ルーフラック
【課題】 使い勝手を向上させることができるルーフラックを提供する。
【解決手段】 このルーフラック2は、ルーフに左右に離間して設けられ、前後方向Aに延在した一対のレール3、3と、両レール3,3に支持されて荷物が載置される載置部4とを備えている。この載置部4は、バー51〜54と、これらの後方側に配置された伸長部6と、バー51〜54および、最後方側のバー54と伸長部6とを連結する連結手段とを備えている。この連結手段は、左右一対のバー支持部55〜58、61とから構成されている。各バー支持部56〜58、61は車両後方側へ移動されることで伸長部6が車両後方側へ伸長するように構成されており、この伸長部6が荷台103の上方まで伸長するように各バー支持部56〜58、61の車両前後方向Aの長さが設定されている。
【解決手段】 このルーフラック2は、ルーフに左右に離間して設けられ、前後方向Aに延在した一対のレール3、3と、両レール3,3に支持されて荷物が載置される載置部4とを備えている。この載置部4は、バー51〜54と、これらの後方側に配置された伸長部6と、バー51〜54および、最後方側のバー54と伸長部6とを連結する連結手段とを備えている。この連結手段は、左右一対のバー支持部55〜58、61とから構成されている。各バー支持部56〜58、61は車両後方側へ移動されることで伸長部6が車両後方側へ伸長するように構成されており、この伸長部6が荷台103の上方まで伸長するように各バー支持部56〜58、61の車両前後方向Aの長さが設定されている。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、荷台を備えた車両のルーフに設けられるルーフラックに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、図13に示すようにダブルキャブ型の車両101は、一般的に車室102の後方側に低い位置で上側が開口した箱状の荷台103が設けられている。そしてダブルキャブ車両の中には、この車両101のように車室102の上部を形成しているルーフ104に、荷物が載置されるルーフラック105が設けられたものがある。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
しかしながら、このようなルーフラック105はルーフ104面積に合わせて形成されていることから、荷物の載置面積は最大でもルーフ104面積の大きさまでに限定されてしまう。このため、荷物量がルーフ104面積を越える場合には荷物の一部しかルーフラック105に載せることができない。したがって、使い勝手が良くなかった。
【0004】
本発明は、かかる従来の課題に鑑みてなされたものであり、使い勝手を向上させることができるルーフラックを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
前記課題を解決するために本発明の請求項1記載のルーフラックにおいては、車両後方側に低い位置で上側が開口した箱状の荷台が設けられた車両のルーフに設けられ、荷物が載置されるルーフラックにおいて、前記荷台の上方まで車両後方側へ伸長可能に形成したものとしている。
【0006】
かかる構成においては、ルーフラックを荷台の上方まで伸長させた際には荷物の載置面積がルーフ面積よりも広くなるため、荷物量がルーフの広さを越えてもルーフラックに載せることが可能になる。
【0007】
また請求項2記載のルーフラックにおいては、最大限に伸長された前記ルーフラックの左右側全体に、載置された前記荷物の動きを止めるストッパーを設けたものとしている。
【0008】
かかる構成においては、走行中等に載置された荷物が動いてもストッパーによってルーフラックから荷物が落下するのを防止することができる。
【0009】
また請求項3記載のルーフラックにおいては、前記荷台の上方まで車両後方側へ伸長される伸長部に左右一対の脚部を設け、両脚部は前記荷台に着脱可能に取り付けられるとともに前記伸長部の内側に収容可能に構成されたものとしている。
【0010】
かかる構成においては、脚部を荷台に取り付けると脚部を介して伸長部が荷台に支持されるため、伸長部にかかる荷重を荷台で受け止めることができる。
【0011】
また請求項4記載のルーフラックにおいては、前記一対の脚部は、前記伸長部に車両左右方向に回動可能に設けられているとともに、下側を左右に拡げた状態で前記荷台に着脱可能に取り付けられるように前記伸長部に対する設置位置が設定されたものとしている。
【0012】
かかる構成においては、伸長部にかかる荷重により脚部は下側がさらに左右に拡げられるため、荷重の大きさに合わせて脚部を常に安定した状態で荷台に固定させることができる。
【0013】
また請求項5記載のルーフラックにおいては、前記一対の脚部は、前記荷台に取り付けられる先端側の形状を、前記荷台の左右側壁部の上端部の内側面から上面にかけて面接する形状に形成したものとしている。
【0014】
かかる構成において、荷物の載置時には伸長部にかかる荷重を利用して脚部が荷台に圧接されるため、脚部を荷台に取り付ける取付部材を使用しなくても脚部を荷台に容易に固定させることができる。
【0015】
また請求項6記載のルーフラックにおいては、前記ルーフラックは、前記ルーフに左右に離間して設けられ、車両前後方向に延在した一対のレールと、両レールに支持されて前記荷物が載置される載置部とを備え、この載置部は前端側が前記両レールの前端部に固定された状態で前記荷台の上方まで車両後方側へ伸長可能に形成されたものとしている。
【0016】
かかる構成においては、載置部を車両後方側へ伸長する際には両レールに案内されていくため、伸長操作をスムーズに行うことができる。
【0017】
また請求項7記載のルーフラックにおいては、前記載置部は、車両左右方向に延在して形成され、車両前後方向に並んで配置された複数のバーと、この複数のバーの車両後方側に配置された前記伸長部と、前記複数のバー同士および、前記複数のバーの最後方側のバーと前記伸長部とを車両前後方向で連結する連結手段とを備え、前記複数のバーは前記載置部の前端側を構成する最前方側のバーが前記一対のレールの前端部上に固定されている一方、残りのバーが前記一対のレールに支持され、前記連結手段の内、少なくとも前記複数のバーの連結手段が可撓性の部材で構成されるとともに、前記伸長部が前記荷台の上方まで伸長されるように車両前後方向の長さが設定されたものとしている。
【0018】
かかる構成においては、載置部の非伸長時には可撓性の連結手段を車両前後方向で撓ませることで複数のバーを車両前後方向で近接させておくことが可能になるため、この連結手段を可撓性の部材で構成しない場合に比べて伸長部の車両前後方向の長さ寸法を大きくすることができる。
【発明の効果】
【0019】
以上説明したように本発明の請求項1記載のルーフラックにおいては、ルーフラックを荷台の上方まで伸長させた際には荷物の載置面積がルーフ面積よりも広くなるため、荷物量がルーフの広さを越えてもルーフラックに載せることが可能になる。よって、ルーフラックの使い勝手を向上させることができる。
【0020】
また請求項2記載のルーフラックにおいては、走行中等に載置された荷物が動いてもストッパーによってルーフラックから荷物が落下するのを防止することができる。よって、ルーフラック使い勝手をさらに向上させることができる。
【0021】
また請求項3記載のルーフラックにおいては、脚部を荷台に取り付けると脚部を介して伸長部が荷台に支持されるため、伸長部にかかる荷重を荷台で受け止めることができる。よって、ルーフラックを伸長しても荷物を安定して載置させることができる。
【0022】
また請求項4記載のルーフラックにおいては、伸長部にかかる荷重により脚部は下側がさらに左右に拡げられるため、荷重の大きさに合わせて脚部を常に安定した状態で荷台に固定させることができる。よって、ルーフラックを伸長しても荷物量に関係なく安定して載置することができる。
【0023】
