説明

ワイヤレス通信において多値変調に適応させる方法および装置

WTRUのリコンフィギュレーションを行うための方法および装置であって、一定の変調スキームを可能にする動作モードがイネーブルまたはディスエーブルであることを示すアクティブ・セット・アップデート・メッセージを受信すること、MACリセット手順を行うこと、リファレンスE−TFCI(enhanced transport format combination indicator)および結合された電力オフセットのセットを更新すること、E−DPCCHブースティングに関連づけられたアクションを決定すること、E−DCH(enhanced dedicated channel)に関連づけられた情報を変更すること、E−DCHトランスポートブロックサイズのテーブルを示すインデックスを変更することのうちの少なくとも1つを実行することを対象とする。アップデートメッセージは、少なくとも1つの変更されたIE(情報要素)を含む。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ワイヤレス通信に関し、より詳細には、ワイヤレス通信において多値変調に適応させる方法および装置に関する。
【背景技術】
【0002】
アップリンク(UL)の多値変調が、いくつかのワイヤレス通信ネットワークに対して導入された。一例は、HSPA(High Speed Packet Access)仕様書のリリース7である。これらの仕様書では、例えば、UE(user equipment)は、16QAM(16−symbol quadrature amplitude modulation)モードにより動作する(または、しない)ことがある。UEは、16QAMモードにより動作するとき、16QAM動作によって可能とされる最大レートまでのデータレートにおいて送信するのに適した、いくつかの新たに定義されたE−DCH(enhanced dedicated channel)のトランスポートブロックのテーブルの1つを利用しなければならない。UEは、16QAMモードにより動作しないとき、最初のE−DCHのトランスポートブロックのテーブルの1つを利用しなければならない。
【0003】
実際の配置では、無線ネットワークの全てのセルが、例えば16QAM動作などの新しい機能をサポートするように必ずしも同時にバージョンアップされない。したがって、最初の配置では、ネットワークのあるセルが、その機能をサポートして、他のセルがその機能をサポートしないことがありそうである。UEは、ネットワーク内を移動するので、16QAM動作をサポートすることがあるまたはサポートしないことがあるアクティブセットに対して、セルを追加したりセルを除去したりしなければならないだろう。16QAM動作をサポートするセルは、16QAMモードにより動作していないUEからの信号を適切に受信できる。しかしながら、16QAM動作をサポートしていないセルは、16QAMモードにより動作しているUEからの信号を適切に受信できない。この理由ために、アクティブ・セット・アップデート手順に対する変更が導入されており、それにより、ネットワークは、UEに、16QAM動作を開始するべきか、停止するべきかどうかを信号送信できる。通常、ネットワークは、16QAM動作をサポートしていないセルがアクティブセットに追加されるとき、16QAM動作を停止するようにUEに信号送信できて、そのアクティブセットの全てのセルが16QAM動作をサポートするとき、16QAM動作を開始するようにUEに信号送信できる。
【0004】
上記の変更により、ネットワークが16QAM動作の開始または停止をUEに信号送信することを可能にするけれども、依然として、UEは、2つの動作モードの間を適切に切り替えるのに必要である全ての情報を有していない。動作を切り替えるとき、UEは、いくつかのE−DCH構成のパラメーターを、それらが現在定義されているように使用できない。
【0005】
加えて、上記のパラメーターが変更されるとき、MAC−e(enhanced media access control)は、古いE−TFCI(enhanced transport format combination index)テーブルを有するMAC−e PDUを含む、ULのHARQ(hybrid automatic repeat request)用のバッファーをフラッシュする必要がある。
【0006】
しかしながら、現在のアクティブ・セット・アップデート手順は、上記のE−DCH構成のパラメーターを変更するためのいかなる規定を有していない。例えば、E−DPCCH/DPCCHの電力オフセット、リファレンスE−TFCIなど、いくつかのパラメーターを、アクティブ・セット・アップデートにより変更できるが、サービングE−DCHセルの変更が行われるときのみである。しかしながら、サービングE−DCHセルの変更なしに、新しいセルをE−DCHのアクティブセットに追加するときに、16QAM動作の開始および停止が、さらに行われることがある。
【0007】
アクティブ・セット・アップデート手順における上記の信号送信の欠如は、セルが(E−DCHの)アクティブセットに対して追加されるもしくは除去されるとき、またはサービングE−DCHセルが変更されるとき、16QAMモードと16QAMでない(標準)モードとの間の適切な移行を妨げる。アクティブ・セット・アップデート手順に起因する、16QAMモードと16QAMでないモードとの間の適切な移行のためのメカニズムを提供することによって、本明細書において説明される実施形態は、リコンフィギュレーションの遅延における低減およびシグナリングオーバーヘッド(電力および帯域幅)の削減を可能にする。
【発明の概要】
【0008】
WTRU(wireless transmit/receive unit)のリコンフィギュレーションを行う方法および装置を開示する。方法は、一定の変調スキームを可能にする動作モードがイネーブルまたはディスエーブルであることを示すアクティブ・セット・アップデート・メッセージを受信することと、そして、MACリセット手順を実行すること、リファレンスE−TFCI(enhanced transport format combination indicators)および結合された電力オフセットについてのセットを更新すること、E−DPCCHブースト(boost)に関連づけられたアクションを決定すること、E−DCH(enhanced dedicated channel)に関連づけられた情報を変更すること、E−DCHトランスポートブロックサイズのテーブルを示すインデックスを変更することを含む。アップデートメッセージは、少なくとも1つの変更されたIE(情報要素)を含む。
【図面の簡単な説明】
【0009】
より詳細な理解を、添付の図面と共に例として与えられる以下の説明から得ることができる。
【図1】本発明の一実施形態に係る多値変調のためのアクティブ・セット・アップデート・メッセージの信号送信の図である。
【図2】本発明の一実施形態に係るWTRUの一実施形態のブロック図である。
【図3A】本発明の一実施形態に係るアップデートメッセージに応答してWTRUのリコンフィギュレーションを行う方法のフローチャートである。
