンドキャップのキャップ端部が前記モール本体の端面に当接した際には、突部が、第1面部の第1面を押すように設定され、前記第1面部は、弾性を有することを特徴とするモールである。
【0011】
請求項2に係る発明は、前記突部の前記第1面に当接する面は斜面であり、該斜面は、押されると、前記突部の基端側と前記第1面部とを近づける方向の力が発生するように設定されていることを特徴とする請求項1記載のモールである。
【0012】
請求項3に係る発明は、前記エンドキャップのモール挿入部が前記モール本体の溝に向かって移動するのを禁止するエンドキャップ溝方向移動禁止手段を設けたことを特徴とする請求項1または2記載のモールである。
【0013】
請求項4に係る発明は、前記エンドキャップのモール挿入部の挿入方向と交差する面方向で、前記エンドキャップ挿入方向引き込み手段が設けられた箇所以外の箇所に、前記エンドキャップのキャップ端部が前記モール本体の端面から離れるのを禁止するキャップ端部口開き防止手段を設けたことを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載のモールである。
【0014】
請求項5に係る発明は、前記エンドキャップ溝方向移動禁止手段は、前記モール本体に設けられ、前記モール本体の溝の開口面と直交関係にない第2面と、前記エンドキャップのモール挿入部に設けられ、前記第2面に当接し、前記エンドキャップのモール挿入部が前記モール本体の溝の開口方向へ移動するのを禁止する第3面からなることを特徴とする請求項3または4記載のモールである。
【0015】
請求項6に係る発明は、キャップ端部口開き防止手段は、前記モール本体、前記エンドキャップのうちのどちらか一方に設けられた突起と、前記モール本体、前記エンドキャップのうちの他方に設けられ、前記突起が食い込み可能な突起食い込み部とからなり、前記突起は、前記エンドキャップのモール本体への挿入を許可し、前記エンドキャップのモール本体から離脱を禁止するかえし状であることを特徴とする請求項4または5記載のモールである。
【発明の効果】
【0016】
請求項1−6に係る発明によれば、第1面部は弾性を有することにより、エンドキャップ挿入方向引き込み手段のエンドキャップの引き込み力が適度に吸収され、キャップ端部の一部がモール本体の端面から離れる現象が発生しにくい。
【0017】
請求項2に係る発明によれば、前記突部の前記第1面に当接する面は斜面であり、該斜面は、押されると、前記突部の基端側と前記第1面部とを近づける方向の力が発生するように設定されていることにより、エンドキャップを楽に挿入することができる。
【0018】
請求項3に係る発明によれば、前記エンドキャップのモール挿入部が前記モール本体の溝に向かって移動するのを禁止するエンドキャップ溝方向移動禁止手段を設けたことにより、エンドキャップがモール本体の溝から外れない。
【0019】
請求項4に係る発明によれば、前記エンドキャップのモール挿入部の挿入方向と交差する面方向で、前記エンドキャップ引き込み手段が設けられた箇所以外の箇所に、前記エンドキャップのキャップ端部が前記モール本体の端面から離れるのを禁止するキャップ端部口開き防止手段を設けたことにより、キャップ端部のエンドキャップ引き込み手段により引き込み方向の力が作用する箇所以外の部分がモール本体の端面から離れるのを防止できる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0020】
最初に、図3を用いて本実施の形態例のモールの説明を行う。本実施の形態例のモール30は、ドアパネル31の上端に設けられ、昇降するウインドガラス33に当接し、ドアパネル31内に雨水等が進入するのを防止するウェザーストリップの機能を有している。
【0021】
モール30は、端面が開放面となったモール本体35と、モール本体35の開放面を塞ぐエンドキャップ37とからなっている。
モール本体35は、ステンレス等の薄板材をロール成形して製造された基体の外面及び内面に、樹脂のリップ等を射出成形により設けたものである。
【0022】