また請求項5記載のルーフラックにおいては、荷物の載置時に伸長部にかかる荷重を利用して脚部が荷台に圧接されるため、脚部を荷台に取り付ける取付部材を使用しなくても脚部を荷台に容易に固定させることができる。よって、脚部使用時における使い勝手を向上させることができる。
【0024】
また請求項6記載のルーフラックにおいては、載置部を車両後方側へ伸長する際には両レールに案内されていくため、伸長操作をスムーズに行うことができる。よって、ルーフラックの使い勝手をさらに向上させることができる。
【0025】
また請求項7記載のルーフラックにおいては、載置部の非伸長時には可撓性の連結手段を車両前後方向で撓ませることで複数のバーを車両前後方向で近接させておくことが可能になるため、この連結手段を可撓性の部材で構成しない場合に比べて伸長部の車両前後方向の長さ寸法を大きくすることができる。よって、伸長した際の荷物の載置範囲を広げることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0026】
以下、本発明の実施の形態を図にしたがって説明する。
【0027】
図1は本発明の第1の実施の形態を示すダブルキャブ型車両1の左側面図である。なお従来と同様の箇所には同じ符号を付している。この車両1は、車室102の後方側に車室102よりも低い位置で荷台103が設けられており、この荷台103は上側が開口した箱状に形成されている。そして、車室102の上部を形成しているルーフ104には本発明のルーフラック2が設けられている。
【0028】
このルーフラック2は、図2や図3に示すように、ルーフ104に左右に離間して設けられ、車両前後方向Aに延在した一対のレール3、3(左側のみ図示)と、両レール3,3に支持されて荷物が載置される載置部4とを備えている。
【0029】
両レール3、3は、それぞれレール本体31と、レール本体31の外側に設けられた起立壁32と、レール本体31の前後部の底面に設けられてルーフ104に取り付けられるルーフ取付部33、33と、レール本体31と起立壁32の前端とに結合した前端末部材34とから構成されている。
【0030】
レール本体31は、図4に示すように、両レール3、3の相対向する側(内側)に開口した断面コ字状に形成されている。
【0031】
一方、起立壁32はレール本体31の外側から上方へ向かって湾曲しながら起立した形状に形成されており、起立壁32の内部にはこの形状と同じ形の空間321が形成されている。
【0032】
一方、載置部4は、車両前後方向Aに等間隔に並んで配置された4本のバー51〜54と、これらのバー51〜54の車両後方側に配置された伸長部6と、バー51〜54および、最後方側のバー54と伸長部6とを車両前後方向Aで連結する連結手段とを備えている。
【0033】
バー51〜54は車両左右方向Bに延出して形成されており、車両後方側へ同じ割合で左右に大きくなるように各長さが設定されている。そして載置部4の前端側を構成している最前方側のバー51は左右側が両レール本体31、31に固定されている一方、残りのバー52〜54は左右側が両レール本体31、31に支持されている。
【0034】
また伸長部6は、図4にも示すように、両レール本体31、31内で支持された左右一対のバー支持部61、61(左側のみ図示)と、両バー支持部61、61を連結する3本の連結バー62とを中心にして構成されている。
【0035】
両バー支持部61、61は車両前後方向Aに延在しているとともに、前方側の連結バー62よりも前方へ所定寸法長く形成されている。
【0036】
また両バー支持部61、61の上方には車両前後方向Aに延在した上方延在部63、63が設けられている。この上方延在部63はバー支持部61と同じ長さに形成されており、レール3の起立壁32の空間321内においてレール本体31の上方に位置する部分に支持されている。
【0037】
一方、各連結バー62は車両左右方向Bに延在して形成されている。そして連結バー62は最後方のバー54よりも左右に長く設定されており、このバー54との左右の長さの差は、各バー51〜54の長さの差と同じに設定されている。
【0038】
そして、最後方側の連結バー62の後端左右側と両支持部61、61の後端と、両上方延在部63、63の後端にかけて前端末部材64、64が結合して設けられている。
【0039】
一方、前記連結手段は、伸長部6のバー支持部61、61と、各バー51〜54の左右端に結合して両レール3、3に支持された一対のバー支持部55、55〜58、58とから構成されており、これらのバー支持部は通常使用時(非伸長時)では各バー51〜54、62を等間隔に連結している。
【0040】
これらのバー支持部55、55〜58、58、61、61は車両前後方向Aに延在して形成されており、その左右幅は各バー51〜54、62の長さの差と同じになるように設定されている。
【0041】
最前方側のバー支持部55は、それぞれレール3の前端部を構成している補強部34に固定されており、この状態でバー52の前面に面接して形成されている。また両バー51、52間にあたる部分には車両前後方向Aに延在する長穴59が設けられている。
【0042】
また後方側のバー支持部56は、前方のバー支持部55の外面とバー53の前面とに当接して形成されている。そしてバー支持部56において両バー51、52間にあたる部分には突起60が長穴59に係合して設けられており、これによって両バー51、52は連結されている。
【0043】
またこの突起60はこの長穴59内で前後方向Aに移動自在に形成されており、ルーフラック2の通常使用時には長穴59の前端に係止されている。さらに、バー支持部56において両バー52、53間にあたる部分には車両前後方向Aに延在する長穴59が設けられている。
【0044】
一方、その後方側のバー支持部57は、前方のバー支持部56の外面とバー54の前面とに面接して形成されている。そしてバー支持部57において両バー52、53間にあたる部分には突起60が前方側のバー支持部56の長穴59に係合して設けられており、これによって両バー52、53は連結されている。
【0045】
また、この突起60はこの長穴59内で前後方向Aに移動自在に形成されており、ルーフラック2の通常使用時には長穴59の前端に係止されている。さらにバー支持部57において両バー53、54間にあたる部分には車両前後方向Aに延在する長穴59が設けられている。
【0046】
一方、その後方側のバー支持部58は、前方のバー支持部57の外面と連結バー62の前面とに面接して形成されている。そしてバー支持部58において両バー53、54間にあたる部分には突起60が前方側のバー支持部57の長穴59に係合して設けられており、これによって両バー53、54は連結されている。
【0047】
またこの突起60はこの長穴59内で前後方向Aに移動自在に形成されており、ルーフラック2の通常使用時には長穴59の前端に係止されている。さらにバー支持部58において両バー54、62間にあたる部分には車両前後方向Aに延在する長穴59が設けられている。
【0048】
一方、その後方側のバー支持部61は、前方のバー支持部58の外面に面接して形成されている。またバー支持部61において両バー54、62間にあたる部分には突起60が前方側のバー支持部58の長穴59に係合して設けられており、これによって両バー54、62は連結されている。
【0049】
またこの突起60はこの長穴59内で前後方向Aに移動自在に形成されており、ルーフラック2の通常使用時には長穴59の前端に係止されている。
【0050】
そして各バー支持部56〜58、61は、最後方の連結バー62を車両後方側へ引っ張ると、図5に示すように車両後方側へ移動されて伸長部6が車両後方側へ伸長するように構成されており、この伸長部6が荷台103の上方まで伸長するように、各バー支持部56〜58、61の車両前後方向Aの長さが設定されている。そして各バー支持部56〜58、61の各突起60がそれぞれ係合している長穴59の後端に係止されることで伸長部6が最大限伸長されるように構成されている。
