不織布積層式衛生マスク
【課題】 ウイルス感染防止の手段として不織布マスクは必需品です。そのマスクにはウイルスの侵入を完全に遮断可能な性能が求められます。しかし、人が呼吸する以上は完全な遮断は不可能です。少しでも完全遮断に近づける為には、マスクを製造する部材の選択が大変重要です。適切な部材を使用して製造されたマスクを感染防止器具として人々が装着することが大事です。
【解決手段】 現在はマスク製造の部材として不織布が主流に成っています。しかし、品質と性能には不確実なものがたくさん有ります。そこで生物学と工科学において、ミクロ粒子の遮断性能や吸着捕捉の検査試験にて、不織布の性能が実証証明されて、電界分極性の保持加工を施した不織布を部材として使用する。
【解決手段】 現在はマスク製造の部材として不織布が主流に成っています。しかし、品質と性能には不確実なものがたくさん有ります。そこで生物学と工科学において、ミクロ粒子の遮断性能や吸着捕捉の検査試験にて、不織布の性能が実証証明されて、電界分極性の保持加工を施した不織布を部材として使用する。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【０００１】
本発明は、ウイルスが人体へ侵入することの遮断効果を高める不織布積層式衛生マスクに関するものである。
【背景技術】
【０００２】
従来から、マスクの使用目的は人を介してのウイルス飛沫感染や空気感染ならびに、本人のくしゃみ等によるウイルスの二次飛散感染防止を目的に、手軽に入手可能な不織布マスクやガーゼマスクが使用されています。
【０００３】
近年は、新型インフルエンザ（鳥インフルエンザ）の世界的大流行の発生が世界各国の社会問題になっており、感染予防ワクチンの開発が急がれています。しかし、予防ワクチンの開発は遅れております。その期間も新型インフルエンザ感染の大流行は確実視されており、ウイルス感染防止マスクの必要性と重要性が再認識されております。
【０００４】
ウイルス感染防止のための不織布マスクは最重要手段である。この事を考えれば、ウイルスの人体への侵入を阻止する遮断（捕捉）率を高めた不織布マスクの必要が有ります。
【０００５】
従来から、不織布マスクのウイルス遮断率（捕捉率）を高める方法ガ考案されて製品化されている。
【０００６】
第一の方法は、数種類の不織布を多層に重ねる。
【０００７】
第二の方法は、自然発生する静電気を利用して侵入するウイルスを吸着捕捉させる。
【０００８】
第三の方法は、不織布に薬剤の塗布を施してマスク内に侵入したウイルスを不活化（殺菌）する等の機能を付与したものが提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献１】 特開２０００−１９７７１１公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００９】
上述した、人体へウイルス侵入の遮断率を高める方法には、それぞれに問題点が有ります。
【００１０】
第一の方法は、特殊加工していない不織布はウイルス遮断率が低いので、積層数を増やさないと遮断効果は発揮できないが積層数にも限度が有ります。その理由としては呼吸が困難になります。
【００１１】
第二の方法は、自然発生する静電気を利用して、ミクロ粒子を吸着させる方法では、呼気による湿度や環境条件よって、静電気は発生や消滅を繰り返し、ウイルスを吸着捕捉させる事は不確実です。
【００１２】
第三の方法は、不織布に薬剤の塗布や浸透させて、ウイルスを不活可（殺菌）させる方法の問題点は、ウイルスが薬剤によって不活化したかを確認する実験の段階では、ウイルスが薬剤塗布から３０分後は完全に死滅したという結果が得られても、マスク装着時の呼気による空気の流動速度は瞬間的であり、ウイルスが死滅する以前に、ウイルスは人体に取り入れられます。故に、ウイルス感染の防止は不可能です。
【００１３】