図3の切断線K−Kでの断面図である図4に示すように、モール本体35の基体39は、断面形状が略C字形であり、アウタパネル41の上縁部を折り曲げて、アウタパネル41とインナパネル43とを重ね合わせたヘミング部45を挟むように設けられている。この基体39は、ヘミング部45の内面と対向する内側側部39aと、内側側部39aの上端部より車両の外側方向へ折曲しヘミング部45の上面と対向する上部39bと、ヘミング部45の外面と対向し、上部39bと接続される外側側部39cとからなり、内側側部39aの下部と外側側部39cの下部との間には、モール本体35の長手方向に沿って溝40が形成されている。
【0023】
基体39の内側側部39aには、昇降するウインドガラス47の外面に当接するウエザストリップ49,50が樹脂の押出成形法で形成されている。
又、基体39のヘミング部45と対向する内側には、ヘミング部45の外側面、内側面に当接する突起54が樹脂の押し出し成形法で形成されている。
【0024】
そして、図1、図2に示す用に、モール本体35の端部側は、基体39の内側側部39aの下部及び下側のウェザストリップ50が切り取られ、モール本体35の開放面を塞ぐエンドキャップ37がモール本体35の開放面から挿入されている。
【0025】
又、下部が切り取られた基体39の内側側部39a’の下端には、下方に突出する突部52が形成されている。
次に、図5−図13を用いてエンドキャップ37の説明を行う。図5はエンドキャップの斜視図、図6は図5の矢印L方向から見た斜視図、図7は図5の矢印M方向から見た図で、エンドキャップの正面図、図8は図7の下面図、図9は図7の切断線A−Aでの断面図、図10は図8の切断線B−Bでの断面図、図11は図7の切断線C−Cでの断面図、図12は図8の切断線D−Dでの断面図、図13は図8の矢印Z方向の側面図である。
【0026】
エンドキャップ37は樹脂成形品で、モール本体35の開放面を塞ぐキャップ端部51と、キャップ端部51に連設され、モール本体35の開放面から、挿入されるモール挿入部53とからなる。
【0027】
モール挿入部53は、モール本体35の基体39の内側側部39a’、上部39b、外側側部39cで囲まれた空間に挿入される内側挿入部53aと、内側挿入部から折曲し、モール本体35の内側側部35a’の外面と対向する外側挿入部53bと、モール本体35の内側側部35a’の下端と対向し、内側挿入部53aと外側挿入部53bとを橋渡しするように両者に接続される橋渡し部53cとからなっている。
(エンドキャップ挿入方向引き込み手段)
エンドキャップ37のキャップ端部51をモール本体35の端面に押接させるエンドキャップ挿入方向引き込み手段を説明する。
【0028】
図5に示すように、エンドキャップ37のモール挿入部53の橋渡し部53cには、第1穴61と第1穴61に隣接して第2穴65とが設けられている。第1穴61と第2穴65との間には、エンドキャップ37の挿入方向(各図において矢印S方向)と交差する第1面67aを有した第1面部67が形成されている。エンドキャップ37は樹脂でなっているので、第1面部67は弾性を有している。
【0029】
一方、前述したように、図Vに示すように、モール本体35には、突部52が形成されている。エンドキャップ37のモール挿入部53をモール本体35の開放面から挿入すると、この突部52は、第1穴61に係合するようになっている。
【0030】
突部52の斜面52aは、押されると、突部52の基端側と第1面部67とを近づける方向の力が発生するような斜面(逆斜面)に設定されている。
エンドキャップ37のキャップ端部51がモール本体35の端面に当接した際には、突部52の斜面52aは、第1面部67の第1面67aにより必ず押されるように寸法設定されている。
【0031】
このような構成によれば、エンドキャップ37のモール挿入部53をモール本体35の開放面から挿入すると、突部52の斜面52aが第1面67aを押し、第1面部67が弾性変形し、その弾性反発力により、第1面67aは押される。すると、突部52の基端側と第1面部67とを近づける方向の力が発生し、エンドキャップ37には、挿入方向へ引き込まれる力が作用する。
【0032】
