説明

ユーザ端末装置及びその音楽ファイル管理方法

【課題】 音楽ファイルの再生及び伝送する時、直観的な操作環境を提供する。
【解決手段】 本発明に係るユーザ端末装置に設けられた応用プログラムは、音楽ファイルに対するリストを表示するユーザインタフェース部と、リストでから選択された音楽ファイルを再生する再生部と、リストから選択された音楽ファイルを所定の保存媒体に伝送する伝送部と、ユーザインタフェース部を通じて再生要請信号が入力されれば、選択された音楽ファイルを再生部によって再生させると共にリストから再生される音楽ファイルの音楽情報下部に動作メニューを表示させ、伝送要請信号が入力されれば、選択された音楽ファイルを伝送部によって伝送させる制御部とを含む。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明はユーザ端末装置及びその音楽ファイル管理方法に関し、詳細には、音楽ファイルに係わる情報を1つのUI(ユーザインタフェース)を通じて表示するユーザ端末装置及びその音楽ファイル管理方法に関する。
【背景技術】
【0002】
最近、マルチメディアコンテンツ及び関連技術の発展に伴って、MP3(MPEG−1 オーディオレイヤ3)のようなオーディオデータの圧縮技術に基づいて生成された音楽ファイルに対するユーザの使用が急増している。
【0003】
パソコン(PC)のようなユーザ端末装置を利用して音楽ファイルを再生しようとする場合、マルチメディア再生プログラムを使用する。係るマルチメディア再生プログラムは、提供業者によって様々な形で提供されるが、そのなかで一般的な形態が図1及び図2に例示されている。
【0004】
図1は、従来のマルチメディア再生プログラムの実施形態を示す図面であり、図2は従来のマルチメディア再生プログラムの他の例を示す図面である。
【0005】
図1に基づくと、従来のマルチメディア再生プログラムから提供するUI10は、ユーザとマルチメディア再生プログラム間のインタフェースを行なうための種々メニューを含む。
【0006】
また、UI10は、再生、巻き戻し、早送りのような機能を選択するためのコントロール領域12、再生状態を表示するための情報表示領域14、及び多数の音楽ファイルに対するリストを表示するためのリスト表示領域16を含んでなる。
【0007】
ユーザは、UI10を通じて再生したい音楽ファイルを選択することができ、選択した音楽ファイルを再生すべくコントロールすることができる。すなわち、ユーザはUI10のリスト表示領域16で再生したい音楽ファイルを選択してからコントロール領域12で再生ボタンをクリックする。これによりマルチメディア再生プログラムは該当の音楽ファイルを再生し、情報表示領域14には曲名及び再生進行状態が表示される。
【0008】
通常、ユーザはマウスを利用してリスト表示領域16にて音楽ファイルを選択し、コントロール領域12にて再生ボタンをクリックする。この時、リスト表示領域16及びコントロール領域12を移動するマウスの動線が大きくなる。
【0009】
また、図1に図示したUI10には、ユーザが音楽ファイルに対する詳細情報を確認要請する場合、別のポップアップ窓を通じて該当の音楽ファイルに対する詳細情報を提供することによって、ユーザは1つのUI10を通じて希望する情報を提供されることができない。
【0010】
図2に示すように、音楽ファイルに対する詳細情報を1つのUI20を通じて提供できるマルチメディア再生プログラムについて説明する。UI20は、コントロール領域22、歌詞表示領域24、リスト表示領域26、及び詳細情報表示領域28を含んでなる。
【0011】
UI20にコントロール領域22、歌詞表示領域24、リスト表示領域26、及び詳細情報表示領域28が1つの窓に全て表示されることにより、ユーザは1つの窓を通じて希望する情報の提供を受けることができる。
【0012】
しかし、図2に例示したUI20の場合にも、リスト表示領域26で再生しようとする音楽ファイルを選択してからコントロール領域22に移動して再生ボタンをクリックしなければ音楽ファイルの再生ができない。従って、各領域間の移動のために不要な動線が発生してしまう問題が依然として残っている。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0013】
本発明の技術的課題は、音楽ファイルに対するリストを提供する画面上において再生、伝送、及び関連情報を表示できるユーザ端末装置及びその音楽ファイル管理方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0014】
