説明

リライタブルカード

【課題】データの記憶が可能であって、そのデータの読み書きを容易に行うことができ、またデータ破壊やデータ改竄のおそれが少なく、且つ安価なリライタブルカードを提供する。
【解決手段】データを記憶する記憶部が設けられ、記憶部内のデータを書き換え可能なリライタブルカード10において、記憶部は、印刷面に形成されたバーコード24であることを特徴とする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、データを記憶する記憶部が設けられ、記憶部内のデータを書き換え可能なリライタブルカードに関する。
【背景技術】
【0002】
たとえば、病院の診察券は、紙やプラスチック製のカードであり、表面に病院名と診察券の所有者の名前が記載されているものであった。
このようなカードには、カードの片面に磁気データ部を配した磁気カードと、磁気データ部が無いカードとがある。比較的大きな病院などでは様々なデータを記憶させておくことができる前記磁気カードを診察券に使用し、前回通院したときの状況など、種々のデータが記憶されている。
このように、データを記憶できるカードとしては、前記磁気カードやICカードなど様々な種類のものがあるが、いずれもコストが高く、特に小規模病院や医院等において多数の患者に配布するものとしては負担が大きく使用しにくいと言う実情があった。
【0003】
なお、低コストのカードとして、ロイコ塗料や、加熱することで透明と白濁を繰り返す可逆的材料などの感熱特殊塗料を用いたリライタブルカードが広く出回っている(例えば、特許文献1参照)。
このようなカードでは、カードの表面に加熱ヘッドを用いて文字等を書き換え可能に印刷することができる。しかし、リライタブルカードでは、印刷される内容は自由に書き換えできるが、データそのものを記憶することはできない。そこで、リライタブルカードの裏面に磁気テープを貼り付けたり磁気部分を形成することにより、カード表面には印字をし、カード裏面にはデータを記憶させるような構成のリライタブルカードも存在する(例えば、特許文献2参照)。
【0004】
【特許文献1】特開平10−258533号公報
【特許文献2】特開2006−58937号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上述したような、磁気テープを貼り付けたり磁気部分を形成したリライタブルカードでは、磁気テープをカードに貼り付ける手間や磁気部分の形成に手間がかかり、またリライタブルカードよりも高コストになってしまうという課題がある。
さらに、このように磁気テープを貼り付けた構成のリライタブルカードのカードリーダライタは加熱ヘッドの他に磁気ヘッドも必要となり、カードリーダライタ自体も高コストになってしまうと共に、データの読み書きにも手間がかかるという課題がある。
【0006】
また、磁気テープなどの磁気記憶領域を設けたカードでは外部磁界の影響によるデータ破壊や、汚れ、傷などによってデータが破壊されやすいという課題や、データの改竄が部外者によって容易に行われるおそれもあるという課題もある。
【0007】
そこで、本発明の目的は、上記課題を解決すべくなされ、その目的とするところは、データの記憶が可能であって、そのデータの読み書きを容易に行うことができ、またデータ破壊やデータ改竄のおそれが少なく、且つ安価なリライタブルカードを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
すなわち、本発明にかかるリライタブルカードによれば、データを記憶する記憶部が設けられ、記憶部内のデータを書き換え可能なリライタブルカードにおいて、前記記憶部は、印刷面に形成されたバーコードであることを特徴としている。
この構成を採用することによって、バーコードにデータが記憶されるので、通常の印刷と同様にバーコードを印刷すれば、これによりデータの記憶ができる。すなわち、磁気部分等を設けなくてもデータの記憶ができるので、データの読み書きが容易であり、また磁気カードと異なり全てのデータや情報が常に視認できるため、データ破壊やデータ改竄のおそれが少なく、且つ安価なカードを提供できる。
【0009】
また、前記バーコードは、カード長手方向に沿って、単位データ部が複数形成され、前記単位データ部は、カード幅方向にそれぞれの長手方向が向いており且つカード幅方向に並んで形成された複数のバーを有しており、前記単位データ部の複数のバーのうち、いずれか1つがエンコードバーであり、他のバーが黒バーまたは白バーからなるデータバーであることを特徴としてもよい。
この構成による作用を以下に説明する。
