説明

ラミネート基材貼合用シート

【課題】ラミネート基材をカードに貼合する際に位置決めでき、しかも簡便に製造でき、少量生産も可能なラミネート基材貼合用シートを提供する。
【解決手段】本発明のラミネート基材貼合用シート1は、折り曲げ線Mを境界にして互いに隣接するカード位置決め部10aとラミネート基材供給部20aとを備え、カード位置決め部10aは、略中央にカードと同形状のカード嵌め込み部11を有し、ラミネート基材供給部20aは、粘着シートAに第1の打ち抜きLにより形成された第1の領域21を有すると共に、第1の打ち抜きLと重複しないように剥離シートBに第2の打ち抜きLにより形成された第3の領域23を有し、第3の領域23には第1の領域21の一部が重なっている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、会員証等のカードにラミネート基材を貼り合せる際に使用されるラミネート基材貼合用シートに関する。
【背景技術】
【0002】
カードの表面に、表面保護のために透明フィルムを貼り合せたり、意匠性を高めるために装飾フィルムを貼り合せることがある。例えば、会員証のカードの表面に、氏名や住所等を印字した後、印字面を保護するために透明フィルムを貼合することがある。
特許文献1には、カードの片面に透明フィルムを貼合する際に使用する積層シートが開示されている。
特許文献1に記載の積層シートは、片面が離型面になっているカード用紙と、透明フィルムおよび粘着剤層を備える透明粘着シートと、支持フィルムとを有し、カード用紙の離型面と透明粘着シートの粘着剤層とが接し、透明粘着シートの透明フィルムと支持フィルムとが擬似接着され、カード用紙および透明粘着シートがカードの形状に打ち抜かれている。
この積層シートでは、透明粘着シートから剥離されて取り出されたカードを表裏反転させ、透明粘着シートの粘着剤層に貼着して、透明粘着シートをカードに転写させる。したがって、カードに対して透明粘着シートを正確に位置合わせして貼合させることができる。
【特許文献1】登録実用新案公報第3058996号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
しかしながら、特許文献1に記載の積層シートでは、擬似接着層を有し、複雑な積層構成になっている。そのため、製造の工程が複雑になると共に、少量生産に適さないという問題を有していた。
そこで、本発明は、ラミネート基材をカードに貼合する際に位置決めでき、しかも簡便に製造でき、少量生産も可能なラミネート基材貼合用シートを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0004】
本発明は、以下の構成を有する。
[1] カードの表面に貼合されるラミネート基材および粘着剤層を備える粘着シートと、該粘着シートの粘着剤層の、ラミネート基材と反対側の面に設けられた剥離シートとを有するラミネート基材貼合用シートであって、
折り曲げ線を境界にして互いに隣接するカード位置決め部とラミネート基材供給部とを備え、
カード位置決め部は、略中央に、カードと同形状で、使用時までには少なくとも剥離シートが除去されるカード嵌め込み部を有し、
ラミネート基材供給部は、前記折り曲げ線に沿ってカード位置決め部に折り重ねた際に前記カード嵌め込み部と重なる部分の周縁に沿って粘着シートに形成された第1の打ち抜きにより第1の打ち抜きの内側の第1の領域と第1の打ち抜きの外側の第2の領域とに区分されると共に、前記第1の打ち抜きと重複しないように剥離シートに形成された第2の打ち抜きにより第2の打ち抜きより内側の第3の領域と第2の打ち抜きの外側の第4の領域とに区分され、第3の領域には第1の領域の一部が重なっていることを特徴とするラミネート基材貼合用シート。
[2] カードの表面に貼合されるラミネート基材および粘着剤層を備える粘着シートと、該粘着シートの粘着剤層の、ラミネート基材と反対側の面に設けられた剥離シートとを有するラミネート基材貼合用シートであって、
カード位置決め部と、該カード位置決め部に第1の折り曲げ線を境界にして隣接する第1のラミネート基材供給部と、前記カード位置決め部に第2の折り曲げ線を境界にして隣接する第2のラミネート基材供給部とを備え、
カード位置決め部は、略中央に、カードと同形状で、使用時までには少なくとも剥離シートが除去されるカード嵌め込み部を有し、
第1のラミネート基材供給部は、前記第1の折り曲げ線に沿ってカード位置決め部に折り重ねた際に前記カード嵌め込み部と重なる部分の周縁に沿って粘着シートに形成された第1の打ち抜きにより第1の打ち抜きの内側の第1の領域と第1の打ち抜きの外側の第2の領域とに区分されると共に、前記第1の打ち抜きと重複しないように剥離シートに形成された第2の打ち抜きにより第2の打ち抜きより内側の第3の領域と第2の打ち抜きの外側の第4の領域とに区分され、第3の領域には第1の領域の一部が重なっており、
第2のラミネート基材供給部は、前記第2の折り曲げ線に沿ってカード位置決め部に折り重ねた際に前記カード嵌め込み部と重なる部分の周縁に沿って粘着シートに形成された第1の打ち抜きにより第1の打ち抜きの内側の第1の領域と第1の打ち抜きの外側の第2の領域とに区分されると共に、前記第1の打ち抜きと重複しないように剥離シートに形成された第2の打ち抜きにより第2の打ち抜きより内側の第3の領域と第2の打ち抜きの外側の第4の領域とに区分され、第3の領域には第1の領域の一部が重なっていることを特徴とするラミネート基材貼合用シート。
[3] カードの表面に貼合されるラミネート基材および粘着剤層を備える粘着シートと、該粘着シートの粘着剤層の、ラミネート基材と反対側の面に設けられた剥離シートとを有するラミネート基材貼合用シートであって、
折り曲げ線を境界にして互いに隣接するカード位置決め部とラミネート基材供給部とを備え、
カード位置決め部は、略中央に、カードと同形状で、使用時までには少なくとも剥離シートが除去されるカード嵌め込み部を有し、
ラミネート基材供給部は、前記折り曲げ線に沿ってカード位置決め部に折り重ねた際に前記カード嵌め込み部と重なる部分の内側に形成された第1の領域と該第1の領域より外側の第2の領域とに区分され、該第2の領域は、少なくともカード位置決め部に折り重ねた際にカード嵌め込み部に重なる部分の粘着シートが除去されていると共に、前記第1の領域の周縁と重複しないように剥離シートに形成された打ち抜きにより該打ち抜きの内側の第3の領域と該打ち抜きの外側の第4の領域とに区分され、第3の領域には第1の領域の一部が重なっていることを特徴とするラミネート基材貼合用シート。
[4] カードの表面に貼合されるラミネート基材および粘着剤層を備える粘着シートと、該粘着シートの粘着剤層の、ラミネート基材と反対側の面に設けられた剥離シートとを有するラミネート基材貼合用シートであって、
カード位置決め部と、該カード位置決め部に第1の折り曲げ線を境界にして隣接する第1のラミネート基材供給部と、前記カード位置決め部に第2の折り曲げ線を境界にして隣接する第2のラミネート基材供給部とを備え、
カード位置決め部は、略中央に、カードと同形状で、使用時までには少なくとも剥離シートが除去されるカード嵌め込み部を有し、
