説明

介護用ベッド

【目的】要介護者が横臥した状態で介護人が楽な姿勢で介護を行うことができ、しかも介護人による補助なしに要介護者が自ら立ち上がり得る簡便な介護用ベッドを提供する。
【構成】下部フレーム1によりベッド本体3が水平状にして昇降可能に支持される介護用ベッドである。ベッド本体3に取り付けられて使用者の臀部を支持する中央レスト部6、該中央レスト部の一端側で使用者の上半身を支持すると共にベッド本体3の降下動作に連動して倒伏姿勢から起立姿勢に変換する上体レスト部5、及び中央レスト部6の他端側で使用者の下腿部を支持する下腿レスト部7とを備える。下腿レスト部7は、ベッド本体3の降下動作に連動して中央レスト部6の下方に滑り込むスライド板7Aを有し、そのスライド板7Aが中央レスト部6の下方に滑り込むことにより、使用者が下肢を鋭角状に折り曲げて中央レスト部6の下方位置で足を着地させることが許容される。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、主として身障者や病弱の高齢者などの要介護者を対象とする介護用ベッドに係わり、特に要介護者が身体機能を回復するために自立歩行することを支援する介護用ベッドに関する。
【背景技術】
【0002】
一般に、身障者や病弱の高齢者をはじめ、術後の入院患者などは床内での生活を余儀なくされるが、寝たきりの時間が長くなると身体機能の低下が進行するので、筋力の衰えを回復させたり、大脳に刺激を与えるためには歩行訓練が極めて有効であるとされている。
【0003】
しかし、身体に大きな機能障害を抱えた者では、自ら起き上がることはできないし、食事、排泄、入浴などの際にも身内や専門の介護士による介護を必要とする。
【0004】
従来、そのような要介護者を対象として、要介護者をベッド脇に配した湯船や車椅子の位置に移動させるための介護用リフトや、リクライニング機能を有した介護用ベッドなどの種々の介護用機器類が実用化されている。
【0005】
特に、要介護者が立ち上がる際の負担を軽減する介護用ベッドとして、背部フレームと座部フレームと下腿部フレームとを含む折り曲げ可能な床フレーム体を備え、その床フレーム体がフラットな状態から折れ曲がった状態に変化し、折れ曲がった状態で要介護者の足が着地するようにしたものが知られる(例えば、特許文献1)。
【0006】
【特許文献1】実開平6−64635号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかしながら、一般に介護用ベッドは介護人による介護負担を軽減させるために床面の高さが通常のベッドよりも高く設定されるのに対し、特許文献1のように床フレーム体を折り曲げただけで足が着地するものではフラット状態における床フレーム体の高さが低くなり、このため要介護者を抱え上げたり、オムツの交換などに際して介護人は無理な姿勢を余儀なくされるという問題がある。
【0008】
又、要介護者の臀部を支持する水平状の座部フレームに対し、下腿部フレームが下方に直角に折れ曲がるので、要介護者が立ち上がる際には身体の重心が座部フレーム上にあって足の踏ん張りが利かず、介護人の補助なしには立ち上がることはできない。
【0009】
更に、特許文献1に明確な記載はないが、この種のベッドは背部フレームや下腿部フレームの回動運動を個別にモータで制御するようにしているのでコスト高になるという欠点がある。
【0010】
本発明は以上のような事情に鑑みて成されたものであり、その主たる目的は要介護者が横臥した状態で介護人が楽な姿勢で介護を行うことができ、しかも介護人による補助なしに要介護者が自ら立ち上がり得る簡便な介護用ベッドを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0011】
本発明は上記目的を達成するため、下部フレームによりベッド本体が水平状にして昇降可能に支持される介護用ベッドであり、前記ベッド本体に取り付けられて使用者の臀部を支持する中央レスト部と、該中央レスト部の一端側で使用者の上半身を支持すると共に前記ベッド本体の降下動作に連動して倒伏姿勢から起立姿勢に変換する上体レスト部と、前記中央レスト部の他端側で使用者の下腿部を支持する下腿レスト部とを備え、その下腿レスト部は使用者が下肢を鋭角状に折り曲げて前記中央レスト部の下方位置で足を着地させることを許容するために前記ベッド本体の降下動作に連動して前記中央レスト部の下方に滑り込むスライド板を有することを特徴とする。
【0012】
