説明

ラベル発行装置

【課題】消費期限あるいは賞味期限の過誤登録を予防するラベル発行装置を提供する。
【解決手段】商品に貼付されるラベルを印字し発行するラベル発行装置において、液晶表示器8aに複数の日時を時間順に表示する複数日時表示手段と、複数の日時の中に商品の加工日時を表示する加工日時表示手段と、表示された複数の日時から一つの日時を選択する日時指定手段と、表示された加工日時と日時指定手段で選択された日時とに基づき、商品の消費期間あるいは賞味期間を算出する算出手段と、を備えることを特徴とするラベル発行装置を提供する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、商品に貼付されるラベルの印字や発行を行うラベル発行装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来のラベル発行装置では、商品の消費期限あるいは賞味期限をラベルに印字する場合、その商品データに消費日数または消費時間、あるいは賞味日数または賞味時間をキーボードから入力し登録させ、ラベル発行時に対象となる商品を呼び出し、ラベル発行する当日の日付時刻に登録した消費日数または賞味日数あるいは消費時間または賞味時間を加算し、消費期限の日時あるいは賞味期限の日時をラベルに印字していた(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
しかしながら、日々異なる種類の加工済み商品を盛り合わせて一つの商品とするオードブルなどは、商品名称は変わらないが中身がその都度変わるため、予め商品データ内に消費期限を設定していたとしても、盛り合わせ加工済み商品の中で最も消費期限の短い加工済み商品の消費期限に合わせて、消費期限の設定をし直さなければならなかった。その場合、オペレータは、その都度、対象となる商品データの消費日数あるいは消費時間の再設定を行った後にラベルの発行作業を行っていた。
【0004】
そのため、オペレータが誤って間違った日付時刻(例えば、消費期限切れの日付時刻)を設定してしまう確率が高まり、間違った日付時刻が印字されたラベルが貼付された商品が販売されてしまう危険性があった。実際に間違った日付時刻が印字されたラベルが発行されてしまうと、ラベル表示偽装の問題に発展しかねないという潜在的な問題点があった。ラベル表示偽装が発生してしまうと、顧客からの信用を失うのみならず、社会的(道義的)な責任問題へつながる危険性がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2003−341151号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
従来のラベル発行装置で、消費期間あるいは賞味期間を設定あるいは変更する時には、時間及び日数をテンキーで置数入力して設定を行っていた。そのため、設定あるいは変更の操作で入力ミスを起こしやすいという問題があった。
通常、加工済み商品の消費期限は、加工(製造)された日時にその商品を安全に食することが出来る期間(日数あるいは時間)を加算してラベル等へ印字するので、オペレータはその期間(日数あるいは時間)を設定画面から入力して、消費期間の登録を行う。このような状況下では、消費期間の設定が正しいかのチェックを人の判断に頼らざるを得ず、設定ミスが起こりやすいという問題があった。また、加工日時が当日でない場合は、すでに設定済みの加工日時に消費日数あるいは消費時間が加算されるため、加工日時を当日と思い込んだオペレータは消費期限を勘違いしてしまう可能性があり、オペレータの単純な勘違い等により入力ミス等を誘発させる原因となっていた。
【0007】
また、従来のラベル発行装置において、入力された消費期間あるいは賞味期間等は、期間のみが数字で表示されていたため、オペレータがその商品の消費期限または賞味期限を頭の中で計算をして、それらの設定が正しいか否かチェックするので、オペレータの入力ミスや勘違いにより誤ったラベルが発行されてしまうという問題があった。
【0008】
そこで本発明は、上記問題に鑑みてなされていたものであり、ラベル発行時に使用される日時の過誤登録を予防するラベル発行装置を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明は、上記の課題を解決するために、以下[1]−[5]の態様を提供するものである。
[1]商品に貼付されるラベルを印字し発行するラベル発行装置において、複数の日時を時間順に表示する複数日時表示手段と、前記複数の日時の中に前記商品の加工日時を表示する加工日時表示手段と、表示された前記複数の日時から一つの日時を選択する日時指定手段と、表示された前記加工日時と前記日時指定手段で選択された日時とに基づき、前記商品の消費期間あるいは賞味期間を前記商品に設定する設定手段と、を備えることを特徴とするラベル発行装置。
第1の発明によれば、表示されたカレンダーの一つの日時をタッチすることにより、加工日時とタッチした日時との間の期間を消費期間あるいは賞味期間として設定することができるので登録操作が容易であり、消費期間あるいは賞味期間を数値入力に比べると、単純な入力ミスを防ぐことができる。さらに、カレンダー等を用いることで、消費期間あるいは賞味期間を視覚的に把握できるので、オペレータの勘違い等による入力ミスを予防でき、消費期限あるいは賞味期限の過誤登録を予防するラベル発行装置を提供することができる。
