亜鉛を主成分とするフケ止め剤、コナゾール殺真菌剤およびカチオン性沈着ポリマーを含むヘアケア組成物
亜鉛を主成分とするフケ止め剤とコナゾール殺真菌剤とカチオン性改質グアー沈着性ポリマーとを含むヘアトリートメント組成物。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【０００１】
本発明は、フケ止め剤およびカチオン性沈着性ポリマーを含むヘアトリートメント組成物に関する。
【背景技術】
【０００２】
ＤＥ １０１ １１ ２８８（Ｗｅｌｌａ）は、クリンバゾール、ジンクピリチオンおよびポリクオタニウム−１０を含む組成物を開示している。
【０００３】
従来技術にもかかわらず、改良されたフケ止め組成物への要望はいまだ存在している。
【発明の概要】
【０００４】
これに応じて本発明は、亜鉛を主成分とするフケ止め剤と、コナゾール殺真菌剤と、カチオン性改質グアー沈着性ポリマーとを含むヘアトリートメント組成物を提供する。
【０００５】
好ましくは、亜鉛を主成分とするフケ止め剤がジンクピリチオンである。
【０００６】
好ましくは、亜鉛を主成分とするフケ止め剤が組成物の０．０１から２重量％で存在する。より好ましくはフケ止め剤が組成物の０．５から１．５重量％、最も好ましくは０．７５から１．２５重量％で存在する。
【０００７】
好ましくは、コナゾール殺真菌剤がケトコナゾールおよびクリンバゾールから選択される。
【０００８】
好ましくは、コナゾール殺真菌剤が組成物の０．０１から２重量％で存在する。より好ましくはコナゾール殺真菌剤が組成物の０．０２５から０．７５重量％で存在する。
【０００９】
このようなカチオン性沈着性ポリマーはホモポリマーでもよくまたは２種以上のモノマーから形成されてもよい。ポリマーの分子量は一般には５，０００から１０，０００，０００の統一された原子質量単位、典型的には少なくとも１０，０００、好ましくは１００，０００から２，０００，０００であろう。ポリマーは第四級アンモニウムまたはプロトン化アミノ基のようなカチオン性窒素含有基またはその混合物を有するであろう。適当なカチオン性沈着性ポリマーは、Ａｑｕａｌｏｎから市販されているカチオン性に改質されたグアーＡＱＵ Ｄ４０５１である。
【００１０】
好ましくはカチオン性沈着性ポリマーがグアーヒドロキシプロピルトリモニウムクロリドである。
【００１１】
本発明の組成物がカチオン性沈着性ポリマーを組成物の０．０４から２重量％、より好ましくは０．０５から０．５重量％、もっとも好ましくは０．０８から０．２５重量％の量で含有することが極めて好ましい。
【００１２】
本発明の組成物は毛髪のトリートメントに使用されるいかなる普及した製品形態でもよい。しかしながら好ましくは組成物がシャンプー組成物である。
【００１３】
本発明の組成物は製品形態次第でヘアトリートメント組成物に普通に見出されるいかなる成分を含有してもよい。
【００１４】
たとえば、組成物がシャンプーである場合、組成物はシャンプーに普通に使用されているような洗浄用界面活性剤を少なくとも１種類は含むであろう。組成物がコンディショニング効果の提供を目的とする組成物である場合、シャンプー組成物の一部であるかまたはコンディショニング専用の組成物であるかにかかわりなく、組成物はコンディショニング活性剤を含むであろう。適当なコンディショニング活性剤は脂肪アルコール、シリコーンおよびカチオン性界面活性剤を含む。
【実施例１】
【００１５】
以下の配合物は本発明の１つの実施態様であり、標準方法によって調製される。
【００１６】
【表１】
【実施例２】
【００１７】
以下はカチオン性グアーおよびポリクオタニウム−１０の存在下のクリンバゾールの薬効を示す。
【００１８】
【表２】
【技術分野】
【０００１】
本発明は、フケ止め剤およびカチオン性沈着性ポリマーを含むヘアトリートメント組成物に関する。
【背景技術】
【０００２】
ＤＥ １０１ １１ ２８８（Ｗｅｌｌａ）は、クリンバゾール、ジンクピリチオンおよびポリクオタニウム−１０を含む組成物を開示している。
【０００３】
従来技術にもかかわらず、改良されたフケ止め組成物への要望はいまだ存在している。
【発明の概要】
【０００４】
これに応じて本発明は、亜鉛を主成分とするフケ止め剤と、コナゾール殺真菌剤と、カチオン性改質グアー沈着性ポリマーとを含むヘアトリートメント組成物を提供する。
【０００５】
好ましくは、亜鉛を主成分とするフケ止め剤がジンクピリチオンである。
【０００６】
好ましくは、亜鉛を主成分とするフケ止め剤が組成物の０．０１から２重量％で存在する。より好ましくはフケ止め剤が組成物の０．５から１．５重量％、最も好ましくは０．７５から１．２５重量％で存在する。
