説明

ワイパ制御装置

【課題】ウオッシャ液自体の噴出を検知する噴出検知センサを用いることなく、ウオッシャ液が噴出されない状態でワイパが動作することを防止すること。
【解決手段】ウオッシャ液残量センサによる検出結果に基づいて、ウオッシャタンク内のウオッシャ液残量が減少したと判断されたときに、ワイパを動作させる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
車両のフロントウインドウ等に設けられたワイパの動作を制御する技術に関する。
【背景技術】
【0002】
通常、自動車等に設けられるワイパは、ウオッシャスイッチに対するオン操作と連動して動作するようになっている。
【0003】
しかしながら、ウオッシャスイッチをオンしても、ウオッシャ液を噴出するためのモータが故障している場合やウオッシャノズルが目詰りしている場合等には、実際にはウオッシャ液は噴出されない。そして、ウオッシャ液が噴出されない状態で、ワイパが動作してしまうと、フロントガラスやワイパゴム等が損傷してしまう恐れがある。
【0004】
そこで、ウオッシャ液の噴出ノズルに、ウオッシャ液の噴出を検知する噴出検知センサを設け、この噴出検知センサによりウオッシャ液が噴出されないことを検出したときには、ワイパの動作を禁止する技術が提案されている。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、ウオッシャ液の噴出を検知するためには、例えば、ウオッシャ液の流路の途中に、ウオッシャ液の流入によって移動する弁等を用いた噴出検知センサを組込む必要があり、コストアップを招く。
【0006】
そこで、本発明は、ウオッシャ液の噴出を検知する噴出検知センサを用いることなく、ウオッシャ液が噴出されない状態でワイパが動作することを防止することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
この発明に係るワイパ制御装置は、被払拭面を払拭するワイパの動作を制御するワイパ制御装置であって、ウオッシャ液を貯留したウオッシャタンクの液残量を検出するウオッシャ液残量検出手段と、前記ウオッシャ液残量検出手段からの検出結果に基づいて前記ワイパの動作を制御するワイパ制御手段とを備え、前記ワイパ制御手段は、前記ウオッシャ液残量検出手段からの検出結果に基づいて前記ウオッシャタンク内のウオッシャ液が噴出されたか否かを判定し、前記ウオッシャタンク内のウオッシャ液が噴出されたと判定したときに前記ワイパが前記被払拭面を払拭するように前記ワイパの動作を制御するものである。
【0008】
また、この発明に係るワイパ制御装置は、被払拭面を払拭するワイパの動作を制御するワイパ制御装置であって、ウオッシャ液を貯留したウオッシャタンクの液残量を検出するウオッシャ液残量検出手段と、前記ウオッシャ液残量検出手段からの検出結果に基づいて前記ワイパの動作を制御するワイパ制御手段と、を備え、前記ワイパ制御手段は、前記ウオッシャ液残量検出手段からの検出結果に基づいて前記ウオッシャタンク内のウオッシャ液残量が減少したか否かを判定し、前記ウオッシャタンク内のウオッシャ液残量が減少したと判定したときに前記ワイパが前記被払拭面を払拭するように前記ワイパの動作を制御するものである。
【0009】
また、この発明に係るワイパ制御装置は、被払拭面を払拭するワイパの動作を制御するワイパ制御装置であって、ウオッシャ液を貯留したウオッシャタンクの液残量を検出するウオッシャ液残量検出手段と、前記ウオッシャ液残量検出手段からの検出結果に基づいて前記ワイパの動作を制御するワイパ制御手段と、を備え、前記ワイパ制御手段は、前記ウオッシャ液残量検出手段からの検出結果に基づいて前記ウオッシャタンク内のウオッシャ液残量が前記ワイパを円滑動作させるのに必要な所定量よりも多く減少したか否かを判定し、前記ウオッシャタンク内のウオッシャ液残量が前記所定量よりも多く減少したと判定したときに前記ワイパが前記被払拭面を払拭するように前記ワイパの動作を制御するものである。
【0010】
さらに、前記ワイパ制御手段は、前記ウオッシャタンク内のウオッシャ液を噴出するように指示されたタイミングで、前記ウオッシャ液残量検出手段からの検出結果に基づく前記判定を行うようにしてもよい。
【0011】
