説明

ワイヤハーネス保持具

【課題】アンカー部をハーネス取付部に対してその長手方向に移動させつつ、アンカー部がハーネス取付部から脱落することを規制する。
【解決手段】本発明のワイヤハーネス保持具10は、ボディパネルに取り付け固定されるアンカー部20と、長尺の板状をなしワイヤハーネスを取り付け可能なハーネス取付部30と、アンカー部20とハーネス取付部30を連結し、アンカー部20がハーネス取付部30に対してその長手方向に移動可能とされたスライドレール部とを備え、スライドレール部は、アンカー部20に設けられた一対のレール部26,26と、ハーネス取付部30に設けられ、長手方向に延びる一対のガイド溝33,33とからなり、両レール部26,26が両ガイド溝33,33に嵌合することで、アンカー部20を長手方向に案内しつつ、長手方向と直交する幅方向および板厚方向にアンカー部20が移動することを規制する構成とした。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ワイヤハーネスを保持して被取付部材に固定されるワイヤハーネス保持具に関する。
【背景技術】
【0002】
この種のワイヤハーネス保持具として、例えば下記特許文献1に記載のものが知られている。このワイヤハーネス保持具は、ボディパネルに取り付け固定されるアンカー部と、長尺の板状をなすハーネス取付部とを備えて構成されている。ハーネス取付部は、ワイヤハーネスとともにテープ巻きされることで、ワイヤハーネスが取り付けるようになっている。一方、アンカー部は、板状をなす基板部と、この基板部から立ち上がる軸部とを備えて構成され、基板部は、ハーネス取付部の側面に開口してなるスリットから内部に挿入されるようになっている。ハーネス取付部の内部には、基板部が長手方向に移動可能な空洞が設けられている。この空洞の内部で基板部が長手方向に案内されることにより、アンカー部がハーネス取付部に対して長手方向に移動可能とされている。これにより、ボディパネルにおけるアンカー部の被取付位置がずれていた場合であっても、アンカー部を移動させることができ、アンカー部をボディパネルに取り付けやすくなる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2009−89480号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上記のワイヤハーネス保持具は、アンカー部とハーネス取付部が別体で構成されているため、アンカー部の基板部が空洞の内部からスリットを通って外部に抜けてしまい、ワイヤハーネスが脱落するおそれがある。
【0005】
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、アンカー部をハーネス取付部に対してその長手方向に移動させつつ、アンカー部がハーネス取付部から脱落することを規制することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、ワイヤハーネスを保持して被取付部材に固定されるワイヤハーネス保持具であって、被取付部材に取り付け固定されるアンカー部と、長尺の板状をなしワイヤハーネスを取り付け可能なハーネス取付部と、アンカー部とハーネス取付部を連結し、アンカー部がハーネス取付部に対してその長手方向に移動可能とされたスライドレール部とを備え、スライドレール部は、アンカー部に設けられた一対のレール部と、ハーネス取付部に設けられ、長手方向に延びる一対のガイド部とからなり、両レール部が両ガイド部に嵌合することで、アンカー部を長手方向に案内しつつ、長手方向と直交する幅方向および板厚方向にアンカー部が移動することを規制する構成としたところに特徴を有する。
【0007】
このような構成によると、両レール部を両ガイド部に嵌合させることによってスライドレール部を構成したから、アンカー部をハーネス取付部に対して長手方向に案内し移動させることができる。したがって、被取付部材におけるアンカー部の被取付位置がずれていた場合であっても、アンカー部を移動させることで、アンカー部を被取付部材に取り付けやすくなる。また、ハーネス取付部の幅方向および板厚方向にアンカー部の移動が規制されているため、アンカー部の脱落を規制できる。