【図3B】本発明の一実施形態に係るアップデートメッセージに応答してWTRUのリコンフィギュレーションを行う方法のフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0010】
本明細書において以下に引用するとき、用語「WTRU」は、制限されないが、UE、移動局、固定もしくは移動の加入者ユニット、ページャー、携帯電話、携帯情報端末(PDA)、コンピューター、またはワイヤレス環境において動作可能な他のあらゆる型のユーザーデバイスを含む。本明細書において以下に引用するとき、用語「基地局」は、制限されないが、ノードB、サイトコントローラー、アクセスポイント(AP)、またはワイヤレス環境において動作可能な他のあらゆる型のインターフェースデバイスを含む。
【0011】
アクティブ・セット・アップデート手順に続いて16QAM動作を開始するまたは停止するとき、E−DCH送信パラメーターのリコンフィギュレーションを可能にする方法およびWTRUを開示する。
【0012】
図1は、WTRUが、異なる変調モードを通信のために用いるセルの間を移動するので生じるイベントの概要をなす信号送信の実施例の図である。具体的な例として、図1は、WTRUが、16QAMの変調が使用可能であるセルから、16QAMの変調スキームが使用可能でないセルに向かって移動する場合を示す。図1では、時間は、上から下へ進む。4本の縦線は、4つのエンティティの状態を示す。4つのエンティティは、すなわち、WTRU105、16QAMを提供しないノードB110、16QAMを提供するノードB115、およびノードB110とノードB115との両方とインタラクトするRNC(無線ネットワークコントローラー)120である。横向きの矢印は、これらのエンティティ間のインタラクションを示す。
【0013】
時間125において、WTRUは、ノードB115と通信している16QAMを使用して動作している。時間130において、RNCは、16QAMを提供しないノードB110のセルにWTRUが接近中であることを検知する。RNCは、時間130において、WTRUにおけるアクティブセットを更新する目的のために、アクティブ・セット・アップデート・メッセージをWTRUへ送信する。アクティブセットは、WTRUが適切に通信できるセルを決定する。WTRUは、アクティブ・セット・アップデート・メッセージを受信して、時間140において、16QAMを使用せずにノードB110と通信できるように、WTRU自体のリコンフィギュレーションを行うことによって、このメッセージに応答する。なぜならば、ノードB110がこの特定の変調スキームをサポートしないからである。時間135において、アクティブ・セット・アップデートおよびWTRUのリコンフィギュレーションは、完了している。
【0014】
図3Aおよび3Bは、アップデートメッセージの受信に応答してWTRUのリコンフィギュレーションを行う方法の一実施形態を示す。アップデートメッセージは、アップデート手順を制御する新たに定義されたIE(情報要素)を含むことができる。WTRUは、一定の条件が満たされる場合、これらのIEに従って動作する。
【0015】
アクティブ・セット・アップデート・メッセージを、300において受信する。アップデート手順は、MAC(メディアアクセス制御)をリセットすること、リファレンスE−TFCIおよび結合された電力オフセットのセットを更新すること、DCHに関連づけられた情報を変更すること、トランスポートブロックサイズのテーブルを示すインデックスを変更することを含むことができる。これらの各々をただちに詳細に説明する。WTRUは、ワイヤレスネットワーク内において通信していると仮定する。
【0016】
最初に説明するのは、MACをリセットする手順である。バッファーをクリアして新しいE−DCH構成を使用し始めるために、MAC−es/eリセットを、例えば、16QAMが使用可能である状態から使用可能でない状態へ、または逆の場合など、使用可能な変調の変更が行われるとき、アクティブ・セット・アップデート手順中に実行できる。これは、16QAMモードから16QAMでないモードへの変更、または逆の場合として記載されることがある。ネットワークは、アクティブ・セット・アップデート・メッセージに含まれたIE(情報要素)を介して、WTRUに信号送信する。IEを、MAC−es/eリセットを実行する場合に含む。WTRUは、300において、このIEといっしょにメッセージを受信できる。この特定のIEを、アクティブ・セット・アップデート・メッセージ自体に含むことができる。この特定のIEを、メッセージのルートに、もしくは例えば、E−DCHのリコンフィギュレーション情報のIEなど、すでに含まれたIE内に、または、含まれたIEのブランチ(「枝」)内のどこかに、または、WTRUが例えば16QAMをサポートするときに与えられるIEについての新たに導入されたグループに含むことができる。後者の場合を図3Aに示して、新たに導入されるIEにより指定されるULの16QAM構成についての一例を310に示す。ULの16QAM構成のIEおよびそれに含まれるサブIEの詳細を、下の表4に与える。
【0017】
図3Aを参照すると、WTRUは、300において受信されたアクティブ・セット・アップデート・メッセージを、ULの16QAM構成のIEについての存在についてチェックする(310)。ULの16QAM構成のIEを、310において、メッセージに含まない場合、かつ、WTRUが16QAM変調モードにより動作している場合、WTRUのビヘイビアーは、不特定である(305)。
【0018】
ULの16QAM構成のIEが存在する場合、WTRUは、このIEがMAC−es/eリセット表示を含むかどうかをチェックする(315)。このリセット表示が存在する場合、WTRUは、MAC−es/eエンティティのリセットを実行する(330)。このリセットを、規格3GPP TS 25.321、バージョン7.5.0以降に従って実行できる。リセット表示が存在せず、かつ、WTRUが16QAMモード動作を開始するまたは停止する場合、WTRUのビヘイビアーは、不特定である(325)。
【0019】
ULの16QAM構成のIEを、310において、含むことが分かるが、このIEがUL 16QAM設定と呼ばれるIEを含まない場合、指示を、WTRUにおける下位レイヤーに、16QAMモードにおけるあらゆる動作を停止するために送信できる(320)。
【0020】
代替として、WTRUは、ULの16QAM構成のIEが存在する場合、MAC−es/eリセットを実行できて、ULの16QAM構成のIEが存在しない場合、MAC−es/eリセットを実行できない。
【0021】
代替として、WTRUは、16QAMモード動作を開始するまたは停止する場合、MAC−es/eリセットを実行できる。
【0022】
次に説明するのは、リファレンスE−TFCIおよび結合された電力オフセットのセットを更新することである。一般に、TFCIは、受信レイヤーが現在有効なトランスポートフォーマットの組合せを識別することを可能にして、よって、レシーバーに、受信データをデコード、デマルチプレックスおよび配信することを可能にする。WTRUは、E−DCHサービングセルがアクティブ・セット・アップデート手順によって変更されない場合でさえ、リファレンスE−TFCIおよび結合された電力オフセットを更新できる。16QAMモードを開始するまたは停止するとき、リファレンスE−TFCIおよび結合された電力オフセットをそれに応じて更新する。