本発明は、上述の遮断効率を高める方法の問題点を解決して、ウイルスの人体への侵入を阻止するための遮断効率を高めて、ウイルス感染防止効果を上げる事を目的とするものです。
【課題を解決するための手段】
【００１４】
多層式マスクの部材として、ポリエステルを主な原材料とする不織布を積層します。積層枚数は５層で構成し、その中の２層は電界分極性特殊不織布を使用することが、本発明の重要な点です。
【００１５】
上述の、電界分極性特殊不織布とは、磁石が金属を吸着する特性と同様に、不織布が半恒久的に電界分極層を形成して、湿度や環境の影響を受けずにミクロ粒子を半恒久的に吸着捕捉するように研究開発された特殊加工不織布です。
【００１６】
上述の、５層式マスク用部材の不織布は、外側より１層ごとにそれぞれの特性を生かして構成します。
【００１７】
第１層目は不織布の目が極細で液体が浸透しない液体不浸透性不織布を使用します。
【００１８】
第２層目は電界分極性特殊不織布を使用します。
【００１９】
第３層目は目が細かく柔軟性のある抗菌不織布を使用します。
【００２０】
第４層目は第２層目と同じく電界分極性特殊不織布を使用します。
【００２１】
第５層目は第１層目と比較して、少し目が粗い不織布を使用します。
【発明の効果】
【００２２】
上述の、第１層目は液体不浸透性不織布により、ウイルスの大半は侵入を遮断されます。まれに侵入したウイルスも、第２層目の電界分極性特殊不織布が強力に吸着捕捉します。第３層目には、ウイルスの侵入はほぼ不可能ですが、抗菌不織布を使用することで、ウイルスの増殖を防止します。
第４層目にウイルスが侵入したとしても確実に電界分極性特殊不織布が吸着捕捉します。第５層目の不織布は、目が少し粗く柔軟性が有ります。この部分は直接口に接触する部分であり、呼気による水分を逃がして不快感を軽減する為の部材になります。故に、特殊不織布の積層配置に電界分極性不織布を積層式マスクの部材に加える事により、人体へのウイルス飛沫感染や空気感染の防止効果が飛躍的に期待できます。
【技術分野】
【０００１】
本発明は、ウイルスが人体へ侵入することの遮断効果を高める不織布積層式衛生マスクに関するものである。
【背景技術】
【０００２】
従来から、マスクの使用目的は人を介してのウイルス飛沫感染や空気感染ならびに、本人のくしゃみ等によるウイルスの二次飛散感染防止を目的に、手軽に入手可能な不織布マスクやガーゼマスクが使用されています。
【０００３】
近年は、新型インフルエンザ（鳥インフルエンザ）の世界的大流行の発生が世界各国の社会問題になっており、感染予防ワクチンの開発が急がれています。しかし、予防ワクチンの開発は遅れております。その期間も新型インフルエンザ感染の大流行は確実視されており、ウイルス感染防止マスクの必要性と重要性が再認識されております。
【０００４】
ウイルス感染防止のための不織布マスクは最重要手段である。この事を考えれば、ウイルスの人体への侵入を阻止する遮断（捕捉）率を高めた不織布マスクの必要が有ります。
【０００５】
従来から、不織布マスクのウイルス遮断率（捕捉率）を高める方法ガ考案されて製品化されている。
【０００６】
第一の方法は、数種類の不織布を多層に重ねる。
【０００７】
第二の方法は、自然発生する静電気を利用して侵入するウイルスを吸着捕捉させる。
【０００８】
第三の方法は、不織布に薬剤の塗布を施してマスク内に侵入したウイルスを不活化（殺菌）する等の機能を付与したものが提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献１】 特開２０００−１９７７１１公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００９】
上述した、人体へウイルス侵入の遮断率を高める方法には、それぞれに問題点が有ります。
【００１０】
第一の方法は、特殊加工していない不織布はウイルス遮断率が低いので、積層数を増やさないと遮断効果は発揮できないが積層数にも限度が有ります。その理由としては呼吸が困難になります。