第1のラミネート基材供給部は、前記第1の折り曲げ線に沿ってカード位置決め部に折り重ねた際に前記カード嵌め込み部と重なる部分の内側に形成された第1の領域と該第1の領域より外側の第2の領域とに区分され、該第2の領域は、少なくともカード位置決め部に折り重ねた際にカード嵌め込み部に重なる部分の粘着シートが除去されていると共に、前記第1の領域の周縁と重複しないように剥離シートに形成された打ち抜きにより該打ち抜きの内側の第3の領域と該打ち抜きの外側の第4の領域とに区分され、第3の領域には第1の領域の一部が重なっており、
第2のラミネート基材供給部は、前記第2の折り曲げ線に沿ってカード位置決め部に折り重ねた際に前記カード嵌め込み部と重なる部分の内側に形成された第1の領域と該第1の領域より外側の第2の領域とに区分され、該第2の領域は、少なくともカード位置決め部に折り重ねた際にカード嵌め込み部に重なる部分の粘着シートが除去されていると共に、前記第1の領域の周縁と重複しないように剥離シートに形成された打ち抜きにより該打ち抜きの内側の第3の領域と該打ち抜きの外側の第4の領域とに区分され、第3の領域には第1の領域の一部が重なっていることを特徴とするラミネート基材貼合用シート。
[5] カードの表面に貼合されるラミネート基材および粘着剤層を備える粘着シートと、該粘着シートの粘着剤層の、ラミネート基材と反対側の面に設けられた剥離シートとを有するラミネート基材貼合用シートであって、
カード位置決め部と、該カード位置決め部に第1の折り曲げ線を境界にして隣接する第1のラミネート基材供給部と、前記カード位置決め部に第2の折り曲げ線を境界にして隣接する第2のラミネート基材供給部とを備え、
カード位置決め部は、略中央に、カードと同形状で、使用時までには少なくとも剥離シートが除去されるカード嵌め込み部を有し、
第1のラミネート基材供給部は、前記第1の折り曲げ線に沿ってカード位置決め部に折り重ねた際に前記カード嵌め込み部と重なる部分の周縁に沿って粘着シートに形成された第1の打ち抜きにより第1の打ち抜きの内側の第1の領域と第1の打ち抜きの外側の第2の領域とに区分されると共に、前記第1の打ち抜きと重複しないように剥離シートに形成された第2の打ち抜きにより第2の打ち抜きより内側の第3の領域と第2の打ち抜きの外側の第4の領域とに区分され、第3の領域には第1の領域の一部が重なっており、
第2のラミネート基材供給部は、前記第2の折り曲げ線に沿ってカード位置決め部に折り重ねた際に前記カード嵌め込み部と重なる部分の内側に形成された第1の領域と該第1の領域より外側の第2の領域とに区分され、該第2の領域は、少なくともカード位置決め部に折り重ねた際にカード嵌め込み部に重なる部分の粘着シートが除去されていると共に、前記第1の領域の周縁と重複しないように剥離シートに形成された打ち抜きにより該打ち抜きの内側の第3の領域と該打ち抜きの外側の第4の領域とに区分され、第3の領域には第1の領域の一部が重なっていることを特徴とするラミネート基材貼合用シート。
[6] 第1の領域の一部に粘着シートが除去された粘着シート除去部を有する[1]〜[5]のいずれかに記載のラミネート基材貼合用シート。
[7] カード位置決め部の剥離シートは、カード嵌め込み部の輪郭に沿って形成された打ち抜きを有して、使用時にカード嵌め込み部の剥離シートが剥離可能にされていると共に、該剥離シートが除去されることによって露出する粘着シートの粘着剤層に、再剥離可能な粘着力に調整する印刷処理が施されている[1]〜[6]のいずれかに記載のラミネート基材貼合用シート。
ここで、上記「使用時までには少なくとも剥離シートが除去されるカード嵌め込み部」は、使用前に少なくとも剥離シートが打ち抜かれて除去されているもの、使用の際に少なくとも剥離シートが除去されるものの両方を含む。すなわち、(A)カード位置決め部は、略中央に、カードと同形状で、使用時までに剥離シートおよび粘着シートが除去されたカード嵌め込み部を有する形態、(B)カード位置決め部は、略中央に、カードと同形状のカード嵌め込み部を有し、カード位置決め部の剥離シートは、カード嵌め込み部の輪郭に沿って形成された打ち抜きを有して、使用時にカード嵌め込み部の剥離シートが剥離可能にされている形態の両方を含む。
【発明の効果】
【0005】
本発明のラミネート基材貼合用シートによれば、ラミネート基材をカードに貼合する際に位置決めでき、しかも汎用の粘着シートを用いて簡便に製造でき、少量生産も可能である。
【発明を実施するための最良の形態】
【0006】
<第1の実施形態>
本発明のラミネート基材貼合用シートの第1の実施形態について説明する。
図1,2に、本実施形態のラミネート基材貼合用シートを示す。本実施形態のラミネート基材貼合用シート1は、カードの表面に貼合されるラミネート基材Aの片面に粘着剤層Aが設けられた粘着シートAと、粘着剤層Aの、ラミネート基材Aと反対側の面に設けられた剥離シートBとを有する矩形状のシートである。
本実施形態のラミネート基材貼合用シート1は、長辺方向の中央に設けられた折り曲げ線Mを境界にして互いに隣接するカード位置決め部10aとラミネート基材供給部20aとを備える。カード位置決め部10aおよびラミネート基材供給部20aは、各々、矩形状であり、カード位置決め部10aおよびラミネート基材供給部20aの各長辺は、ラミネート基材貼合用シート1の長辺に沿っている。
【0007】
(カード位置決め部)
本実施形態におけるカード位置決め部10aは、略中央に、カードと同形状で、粘着シートおよび剥離シートが共に除去されたカード嵌め込み部11と、カード嵌め込み部11より外側の部分で、粘着シートおよび剥離シートが共に除去されていない非嵌め込み部12とを有する。
カード嵌め込み部11の長辺は、ラミネート基材貼合用シート1の長辺に平行になっている。ここで、本実施形態におけるカードは、略矩形状でISO7810のID−1で規格された寸法(85.60mm×53.98mm)の標準サイズのカードである。
【0008】
(ラミネート基材供給部)
本実施形態におけるラミネート基材供給部20aは、折り曲げ線Mに沿ってカード位置決め部10aに折り重ねた際にカード嵌め込み部11と重なる部分の周縁に沿って粘着シートAに形成された第1の打ち抜きLにより、第1の打ち抜きLより内側の第1の領域21と、第1の打ち抜きLより外側の第2の領域22とに区分されている。第1の領域21の粘着シートAは第2の領域22の粘着シートAから分離可能になっている。
また、ラミネート基材供給部20aは、剥離シートBに形成された第2の打ち抜きLにより、第2の打ち抜きLの内側の第3の領域23と、第2の打ち抜きLの内側の第4の領域24とに区分されている。本実施形態における第2の打ち抜きLは、第1の打ち抜きLと重複しないように、第1の打ち抜きLに重なる部分より内側に形成されている。第2の打ち抜きLにより、第3の領域23の剥離シートBは第4の領域24の剥離シートBから分離可能になっている。また、本実施形態における第3の領域23は、第1の領域21の略中央部に重なっている。
【0009】
また、第4の領域24には、第2の打ち抜きLからラミネート基材供給部20aの長辺の周縁α,βに延び、折り曲げ線Mに平行な第3の打ち抜きLが形成されている。また、第4の領域24には、折り曲げ線Mと第1の領域21との間に、折り曲げ線Mに平行な第4の打ち抜きLが形成されている。