【0008】
本発明の実施の態様として、以下の構成が好ましい。
アンカー部は、板状をなす基板部を有し、この基板部は、被取付部材におけるワイヤハーネス側とは反対側に配置されており、両ガイド部は、ハーネス取付部の幅方向両側部における板厚の範囲内に設けられた一対のガイド溝とされている一方、両レール部は、基板部の幅方向両側部から板厚方向に延出された後、その延出端から基板部と対向するように延出されることで両ガイド溝に嵌合する構成としてもよい。
【0009】
このような構成によると、両レール部のうち基板部と対向する部分を両ガイド溝に嵌合させることにより、アンカー部をハーネス取付部に対してその長手方向に案内しつつ、アンカー部がハーネス取付部の板厚方向に移動することを規制できる。また、基板部が、両レール部のうち板厚方向に延出された部分の内側に配されることにより、アンカー部がハーネス取付部の幅方向に移動することを規制できる。
【0010】
アンカー部における長手方向両端部とハーネス取付部とを連結する一対の連結部を備え、アンカー部がハーネス取付部に組み付けられた組付位置では、両連結部が同程度に撓み変形した状態となっており、両連結部の弾性によってハーネス取付部における長手方向中央に付勢されている構成としてもよい。
【0011】
このような構成によると、アンカー部とハーネス取付部を両連結部によって一体に構成できるため、アンカー部とハーネス取付部を別体で構成するよりも部品点数を削減することができる。また、組付位置では、両連結部の弾性によって、ハーネス取付部の長手方向中央にアンカー部を付勢することができるため、アンカー部のセンタリングを行うことができる。
【0012】
アンカー部がハーネス取付部に組み付けられる前の組付前位置では、アンカー部が、ハーネス取付部から板厚方向に浮いた位置で、かつ、ハーネス取付部の長手方向両側から臨む位置に配されている構成としてもよい。
【0013】
このような構成によると、アンカー部をハーネス取付部に押し込むだけで組み付けを行うことができるため、アンカー部とハーネス取付部の組み付けを容易に行うことができる。また、両レール部が、ハーネス取付部の長手方向両側に臨む位置に配されているため、一つの金型でアンカー部とハーネス取付部を成形することができる。
【発明の効果】
【0014】
本発明によれば、アンカー部をハーネス取付部に対してその長手方向に移動させつつ、アンカー部がハーネス取付部から脱落することを規制することができる。
【図面の簡単な説明】
【0015】
【図1】ワイヤハーネス保持具が取付前位置に配置されている様子を示す斜視図
【図2】ワイヤハーネス保持具が取付位置に配置されている様子を示す斜視図
【図3】ワイヤハーネス保持具が取付前位置に配置されている様子を示す平面図
【図4】ワイヤハーネス保持具が取付前位置に配置されている様子を示す背面図
【図5】ワイヤハーネス保持具が取付前位置に配置されている様子を示す左側面図
【図6】ワイヤハーネス保持具が取付位置における長手方向中央に配置されている様子を示す正面図
【図7】ワイヤハーネス保持具が取付位置における長手方向一端に配置されている様子を示す正面図
【図8】図4におけるA−A線断面図
【図9】図6におけるB−B線断面図
【発明を実施するための形態】
【0016】
<実施形態>
本発明の実施形態を図1ないし図9の図面を参照しながら説明する。本実施形態におけるワイヤハーネス保持具10は、例えば車両のボディパネル(本発明の「被取付部材」の一例であるものの、図示はしない)の被取付位置に取り付けられてワイヤハーネス(図示せず)を保持するものである。被取付位置の具体例としては、ボディパネルに開口して設けられた取付孔(図示せず)の位置が挙げられる。なお、本発明の「板厚方向」は図4の上下方向に相当し、本発明の「長手方向」は、図4の左右方向に相当する。また、本発明の「幅方向」は図4の紙面と直交する方向に相当する。
【0017】
ワイヤハーネス保持具10は、図1に示すように、ボディパネルの取付孔に嵌合して取り付けられるアンカー部20、長尺の板状をなすハーネス取付部30、アンカー部20とハーネス取付部30を連結する一対の薄肉部(本発明の「連結部」の一例)40,40などを備えて構成されている。アンカー部20は、図1に示す取付位置と、図2に示す取付前位置との間を上下方向に平行移動可能とされている。