【0010】
[2]前記商品の特売開始日時と特売終了日時とを記憶する記憶手段と、前記特売開始日時と前記特売終了日時とに基づき、前記商品の特売期間を算出する特売期間算出手段と、算出された前記特売期間、前記消費期間あるいは前記賞味期間とを前記複数の日時に期間として表示する期間表示手段と、を備えることを特徴とする上記[1]に記載のラベル発行装置。
第2の発明によれば、商品の特売開始日時と特売終了日時とを更に記憶し、商品の特売期間を消費期間あるいは賞味期間と重ねて同じカレンダー等に期間として表示するので、ラベル発行する商品の消費期限あるいは賞味期限が特売期間内であるか否かを容易に目視確認することができるので、入力ミスやラベル発行及び貼付等の作業タイミングのミスを発見し易くなる。
【0011】
[3]前記期間表示手段は、前記期間表示されるそれぞれの日時が重複した場合、重複を示す表示を行うことを特徴とする上記[2]に記載のラベル発行装置。
第3の発明によれば、設定された日時の開始される日時が重なる場合、重なっている日時であることを示す表示を行なうので、設定された開始日時、あるいは終了日時が正しい設定であるか否かを容易に目視判定することが出来る。
【0012】
[4]前記日時に対応する付加情報を記憶する付加情報記憶手段を備え、前記複数日時表示手段は、前記付加情報を表示することを特徴とする上記[1]から[3]のいずれかに記載のラベル発行装置。
第4の発明によれば、日時と対応する付加情報を記憶するので、カレンダーの表示時に記憶した日時のメモ情報を表示することができ、オペレータはメモ情報を確認することにより設定されている日時の詳細を知ることができるので、オペレータに対して注意喚起や作業指示などを行なう事が出来る。
【0013】
[5]任意の日時を記憶する任意日時記憶手段と、前記複数日時表示手段は、前記任意の日時を表示することを特徴とする上記[1]から[4]のいずれかに記載のラベル発行装置。
第5の発明によれば、ある商品の過去固定日時と未来固定日時とを設定することでカレンダーに表示された日時(例えば、特売終了日時)または期間(例えば、特売期間)を前記固定日時と合わせて目視確認することができ、気を付けなければならない商品特有の固定された加工日時(過去固定日時)や固定された賞味期限(未来固定日時)を表示させることができるので、オペレータのチェック漏れや作業ミスなどを防ぐことが出来る。
【発明の効果】
【0014】
以上説明したように、本発明によれば、ラベル発行時に使用される日時の過誤登録を予防することができる。
【図面の簡単な説明】
【0015】
【図1】本発明の一実施形態によるラベル発行装置の外観を示す斜視図である。
【図2】同ラベル発行装置の電気的構成を示すブロック図である。
【図3】RAM30のメモリマップを示す概念図である。
【図4】ラベルの印字例を示す図である。
【図5】カレンダー表示を行うモードとその対象を説明するための表である。
【図6】カレンダーを用いた商品の設定画面の例を示す図である。
【図7】カレンダー上で選択された加工日と賞味日が重なった時の設定画面の例を示す図である。
【図8】カレンダーを用いた商品の賞味期間の設定処理を説明するためのフローチャートである。
【図9】カレンダーを用いた商品の賞味期間の設定処理を説明するためのフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0016】
以下、本発明を実施するための形態について、図面を参照して詳細に説明する。図1は、本発明の一実施形態によるラベル発行装置の外観を示す斜視図であり、図2は同ラベル発行装置の電気的構成を示すブロック図である。これらの図において、本体1の内部には、図2に示す制御部が設けられており、この制御部には秤2が接続されている。また、本体1の前面には、第1ラベル印字機構部3a及び第2ラベル印字機構部3bが設けられるとともに、操作部4が設けられている。上記第1ラベル印字機構部3a及び第2ラベル印字機構部3bは、任意の文字、数字、及び画像をドット単位で印字する。
【0017】
これら第1ラベル印字機構部3a及び第2ラベル印字機構部3bにはそれぞれ異なるラベル用紙が装着され、第1ラベル印字機構部3a及び第2ラベル印字機構部3bの何れか一方を選択し、目的に合ったラベル用紙に印字ができるようになっている。例えば、第1ラベル印字機構部3aには通常の値付ラベルを装着して通常商品の値付ラベル(図4(b)参照)を印字し、第2ラベル印字機構部3bには、POP印字付きの値付ラベル(図4(a)参照)を装着して特売商品の値付ラベルを印字できるようになっている。
【0018】
上記操作部4には、テンキー5、品番キー6、操作・表示部8等が設けてある。上記品番キー6は、上記テンキー5とあわせて使用され、商品の品番入力時に使用される。上記操作・表示部4は、液晶表示器8a(図2参照)の上面にタッチパネル8b(図2参照)が積層された構造をしている。また、上記操作部4には、コネクタ9を介してイメージスキャナ10が接続されている。このイメージスキャナ10は図形を読み込み、これにより、読み込んだ図形をラベル用紙に印字することが可能となる。また、このイメージスキャナ10は、お客にアピールするためにラベル上に印字するイメージデータを読み込むためにも使用される。