また、前記ウオッシャ液残量検出手段は、前記ウオッシャタンク内のウオッシャ液の変化量を検出するのに十分な分解能を持つセンサであってもよい。
【発明の効果】
【0012】
この発明に係るワイパ制御装置によると、ワイパ制御手段は、前記ウオッシャ液残量検出手段からの検出結果に基づいて前記ウオッシャタンク内のウオッシャ液が噴出されたか否かを判定し、前記ウオッシャタンク内のウオッシャ液が噴出されたと判定したときに前記ワイパが前記被払拭面を払拭するように前記ワイパの動作を制御するため、ウオッシャ液の噴出を検知する噴出検知センサを用いることなく、ウオッシャ液が噴出されない状態でワイパが動作することを防止できる。
【0013】
また、この発明に係るワイパ制御装置によると、ワイパ制御手段は、前記ウオッシャ液残量検出手段からの検出結果に基づいて前記ウオッシャタンク内のウオッシャ液残量が減少したか否かを判定し、前記ウオッシャタンク内のウオッシャ液残量が減少したと判定したときに前記ワイパが前記被払拭面を払拭するように前記ワイパの動作を制御するため、ウオッシャ液の噴出を検知する噴出検知センサを用いることなく、ウオッシャ液が噴出されない状態でワイパが動作することを防止でき、また、ウオッシャ液の実際の噴出をより確実に判断できる。
【0014】
また、この発明に係るワイパ制御装置によると、ワイパ制御手段は、前記ウオッシャ液残量検出手段からの検出結果に基づいて前記ウオッシャタンク内のウオッシャ液残量が前記ワイパを円滑動作させるのに必要な所定量よりも多く減少したか否かを判定し、前記ウオッシャタンク内のウオッシャ液残量が前記所定量よりも多く減少したと判定したときに前記ワイパが前記被払拭面を払拭するように前記ワイパの動作を制御するため、ウオッシャ液の噴出を検知する噴出検知センサを用いることなく、ウオッシャ液が噴出されない状態でワイパが動作することを防止できる。また、噴出後にワイパを円滑に動作させることができる。
【0015】
さらに、前記ウオッシャタンク内のウオッシャ液を噴出するように指示されたタイミングで、前記ウオッシャ液残量検出手段からの検出結果に基づく前記判定を行うと、ウオッシャ液の噴出指示タイミングに合わせてワイパを動作させようとする際に、実際にウオッシャ液が噴出されたか否かを判断することができる。
【0016】
また、前記ウオッシャ液残量検出手段は、前記ウオッシャタンク内のウオッシャ液の変化量を検出するのに十分な分解能を持つセンサであると、ウオッシャ液の実際の噴出をより精度よく判断できる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0017】
以下、この発明の実施形態に係るワイパ制御装置について説明する。なお、本実施形態では、ワイパ制御装置が、ワイパの動作制御とウオッシャ液の噴出動作制御とを行うウオッシャワイパ制御装置に組込まれた例で説明する。
【0018】
図1はウオッシャワイパ制御装置を示すブロック図である。このウオッシャワイパ制御装置は、車両のフロントウインドウ10の外面(被払拭面)を払拭するワイパ12の動作を制御すると共に、該フロントウインドウ10に対するウオッシャ液の噴出動作を制御するものである。
【0019】
このウオッシャワイパ制御装置は、ウオッシャ液噴出スイッチ32と、ウオッシャ液残量センサ20と、これらウオッシャ液噴出スイッチ32及びウオッシャ液残量センサ20からの入力を受けて、ウオッシャ液供給ポンプ26及びワイパ動作機構36の動作を制御するウオッシャワイパ制御部30とを備えている。
【0020】
フロントウインドウ10に向けてウオッシャ液を噴出するための構成について説明しておく。すなわち、車両には、ウオッシャ液を貯留するためのウオッシャタンク22が搭載されている。また、フロントウインドウ10近傍には、該フロントウインドウ10の外面に向けてウオッシャ液を噴出可能なウオッシャノズル24が設けられている。これらウオッシャタンク22とウオッシャノズル24との間に、ウオッシャホース等を含む配管23が配設されると共に、該配管23の途中にウオッシャ液供給ポンプ26が設けられている。このウオッシャ液供給ポンプ26は、ウオッシャタンク22内のウオッシャ液をウオッシャノズル24から噴出させるための手段である。より具体的には、ウオッシャ液供給ポンプは、ウオッシャモータ駆動回路27の駆動によりモータ26aが回転すると、ウオッシャタンク22内のウオッシャ液を、配管23を通ってウオッシャノズル24に向けて圧送する構成となっている。これにより、ウオッシャノズル24からフロントウインドウ10に向けてウオッシャ液が噴出される。