【0023】
さらに、新規のIEをこの目的のために定義できる。以下の説明において引用するこれらのIEを、下の表1〜4に記載する。図3Bおよび表1〜4を参照すると、E−TFCIブーストのIEを、300において、アクティブ・セット・アップデート・メッセージ内のどこかに含む場合、このIEに従って動作する(350)。E−DPCCH/DPCCH電力オフセットのIEを、300において、アクティブ・セット・アップデートメッセージ内のどこかに含む場合、このIEに従って動作する(360)。リファレンスE−TFCIのIEを、300において、アクティブ・セット・アップデート・メッセージのどこかに含む場合、このIEに従って動作して、およびその中のあらゆるサブIEに従って動作する(355)。E−TFCIブーストのIEおよびリファレンスE−TFCIのIEを共にアップデートメッセージに含む場合(350および355)、かつ、リファレンスE−TFCIがE−TFCIブーストのIEの値以下の値を有する場合、かつ、リファレンスE−TFCI POが1つまたは複数のあらかじめ定められた値に等しい値を有する場合、WTRUのビヘイビアーは、不特定のままである(365)。表2および表3の特定の例では、両方のリファレンスE−TFCI POのIEについて使用されるあらかじめ定められた値は、30および31である。
【0024】
上記のリファレンスE−TFCI POのIEは、E−DCHのリコンフィギュレーション情報のIE(表2)内の同じ名前の既存のIEと異なることを補足する。2つのリファレンスE−TFCI POのIEは、同じ情報を含むことができるが、決して同時に存在するべきではない。
【0025】
さらに、IEは、アクティブ・セット・アップデート・メッセージ自体内に存在できる。代替として、IEを、メッセージのルートにもしくは含まれるIEのうちの1つに、または含まれるIEの分岐内のどこかに含むことができる。WTRUは、アクティベートの時に新規のIEを使用し始める。新規のIEを含まない場合、WTRUは、既存のリファレンスE−TFCIおよび電力オフセットを、新しいE−DCHトランスポートブロックサイズのテーブルをポイントするインデックスと共に、使用し続けることができる。代替として、新規のIEを含まない場合、WTRUのビヘイビアーは、不特定である。16QAM動作を開始するまたは停止するとき、上に記載していない他のパラメーターを、変更する必要があることがある。これは、上に説明した方法と同じまたは同様の方法によって達成できる。
【0026】
次に説明するのは、トランスポートブロックサイズを示すインデックスを変更することである。現在の仕様書では、2msのTTI(トランスポート時間間隔)について指定された2つのセットのE−DCHトランスポートブロックサイズのテーブルがあり、すなわち、QPSK動作用の2つのテーブル(2ms TTI E−DCHトランスポートブロックサイズのテーブル0および1)、および、16QAM動作用の2つのテーブル(2ms TTI E−DCHトランスポートブロックサイズのテーブル2および3)である。図3Bを参照すると、WTRUは、テーブルインデックス0または1を、E−DCHトランスポートブロックサイズのテーブルインデックスのIEにおいて受信し(370)て、E−DCHトランスポートブロックサイズのテーブルインデックスのIEを、アクティブ・セット・アップデート・メッセージに含む(300)。WTRUが16QAMモードで動作している場合、WTRUは、自動的に2をテーブルインデックスに加算して、それにより、16QAMテーブルが使用されるものであることを示す(375)。この場合、SG(Scheduling Grant)テーブルにおけるインデックスは、規格3GPP TS 25.321、バージョン7.5.0以降のSGテーブル2を参照できる。
【0027】
現在の仕様書では可能でない動作である、16QAM動作の変更の結果となるアクティブ・セット・アップデート手順中に、E−DCHトランスポートブロックサイズのテーブルインデックスを変更することが望ましい場合がある。
【0028】
様々な代替を実装できて、各代替は、アクティブ・セット・アップデート手順のどこで上記手順が実行されるかに、すなわちアクティブ・セット・アップデート・メッセージのどこで既存のIEに対してIEが位置付けられるかに影響を及ぼす。
【0029】
第1の代替では、IEは、E−DCHのリコンフィギュレーション情報のIEの一部として追加できる。具体的には、MAC es/eリセット表示およびE−TFCIブースト用のIEは、E−DCH RL情報の新規サービングセルのサブIEに追加できて、E−DPCCH/DPCCH電力オフセットおよびリファレンスE−TFCI用のIE、およびその関連サブIEは、E−DCH RL情報の他セルIEに追加できる。
【0030】
第2の代替では、上記の追加されたIEは、E−DCHのリコンフィギュレーション情報のIEの一部として追加される。この代替における違いは、上記のIE MAC es/eリセット表示、E−TFCIブースト、およびE−TFCI BetaEDスイッチは、E−DCHリコンフィギュレーション情報のルートに追加されるが、E−DPCCH/DPCCH電力オフセットおよびリファレンスE−TFCI用の他のIE、およびその関連サブIEは、E−DCH RL情報他セルのサブIE下に追加されることである。
【0031】
第3の代替では、E−DCH情報のIEがアクティブ・セット・アップデート・メッセージに追加され、オプションとして、アクティブ・セット・アップデート・メッセージ分岐内の異なる場所において同じIEが繰り返される結果、曖昧さが生じないことを保証するために、条件を追加する。
【0032】
第4の代替では、他の全ての新規のIEを含む新規のIEが、作成されて、アクティブ・セット・アップデート・メッセージに追加される。このIEは常に存在できる、16QAMがUEによってサポートされる場合にのみ存在できる、または16QAM動作を停止するまたは開始する場合にのみ存在できる。
【0033】
図2は、上記の方法を実装するために構成されたWTRU200の一実施形態を示す。WTRU200は、MAC(メディアアクセス制御)ユニット220およびPHY(物理レイヤー)ユニット230と通信する、RRC(無線リソース制御)ユニット210を含む。物理レイヤーユニット230は、ワイヤレス通信の一定のモデルにおいて知られるレイヤー1(L1)を実施できる。
【0034】
RRCユニット210は、アップデートメッセージを受信する。このメッセージは、例えば図1の機能120など、RNC(無線ネットワークコントローラー、図2に図示せず)からもたらされてもよい。RRCユニット210は、上記の方法に従って、このメッセージを処理し、このメッセージに応答して、MACユニット220およびPHYユニット230とインタラクトして、WTRU200のリコンフィギュレーションを行うことによって、応答する。
【0035】
表1〜4は、上記の説明による、新規のIEおよび変更されたIEの詳細を示す。
【0036】
【表1】

【0037】
【表2】

【0038】
【表3】

【0039】
