説明

ラマン分光装置

【課題】様々な条件においてラマン分光をその場観察で行い、物質の構造等の情報を得られるようにする。
【解決手段】ラマン分光装置の試料チャンバー12は、チャンバー本体41内に試料SL1を収容する試料ホルダー52が配置されており、裏面側から発熱体51で試料SL1を加熱する構成を有する。さらに、試料SL1を囲むように複数の反射板61A〜61Eが配置されており、各反射板61A〜61Eの観察窓42側には、孔65A〜65Eが1つずつ形成されている。これら孔65A〜65Eと観察窓42を通して試料SL1の観察や、励起光の照射を行い、ラマン分光を実施する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、高温での紫外ラマン分光によるその場観察を行うための装置に関する。
【背景技術】
【0002】
ラマン分光分析装置は、レーザ光を試料に照射したときの散乱光を分光し、試料の成分や結晶状態を調べるために用いられる。ここで、従来のラマン分光分析装置には、例えば、試料表面の酸化皮膜の形成過程など、試料を加熱したときの表面の経時変化をその場分析できるようにしたものがある。この種のラマン分光分析装置では、酸化性ガスを導入可能な試料室に、赤外線電球を用いた赤外線式加熱炉を設け、試料を裏面から加熱しながら分光分析を行っている。この際、赤外線式加熱炉を覆う遮光板を試料の外縁に接触させ、赤外線式加熱炉からの漏洩光が分光器に入射しないようにしている。遮光板を試料に直に接触させると、試料から遮光板への熱伝導によって試料の昇温速度や最高到達温度が低下するので、遮光板と試料との接触部分に断熱繊維からなる断熱材を介在させていた(例えば、特許文献1参照)。
【特許文献1】特開平10―227741号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
しかしながら、試料に断熱材を介して遮光板を当接させる構成では、試料の状態(固体、液体)を問わずにその場分析をすることができなかった。また、試料から遮光板に逃げる熱がゼロにはならないので、例えば1200℃を越えるような超高温での測定はできなかった。さらに、試料の周辺の雰囲気を高真空にしたり、不活性ガスにしたりすることができなかった。
この発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、様々な条件においてラマン分光をその場観察で行い、物質の構造等の情報を得られるようにすることを主な目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0004】
上記の課題を解決する本発明の請求項1に係る発明は、試料を観察可能な落射光学系を有する光学顕微鏡と、前記光学顕微鏡を通して試料に紫外光を照射可能な励起光源と、紫外光の照射によって試料から放射されるラマン光を前記光学顕微鏡を通して取り込む分光器と、前記試料を収容する試料チャンバーと、を有し、前記試料チャンバーは、光を入射可能な観察窓と、試料を保持するホルダーと、試料を加熱するヒーターと、試料を囲むように間隔を有して配置された複数の放射板とが設けられ、前記放射板には前記観察窓を通過する光を試料に入射させる孔が形成されていることを特徴とするラマン分光装置とした。
【0005】
請求項2に係る発明は、請求項1に記載のラマン分光装置において、前記試料チャンバー内を真空引きする真空ポンプと、前記試料チャンバー内に気体を供給可能な気体源とを有することを特徴とする。
【0006】
請求項3に係る発明は、請求項1又は請求項2に記載のラマン分光装置において、最も試料に近い前記孔の開口面積が他の前記孔の開口面積より小さいことを特徴とする。
【0007】
請求項4に係る発明は、請求項3に記載のラマン分光装置において、前記孔の開口面積は、前記試料ホルダーから前記観察窓に向う方向に順番に大きくなっていることを特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、試料を囲む複数の放射板によって試料が速やかに、かつ高い温度まで加熱されるので、高温領域におけるラマン分光が可能になる。励起光に紫外光を用いるので、試料を高温に加熱したときでも放射光とラマン散乱光との分離が可能になる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0009】