【0018】
取付位置ではアンカー部20がハーネス取付部30に取り付けられており、取付前位置ではアンカー部20がハーネス取付部30の上方に離間して浮いた状態とされている。アンカー部20は、ワイヤハーネスを保持して取付孔に取り付け固定される使用状態では取付位置に配されており、ワイヤハーネス保持具10を成形する成形状態では取付前位置に配されている。
【0019】
ハーネス取付部30は、左右方向に長い略長方形の平板状とされている。このハーネス取付部30におけるアンカー部20の左右両側には、ワイヤハーネスとともにテープ巻きされることでワイヤハーネスが取り付けられる一対のテープ巻き部31,31が設けられている。なお、テープ巻き部31の先端部には、テープの外れを規制する一対の外れ止め部34,34が幅方向両側に突出して設けられている。
【0020】
ハーネス取付部30における両テープ巻き部31,31の間は、アンカー部20が取り付けられて左右方向に移動可能となる移動可能部32とされている。移動可能部32の幅方向両側部には、一対のガイド溝33,33が設けられている。ガイド溝33は、幅方向外側に開口する形態をなしており、ハーネス取付部30の板厚の範囲内に形成されている。また、ガイド溝33は、左右方向に延びる形態をなしている。
【0021】
アンカー部20は、移動可能部32と対向して配置された基板部21を有している。基板部21は、左右方向に長い略長方形の平板状とされている。基板部21の左右方向における全長は、ガイド溝33の左右方向における全長よりも短めとされている。基板部21の幅方向の寸法は、図3に示すように、移動可能部32の幅方向の寸法とほぼ同じとされている。また、基板部21は、ハーネス取付部30におけるワイヤハーネス側とは反対側に配置されているため、ワイヤハーネスと干渉することはない。
【0022】
基板部21の上面中央には、軸部22が上方に突出して設けられている。軸部22は、ボディパネルの取付孔に嵌合可能とされている。軸部22の先端部における左右両側には、一対の脚部23,23が設けられている。脚部23は、軸部22の先端部から斜め下方に延びる形態をなし、軸部22に近づく方向に弾性的に撓み変形可能とされている。
【0023】
脚部23の下端部には、ボディパネルの取付孔の内部に収容される係止片24が下方に突出して設けられている。係止片24は、脚部23の下端部における軸部22側に寄せられて配置されている。このため、脚部23の外面の下縁と係止片24の上縁との間には、基板部21と対向する対向部25が設けられている。対向部25と基板部21の間の間隔は、ボディパネルの板厚とほぼ同じに設定されている。このため、対向部25がボディパネルの取付孔の孔縁部に対して上方から係止することで、アンカー部20がボディパネルの取付孔に取り付け固定される。
【0024】
アンカー部20とハーネス取付部30は、可撓性を有する一対の薄肉部40,40によって連結されている。両薄肉部40,40の一端は、基板部21の上面における左右方向両端縁に連結されている。一方、両薄肉部40,40の他端は、移動可能部32の上面における左右方向両端縁に連結されている。薄肉部40は、図4に示す取付位置ではL字の角部が円弧状となった形態とされており、図6に示す取付前位置では略U字状とされている。
【0025】
基板部21の幅方向両側部には、複数のレール部26が設けられている。レール部26は、図3に示すように、図示下側に2つが配され、図示上側に1つが配されている。図示下側の2つのレール部26,26は、基板部21の左右方向両端部に配され、図示上側の1つのレール部26は、左右方向において図示下側の2つのレール部26,26の間に位置している。レール部26は、図5に示すように、基板部21の幅方向両側部から下方に延出する縦レール26Aと、縦レール26Aの下端から基板部21の下面と対向するように幅方向内側に延出される横レール26Bとからなり、全体としてL字状とされている。
【0026】