【0051】
また各バー支持部56〜58、61は、通常使用時において各バー51〜54、62の間隔が同じになるように各長穴59と突起60との係合位置が設定されている一方、伸長部6が最大限伸長された際にも各バー51〜54、62の間隔が同じになるように各長穴59の長さ(各バー支持部56〜58、61の移動距離)が全て同じ長さに設定されている。
【0052】
かかる構成においてルーフラック2は載置部4が荷台130の上方まで車両後方側へ伸長可能に形成されていることから、図1に示すように載置部4を荷台130の上方まで伸長させた際には荷物の載置面積がルーフ104面積よりも広くなる。このため、荷物量がルーフ104の広さを越えてもルーフラック2に荷物を載せることが可能になる。よって、ルーフラック2の使い勝手を向上させることができる。
【0053】
また載置部4は両レール3、3に支持されていることから、この載置部4を車両後方側へ伸長する際には両レール3、3に案内されていくため、伸長操作をスムーズに行うことができる。よって、ルーフラック2の使い勝手をさらに向上させることができる。
【0054】
またルーフラック2を最大限伸長した状態では、図5に示すように最大限に伸長されたルーフラック2の左右側全体に、起立壁32、32と、バー支持部61、61と、上方延在部63、63とが設けられており、これらの部材により本発明のストッパー20が構成されている。
【0055】
したがって、走行中に載置部4に載置された荷物が動いても、このストッパー20によって荷物の動きが止められ、ルーフラック2から荷物が落下するのを防止することができる。よって、ルーフラック2の使い勝手をさらに向上させることができる。
【0056】
図6は本発明の第2の実施の形態を示すダブルキャブ型車両100の左側面図である。なお従来と同様の箇所には同じ符号を付している。この車両100は、車室102の後方側に車室102よりも低い位置で荷台103が設けられており、この荷台103は上側が開口した箱状に形成されている。そして、車室102の上部を形成しているルーフ104には本発明のルーフラック200が設けられている。
【0057】
ルーフラック200は図7や図8に示すように、ルーフ104(図6参照)に左右に離間して設けられ、車両前後方向Aに延在した一対のレール300、300と、両レール300、300に支持されて荷物が載置される載置部400とを備えている。
【0058】
両レール300、300は、それぞれレール本体301と、レール本体301の外側に設けられた起立壁302と、レール本体301の前後部の底面に設けられてルーフ104に取り付けられるルーフ取付部303、303と、レール本体301と起立壁302の前端とに結合した前端末部材304とから構成されている。
【0059】
レール本体301は、図9に示すように、両レール300、300の相対向する側(内側)に開口した断面コ字状に形成されている。
【0060】
一方、起立壁302はレール本体301の外側から上方へ向かって湾曲しながら起立した形状に形成されており、起立壁302の内部にはこの形状と同じ形の空間3210が形成されている。
【0061】
一方、載置部400は、車両前後方向Aに並んで配置された4本のバー501〜504と、これらのバー501〜504の車両後方側に配置された伸長部600と、複数のバー501〜504および、最後方側のバー504と伸長部600とを車両前後方向Aで連結する連結手段である左右一対の紐700、700とを備えている。
【0062】
各バー501〜504は車両左右方向Bに延出した筒状で同じ大きさに形成されており、図9に示すように左右側が開口している(最後方側のバー504の左側のみ図示)。
【0063】
そして載置部400の前端側を構成している最前方側のバー501は左右側が両レール本体30、303上に固定されている一方、残りのバー502〜504は左右側が両レール本体301、301に支持されている。
【0064】
また最前方側のバー501の後部から後方の各バー502〜504の前後部にかけての左右側には、両レール3、3よりも内側に、それぞれ紐700を通す7つの穴505が車両前後方向Aに並んで設けられている。
【0065】
一方、伸長部600は、図7、図8や図10にも示すように、両レール本体301、301内で支持された左右一対のバー支持部601、601と、両バー支持部601、601を連結する4本の連結バー621〜624とを中心にして構成されている。
【0066】
両バー支持部601、601は車両前後方向Aに延在しており、前方側の連結バー602よりも前方へ所定寸法長く形成されている。
【0067】
また両バー支持部601、601の上方には、車両前後方向Aに延在した上方延在部603、603が設けられている。この上方延在部603はバー支持部601と同じ長さに形成されており、レール300の起立壁302の空間321内においてレール本体301の上方に位置する部分で支持されている。
【0068】
一方、各連結バー621〜624は車両左右方向Bに延在した筒状に形成されている。そして、最前方側のバー621には、前部の左右側に、前記各バー501〜504に設けられた穴505と対向する位置にそれぞれ紐700を通す穴505が設けられている。
【0069】
また最後方側の連結バー624の後端左右側と両支持部601、601の後端と、両上方延在部603、603の後端にかけて前端末部材604、604が結合して設けられている。
【0070】
また図8に示すように最後方から2番目の連結バー623には、前面の右側と後面の左側とに、一対の脚部801、801が回動軸800、800を介して車両左右方向Bに回動可能に設けられている。
【0071】
両脚部801、801は、図11にも示すように、基端側が回動軸800に取り付けられた脚部本体811と、脚部本体811の先端に設けられて荷台103に取り付けられる取付部812とから構成されており、基端側を中心にして内側へ回動させた際に両レール3、3間に収容されるように構成されている。
【0072】
さらに両脚部801、801は、図11に示すように下側を左右に開いた状態で荷台103の左右側壁部131、131(左側壁部131のみ図示)に着脱可能に取り付けられるように連結バー602に対する設置位置が設定されている。
【0073】
ここで、荷台103の左右側壁部131、131は、上端部132、132が下方へ開口した断面コ字状に形成されている。
【0074】
これに対し、脚部801の先端側を構成している取付部812は、上端部132の内側面133から上面134にかけて面接するように外側へ向いた逆L字状に形成されている。
【0075】
またこの取付部812は、内側(荷台側)がゴム材813、外側が金属材814の二層構造となっており、金属材814の上面815に脚部本体811が取り付けられている。
【0076】
一方、前記左右一対の紐700、700は、各バー501〜504、621の左右側に設けられた穴505に通されており、各バー501〜504、621内には穴505に係止する結び目701がそれぞれ設けられている。
【0077】
そしてルーフラック200の通常使用時(非伸長時)においては、紐を撓ませた状態で、最前方側のバー501内の結び目701、701がバー501後部に係止されているとともに、最後方側のバー621内の結び目701、701がバー621前部に係止されており、これによってこれらのバー501〜504、621が車両前後方向Aで連結されている。
【0078】
したがって両紐700、700は、最後方の連結バー624を車両後方側へ引っ張ると、図12に示すように車両後方側へ引っ張られて伸長部600が車両後方側へ伸長し、この伸長部600が荷台103の上方まで伸長するように両紐700、700の車両前後方向Aの長さが設定されている。
【0079】
そして各結び目701が各バー501〜504、621の後部に係止されて紐700、700がぴんと張られることで、伸長部6が最大限伸長されるように構成されており、この時に各バー501〜504、621の間隔が同じになるように結び目701間の距離(各バー501〜504、621間の連結距離)が全て同じ長さに設定されている。