通常のバーコードでは、各バーの太さ(カード搬送方向のバーの幅に該当する)や、バーどうしの間隔でその内容であるデータが決定されるが、カードリーダライタでカードに印刷されたバーコードを読み取るときは、モータで回転駆動する搬送ローラでカードを搬送させながらバーコードを読み取ることとなる。このため、前記通常のバーコードではモータの回転が多少でも不安定になると、バーコードのバーの太さやバーどうしの間隔を誤判定してしまう。そこで、上記のようにエンコードバーを検出した位置に対応する他のデータバーを読み取る構成を採用することで、カード搬送用のモータの動作の安定性にかかわらず、カードリーダライタでの読み込みや書き込みが安定して行える。
【0010】
さらに、前記エンコードバーは、カード長手方向に沿って交互に配置された黒バーおよび白バーであることを特徴としてもよい。
この構成によれば、エンコードバーの白バー部分も単なる空白ではなく、データ部として構成できるので、よりデータ密度を上げることができる。
【0011】
また、前記バーコードが、カードの中心点に対して点対称となる2箇所に形成されていることを特徴としてもよい。
この構成によれば、リライタブルカードをカードリーダライタに挿入する際に、長手方向における何れの方向を挿入方向としてもデータの読み書きが行える。
【0012】
なお、前記バーコードが、カード幅方向の中心におけるカード長手方向に沿った中心線に対して線対称となる2箇所に形成されていることを特徴としてもよい。
この構成によれば、バーコードの読み取り方向が2箇所のバーコードとも同一方向となるので、リライタブルカードをカードリーダライタに挿入する際に挿入方向を間違えた場合には、そのことをすぐに検出できる。また、リライタブルカードの挿入方向が逆方向であっても、バーコードが全て通過した後データ解析を行うことが可能な読み取り識別部を備えたカードリーダライタを用いれば、書換データの印刷時に前記逆方向のカード面にあるデータを全て消去しながら新たに新規データを含むカード面情報の全てを順方向に書き換えることができるので、表裏面さえ気をつければカードの方向を気にせず挿入できる。
【発明の効果】
【0013】
本発明にかかるリライタブルカードによれば、データの読み書きを容易に行うことができ、しかも安価で提供できる。また、データの破壊や部外者によるデータの改竄なども安易に行われないようなカードとすることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0014】
以下、本発明の好適な実施の形態を添付図面に基づいて詳細に説明する。
(第1の実施形態)
リライタブルカードは、ロイコ塗料または加熱することで透明と白濁を繰り返す可逆的材料などの感熱特殊塗料を用いており、感熱ヘッドによって表示を書き換え可能に設けられたカードである。
このようなリライタブルカードにおいても全面が書き換え可能に設けられているわけではなく、一般的なリライタブルカードには、ロイコ塗料等が配置された書き換え可能領域と、ロイコ塗料等が配置されていない書き換え不能領域とが形成されている。企業名などは書き換え不能領域に印刷されており、消費者のポイント数などが書き換え可能領域に印刷される。
【0015】
図1に示すような本実施形態のリライタブルカード10は、例として、各医療機関で発行し、患者たるユーザーが所持する診療用カードであるとする。
一般的な診療用カードでは、例えば医療機関名11、医療機関の診療時間12、医療機関の住所13、医療機関の電話番号14などが書き換えできないように、あらかじめ書き換え不能領域に印刷されているが、本実施形態では全て書き換え可能領域に印刷するものとし、データの書き換え時おいて書き換え不要なデータは書き換えを実行しないようにすることもできる。
【0016】
そして、患者に関するデータとしては、患者の整理番号16、氏名18、生年月日19、顔写真20などがある。この患者に関するデータも全て書き換え可能領域に印刷されている。これらのデータについても、データの書き換え時おいて書き換え不要なデータは書き換えを実行しないようにすることもできる。
【0017】
本実施形態のリライタブルカードは、上述したような書き換え可能領域に、バーコード24が印刷されている。ここでは、リライタブルカード10の下側部分にカード長手方向全体に亘ってバーコード24が印刷されているが、カードリーダライタ(図示しない)におけるバーコードリーダの配置場所によってバーコード24の印刷位置は任意に変更すればよい。
【0018】
バーコード24は、何らかの情報を記憶させておくことができるものであり、本実施形態では本人固有コード記号、漢字表記での氏名、生年月日、その他本人を特定する情報等を想定しているから、リライタブルカード10はバーコード24を記憶部として用いることができる。そして、バーコード24は書き換え可能領域に印刷されているので、記憶させておく情報を何度でも自由に書き換え可能となる。