【0010】
第1の実施形態における第1の打ち抜きL、第2の打ち抜きL、第3の打ち抜きLおよび第4の打ち抜きLは、粘着シートAまたは剥離シートBを連続的に切り込んだ連続切り込み線であってもよいし、粘着シートAまたは剥離シートBを断続的に切り込んだ破断線(ミシン目)であってもよいが、連続切り込み線であることが好ましい。第1の打ち抜きLが連続切り込み線であれば、第1の領域21の粘着シートAの周縁が滑らかな形状になる。第2の打ち抜きL2、第3の打ち抜きLおよび第4の打ち抜きLが連続切り込み線であれば、剥離シートBを剥離しやすくなる。
【0011】
(粘着シート)
[ラミネート基材]
粘着シートAを構成するラミネート基材Aとしては、例えば、紙類、プラスチックフィルム類等を使用できる。紙類としては、キャストコート紙、アート紙、コート紙、上質紙、クラフト紙、グラシン紙等が挙げられる。プラスチックフィルム類としては、ポリプロピレンやポリエチレン、ポリエチレンテレフタレート、ポリ塩化ビニル等の各種高分子フィルムが挙げられる。また、蒸着紙、合成紙、布、不織布等も使用できる。さらに、これらが複数積層した積層体などを適宜採用することができる。
第1の領域21を貼合後にもカードに記載された情報を視認できるようにするためには、ラミネート基材Aとして、透明なプラスチックフィルムを用いることが好ましい。透明なプラスチックフィルムとしては、ポリエチレンフィルム、ポリエチレンテレフタレートフィルムが好適に用いられる。
ラミネート基材Aとして、紙類を用いた場合には、カードに第1の領域21を貼合した後に、第1の領域21に筆記できる。
【0012】
[粘着剤層]
粘着剤層Aとしては、例えば、ゴム系、アクリル系、ウレタン系、ビニルエーテル系等の任意の粘着剤を使用できる。これらの中でも、耐候性、透明性等に優れ、広範な用途に使用できることから、アクリル系粘着剤が好ましく、アクリル系粘着剤としては、エマルジョン型、溶剤型、ホットメルト型等があり、本発明においては、いずれの型のものも使用できる。これらの中でも、安全面、品質面、コスト面からエマルジョン型アクリル系粘着剤が好ましい。
さらに、粘着剤層Aは、必要に応じて他の任意成分を含有してもよい。他の任意成分としては、タッキファイヤー、粘着性微球体、増粘剤、pH調整剤、消泡剤、防腐防黴剤、顔料、無機充填剤、安定剤、濡れ剤、湿潤剤等が挙げられる。タッキファイヤーとしては、ロジン系樹脂、テルペン系樹脂、脂肪族系石油樹脂、芳香族系石油樹脂、水添石油樹脂、スチレン系樹脂、アルキルフェノール樹脂等が挙げられる。
粘着剤層Aの厚さは10〜100μmであることが好ましい。粘着剤層Aが10μm以上であれば、充分な接着強度の粘着剤層Aになる。しかし、100μmより高くしても、厚さに応じた接着強度の向上は図れないため、無益になる。
【0013】
(剥離シート)
ラミネート基材貼合用シート1を構成する剥離シートBとしては、例えば、周知の剥離シートが使用される。周知の剥離シートとしては、例えば、キャストコート紙、アート紙、コート紙、上質紙、クラフト紙、グラシン紙等の紙の表面に、必要に応じて目止め層を形成した上で、シリコーン系等の剥離剤を塗布した剥離シートなどが挙げられる。
剥離シートBは、剥離面が粘着剤層Aに接するように配置されている。
剥離シートBの厚みは20〜200μmであることが好ましい。剥離シートBが20μm以上であれば、カードの位置決めをより確実なものにでき、200μm以下であれば、ラミネート基材貼合用シートを容易に折り曲げることができる。
【0014】
(折り曲げ線)
折り曲げ線Mは、破断線(ミシン目)であってもよいし、粘着シートAが外側になるように付与された折り筋であってもよいし、単に線が印刷されているだけでもよい。これらの中でも、折り曲げやすくなる上に、折り曲げ線Mに沿って切り取ることも可能になるため、破断線が好ましい。また、破断線は、粘着シートAが外側になるように折り曲げやすくなることから、剥離シートB側から粘着シートA側に向かって切り込み刃が差し込まれて形成されていることが好ましい。
【0015】
(使用方法)
次に、上記ラミネート基材貼合用シート1の使用方法の一例について説明する。
本使用例では、まず、図3に示すように、ラミネート基材貼合用シート1を、剥離シートBが上になるように、平滑な面100に載置する。次いで、第3の領域23の剥離シートB(剥離部23a)を剥離して、第1の領域21の粘着剤層Aの一部A2aを露出させる。
次いで、図4に示すように、カード嵌め込み部11に、カードCを、ラミネート基材を貼合する面Cを上にして嵌め込む。次いで、図5に示すように、折り曲げ線Mに沿って、ラミネート基材供給部20aを折り返し、第1の領域21の粘着剤層Aの一部A2aをカードCに貼着して、仮止めする。
次いで、ラミネート基材貼合用シート1を開いた後、図6に示すように、第4の領域24の剥離シートBの、第4の打ち抜きLに隣接しない部分24aを剥離して、第1の領域21の粘着剤層Aの残りの一部A2bを露出させ、カードCに貼着する。また、図7に示すように、第4の領域24の剥離シートBの、第4の打ち抜きLに隣接する部分24bについても、第4の打ち抜きLまで剥離して、第1の領域21の粘着剤層Aの残りの一部A2cを露出させ、カードCに貼着する。
剥離シートBの第4の領域24が取り除かれたことで、第1の領域21の粘着シートAを支持するものが存在しなくなる。そのため、第1の打ち抜きLにより第2の領域22の粘着シートAから第1の領域21の粘着シートAが分離され、図8に示すような、第1の領域21の粘着シートA(ラミネート部21a)が貼合されたカードCが得られる。
なお、カードCとしては、紙類のカードが好適であるが、その他の材質のカードであっても構わない。
【0016】
(製造方法)
次に、上記ラミネート基材貼合用シート1の製造方法の一例について説明する。
本製造例では、ラミネート基材Aと粘着剤層Aと剥離シートBとからなる汎用の剥離シート付き粘着シートの原反を使用する。すなわち、前記剥離シート付き原反の、ラミネート基材供給部20aになる部分の剥離シートBを打ち抜いて、第2の打ち抜きL、第3の打ち抜きLおよび第4の打ち抜きLを形成する。このときに用いる打ち抜き刃は、第2の打ち抜きLを形成するための刃と、第3の打ち抜きLを形成するための刃と、第4の打ち抜きLを形成するための刃とが一体化されたものである。
次いで、カード位置決め部10aになる部分の粘着シートAおよび剥離シートBをカードCと同形状に打ち抜いてカード嵌め込み部11を形成すると共に、ラミネート基材供給部20aになる部分の粘着シートAをカードCと同形状に打ち抜いて第1の打ち抜きLを形成する。このときに用いる打ち抜き刃は、カード位置決め部10aになる部分を打ち抜く刃と、ラミネート基材供給部20aになる部分を打ち抜く刃とが一体され、カード位置決め部10aになる部分を打ち抜く刃の打ち抜き深さが長いものである。このような打ち抜き刃を用いることにより、カード嵌め込み部11と第1の領域21との位置精度が高くなる。
次いで、上記のように打ち抜き加工した剥離シート付き粘着シートの原反をラミネート基材貼合用シート1の形状に裁断し、カード嵌め込み部11と第3の領域23との中間に折り曲げ線Mを設けることによって、ラミネート基材貼合用シート1を得る。