【0080】
かかる構成においてルーフラック200は載置部400が荷台130の上方まで車両後方側へ伸長可能に形成されていることから、図6に示すように載置部4を荷台130の上方まで伸長させた際には荷物の載置面積がルーフ104面積よりも広くなる。このため、荷物量がルーフ104の広さを越えてもルーフラック200に荷物を載せることが可能になる。よって、ルーフラック200の使い勝手を向上させることができる。
【0081】
また載置部400は両レール300、300に支持されていることから、この載置部400を車両後方側へ伸長する際には両レール300、300に案内されていくため、伸長操作をスムーズに行うことができる。よって、ルーフラック200の使い勝手をさらに向上させることができる。
【0082】
またルーフラック200を最大限伸長した状態では、図12に示すように最大限に伸長されたルーフラック200の左右側全体に、起立壁302、302と、バー支持部601、601と、上方延在部603、603とが設けられており、これらの部材により本発明のストッパー900が構成されている。
【0083】
したがって、走行中に載置部400に載置された荷物が動いても、このストッパー900によって荷物の動きが止められ、ルーフラック200から荷物が落下するのを防止することができる。よって、ルーフラック200の使い勝手をさらに向上させることができる。
【0084】
また、このルーフラック200は左右一対の脚部801、801を備えていることから、脚部801、801を取りだして荷台103に取り付けると、両脚部801、801を介して伸長部600が荷台103に支持されるため、伸長部600にかかる荷重を荷台130で受け止めることができる。よって、本実施の形態のルーフラック200においては、ルーフラック200を伸長しても荷物を安定して載置させることができる。
【0085】
また、脚部801、801は車両左右方向に回動可能であるとともに左右に拡げた状態で荷台103に着脱可能に取り付けられていることから、伸長部600にかかる荷重により脚部801、801は下側がさらに左右に拡げられるため、荷重の大きさに合わせて脚部801、801を常に安定した状態で荷台に固定させることができる。よって、本実施の形態のルーフラック200においては、ルーフラック200を伸長しても荷物量に関係なく安定して載置することができる。
【0086】
また両脚部801、801は、図11に示したように荷台103に取り付けられる先端側を構成している取付部812の形状を、荷台103の左右側壁部131、131の上端部132の内側面133から上面134にかけて面接する形状に形成したことから、荷物の載置時には伸長部600にかかる荷重を利用して脚部801、801が荷台103に圧接される。
【0087】
このため、荷物載置時に脚部801、801を荷台103に取り付ける取付部材を使用しなくても脚部801、801を荷台103に容易に固定させることができる。よって、このルーフラック200においては、脚部801、801使用時の使い勝手を向上させることができる。
【0088】
さらにこの取付部812は荷台103側がゴム材813で構成されていることから、伸長部600に荷物を載置した際には伸長部600にかかる荷重によりゴム材813が変形して脚部801、801の荷台103に対する圧接度が増すため、脚部801、801を荷台103にさらに容易に固定させることができる。よって、このルーフラック200においては、脚部801、801使用時の使い勝手をさらに向上させることができる。
【0089】
また本実施の形態では、連結手段として可撓性の部材である紐700を使用したことから、載置部400の非伸長時には図7に示すように紐700を車両前後方向Aで撓ませることでバー501〜504を車両前後方向Aで近接させておくことが可能になる。このため、これらのバー501〜504の連結手段を可撓性の部材で構成しない場合に比べて伸長部600の車両前後方向Aの長さ寸法を大きくすることができる。よって、このルーフラック200においては、伸長した際の荷物の載置範囲を広げることができる。
【0090】
なお、本実施の形態では連結対称となる全てのバー501〜504、621を連結するために紐700を使用したが、少なくとも伸長部600以外のバー501〜504を連結するために紐700を使用すれば、本実施の形態と同様の効果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【0091】
【図1】本発明の第1の実施の形態を示すダブルキャブ型車両の左側面図である。
【図2】ルーフラックの左側内部を示す側面図である。
【図3】ルーフラックの左側内部を示す平面図である。
【図4】図2のC−C断面図である。
【図5】(a)はルーフラックを最大限伸長した状態の左側内部を示す上面図でり、(b)はその側面図である。
【図6】本発明の第2の実施の形態を示すダブルキャブ型車両の左側面図である。
【図7】ルーフラックの左側内部を示す側面図である。
【図8】ルーフラックの内部を示す平面図である。
【図9】図7のD−D断面図である。
【図10】図7のE−E断面図である。
【図11】図6のF−F断面図である。
【図12】(a)はルーフラックを最大限伸長した状態の左側内部を示す上面図でり、(b)はその側面図である。
【図13】従来のルーフラックを備えたダブルキャブ型車両の左側面図である。
【符号の説明】
【0092】
1 車両
2 ルーフラック
3 レール
4 載置部
6 伸長部
20 ストッパー
104 ルーフ
103 荷台
131 側壁部
132 上端部
133 内側面
134 上面
200 ルーフラック
300 レール
400 載置部
700 紐
801 脚部
812 取付部
900 ストッパー
A 車両前後方向
B 車両左右方向
【技術分野】
【0001】
本発明は、荷台を備えた車両のルーフに設けられるルーフラックに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、図13に示すようにダブルキャブ型の車両101は、一般的に車室102の後方側に低い位置で上側が開口した箱状の荷台103が設けられている。そしてダブルキャブ車両の中には、この車両101のように車室102の上部を形成しているルーフ104に、荷物が載置されるルーフラック105が設けられたものがある。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
しかしながら、このようなルーフラック105はルーフ104面積に合わせて形成されていることから、荷物の載置面積は最大でもルーフ104面積の大きさまでに限定されてしまう。このため、荷物量がルーフ104面積を越える場合には荷物の一部しかルーフラック105に載せることができない。したがって、使い勝手が良くなかった。
【0004】
本発明は、かかる従来の課題に鑑みてなされたものであり、使い勝手を向上させることができるルーフラックを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
前記課題を解決するために本発明の請求項1記載のルーフラックにおいては、車両後方側に低い位置で上側が開口した箱状の荷台が設けられた車両のルーフに設けられ、荷物が載置されるルーフラックにおいて、前記荷台の上方まで車両後方側へ伸長可能に形成したものとしている。
【0006】
かかる構成においては、ルーフラックを荷台の上方まで伸長させた際には荷物の載置面積がルーフ面積よりも広くなるため、荷物量がルーフの広さを越えてもルーフラックに載せることが可能になる。
【0007】
また請求項2記載のルーフラックにおいては、最大限に伸長された前記ルーフラックの左右側全体に、載置された前記荷物の動きを止めるストッパーを設けたものとしている。
【0008】