尚、上記形態例では、突部52をモール本体35に、第1面部67をエンドキャップ37にそれぞれ設けたが、逆に、突部をエンドキャップ37に、第1面部をモール本体35にそれぞれ設けてもよい。
(エンドキャップ溝方向移動禁止手段)
次に、図12を用いて、エンドキャップ37のモール挿入部53がモール本体35の溝40に向かって移動するのを禁止するエンドキャップ溝方向移動禁止手段を説明する。
【0033】
モール本体35の突部52には、モール本体35の溝40の開口面と直交関係にない第2面71が形成されている。
エンドキャップ37のモール挿入部53の第1穴61の上の外側挿入部53bには、第2面71に当接し、エンドキャップ37のモール挿入部53がモール本体35の溝40の開口方向へ移動するのを禁止する第3面73が形成されている。
【0034】
このような構成によれば、エンドキャップ37の第3面73がモール本体35の第2面71に当接することにより、エンドキャップ37のモール挿入部53がモール本体35の溝40の開口方向へ移動するが禁止される。
(キャップ端部口開き防止手段)
次に、図11を用いて、エンドキャップ37のキャップ端部51がモール本体35の端面から離れるのを禁止するキャップ端部口開き防止手段を説明する。
【0035】
エンドキャップ37のキャップ端部51の裏面に、モール本体35の開放面から基体39の内側側部39a’、上部39b、外側側部39cで囲まれた空間に挿入される棒部81が形成されている(図5参照)。この棒部81には、突起83が形成されている。
【0036】
モール本体35の内側側部39aの下部には、突起83が食い込み可能な樹脂の射出成形により突起食い込み部85が形成されている(図13参照)。
そして、突起83は、エンドキャップ37のモール本体35への挿入を許可し、エンドキャップ37のモール本体35から離脱を禁止するかえし状となっている。
【0037】
更に、このキャップ端部口開き防止手段は、エンドキャップ37のモール挿入部53の挿入方向と交差する面方向で、エンドキャップ引き込み手段が設けられた箇所以外の箇所に設けられている。
【0038】
本形態例では、図5に示すように、キャップ端部口開き防止手段の突起83は、エンドキャップ引き込み手段の第1面部67とは、エンドキャップ37のモール挿入部53の挿入方向(矢印S方向)と交差する面上で、異なる箇所に設けられている。
【0039】
このような構成によれば、以下のような効果を得ることができる。
(1)第1面部67は弾性を有することにより、エンドキャップ挿入方向引き込み手段のエンドキャップ37の引き込み力が適度に吸収され、キャップ端部51の一部がモール本体35の端面から離れる現象が発生しにくい。
(2)突部52の斜面52aは、押されると、突部52の基端側と第1面部67とを近づける方向の力が発生するような斜面(逆斜面)に設定されていることにより、エンドキャップ37を楽に挿入することができる。
(3)エンドキャップ溝方向移動禁止手段を設けたことにより、エンドキャップ37がモール本体35の溝40から外れない。
(4)キャップ端部口開き防止手段は、エンドキャップ37のモール挿入部53の挿入方向と交差する面方向で、エンドキャップ引き込み手段が設けられた箇所以外の箇所に設けられていることにより、キャップ端部51のエンドキャップ引き込み手段により引き込み方向の力が作用する箇所以外の部分がモール本体35の端面から離れるのを防止できる。
【0040】
尚、上記形態例では、突起83をエンドキャップ37に、突起食い込み部85をモール本体35に設けたが、逆に、突起をモール本体35に、突起食い込み部85をエンドキャップ37に設けてもよい。
【0041】
また、突部52に、第1面部67に押されると突部52の基端側と第1面部67とを近づける方向の力が発生するような斜面52aを形成したが、斜面でなくてもよい。
【図面の簡単な説明】
【0042】
【図1】本形態例のモールの端部を示す斜視図である。
【図2】図1において、エンドキャップを取り除いた時の斜視図である。
【図3】実施の形態例のモールが取り付けられた車両のドアを示す図である。
【図4】図3の切断線K−Kでの断面図である。
【図5】エンドキャップの斜視図である。
