説明

乗物の外面上でのレーザ投影マーキングのための装置および大型の物体上でのレーザマーキングのための方法

【課題】大型の物体上でのレーザ投影マーキングのためのシステムおよび方法を提供する。
【解決手段】このシステムは、複数のレーザプロジェクタ14,14A,14Bを含む。複数のレーザプロジェクタ14,14A,14Bによって、マーキングの画像116が同期された形態で投影される。コンピュータネットワーク118は、レーザプロジェクタ14,14A,14Bとの通信を提供する。コンピュータネットワーク118を介して、中央ワークステーション20はレーザプロジェクタ14,14A,14Bと通信する。中央ワークステーション20は、レーザプロジェクタ14,14A,14Bによって投影された画像116を調整する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
技術分野
この開示は概してレーザ投影に関し、より詳細には、大規模な乗物の表面上に企業の統一デザイン(liveries)をマーキングするためのレーザプロジェクタシステムに関する。この発明は航空機とともに用いるための特別な効用を有し、このような効用に関連して記載されるが、他の効用が企図される。
【背景技術】
【0002】
背景
航空機などの大規模な乗物には、製造プロセス中に顧客の統一デザインが与えられる場合がある。統一デザインは、乗物の1つ以上のロゴおよび乗物のための識別印を含んでもよい。統一デザインは、1色以上の色を用いて形成されてもよい。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
現在、統一デザインを大規模な乗物に施すことができるように特注のマイラー(Mylar)ツールが構築されている。マイラーツールは、作製および維持するのに費用がかかる。典型的には、これらのマイラーツールは、塗装デザインごとに手作りされる。設計の変更により、新しい手作りのツールのセットが概して必要になる。一旦マイラーツールのセットが作られると、適切な嵌合いおよび機能を確実にするために試験がなされる。作製および試験は、乗物の構築が実質的に完了した後、最終的な組立時に乗物上で行なわれる。したがって、作製および試験は、乗物へのアクセスを必要とし、据付け人員の危険な位置決めを必要とする可能性がある(なぜなら、統一デザインは、足場またはアクセスのための他の構造もしくは支持体を必要とする場所にいつも位置決めされるためである)。装飾レイアウトのためのマイラーツールセットが30日スケジュールにわたって構築されることは、珍しいことではない。試験で発見された傷は、改訂されたマイラーツールセットを完成させるためにさらなる30日スケジュールを必要とし得る。また、マイラーツールセットは乗物の仕様に合わせて作られてもよく、完成時に乗物の表面にむらがあると、マイラーツールセットを再構築する必要があり得る。
【0004】
したがって、上述の問題を克服する方法および装置を有することが有利であろう。
【課題を解決するための手段】
【0005】
概要
この開示の実施例は、大型の物体上でのレーザ投影マーキングのためのシステムおよび方法を提供する。簡潔に説明すると、構成の点で、このシステムの一実施例は特に以下のとおりに実現されることができる。このシステムは、複数のレーザプロジェクタを含む。複数のレーザプロジェクタによって、マーキングの画像が同期された形態で投影される。コンピュータネットワークは、レーザプロジェクタとの通信を提供する。コンピュータネットワークを介して、中央ワークステーションはレーザプロジェクタと通信する。中央ワークステーションは、レーザプロジェクタによって投影された画像を調整する。
【0006】
この開示は、大型の物体上でのレーザ投影マーキングのための方法を提供するものとしても見ることができる。この点で、このような方法の一実施例は特に以下のステップによって広く要約されることができる。それらのステップとは、複数のレーザプロジェクタを物体に関して較正するステップと、コンピュータネットワークを介して中央ワークステー
ションから複数のレーザプロジェクタに画像を通信するステップと、複数のレーザプロジェクタで物体上に画像を投影するステップとである。
【0007】
この開示の他のシステム、方法、特徴および利点は、以下の図面および詳細な説明を考察すると当業者に明らかであるか、または明らかになる。記載した特徴、機能および利点は、この開示の種々の実施例では独立して達成することができ、またはさらに他の実施例では組合せられてもよく、そのさらなる詳細は以下の説明および図面を参照して分かる。
【0008】
