説明

不凍液用添加剤及び不凍液

【課題】水にトルマリンを入れると酸化還元作用により、活性酸素を還元し、無害化することができ、よって、例えばラジエーター内のサビの発生を防止することができると共に還元水は人体にも抗酸化力を与えるものであり、手についても荒れることもない不凍液用添加剤及び不凍液を提供する。
【解決手段】グリコール類またはアルコール類を主成分とする不凍液組成物に入れる腐食抑制剤がトルマリンであることを特徴とする不凍液用添加剤。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、トルマリンを使用してなる不凍液用添加剤及び不凍液に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来の技術として、腐食抑制剤を含むグリコール類を主成分とする不凍液組成物であって、炭素数10〜20のアルキル基の末端以外の位置において、少なくとも2つのカルボキシル基を有する脂肪族多塩基酸型界面活性剤を含む、ことを特徴とする不凍液組成物であって、前記腐食抑制剤は、硝酸塩、モリブデン酸塩、トリアゾール類、チアゾール類、リン酸塩、安息香酸塩類、脂肪族一塩基酸類、および脂肪族二塩基酸類のうちの少なくとも1つが選択されるところの不凍液組成物がある。(特許文献1参照)
【特許文献1】 特開2002−38137号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
上記の従来例は、その成分から分かるように有害物質を多く含んでおり、人の手に触れるとアレルギー反応を起こすこともあり、手荒れを引き起こすこともあり、安全・安心な抑制剤が求められている。
【0004】
本発明は、このような従来の構成が有する問題点を解決しようとするもので、その目的は、水にトルマリンを入れると酸化還元作用により、活性酸素を還元し、無害化することができ、よって、例えばラジエーター内のサビの発生を防止することができると共に還元水は人体にも抗酸化力を与えるものであり、手についても荒れることもない。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明は上記目的を達成するために、不凍液組成物に入れる腐食抑制剤がトルマリンである。
また、トルマリンが粉末である。
さらに、グリコール類またはアルコール類を主成分とする不凍液組成物に、トルマリン粉末を入れてなることを特徴とする。
【発明の効果】
【0006】
1)、トルマリンによる水の電気分解によりマイナスイオンを発生させ、マイナスイオン 水を作り、これが酸化還元電位水となり、例えばラジエーター内で使用した場合、長 期間サビの発生を防止することができる。
2)、トルマリン粉末自体、手に触れても無害であり、安全・安心して使用できる。
3)、不凍液使用後において、廃棄する場合も、トルマリン自体水を活性化するものであ り、水質を良くし、汚水を分解する作用も有する。
【発明を実施するための最良の形態】
【実施例】
【0007】
不凍液組成物に入れる腐食抑制剤がトルマリン粉末である不凍液用添加剤であり、例えば3ミクロンから6ミクロンの粉末とする。
【0008】
つぎに、不凍液について説明する。
グリコール類またはアルコール類を主成分とする不凍液組成物にトルマリン粉末を入れてなるもので、4lの水に約10g前後入れてなるものである。
使用方法としては、従来品と同様でよい。
【0009】
上記不凍液用添加剤及び不凍液においては、自動車用のラジエーター内に入れて使用するものであるが、水冷式発電機等、色々な機器に使用できるものである。
なお、トルマリンの種類や粉末の大きさ、混合比率等、特に限定するものではない。
【0010】
参考のため、溶存水素の測定を行った。
通常、水には存在しない溶存水素がトルマリンを入れることにより、1.08mg/lとなり、非常に高い酸化還元力を有する水(不凍液)となっている。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
不凍液組成物に入れる腐食抑制剤がトルマリンであることを特徴とする不凍液用添加剤。
【請求項2】
トルマリンが粉末であることを特徴とする請求項1記載の不凍液用添加剤。
【請求項3】
グリコール類またはアルコール類を主成分とする不凍液組成物に、トルマリン粉末を入れてなることを特徴とする不凍液。

【公開番号】特開2008−13841(P2008−13841A)
【公開日】平成20年1月24日(2008.1.24)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−207116(P2006−207116)
【出願日】平成18年6月30日(2006.6.30)
【出願人】(504257760)
【Fターム(参考)】