【表4】

【0040】
(実施形態)
1.WTRUのMACエンティティのリコンフィギュレーションを行う方法であって、アクティブ・セット・アップデート手順を実行することを備えた方法。
2.リコンフィギュレーションは、アップリンクのE−DCHを使用して行われる実施形態1の方法。
3.MACエンティティのリセットは、変調モードの変更が行われるときにアクティブ・セット・アップデート手順中に実行される実施形態1の方法。
4.多値変調モードは、16QAMの送受信の使用を可能にする16QAM変調モードである実施形態3の方法。
5.MACエンティティは、MAC−es/eとして定義される上記実施形態のいずれかにおける方法。
6.バッファーをクリアすることをさらに備えた上記実施形態のいずれかにおける方法。
7.16QAMモードが開始または停止される場合にWTRUはMACエンティティのリセットを実行する実施形態3−5の方法。
8.MACレイヤーリセットが実行されるものである場合、WTRUが、アクティブ・セット・アップデートメッセージ内のIEを受信することをさらに備えた上記実施形態のいずれかにおける方法。
9.IEは、アップリンクのE−DCHのリコンフィギュレーション情報のIEである実施形態8の方法。
10.IEは、WTRUが16QAMをサポートするときにのみ存在するIEについての新たに導入されたグループである実施形態8−9の方法。
11.IEが存在する場合、WTRUはMACリセットを行う実施形態8〜10のいずれかに記載の方法。
12.IEが存在しない場合、WTRUが、MACリセットを実行しない実施形態8−10の方法。
13.MACリセットが実行されるものである場合、ネットワークが、アクティブ・セット・アップデート・メッセージのIE部分を介して、WTRUに信号送信することをさらに備えた実施形態1−7の方法。
14.アクティブ・セット・アップデート・メッセージは、WTRUが多値変調モードをサポートするときに存在するIEのグループを含む実施形態13の方法。
15.IEが存在する場合、WTRUが、MACリセットを実行することをさらに備えた実施形態14の方法。
16.IEが存在せず、WTRUが多値変調モードを停止したまたは開始した場合、WTRUのビヘイビアーは、不特定であることをさらに備えた実施形態14−15の方法。
17.WTRUが、複数のリファレンスE−TFCIおよび結合された電力オフセットを更新することをさらに備えた上記実施形態のいずれかにおける方法。
18.E−DCHサービングセルはアクティブ・セット・アップデート手順によって変更されない実施形態17の方法。
19.多値変調動作が開始されるまたは停止されるとき、リファレンスE−TFCIおよび結合された電力オフセットを更新することをさらに備えた実施形態17−18の方法。
20.ネットワークが、アクティブ・セット・アップデート・メッセージの一部であるIEのセットを介してリファレンスE−TFCIおよび結合された電力オフセットをWTRUへ信号送信する実施形態19の方法。
21.IEのセットは、アクティブ・セット・アップデート・メッセージのルートに、またはメッセージに含まれたIEに存在する実施形態20の方法。
22.WTRUが、アクティベートの時に新しいマッピングを使用し始める実施形態20−21の方法。
23.IEが含まれない場合、WTRUが、既存のリファレンスE−TFCIおよび電力オフセットを、新しいテーブルをポイントするインデックスと共に使用し続ける実施形態20−22の方法。
24.ネットワークが、アクティブ・セット・アップデート・メッセージの一部であるIEのセットを介してリファレンスE−TFCIおよび結合された電力オフセットをWTRUへ信号送信することをさらに備えた実施形態20−23の方法。
25.IEのセットは、アクティブ・セット・アップデートメッセージに、または含まれたIEのうちの1つに存在する実施形態24の方法。
26.WTRUは、アクティベートの時に新しいマッピングを使用し始める実施形態25の方法。
27.IEが含まれない場合、WTRUのビヘイビアーは不特定である実施形態25−26の方法。
28.WTRUは、以下のパラメーター、すなわち、
E−DPCCH/DPCCHの電力オフセット、
E−TFCIブースト
のうち少なくとも1つを含む他のE−DCH関連情報を更新することをさらに備えた上記実施形態のいずれかにおける方法。
29.ネットワークが、各E−DCH情報パラメーターを、アクティブ・セット・アップデート・メッセージの一部としての別のIEを介して、信号送信する実施形態28の方法。
30.IEは、アクティブ・セット・アップデート・メッセージのルートに、または含まれたIEのうち1つに存在する実施形態29の方法。
31.WTRUは、アクティベートの時に新しいパラメーターを使用し始める実施形態30の方法。
32.関連IEが含まれない場合、WTRUが既存のパラメーター値を使用し続ける実施形態30の方法。
33.E−DCHトランスポートブロックサイズのテーブルに関連づけられたE−DCHトランスポートブロックサイズのテーブルインデックスを更新することをさらに備えた上記実施形態のいずれかにおける方法。
34.E−DCHトランスポートブロックサイズのテーブルインデックスを、アクティブ・セット・アップデート・メッセージの一部としてのIEを介して、信号送信することをさらに備えた実施形態33の方法。
35.IEは、アクティブ・セット・アップデート・メッセージのルートに、または含まれたIEのうちの1つに存在する実施形態34の方法。
36.IEが存在する場合、WTRUが、アクティベートの時に、IEによって指定されたE−DCH(enhanced dedicated channel)トランスポートブロックのテーブルを使用し始める実施形態34−35の方法。
37.IEが存在しない場合、WTRUが、以前のE−DCHトランスポートブロックのテーブル値を保持する実施形態34−36の方法。
38.メッセージのルートが、以下のIE、すなわち、
MAC es/eリセット表示、
E−TFCIブースト、
E−TFCI BataEDスイッチ、
E−DPCCH/DPCCH電力オフセット、
リファレンスE−TFCIおよびその関連サブIE
のうちの1つまたは複数を含むように、アクティブ・セット・アップデート・メッセージを構成することをさらに備えた上記実施形態のいずれかにおける方法。
39.WTRUによるアクティブ・セット・アップデート・メッセージの受信のための手順を、アクティブ・セット・アップデートに含まれたIEに従って動作するように変更することをさらに備えた実施形態38の方法。
40.1つまたは複数のIEが、アクティブ・セット・アップデート・メッセージ内のE−DCHのリコンフィギュレーション情報のIEの一部として追加される実施形態38の方法。
41.MAC es/eリセット表示およびE−TFCIブースト用のIEは、E−DCH RL情報新規サービングセルのサブIEに追加され、E−DPCCH/DPCCH電力オフセットおよびリファレンスE−TFCI用のIE、およびその関連サブIEは、E−DCH−RL情報他セルのサブIEに追加される実施形態40の方法。