さらに、この印刷内容について、たとえば個人情報のうち本人以外知り得ない情報や生年月日等は印刷しないでおくことも可能である。そしてこれらの本人以外知り得ない情報や生年月日等についてはバーコードに記憶させておき、病院、診療科もしくは薬局の受付者または医師等がカードリーダに挿入したときにこれらの情報を画面等に表示させ、本人の口頭申告と照合することにより、迅速に本人確認が行える。このため、人違いによる誤った治療や投薬の間違い等の事故を防止することができる。
【0019】
次に、本実施形態のバーコードの構成を、図2および図3に基づいて説明する。
なお、本実施形態のバーコードの構成は、現在一般的に知られているJANやCODE39やITF等のように、既に規格化されたものではなく、今回出願人がリライタブルカードに印刷するバーコードとして最適なものとして新たに構成したものである。
【0020】
本実施形態のバーコード24は、リライタブルカード10の読み取り速度とは無関係にデータを読み取り可能であることが大きな特徴となっている。
具体的には、カードの長手方向に沿って複数の単位データ部26が並んで形成されており、本実施形態では3つのバーで単位データ部26の一単位を形成している。この単位データ部26は、リライタブルカード10の幅方向中央にエンコードバー28が形成され、エンコードバー28の左右にデータバーが形成される。以下、データバーとして、リライタブルカード10の搬送方向を向いて左側の左バー30、リライタブルカード10の搬送方向を向いて右側の右バー31と称して説明する。
【0021】
各単位データ部26のカード長手方向の幅dは、全ての単位データ部26で同一であり、またエンコードバー28、左バー30、右バー31のカード長手方向の幅dもそれぞれ全て同一の幅である。つまり、カードの搬送方向(カード長手方向)のバーコードの幅や間隔によっては、データは何ら決定されない。
なお、実際には、単位データ部26の幅dは、0.25mm程度にすることを想定している。また、各バーの長さは、カードリーダライタに設置されている読み取りセンサの位置に適合するように設定すればよく、本実施形態では2.0mm程度を想定している。
【0022】
エンコードバー28は、センサ(図示せず)によってバーコードを読み取る際に、単位データ部26であることを認識するための、データ読み取りのタイミング検出用のバーである。
エンコードバー28は、カード長手方向に沿って黒バーと白バーとが交互に形成されて構成される。黒バーが形成されている部位もエンコードバー28であり、白バーが形成されている部位もエンコードバー28である。つまり、従来のバーコードのように白色の部分を空白としたものとはその基本的な考え方が異なり、交互に表れる黒色、白色のそれぞれの位置にデータが形成されるので、従来のものと比較してデータ密度を上げることができる。
【0023】
左バー30および右バー31が実際にデータとして機能する部位である。左バー30および右バー31には黒バーまたは白バーが任意に配置される。左バー30と右バー31における黒バーまたは白バーの組み合わせによって、単位データ部26における情報が構築される。具体的には、左バー30と右バー31で2bitであり、それぞれ任意に黒バーと白バーを配置できるので、これらの組み合わせによって黒黒、黒白、白黒、白白の4種類のデータが1つの単位データ部26で表現可能となる。
【0024】
さらに、本実施形態のバーコード24は、単位データ部26が288個形成されている。そして単位データ部4個で1byteの情報量となるので、単位データ部4個ずつにASCIIコードなどを割り当て可能であり、ASCIIコード表の全ておよびJIS漢字コード表の6000字を表現可能となった。このように本実施形態のバーコード24は、全部で72byte分の記憶容量を有することになる。
【0025】
なお、バーコード24の先頭部分には、バーコード24の読み出し先頭側であることを示すスタートコードを形成するとよい。例えば先頭部分から単位データ部26を4個で1byte分をスタートコードに割り当てておく。このようにスタートコードを形成することでバーコード24を逆から読んでしまうような事を防ぐことができる。
【0026】
また、バーコード24の先頭部分にスタートコードを形成しなくても、バーコード24の後端部分に、バーコード24の終了を示すエンドコードを形成してもよい。例えば後端部分から単位データ部26を4個で1byte分をエンドコードに割り当てておく。このようにエンドコードを形成することによっても、バーコード24を逆から読んでしまうような事を防ぐことができる。
【0027】