前述した技術的な課題を解決するための、本発明に係るユーザ端末装置に設けられた応用プログラムは、音楽ファイルに対するリストを表示するユーザインタフェース部と、前記リストでから選択された音楽ファイルを再生する再生部と、前記リストから選択された音楽ファイルを所定の保存媒体に伝送する伝送部と、前記ユーザインタフェース部を通じて再生要請信号が入力されれば、前記選択された音楽ファイルを前記再生部によって再生させると共に前記リストから前記再生される音楽ファイルの音楽情報下部に動作メニューを表示させ、伝送要請信号が入力されれば、前記選択された音楽ファイルを前記伝送部によって伝送させる制御部と、を含む。
【0015】
好ましくは、前記音楽情報は、曲名、歌手名、アルバム名、ジャンル、再生時間、及び好みを含むことができる。
【0016】
好ましくは、前記ユーザインタフェース部は、前記選択された音楽ファイルの音楽情報の表示されたラインを拡張して前記拡張領域に前記動作メニューを表示することができ、前記動作メニューは、巻き戻し、早送り、音量調節、詳細表示、及び歌詞表示の機能を選択することができるボタンを備えることができる。
【0017】
さらに、前記ユーザインタフェース部は、前記詳細表示及び歌詞表示の機能が選択されれば、前記音楽情報が表示されたラインを更に拡張して前記拡張領域に詳細情報及び歌詞情報を表示することができる。
【0018】
好ましくは、前記ユーザインタフェース部は、前記選択された音楽ファイルの音楽情報が表示されたラインに前記再生部の再生進行率をバー状で表示することができ、ここで、前記所定の保存媒体は、指定フォルダ、CD(コンパクトディスク)、及びMP3プレーヤーのいずれか1つであることができる。
【0019】
また、前記ユーザインタフェース部は、前記音楽ファイルの音楽情報の表示されたラインにカーソルが位置すれば、前記カーソルの位置した部分に前記伝送部によって前記音楽ファイルを伝送するための保存媒体選択メニューを表示することが好ましい。
【0020】
また、前記制御部は、前記選択された音楽ファイルの再生が完了すれば、前記リストから前記再生された音楽ファイル次の音楽ファイルを再生するよう前記再生部を制御することが好ましい。
【0021】
一方、本発明に係る音楽ファイル管理方法は、音楽ファイルに対するリストを表示するステップと、ユーザから選択された音楽ファイルに対する再生要請信号が入力されれば、前記選択された音楽ファイルを再生させると共に前記リストから前記再生される音楽ファイルの音楽情報下部に動作メニューを表示し、伝送要請信号が入力されれば、前記選択された音楽ファイルを所定の保存媒体に伝送するステップと、を含む。
【0022】
好ましくは、前記動作メニューを表示する場合に、前記選択された音楽ファイルの音楽情報が表示されたラインを拡張して前記拡張領域に前記動作メニューを表示することができる。
【0023】
ここで、前記動作メニューは、巻き戻し、早送り、音量調節、詳細表示、及び歌詞表示の機能を選択することができるボタンを備えることができ、前記ユーザによって前記詳細表示及び歌詞表示の機能が選択されれば、前記音楽情報が表示されたラインを更に拡張して前記拡張領域に詳細情報及び歌詞情報を表示することが好ましい。
【0024】
好ましくは、前記所定の保存媒体は、指定フォルダ、CD、及びMP3プレーヤーのいずれか1つであることができ、前記選択された音楽ファイルの再生が完了した後、前記リストから前記再生された音楽ファイル次の音楽ファイルを再生するステップを更に含むことができる。
【発明の効果】
【0025】
説明によると、本発明に係るユーザ端末装置及びその音楽ファイル管理方法は、音楽ファイルが再生中である場合に、リスト上に音楽ファイルに対する詳細情報及び歌詞情報を表示することにより、1つの画面を通じてリスト及び特定音楽ファイルに対する関連情報の提供を受けることができる利点がある。
【0026】
また、伝送したい音楽ファイルにカーソルを位置すれば、種々の保存媒体選択メニューが現在のカーソルが位置した部分に表示されることで、不要なマウス動線が最小化されると同時に、領域移動による操作ミスを防止できる利点がある。
【発明を実施するための最良の形態】
【0027】
以下、添付の図面に基づいて本発明の好適な実施形態を詳述する。
(実施形態)
図3は本発明の好ましい実施形態に係る応用プログラムのブロック図である。
【0028】
パソコンのようなユーザ端末装置には、音楽ファイルを再生するための応用プログラム100が設けられている。音楽ファイルを再生するための応用プログラム100は、ユーザの選択による所定の保存媒体、例えば、HDD(ハードディスクドライブ)、CDに保存されている複数の音楽ファイルを読み出すことができる。ここで、音楽ファイルはMP3ファイルであることが好ましい。