【0019】
図2に示す装置各部を制御して処理を行うCPU(中央処理装置)20は、操作部4から入力された入力データ、イメージスキャナ20によって読み込まれたイメージデータ、及び秤2から入力された重量データ等の各種入力データを処理する入力処理、第1ラベル印字機構部3a,3bの印字動作を制御する印字処理、種々の情報を液晶表示器8aへ出力する表示処理、後述する各種ファイルの内容の設定を行う設定処理、及び印字データを作成する印字データ作成処理等を行う。また、CPU20は本体1の動作モードを、ラベルを印字して値付ラベルを発行する値付モード、後述する各種ファイルの設定を行う設定モード、ラベル発行結果の報告等を行うレポートモード、及び本体1のメンテナンスモード等に切り換える。
【0020】
上記秤2、第1ラベル印字機構部3a,第2ラベル印字機構部3b、イメージスキャナ10、液晶表示器8a、各種キー及びスイッチ8c、及びタッチパネル8bは、図2に示されるように、ロードセル制御部21、印字制御部22、スキャナ制御部23、表示制御部25、及び操作制御部24を介して、それぞれ、CPU20と接続されており、秤2に商品が載置された場合には、その商品の重量がロードセル制御部21を介して計量データとしてCPU20へ出力される。ROM(Read Only Memory)40には、上述したCPU20の処理制御用の各種プログラム、即ち、入力処理プログラム、印字処理プログラム、表示処理プログラム、設定処理プログラム及び印字データ作成処理プログラム等が格納されている。
【0021】
キャラクタジェネレータROM(以下、キャラジェネROMと称する)35には、数字、アルファベット、かな、漢字、カンマ及び記号等の各文字のフォントデータが複数種類記憶されている。このキャラジェネROM35は同一の文字、即ち、文字コードが同一であっても異なるフォントデータを複数備えている。各文字は、文字の種類及び文字の書体毎にフォントとして区分されており、各々のフォント対してはフォント番号が割り振られている。このキャラジェネROM35は同一の文字、即ち、文字コードが同一であっても異なるフォントデータを複数個備えている。各文字は、文字の種類及び文字の書体毎にフォントとして区分されており、各々のフォントに対してはフォント番号が割り振られている。このキャラジェネROM35はフォント番号が“20”未満の文字に対応している。CPU20は、カレンダー機能を備えた時計部37から現在の日付(年月日)及び時刻のデータを得ることができる。
【0022】
また、30はRAM(Random Access Memory)であり、図3に示されるように、CPU20が各種処理を行う際に使用されるフラグ、レジスタ等が設定されるワーキングエリア30a、フォントファイル30b、印字フォーマットファイル30c、特売ファイル30d、商品ファイル30eおよびカレンダーメモファイル30f等の記憶領域が設けられている。図3はRAM30のメモリマップを示す概念図である。RAM30に設けられた種々の記憶領域の内、上記印字フォーマットファイル30c、特売ファイル30d、商品ファイル30eおよびカレンダーメモファイル30fの記憶領域はバッテリバックアップが施されており、本体1の電源を落とした場合でも、それらのファイルの内容は失われないようになっている。
【0023】
次に、カレンダー表示を行うモードとその対象について説明する。図5は、カレンダー表示を行うモードとその対象を説明するための表40である。カレンダー表示を行うモード40aには、日付モード、設定モード、値付モードの3つのモードがある。それぞれのモードには、設定すべき設定対象40bがあり、個々の設定対象40bには、それぞれの設定項目40cがある。また、設定時には、液晶表示器8aに表示されるカレンダーの欄外上部で、液晶表示器8a上に、設定項目40cに即した項目40dが表示される。
【0024】
まず、日付モードは、装置の日付時刻を設定するモードで、オペレータが今日の日付時刻を目視確認し設定するものである。日付モードは、装置を立ち上げたときに、最初に表示される。
【0025】
次に、設定モードは、装置に商品データや予約データを入力するモードであり、オペレータは、メニュー画面から商品の登録か予約の設定かを選択して登録を行う。設定対象40bにある商品の登録とは、商品固有のデータ登録のことである。商品データの登録時には、オペレータは商品固有の過去固定日時(例えば、加工日時)、未来固定日時(例えば、賞味期限または消費期限)といった設定項目40cと対応する画面に表示された項目をタッチすると、CPU20は、液晶表示器8aの画面に月ごとのカレンダーを表示し、その日付欄(升目)にその日時の名称(例えば、加工日時)を表示させる。ここで、過去固定日時とは、例えば、樽を開けた日、またはある単位で物をまとめて製造した日など、決して変わることがない固定の日時である。同様に、未来固定日時とは、例えば、ある日時にまとめて製造した食品(例えば、塩辛)の賞味期限であり、これも決して変わることがない固定の日時である。通常は、当日食品を製造(加工)するので当日の日付時刻に消費期間や賞味期間を加算して、消費期限や賞味期限をラベルに印字するが、上記の例のように、ある日時にまとめて製造した食品(例えば、塩辛)を小分けしパックする度に、消費期限や賞味期限が変わってしまうと、正しい消費期限や賞味期限を印字できないという問題がある。そこで、固定の消費期限や固定の賞味期限をラベルに印字させるために、商品固有の過去固定日時、未来固定日時を設定することとする。最後に、設定モードにおける予約の設定とは、ラベル貼付作業期間、販売期間あるいは特売期間などのスケジュールの開始日時と終了日時を登録することである。