上述してきた実施形態では、エンコードバー28を単位データ部26の中央に配置し、エンコードバー28の両側の左バー30、右バー31をデータバーとした。しかし、単位データ部26の3つのバーのうちいずれを左バー又は右バーをエンコードバーとしてもよい。
さらに、単位データ部26としては、3つのバーで構成されることには限定されず、2つのバーで1つの単位データ部26を構成してもよい。この構成では、2つのバーのうちのいずれか一方がエンコードバーとなり、他方がデータバーとなる。そして、このような場合、単位データ部8個で1byteの情報量となるので、単位データ部8個ずつにASCIIコードなどを割り当て可能である。
なお、2つのバー、3つのバー以外にも、4つのバーで1つの単位データ部26を構成してもよいことはいうまでもない。
【0028】
(第2の実施形態)
リライタブルカード10の第2の実施形態について、図4および図5に基づいて説明する。なお、上述した第1の実施形態と同一の構成要素については同一の符号を付し、説明を省略する場合もある。
本実施形態のリライタブルカード10は、カードの長手方向に沿って上下2箇所に同じ内容のバーコード24a,24bが印刷されている。この同じ内容のバーコード24a,24bは、カードの中心点Oに対して点対称となるように印刷されている。
このため、バーコードを読み取らせる際に、カードリーダライタには1組の読み取りセンサを設置するだけで、カードの搬送方向が長手方向に沿ったA方向またはB方向のいずれであっても、バーコード24aまたはバーコード24bの少なくともいずれか一方を確実に読み取らせることができる。
したがって、このような構成のリライタブルカード10では、カードリーダライタにバーコード24を読み取らせる際に、カードリーダライタへカードのどちら側から挿入しても確実にデータが読み取られる。さらに、長手方向に沿ったA方向またはB方向のいずれの方向から挿入されても、書換データの印刷時に前記逆方向のカード面にあるデータを全て消去しながら新たに新規データを含むカード面情報の全てを順方向に書き換えることができるので、表裏面さえ気をつければカードの方向を気にせず挿入できる。
【0029】
(第3の実施形態)
リライタブルカード10の第3の実施形態について、図6に基づいて説明する。なお、上述した第1の実施形態および第2の実施形態と同一の構成要素については同一の符号を付し、説明を省略する場合もある。
本実施形態では、カードの長手方向に沿って上下2箇所に同じ内容のバーコード24c,24dが印刷されている点では、第2の実施形態と同様である。ただ、本実施形態では、この同じ内容のバーコード24c,24dは、カード長手方向に延びるカードの中心線Cに対して線対称となるように印刷されている。したがって、このリライタブルカード10では、バーコード24cを読み取らせる方向Aと、バーコード24dを読み取らせる方向Aが同一方向となる。
【0030】
本実施形態によれば、通常カードリーダライタ内のバーコードリーダがカードに対してどちらか一方の側にしか設けられていないので、リライタブルカード10の挿入方向が間違っていればすぐにそのことを判断することができる。つまり、バーコード24が1箇所にしか印刷されていない場合には、リライタブルカード10の挿入方向が間違っているとバーコードリーダでバーコード24が認識できないので、そもそもバーコード無しのカードであるとの認識がされる可能性もある。しかし、本実施形態のリライタブルカード10では、挿入方向が間違っているとバーコード24の向きが異なるため、リライタブルカード10の挿入方向が間違っていることをすぐに認識することができる。
なお、バーコード24の向きが間違っているとの認識は、上述したようなスタートコードまたはエンドコードを読み取ることで可能となる。
【0031】
これにより、リライタブルカードの挿入方向が逆方向であってもバーコードが全て通過した後データ解析を行うことが可能な読み取り識別部を備えたカードリーダライタを用いれば、書換データの印刷時に前記逆方向のカード面にあるデータをすべて消去しながら新たに新規データを含むカード面情報のすべてを順方向に書き換えることができるので、表裏面さえ気をつければカードの方向を気にせずに挿入できる。また、後述するような書き換え不能領域に印刷がありカードの上下や印刷方向を常に同一方向で印刷する必要がある場合は、カードが逆であることをカードリーダライタのバーコード識別制御部からの信号により、警告表示または警告音や音声で知らせ、正しく挿入し直させることもできる。
上述したバーコードを対象に2ヶ所設ける方法に代えて、バーコードをカード進行方向中心線上に1ヶ所にすれば1つのセンサでカード挿入方向の識別が可能であるが、カード面の例えば顔写真のように比較的広い印刷面を必要とする印刷ができなかったり、カード面がバーコードを境界として2分割されることになり、全面印刷による調和のとれた美しい印刷表現が損なわれることになる。