【0029】
図3に示すように、本発明のユーザ端末装置に設けられた応用プログラム100は、ユーザインタフェース部110、再生部120、伝送部130、及び制御部140を含む。
【0030】
ユーザインタフェース部110は、ユーザと応用プログラム100間のインタフェースを行なう。すなわち、ユーザの選択による所定の要請信号を、後述する制御部140に入力し、応用プログラム100においてユーザに伝達しようとするメッセージを表示することができる。ここで、ユーザから入力される所定の要請信号は、再生要請信号、伝送要請信号、及び中止要請信号を含む。
【0031】
ユーザインタフェース部110は、制御部140の制御に応じて複数の音楽ファイルに対するリストを表示し、ユーザが種々の要請信号を入力できるメニューを提供する。ここで、リストにはHDD、あるいはCDから読み出された複数の音楽ファイルの音楽情報が表示される。ここで、音楽情報は曲名、歌手名、アルバム名、ジャンル、再生時間、及び好みを含むことができる。
【0032】
ユーザインタフェース部110は、制御部140の制御に応じて複数の音楽ファイルに対するリストから特定音楽ファイルの音楽情報下部に動作メニューを表示する。この時、ユーザインタフェース部110は音楽ファイルの音楽情報の表示されたラインを拡張し拡張領域に動作メニューを表示することができる。
【0033】
ユーザインタフェース部110に表示される動作メニューは、巻き戻し、早送り、一時停止、及び音量調節のように、後述する再生部120の機能を制御できるボタンと、詳細表示、及び歌詞表示のように音楽ファイルに対する関連情報の提供を受けるためのボタンとを備える。
【0034】
ユーザインタフェース部110は、ユーザによって詳細表示及び歌詞表示の機能が選択されれば、音楽情報の表示されたラインを更に拡張して拡張領域に詳細情報及び歌詞情報を表示する。
【0035】
ユーザインタフェース部110は、ユーザによって再生のために選択された音楽ファイルの音楽情報が表示されたラインに再生部120の再生進行率をバー状で表示することができる。
【0036】
また、ユーザインタフェース部110は、音楽ファイルの音楽情報が表示されたラインにカーソルを位置すると、後述する伝送部130によって音楽ファイルを伝送するための保存媒体選択メニューを備える。ここで、保存媒体は指定フォルダ、CD、及びMP3プレーヤーを含む。ユーザインタフェース部110につき、後述する図4に基づいて詳説する。
【0037】
再生部120は、ユーザインタフェース部110を通じて表示された複数の音楽ファイルに対するリストからユーザによって選択された音楽ファイルを再生する。すなわち、ユーザが特定音楽ファイルを選択し再生要請信号を入力すれば、再生部120は制御部140の制御に応じて該当音楽ファイルを再生する。
【0038】
本実施形態では、ユーザインタフェース部110で表示する複数の音楽ファイルに対するリストは、各音楽ファイル曲名の前方に再生ボタンを備える。これに、ユーザが再生を希望する音楽ファイル曲名の前方に具備された再生ボタンをクリックすることで再生要請信号が入力される。
【0039】
伝送部130は、ユーザインタフェース部110を通じて表示された複数の音楽ファイルに対するリストから、ユーザにより選択された音楽ファイルを所定の保存媒体に伝送する。すなわち、ユーザが特定音楽ファイルを選択して伝送要請信号を入力すれば、伝送部130は、制御部140の制御に応じて該当音楽ファイルをユーザによって設定された保存媒体に伝送する。ここで、保存媒体はHDDの指定フォルダ、CD、及びMP3プレーヤーのいずれか1つであることが好ましい。
【0040】
制御部140は、応用プログラム100の全般的な機能を制御し、ユーザインタフェース部110、再生部120、及び伝送部130間の信号入出力を制御する。
【0041】
制御部140は、ユーザからユーザインタフェース部110を通じて特定音楽ファイルに対する再生要請信号が入力されれば、選択された音楽ファイルを再生すべく、再生部120を制御する。
【0042】
また、制御部140は、再生部120によって音楽ファイルを再生させると共に、ユーザインタフェース部110が該当音楽ファイルの音楽情報下部に動作メニューを表示するよう制御する。
【0043】
その後、制御部140は、再生部120によって音楽ファイルの再生が完了すると、複数の音楽ファイルに対するリスト上から再生の完了した音楽ファイル次の音楽ファイルを再生すべく再生部120を制御する。制御部140は、ユーザインタフェース部110を通じて中止要請信号が入力される前までは再生部120による音楽ファイルの再生が続くよう制御する。