発明を実施するための最良の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
図1に本実施の形態に係るUVラマン分光その場観察装置(以下、ラマン分光装置という)の概略構成を示す。ラマン分光装置1は、光学顕微鏡2にラマン光学系システム3を介して励起光源4と、分光器5とが接続され、制御装置6で制御される構成になっている。
【0010】
光学顕微鏡2は、直交する3方向に移動可能なXYZステージ11を有し、XYZステージ11上に、サンプルセルを収容した試料チャンバー12が載置されている。さらに、試料チャンバー12の上方には、落射光学系13が配置されている。落射光学系13は、試料チャンバー12側から、鉛直上向きに順番に対物レンズ14と、第1のハーフミラー15と、第2のハーフミラー16とが配置されている。対物レンズ14は、倍率の異なる複数の対物レンズをリボルバーで切り替え可能に配置させても良い。第1のハーフミラー15で折り返した光路上には、照明用の光源17、例えばハロゲンランプが配置されている。第2のハーフミラー16で折り返した光路上には撮像手段である電荷結合素子18が配置されている。なお、光学顕微鏡2の光学系の構成は、落射光学系13に限定されない。また、ハーフミラー15,16は、対物レンズ14を通過する光の光路上に配置されていれば良く、鉛直上方向に配列しなくても良い。
【0011】
励起光源4は、励起光として紫外(UV)光を照射可能なレーザが用いられており、光ファイババンドル21でラマン光学系システム3にレーザ光を導入可能に接続されている。ラマン光学系システム3は、励起光源4から入射される励起光の光路上に励起レーザ用シャッター22と、試料に照射する光のみを透過させるバンドパスフィルタ23と、折り返しミラー24とが配置されている。折り返しミラー24で折り返した励起光の光路上には、ビームスプリッタ25が配置されている。ビームスプリッタ25は、励起光を光学顕微鏡2の光軸に折り返すような位置及び角度に配置されている。
【0012】
また、ビームスプリッタ25から上方に延びる光路上には、ビームスプリッタ25側から順番に、励起光をカットするノッチフィルタ26と、ラマン散乱光用シャッター27とが配置されている。さらに、光路上には光ファイババンドル28が設置されており、光ファイババンドル28を通して試料からの光を分光器5に導くように構成されている。分光器5には冷却電荷結合素子検出器29が接続されており、分光器5で分光した光の強度に応じた電気信号を出力できる。なお、光ファイババンドル21,28を用いずに、ミラーで光を引き回しても良い。
【0013】
制御装置6は、コンピュータに所定のプログラムを実行させることでラマン分光装置1の制御を行うように構成されている。より具体的には、冷却電荷結合素子検出器29からの信号が入力されるラマンスペクトル取得部31と、各シャッターに接続されるシャッター制御部32と、電荷結合素子18からの信号が入力される試料画像取得部33と、光学顕微鏡2の対物レンズ14の切り替え等を行う顕微鏡制御部34と、試料チャンバー12の温度を制御する温度制御部35と、試料チャンバー12内の雰囲気や圧力を調整する雰囲気制御部36と、XYZステージを制御するステージ制御部37と、に機能分割できる。
【0014】
ここで、試料チャンバー12の構成について図2を参照して詳細に説明する。
試料チャンバー12は、中空のチャンバー本体41を有し、チャンバー本体41の上部に照明光、励起光及びラマン光に対して透明な観察窓42が取り付けられている。さらに、チャンバー本体41の壁部には、冷却水を流すための流路43が複数形成されている。