かかる構成においては、走行中等に載置された荷物が動いてもストッパーによってルーフラックから荷物が落下するのを防止することができる。
【0009】
また請求項3記載のルーフラックにおいては、前記荷台の上方まで車両後方側へ伸長される伸長部に左右一対の脚部を設け、両脚部は前記荷台に着脱可能に取り付けられるとともに前記伸長部の内側に収容可能に構成されたものとしている。
【0010】
かかる構成においては、脚部を荷台に取り付けると脚部を介して伸長部が荷台に支持されるため、伸長部にかかる荷重を荷台で受け止めることができる。
【0011】
また請求項4記載のルーフラックにおいては、前記一対の脚部は、前記伸長部に車両左右方向に回動可能に設けられているとともに、下側を左右に拡げた状態で前記荷台に着脱可能に取り付けられるように前記伸長部に対する設置位置が設定されたものとしている。
【0012】
かかる構成においては、伸長部にかかる荷重により脚部は下側がさらに左右に拡げられるため、荷重の大きさに合わせて脚部を常に安定した状態で荷台に固定させることができる。
【0013】
また請求項5記載のルーフラックにおいては、前記一対の脚部は、前記荷台に取り付けられる先端側の形状を、前記荷台の左右側壁部の上端部の内側面から上面にかけて面接する形状に形成したものとしている。
【0014】
かかる構成において、荷物の載置時には伸長部にかかる荷重を利用して脚部が荷台に圧接されるため、脚部を荷台に取り付ける取付部材を使用しなくても脚部を荷台に容易に固定させることができる。
【0015】
また請求項6記載のルーフラックにおいては、前記ルーフラックは、前記ルーフに左右に離間して設けられ、車両前後方向に延在した一対のレールと、両レールに支持されて前記荷物が載置される載置部とを備え、この載置部は前端側が前記両レールの前端部に固定された状態で前記荷台の上方まで車両後方側へ伸長可能に形成されたものとしている。
【0016】
かかる構成においては、載置部を車両後方側へ伸長する際には両レールに案内されていくため、伸長操作をスムーズに行うことができる。
【0017】
また請求項7記載のルーフラックにおいては、前記載置部は、車両左右方向に延在して形成され、車両前後方向に並んで配置された複数のバーと、この複数のバーの車両後方側に配置された前記伸長部と、前記複数のバー同士および、前記複数のバーの最後方側のバーと前記伸長部とを車両前後方向で連結する連結手段とを備え、前記複数のバーは前記載置部の前端側を構成する最前方側のバーが前記一対のレールの前端部上に固定されている一方、残りのバーが前記一対のレールに支持され、前記連結手段の内、少なくとも前記複数のバーの連結手段が可撓性の部材で構成されるとともに、前記伸長部が前記荷台の上方まで伸長されるように車両前後方向の長さが設定されたものとしている。
【0018】
かかる構成においては、載置部の非伸長時には可撓性の連結手段を車両前後方向で撓ませることで複数のバーを車両前後方向で近接させておくことが可能になるため、この連結手段を可撓性の部材で構成しない場合に比べて伸長部の車両前後方向の長さ寸法を大きくすることができる。
【発明の効果】
【0019】
以上説明したように本発明の請求項1記載のルーフラックにおいては、ルーフラックを荷台の上方まで伸長させた際には荷物の載置面積がルーフ面積よりも広くなるため、荷物量がルーフの広さを越えてもルーフラックに載せることが可能になる。よって、ルーフラックの使い勝手を向上させることができる。
【0020】
また請求項2記載のルーフラックにおいては、走行中等に載置された荷物が動いてもストッパーによってルーフラックから荷物が落下するのを防止することができる。よって、ルーフラック使い勝手をさらに向上させることができる。
【0021】
また請求項3記載のルーフラックにおいては、脚部を荷台に取り付けると脚部を介して伸長部が荷台に支持されるため、伸長部にかかる荷重を荷台で受け止めることができる。よって、ルーフラックを伸長しても荷物を安定して載置させることができる。
【0022】
また請求項4記載のルーフラックにおいては、伸長部にかかる荷重により脚部は下側がさらに左右に拡げられるため、荷重の大きさに合わせて脚部を常に安定した状態で荷台に固定させることができる。よって、ルーフラックを伸長しても荷物量に関係なく安定して載置することができる。
【0023】
また請求項5記載のルーフラックにおいては、荷物の載置時に伸長部にかかる荷重を利用して脚部が荷台に圧接されるため、脚部を荷台に取り付ける取付部材を使用しなくても脚部を荷台に容易に固定させることができる。よって、脚部使用時における使い勝手を向上させることができる。
【0024】
また請求項6記載のルーフラックにおいては、載置部を車両後方側へ伸長する際には両レールに案内されていくため、伸長操作をスムーズに行うことができる。よって、ルーフラックの使い勝手をさらに向上させることができる。
【0025】
また請求項7記載のルーフラックにおいては、載置部の非伸長時には可撓性の連結手段を車両前後方向で撓ませることで複数のバーを車両前後方向で近接させておくことが可能になるため、この連結手段を可撓性の部材で構成しない場合に比べて伸長部の車両前後方向の長さ寸法を大きくすることができる。よって、伸長した際の荷物の載置範囲を広げることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0026】
以下、本発明の実施の形態を図にしたがって説明する。
【0027】
図1は本発明の第1の実施の形態を示すダブルキャブ型車両1の左側面図である。なお従来と同様の箇所には同じ符号を付している。この車両1は、車室102の後方側に車室102よりも低い位置で荷台103が設けられており、この荷台103は上側が開口した箱状に形成されている。そして、車室102の上部を形成しているルーフ104には本発明のルーフラック2が設けられている。
【0028】
このルーフラック2は、図2や図3に示すように、ルーフ104に左右に離間して設けられ、車両前後方向Aに延在した一対のレール3、3(左側のみ図示)と、両レール3,3に支持されて荷物が載置される載置部4とを備えている。
【0029】
両レール3、3は、それぞれレール本体31と、レール本体31の外側に設けられた起立壁32と、レール本体31の前後部の底面に設けられてルーフ104に取り付けられるルーフ取付部33、33と、レール本体31と起立壁32の前端とに結合した前端末部材34とから構成されている。
【0030】
レール本体31は、図4に示すように、両レール3、3の相対向する側(内側)に開口した断面コ字状に形成されている。
【0031】
一方、起立壁32はレール本体31の外側から上方へ向かって湾曲しながら起立した形状に形成されており、起立壁32の内部にはこの形状と同じ形の空間321が形成されている。
【0032】
一方、載置部4は、車両前後方向Aに等間隔に並んで配置された4本のバー51〜54と、これらのバー51〜54の車両後方側に配置された伸長部6と、バー51〜54および、最後方側のバー54と伸長部6とを車両前後方向Aで連結する連結手段とを備えている。
【0033】
バー51〜54は車両左右方向Bに延出して形成されており、車両後方側へ同じ割合で左右に大きくなるように各長さが設定されている。そして載置部4の前端側を構成している最前方側のバー51は左右側が両レール本体31、31に固定されている一方、残りのバー52〜54は左右側が両レール本体31、31に支持されている。
【0034】
また伸長部6は、図4にも示すように、両レール本体31、31内で支持された左右一対のバー支持部61、61(左側のみ図示)と、両バー支持部61、61を連結する3本の連結バー62とを中心にして構成されている。
【0035】
両バー支持部61、61は車両前後方向Aに延在しているとともに、前方側の連結バー62よりも前方へ所定寸法長く形成されている。
【0036】