【0044】
制御部140は、ユーザからユーザインタフェース部110を通じて特定音楽ファイルに対する伝送要請信号が入力されれば、選択された音楽ファイルを該当の保存媒体に伝送するよう伝送部130を制御する。
【0045】
図4は本発明の好ましい実施形態に係る応用プログラムの機能を説明するための図面である。
【0046】
ユーザインタフェース部110では、ユーザに提供するための目的として、HDDあるいはCDから読み出された複数の音楽ファイルに対するリストを図4に例示した画面のように表示する。係る画面を介して、ユーザは再生あるいは伝送したい音楽ファイルの選択が可能になる。
【0047】
図4には、17個の音楽ファイルに対するリストが1つの画面に表示された状態が図示されている。ユーザはマウスあるいはスクロールバーを利用して画面を移動させて次のリストを確認し、リスト中に自分が希望する音楽ファイルを選択することができる。
【0048】
ユーザが複数の音楽ファイルに対するリスト中、15番目音楽ファイルを再生するために選択すれば、再生部120によって15番目音楽ファイルが再生される。また、図示したように、15番目音楽ファイルの音楽情報の表示されたラインが拡張され、拡張領域(A)に15番目音楽ファイルに対する関連情報、すなわち、詳細情報あるいは歌詞情報が表示される。
【0049】
また、ユーザインタフェース部110は、既存のマルチメディア再生プログラムのUIから提供するものと類似に、音楽ファイルを選択した後、別の領域で保存媒体を選択することができる伝送メニュー(B、B’)を含むことができる。伝送メニュー(B、B’)はユーザインタフェース部110にて複数の音楽ファイルに対するリストの所定側部に具備されることができる。
【0050】
ユーザインタフェース部110に伝送メニュー(B、B’)が具備された場合、ユーザはリスト上で伝送したい音楽ファイルを選択してからカーソルを伝送メニュー(B、B’)に移動することで、希望の保存媒体を選択することができる。
【0051】
本発明の応用プログラム100で提供するユーザインタフェース部110を通じて、ユーザは複数の音楽ファイルに対するリスト上からカーソルを移動させることなく保存媒体選択メニューを通じて音楽ファイルを伝送する保存媒体の選択が可能になり、あるいは既存の方式通りに伝送メニュー(B、B’)を利用して保存媒体を選択することも可能である。
【0052】
図5Aないし図5Cは、本発明に係る応用プログラムを用いた音楽ファイル再生方法を説明するための図面である。
【0053】
ユーザがユーザ端末装置における応用プログラム100を実行させてから所定の保存媒体、すなわち、HDDあるいはCDを選択すれば、制御部140は該当の保存媒体に保存されている複数の音楽ファイルを読み出す。
【0054】
以後、ユーザインタフェース部110は、図4で例示したような複数の音楽ファイルに対するリストを表示し、ユーザはこれを通じて再生あるいは伝送する音楽ファイルを選択できる。
【0055】
図5Aないし図5Cでは本発明に係る応用プログラム100を利用した音楽ファイル再生方法について説明する。ここで、図5は、図4にて例示したような複数の音楽ファイルに対するリストの一部を図示した。
【0056】
図5Aに示すように、ユーザは複数の音楽ファイルに対するリストのうち、15番目音楽ファイルを再生したいと仮定する。ユーザは15番目音楽ファイルの曲名の前部分の再生ボタン(C)をクリックする。これにより、ユーザインタフェース部110から制御部140に再生要請信号が入力される。
【0057】
制御部140はユーザインタフェース部110から再生要請信号が入力されれば、再生要請信号に対応する音楽ファイルを再生するよう再生部140を制御する。また、制御部140は、ユーザインタフェース部110によって表示されたリストから該当の音楽ファイルの音楽情報が表示されたラインを拡張して動作メニュー(D)を表示すべく制御する。
【0058】
図5Bは、ユーザにより選択された15番目音楽ファイルの音楽情報が表示されたラインが拡張された領域に、動作メニュー(D)の表示された状態を示している。図示したように、動作メニュー(D)は、巻き戻し、早送り、一時停止、音量調節、詳細表示、及び歌詞表示の機能が選択できるボタンを備えている。
【0059】
ユーザは図5Bに例示した動作メニュー(D)から巻き戻し、早送り、一時停止、音量調節、詳細表示、及び歌詞表示の機能を選択することができる。もし、ユーザが詳細表示ボタンをクリックすれば、制御部140はユーザインタフェース部110で音楽ファイルの音楽情報が表示されたラインを更に拡張して、該当の音楽ファイルに対する詳細情報を表示する。