また、試料チャンバー12には、真空ポンプ44と気体源45とが接続されており、試料チャンバー12内の真空引きや、雰囲気ガスの変更が可能になっている。試料チャンバー12内の圧力は図示を省略する圧力センサでモニタされており、雰囲気制御部36が真空ポンプ44と気体源45を駆動させて、真空引きや、ガスの置換を行う。
【0015】
チャンバー本体41内には、発熱体51が設けられている。発熱体51の上方には、試料ホルダー52が所定の距離をおいて配置されている。また、発熱体51の裏面には、熱電対等の温度センサ53が取り付けられている。発熱体51は、発熱体コントローラ54に電気的に接続されている。温度センサ53の出力は、温度計測部55に接続されている。発熱体コントローラ54及び温度計測部55は、温度制御部35に接続されている。また、試料ホルダー52は、中央に凹部52Aに試料を収容可能であり、外縁部分がホルダー受け54に支持されている。
【0016】
さらに、試料ホルダー52を囲むように複数の反射板61A,61B,61C,61D,61Eが配置されている。反射板61Aは、試料ホルダー52に近接して配置された最内層であり、下側がエンド部62で閉じられ、上側がエンド部63で閉じられた円筒形を有する。内側から2番目、3番目、4番目の反射板61B,61C,61Dも同様の形状を有している。これら4つの反射板61A〜61Dにホルダー受け54が支持されている。さらに、下部のエンド部を貫通して発熱体51が引き込まれている。そして、5番目、即ち最も外側の反射板61Eは、観察窓42側、つまり上側のみにエンド部が設けられたカップ形になっている。各反射板61A〜61Eは、間隔をおいて配置されている。
【0017】
さらに、各反射板61A〜61Eの観察窓42側のエンド部には孔65A,65B,65C,65D,65Eが1つずつ形成されている。各孔65A〜65Eは、観察窓42の中心を通る直線m1上に配置されており、最内層の反射板61Aのエンド部63に形成された孔65Aが最も開口面積が小さく、試料ホルダー52の凹部52Aの外径以下である。そして、最外層の反射板61Eの孔65Eが最も開口面積が大きい。中間の3つの孔65B〜65Dは、内側から観察窓42に向って順番に開口面積が大きくなる。これら孔65A〜65Eの存在によって、観察窓42を介して試料を観察したり、光を照射又は放射させたりすることが可能になる。なお、反射板61A〜61Eは、2枚以上重ねてあれば良く、図2に示すような5層に限定されない。
【0018】
次に、ラマン分光装置1を用いたその場測定について説明する。
まず、チャンバー本体41に流路43を通して冷却水を流し、チャンバー本体41の外壁の温度を室温程度に保つ。試料ホルダー52の凹部52Aに試料SL1を入れ、試料チャンバー12内のホルダー受け54にセットする。この後、試料チャンバー12をXYZステージ11上の所定位置に載置する。制御装置6のステージ制御部37の指令により光学顕微鏡2の観察領域(光軸上)に試料チャンバー12の観察窓42の中心線m1を自動で移動させる。なお、手動で試料チャンバー12を観察領域に移動させても良い。必要に応じて真空ポンプ44を駆動させて試料チャンバー12内の圧力を調整する。また、気体源45を用いて、酸素雰囲気や水素雰囲気、不活性ガス雰囲気などの熱処理を行う雰囲気を調整する。
【0019】
照明用の光源17を点灯させると、第1のハーフミラー15で折り返された照明光が対物レンズ14及び観察窓42を通って試料SL1に照射される。XYZステージ11を駆動させて試料SL1と対物レンズ14の距離を調整する。これによって、対物レンズ14で拡大された試料SL1の像が電荷結合素子18で撮像される。そして、電荷結合素子18から出力される信号に基づいて試料画像取得部33が試料SL1の顕微鏡画像を作成し、図示を省略するモニタに出力させる。
【0020】