【0017】
以上説明した第1の実施形態のラミネート基材貼合用シート1では、カード位置決め部10aのカード嵌め込み部11にカードCを嵌め込むことで、カードCを位置決めすることができる。
また、ラミネート基材貼合用シート1は、ラミネート基材Aと粘着剤層Aと剥離シートBとからなるシートの打ち抜きに工夫することで、擬似接着層を使用せずに、カードCにラミネート基材Aを貼合できるようにされている。したがって、ラミネート基材貼合用シート1は、汎用の粘着シートを用いて簡便に製造でき、少量生産も可能である。
【0018】
<第2の実施形態>
本発明のラミネート基材貼合用シートの第2の実施形態について説明する。
図9,10に、本実施形態のラミネート基材貼合用シートを示す。本実施形態のラミネート基材貼合用シート2は、粘着シートAおよび剥離シートBを有する矩形状のシートであり、折り曲げ線Mを境界にして互いに隣接するカード位置決め部10bとラミネート基材供給部20aとを備える。
本実施形態におけるラミネート基材供給部20aは、第1の実施形態のラミネート基材貼合用シート1におけるラミネート基材供給部20aと同様のものである。
【0019】
本実施形態におけるカード位置決め部10bは、略中央に、カードと同形状で、第5の打ち抜きLによって剥離シートBが打ち抜かれて剥離可能にされたカード嵌め込み部13と、カード嵌め込み部13より外側の部分の非嵌め込み部14とを有する。
本実施形態におけるカードも、第1の実施形態と同様に、略矩形状でISO7810のID−1で規格された寸法の標準サイズのカードである。
また、本実施形態におけるカード位置決め部10bでは、カード嵌め込み部13の粘着剤層Aの剥離シートB側の面A2dに、再剥離可能な粘着力に調整する印刷処理が施されて、粘着力調整手段15が設けられている。
粘着力調整手段15を設ける量は、粘着剤層Aを形成する粘着剤の粘着力に応じて適宜調整される。すなわち、粘着剤の粘着力が強い程、粘着力調整手段15を多く設ける。
このラミネート基材貼合用シート2は、使用の際に、図11,12に示されるように、カード嵌め込み部13の剥離シートBを剥離して、粘着剤層Aの粘着力調整手段15が設けられた部分を露出させるものである。
【0020】
(使用方法)
次に、上記ラミネート基材貼合用シート2の使用方法の一例について説明する。
本使用例では、まず、図13に示すように、ラミネート基材貼合用シート2を、剥離シートBが上になるように、平滑な面に載置する。次いで、カード嵌め込み部13の剥離シートB(剥離部13a)を剥離して、粘着剤層A2dを露出させ、また、第3の領域23の剥離シートB(剥離部23a)を剥離して、第1の領域21の粘着剤層Aの一部A2aを露出させる。
次いで、図14に示すように、カード嵌め込み部13に、カードCを、ラミネート基材を貼合する面Cを上にして嵌め込むと共に粘着剤層A2dに貼着させて、仮止めする。次いで、図15に示すように、折り曲げ線Mに沿って、ラミネート基材供給部20aを折り返し、第1の領域21の粘着剤層Aの一部A2aをカードに貼着して、仮止めする。
次いで、粘着剤層A2dからカードCを剥離して、ラミネート基材貼合用シート2を開いた後、図16に示すように、第4の領域24の剥離シートBの、第4の打ち抜きLに隣接しない部分24aを剥離して、第1の領域21の粘着剤層Aの残りの一部A2bを露出させ、カードCに貼着する。また、図17に示すように、第4の領域24の剥離シートBの、第4の打ち抜きLに隣接する部分24bについても、第4の打ち抜きLまで剥離して、第1の領域21の粘着剤層Aの残りの一部A2cを露出させ、カードCに貼着する。
剥離シートBの第4の領域24が取り除かれたことで、第1の領域21の粘着シートAを支持するものが存在しなくなる。そのため、第1の打ち抜きLにより第2の領域22の粘着シートAから第1の領域21の粘着シートAが分離され、図8に示すような、第1の領域21の粘着シートA(ラミネート部21a)が貼合されたカードCが得られる。
【0021】
(製造方法)
次に、上記ラミネート基材貼合用シート2の製造方法の一例について説明する。
本製造例では、ラミネート基材Aと粘着剤層Aと剥離シートBとからなる汎用の剥離シート付き粘着シートの原反を使用する。すなわち、前記剥離シート付き原反の剥離シートBを一旦剥離し、カード嵌め込み部13になる部分の粘着剤層Aに、再剥離可能な粘着力に調整する印刷処理を施して、粘着力調整手段15を設ける。その際の印刷は、グラビア印刷、オフセット印刷、スクリーン印刷、インクジェット印刷など公知の印刷方法を適用することができる。
次いで、剥離剤層Aに剥離シートBを再貼合し、カード位置決め部10bの剥離シートBを打ち抜き、第5の打ち抜きLを形成して、カード嵌め込み部13を形成すると共に、ラミネート基材供給部20aになる部分の剥離シートBを打ち抜いて、第2の打ち抜きL、第3の打ち抜きLおよび第4の打ち抜きLを形成する。このときに用いる打ち抜き刃は、第2の打ち抜きLを形成するための刃と、第3の打ち抜きLを形成するための刃と、第4の打ち抜きLを形成するための刃と、第5の打ち抜きLを形成するための刃とが一体化されたものである。
次いで、ラミネート基材供給部20aになる部分の粘着シートAをカードCと同形状に打ち抜いて第1の打ち抜きLを形成する。
次いで、上記のように打ち抜き加工した剥離シート付き粘着シートの原反をラミネート基材貼合用シート2の形状に裁断し、カード嵌め込み部13と第3の領域23との中間に折り曲げ線Mを設けることによって、ラミネート基材貼合用シート2を得る。
【0022】
以上説明した第2の実施形態のラミネート基材貼合用シート2では、カード位置決め部10bのカード嵌め込み部13の剥離シートB(剥離部13a)を剥離し、その剥離シートBのあった部分にカードCを嵌め込み、粘着剤層A2dに再剥離可能に貼着することで、カードCを位置決めすることができる。
また、ラミネート基材貼合用シート2は、ラミネート基材Aと粘着剤層Aと剥離シートBとからなるシートの打ち抜きに工夫することで、擬似接着層を使用せずに、カードCにラミネート基材Aを貼合できるようにされている。したがって、ラミネート基材貼合用シート2は、汎用の粘着シートを用いて簡便に製造でき、少量生産も可能である。
さらに、第2の実施形態のラミネート基材貼合用シート2では、カード嵌め込み部13の粘着剤層A2bにカードCを貼着して仮止めした状態で、第1の領域21の粘着シートAを貼着するため、カードCをより正確に位置決めすることができる。ただし、粘着剤層A2bに粘着力調整手段15を設ける手間は必要になる。
【0023】
<第3の実施形態>
本発明のラミネート基材貼合用シートの第3の実施形態について説明する。
図18に、本実施形態のラミネート基材貼合用シートを示す。本実施形態のラミネート基材貼合用シート3は、粘着シートAおよび剥離シートBを有する矩形状のシートであり、カード位置決め部10aと、カード位置決め部10aに第1の折り曲げ線Mを境界にして隣接する第1のラミネート基材供給部20bと、カード位置決め部10aに第2の折り曲げ線Mを境界にして隣接する第2のラミネート基材供給部20cとを備える。本実施形態では、第1の折り曲げ線Mおよび第2の折り曲げ線Mは、カード位置決め部10aの短辺に設けられている。