【０００７】
好ましくは、コナゾール殺真菌剤がケトコナゾールおよびクリンバゾールから選択される。
【０００８】
好ましくは、コナゾール殺真菌剤が組成物の０．０１から２重量％で存在する。より好ましくはコナゾール殺真菌剤が組成物の０．０２５から０．７５重量％で存在する。
【０００９】
このようなカチオン性沈着性ポリマーはホモポリマーでもよくまたは２種以上のモノマーから形成されてもよい。ポリマーの分子量は一般には５，０００から１０，０００，０００の統一された原子質量単位、典型的には少なくとも１０，０００、好ましくは１００，０００から２，０００，０００であろう。ポリマーは第四級アンモニウムまたはプロトン化アミノ基のようなカチオン性窒素含有基またはその混合物を有するであろう。適当なカチオン性沈着性ポリマーは、Ａｑｕａｌｏｎから市販されているカチオン性に改質されたグアーＡＱＵ Ｄ４０５１である。
【００１０】
好ましくはカチオン性沈着性ポリマーがグアーヒドロキシプロピルトリモニウムクロリドである。
【００１１】
本発明の組成物がカチオン性沈着性ポリマーを組成物の０．０４から２重量％、より好ましくは０．０５から０．５重量％、もっとも好ましくは０．０８から０．２５重量％の量で含有することが極めて好ましい。
【００１２】
本発明の組成物は毛髪のトリートメントに使用されるいかなる普及した製品形態でもよい。しかしながら好ましくは組成物がシャンプー組成物である。
【００１３】
本発明の組成物は製品形態次第でヘアトリートメント組成物に普通に見出されるいかなる成分を含有してもよい。
【００１４】
たとえば、組成物がシャンプーである場合、組成物はシャンプーに普通に使用されているような洗浄用界面活性剤を少なくとも１種類は含むであろう。組成物がコンディショニング効果の提供を目的とする組成物である場合、シャンプー組成物の一部であるかまたはコンディショニング専用の組成物であるかにかかわりなく、組成物はコンディショニング活性剤を含むであろう。適当なコンディショニング活性剤は脂肪アルコール、シリコーンおよびカチオン性界面活性剤を含む。
【実施例１】
【００１５】
以下の配合物は本発明の１つの実施態様であり、標準方法によって調製される。
【００１６】
【表１】
【実施例２】
【００１７】
以下はカチオン性グアーおよびポリクオタニウム−１０の存在下のクリンバゾールの薬効を示す。
【００１８】
【表２】
【特許請求の範囲】
【請求項１】
亜鉛を主成分とするフケ止め剤とコナゾール殺真菌剤とカチオン性改質グアー沈着性ポリマーとを含むヘアトリートメント組成物。
【請求項２】
亜鉛を主成分とするフケ止め剤がジンクピリチオンである請求項１に記載の組成物。
【請求項３】
コナゾール殺真菌剤がケトコナゾールおよびクリンバゾールから選択される請求項１または２に記載の組成物。
【請求項４】
ポリマーがグアーヒドロキシプロピルトリモニウムクロリドである請求項１から３のいずれかに記載の組成物。
【請求項１】
亜鉛を主成分とするフケ止め剤とコナゾール殺真菌剤とカチオン性改質グアー沈着性ポリマーとを含むヘアトリートメント組成物。
【請求項２】
亜鉛を主成分とするフケ止め剤がジンクピリチオンである請求項１に記載の組成物。
【請求項３】
コナゾール殺真菌剤がケトコナゾールおよびクリンバゾールから選択される請求項１または２に記載の組成物。
【請求項４】
ポリマーがグアーヒドロキシプロピルトリモニウムクロリドである請求項１から３のいずれかに記載の組成物。
【公表番号】特表２０１２−５２６０６４（Ｐ２０１２−５２６０６４Ａ）
【公表日】平成２４年１０月２５日（２０１２．１０．２５）
【国際特許分類】
【出願番号】特願２０１２−５０８９７１（Ｐ２０１２−５０８９７１）
【出願日】平成２２年４月１２日（２０１０．４．１２）
【国際出願番号】ＰＣＴ／ＥＰ２０１０／０５４７４８
【国際公開番号】ＷＯ２０１０／１２７９２４
【国際公開日】平成２２年１１月１１日（２０１０．１１．１１）
【出願人】（５９０００３０６５）ユニリーバー・ナームローゼ・ベンノートシヤープ (494)
【Ｆターム（参考）】
【公表日】平成２４年１０月２５日（２０１２．１０．２５）
【国際特許分類】
【出願日】平成２２年４月１２日（２０１０．４．１２）
【国際出願番号】ＰＣＴ／ＥＰ２０１０／０５４７４８
【国際公開番号】ＷＯ２０１０／１２７９２４
【国際公開日】平成２２年１１月１１日（２０１０．１１．１１）
【出願人】（５９０００３０６５）ユニリーバー・ナームローゼ・ベンノートシヤープ (494)
【Ｆターム（参考）】
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