【0060】
図5Cに示すように、ユーザによって選択された15番目音楽ファイルに対する詳細情報の表示された状態について説明すると、図5Bの動作メニューの表示された領域が更に拡張されて、アルバムに係わる詳細情報(E)を表示した。
【0061】
以後、ユーザが動作メニュー(D)から歌詞表示を選択すれば、制御部140はユーザインタフェース部110を通じて、図5Cに示した詳細情報(E)の代わりに15番目音楽ファイルに対する歌詞情報を表示するようにする。
【0062】
図6Aないし図6Bは、本発明に係る応用プログラムの利用した音楽ファイル伝送方法を説明するための図面である。
【0063】
図6Aに示すように、ユーザは複数の音楽ファイルに対するリストのうち13番目音楽ファイルを所定の保存媒体に伝送すると仮定する。ユーザは13番目音楽ファイルの音楽情報が表示されたラインにカーソルを位置させる。
【0064】
音楽情報の表示されたラインにカーソルを位置すれば、ユーザインタフェース部110は、該当のラインでカーソルの位置した部分に保存媒体選択メニュー(F)を上端レイヤーに表示する。図示されたように、保存媒体選択メニュー(F)は、ユーザ端末装置への伝送のため「PC」ボタン、ユーザ端末装置の特定フォルダへの伝送のため「Album」ボタン、及びMP3プレーヤーへの伝送のため「MP3P」ボタンを備えることができる。
【0065】
図6Bに示すように、ユーザが保存媒体選択メニュー(F)を通じて音楽ファイルを伝送するよう1つの保存媒体が選択されれば、選択された保存媒体に13番目音楽ファイルの伝送進行状態を知らせるポップアップ窓が表示される。これを通じて、ユーザは自分の選択した13番目音楽ファイルが保存媒体へ伝送された状態を確認することができる。
【0066】
図6Aないし図6Bにて説明したとおりに、複数の音楽ファイルに対するリストから希望する音楽ファイルの音楽情報が表示されたラインにカーソルを位置させると、カーソルの位置した部分に保存媒体選択メニュー(F)が表示されることにより、簡単な動作で希望する保存媒体へ音楽ファイルを個別に伝送することが可能になる。
【0067】
以上、本発明の好適な実施形態を図示及び説明してきたが、本発明の技術的範囲は前述の実施形態に限定するものではなく、特許請求の範囲に基づいて定められ、特許請求の範囲において請求する本発明の要旨から外れることなく当該発明が属する技術分野において通常の知識を有する者であれば誰もが多様な変形実施が可能であることは勿論のことであり、該変更した技術は特許請求の範囲に記載された発明の技術的範囲に属するものである。
【図面の簡単な説明】
【0068】
【図1】従来のマルチメディア再生プログラムの実施形態を示す図である。
【図2】従来のマルチメディア再生プログラムの他の実施形態を示す図である。
【図3】本発明の好ましい実施形態に係る応用プログラムのブロック図である。
【図4】本発明の好ましい実施形態に係る応用プログラムの機能を説明するための図である。
【図5A】本発明に係る応用プログラムを利用した音楽ファイル再生方法を説明するための図である。
【図5B】本発明に係る応用プログラムを利用した音楽ファイル再生方法を説明するための図である。
【図5C】本発明に係る応用プログラムを利用した音楽ファイル再生方法を説明するための図である。
【図6A】本発明に係る応用プログラムを利用した音楽ファイル伝送方法を説明するための図である。
【図6B】本発明に係る応用プログラムを利用した音楽ファイル伝送方法を説明するための図である。
【符号の説明】
【0069】
100 応用プログラム
110 ユーザインタフェース部
120 再生部
130 伝送部
140 制御部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
音楽ファイルを再生するための応用プログラムが設けられたユーザ端末装置であって、
前記応用プログラムは、
前記音楽ファイルに対するリストを表示するユーザインタフェース部と、
前記リストでから選択された音楽ファイルを再生する再生部と、
前記リストから選択された音楽ファイルを所定の保存媒体に伝送する伝送部と、
前記ユーザインタフェース部を通じて再生要請信号が入力されれば、前記選択された音楽ファイルを前記再生部によって再生させると共に前記リストから前記再生される音楽ファイルの音楽情報下部に動作メニューを表示させ、伝送要請信号が入力されれば、前記選択された音楽ファイルを前記伝送部によって伝送させる制御部と、
を含むことを特徴とするユーザ端末装置。
【請求項2】