【0021】
ウオッシャ液残量センサ20は、上記ウオッシャタンク22のウオッシャ液残量を検出する手段であり、本ウオッシャ液残量センサ20による液残量の検出信号がウオッシャワイパ制御部30に入力される。
【0022】
このようなウオッシャ液残量センサ20としては、液量を連続的に検出可能な種々のセンサを用いることができる。例えば、ウオッシャ液上にフロートを浮べてそのフロートの移動に応じた液面(即ち、液量)を検出するいわゆるフロート式のセンサや、ウオッシャタンク22の天井部分に設けたプローブとウオッシャタンク22壁面との間の静電容量を測定することで液面の位置を検出するいわゆる静電容量式のセンサ、ウオッシャタンク22の底部に設けた圧力計等によって液量を測定する圧力方式のもの、さらには、超音波式やマイクロ波式等、周知の液量センサを含む種々のセンサを用いることができる。ウオッシャ液の実際の噴出をより精度よく判断できるようにするため、ウオッシャ液残量センサ20は、前記ウオッシャタンク内のウオッシャ液の変化量を精度よく検出するのに十分な分解能を持つセンサであることが好ましく、このようなウオッシャ液残量センサ20としては、電極型水位センサ、重量センサ等を挙げることができる。
【0023】
ワイパ12を動作させるための構成について説明する。すなわち、フロントウインドウ10近傍には、ワイパアームやワイパブレード、ワイパゴム等を有するワイパ12が所定回転角度範囲内で往復するように回動自在に設けられている。また、ワイパ12の基端側に、ワイパモータ36a及び該ワイパモータ36aの動力をワイパ12に伝達する動力伝達機構等を含むワイパ動作機構36が設けられている。そして、ワイパ駆動回路37の駆動によりワイパモータ36aが回転すると、ワイパ12がフロントウインドウ10の外面上を前記所定回転角度範囲内で往復回転して該フロントウインドウ10外面を払拭する構成となっている。
【0024】
ウオッシャ液噴出スイッチ32は、運転席周り等に設けられ、運転者からのウオッシャ液噴出指令を受付ける手段である。運転者が該ウオッシャ液噴出スイッチ32を操作することで、ウオッシャ液噴出スイッチ32からウオッシャワイパ制御部30に、ウオッシャ液噴出指示が与えられる。
【0025】
ウオッシャワイパ制御部30は、CPUやRAM、ROM等を備える一般的なマイクロコンピュータによって構成されている。このウオッシャワイパ制御部30は、予め格納されたソフトウェアプログラムに従って、後に詳述するように、ウオッシャ液の噴出動作及びワイパ12の動作を制御する。
【0026】
また、このウオッシャワイパ制御部30には、上記ウオッシャ液残量センサ20及びウオッシャ液噴出スイッチ32が接続されると共に、ウオッシャモータ駆動回路27及びワイパ駆動回路37が接続されている。
【0027】
そして、ウオッシャワイパ制御部30は、ウオッシャ液残量センサ20及びウオッシャ液噴出スイッチ32からの入力を受けて、後述する処理手順に従って、ウオッシャモータ駆動回路27にウオッシャモータ駆動信号を出力することで、ウオッシャ液が実際に噴出されたタイミングでワイパ12を動作させる等の動作制御を行う。
【0028】
このウオッシャワイパ制御装置の動作について、図2に示すフローチャートを参照して説明する。
【0029】
処理開始後、ステップS1において、ウオッシャ液噴出指示の入力が有ったか否かが判定される。ここで、ウオッシャ液噴出指示の入力が無い場合、ステップS1の処理を繰返し行う。一方、ウオッシャ液噴出スイッチ32が運転者によるウオッシャ液噴出操作を受付け、ウオッシャ液噴出スイッチ32からのウオッシャ液噴出指示がウオッシャワイパ制御部30に入力されると、ウオッシャ液噴出指示の入力有りと判定され、ステップS2に進む。
【0030】
ステップS2では、ウオッシャ液残量センサ20の検出信号に基づいてウオッシャタンク22内のウオッシャ液残量を取得しこれをW1に設定して、次ステップS3に進む。
【0031】