ラマン分光による測定を開始するときは、照明用の光源17の図示を省略するシャッターを閉じる。また、制御装置6のシャッター制御部32でシャッター22,27を開かせる。次に、励起光源4から光ファイババンドル21を通じてラマン光学系システム3にレーザ光を導入する。レーザ光はバンドパスフィルタ23を通過し、折り返しミラー24及びビームスプリッタ25によって試料SL1に向って折り返され、対物レンズ14に入射する。そして、対物レンズ14で集光されたレーザ光が観察窓42、貫通孔65A〜65Eを通過して試料SL1に照射される。このとき、試料SL1からラマン散乱光が放射される。このラマン散乱光は、貫通孔65及び観察窓42を通り、対物レンズ14から落射光学係13に入射し、ラマン光学系システム3に導かれる。ラマン光学系システム3内では、ビームスプリッタ25を透過し、ノッチフィルタ26に導かれる。ノッチフィルタ26で他の光がカットされた後、開状態のシャッター27を通って光ファイババンドル28に入射し、分光器5に導かれる。分光器5で分光されたラマン散乱光は、冷却電荷結合素子検出器29で検出され、光の検知強度に応じた電気信号がラマンスペクトル取得部31に出力される。ラマンスペクトル取得部31は、電気信号からラマン散乱光スペクトルを作成し、モニタ等に出力させる。
【0021】
このようなラマン分光装置では、試料SL1が反射板61A〜61Eに囲まれているので、昇温速度が高くなると共に、従来に比べて高い温度まで加熱することが可能になる。また、複数の反射板61A〜61Eを重ねて配置したので、試料SL1の周囲に高温の領域を形成することが可能になる。各反射板61A〜61Eに孔65A〜65Eを設けたので、試料SL1まで光を導入することが可能になる。試料SL1側の孔65A〜65Eの開口面積を小さくしたので、熱の放出を最小限に留めることができる。反射板61A〜61Eは、孔65A〜65Eが形成されている部分の方が孔65A〜65Eを有しない部分に比べて多く積層させたので、孔65A〜65Eの影響を最小限に留められる。
また、試料ホルダー52に凹部を設けて試料SL1を保持するようにしたので、試料SL1が固体や液体、板状でない固体であっても分光分析が行える。試料チャンバー12を真空引きしたり、雰囲気ガスを交換したりできるので、様々な状態においてラマン分析を行うことが可能になる。さらに、励起光に紫外光を使用したので、試料SL1を高温に加熱したときに生じる放射光と、ラマン散乱光とを分離することが可能になる。
【0022】
(実施例1)
図3に、シリカガラス粉体を焼成したときの各試料温度におけるラマン散乱スペクトルを示す。なお、シリカガラス粉体は試料ホルダー52に入れ、試料チャンバー12を大気雰囲気に、チャンバー圧力を常圧にし、励起レーザとして325nm(HeCdレーザ)を用いた。1300℃以上では、六員環から構成される結晶構造を持つクリストバライトのピーク(500cm―1以下)が確認された。これより、焼結前に結晶化が進行し、透明化を図ることが困難であること判明した。
【0023】
次に、図4に高温真空雰囲気下で各試料温度をその場観察したときのラマン散乱スペクトルを示す。真空雰囲気下では結晶構造であるクリストバライトのピークは認められなかった。また、電荷結合素子18でモニタリングしたところ、1510℃で焼結が進行し透明化することが確認できた。
【0024】
さらに、図5に各温度におけるスペクトルから室温におけるスペクトルを差し引いた差スペクトルを示す。494cm―1の平面四員環(D1)、606cm―1の平面三員環(D2)(それぞれ横揺れ振動)に着目すると、D1は試料温度の上昇に従い1350℃までは増加したが、1420℃以上では減少した。一方、D2は試料温度の上昇に従い増加した。すなわち、D1、D2の生成量の増加は、D1、D2以外の多員環が開環しD1、D2が再構築されていることを示唆している。よって、透明焼結機構は高温、高真空下におけるD1、D2の生成が結晶化の阻害因子として働き、結晶構造である六員環に再構築されず、非晶質構造を保持したまま焼結が進行したものと考えられる。
【0025】
なお、試料温度が1600℃程度までは325nmの波長の紫外光で励起すれば、熱放射光とラマン散乱光とを区別してラマン分光を行うことができた。さらに試料温度を上昇させる場合、紫外光の波長を248nmにすれば2000℃程度までラマン分光が行える。
【0026】