この発明の多くの局面は、以下の図面を参照してよりよく理解することができる。図面中の構成要素は必ずしも一定の比例に応じて描かれているわけではなく、その代わりにこの発明の原理を明白に説明することに重点が置かれている。さらに、図面では、それぞれの図全体を通じて同様の参照数字は対応する部分を示す。
【発明を実施するための最良の形態】
【0009】
図面の詳細な説明
図1は、この開示の第1の例示的な実施例に従う大型の物体12上でのレーザ投影マーキングのためのシステム10の図である。システム10は、複数のレーザプロジェクタ14を含む。複数のレーザプロジェクタ14によって、マーキングの画像16が同期された形態で投影される。コンピュータネットワーク18は、レーザプロジェクタ14との通信を提供する。コンピュータネットワーク18を介して、中央ワークステーション20はレーザプロジェクタ14と通信する。中央ワークステーション20は、レーザプロジェクタ14によって投影された画像16を調整する。
【0010】
大型の物体12は、図1に示されるように、航空機であってもよいが、他の類似の大きさの物体が本明細書に開示される実施例を利用してもよい。レーザプロジェクタ14は、適切に調整されると、単一のレーザプロジェクタでは実現可能ではないであろう態様で同時に多くの異なる場所で大型の物体12をマーキングすることができる。したがって、大型の物体12を塗装するおよび/またはそうでなければマーキングするために、大型の物体12全体に沿って同時に作業を行なうことができる。
【0011】
画像16は、大型の物体12に施されるべきマーキングを含んでいるが、窓13などの大型の物体12上に見られる物理的な特徴も含んでいてもよい。画像16の中に大型の物体12の特徴を与えることは、大型の物体12に沿った画像の変形を助けることができる。変形を助けることにより、大型の物体12の適切なマーキングが改善されることになる。
【0012】
図1に示されるように、レーザプロジェクタ14は、コンピュータネットワーク18を介して中央ワークステーション20と無線通信してもよい。中央ワークステーション20は、コンピュータネットワーク18の一部である送信機と通信してもよい。中央ワークステーション20は、送信機を介して無線信号をレーザプロジェクタ14に送り、大型の物体12上の画像16の表示を調整する。コンピュータネットワーク18および中央ワークステーション20は、信号の生成およびレーザプロジェクタ14などの出力装置への信号の通信のための、当業者に公知の装置を含んでいてもよい。中央ワークステーション20はさらに、各レーザプロジェクタ14が画像16の一部を投影し、画像16の投影された部分の合計が全体画像16であるように、画像16を画像16の複数の部分に分割してもよい。さらに、投影された画像16の部分は、画像16の適切な投影を確実にするために重なってもよく、場合によっては大幅に重なってもよい。
【0013】
図2は、この開示に従う大型の物体12上にマーキングする個々のレーザプロジェクタ14の斜視図である。プロジェクタ14は、共通の譲受人に譲渡された、2008年2月
1日に出願された同時係属中の米国出願連続番号第12/024,825号(代理人明細書ボーイング07−1231)に記載されるようなパージチャンバ112を含むカートシステム110内に含まれている。パージチャンバ112に沿って実質的に光透過性の壁114が形成される。パージチャンバ112内にレーザプロジェクタ14が据付けられる。レーザプロジェクタ14(図5に図示)は、実質的に光透過性の壁114を通してレーザビームを投影するように位置決めされる。
【0014】
パージチャンバ112は、レーザプロジェクタ14の安全な動作を可能にするパージチャンバ112内の環境を維持する。パージチャンバ112は、パージチャンバ112の中へおよびパージチャンバ112の中から1つ以上の気体を送る1つ以上の導管に接続されていてもよい。パージチャンバ112は、危険なまたは爆発性の気体の存在についてパージチャンバ112内の環境を監視する1つ以上のモニタを中に収容していてもよい。パージチャンバ112は、パージチャンバ112内の環境に危険なもしくは爆発性の気体が存在することをユーザに伝える、および/または危険なもしくは爆発性の気体が存在することが表示されるとレーザプロジェクタ14の動作を自動的に終了させるための装置を含んでいてもよい。
【0015】
実質的に光透過性の壁114は、レーザプロジェクタ14がパージチャンバ112の中から線、画像または他の投影像を投影できる窓を形成する。実質的に光透過性の壁114は、レーザプロジェクタ14から発せられた放射線を少なくとも部分的に通すことができる材料で設計されてもよい。したがって、たとえば、レーザプロジェクタが放射線の非可視波長を投影する場合、実質的に光透過性の壁114は、放射線のその非可視波長を伝えることができるだけで十分であるが、広帯域の放射線波長を伝えることができてもよい。