ステップS3では、液残量W1≧第1規定量R1、であるか否かを設定する。この第1規定量R1は、ウオッシャ液噴出スイッチ32の一回の操作当りに噴出されるウオッシャ液の量であり、予め所定の値として上記ウオッシャワイパ制御部30に記憶されている。ここで、液残量W1≧第1規定量R1、という条件を満たさない判定された場合(つまり、ウオッシャタンク22内に十分なウオッシャ液が無い場合)、ウオッシャ液を噴出することなく処理を終了する。一方、液残量W1≧第1規定量R1、という条件を満たすと判定した場合(つまり、ウオッシャタンク22内に十分なウオッシャ液が有る場合)、には、次ステップS4に進む。
【0032】
ステップS4では、ウオッシャワイパ制御部30は、ウオッシャモータ駆動回路27にウオッシャ液噴出駆動信号を出力する。これにより、ウオッシャモータ駆動回路27は、モータ26aを駆動してウオッシャ液供給ポンプ26にウオッシャ液の圧送動作を行わせ、フロントウインドウ10に向けてウオッシャ液を噴出させる。この後、ステップS5に進む。
【0033】
ステップS5では、上記ウオッシャ液噴出駆動信号出力後(即ち、ウオッシャ液噴出後)、一定時間T1が経過したか否かが判定される。この一定時間T1は、ウオッシャ液噴出後、ウオッシャタンク22内のウオッシャ液状態を安定させるのに十分な時間であり、予め所定の値として上記ウオッシャワイパ制御部30に記憶されている。そして、一定時間T1が経過する迄は、ステップS5の処理を繰返し、一定時間T1経過すると、ステップS5に進む。
【0034】
ステップS6では、ウオッシャ液残量センサ20からの検出信号に基づいてウオッシャタンク22内のウオッシャ液残量を取得しこれをW2に設定して、次ステップS7に進む。
【0035】
ステップS7では、W1−W2≧第2規定量R2、という条件を満たすか否かを判定する。この第2規定量R2は、ワイパ12を円滑動作させるのに必要なウオッシャ液の量である。つまり、実際に噴出されたウオッシャ液の量が少ないとワイパ12は円滑に動作しないので、ワイパ12を円滑動作させることが可能なウオッシャ液の量を実験的経験的に求めて第2規定量R2として設定してある。この第2規定量R2も、予め所定の値として上記ウオッシャワイパ制御部30に記憶されている。そして、W1−W2≧第2規定量R2、という条件を満たさない場合、ワイパ12を動作させることなく処理を終了する。一方、W1−W2≧第2規定量R2、という条件を満たす場合、ステップS8に進む。
【0036】
ステップS8では、ウオッシャワイパ制御部30は、ワイパ駆動回路37にワイパ駆動信号を出力する。これにより、ワイパ駆動回路37は、ワイパ動作機構36を動作させて、ワイパ12に払拭動作を行わせる。以上により処理が終了する。
【0037】
なお、上記各条件判定のステップにおいて、(右辺)と(左辺)とが等しい場合には、条件を満たす場合及び満たさない場合のどちらのステップに進ませるようにしてもよい。
【0038】
以上のように構成されたウオッシャワイパ制御装置によると、ウオッシャ液残量センサ20による検出結果に基づいてウオッシャタンク22内のウオッシャ液が噴出されたと判定されたときに、より具体的には、ウオッシャタンク22内のウオッシャ液残量が減少したと判定したときに、ワイパ12を動作させるため、ウオッシャ液の噴出を検知する噴出検知センサを用いることなく、ウオッシャ液が噴出されない状態でワイパ12が動作することを防止できる。
【0039】
特に、ウオッシャ液残量センサ20による検出結果に基づいてウオッシャタンク22内のウオッシャ液残量(W1−W2)が、ワイパ12を円滑動作させるのに必要な所定の第2規定量R2よりく多く減少したと判定したときに、ウオッシャ液が噴出されたと判断して、ワイパ12を動作させているため、ワイパ12を円滑に動作させることができる。
【0040】
また、ウオッシャタンク22内のウオッシャ液を噴出するように指示されたタイミングで、ウオッシャ液が噴出されたか否かの判定を行っているため、ウオッシャ液の噴出指示タイミングに合わせてワイパ12を動作させようとする際に、実際にウオッシャ液が噴出されたか否かを判断することができる。
【0041】
なお、ウオッシャ液残量センサ20としては、ウオッシャタンク22内のウオッシャ液量を監視し不足している場合に警告を発するために設けられるウオッシャ液残量センサを用いることができる。この場合を想定してみると、噴出検知センサを用いた構成と比較して、車両組付容易時の構造を簡易化することができ、また、よりコスト低減を図ることができるといった利点がある。