ここで、図6に変形例を示す。発熱体51の上に試料ホルダー52が載置され、試料ホルダー52の凹部52Aに試料SL1が置かれている。さらに、発熱体51及び試料SL1を囲むように、反射板71A,71Bが配置されている。反射板71A,71Bは、上下のエンド部73と、側部の円筒部74とを有し、各々が離間して配置されている。両円筒部74は、反射板71Aの上下のエンド部73のそれぞれに当接させられているが、円筒部74とエンド部73の間に距離を設けても良い。反射板71Aの上側のエンド部73には孔75Aが形成されており、反射板71Bの上側のエンド部73には孔75Bが形成されている。孔75Aの開口面積は、凹部52A及び孔75Bより小さく、これら孔75A,75Bは、観察窓42の中心線m1を中心に形成されているので、観察窓42と孔75A,75Bを通して試料SL1の観察が可能である。このような構成では、観察窓42の外面から試料SL1までの距離d1を例えば14mm程度にすることが可能になり、試料SL1を高温に加熱できると共に、対物レンズ14の焦点距離に試料SL1を配置することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【0027】
【図1】本発明の実施の形態に係るラマン分光装置の概略構成を示す図である。
【図2】試料チャンバーの概略構成を示す断面図である。
【図3】シリカガラス粉体を焼成したときの各試料温度におけるラマン散乱スペクトルである。
【図4】高温真空雰囲気下で各試料温度をその場観察したときのラマン散乱スペクトルである。
【図5】各温度におけるスペクトルから室温におけるスペクトルを差し引いた差スペクトルである。
【図6】試料チャンバーの変形例を示す図である。
【符号の説明】
【0028】
1 ラマン分光装置
2 光学顕微鏡
3 ラマン光学系システム
4 励起光源
5 分光器
6 制御装置
12 試料チャンバー
13 落斜光学系
14 対物レンズ
42 観察窓
44 真空ポンプ
45 気体源
51 発熱体
52 試料ホルダー
61A,61B,61C,61D,61D,71A,71B 反射板
65A、65B,65C,65D,65D,75A,75B 孔

【特許請求の範囲】
【請求項1】
試料を観察可能な落射光学系を有する光学顕微鏡と、
前記光学顕微鏡を通して試料に紫外光を照射可能な励起光源と、
紫外光の照射によって試料から放射されるラマン光を前記光学顕微鏡を通して取り込む分光器と、
前記試料を収容する試料チャンバーと、
を有し、前記試料チャンバーは、光を入射可能な観察窓と、試料を保持するホルダーと、試料を加熱するヒーターと、試料を囲むように間隔を有して配置された複数の放射板とが設けられ、前記放射板には前記観察窓を通過する光を試料に入射させる孔が形成されていることを特徴とするラマン分光装置。
【請求項2】
前記試料チャンバー内を真空引きする真空ポンプと、前記試料チャンバー内に気体を供給可能な気体源とを有することを特徴とする請求項1に記載のラマン分光装置。
【請求項3】
最も試料に近い前記孔の開口面積が他の前記孔の開口面積より小さいことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のラマン分光装置。
【請求項4】
前記孔の開口面積は、前記試料ホルダーから前記観察窓に向う方向に順番に大きくなっていることを特徴とする請求項3に記載のラマン分光装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2010−66080(P2010−66080A)
【公開日】平成22年3月25日(2010.3.25)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−231689(P2008−231689)
【出願日】平成20年9月10日(2008.9.10)
【国等の委託研究の成果に係る記載事項】(出願人による申告)国等の委託研究の成果に係る特許出願(平成15〜20年度、経済産業省、新エネルギー・産業技術総合開発機構委託研究、産業技術力強化法第19条の適用を受けるもの
【出願人】(501440307)セキテクノトロン株式会社 (3)
【出願人】(504145342)国立大学法人九州大学 (960)
【Fターム(参考)】