縦レール26Aは、図9に示す取付位置では移動可能部32の幅方向両側縁に沿って配されている。このため、移動可能部32におけるガイド溝33の上側の幅方向両側に複数の縦レール26Aが配置され、アンカー部20の幅方向への移動が規制される。一方、横レール26Bの上面と基板部21の下面との間の間隔は、移動可能部32におけるガイド溝33の上側の板厚とほぼ同じかこれよりやや大きめとされている。このため、アンカー部20の左右方向への移動を許容しつつ、アンカー部20の上下方向への移動が規制される。このように、アンカー部20とハーネス取付部30は、複数のレール部26および両ガイド溝33からなるスライドレール機構によって連結されている。
【0027】
また、アンカー部20は、図6に示すように、両薄肉部40,40が同程度の撓み変形した状態で移動可能部32における左右方向中央に配されている。ここで、例えば図7に示すようにアンカー部20を左端へ移動させた場合、左側の薄肉部40の撓み具合が大きくなり、右側の薄肉部40の撓み具合が小さくなる。このため、左側の薄肉部40の弾性が右側の薄肉部40の弾性よりも強くなってアンカー部20が移動可能部32における左右方向中央に付勢される。また、アンカー部20に対して力がかかっていない自然状態では、両薄肉部40の弾性が等しく、互いの付勢力が打ち消されるため、アンカー部20が移動可能部32における左右方向中央にセンタリングされることになる。
【0028】
本実施形態は以上のような構成であって、続いてその作用を説明する。まず、ワイヤハーネス保持具10の成形方法について簡単に説明する。ワイヤハーネス保持具10のうちレール部26とガイド溝33については、図4に示すように、ハーネス取付部30の幅方向両側から臨む位置に配されているため、幅方向に金型を型抜きすることで成形可能である。また、ワイヤハーネス保持具10のうちレール部26と薄肉部40については、図5に示すように、ハーネス取付部30の左右両側から臨む位置に配されているため、左右方向に金型を型抜きすることで成形可能である。このように、アンカー部20とハーネス取付部30を両薄肉部40,40によって一体に構成した場合であっても、一つの金型でアンカー部20とハーネス取付部30と両薄肉部40,40を一体に成形することができる。
【0029】
次に、アンカー部20を取付位置に組み付ける作業について説明する。取付前位置にあるアンカー部20は、図4に示すように、移動可能部32の上方に浮かんで配されている。この状態からアンカー部20を移動可能部32に向けて下方に押し込むと、幅方向両側に配された複数のレール部26が開き変形しながら、移動可能部32におけるガイド溝33の上側を乗り越えることにより、複数のレール部26が弾性的に復帰して両ガイド溝33に幅方向両側から嵌り込み、アンカー部20が図6の取付位置に組み付けられる。このように、アンカー部20を下方へ押し込むだけでアンカー部20を取付位置に組み付ける作業が完了し、アンカー部20とハーネス取付部30の組み付けを容易に行うことができる。
【0030】
次に、複数のワイヤハーネスをボディパネルの取付孔に取り付け固定する作業について説明する。まず、両テープ巻き部31,31を複数のワイヤハーネスとともにテープ巻きすることにより、複数のワイヤハーネスをハーネス取付部30に取り付け固定する。引き続き、取付位置にあるアンカー部20をボディパネルの取付孔に嵌合させる。このとき、ボディパネルの取付孔が本来の位置から左右方向にずれている場合があり得る。この場合、レール部26をガイド溝33に沿って移動させることにより、アンカー部20を左右方向に移動させて位置調整を行い、取付孔に嵌合させて固定することができる。このように、アンカー部20を取付孔に取り付け固定しやすくなる。
【0031】
以上のように本実施形態ではアンカー部20を移動可能部32に対して左右方向に移動可能に構成したから、ボディパネルの取付孔の位置がずれている場合であっても、アンカー部20を取付孔に容易に取り付け固定することができる。また、アンカー部20が移動可能部32に組み付けられると、左右方向への移動は許容するものの、上下方向および幅方向への移動は規制されるから、アンカー部20の脱落を規制できる。さらに、アンカー部20とハーネス取付部30を一体に構成することができ、部品点数を削減することができる。また、アンカー部20を移動可能部32に対して押し込むだけで組み付けることができる。この上、両薄肉部40,40の弾性によってアンカー部20を移動可能部32の左右方向中央にセンタリングすることができることに加えて、ワイヤハーネス保持具10を一つの金型で一体に成形することができる。