42.MAC es/eリセット表示およびE−TFCIブースト用のIEは、「E−DCHリコンフィギュレーション情報」のIEのルートに追加されるが、E−DPCCH/DPCCH電力オフセットおよびリファレンスE−TFCI用の他のIE、およびその関連サブIEは、E−DCH RL情報他セルのサブIEの下に追加される実施形態40の方法。
43.E−DCH情報用のIEは、アクティブ・セット・アップデート・メッセージに追加される実施形態40の方法。
44.アクティブ・セット・アップデート・メッセージ内の異なる場所において同じIEが繰り返される結果、曖昧さが生じないことを保証するために、条件を追加することをさらに備えた実施形態43の方法。
45.MAC es/eリセット表示、E−TFCIブースト、E−DPCCH/DPCCH電力オフセットおよびリファレンスE−TFCI用のIE、その関連サブIEを含む新規のIEを作成し、新規のIEをアクティブ・セット・アップデート・メッセージに追加することをさらに備えた実施形態38の方法。
46.新規のIEは常に存在し、または多値変調がWTRUによってサポートされる場合にのみ存在し、または多値変調が停止されるまたは開始される場合にのみ存在する実施形態45の方法。
47.実施形態1−46の方法を実装するように構成されたWTRU。
【0041】
機能および要素を個別の組合せにおいて上述したが、各機能または要素を、他の機能および要素なしに単独において、または他の機能および要素の有無にかかわらず様々な組合せにおいて使用することができる。本明細書において提供された方法またはフローチャートを、汎用コンピューターまたはプロセッサによる実行のためにコンピューター読み取り可能な記憶媒体に組み込まれた、コンピュータープログラム、ソフトウェア、またはファームウェアにおいて実装できる。コンピューター読み取り可能な記憶媒体の例は、読み取り専用メモリ(ROM)、ランダム・アクセス・メモリ(RAM)、レジスター、キャッシュメモリ、半導体メモリデバイス、例えば、内蔵ハードディスク、リムーバブルディスクなどの磁気媒体、光磁気媒体、例えば、CD−ROMディスク、デジタル多用途ディスク(DVD)などの光媒体を含む。
【0042】
適切なプロセッサは、例として、汎用プロセッサ、専用プロセッサ、従来のプロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、複数のマイクロプロセッサ、DSPコアに関連づけられた1つまたは複数のマイクロプロセッサ、コントローラー、マイクロコントローラー、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)回路、他のあらゆる型の集積回路(IC)、および/またはステートマシンを含む。
【0043】
ソフトウェアに関連づけられたプロセッサは、WTRU、UE、端末、基地局、RNC、またはあらゆるホストコンピューターにおいて使用する無線周波数トランシーバーを実装するために使用できる。WTRUを、例えば、カメラ、ビデオカメラモジュール、テレビ電話、スピーカーフォン、振動デバイス、スピーカー、マイクロフォン、テレビトランシーバー、ハンズフリーヘッドセット、キーボード、Bluetooth(登録商標)モジュール、周波数変調(FM)無線ユニット、液晶ディスプレイ(LCD)表示ユニット、有機発光ダイオード(OLED)表示ユニット、デジタル音楽プレーヤー、メディアプレーヤー、ビデオ・ゲーム・プレーヤー・モジュール、インターネットブラウザ、および/またはあらゆるワイヤレスローカルエリアネットワーク(WLAN)またはUWB(Ultra Wide Band)モジュールなど、ハードウェアおよび/またはソフトウェアにおいて実装されたモジュールと共に使用できる。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
WTRU(wireless transmit/receive unit)のリコンフィギュレーションを行って、一定の変調スキームを可能にする動作をイネーブルまたはディスエーブルにする方法であって、
一定の変調スキームを可能にする動作のモードがイネーブルまたはディスエーブルであることを示すアクティブ・セット・アップデート・メッセージを受信するステップと、
MACリセット手順を実行するステップ、
リファレンスE−TFCI(enhanced transport format combination index)および結合された電力オフセットのセットを更新するステップ、
E−DPCCHブーストに関連づけられたアクションを決定するステップ、
E−DCH(enhanced dedicated channel)に関連づけられた情報を変更するステップ、
E−DCHトランスポートブロックサイズのテーブルを示すインデックスを変更するステップ
のうちの少なくとも1つを実行するステップと
を備えたことを特徴とする方法。
【請求項2】
前記アクティブ・セット・アップデート・メッセージは、前記WTRUがアクティブセットを更新することを可能にする情報を含み、前記アクティブセットは、前記WTRUが通信のために使用可能なアクティブセルを示すことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記MACリセット手順を実行するステップは、MAC−e/esリセットを実行するステップを含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項4】
前記MAC−es/eリセットを実行するステップは、前記WTRUが前記アクティブ・セット・アップデート・メッセージに含まれた個別のIE(情報要素)を受信する場合にのみ、行われことを特徴とする請求項3に記載の方法。
【請求項5】
前記E−DCHに関連づけられた情報を変更するステップは、E−DPCCH(enhanced dedicated physical control channel)の電力オフセットを変更するステップを含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項6】
前記E−DPCCHブーストに関連づけられたアクションを決定するステップは、E−TFCI閾値を変更するステップを含み、E−TFCI値が前記閾値を超える場合にE−DPCCHブーストが可能となることを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項7】
前記E−DPCCHの電力オフセットを変更するステップは、
前記電力オフセットの新しい値が、前記アクティブ・セット・アップデート・メッセージに含まれた別のIEにおいて受信された場合、前記電力オフセットの新しい値を使用するステップと、
前記別のIEが前記アクティブ・セット・アップデート・メッセージに含まれていない場合、前記電力オフセットの既存の値を使用するステップと
を含むことを特徴とする請求項5に記載の方法。
【請求項8】
前記E−TFCI閾値を変更するステップは、
前記閾値の新しい値が、前記アクティブ・セット・アップデート・メッセージに含まれた別のIEにおいて受信された場合、前記閾値の新しい値を使用するステップと、
前記別のIEが前記アクティブ・セット・アップデート・メッセージに含まれていない場合、前記閾値の既存の値を使用するステップと
を含むことを特徴とする請求項6に記載の方法。
【請求項9】