【図6】図5の矢印L方向から見た斜視図である。
【図7】図5の矢印M方向から見た図で、エンドキャップの正面図である。
【図8】図7の下面図である。
【図9】図7の切断線A−Aでの断面図である。
【図10】図8の切断線B−Bでの断面図である。
【図11】図7の切断線C−Cでの断面図である。
【図12】図8の切断線D−Dでの断面図である。
【図13】図8の矢印Z方向の側面図である。
【図14】従来のモールを説明する図である。
【符号の説明】
【0043】
35 モール本体
37 エンドキャップ
40 溝
51 キャップ端部
52 突部
53 モール挿入部
67 第1面部
67a 第1面
71 第2面
73 第3面

【特許請求の範囲】
【請求項1】
端面が開放面となり、長手方向に沿って溝が形成され、端部側の断面形状が略C字形であるモール本体と、前記モール本体の開放面から挿入され、前記モール本体の開放面を塞ぐエンドキャップとを有し、前記エンドキャップは、前記開放面を塞ぐキャップ端部と、該キャップ端部に連設され、前記モール本体の開放面から挿入されるモール挿入部とからなるモールであって、前記モール本体の端部側と、前記エンドキャップのモール挿入部とに、前記エンドキャップのキャップ端部を前記モール本体の端面に押接させるエンドキャップ挿入方向引き込み手段を有したモールにおいて、
前記挿入方向引き込み手段は、
前記モール本体、前記エンドキャップのうちのどちらか一方に設けられ、前記エンドキャップの挿入方向と交差する第1面を有した第1面部と、
前記モール本体、前記エンドキャップのうちの他方に設けられた突部と、
でなり、
前記エンドキャップのキャップ端部が前記モール本体の端面に当接した際には、突部が、第1面部の第1面を押すように設定され、
前記第1面部は、弾性を有することを特徴とするモール。
【請求項2】
前記突部の前記第1面に当接する面は斜面であり、
該斜面は、押されると、前記突部の基端側と前記第1面部とを近づける方向の力が発生するように設定されていることを特徴とする請求項1記載のモール。
【請求項3】
前記エンドキャップのモール挿入部が前記モール本体の溝に向かって移動するのを禁止するエンドキャップ溝方向移動禁止手段を設けたことを特徴とする請求項1または2記載のモール。
【請求項4】
前記エンドキャップのモール挿入部の挿入方向と交差する面方向で、前記エンドキャップ挿入方向引き込み手段が設けられた箇所以外の箇所に、
前記エンドキャップのキャップ端部が前記モール本体の端面から離れるのを禁止するキャップ端部口開き防止手段を設けたことを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載のモール。
【請求項5】
前記エンドキャップ溝方向移動禁止手段は、
前記モール本体に設けられ、前記モール本体の溝の開口面と直交関係にない第2面と、
前記エンドキャップのモール挿入部に設けられ、前記第2面に当接し、前記エンドキャップのモール挿入部が前記モール本体の溝の開口方向へ移動するのを禁止する第3面からなることを特徴とする請求項3または4記載のモール。
【請求項6】
キャップ端部口開き防止手段は、
前記モール本体、前記エンドキャップのうちのどちらか一方に設けられた突起と、
前記モール本体、前記エンドキャップのうちの他方に設けられ、前記突起が食い込み可能な突起食い込み部とからなり、
前記突起は、前記エンドキャップのモール本体への挿入を許可し、前記エンドキャップのモール本体から離脱を禁止するかえし状であることを特徴とする請求項4または5記載のモール。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【公開番号】特開2009−248740(P2009−248740A)
【公開日】平成21年10月29日(2009.10.29)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−98988(P2008−98988)
【出願日】平成20年4月7日(2008.4.7)
【出願人】(590001164)シロキ工業株式会社 (610)
【Fターム(参考)】