本実施形態におけるカード位置決め部10aは、第1の実施形態のラミネート基材貼合用シート1におけるカード位置決め部10aと同様のものである。
本実施形態における第1のラミネート基材供給部20bおよび第2のラミネート基材供給部20cは、第1の実施形態のラミネート基材貼合用シート1におけるラミネート基材供給部20aと同様のものである。
【0024】
本実施形態のラミネート基材貼合用シート3は、カードの両面にラミネート基材を貼合する際に使用される。
すなわち、カードの一方の面について、第1のラミネート基材供給部20bを使用し、第1の実施形態例の使用方法と同様にして、第1の領域21の粘着シートA(ラミネート部21a)を貼合する。次いで、カードを表裏反転させて、カード位置決め部10aのカード嵌め込み部11に嵌め込み、第2のラミネート基材供給部20cを使用し、第1の実施形態例の使用方法と同様にして、第1の領域21の粘着シートA(ラミネート部21a)を貼合する。これにより、カードの両面に第1の領域21の粘着シートA(ラミネート部21a)を貼合する。
【0025】
本実施形態のラミネート基材貼合用シート3のカード位置決め部10aは、第1の実施形態におけるカード位置決め部10aと同様に形成される。また、第1のラミネート基材供給部20bおよび第2のラミネート基材供給部20cは、第1の実施形態におけるラミネート基材供給部20aと同様に形成される。なお、第1のラミネート基材供給部20bの形成と第2のラミネート基材供給部20cの形成とは、同時に行ってもよいし、一方を先に行ってもよい。
【0026】
以上説明した第3の実施形態のラミネート基材貼合用シート3では、カード位置決め部10aのカード嵌め込み部11にカードCを嵌め込むことで、カードCを位置決めすることができる。
また、ラミネート基材貼合用シート3は、ラミネート基材Aと粘着剤層Aと剥離シートBとからなるシートの打ち抜きに工夫することで、擬似接着層を使用せずに、カードCの両面にラミネート基材Aを貼合できるようにされている。したがって、ラミネート基材貼合用シート3は、汎用の粘着シートを用いて簡便に製造でき、少量生産も可能である。
【0027】
<第4の実施形態>
本発明のラミネート基材貼合用シートの第4の実施形態について説明する。
図19,20に、本実施形態のラミネート基材貼合用シートを示す。本実施形態のラミネート基材貼合用シート4は、粘着シートAおよび剥離シートBを有する矩形状のシートが、折り曲げ線Mを境界にして互いに隣接するカード位置決め部10aとラミネート基材供給部20dとを備える。
本実施形態におけるカード位置決め部10aは、第1の実施形態のラミネート基材貼合用シート1におけるカード位置決め部10aと同様のものである。
【0028】
本実施形態におけるラミネート基材供給部20dは、折り曲げ線Mに沿ってカード位置決め部10aに折り重ねた際にカード嵌め込み部11と重なる部分の内側に形成された第1の領域25と、第1の領域25より外側の第2の領域26とに区分されている。第2の領域26は、折り曲げ線近傍部26aを除いた部分26bの粘着シートが除去されて、剥離シートBのみになっている。ここで、折り曲げ線近傍部26aは、折り曲げ線Mの近傍に位置すると共に折り曲げ線Mに平行な部分のことである。
また、ラミネート基材供給部20dは、剥離シートBに形成された第2の打ち抜きLにより、第2の打ち抜きLの内側の第3の領域23と、第2の打ち抜きLの外側の第4の領域24とに区分されている。本実施形態における第2の打ち抜きLは、第1の領域25の周縁γと重複しないように形成されている。第2の打ち抜きLにより、第3の領域23の剥離シートBは第4の領域24の剥離シートBから分離可能になっている。また、本実施形態における第3の領域23は、第1の領域25の略中央部に重なっている。
また、第4の領域24には、第2の打ち抜きLからラミネート基材供給部20aの長辺の周縁α,βに延び、折り曲げ線Mに平行な第3の打ち抜きLが形成されている。
【0029】
第4の実施形態における第2の打ち抜きLおよび第3の打ち抜きLは、剥離シートBを連続的に切り込んだ連続切り込み線であってもよいし、剥離シートBを断続的に切り込んだ破断線(ミシン目)であってもよい。これらのうち、第2の打ち抜きLは、連続切り込み線であることが好ましい。第2の打ち抜きLが連続切り込み線であれば、剥離シートBを剥離しやすくなる。
第4の実施形態における第3の打ち抜きLは破断線であることが好ましい。第3の打ち抜きLが破断線であれば、後述するように第1の領域25の粘着剤層Aの一部A2aをカードCに貼着するまで、第4の領域24の剥離シートBを第1の領域25の粘着剤層Aに確実に保持させることができる。
【0030】
(使用方法)
ラミネート基材貼合用シート4は、カードの表面の一部のみにラミネート基材を貼合する用途に用いられる。
上記ラミネート基材貼合用シート4の使用方法の一例について説明する。
本使用例では、まず、図21に示すように、ラミネート基材貼合用シート4を、剥離シートBが上になるように、平滑な面100に載置する。次いで、第3の領域23の剥離シートB(剥離部23a)を剥離して、第1の領域25の粘着剤層Aの一部A2aを露出させる。
次いで、図22に示すように、カード嵌め込み部11に、カードCを、ラミネート基材を貼合する面Cを上にして嵌め込む。次いで、図23に示すように、折り曲げ線Mに沿って、ラミネート基材供給部20dを折り返し、第1の領域25の粘着剤層Aの一部A2aをカードCに貼着して、仮止めする。
次いで、ラミネート基材貼合用シート4を開いた後、図24に示すように、第4の領域24の剥離シートBの、折り曲げ線Mから離れた側の部分24aを剥離して、第1の領域25の粘着剤層Aの残りの一部A2bを露出させ、カードCに貼着する。また、図25に示すように、第4の領域24の剥離シートBの、折り曲げ線M側の部分24bについても剥離して、第1の領域25の粘着剤層Aの残りの一部A2cを露出させ、カードCに貼着する。
剥離シートBの第4の領域24が取り除かれたことで、第1の領域25の粘着シートAを支持するものが存在しなくなる。そのため、図26に示すような、第1の領域25の粘着シートA(ラミネート部25a)が貼合されたカードCが得られる。
【0031】
(製造方法)
次に、上記ラミネート基材貼合用シート4の製造方法の一例について説明する。
本製造例では、ラミネート基材Aと粘着剤層Aと剥離シートBとからなる汎用の剥離シート付き粘着シートの原反を使用する。すなわち、前記剥離シート付き原反の、ラミネート基材供給部20aになる部分の剥離シートBを打ち抜いて、第2の打ち抜きLおよび第3の打ち抜きLを形成する。このときに用いる打ち抜き刃は、第2の打ち抜きLを形成するための刃と、第3の打ち抜きLを形成するための刃とが一体化されたものである。
次いで、カード位置決め部10aになる部分の粘着シートAおよび剥離シートBをカードCと同形状に打ち抜いてカード嵌め込み部11を形成すると共に、ラミネート基材供給部20aになる部分の粘着シートAを第1の領域25の周縁に沿って打ち抜いて第1の打ち抜きLを形成する。このときに用いる打ち抜き刃は、カード位置決め部10aになる部分を打ち抜く刃と、ラミネート基材供給部20dになる部分を打ち抜く刃とが一体され、カード位置決め部10aになる部分を打ち抜く刃の打ち抜き深さが長いものである。この打ち抜き刃のこのような打ち抜き刃を用いることにより、カード嵌め込み部11と第1の領域25との位置精度が高くなる。