【0026】
次に、値付モードについて説明する。値付モードとは、ラベルを印字発行するモードであり、ラベル発行する対象商品の日時設定対象40bは、加工日時・賞味期間(または消費期間)の変更、過去固定日時・未来固定日時の変更を行うことができる。オペレータは、ラベル発行を行う値付画面に表示する日時変更の対象となる細目の項目をタッチすることにより、設定対象40dの変更画面に自由に遷移して、各日時を変更することができる。
【0027】
次に、設定モード及び値付モードにおいて、「加工日時」、「賞味期間」または「製造日時」等を入力する方法について説明する。例えば、賞味期間を入力する場合、オペレータが、液晶表示器8aに商品の各細目のうち変更対象である賞味期限の項目がタッチされるとカレンダーを表示させ、表示されたカレンダーの日付の欄をタッチすることによって、CPU20は、液晶表示器8aの画面をカレンダー表示画面から日時設定の変更画面に遷移させる。オペレータは、液晶表示器8aに表示された加工日時とタッチされた日時とから算出された賞味期間を再度カレンダーの日付欄をタッチすることにより変更入力することができる。CPU20は、前記タッチあるいは入力された日時を一時的にRAM30に保存し、液晶表示器8aの画面を日時設定の変更画面からカレンダー表示画面に戻す。CPU20は、新たに設定された賞味期限に該当するカレンダーの日付欄に「賞味期限」と表示させる。CPU20は、設定あるいは変更された賞味期間を、RAM30中に存在するその商品を記憶する商品ファイルの商品データへ記憶する。
【0028】
ここで、加工した日時または製造日時を当日の日付時刻より後(未来)の日付時刻で設定することは、食品偽装表示に該当するので、禁止することとする。また、賞味期限または消費期限は、設定時より将来の日時を指定するものであるから、賞味期限または消費期限は、当日の日付時刻より後(未来)の日付時刻を設定することとする。また、上記と同様に、過去固定日時または未来固定日時の変更を行うことができる。CPU20は、設定あるいは変更された過去固定日時または未来固定日時を、RAM30中に存在するその商品を記憶する商品ファイルの商品データへ記憶する。
【0029】
次に、カレンダー表示の切り替え方法について説明する。カレンダー表示には、月表示と週表示の2つがあり、オペレータは月表示と週表示を切り替えることができる。具体的には、図面は省略するが、カレンダー画面表示時に、CPU20は、図6または図7のカレンダー欄外上部で、液晶表示器8a上に「月表示/週表示」切替ボタンを表示させる。カレンダーが週表示の場合には、CPU20は「月表示/週表示」切替ボタンを「週表示」と表示させる。オペレータが、「週表示」ボタンをタッチすると、CPU20は、カレンダー表示を月表示に切り替え、「月表示/週表示」切替ボタンの表示が切り替わった後のカレンダーの表示形式を「月表示」に変更する。一方、カレンダーが月表示の場合に、オペレータが「月表示」と表示されている「月表示/週表示」切替ボタンをタッチすると、CPU20は、カレンダー表示を週表示に切り替え、「月表示/週表示」切替ボタンの表示が切り替わった後のカレンダーの表示形式を「週表示」に変更する。ここで、デフォルトでは、カレンダー表示形式は月表示であり、現在の月のカレンダーを表示し、週表示に切り替わった時には、現在の週のカレンダーを表示することとする。
【0030】
次に、現在の日付を包含する月または週のカレンダーに切り替える方法について説明する。図面は省略するが、カレンダー画面表示時に、CPU20は、図6または図7のカレンダーの欄外上部で、液晶表示器8a上に表示された「今日」という操作ボタンを表示させる。オペレータが「今日」ボタンをタッチすると、CPU20は、今日の日付の月、または週のカレンダーを表示させる。
【0031】
次に、カレンダーの年月を移動する方法について説明する。オペレータがカレンダーの年月を変更する場合、図5において「年月」ボタン50a(この例では、「2009年4月」と表示されている)をタッチすると、CPU20は「年月」ボタン50aの「年月」という表示上に下線のカーソルを表示し、テンキー入力を受け付ける状態に変更させる。次にオペレータがテンキー5で年月を入力し、入力を確定するために、その「年月」ボタン50aをタッチすると、CPU20は、その変更された年月のカレンダーを表示させる。
【0032】