また両バー支持部61、61の上方には車両前後方向Aに延在した上方延在部63、63が設けられている。この上方延在部63はバー支持部61と同じ長さに形成されており、レール3の起立壁32の空間321内においてレール本体31の上方に位置する部分に支持されている。
【0037】
一方、各連結バー62は車両左右方向Bに延在して形成されている。そして連結バー62は最後方のバー54よりも左右に長く設定されており、このバー54との左右の長さの差は、各バー51〜54の長さの差と同じに設定されている。
【0038】
そして、最後方側の連結バー62の後端左右側と両支持部61、61の後端と、両上方延在部63、63の後端にかけて前端末部材64、64が結合して設けられている。
【0039】
一方、前記連結手段は、伸長部6のバー支持部61、61と、各バー51〜54の左右端に結合して両レール3、3に支持された一対のバー支持部55、55〜58、58とから構成されており、これらのバー支持部は通常使用時(非伸長時)では各バー51〜54、62を等間隔に連結している。
【0040】
これらのバー支持部55、55〜58、58、61、61は車両前後方向Aに延在して形成されており、その左右幅は各バー51〜54、62の長さの差と同じになるように設定されている。
【0041】
最前方側のバー支持部55は、それぞれレール3の前端部を構成している補強部34に固定されており、この状態でバー52の前面に面接して形成されている。また両バー51、52間にあたる部分には車両前後方向Aに延在する長穴59が設けられている。
【0042】
また後方側のバー支持部56は、前方のバー支持部55の外面とバー53の前面とに当接して形成されている。そしてバー支持部56において両バー51、52間にあたる部分には突起60が長穴59に係合して設けられており、これによって両バー51、52は連結されている。
【0043】
またこの突起60はこの長穴59内で前後方向Aに移動自在に形成されており、ルーフラック2の通常使用時には長穴59の前端に係止されている。さらに、バー支持部56において両バー52、53間にあたる部分には車両前後方向Aに延在する長穴59が設けられている。
【0044】
一方、その後方側のバー支持部57は、前方のバー支持部56の外面とバー54の前面とに面接して形成されている。そしてバー支持部57において両バー52、53間にあたる部分には突起60が前方側のバー支持部56の長穴59に係合して設けられており、これによって両バー52、53は連結されている。
【0045】
また、この突起60はこの長穴59内で前後方向Aに移動自在に形成されており、ルーフラック2の通常使用時には長穴59の前端に係止されている。さらにバー支持部57において両バー53、54間にあたる部分には車両前後方向Aに延在する長穴59が設けられている。
【0046】
一方、その後方側のバー支持部58は、前方のバー支持部57の外面と連結バー62の前面とに面接して形成されている。そしてバー支持部58において両バー53、54間にあたる部分には突起60が前方側のバー支持部57の長穴59に係合して設けられており、これによって両バー53、54は連結されている。
【0047】
またこの突起60はこの長穴59内で前後方向Aに移動自在に形成されており、ルーフラック2の通常使用時には長穴59の前端に係止されている。さらにバー支持部58において両バー54、62間にあたる部分には車両前後方向Aに延在する長穴59が設けられている。
【0048】
一方、その後方側のバー支持部61は、前方のバー支持部58の外面に面接して形成されている。またバー支持部61において両バー54、62間にあたる部分には突起60が前方側のバー支持部58の長穴59に係合して設けられており、これによって両バー54、62は連結されている。
【0049】
またこの突起60はこの長穴59内で前後方向Aに移動自在に形成されており、ルーフラック2の通常使用時には長穴59の前端に係止されている。
【0050】
そして各バー支持部56〜58、61は、最後方の連結バー62を車両後方側へ引っ張ると、図5に示すように車両後方側へ移動されて伸長部6が車両後方側へ伸長するように構成されており、この伸長部6が荷台103の上方まで伸長するように、各バー支持部56〜58、61の車両前後方向Aの長さが設定されている。そして各バー支持部56〜58、61の各突起60がそれぞれ係合している長穴59の後端に係止されることで伸長部6が最大限伸長されるように構成されている。
【0051】
また各バー支持部56〜58、61は、通常使用時において各バー51〜54、62の間隔が同じになるように各長穴59と突起60との係合位置が設定されている一方、伸長部6が最大限伸長された際にも各バー51〜54、62の間隔が同じになるように各長穴59の長さ(各バー支持部56〜58、61の移動距離)が全て同じ長さに設定されている。
【0052】
かかる構成においてルーフラック2は載置部4が荷台130の上方まで車両後方側へ伸長可能に形成されていることから、図1に示すように載置部4を荷台130の上方まで伸長させた際には荷物の載置面積がルーフ104面積よりも広くなる。このため、荷物量がルーフ104の広さを越えてもルーフラック2に荷物を載せることが可能になる。よって、ルーフラック2の使い勝手を向上させることができる。
【0053】
また載置部4は両レール3、3に支持されていることから、この載置部4を車両後方側へ伸長する際には両レール3、3に案内されていくため、伸長操作をスムーズに行うことができる。よって、ルーフラック2の使い勝手をさらに向上させることができる。
【0054】
またルーフラック2を最大限伸長した状態では、図5に示すように最大限に伸長されたルーフラック2の左右側全体に、起立壁32、32と、バー支持部61、61と、上方延在部63、63とが設けられており、これらの部材により本発明のストッパー20が構成されている。
【0055】
したがって、走行中に載置部4に載置された荷物が動いても、このストッパー20によって荷物の動きが止められ、ルーフラック2から荷物が落下するのを防止することができる。よって、ルーフラック2の使い勝手をさらに向上させることができる。
【0056】
図6は本発明の第2の実施の形態を示すダブルキャブ型車両100の左側面図である。なお従来と同様の箇所には同じ符号を付している。この車両100は、車室102の後方側に車室102よりも低い位置で荷台103が設けられており、この荷台103は上側が開口した箱状に形成されている。そして、車室102の上部を形成しているルーフ104には本発明のルーフラック200が設けられている。
【0057】
ルーフラック200は図7や図8に示すように、ルーフ104(図6参照)に左右に離間して設けられ、車両前後方向Aに延在した一対のレール300、300と、両レール300、300に支持されて荷物が載置される載置部400とを備えている。
【0058】
両レール300、300は、それぞれレール本体301と、レール本体301の外側に設けられた起立壁302と、レール本体301の前後部の底面に設けられてルーフ104に取り付けられるルーフ取付部303、303と、レール本体301と起立壁302の前端とに結合した前端末部材304とから構成されている。
【0059】
レール本体301は、図9に示すように、両レール300、300の相対向する側(内側)に開口した断面コ字状に形成されている。
【0060】
一方、起立壁302はレール本体301の外側から上方へ向かって湾曲しながら起立した形状に形成されており、起立壁302の内部にはこの形状と同じ形の空間3210が形成されている。
【0061】
一方、載置部400は、車両前後方向Aに並んで配置された4本のバー501〜504と、これらのバー501〜504の車両後方側に配置された伸長部600と、複数のバー501〜504および、最後方側のバー504と伸長部600とを車両前後方向Aで連結する連結手段である左右一対の紐700、700とを備えている。
【0062】
各バー501〜504は車両左右方向Bに延出した筒状で同じ大きさに形成されており、図9に示すように左右側が開口している(最後方側のバー504の左側のみ図示)。
