説明

リガンドに結合体化可能なモノメチルバリン化合物

【課題】さらなるHER2−指向性癌療法を提供すること。
【解決手段】本発明により、オーリスタチンペプチドが提供される。このようなオーリスタチンペプチドとしては、Me Val−Val−Dil−Dap−ノルエフェドリン(MMAE)およびMe Val−Val−Dil−Dap−Phe(MMAF)が挙げられ、これらは
調製され、マレイミドカプロイル−val−cit−PABを含めた、種々のリンカーを介してリガンドに結合される。本発明により得られたリガンド薬物結合体はインビトロおよびインビボで活性であった。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
式:
【化1】

[式中、
Abは抗体であり、
17は、C−C10アルキレン−、−C−Cカルボシクロ−、−O−(C−Cアルキル)−、−アリーレン−、−C−C10アルキレン−アリーレン−、−アリーレン−C−C10アルキレン−、−C−C10アルキレン−(C−Cカルボシクロ)−、−(C−Cカルボシクロ)−C−C10アルキレン−、−C−Cヘテロシクロ−、−C−C10アルキレン−(C−Cヘテロシクロ)−、−(C−Cヘテロシクロ)−C−C10アルキレン−、−(CHCHO)−および−(CHCHO)−CH−よりなる群から選択され;およびrは1〜10の範囲の整数であり;
pは1〜20の範囲であり、および
以下のを有する薬物部分であり:
【化2】

ここで、独立して、各位置において:
はHおよびC−Cアルキルよりなる群から選択され;
はHおよびC−Cアルキルよりなる群から選択され;
はHおよびC−Cアルキルよりなる群から選択され;
はHおよびメチルよりなる群から選択され;
はHおよびC−Cアルキルよりなる群から選択され;
はHおよびC−Cアルキルよりなる群から選択され;
各Rは、O−(C−Cアルキル)であり;
はHおよびC−Cアルキルよりなる群から選択され;
10はフェニルであり;
ZはOまたはNHであり;および
11−C20アルキルまたは−(R13O)−R14から選択され;
mは1〜1000の範囲の整数であり;
13はC−Cアルキルであり;および
14はHまたはC−Cアルキルである]
を有する抗体−薬物結合体化合物、またはその薬学的に受容可能な塩または溶媒和物。
【請求項2】
17がC−C10アルキレン−である、請求項1記載の抗体−薬物結合体化合物、またはその薬学的に受容可能な塩または溶媒和物。
【請求項3】
式:
【化3】

有する請求項記載の抗体−薬物結合体化合物、またはその薬学的に受容可能な塩もしくは溶媒和物。
【請求項4】
前記抗体がモノクローナル抗体である請求項1記載の抗体−薬物結合体化合物、またはその薬学的に受容可能な塩もしくは溶媒和物。
【請求項5】
前記抗体がモノクローナル抗体である請求項3記載の抗体−薬物結合体化合物、またはその薬学的に受容可能な塩もしくは溶媒和物。
【請求項6】
が以下の構造:
【化4】

を有する、請求項1記載の抗体−薬物結合体化合物、またはその薬学的に受容可能な塩もしくは溶媒和物。
【請求項7】
が以下の構造:
【化5】

を有する、請求項3記載の抗体−薬物結合体化合物、またはその薬学的に受容可能な塩もしくは溶媒和物。
【請求項8】
腫瘍細胞または癌細胞を殺傷し、またはその増殖を阻害するための組成物であって、該組成物は、腫瘍細胞または癌細胞を殺傷し、またはその増殖を阻害するのに効果的である、一定量の請求項1記載の抗体−薬物結合体化合物、またはその薬学的に受容可能な塩またはその溶媒和物を含む、組成物。
【請求項9】
癌を処置するための組成物であって、該組成物は、一定量の請求項1記載の抗体−薬物結合体化合物、またはその薬学的に受容可能な塩またはその溶媒和物を含み、ここで、該量は癌を処置するのに効果的である、組成物。
【請求項10】
腫瘍細胞または癌細胞を殺傷し、またはその増殖を阻害するための組成物であって、該組成物は、腫瘍細胞または癌細胞を殺傷し、またはその増殖を阻害するのに効果的である、一定量の請求項3記載の抗体−薬物結合体化合物、またはその薬学的に受容可能な塩またはその溶媒和物を含む、組成物。
【請求項11】
1以上の薬物部分に共有結合した抗体を含む抗体−薬物結合体化合物であって,該化合物が式:
【化6】