また、カレンダーが月表示の場合、CPU20は、図6のカレンダー50において「前月」50bおよび「次月」50cへ切り替えるための切り替えボタンを表示する。オペレータが、「前月」ボタンをタッチすると、CPU20は前月のカレンダーを表示し、「次月」ボタンをタッチすると、CPU20は次月のカレンダーを表示する。また、オペレータが「月表示」と表示された「月表示/週表示」切替ボタンをタッチすると、CPU20はカレンダーを週表示に切り替え、図6のカレンダー50の「前月」50bの表示を「前週」に変更し、「次月」50cの表示を「次週」に変更して、液晶表示器8a上に表示する。オペレータが、「前週」ボタンをタッチすると、CPU20は前週のカレンダーを表示し、「次週」ボタンをタッチすると、CPU20は次週のカレンダーを表示する。
【0033】
なお、指定した月数または週数分のカレンダーを遷移させることもできる。具体的には、オペレータがテンキー5を用いて置数入力して「前月」または「次月」のボタンをタッチすると、CPU20は、置数入力した月数分、カレンダーを遷移させる。例えば、オペレータがテンキー5を用いて2と打った後に「前月」のボタンをタッチすると、CPU20は、2ヶ月前のカレンダーを液晶表示器8aに表示させる。同様にして、カレンダーが週表示の時には、オペレータがテンキー5を用いて置数入力した後に「前週」または「次週」のボタンをタッチすると、CPU20は、それぞれ置数入力した週数分、カレンダーを遷移させる。このように、カレンダーが月表示時には、テンキー5で置数した月数分、週表示には置数した週数分、カレンダーの表示を移動させることができる。
【0034】
次に、カレンダーの週表示の起点を変更する方法について説明する。ラベル発行装置1には、カレンダーでの週表示の起点を日曜日、月曜日のいずれかに設定するセットアップモードがある。セットアップモード画面において、CPU20は液晶表示器8aに「週表示起点」切り替えボタンを表示する。オペレータが、カレンダー表示の最初の曜日として「日曜日」のボタンをタッチすると、CPU20は週表示又は月表示の曜日起点を日曜日とすることをRAM30に保存し、オペレータが、「月曜日」のボタンをタッチすると、CPU20は週表示又は月表示の曜日起点を月曜日とすることをRAM30に保存する。ここで、デフォルトでは、月曜日を起点とすることとする。
【0035】
次に、カレンダー表示画面の終了方法について説明する。図面は省略するが、カレンダー画面表示時に、CPU20は、図6または図7のカレンダー欄外上部で、液晶表示器8a上に「設定なし」および「中止」ボタンを表示させる。また、図6に示すように、カレンダー内の右上に「終了」ボタン59を表示させる。オペレータが「設定なし」ボタンをタッチすると、CPU20は現在変更しようとしている日付の設定を無効にして、カレンダー画面を終了する。また、オペレータが、「中止」ボタンをタッチすると、CPU20はその日付の設定の変更をせずに、カレンダー画面を設定前の状態に戻す。最後に、オペレータが、「終了」ボタンをタッチすると、CPU20はカレンダー画面の設定をRAM30に保存してカレンダー表示画面を終了する。カレンダー画面が終了すると、各モードの設定画面へ戻る。
【0036】
次に、設定モードの予約設定の細目である特売期間の設定方法について説明する。オペレータが、特売期間を設定するために、特売開始日2009年4月16日(月)の日付の欄をタッチすると、CPU20は、液晶表示器8aの画面をカレンダー表示から日時設定画面に変更させる。次に、オペレータは、画面に表示された期間の選択で「特売期間」を選択し、テンキー5で特売開始日時を入力するかもしくはタッチパネル8bの+または−のアイコンをタッチして特売開始日時を入力し、さらに上記と同じ方法で、特売終了日時を入力する。また、その特売期間のメモ情報である「生鮮食品の最終品出し5時」をタッチパネル8bで入力する。CPU20は、それらの日時とメモ情報を一時的にRAM30に保存し、液晶表示器8aの画面をカレンダー表示に戻し、図6に示すように入力した特売開始日に相当するカレンダーの日付欄に「特売期間」56を表示させ、その隣に、メモ情報57「生鮮食品の最終品出し5時」を表示させる。なお、メモ情報は、メモ情報に設定された日時と当日(現在日時)とが重複した時に表示することとする。また、当日(現在日時)が設定期間内である時に、メモ情報を表示するようにしても良い。これによって、ラベル発行とその貼付は10時前までに終了していなければならないことをオペレータは知ることができる。また、CPU20は、特売期間に相当するカレンダーの日付欄に網掛けをかける。これによって、値札貼付時に、オペレータは特売期間を商品の賞味期間と区別して認識できる。
【0037】
次に、設定モード及び値付モードで入力した情報を保存する方法について説明する。CPU20は、新たに日時が入力されるか、もしくは設定された日時が変更されると、カレンダー欄外下部で液晶表示器8a上に、「設定」ボタンを表示させる。この「設定」ボタンの表示または非表示により、設定されている情報に変更が有ったか否かを容易に目視判断することができる。オペレータがその「設定」ボタンをタッチすると、CPU20は、入力または変更した情報をRAM30に保存する。また、入力した内容を保存して終了する場合、オペレータが図6の「終了」ボタン59をタッチすると、CPU20は、入力した情報をRAM30に保存して、カレンダー画面を終了する。
【0038】