次いで、第2の領域26の、折り曲げ線近傍部26aを除いた部分26bの粘着シートを剥離して除去する。
次いで、上記のように打ち抜き加工した剥離シート付き粘着シートの原反をラミネート基材貼合用シート4の形状に裁断し、カード嵌め込み部11と第3の領域23との中間に折り曲げ線Mを設けることによって、ラミネート基材貼合用シート4を得る。
【0032】
以上説明した第4の実施形態のラミネート基材貼合用シート4では、カード位置決め部10aのカード嵌め込み部11にカードCを嵌め込むことで、カードCを位置決めすることができる。
また、ラミネート基材貼合用シート4は、ラミネート基材Aと粘着剤層Aと剥離シートBとからなるシートの打ち抜きに工夫することで、擬似接着層を使用せずに、カードCにラミネート基材Aを貼合できるようにされている。したがって、ラミネート基材貼合用シート4は、汎用の粘着シートを用いて簡便に製造でき、少量生産も可能である。
【0033】
<第5の実施形態>
本発明のラミネート基材貼合用シートの第5の実施形態について説明する。
図27に、本実施形態のラミネート基材貼合用シートを示す。本実施形態のラミネート基材貼合用シート5は、粘着シートAおよび剥離シートBを有する矩形状のシートであり、カード位置決め部10aと、カード位置決め部10aに第1の折り曲げ線Mを境界にして隣接する第1のラミネート基材供給部20eと、カード位置決め部10aに第2の折り曲げ線Mを境界にして隣接する第2のラミネート基材供給部20fとを備える。本実施形態では、第1の折り曲げ線Mおよび第2の折り曲げ線Mは、カード位置決め部10aの短辺に設けられている。
本実施形態におけるカード位置決め部10aは、第1の実施形態のラミネート基材貼合用シート1におけるカード位置決め部10aと同様のものである。
本実施形態における第1のラミネート基材供給部20eは、第1の実施形態のラミネート基材貼合用シート1におけるラミネート基材供給部20aと同様のものであり、第2のラミネート基材供給部20fは、第4の実施形態のラミネート基材貼合用シート4におけるラミネート基材供給部20dと同様のものである。
【0034】
本実施形態のラミネート基材貼合用シート5は、カードの一方の面の全面にラミネート基材を貼合し、カードの他方の面の一部にラミネート基材を貼合する際に使用される。
すなわち、カードの一方の面について、第1のラミネート基材供給部20eを使用し、第1の実施形態例の使用方法と同様にして、第1の領域21の粘着シートA(ラミネート部21a)を貼合する。次いで、カードを表裏反転させて、カード位置決め部10aのカード嵌め込み部11に嵌め込み、第2のラミネート基材供給部20fを使用し、第1の実施形態例の使用方法と同様にして、第1の領域21の粘着シートAを貼合する。これにより、カードの一方の面の全面に第1の領域21の粘着シートA(ラミネート部21a)を貼合し、カードの他方の面の一部に第1の領域25の粘着シートA(ラミネート部25a)を貼合する。
【0035】
本実施形態のラミネート基材貼合用シート5のカード位置決め部10aは、第1の実施形態におけるカード位置決め部10aと同様に形成される。また、第1のラミネート基材供給部20eは、第1の実施形態におけるラミネート基材供給部20aと同様に形成される。第2のラミネート基材供給部20fは、第4の実施形態におけるラミネート基材供給部20dと同様に形成される。なお、第1のラミネート基材供給部20eの形成と第2のラミネート基材供給部20fの形成とは、同時に行ってもよいし、一方を先に行ってもよい。
【0036】
以上説明した第5の実施形態のラミネート基材貼合用シート5では、カード位置決め部10aのカード嵌め込み部11にカードCを嵌め込むことで、カードCを位置決めすることができる。
また、ラミネート基材貼合用シート5は、ラミネート基材Aと粘着剤層Aと剥離シートBとからなるシートの打ち抜きに工夫することで、擬似接着層を使用せずに、カードCの両面にラミネート基材Aを貼合できるようにされている。したがって、ラミネート基材貼合用シート5は、汎用の粘着シートを用いて簡便に製造でき、少量生産も可能である。
【0037】
<他の実施形態>
なお、本発明は上記実施形態に限定されない。
例えば、第1の実施形態におけるラミネート基材供給部20aの剥離シートBは、第3の打ち抜きLおよび第4の打ち抜きLによって打ち抜かれていなくてもよい。
また、本発明における剥離シートBの「打ち抜き」は、閉じられた領域を形成するループ状の切り込み線でなくてもよい。例えば、ラミネート基材貼合用シートの端部まで延びる2本の線でもよい。この場合、「打ち抜きの内側」とは、2本の線の間のことである。第2の打ち抜きが2本の線である例を、図28に示す。図28に示す例では、ラミネート基材供給部20aの剥離シートBを、第1の領域21に重なると共に折り曲げ線Mに平行な2本の打ち抜きL,Lによって打ち抜いて、第3の領域23を形成している。したがって、2本の打ち抜きL,Lによって剥離シートBを分離できるようになっている。
また、第2の実施形態におけるラミネート基材供給部20a、第3の実施形態のラミネート基材供給部20b,20c、第4の実施形態のラミネート基材供給部20d、第5の実施形態のラミネート基材供給部20e,20fにおいても、上記打ち抜きL,Lによって、第3の領域23を形成してもよい。
また、ラミネート基材供給部20a,20b,20c,20eの剥離シートBの打ち抜きは、ラミネート基材供給部20a,20b,20c,20eのいずれか一辺の第1の位置から延び、第1の領域21の内側を通過し、前記ラミネート基材供給部20a,20b,20c,20eのいずれか一辺の第1の位置とは異なる第2の位置まで延びる線であってもよい。
【0038】
また、図29,30に示すように、第1の領域21は、その一部に、粘着シートAが除去された粘着シート除去部21aを有してもよい。粘着シート除去部21aを有すると、第1の領域21の粘着シートAをカードCの片面に貼合した際には、カードCの表面に粘着シートAで被覆されていない部分を形成できる。したがって、カードCが紙類である場合、第1の領域21の粘着シートAを貼合した後、カードCに情報を筆記や印字することが可能になる。
第1の領域21と同様に、第1の領域25についても、粘着シート除去部を有してもよい。
【0039】
第3,4,5の実施形態においては、カード位置決め部10aを第2の実施形態におけるカード位置決め部10bに変更してもよい。
また、第4の実施形態は、第2の領域26の粘着シートが除去される部分は、折り曲げ線近傍部26aを除いた部分26bである必要はなく、少なくともカード位置決め部に折り重ねた際にカード嵌め込み部に重なる部分であればよい。
第4の実施形態は、第3の実施形態と同様に、ラミネート基材供給部20dをカード位置決め部10aの両側に1つずつ備えてもよい。
【0040】