【0042】
なお、本発明は、車両のフロントウインドウ10用のワイパ12の動作を制御する例以外にも、車両のリアウインドウ外面やヘッドランプのヘッドカバー外面等、払拭面に対してウオッシャ液を噴出しつつワイパを動作させるように制御する諸構成に適用できる。
【図面の簡単な説明】
【0043】
【図1】この発明に係るワイパ制御装置が組込まれたウオッシャワイパ制御装置を示すブロック図である。
【図2】ウオッシャワイパ制御装置の動作を示すフローチャートである。
【符号の説明】
【0044】
10 フロントウインドウ
12 ワイパ
20 ウオッシャ液残量センサ
22 ウオッシャタンク
24 ウオッシャノズル
26 ウオッシャ液供給ポンプ
30 ウオッシャワイパ制御部
32 ウオッシャ液噴出スイッチ
36 ワイパ動作機構

【特許請求の範囲】
【請求項1】
被払拭面を払拭するワイパの動作を制御するワイパ制御装置であって、
ウオッシャ液を貯留したウオッシャタンクの液残量を検出するウオッシャ液残量検出手段と、
前記ウオッシャ液残量検出手段からの検出結果に基づいて前記ワイパの動作を制御するワイパ制御手段と、
を備え、
前記ワイパ制御手段は、前記ウオッシャ液残量検出手段からの検出結果に基づいて前記ウオッシャタンク内のウオッシャ液が噴出されたか否かを判定し、前記ウオッシャタンク内のウオッシャ液が噴出されたと判定したときに前記ワイパが前記被払拭面を払拭するように前記ワイパの動作を制御する、ワイパ制御装置。
【請求項2】
被払拭面を払拭するワイパの動作を制御するワイパ制御装置であって、
ウオッシャ液を貯留したウオッシャタンクの液残量を検出するウオッシャ液残量検出手段と、
前記ウオッシャ液残量検出手段からの検出結果に基づいて前記ワイパの動作を制御するワイパ制御手段と、
を備え、
前記ワイパ制御手段は、前記ウオッシャ液残量検出手段からの検出結果に基づいて前記ウオッシャタンク内のウオッシャ液残量が減少したか否かを判定し、前記ウオッシャタンク内のウオッシャ液残量が減少したと判定したときに前記ワイパが前記被払拭面を払拭するように前記ワイパの動作を制御する、ワイパ制御装置。
【請求項3】
被払拭面を払拭するワイパの動作を制御するワイパ制御装置であって、
ウオッシャ液を貯留したウオッシャタンクの液残量を検出するウオッシャ液残量検出手段と、
前記ウオッシャ液残量検出手段からの検出結果に基づいて前記ワイパの動作を制御するワイパ制御手段と、
を備え、
前記ワイパ制御手段は、前記ウオッシャ液残量検出手段からの検出結果に基づいて前記ウオッシャタンク内のウオッシャ液残量が前記ワイパを円滑動作させるのに必要な所定量よりも多く減少したか否かを判定し、前記ウオッシャタンク内のウオッシャ液残量が前記所定量よりも多く減少したと判定したときに前記ワイパが前記被払拭面を払拭するように前記ワイパの動作を制御する、ワイパ制御装置。
【請求項4】
請求項1〜請求項3のいずれかに記載のワイパ制御装置であって、
前記ワイパ制御手段は、前記ウオッシャタンク内のウオッシャ液を噴出するように指示されたタイミングで、前記ウオッシャ液残量検出手段からの検出結果に基づく前記判定を行う、ワイパ制御装置。
【請求項5】
請求項1〜請求項4のいずれかに記載のワイパ制御装置であって、
前記ウオッシャ液残量検出手段は、前記ウオッシャタンク内のウオッシャ液の変化量を検出するのに十分な分解能を持つセンサである、ワイパ制御装置。

【図1】
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【図2】
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【公開番号】特開2007−161004(P2007−161004A)
【公開日】平成19年6月28日(2007.6.28)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−357387(P2005−357387)
【出願日】平成17年12月12日(2005.12.12)
【出願人】(395011665)株式会社オートネットワーク技術研究所 (2,668)
【出願人】(000183406)住友電装株式会社 (6,135)
【出願人】(000002130)住友電気工業株式会社 (12,747)
【Fターム(参考)】