次に、商品のラベルを発行する値付モードにおける具体的な処理について説明する。まず、ラベル発行を行う値付モードにおける商品の加工日時と賞味期限の設定方法について説明する。加工日時の設定モードは3つのモードがあり、1つはその都度、加工日時を設定するモードであり、オペレータは以下のようにして加工日時を設定する。ラベル発行を行う値付け画面に表示された加工日をタッチすると、CPU20は、設定モードで予め設定された設定情報(例えば、特売期間)をRAM30から読み込み、液晶表示器8aに一月分のカレンダー50を表示させ、現在のカレンダーの日付の欄に、現在の日付を示す星印58を表示させる。オペレータは、その商品の加工日時を入力するために、加工日時(例えば、2009年4月15日(水))の日付の欄をタッチすると、CPU20は、液晶表示器8aの画面をカレンダー表示から日時設定画面に変更する。次に、オペレータにより更に細かく時間を設定する場合は、テンキー5で何時何分といった加工時間(例えば、10:00)を入力するかもしくはタッチパネルをタッチして加工時間を入力すると、CPU20は、そのタッチされた日付と入力された加工時間とに基づく加工日時を一時的にRAM30に保存し、液晶表示器8aの画面をカレンダー表示に戻し、図6に示すように入力した加工日時に相当するカレンダーの日付欄に「加工日」54を表示させる。
【0039】
前記以外のモードとして、ラベル発行する当日を加工日時とするモードがあり、その場合現在日時が自動的に加工日時に設定される。もう1つのモードは過去固定日時を加工日時とする場合であり、この場合も予め設定されている過去固定日時が自動的に加工日時として設定される。
次に、同様にして、オペレータは値付モードにおいて、商品設定の細目である賞味期限をタッチすると、CPU20はカレンダーを表示させる。オペレータが賞味期限に相当するカレンダーの日付の欄をタッチすると、CPU20は、液晶表示器8aの画面をカレンダー表示から日時設定画面に変更する。次に、オペレータにより更に細かく時間を設定する場合は、テンキー5で何時何分といった賞味時間(例えば、22:00)を入力するかもしくはタッチパネル8bをタッチして何時何分といった賞味時間を入力すると、CPU20は、そのタッチされた日付と入力された賞味時間に基づく賞味期間を一時的にRAM30に保存し、液晶表示器8aの画面をカレンダー表示に戻す。CPU20は、図6に示すように入力した賞味期限に相当するカレンダーの日付の欄に「賞味期限」55を表示させ、加工日から賞味日までの日付の欄の表示色を変更させ、賞味期間の日数を計算し、賞味日数表示欄52に表示させる。賞味期限が未来固定日時の設定である場合には、自動的に予め設定されている未来固定日時が賞味期限として設定される。なお、消費期限に関しても、賞味期限と同様の操作及び手順で設定されることとする。CPU20は、設定または変更された賞味期間または消費期間を、RAM30中に存在するその商品が記憶されている商品ファイルの商品データに記憶する。
【0040】
以上により、オペレータは、特売開始日と特売終了日が加工日と賞味日の間に表示されていることを確認でき、これによって、設定された加工日や賞味日が特売期間内に設定されているか否かを容易に目視確認することができるので、ラベル発行及び貼付作業のタイミングミスを発見し易くなる。さらに、オペレータはこのメモ情報57bを確認することにより設定されている日時の詳細を知ることができるので、オペレータに対して注意喚起や作業指示などを行なう事が出来る。
【0041】
次に、加工日と賞味日が重なった時の処理について説明する。図7に液晶表示器8a上で選択された加工日と賞味日が重なった時の入力画面の例を示す。同図において、CPU20は、設定情報をRAM30から読み出し、液晶表示器8aに一月分のカレンダー60を表示し、現在の日付を示す星印64b、未来の特売期間65aおよびそのメモ情報「生鮮食品は10時品出し」65bを表示させる。
【0042】
オペレータが、値付モードにおいて、図示されていないラベル発行を行う値付け画面の加工日時の項目をタッチすると、CPU20はカレンダーを液晶表示器8aに表示させ、予め設定されている加工日時に相当するカレンダーの日付の欄に「加工日」64を表示させる。ここで、星印は、加工日時が変更できないことを示している。次に、オペレータは、上記に示した方法で賞味期間を入力する。その際、加工日時と賞味期限の日付時刻が同一の場合、CPU20は、日付の欄64aの表示色を変更し、案内表示63に入力の訂正を促すメッセージ(例えば「時刻が重なっています。訂正してください。」)を表示させる。これによって、オペレータに賞味期間の入力が間違っていることを喚起することができる。また、その後の処理において、オペレータが正しい賞味期間を再度入力し、CPU20が賞味日数62を計算することで、正しい賞味期限を設定することができる。
【0043】