上記実施形態では、カード嵌め込み部11,13の長辺がラミネート基材貼合用シート1〜5の長辺に平行になっていたが、カード嵌め込み部11,13の短辺がラミネート基材貼合用シート1〜5の長辺に平行に沿っていてもよい。
また、カード位置決め部10a,10bは、カードと同形状に、粘着シートAが連続切り込み線で打ち抜かれ、剥離シートBが破断線で打ち抜かれてカード嵌め込み部11,13が形成されていてもよい。
また、使用されるカードの形状は、上記の略矩形状に限らず、他のサイズの矩形状であってもよいし、円形状、楕円形状、多角形(例えば、三角形状、正四角形状、菱形状、五角形状、六角形状)、星型状、ハート型状などであってもよい。したがって、カード位置決め部10a,10bにおけるカード嵌め込み部11,13の形状は、カードの形状に合うように選択される。
【図面の簡単な説明】
【0041】
【図1】本発明のラミネート基材貼合用シートの第1の実施形態を示す平面図である。
【図2】図1のI−I’断面図である。
【図3】第1の実施形態のラミネート基材貼合用シートの使用方法を説明する図である。
【図4】第1の実施形態のラミネート基材貼合用シートの使用方法を説明する図である。
【図5】第1の実施形態のラミネート基材貼合用シートの使用方法を説明する図である。
【図6】第1の実施形態のラミネート基材貼合用シートの使用方法を説明する図である。
【図7】第1の実施形態のラミネート基材貼合用シートの使用方法を説明する図である。
【図8】第1の実施形態および第2の実施形態のラミネート基材貼合用シートを使用して得たラミネート基材付きのカードの例を示す図である。
【図9】本発明のラミネート基材貼合用シートの第2の実施形態を示す平面図である。
【図10】図9のII−II’断面図である。
【図11】第2の実施形態のラミネート基材貼合用シートの使用方法を説明する図である。
【図12】第2の実施形態のラミネート基材貼合用シートの使用方法を説明する図である。
【図13】第2の実施形態のラミネート基材貼合用シートの使用方法を説明する図である。
【図14】第2の実施形態のラミネート基材貼合用シートの使用方法を説明する図である。
【図15】第2の実施形態のラミネート基材貼合用シートの使用方法を説明する図である。
【図16】第2の実施形態のラミネート基材貼合用シートの使用方法を説明する図である。
【図17】第2の実施形態のラミネート基材貼合用シートの使用方法を説明する図である。
【図18】本発明のラミネート基材貼合用シートの第3の実施形態を示す平面図である。
【図19】本発明のラミネート基材貼合用シートの第4の実施形態を示す平面図である。
【図20】図19のIII−III’断面図である。
【図21】第4の実施形態のラミネート基材貼合用シートの使用方法を説明する図である。
【図22】第4の実施形態のラミネート基材貼合用シートの使用方法を説明する図である。
【図23】第4の実施形態のラミネート基材貼合用シートの使用方法を説明する図である。
【図24】第4の実施形態のラミネート基材貼合用シートの使用方法を説明する図である。
【図25】第4の実施形態のラミネート基材貼合用シートの使用方法を説明する図である。
【図26】第4の実施形態のラミネート基材貼合用シートを使用して得たラミネート基材付きのカードの例を示す平面図である。
【図27】本発明のラミネート基材貼合用シートの第5の実施形態を示す平面図である。
【図28】本発明のラミネート基材貼合用シートの他の実施形態を示す平面図である。
【図29】本発明のラミネート基材貼合用シートの他の実施形態を示す平面図である。
【図30】図29のIV−IV’断面図である。
【符号の説明】
【0042】
1,2,3,4,5 ラミネート基材貼合用シート
10a,10b カード位置決め部
11,13 カード嵌め込み部
12,14 非嵌め込み部
15 粘着力調整手段
20a,20b,20c,20d,20e,20f ラミネート基材供給部
21,25 第1の領域
22,26 第2の領域
23 第3の領域
24 第4の領域
A 粘着シート
ラミネート基材
粘着剤層
B 剥離シート
C カード
M 折り曲げ線
第1の折り曲げ線
第2の折り曲げ線
第1の打ち抜き
第2の打ち抜き
第3の打ち抜き
第4の打ち抜き
第5の打ち抜き

【特許請求の範囲】
【請求項1】
カードの表面に貼合されるラミネート基材および粘着剤層を備える粘着シートと、該粘着シートの粘着剤層の、ラミネート基材と反対側の面に設けられた剥離シートとを有するラミネート基材貼合用シートであって、
折り曲げ線を境界にして互いに隣接するカード位置決め部とラミネート基材供給部とを備え、
カード位置決め部は、略中央に、カードと同形状で、使用時までには少なくとも剥離シートが除去されるカード嵌め込み部を有し、
ラミネート基材供給部は、前記折り曲げ線に沿ってカード位置決め部に折り重ねた際に前記カード嵌め込み部と重なる部分の周縁に沿って粘着シートに形成された第1の打ち抜きにより第1の打ち抜きの内側の第1の領域と第1の打ち抜きの外側の第2の領域とに区分されると共に、前記第1の打ち抜きと重複しないように剥離シートに形成された第2の打ち抜きにより第2の打ち抜きより内側の第3の領域と第2の打ち抜きの外側の第4の領域とに区分され、第3の領域には第1の領域の一部が重なっていることを特徴とするラミネート基材貼合用シート。
【請求項2】
カードの表面に貼合されるラミネート基材および粘着剤層を備える粘着シートと、該粘着シートの粘着剤層の、ラミネート基材と反対側の面に設けられた剥離シートとを有するラミネート基材貼合用シートであって、
カード位置決め部と、該カード位置決め部に第1の折り曲げ線を境界にして隣接する第1のラミネート基材供給部と、前記カード位置決め部に第2の折り曲げ線を境界にして隣接する第2のラミネート基材供給部とを備え、
カード位置決め部は、略中央に、カードと同形状で、使用時までには少なくとも剥離シートが除去されるカード嵌め込み部を有し、
第1のラミネート基材供給部は、前記第1の折り曲げ線に沿ってカード位置決め部に折り重ねた際に前記カード嵌め込み部と重なる部分の周縁に沿って粘着シートに形成された第1の打ち抜きにより第1の打ち抜きの内側の第1の領域と第1の打ち抜きの外側の第2の領域とに区分されると共に、前記第1の打ち抜きと重複しないように剥離シートに形成された第2の打ち抜きにより第2の打ち抜きより内側の第3の領域と第2の打ち抜きの外側の第4の領域とに区分され、第3の領域には第1の領域の一部が重なっており、
第2のラミネート基材供給部は、前記第2の折り曲げ線に沿ってカード位置決め部に折り重ねた際に前記カード嵌め込み部と重なる部分の周縁に沿って粘着シートに形成された第1の打ち抜きにより第1の打ち抜きの内側の第1の領域と第1の打ち抜きの外側の第2の領域とに区分されると共に、前記第1の打ち抜きと重複しないように剥離シートに形成された第2の打ち抜きにより第2の打ち抜きより内側の第3の領域と第2の打ち抜きの外側の第4の領域とに区分され、第3の領域には第1の領域の一部が重なっていることを特徴とするラミネート基材貼合用シート。
【請求項3】
カードの表面に貼合されるラミネート基材および粘着剤層を備える粘着シートと、該粘着シートの粘着剤層の、ラミネート基材と反対側の面に設けられた剥離シートとを有するラミネート基材貼合用シートであって、
折り曲げ線を境界にして互いに隣接するカード位置決め部とラミネート基材供給部とを備え、