前記E−DCHトランスポートブロックサイズのテーブルを示すインデックスを変更するステップは、
前記アクティブ・セット・アップデート・メッセージに含まれた別のIEにおいて受信されたインデックスによって示されたE−DCHトランスポートブロックサイズのテーブルを使用するステップと、
前記別のIEが前記アクティブ・セット・アップデート・メッセージに含まれていない場合、以前のインデックスによって示されたE−DCHトランスポートブロックサイズのテーブルを使用するステップと
を含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項10】
前記アクティブ・セット・アップデート・メッセージにオプションとして含まれるべきIEをあらかじめ定義するステップをさらに含み、前記IEは、
ULの16QAM構成のIEであって、
ULの16QAM設定のIEであって、その存在は、前記WTRUが16QAMモードで動作する場合があることを示し、その不在は、前記WTRUが16QAMモードで動作するものでないことを示す、ULの16QAM設定のIE、
MAC−es/eエンティティがリセットされるものであるかどうかを示すように構成されたMAC−es/eリセット表示、
どの標準化されたE−DCHトランスポートブロックサイズのテーブルを使用しなければならないかを示すように構成されたE−TFCIテーブルインデックスのIE
のうちの少なくとも1つを含む、ULの16QAM構成のIE、
それを超えると前記E−DPCCHブーストが可能となるE−TFCI閾値を設定するE−TFCIブーストのIE、
第1のリファレンスE−TFCI PO(E−TFCI電力オフセット)のIEを含むE−DCHのリコンフィギュレーション情報のIEであって、前記第1のリファレンスE−TFCI POのIEは、整数を含み、前記整数は、E−TFCIが前記E−TFCIブースト閾値を超えるときにのみ使用される値を取ることができる、E−DCHのリコンフィギュレーション情報のIE
のうちの少なくとも1つを含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項11】
前記ULの16QAM設定のIEは、規格3GPP TS 25.331、バージョン7.6.0以降のセクション10.3.6.86aに定義されたULの16QAM設定のIEであることを特徴とする請求項10に記載の方法。
【請求項12】
前記アクティブ・セット・アップデート・メッセージは、
サービングE−DCHセルが前記アクティブ・セット・アップデート・メッセージにより変更される場合は存在しないE−DPCCH/DPCCHの電力オフセットのIE、
前記サービングE−DCHセルが前記メッセージにより変更される場合は存在しないリファレンスE−TFCIのIE、
前記リファレンスE−TFCIのIEに関連づけられたサブIE、
整数を含むリファレンスE−TFCIのIE、
整数を含むリファレンスE−TFCI POのIEであって、前記整数は、E−TFCIが前記E−TFCIブースト閾値を超えるときにのみ使用される値を取ることができる、リファレンスE−TFCI POのIE
のうちの少なくとも1つを含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項13】
前記リファレンスE−TFCI POのIEは、規格3GPP TS 25.213に記載された電力オフセットの量子化に基づくことを特徴とする請求項12に記載の方法。
【請求項14】
前記MACリセット手順を実行するステップは、
前記ULの16QAM構成のIEが前記アクティブ・セット・アップデート・メッセージに含まれるかどうかを決定するステップと、
前記ULの16QAM構成のIEが含まれる場合、
前記ULの16QAM設定のIEが前記ULの16QAM構成のIEに含まれない場合、特定の変調モードにおけるいかなる動作をも停止するように、下位レイヤーに指示するステップ、
MAC−es/eリセット表示が前記ULの16QAM構成のIEに含まれるかどうかを決定するステップ、
前記MAC−es/eリセット表示が含まれる場合、MAC−es/eエンティティをリセットするステップ
のうちの少なくとも1つを実行するステップと
を含むことを特徴とする請求項10に記載の方法。
【請求項15】
前記特定の変調モードは、16QAM(16−symbol quadrature amplitude modulation)であることを特徴とする請求項14に記載の方法。
【請求項16】
前記MAC−es/eリセット表示が含まれない場合、かつ、特定の変調モードにおける動作が開始するまたは停止する場合、前記WTRUのビヘイビアーは、不特定であることを特徴とする請求項14に記載の方法。
【請求項17】
前記特定の変調モードは、16QAMであることを特徴とする請求項16に記載の方法。
【請求項18】
前記MAC−es/eエンティティをリセットするステップは、規格3GPP TS 25.321、バージョン7.5.0以降に従って実行されることを特徴とする請求項14に記載の方法。
【請求項19】
前記ULの16QAM構成のIEが前記アクティブ・セット・アップデート・メッセージに含まれない場合、かつ、前記WTRUが特定の変調モードにより動作している場合、前記WTRUのビヘイビアーは、不特定であることを特徴とする請求項14に記載の方法。
【請求項20】
前記特定の変調モードは、16QAM変調を可能にすることを特徴とする請求項19に記載の方法。
【請求項21】
前記リファレンスE−TFCIおよび結合された電力オフセットのセットを更新するステップは、
E−TFCIブーストのIEが前記メッセージ内のどこかに含まれる場合、前記E−TFCIブーストのIEに従って動作するステップと、
前記E−DPCCH/DPCCHの電力オフセットのIEが前記メッセージのどこかに含まれる場合、前記E−DPCCH/DPCCHの電力オフセットのIEに従って動作するステップと、
前記リファレンスE−TFCIのIEが前記メッセージのどこかに含まれる場合、前記リファレンスE−TFCIのIEおよびその中のあらゆるサブIEに従って動作するステップと
を含むことを特徴とする請求項12に記載の方法。
【請求項22】
前記IEのうちの少なくとも1つは、前記アクティブ・セット・アップデート・メッセージのルートに追加されることを特徴とする請求項10に記載の方法。
【請求項23】
前記IEのうちの少なくとも1つは、別のIE内に追加されることを特徴とする請求項10に記載の方法。
【請求項24】
前記IEのうちの少なくとも1つは、E−DCHのリコンフィギュレーション情報のIE内に追加されることを特徴とする請求項10に記載の方法。
【請求項25】
E−DCH情報のIEは、前記アクティブ・セット・アップデート・メッセージに追加されることを特徴とする請求項10に記載の方法。
【請求項26】
WTRUであって、
MACユニットと、
前記MACユニットに接続され、一定の変調スキームを可能にする動作モードがイネーブルまたはディスエーブルであることを示すアクティブ・セット・アップデート・メッセージを受信するように構成されたRRCユニットと、
前記RRCユニットに接続されたPHY(物理レイヤー)ユニットと
を備え、前記RRCユニットは、
前記MACユニットとインタラクトして、MACリセット手順を実行すること、