【0032】
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)上記実施形態ではガイド部としてガイド溝33を例示しているものの、本発明によると、ガイド部を必ずしも溝状とする必要はなく、幅方向と下方の双方に開口する段部として構成してもよい。
【0033】
(2)上記実施形態では基板部21の幅方向両側に3つのレール部26が設けられているものの、本発明によると、基板部21の幅方向両側に一つずつレール部を設けてもよい。
【0034】
(3)上記実施形態ではアンカー部20が両薄肉部40,40によってハーネス取付部30に連結されているものの、本発明によると、アンカー部20とハーネス取付部30を別体に構成してもよい。
【符号の説明】
【0035】
10…ワイヤハーネス保持具
20…アンカー部
21…基板部
26…レール部(スライドレール部)
30…ハーネス取付部
33…ガイド溝(スライドレール部、ガイド部)
40…薄肉部(連結部)

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ワイヤハーネスを保持して被取付部材に固定されるワイヤハーネス保持具であって、
前記被取付部材に取り付け固定されるアンカー部と、
長尺の板状をなし前記ワイヤハーネスを取り付け可能なハーネス取付部と、
前記アンカー部と前記ハーネス取付部を連結し、前記アンカー部が前記ハーネス取付部に対してその長手方向に移動可能とされたスライドレール部とを備え、
前記スライドレール部は、前記アンカー部に設けられた一対のレール部と、前記ハーネス取付部に設けられ、長手方向に延びる一対のガイド部とからなり、両レール部が両ガイド部に嵌合することで、前記アンカー部を長手方向に案内しつつ、長手方向と直交する幅方向および板厚方向に前記アンカー部が移動することを規制することを特徴とするワイヤハーネス保持具。
【請求項2】
前記アンカー部は、板状をなす基板部を有し、この基板部は、前記被取付部材における前記ワイヤハーネス側とは反対側に配置されており、
前記両ガイド部は、前記ハーネス取付部の幅方向両側部における板厚の範囲内に設けられた一対のガイド溝とされている一方、前記両レール部は、前記基板部の幅方向両側部から板厚方向に延出された後、その延出端から前記基板部と対向するように延出されることで両ガイド溝に嵌合することを特徴とする請求項1に記載のワイヤハーネス保持具。
【請求項3】
前記アンカー部における長手方向両端部と前記ハーネス取付部とを連結する一対の連結部を備え、前記アンカー部が前記ハーネス取付部に組み付けられた組付位置では、両連結部が同程度に撓み変形した状態となっており、前記両連結部の弾性によって前記ハーネス取付部における長手方向中央に付勢されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のワイヤハーネス保持具。
【請求項4】
前記アンカー部が前記ハーネス取付部に組み付けられる前の組付前位置では、前記アンカー部が、前記ハーネス取付部から板厚方向に浮いた位置で、かつ、前記ハーネス取付部の長手方向両側から臨む位置に配されていることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか一項に記載のワイヤハーネス保持具。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【公開番号】特開2012−228029(P2012−228029A)
【公開日】平成24年11月15日(2012.11.15)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−92013(P2011−92013)
【出願日】平成23年4月18日(2011.4.18)
【出願人】(000183406)住友電装株式会社 (6,135)
【Fターム(参考)】