次に、ラベル発行を行う値付モードにおいて、カレンダーを用いた商品の賞味期間と特売期間の設定処理について、図8および図9のフローチャートを参照して説明する。まず、図示されていないラベル発行を行う値付け画面で、商品の呼び出しを行う。オペレータは商品番号をテンキーで入力し、CPU20は入力された商品番号をRAM30に記憶する(ステップS701)。次に、CPU20は設定されている商品データとある特定の日時および期間、その日時および期間に付加されている情報を呼び出す(ステップS702)。値付け画面に、前記商品の各細目が項目名と伴に画面表示される。オペレータにより、図示されていないラベル発行を行う値付け画面に表示されている商品の各細目の日時設定を行う項目がタッチされると、CPU20は、液晶表示器8aに当月のカレンダー50を表示すると供に、「特売期間」56とその付加情報57である「生鮮食品の最終品出し5時」をカレンダー上に表示させる。また、呼び出された商品データに予め賞味期間または消費期間が設定されている場合には、CPU20は、前記カレンダーへ表示を行う。
【0044】
加工日時を設定する場合、3つのモードがあり、その都度手動で設定する場合は、オペレータが、ラベル発行を行う値付け画面に表示されている加工日の項目をタッチすると、CPU20は、カレンダーを液晶表示器8aに表示するので、オペレータが当該カレンダーの該当する日付の欄をタッチして、加工日時を入力する(ステップS703)。入力された加工日時に基づいて、CPU20は、加工日時が当日の日時よりも後(未来)の場合(ステップS704 YES)、エラーメッセージを案内表示欄53に表示させ(ステップS705)、オペレータは、加工日時を再入力する(ステップS703)。次に、加工日時が当日の日時よりも前(過去)の場合(ステップS704 NO)、入力された情報を基に、CPU20は加工日時をRAM30に記憶し、カレンダーの日付欄に「加工日」54を表示させる。なお、自動で当日の日時を加工日時とする場合は、自動で現在日時が加工日時として設定される。また、加工日時の設定が過去固定日時である場合は、エラーメッセージを表示することなく、過去固定日時が加工日時として自動設定される。
【0045】
次に、オペレータは、ラベル発行を行う値付け画面の賞味期限の項目をタッチし、賞味期間を入力する(ステップS706)。表示されたカレンダーの該当する日付をタッチすることにより、タッチされた日付(日時)を賞味期限(賞味期限の日時)とし、賞味期間を算出する。賞味期限を設定し賞味期間を算出したCPU20は、設定した賞味期限が当日の日時より前(過去)の場合(ステップS707 YES)、エラーメッセージを案内表示欄53に表示させ(ステップS708)、オペレータが、賞味期間を再入力することになる(ステップS706)。また、賞味期限を未来固定日時とする設定の場合には、未来固定日時が自動的に賞味期限として設定される。
【0046】
次に、賞味期限が設定当日の日時より後(未来)の場合において(ステップS707 NO)、CPU20は、加工日時と賞味期限を比較する。加工日時と賞味期限の時刻まで同一ならば(ステップS709 YES)、賞味期間の入力に間違いがあるので、CPU20は、加工日時と賞味期限とが重なった日付に対応するカレンダーの日付欄の色をエラーであることを示す色に変え、賞味期間の入力の訂正を促すメッセージ(例えば、「時刻が重なっています。訂正してください。」)を案内表示欄53に表示させる(ステップS711)。加工日時と賞味期限が時刻まで同一でないならば(ステップS709 NO)、CPU20はカレンダーの日付欄に「賞味期限」55と表示させ、加工日時から賞味期限までのカレンダーの日付欄の色を正しく設定されたことを示す色に変更する(ステップS713)。また、CPU20は、賞味期限から加工日時を差分することによって、賞味日数(賞味期間)を計算し(ステップS715)、その賞味日数(賞味期間)をRAM30に記憶し、賞味日数(賞味期間)からを表示欄52に表示する(ステップS717)。前記賞味期間の設定が完了すると、図示はしていないが、CPU20は印字制御部22に制御信号を出力し、印字制御部22は第1ラベル印字機構部3aまたは第2ラベル印字機構部3bを制御して、前記設定された賞味期限をラベルに印字しラベルを発行する。
【0047】
次に、オペレータは、特売日時を設定する項目をタッチして、特売期間をカレンダー表示から設定する。まず、オペレータは商品の特売開始日をカレンダーの日付をタッチして入力し、CPU20は特売開始日をRAM30に記憶する(ステップS719)。次に、オペレータは、商品の特売終了日時をカレンダーの日付をタッチして入力する(ステップS721)。
【0048】
ステップS709と同様に、特売開始日時と特売終了日時が同一ならば(ステップS723 YES)、CPU20は、特売開始日時と特売終了日時とが重なった日付に対応するカレンダーの日付欄の色をエラーであることを示す色に変え、案内表示欄53に訂正を促すメッセージ(例えば、「時刻が重なっています。訂正してください。」)を表示させる(ステップS725)。それに従って、オペレータは特売終了日時を再入力する(ステップS721)。特売開始日時と特売終了日時が同一でないならば(ステップS723 NO)、CPU20は特売期間に対応するカレンダーの日付欄に網掛け(例えば、斜線)を掛け、特売開始日時と特売終了日時をRAM30に記憶する。
【0049】