前記PHYユニットとインタラクトして、
リファレンスE−TFCIおよび結合された電力オフセットのセットを更新すること
E−DPCCHブーストに関連づけられたアクションを決定すること、
E−DCHに関連づけられた情報を変更すること、
E−DCHトランスポートブロックサイズのテーブルを示すインデックスを変更すること
のうちの少なくとも1つを実行することによって、前記アクティブ・セット・アップデート・メッセージに応答するように構成されたことを特徴とするWTRU。
【請求項27】
前記RRCユニットおよび前記PHYユニットのうちの少なくとも1つは、アクティブセットを更新するように構成され、前記アクティブセットは、前記WTRUが通信のために使用可能なアクティブセルを示すことを特徴とする請求項26に記載のWTRU。
【請求項28】
前記RRCユニットは、前記MACユニットとインタラクトして、MAC−e/esリセットを実行することによって、MACリセット手順を実行するように構成されたことを特徴とする請求項26に記載のWTRU。
【請求項29】
前記RRCユニットは、前記RRCが前記アクティブ・セット・アップデート・メッセージに含まれた特定のIEを受信する場合にのみ、前記MAC−es/eリセットを実行するように構成されたことを特徴とする請求項28に記載のWTRU。
【請求項30】
前記RRCユニットおよび前記PHYユニットのうちの少なくとも1つは、DPCCHの電力オフセットを変更することによって、前記DCHに関連づけられた情報の変更を実行するように構成されたことを特徴とする請求項26に記載のWTRU。
【請求項31】
前記RRCユニットおよび前記PHYユニットのうちの少なくとも1つは、E−TFCI閾値を変更することによって、E−DPCCHブーストに関連づけられたアクションを決定するように構成され、E−TFCI値が前記閾値を超える場合、E−DPCCHブーストが可能となることを特徴とする請求項26に記載のWTRU。
【請求項32】
前記RRCユニットおよび前記PHYユニットのうちの少なくとも1つは、
前記電力オフセットの新しい値が、前記アクティブ・セット・アップデート・メッセージに含まれた別のIEにおいて受信された場合、前記電力オフセットの新しい値を使用すること、
前記別のIEが前記アクティブ・セット・アップデート・メッセージに含まれていない場合、前記電力オフセットの既存の値を使用すること
によって、前記E−DPCCHの電力オフセットを変更することを実行するように構成されたことを特徴とする請求項30に記載のWTRU。
【請求項33】
前記RRCユニットおよび前記PHYユニットのうちの少なくとも1つは、
前記閾値の新しい値が、前記アクティブ・セット・アップデート・メッセージに含まれた別のIEにおいて受信された場合、前記閾値の新しい値を使用すること、
前記別のIEが前記アクティブ・セット・アップデート・メッセージに含まれていない場合、前記閾値の既存の値を使用すること
によって、E−TFCI閾値を変更するように構成されたことを特徴とする請求項31に記載のWTRU。
【請求項34】
前記RRCユニットおよび前記PHYユニットのうちの少なくとも1つは、
前記アクティブ・セット・アップデート・メッセージに含まれた別のIEにおいて受信されたインデックスによって示された、E−DCHトランスポートブロックサイズのテーブルを使用すること、
前記別のIEが前記アクティブ・セット・アップデート・メッセージに含まれていない場合、以前のインデックスによって示されたE−DCHトランスポートブロックサイズのテーブルを使用すること
によって、前記トランスポートブロックサイズのテーブルを示すインデックスを変更するように構成されたことを特徴とする請求項26に記載のWTRU。
【請求項35】
前記RRCユニットおよび前記PHYユニットのうちの少なくとも1つは、前記アクティブ・セット・アップデート・メッセージがあらかじめ定義されたIEを含む場合、前記メッセージを受信して、前記メッセージに応答するように構成され、前記IEは、
ULの16QAM構成のIEであって、
ULの16QAM設定のIEであって、その存在は、前記WTRUが16QAMモードで動作する場合があることを示し、その不在は、前記WTRUが16QAMモードで動作するものでないことを示す、ULの16QAM設定のIE、
MAC−es/eエンティティがリセットされるものであるかどうかを示すように構成されたMAC−es/eリセット表示、
どの標準化されたE−DCHトランスポートブロックサイズのテーブルを使用しなければならないかを示すように構成されたE−TFCIテーブルインデックスのIE
のうちの少なくとも1つを含む、ULの16QAM構成のIE、
それを超えるとE−DPCCHのブースティングが可能となる、E−TFCI閾値を設定する、E−TFCIブーストのIE、
第1のリファレンスE−TFCI POのIEを含むE−DCHのリコンフィギュレーション情報のIEであって、前記第1のリファレンスE−TFCI POのIEは整数を含み、前記整数は、E−TFCIが前記E−TFCIブースト閾値を超えるときにのみ使用される値を取ることができる、E−DCHのリコンフィギュレーション情報のIE
のうちの少なくとも1つを含むことを特徴とする請求項26に記載のWTRU。
【請求項36】
前記RRCユニットおよび前記PHYユニットのうちの少なくとも1つは、前記ULの16QAM設定のIEが、規格3GPP TS 25.331、バージョン7.6.0以降のセクション10.3.6.86aに定義された前記ULの16QAM設定のIEである場合、前記アクティブ・セット・アップデート・メッセージを受信して、前記アクティブ・セット・アップデート・メッセージに応答するように構成されたことを特徴とする請求項35に記載のWTRU。
【請求項37】
前記RRCユニットおよび前記PHYユニットのうちの少なくとも1つは、前記メッセージが、
サービングE−DCHセルが前記メッセージで変更される場合は存在しない、E−DPCCH/DPCCHの電力オフセットのIE、
前記サービングE−DCHセルが前記アクティブ・セット・アップデート・メッセージで変更される場合は存在しない、リファレンスE−TFCIのIE、
前記リファレンスE−TFCIのIEに関連づけられたサブIE、
整数を備える、リファレンスE−TFCIのIE、
電力オフセットの量子化を定義する整数を含むリファレンスE−TFCI POのIEであって、前記整数は、E−TFCIが前記E−TFCIブースト閾値を超えるときにのみ使用される値を取ることができる、リファレンスE−TFCI POのIE
のうちの少なくとも1つを含む場合、前記アクティブ・セット・アップデート・メッセージを受信して、前記アクティブ・セット・アップデート・メッセージに応答するように構成されたことを特徴とする請求項35に記載のWTRU。
【請求項38】
前記RRCユニットおよび前記PHYユニットのうちの少なくとも1つは、前記リファレンスE−TFCI POのIEが、規格3GPP TS 25.213に記載された電力オフセットの量子化に基づく場合、前記アクティブ・セット・アップデート・メッセージを受信して、前記アクティブ・セット・アップデート・メッセージに応答するように構成されたことを特徴とする請求項37に記載のWTRU。