【0016】
レーザプロジェクタ14は、1つ以上の放射線ビームを伝えるための、業界において公知の任意の装置であってもよい。レーザプロジェクタ14は、平坦でない三次元の物体上に画像を正確に投影するためのハードウェアおよびソフトウェアを含んでいてもよい。
【0017】
図3は、この開示に従う、図1に示された大型の物体12上でのレーザ投影マーキングのためのシステム110の正面図である。システム110は、第1の位置(図3に図示)と第2の位置(図2に図示)との間を移動可能な保護壁118を含み、第1の位置は実質的に光透過性の壁114と実質的に重なり、第2の位置は実質的に光透過性の壁114を実質的に露出させる。システム110が、実質的に光透過性の壁114の目的を損なうかまたは阻む可能性がある重量のある機械および/または塗装を有する危険な箇所での動作を目的としているので、保護壁118は、実際には実質的に光透過性の壁114を保護するために利用されてもよい。
【0018】
システム110は、複数の車輪124を有するカート122(図2に図示)を含み、パージチャンバ112はカート122に据付けられる。カート122によって、レーザプロジェクタ14が用いられる種々の場所にパージチャンバ112を動かすことができる。
【0019】
システム110は、パージチャンバ112の外面に据付けられた少なくとも1つの回動ピン126を含む。図3に示されるように、パージチャンバ112は、パージチャンバ112の対向する側面に回動ピン126を有していてもよい。パージチャンバ112は、回動ピン126を中心に据付けられると、たとえば回動ピン126を中心に90°回転されてもよい。パージチャンバ112を回転させる機会を与えることによって、レーザプロジェクタ14を回転させて種々の角度で画像を投影する機会が与えられる。回動ピン126は、フォークリフトでパージチャンバ112を拾い上げるためにも用いられてもよい。図示されないが、少なくとも1つのフォークポケットがパージチャンバ112に形成されてもよい。フォークポケットはフォークリフトのフォークを受けるように大きさを決められ
てもよく、これによって、フォークリフトでパージチャンバ112を持上げることができる。
【0020】
システム110は、パージチャンバ112内に据付けられ、かつ、レーザプロジェクタ14に接続された無線通信装置136を含む。無線通信装置136は、パージチャンバ112を介するレーザプロジェクタ14への通信を可能にする。図3に示されるように、システム110は、パージチャンバ112の少なくとも部分的に外側に、パージチャンバ112に据付けられたアンテナ138を含んでいてもよい。アンテナ138は、無線通信装置136と通信し、無線通信装置136からの信号の向上した伝送を行なうことができる。無線通信装置136およびアンテナ138は、市販の無線通信製品であってもよい。無線通信装置136は、アンテナ138と一体的であってもよい。無線通信装置136は、たとえば、投影を目的としてレーザプロジェクタ14に画像を送るために用いられてもよい。
【0021】
図4は、この開示に従う、図1に示された大型の物体12上でのレーザ投影マーキングのためのシステム110の側面図である。導管140は、気体を送るためにパージチャンバ112に接続されている。パージチャンバ112に据付けられたパージコントローラ142を介してパージチャンバ112に接続された導管140が示される。パージコントローラ142は、導管140を通した気体の送りを制御する。パージコントローラ142は、パージコントローラ142に据付けられた放出弁144(図5)も有していてもよい。放出弁144は、パージチャンバ112内の過剰な気体圧力を放出するように動作し得る。
【0022】
図5は、この開示に従う、図1に示された大型の物体12上でのレーザ投影マーキングのためのシステム110の内部図である。図5に示されるように、レーザプロジェクタ14に接続するために電源ストリップ132がパージチャンバ112内に据付けられてもよい。記載される実施例はレーザプロジェクタ14への無線通信のための装置も示し、両方の装置が設けられてもよいが、レーザプロジェクタ14への有線通信または無線通信のいずれかが提供される可能性が高いであろう。
【0023】