【0063】
そして載置部400の前端側を構成している最前方側のバー501は左右側が両レール本体30、303上に固定されている一方、残りのバー502〜504は左右側が両レール本体301、301に支持されている。
【0064】
また最前方側のバー501の後部から後方の各バー502〜504の前後部にかけての左右側には、両レール3、3よりも内側に、それぞれ紐700を通す7つの穴505が車両前後方向Aに並んで設けられている。
【0065】
一方、伸長部600は、図7、図8や図10にも示すように、両レール本体301、301内で支持された左右一対のバー支持部601、601と、両バー支持部601、601を連結する4本の連結バー621〜624とを中心にして構成されている。
【0066】
両バー支持部601、601は車両前後方向Aに延在しており、前方側の連結バー602よりも前方へ所定寸法長く形成されている。
【0067】
また両バー支持部601、601の上方には、車両前後方向Aに延在した上方延在部603、603が設けられている。この上方延在部603はバー支持部601と同じ長さに形成されており、レール300の起立壁302の空間321内においてレール本体301の上方に位置する部分で支持されている。
【0068】
一方、各連結バー621〜624は車両左右方向Bに延在した筒状に形成されている。そして、最前方側のバー621には、前部の左右側に、前記各バー501〜504に設けられた穴505と対向する位置にそれぞれ紐700を通す穴505が設けられている。
【0069】
また最後方側の連結バー624の後端左右側と両支持部601、601の後端と、両上方延在部603、603の後端にかけて前端末部材604、604が結合して設けられている。
【0070】
また図8に示すように最後方から2番目の連結バー623には、前面の右側と後面の左側とに、一対の脚部801、801が回動軸800、800を介して車両左右方向Bに回動可能に設けられている。
【0071】
両脚部801、801は、図11にも示すように、基端側が回動軸800に取り付けられた脚部本体811と、脚部本体811の先端に設けられて荷台103に取り付けられる取付部812とから構成されており、基端側を中心にして内側へ回動させた際に両レール3、3間に収容されるように構成されている。
【0072】
さらに両脚部801、801は、図11に示すように下側を左右に開いた状態で荷台103の左右側壁部131、131(左側壁部131のみ図示)に着脱可能に取り付けられるように連結バー602に対する設置位置が設定されている。
【0073】
ここで、荷台103の左右側壁部131、131は、上端部132、132が下方へ開口した断面コ字状に形成されている。
【0074】
これに対し、脚部801の先端側を構成している取付部812は、上端部132の内側面133から上面134にかけて面接するように外側へ向いた逆L字状に形成されている。
【0075】
またこの取付部812は、内側(荷台側)がゴム材813、外側が金属材814の二層構造となっており、金属材814の上面815に脚部本体811が取り付けられている。
【0076】
一方、前記左右一対の紐700、700は、各バー501〜504、621の左右側に設けられた穴505に通されており、各バー501〜504、621内には穴505に係止する結び目701がそれぞれ設けられている。
【0077】
そしてルーフラック200の通常使用時(非伸長時)においては、紐を撓ませた状態で、最前方側のバー501内の結び目701、701がバー501後部に係止されているとともに、最後方側のバー621内の結び目701、701がバー621前部に係止されており、これによってこれらのバー501〜504、621が車両前後方向Aで連結されている。
【0078】
したがって両紐700、700は、最後方の連結バー624を車両後方側へ引っ張ると、図12に示すように車両後方側へ引っ張られて伸長部600が車両後方側へ伸長し、この伸長部600が荷台103の上方まで伸長するように両紐700、700の車両前後方向Aの長さが設定されている。
【0079】
そして各結び目701が各バー501〜504、621の後部に係止されて紐700、700がぴんと張られることで、伸長部6が最大限伸長されるように構成されており、この時に各バー501〜504、621の間隔が同じになるように結び目701間の距離(各バー501〜504、621間の連結距離)が全て同じ長さに設定されている。
【0080】
かかる構成においてルーフラック200は載置部400が荷台130の上方まで車両後方側へ伸長可能に形成されていることから、図6に示すように載置部4を荷台130の上方まで伸長させた際には荷物の載置面積がルーフ104面積よりも広くなる。このため、荷物量がルーフ104の広さを越えてもルーフラック200に荷物を載せることが可能になる。よって、ルーフラック200の使い勝手を向上させることができる。
【0081】
また載置部400は両レール300、300に支持されていることから、この載置部400を車両後方側へ伸長する際には両レール300、300に案内されていくため、伸長操作をスムーズに行うことができる。よって、ルーフラック200の使い勝手をさらに向上させることができる。
【0082】
またルーフラック200を最大限伸長した状態では、図12に示すように最大限に伸長されたルーフラック200の左右側全体に、起立壁302、302と、バー支持部601、601と、上方延在部603、603とが設けられており、これらの部材により本発明のストッパー900が構成されている。
【0083】
したがって、走行中に載置部400に載置された荷物が動いても、このストッパー900によって荷物の動きが止められ、ルーフラック200から荷物が落下するのを防止することができる。よって、ルーフラック200の使い勝手をさらに向上させることができる。
【0084】
また、このルーフラック200は左右一対の脚部801、801を備えていることから、脚部801、801を取りだして荷台103に取り付けると、両脚部801、801を介して伸長部600が荷台103に支持されるため、伸長部600にかかる荷重を荷台130で受け止めることができる。よって、本実施の形態のルーフラック200においては、ルーフラック200を伸長しても荷物を安定して載置させることができる。
【0085】
また、脚部801、801は車両左右方向に回動可能であるとともに左右に拡げた状態で荷台103に着脱可能に取り付けられていることから、伸長部600にかかる荷重により脚部801、801は下側がさらに左右に拡げられるため、荷重の大きさに合わせて脚部801、801を常に安定した状態で荷台に固定させることができる。よって、本実施の形態のルーフラック200においては、ルーフラック200を伸長しても荷物量に関係なく安定して載置することができる。
【0086】
また両脚部801、801は、図11に示したように荷台103に取り付けられる先端側を構成している取付部812の形状を、荷台103の左右側壁部131、131の上端部132の内側面133から上面134にかけて面接する形状に形成したことから、荷物の載置時には伸長部600にかかる荷重を利用して脚部801、801が荷台103に圧接される。
【0087】
このため、荷物載置時に脚部801、801を荷台103に取り付ける取付部材を使用しなくても脚部801、801を荷台103に容易に固定させることができる。よって、このルーフラック200においては、脚部801、801使用時の使い勝手を向上させることができる。
【0088】
さらにこの取付部812は荷台103側がゴム材813で構成されていることから、伸長部600に荷物を載置した際には伸長部600にかかる荷重によりゴム材813が変形して脚部801、801の荷台103に対する圧接度が増すため、脚部801、801を荷台103にさらに容易に固定させることができる。よって、このルーフラック200においては、脚部801、801使用時の使い勝手をさらに向上させることができる。