なお、賞味期間と特売期間の一部期間または全期間が重なる時には、特売期間を賞味期間と区別して表示させるために、特売期間に対応するカレンダーの日付欄の色を賞味期間に対応するカレンダーの日付欄の色とは別の色に変更したり、特売期間に対応するカレンダーの日付欄の模様を変更したりしてもよい。また、色別でそれぞれの期間を区別して表示させる場合、2つの色が重なった場合には、日付が重なる欄を2つの色の中間色で表示させるようにしてもよい。これらの方法により、オペレータは特売期間を賞味期間と区別して認識することができる。
【0050】
以上のように、賞味期間と特売期間が重なった場合には、その日に対応するカレンダーの日付欄の表示色が変更されたり、網掛けなどの模様が付加されたりするので、オペレータは間違った入力を視覚的に認識でき、オペレータの入力ミスや作業タイミングのミスを防ぐことができる。また特売期間のカレンダーの表示欄を変更することにより、特売期間の起点日時である特売開始日時を目視把握することが容易になる。
【0051】
次に、オペレータはタッチパネル8b上で、タッチパネルを用いてメモ情報を入力する。CPU20は入力された情報をRAM30に記憶し、作業確認などでカレンダーを表示した時に、その日付の欄にメモ情報を表示させる(ステップS729)。図6の例を挙げて説明すると、今日が4月21日であり作業確認のためカレンダーを表示させると、CPU20は特売期間56の隣に、メモ情報57「生鮮食品の最終品出し5時」を表示させる。これにより、オペレータは販売終了日である本日(4月21日)のラベル発行とその貼付とを5時までに作業終了しなければならないことが分かる。以上のように、カレンダーに設定された日付にメモ情報を表示させることによって、オペレータは設定されている日時の詳細を知ることができるので、オペレータに対して注意喚起や作業指示などを行なう事が出来る。
【0052】
最後に、訂正がある場合には(ステップS731 NO)、オペレーターは上記操作と同様の操作をして、訂正をする(ステップS733)。訂正が無い場合は、「これでよろしければ、終了をタッチしてください」という案内表示53に従って、オペレータは終了ボタン59をタッチすると、CPU20はそれまでに変更した情報をRAM30に保存し(ステップS731 YES)、カレンダー画面を終了する。
【0053】
以上により、タッチパネル上に表示されたカレンダーを用いて、消費期限または賞味期限に対応するカレンダー上の日付をタッチして、消費期間または賞味期間を登録する処理を行うことで、オペレータの勘違い等による入力ミスや作業タイミングのミスを予防することができる。また、数値入力に比べると、単純な入力ミスを少なくすることができる。
【0054】
以上、本発明の実施形態について図面を参照して詳述したが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計等も含まれる。
【符号の説明】
【0055】
8 操作・表示部(画面表示器および入力手段)
8a 液晶表示器
8b タッチパネル
8c キーおよびスイッチ
20 CPU(中央演算装置)
30 RAM
50 カレンダーを用いた日付入力画面
60 加工日と賞味日が重なった時の入力画面

【特許請求の範囲】
【請求項1】
商品に貼付されるラベルを印字し発行するラベル発行装置において、
複数の日時を時間順に表示する複数日時表示手段と、
前記複数の日時の中に前記商品の加工日時を表示する加工日時表示手段と、
表示された前記複数の日時から一つの日時を選択する日時指定手段と、
表示された前記加工日時と前記日時指定手段で選択された日時とに基づき、前記商品の消費期間あるいは賞味期間を前記商品に設定する設定手段と、
を備えることを特徴とするラベル発行装置。
【請求項2】
前記商品の特売開始日時と特売終了日時とを記憶する記憶手段と、
前記特売開始日時と前記特売終了日時とに基づき、前記商品の特売期間を算出する特売期間算出手段と、
算出された前記特売期間、前記消費期間あるいは前記賞味期間とを前記複数の日時に期間として表示する期間表示手段と、
を備えることを特徴とする請求項1に記載のラベル発行装置。
【請求項3】
前記期間表示手段は、前記期間表示されるそれぞれの日時が重複した場合、重複を示す表示を行う重複表示手段を更に備えたことを特徴とする請求項2に記載のラベル発行装置。
【請求項4】
前記日時に対応する付加情報を記憶する付加情報記憶手段を備え、前記複数日時表示手段は、前記付加情報を表示することを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載のラベル発行装置。
【請求項5】
任意の日時を記憶する任意日時記憶手段と、
前記複数日時表示手段は、前記任意の日時を表示することを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載のラベル発行装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【公開番号】特開2011−110909(P2011−110909A)
【公開日】平成23年6月9日(2011.6.9)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−271805(P2009−271805)
【出願日】平成21年11月30日(2009.11.30)
【出願人】(000145068)株式会社寺岡精工 (317)
【Fターム(参考)】