図6は、この開示の第2の例示的な実施例に従う大型の物体12上でのレーザ投影マーキングのためのシステム110の図である。システム110は、複数のレーザプロジェクタ14A、14Bを含む。複数のレーザプロジェクタ14A、14Bによって、マーキングの画像116が同期された形態で投影される。コンピュータネットワーク118は、レーザプロジェクタ14A、14Bとの通信を提供する。コンピュータネットワーク118を介して、中央ワークステーション20はレーザプロジェクタ14A、14Bと通信する。中央ワークステーション20は、レーザプロジェクタ14A、14Bによって投影された画像116を調整する。
【0024】
図6に示されるように、レーザプロジェクタは、可動レーザプロジェクタ14Aと固定レーザプロジェクタ14Bとを両方含む。類似の大型の物体12を繰返しマーキング/製造するために、画像116の変形がより容易でありかつより信頼性があり得るという点で、固定レーザプロジェクタ14Bが便利であろう。しかしながら、固定レーザプロジェクタ14Bにとって都合がよくない場所に必要とされ得るマーキングもあり、それらのマーキングには、可動レーザプロジェクタ14Aが有用であろう。システム110は、3個から約30個の間、またはそれ以上のレーザプロジェクタ14A、14Bとともに便利に採り入れられてもよく、そこではある割合、たとえばレーザプロジェクタのうちの約20%が可動レーザプロジェクタ14Aであり、残り、すなわちレーザプロジェクタのうちの約80%が固定レーザプロジェクタ14Bである。さらに、レーザプロジェクタの数が多くなる場合には、2つ以上の中央ワークステーション20を採り入れることが有用であろう

【0025】
図7は、固定レーザプロジェクタ14Bによって投影された画像の位置合わせを示す図である。画像182、183、184、185は、大型の物体上の予め定められたポイントで重なっている。これらのポイントは、すべての固定レーザプロジェクタが単一のシステムとして確実に機能するように小さな逆反射面170を用いてマーキングされてもよい。
【0026】
図8は、上述の例示的な実施例に従う大型の物体12上でのレーザ投影マーキングのための上述のシステム10を提供する方法を示すフローチャート200である。なお、フローチャートにおけるプロセスの説明またはブロックはいずれも、プロセスにおける具体的な論理機能を実現するための1つ以上の命令を含むモジュール、セグメント、コードの一部、またはステップを表わすものとして理解されるべきであり、代替の実現例はこの開示の範囲内に含まれ、代替の実現例においては、関係のある機能性に応じて、実質的に同時または逆の順序を含む、示されるまたは説明されるものとは異なる順序で機能が実行されてもよい。
【0027】
ブロック202によって示されるように、複数のレーザプロジェクタ14が物体12に関して較正される。画像16が、コンピュータネットワーク18を介して中央ワークステーション20から複数のレーザプロジェクタ14に通信される(ブロック204)。複数のレーザプロジェクタ14で画像16が物体12上に投影される(ブロック206)。
【0028】
この開示の上述の実施例、特に任意の「好ましい」実施例が実現例の単なる可能な例であり、この開示の原理を明確に理解するために単に説明されていることを強調すべきである。開示の精神および原理から実質的に逸脱することなく、上述の実施例に対して多くの変形および修正がなされ得る。すべてのこのような修正および変形は、この開示の範囲内で本明細書に含まれるように意図され、特許請求の範囲によって保護されるように意図される。
【図面の簡単な説明】
【0029】
【図1】この開示の一実施例に従う大型の物体上でのレーザ投影マーキングのためのシステムの図である。
【図2】この開示に従う大型の物体上でのレーザ投影マーキングのための個々のシステムの斜視図である。
【図3】図2に示されたシステムの正面図である。
【図4】図2に示されたシステムの側面図である。
【図5】図2に示されたシステムの内部図である。
【図6】この開示の第2の例示的な実施例に従う大型の物体上でのレーザ投影マーキングのためのシステムの図である。
【図7】この開示の第2の例示的な実施例に従う大型の物体上でのレーザ投影マーキングのためのシステムによって投射された画像の位置合わせを示す図である。
【図8】この開示に従う大型の物体上でのレーザ投影マーキングのための上述のシステムを提供する方法を示すフローチャートである。
【符号の説明】
【0030】
14,14A,14B レーザプロジェクタ,16 画像,18 コンピュータネットワーク,20 中央ワークステーション

【特許請求の範囲】
【請求項1】
乗物の外面上でのレーザ投影マーキングのための装置であって、
複数のレーザプロジェクタ14,14A,14Bと、
前記複数のレーザプロジェクタ14,14A,14Bによって同期された形態で投影された前記乗物の外面上の画像16,116と、