[式中:
Abが1以上の腫瘍−関連抗原(1)〜(35):
(1)BMPR1B(骨形態形成タンパク質レセプター−タイプIB);
(2)E16(LAT1,SLC7A5);
(3)STEAP1(前立腺の6回膜貫通上皮抗原);
(4)0772P(CA125,MUC16);
(5)MPF(MPF,MSLN,SMR,巨核細胞増強因子,メソテリン);
(6)Napi3b(NAPI−3B,NPTIIb、SLC34A2,溶質キャリアーファミリー34(リン酸ナトリウム),メンバー2,タイプIIナトリウム−依存性リン酸トランスポーター3b);
(7)Sema 5b(FLJ10372,KIAA1445,Mm.42015,SEMA5B,SEMAG,セマフォリン5b Hlog,semaドメイン,7回トロンボスポンジンリピート(タイプIおよびタイプI−様),膜貫通ドメイン(TM)および短い細胞質ドメイン,(セマフォリン)5B);
(8)PSCA hlg(2700050C12Rik,C530008O16Rik,RIKEN cDNA 2700050C12,RIKEN cDNA 2700050C12遺伝子);
(9)ETBR(エンドセリンタイプBレセプター);
(10)MSG783(RNF124,仮想タンパク質FLJ20315);
(11)STEAP2(HGNC_8639,IPCA−1,PCANAP1,STAMP1,STEAP2,STMP,前立腺癌関連遺伝子1,前立腺癌関連タンパク質1,前立腺の6回膜貫通上皮抗原2,6回膜貫通前立腺タンパク質);
(12)TrpM4(BR22450,FLJ20041,TRPM4,TRPM4B,一過性レセプター潜在的カチオンチャネル,サブファミリーM,メンバー4);
(13)CRIPTO(CR,CR1,CRGF,CRIPTO,TDGF1,テラトカルシノーマ−由来成長因子);
(14)CD21(CR2(補体レセプター2)またはC3DR(C3d/エプスタインバーウイルスレセプター)またはHs.73792);
(15)CD79b(IGb(免疫グロブリン−関連β),B29);
(16)FcRH2(IFGP4,IRTA4,SPAP1A(SH2ドメイン含有ホスファターゼアンカータンパク質1a),SPAP1B,SPAP1C);
(17)HER2;
(18)NCA;
(19)MDP;
(20)IL20Rα;
(21)Brevican;
(22)Ephb2R;
(23)ASLG659;
(24)PSCA;
(25)GEDA;
(26)BAFF−R;
(27)CD22;
(28)CD79a(CD79A,CD79α,免疫グロブリン−関連α);
(29)CXCR5(バーキットリンパ腫レセプター1);
(30)HLA−DOB(ペプチドに結合し、それらをCD4+Tリンパ球に提示するMHCクラスII分子(Ia抗原)のβサブユニット);
(31)P2X5(プリン作動性レセプターP2Xリガンド型イオンチャネル5);
(32)CD72(B―細胞分化抗原CD72,Lyb−2);
(33)LY64(リンパ球抗原64(RP105)、ロイシンリッチリピート(LRR)ファミリーのタイプI膜タンパク質);
(34)FCRH1(Fcレセプター−様タンパク質1);および
(35)IRTA2(免疫グロブリンスーパーファミリーレセプタートランスローケーション関連2)
に結合する抗体であり、
17は、C−C10アルキレン−、−C−Cカルボシクロ−、−O−(C−Cアルキル)−、−アリーレン−、−C−C10アルキレン−アリーレン−、−アリーレン−C−C10アルキレン−、−C−C10アルキレン−(C−Cカルボシクロ)−、−(C−Cカルボシクロ)−C−C10アルキレン−、−C−Cヘテロシクロ−、−C−C10アルキレン−(C−Cヘテロシクロ)−、−(C−Cヘテロシクロ)−C−C10アルキレン−、−(CHCHO)−および−(CHCHO)−CH−よりなる群から選択され;およびrは1〜10の範囲の整数であり;
pは1〜20の範囲であり、および
以下のを有する薬物部分であり:
【化7】

ここで、独立して、各位置において、
Hおよび−Cアルキルよりなる群から選択され
はHおよびC−Cアルキルよりなる群から選択され;
はHおよびC−Cアルキルよりなる群から選択され;
はHおよびメチルよりなる群から選択され;
はHおよびC−Cアルキルよりなる群から選択され;
はHおよびC−Cアルキルよりなる群から選択され;
各RO−(C−Cアルキル)であり;
はHおよびC−Cアルキルよりなる群から選択され;
10はフェニルであり;
ZはOまたはNHであり;および
11はH、C−C20アルキルまたは−(R13O)−R14から選択され;
mは1〜1000の範囲の整数であり;
13はC−Cアルキルであり;および
14はHまたはC−Cアルキルである]
を有する化合物、またはその薬学的に受容可能な塩またはその溶媒和物。
【請求項12】
17がC−C10アルキレン−である、請求項11記載の抗体−薬物結合体化合物、またはその薬学的に受容可能な塩または溶媒和物。
【請求項13】
式:
【化8】

有する請求項11記載の抗体−薬物結合体化合物、またはその薬学的に受容可能な塩もしくは溶媒和物。
【請求項14】
腫瘍細胞または癌細胞を殺傷し、またはその増殖を阻害するための組成物であって、該組成物は、腫瘍細胞または癌細胞を殺傷し、またはその増殖を阻害するのに効果的である、一定量の請求項11記載の抗体−薬物結合体化合物、またはその薬学的に受容可能な塩またはその溶媒和物を含む、組成物。
【請求項15】
癌を処置するための組成物であって、該組成物は、一定量の請求項11記載の抗体−薬物結合体化合物、またはその薬学的に受容可能な塩またはその溶媒和物を含み、ここで、該量は癌を処置するのに効果的である、組成物。


【図1】
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【図2】
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【図3A】
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【図3B】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【図19】
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【公開番号】特開2011−231131(P2011−231131A)
【公開日】平成23年11月17日(2011.11.17)
【国際特許分類】
【外国語出願】
【出願番号】特願2011−181020(P2011−181020)
【出願日】平成23年8月22日(2011.8.22)
【分割の表示】特願2006−538564(P2006−538564)の分割
【原出願日】平成16年11月5日(2004.11.5)
【出願人】(505314468)シアトル ジェネティックス, インコーポレイテッド (19)
【Fターム(参考)】