【００１１】
第二の方法は、自然発生する静電気を利用して、ミクロ粒子を吸着させる方法では、呼気による湿度や環境条件よって、静電気は発生や消滅を繰り返し、ウイルスを吸着捕捉させる事は不確実です。
【００１２】
第三の方法は、不織布に薬剤の塗布や浸透させて、ウイルスを不活可（殺菌）させる方法の問題点は、ウイルスが薬剤によって不活化したかを確認する実験の段階では、ウイルスが薬剤塗布から３０分後は完全に死滅したという結果が得られても、マスク装着時の呼気による空気の流動速度は瞬間的であり、ウイルスが死滅する以前に、ウイルスは人体に取り入れられます。故に、ウイルス感染の防止は不可能です。
【００１３】
本発明は、上述の遮断効率を高める方法の問題点を解決して、ウイルスの人体への侵入を阻止するための遮断効率を高めて、ウイルス感染防止効果を上げる事を目的とするものです。
【課題を解決するための手段】
【００１４】
多層式マスクの部材として、ポリエステルを主な原材料とする不織布を積層します。積層枚数は５層で構成し、その中の２層は電界分極性特殊不織布を使用することが、本発明の重要な点です。
【００１５】
上述の、電界分極性特殊不織布とは、磁石が金属を吸着する特性と同様に、不織布が半恒久的に電界分極層を形成して、湿度や環境の影響を受けずにミクロ粒子を半恒久的に吸着捕捉するように研究開発された特殊加工不織布です。
【００１６】
上述の、５層式マスク用部材の不織布は、外側より１層ごとにそれぞれの特性を生かして構成します。
【００１７】
第１層目は不織布の目が極細で液体が浸透しない液体不浸透性不織布を使用します。
【００１８】
第２層目は電界分極性特殊不織布を使用します。
【００１９】
第３層目は目が細かく柔軟性のある抗菌不織布を使用します。
【００２０】
第４層目は第２層目と同じく電界分極性特殊不織布を使用します。
【００２１】
第５層目は第１層目と比較して、少し目が粗い不織布を使用します。
【発明の効果】
【００２２】
上述の、第１層目は液体不浸透性不織布により、ウイルスの大半は侵入を遮断されます。まれに侵入したウイルスも、第２層目の電界分極性特殊不織布が強力に吸着捕捉します。第３層目には、ウイルスの侵入はほぼ不可能ですが、抗菌不織布を使用することで、ウイルスの増殖を防止します。
第４層目にウイルスが侵入したとしても確実に電界分極性特殊不織布が吸着捕捉します。第５層目の不織布は、目が少し粗く柔軟性が有ります。この部分は直接口に接触する部分であり、呼気による水分を逃がして不快感を軽減する為の部材になります。故に、特殊不織布の積層配置に電界分極性不織布を積層式マスクの部材に加える事により、人体へのウイルス飛沫感染や空気感染の防止効果が飛躍的に期待できます。
【特許請求の範囲】
【請求項１】
不織布積層式マスクの部材として、ポリエステルを主原料とする不織布に、電界分極性を半恒久的に保持できるように加工を施した不織布を部材として２枚使用する。電界分極性不織布の積層配置は第２層目と第４層目に配置する。
【請求項１】
不織布積層式マスクの部材として、ポリエステルを主原料とする不織布に、電界分極性を半恒久的に保持できるように加工を施した不織布を部材として２枚使用する。電界分極性不織布の積層配置は第２層目と第４層目に配置する。
【公開番号】特開２０１０−２０１１４０（Ｐ２０１０−２０１１４０Ａ）
【公開日】平成２２年９月１６日（２０１０．９．１６）
【国際特許分類】
【出願番号】特願２００９−７７４８７（Ｐ２００９−７７４８７）
【出願日】平成２１年３月２日（２００９．３．２）
【出願人】（５０９０８５５４８）
【Ｆターム（参考）】
【公開日】平成２２年９月１６日（２０１０．９．１６）
【国際特許分類】
【出願日】平成２１年３月２日（２００９．３．２）
【出願人】（５０９０８５５４８）
【Ｆターム（参考）】
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