前記音楽情報は、曲名、歌手名、アルバム名、ジャンル、再生時間、及び好みを含むことを特徴とする請求項1に記載のユーザ端末装置。
【請求項3】
前記ユーザインタフェース部は、前記選択された音楽ファイルの音楽情報の表示されたラインを拡張して前記拡張領域に前記動作メニューを表示することを特徴とする請求項1に記載のユーザ端末装置。
【請求項4】
前記動作メニューは、巻き戻し、早送り、音量調節、詳細表示、及び歌詞表示の機能を選択することができるボタンを備えることを特徴とする請求項1に記載のユーザ端末装置。
【請求項5】
前記ユーザインタフェース部は、前記詳細表示及び歌詞表示の機能が選択されれば、前記音楽情報が表示されたラインを更に拡張して前記拡張領域に詳細情報及び歌詞情報を表示することを特徴とする請求項4に記載のユーザ端末装置。
【請求項6】
前記ユーザインタフェース部は、前記選択された音楽ファイルの音楽情報が表示されたラインに前記再生部の再生進行率をバー状で表示することを特徴とする請求項1に記載のユーザ端末装置。
【請求項7】
前記所定の保存媒体は、指定フォルダ、CD、及びMP3プレーヤーのいずれか1つであることを特徴とする請求項1に記載のユーザ端末装置。
【請求項8】
前記ユーザインタフェース部は、前記音楽ファイルの音楽情報の表示されたラインにカーソルが位置すれば、前記カーソルの位置した部分に前記伝送部によって前記音楽ファイルを伝送するための保存媒体選択メニューを表示することを特徴とする請求項1に記載のユーザ端末装置。
【請求項9】
前記制御部は、前記選択された音楽ファイルの再生が完了すれば、前記リストから前記再生された音楽ファイル次の音楽ファイルを再生するよう前記再生部を制御することを特徴とする請求項1に記載のユーザ端末装置。
【請求項10】
音楽ファイルに対するリストを表示するステップと、
ユーザから選択された音楽ファイルに対する再生要請信号が入力されれば、前記選択された音楽ファイルを再生させると共に前記リストから前記再生される音楽ファイルの音楽情報下部に動作メニューを表示し、伝送要請信号が入力されれば、前記選択された音楽ファイルを所定の保存媒体に伝送するステップと、
を含むことを特徴とする音楽ファイル管理方法。
【請求項11】
前記動作メニューを表示する場合に、前記選択された音楽ファイルの音楽情報が表示されたラインを拡張して前記拡張領域に前記動作メニューを表示することを特徴とする請求項10に記載の音楽ファイル管理方法。
【請求項12】
前記動作メニューは、巻き戻し、早送り、音量調節、詳細表示、及び歌詞表示の機能を選択することができるボタンを備えることを特徴とする請求項10に記載の音楽ファイル管理方法。
【請求項13】
前記ユーザによって前記詳細表示及び歌詞表示の機能が選択されれば、前記音楽情報が表示されたラインを更に拡張して前記拡張領域に詳細情報及び歌詞情報を表示することを特徴とする請求項12に記載の音楽ファイル管理方法。
【請求項14】
前記所定の保存媒体は、指定フォルダ、CD、及びMP3プレーヤーのいずれか1つであることを特徴とする請求項10に記載の音楽ファイル管理方法。
【請求項15】
前記選択された音楽ファイルの再生が完了した後、前記リストから前記再生された音楽ファイル次の音楽ファイルを再生するステップを更に含むことを特徴とする請求項10に記載の音楽ファイル管理方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5A】
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【図5B】
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【図5C】
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【図6A】
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【図6B】
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【公開番号】特開2007−183940(P2007−183940A)
【公開日】平成19年7月19日(2007.7.19)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−347673(P2006−347673)
【出願日】平成18年12月25日(2006.12.25)
【出願人】(390019839)三星電子株式会社 (8,520)
【氏名又は名称原語表記】Samsung Electronics Co.,Ltd.
【Fターム(参考)】