カード位置決め部は、略中央に、カードと同形状で、使用時までには少なくとも剥離シートが除去されるカード嵌め込み部を有し、
ラミネート基材供給部は、前記折り曲げ線に沿ってカード位置決め部に折り重ねた際に前記カード嵌め込み部と重なる部分の内側に形成された第1の領域と該第1の領域より外側の第2の領域とに区分され、該第2の領域は、少なくともカード位置決め部に折り重ねた際にカード嵌め込み部に重なる部分の粘着シートが除去されていると共に、前記第1の領域の周縁と重複しないように剥離シートに形成された打ち抜きにより該打ち抜きの内側の第3の領域と該打ち抜きの外側の第4の領域とに区分され、第3の領域には第1の領域の一部が重なっていることを特徴とするラミネート基材貼合用シート。
【請求項4】
カードの表面に貼合されるラミネート基材および粘着剤層を備える粘着シートと、該粘着シートの粘着剤層の、ラミネート基材と反対側の面に設けられた剥離シートとを有するラミネート基材貼合用シートであって、
カード位置決め部と、該カード位置決め部に第1の折り曲げ線を境界にして隣接する第1のラミネート基材供給部と、前記カード位置決め部に第2の折り曲げ線を境界にして隣接する第2のラミネート基材供給部とを備え、
カード位置決め部は、略中央に、カードと同形状で、使用時までには少なくとも剥離シートが除去されるカード嵌め込み部を有し、
第1のラミネート基材供給部は、前記第1の折り曲げ線に沿ってカード位置決め部に折り重ねた際に前記カード嵌め込み部と重なる部分の内側に形成された第1の領域と該第1の領域より外側の第2の領域とに区分され、該第2の領域は、少なくともカード位置決め部に折り重ねた際にカード嵌め込み部に重なる部分の粘着シートが除去されていると共に、前記第1の領域の周縁と重複しないように剥離シートに形成された打ち抜きにより該打ち抜きの内側の第3の領域と該打ち抜きの外側の第4の領域とに区分され、第3の領域には第1の領域の一部が重なっており、
第2のラミネート基材供給部は、前記第2の折り曲げ線に沿ってカード位置決め部に折り重ねた際に前記カード嵌め込み部と重なる部分の内側に形成された第1の領域と該第1の領域より外側の第2の領域とに区分され、該第2の領域は、少なくともカード位置決め部に折り重ねた際にカード嵌め込み部に重なる部分の粘着シートが除去されていると共に、前記第1の領域の周縁と重複しないように剥離シートに形成された打ち抜きにより該打ち抜きの内側の第3の領域と該打ち抜きの外側の第4の領域とに区分され、第3の領域には第1の領域の一部が重なっていることを特徴とするラミネート基材貼合用シート。
【請求項5】
カードの表面に貼合されるラミネート基材および粘着剤層を備える粘着シートと、該粘着シートの粘着剤層の、ラミネート基材と反対側の面に設けられた剥離シートとを有するラミネート基材貼合用シートであって、
カード位置決め部と、該カード位置決め部に第1の折り曲げ線を境界にして隣接する第1のラミネート基材供給部と、前記カード位置決め部に第2の折り曲げ線を境界にして隣接する第2のラミネート基材供給部とを備え、
カード位置決め部は、略中央に、カードと同形状で、使用時までには少なくとも剥離シートが除去されるカード嵌め込み部を有し、
第1のラミネート基材供給部は、前記第1の折り曲げ線に沿ってカード位置決め部に折り重ねた際に前記カード嵌め込み部と重なる部分の周縁に沿って粘着シートに形成された第1の打ち抜きにより第1の打ち抜きの内側の第1の領域と第1の打ち抜きの外側の第2の領域とに区分されると共に、前記第1の打ち抜きと重複しないように剥離シートに形成された第2の打ち抜きにより第2の打ち抜きより内側の第3の領域と第2の打ち抜きの外側の第4の領域とに区分され、第3の領域には第1の領域の一部が重なっており、
第2のラミネート基材供給部は、前記第2の折り曲げ線に沿ってカード位置決め部に折り重ねた際に前記カード嵌め込み部と重なる部分の内側に形成された第1の領域と該第1の領域より外側の第2の領域とに区分され、該第2の領域は、少なくともカード位置決め部に折り重ねた際にカード嵌め込み部に重なる部分の粘着シートが除去されていると共に、前記第1の領域の周縁と重複しないように剥離シートに形成された打ち抜きにより該打ち抜きの内側の第3の領域と該打ち抜きの外側の第4の領域とに区分され、第3の領域には第1の領域の一部が重なっていることを特徴とするラミネート基材貼合用シート。
【請求項6】
第1の領域の一部に粘着シートが除去された粘着シート除去部を有する請求項1〜5のいずれかに記載のラミネート基材貼合用シート。
【請求項7】
カード位置決め部の剥離シートは、カード嵌め込み部の輪郭に沿って形成された打ち抜きを有して、使用時にカード嵌め込み部の剥離シートが剥離可能にされていると共に、該剥離シートが除去されることによって露出する粘着シートの粘着剤層に、再剥離可能な粘着力に調整する印刷処理が施されている請求項1〜6のいずれかに記載のラミネート基材貼合用シート。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【図19】
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【図20】
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【図21】
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【図22】
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【図23】
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【図24】
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【図25】
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【図26】
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【図27】
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【図28】
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【図29】
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【図30】
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【公開番号】特開2010−149351(P2010−149351A)
【公開日】平成22年7月8日(2010.7.8)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−329048(P2008−329048)
【出願日】平成20年12月25日(2008.12.25)
【出願人】(595178748)王子タック株式会社 (76)
【出願人】(000122298)王子製紙株式会社 (2,055)
【Fターム(参考)】