【0089】
また本実施の形態では、連結手段として可撓性の部材である紐700を使用したことから、載置部400の非伸長時には図7に示すように紐700を車両前後方向Aで撓ませることでバー501〜504を車両前後方向Aで近接させておくことが可能になる。このため、これらのバー501〜504の連結手段を可撓性の部材で構成しない場合に比べて伸長部600の車両前後方向Aの長さ寸法を大きくすることができる。よって、このルーフラック200においては、伸長した際の荷物の載置範囲を広げることができる。
【0090】
なお、本実施の形態では連結対称となる全てのバー501〜504、621を連結するために紐700を使用したが、少なくとも伸長部600以外のバー501〜504を連結するために紐700を使用すれば、本実施の形態と同様の効果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【0091】
【図1】本発明の第1の実施の形態を示すダブルキャブ型車両の左側面図である。
【図2】ルーフラックの左側内部を示す側面図である。
【図3】ルーフラックの左側内部を示す平面図である。
【図4】図2のC−C断面図である。
【図5】(a)はルーフラックを最大限伸長した状態の左側内部を示す上面図でり、(b)はその側面図である。
【図6】本発明の第2の実施の形態を示すダブルキャブ型車両の左側面図である。
【図7】ルーフラックの左側内部を示す側面図である。
【図8】ルーフラックの内部を示す平面図である。
【図9】図7のD−D断面図である。
【図10】図7のE−E断面図である。
【図11】図6のF−F断面図である。
【図12】(a)はルーフラックを最大限伸長した状態の左側内部を示す上面図でり、(b)はその側面図である。
【図13】従来のルーフラックを備えたダブルキャブ型車両の左側面図である。
【符号の説明】
【0092】
1 車両
2 ルーフラック
3 レール
4 載置部
6 伸長部
20 ストッパー
104 ルーフ
103 荷台
131 側壁部
132 上端部
133 内側面
134 上面
200 ルーフラック
300 レール
400 載置部
700 紐
801 脚部
812 取付部
900 ストッパー
A 車両前後方向
B 車両左右方向
【特許請求の範囲】
【請求項1】
車両後方側に低い位置で上側が開口した箱状の荷台が設けられた車両のルーフに設けられ、荷物が載置されるルーフラックにおいて、
前記荷台の上方まで車両後方側へ伸長可能に形成したことを特徴とするルーフラック。
【請求項2】
最大限に伸長された前記ルーフラックの左右側全体に、載置された前記荷物の動きを止めるストッパーを設けたことを特徴とする請求項1記載のルーフラック。
【請求項3】
前記荷台の上方まで車両後方側へ伸長される伸長部に左右一対の脚部を設け、両脚部は前記荷台に着脱可能に取り付けられるとともに前記伸長部の内側に収容可能に構成されたことを特徴とする請求項1または2記載のルーフラック。
【請求項4】
前記一対の脚部は、前記伸長部に車両左右方向に回動可能に設けられているとともに、下側を左右に拡げた状態で前記荷台に着脱可能に取り付けられるように前記伸長部に対する設置位置が設定されたことを特徴とする請求項3記載のルーフラック。
【請求項5】
前記一対の脚部は、前記荷台に取り付けられる先端側の形状を、前記荷台の左右側壁部の上端部の内側面から上面にかけて面接する形状に形成したことを特徴とする請求項4記載のルーフラック。
【請求項6】
前記ルーフラックは、
前記ルーフに左右に離間して設けられ、車両前後方向に延在した一対のレールと、
両レールに支持されて前記荷物が載置される載置部とを備え、
この載置部は前端側が前記両レールの前端部に固定された状態で前記荷台の上方まで車両後方側へ伸長可能に形成されたことを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載のルーフラック。
【請求項7】
前記載置部は、
車両左右方向に延在して形成され、車両前後方向に並んで配置された複数のバーと、
この複数のバーの車両後方側に配置された前記伸長部と、
前記複数のバー同士および、前記複数のバーの最後方側のバーと前記伸長部とを車両前後方向で連結する連結手段とを備え、
前記複数のバーは前記載置部の前端側を構成する最前方側のバーが前記一対のレールの前端部上に固定されている一方、残りのバーが前記一対のレールに支持され、
前記連結手段の内、少なくとも前記複数のバーの連結手段が可撓性の部材で構成されるとともに、前記伸長部が前記荷台の上方まで伸長されるように車両前後方向の長さが設定されたことを特徴とする請求項6記載のルーフラック。
【請求項1】
車両後方側に低い位置で上側が開口した箱状の荷台が設けられた車両のルーフに設けられ、荷物が載置されるルーフラックにおいて、
前記荷台の上方まで車両後方側へ伸長可能に形成したことを特徴とするルーフラック。
【請求項2】
最大限に伸長された前記ルーフラックの左右側全体に、載置された前記荷物の動きを止めるストッパーを設けたことを特徴とする請求項1記載のルーフラック。
【請求項3】
前記荷台の上方まで車両後方側へ伸長される伸長部に左右一対の脚部を設け、両脚部は前記荷台に着脱可能に取り付けられるとともに前記伸長部の内側に収容可能に構成されたことを特徴とする請求項1または2記載のルーフラック。
【請求項4】
前記一対の脚部は、前記伸長部に車両左右方向に回動可能に設けられているとともに、下側を左右に拡げた状態で前記荷台に着脱可能に取り付けられるように前記伸長部に対する設置位置が設定されたことを特徴とする請求項3記載のルーフラック。
【請求項5】
前記一対の脚部は、前記荷台に取り付けられる先端側の形状を、前記荷台の左右側壁部の上端部の内側面から上面にかけて面接する形状に形成したことを特徴とする請求項4記載のルーフラック。
【請求項6】
前記ルーフラックは、
前記ルーフに左右に離間して設けられ、車両前後方向に延在した一対のレールと、
両レールに支持されて前記荷物が載置される載置部とを備え、
この載置部は前端側が前記両レールの前端部に固定された状態で前記荷台の上方まで車両後方側へ伸長可能に形成されたことを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載のルーフラック。
【請求項7】
前記載置部は、
車両左右方向に延在して形成され、車両前後方向に並んで配置された複数のバーと、
この複数のバーの車両後方側に配置された前記伸長部と、
前記複数のバー同士および、前記複数のバーの最後方側のバーと前記伸長部とを車両前後方向で連結する連結手段とを備え、
前記複数のバーは前記載置部の前端側を構成する最前方側のバーが前記一対のレールの前端部上に固定されている一方、残りのバーが前記一対のレールに支持され、
前記連結手段の内、少なくとも前記複数のバーの連結手段が可撓性の部材で構成されるとともに、前記伸長部が前記荷台の上方まで伸長されるように車両前後方向の長さが設定されたことを特徴とする請求項6記載のルーフラック。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【公開番号】特開2006−111148(P2006−111148A)
【公開日】平成18年4月27日(2006.4.27)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2004−300881(P2004−300881)
【出願日】平成16年10月15日(2004.10.15)
【出願人】(000003997)日産自動車株式会社 (16,386)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成18年4月27日(2006.4.27)
【国際特許分類】
【出願日】平成16年10月15日(2004.10.15)
【出願人】(000003997)日産自動車株式会社 (16,386)
【Fターム(参考)】
[ Back to top ]