【請求項39】
前記RRCユニットおよび前記PHYユニットのうちの少なくとも1つは、
前記ULの16QAM構成のIEが前記アクティブ・セット・アップデート・メッセージに含まれるかどうかを決定すること、
前記ULの16QAM構成のIEが含まれる場合、
前記ULの16QAM設定のIEが前記ULの16QAM構成のIEに含まれない場合、特定の変調スキームにおけるいかなる動作をも停止するように、下位レイヤーに指示すること、
MAC−es/eリセット表示が前記ULの16QAM構成のIEに含まれるかどうかを決定すること、
前記MAC−es/eリセット表示が含まれる場合、MAC−es/eエンティティをリセットすること
のうちの少なくとも1つを実行することによって、前記アクティブ・セット・アップデート・メッセージを受信して、前記MACをリセットするように構成されたことを特徴とする請求項35に記載のWTRU。
【請求項40】
前記RRCユニットおよび前記PHYユニットのうちの少なくとも1つは、前記特定の変調モードが16QAMである場合、前記アクティブ・セット・アップデート・メッセージを受信して、前記アクティブ・セット・アップデート・メッセージに応答するように構成されたことを特徴とする請求項39に記載のWTRU。
【請求項41】
前記RRCユニットおよび前記MACユニットのうちの少なくとも1つは、前記MAC−es/eリセット表示が含まれない場合、かつ、特定のモードにおける動作が開始または停止する場合、前記WTRUのビヘイビアーは不特定であるように、前記アクティブ・セット・アップデート・メッセージを受信して、前記アクティブ・セット・アップデート・メッセージに応答するように構成されたことを特徴とする請求項39に記載のWTRU。
【請求項42】
前記RRCユニットおよび前記MACユニットのうちの少なくとも1つは、前記特定の変調モードが16QAMである場合、前記アクティブ・セット・アップデート・メッセージを受信して、前記アクティブ・セット・アップデート・メッセージに応答するように構成されたことを特徴とする請求項39に記載のWTRU。
【請求項43】
前記RRCユニットおよび前記MACユニットのうちの少なくとも1つは、MAC−es/eエンティティをリセットすることが、規格3GPP TS 25.321、バージョン7.5.0以降に従って行われる場合、前記アクティブ・セット・アップデート・メッセージを受信して、前記アクティブ・セット・アップデート・メッセージに応答するように構成されたことを特徴とする請求項39に記載のWTRU。
【請求項44】
前記RRCユニットおよび前記PHYユニットのうちの少なくとも1つは、前記ULの16QAM構成のIEが前記アクティブ・セット・アップデート・メッセージに含まれない場合、かつ、前記WTRUが特定の変調モードで動作している場合、前記WTRUのビヘイビアーは不特定であるように、前記アクティブ・セット・アップデート・メッセージを受信して、前記アクティブ・セット・アップデート・メッセージに応答するように構成されたことを特徴とする請求項39に記載のWTRU。
【請求項45】
前記RRCユニットおよび前記PHYユニットのうちの少なくとも1つは、前記特定の変調モードが16QAMである場合、前記アクティブ・セット・アップデート・メッセージを受信して、前記アクティブ・セット・アップデート・メッセージに応答するように構成されたことを特徴とする請求項44に記載のWTRU。
【請求項46】
前記RRCユニットおよび前記PHYユニットのうちの少なくとも1つは、
E−TFCIブーストのIEが前記アクティブ・セット・アップデート・メッセージのどこかに含まれる場合、前記E−TFCIブーストのIEに従って動作すること、
前記E−DPCCH/DPCCHの電力オフセットのIEが前記アクティブ・セット・アップデート・メッセージのどこかに含まれる場合、前記E−DPCCH/DPCCHの電力オフセットのIEに従って動作すること、
前記リファレンスE−TFCIのIEが前記アクティブ・セット・アップデート・メッセージのどこかに含まれる場合、前記E−TFCIのIEおよびその中のあらゆるサブIEに従って動作すること
によって、リファレンスE−TFCIおよび結合された電力オフセットのセットを更新するように構成されたことを特徴とする請求項37に記載のWTRU。
【請求項47】
前記RRCユニット、前記MACユニットおよび前記PHYユニットのうちの少なくとも1つは、前記IEのうちの少なくとも1つが前記アクティブ・セット・アップデート・メッセージのルートに追加される場合、前記アクティブ・セット・アップデート・メッセージを受信して、前記アクティブ・セット・アップデート・メッセージに応答するように構成されたことを特徴とする請求項35に記載のWTRU。
【請求項48】
前記RRCユニット、前記MACユニットおよび前記PHYユニットのうちの少なくとも1つは、前記IEのうちの少なくとも1つが別のIE内に追加される場合、前記アクティブ・セット・アップデート・メッセージを受信して、前記アクティブ・セット・アップデート・メッセージに応答するように構成されたことを特徴とする請求項35に記載のWTRU。
【請求項49】
前記RRCユニット、前記MACユニットおよび前記PHYユニットのうちの少なくとも1つは、前記IEのうち少なくとも1つがE−DCHのリコンフィギュレーション情報のIE内に追加される場合、前記アクティブ・セット・アップデート・メッセージを受信して、前記アクティブ・セット・アップデート・メッセージに応答するように構成されたことを特徴とする請求項35に記載のWTRU。
【請求項50】
前記RRCユニット、前記MACユニットおよび前記PHYユニットのうちの少なくとも1つは、E−DCH情報のIEが前記アクティブ・セット・アップデート・メッセージに追加される場合、前記アクティブ・セット・アップデート・メッセージを受信して、前記アクティブ・セット・アップデート・メッセージに応答するように構成されたことを特徴とする請求項35に記載のWTRU。

【図1】
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【図2】
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【図3A】
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【図3B】
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【公表番号】特表2010−537500(P2010−537500A)
【公表日】平成22年12月2日(2010.12.2)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−521154(P2010−521154)
【出願日】平成20年8月13日(2008.8.13)
【国際出願番号】PCT/US2008/073057
【国際公開番号】WO2009/023732
【国際公開日】平成21年2月19日(2009.2.19)
【出願人】(510030995)インターデイジタル パテント ホールディングス インコーポレイテッド (229)
【Fターム(参考)】