前記レーザプロジェクタ14,14A,14Bと通信するコンピュータネットワーク18,118と、
前記コンピュータネットワーク18,118を介して前記レーザプロジェクタ14,14A,14Bと通信し、それによって、前記レーザプロジェクタ14,14A,14Bによって投影された前記画像を調整する中央ワークステーション20とを備えることを特徴とする、装置。
【請求項2】
複数のパージチャンバ112をさらに備え、各パージチャンバ112は、前記パージチャンバ112に沿って形成された実質的に光透過性の壁114を有し、各レーザプロジェクタ14,14A,14Bは、前記パージチャンバ112のうちの1つの中に据付けられ、前記実質的に光透過性の壁を通してレーザビームを投影するように位置決めされることを特徴とする、請求項1に記載の装置。
【請求項3】
複数の車輪124を有する少なくとも1つのカート122をさらに備え、前記パージチャンバ112のうちの1つは、前記カート122に据付けられる、請求項2に記載の装置。
【請求項4】
前記コンピュータネットワーク18,118と前記レーザプロジェクタとの間の通信は無線であることを特徴とする、請求項1に記載の装置。
【請求項5】
前記複数のレーザプロジェクタは、複数の固定レーザプロジェクタ14Bと複数の可動レーザプロジェクタ14Aとをさらに備え、前記可動レーザプロジェクタの各々はカート122に据付けられることを特徴とする、請求項1に記載の装置。
【請求項6】
前記複数のレーザプロジェクタは、3個から30個の間のレーザプロジェクタ14,14A,14Bをさらに備えることを特徴とする、請求項1に記載の装置。
【請求項7】
前記コンピュータネットワーク18,118を介して前記レーザプロジェクタ14,14A,14Bと通信し、それによって、前記レーザプロジェクタ14,14A,14Bによって投影された前記画像116を調整する複数の中央ワークステーション20をさらに備えることを特徴とする、請求項1に記載の装置。
【請求項8】
前記レーザプロジェクタ14,14A,14Bは、前記画像116の複数の部分を投影することを特徴とする、請求項1に記載の装置。
【請求項9】
前記画像116の前記部分は、前記レーザプロジェクタ14,14A,14Bによって投影されるときに重なることを特徴とする、請求項8に記載の装置。
【請求項10】
前記画像の前記部分は結合して前記画像116を形成することを特徴とする、請求項8に記載の装置。
【請求項11】
大型の物体上でのレーザマーキングのための方法であって、
複数のレーザプロジェクタ14,14A,14Bを前記物体に関して較正するステップと、
コンピュータネットワーク18,118を介して中央ワークステーション20から前記複数のレーザプロジェクタ14,14A,14Bに画像を通信するステップと、
前記複数のレーザプロジェクタ14,14A,14Bで前記物体上に前記画像116を投影するステップとを備えることを特徴とする、方法。
【請求項12】
前記レーザプロジェクタ14,14A,14Bのうちの少なくとも1つをパージチャンバ112内に据付けるステップと、
前記パージチャンバ112の実質的に光透過性の壁114を通してレーザビームを投影するように前記レーザプロジェクタ14,14A,14Bを位置決めするステップとをさらに備えることを特徴とする、請求項11に記載の方法。
【請求項13】
前記複数のレーザプロジェクタ14Bの少なくとも一部を固定位置に据付けるステップをさらに備えることを特徴とする、請求項11に記載の方法。
【請求項14】
前記大型の物体12の特徴を前記画像の中に含め、それによって、前記大型の物体に沿った前記画像の変形を助けるステップをさらに備えることを特徴とする、請求項11に記載の方法。
【請求項15】
前記画像116を投影する前記ステップは、前記画像の複数の部分のうちの1つを投影する各レーザプロジェクタ14,14A,14Bをさらに備え、それによって、前記画像の前記部分は結合して前記画像116を形成することを特徴とする、請求項11に記載の方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公開番号】特開2009−186974(P2009−186974A)
【公開日】平成21年8月20日(2009.8.20)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−221996(P2008−221996)
【出願日】平成20年8月29日(2008.8.29)
【出願人】(500520743)ザ・ボーイング・カンパニー (773)
【氏名又は名称原語表記】The Boeing Company
【Fターム(参考)】