【0032】
なお、上述した各実施形態では、カード表面のすべての印刷情報、例えば医療機関名11、医療機関の診療時間12、医療機関の住所13、医療機関の電話番号14、患者の整理番号16、氏名18、生年月日19、顔写真20などをすべて書き換え可能領域に印刷するものであった。
しかし、本発明のリライタブルカード10としては、カードの発行先により変化する情報、例えば患者の整理番号16、氏名18、生年月日19、顔写真20などを書き換え可能領域に設定し、書き換え不能領域に医療機関名11、医療機関の診療時間12、医療機関の住所13、医療機関の電話番号14などを予め印刷しておくように形成してもよい。
このようにすることで、カードリーダライタでは、挿入されたリライタブルカード10の挿入方向を検出し誤っている場合は挿入し直すように促し、その後に記載されているデータを読み出しつつ印刷を消去し、リライタブルカード10をカードリーダライタから搬出させるときに新たに必要な表示、必要なデータを印刷し直すことができる。
【0033】
なお、上述した各実施形態のバーコードとしては、図2に示した形態に基づいて説明した。しかしながら、本発明のバーコードとしては、従来から知られている既に規格化されたバーコードであってもよく、またQRコードであってもよい。
【0034】
以上本発明につき好適な実施の形態を挙げて種々説明したが、本発明はこの実施の形態に限定されるものではなく、発明の精神を逸脱しない範囲内で多くの改変を施し得るのはもちろんである。
【図面の簡単な説明】
【0035】
【図1】リライタブルカードの第1の実施形態の平面図である。
【図2】バーコードの説明図である。
【図3】バーコードの詳細な説明図である。
【図4】リライタブルカードの第2の実施形態の平面図である。
【図5】図4のリライタブルカードの概略構成を説明する平面図である。
【図6】リライタブルカードの第3の実施形態の平面図である。
【符号の説明】
【0036】
10 リライタブルカード
11 医療機関名
12 診療時間
13 住所
14 電話番号
16 整理番号
18 氏名
19 生年月日
20 顔写真
24 バーコード
26 単位データ部
28 エンコードバー
30 左バー
31 右バー
C 中心線
O 中心点

【特許請求の範囲】
【請求項1】
データを記憶する記憶部が設けられ、記憶部内のデータを書き換え可能なリライタブルカードにおいて、
前記記憶部は、印刷面に形成されたバーコードであることを特徴とするリライタブルカード。
【請求項2】
前記バーコードは、
カード長手方向に沿って、単位データ部が複数形成され、
前記単位データ部は、カード幅方向にそれぞれの長手方向が向いており且つカード幅方向に並んで形成された複数のバーを有しており、
前記単位データ部の複数のバーのうち、いずれか1つがエンコードバーであり、他のバーが黒バーまたは白バーからなるデータバーであることを特徴とする請求項1記載のリライタブルカード。
【請求項3】
前記エンコードバーは、カード長手方向に沿って交互に配置された黒バーおよび白バーであることを特徴とする請求項2記載のリライタブルカード。
【請求項4】
前記バーコードが、カードの中心点に対して点対称となる2箇所に形成されていることを特徴とする請求項1〜請求項3のうちのいずれか1項記載のリライタブルカード。
【請求項5】
前記バーコードが、カード幅方向の中心におけるカード長手方向に沿った中心線に対して線対称となる2箇所に形成されていることを特徴とする請求項1〜請求項3のうちのいずれか1項記載のリライタブルカード。

【図3】
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【図1】
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【図2】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2009−226679(P2009−226679A)
【公開日】平成21年10月8日(2009.10.8)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−73184(P2008−73184)
【出願日】平成20年3月21日(2008.3.21)
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.QRコード
【出願人】(397011111)株式会社ウインテック (87)
【Fターム(参考)】