加えて、下腿レスト部はスライド板の上部で中央レスト部に連なる可撓性の上敷板を含み、下部フレームにはベッド本体の降下時に前記上敷板の一端をスライド板の下方で中央レスト部側に引き込む誘引手段が設けられることを特徴とする。
【0013】
更に、中央レスト部はその下方へのスライド板の滑り込みにより上体レスト部側の一端部を支点として他端側が上下に揺動する揺動板を含み、その揺動板によりベッド本体の降下中に使用者の上腿部が迫り上げられるようにしたことを特徴とする。
【発明の効果】
【0014】
本発明によれば、ベッド本体が昇降可能とされることから、ベッド本体の上昇によりベッドの使用者たる要介護者を高い位置に横臥させたまま、衣類の着替えや体の汗拭きといった世話を腰を屈めず楽な姿勢で行うことができる。このため介護人の肉体的負担を軽減することができる。
【0015】
特に、ベッド本体の降下時には、上体レスト部が起立しながら下腿レスト部を構成するスライド板が中央レスト部の下方に滑り込み、これによって使用者が下肢を鋭角状に折り曲げて中央レスト部の下方位置で足を着地させることを許容されることから、介護人の助けを借りずに使用者(要介護者)自ら立ち上がることができる。このため、要介護者自ら歩行訓練を積極的に行って身体機能の低下を早期に回復させることに大きく貢献する。
【0016】
更に、上体レスト部に起立動作やスライド板の動作がベッド本体の降下動作に連動することから、多数のモータを用いず低コスト化を図ることができる。
【0017】
加えて、下腿レスト部がスライド板上に配される上敷板を備えることから、段差のないフラット面を形成することが可能であり、しかもベッド本体の降下時に上敷板の一端がスライド板の下方で中央レスト部側に引き込まれるようにしていることから、上敷板が使用者の足の踏み場を覆ってしまうことを防止できる。
【0018】
又、中央レスト部が揺動板を有し、その揺動板が中央レスト部の下方へのスライド板の滑り込みにより上体レスト部側の一端部を支点として他端側が上下に揺動することから、ベッド本体の降下中に使用者の上腿部を迫り上げて使用者の臀部が下腿レスト部側に滑り降りる危険性を払拭できる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0019】
以下、図面に基づいて本発明を詳しく説明する。先ず、図1〜図5により本発明に係る介護用ベッドの基本構造を説明すれば、1は断面凹字形の下部フレームであり、この下部フレーム1は、両側面に長さの等しい平行リンク2A,2Bを有してベッド本体3を水平状にして昇降可能に支持する平行クランク機構を構成する。
【0020】
ベッド本体3も断面凹字形の構造物であり、その両側面には平行リンク2A,2Bの各一端が接続される。特に、このベッド本体3には床板4が配され、その床板4により介護を必要とする使用者M(要介護者)の身体が支持されるようにしてある。
【0021】
床板4は、使用者の上半身(頭部及び背中)を支持する上体レスト部5、使用者の臀部を支持する中央レスト部6、及び使用者の下腿部を支持する下腿レスト部7から構成される。このうち、中央レスト部6はベッド本体3の上部に一体として取り付けられ、該中央レスト部6の一端側に上体レスト部5が段差なく連なるようにしてある。尚、本例において、中央レスト部6はベッド本体3に固着されるが、上体レスト部との結節点P1をベッド本体3に接続し、その結節点P1を回転支点として他端側が上下に揺動するようにしてもよい。
【0022】
又、上体レスト部5はベッド本体3の上部に載置され、中央レスト部との結節点P1を回転支点として他端側が揺動するようにしてある。特に、上体レスト部5は、その左右両側が平行リンク2A,2Bの間に設けられる中間リンク2Cを介して下部フレーム1と連結される。尚、中間リンク2Cと平行リンク2A,2Bの揺動半径は同一に設定されるのであり、このため平行リンク2A,2Bの揺動運動によりベッド本体3が水平状態を保って昇降するとき、中間リンク2Cを介して上体レスト部5が揺動する。
【0023】
詳しくは、ベッド本体3が上昇端の位置にあって上体レスト部5は図1のように水平状に倒伏しており、この状態で平行リンク2A,2Bを図1の反時計方向に揺動させることにより、ベッド本体3が降下しながら、その降下動作に連動して上体レスト部5が中央レスト部との結節点P1を回転支点に揺動して図1に示す倒伏姿勢から図2に示す起立姿勢に変換するようになっている。
【0024】
因みに、上体レスト部5は中央レスト部6に連結することに限らず、その一端を中央レスト部6に近接してベッド本体3に枢着してもよいが、この場合も平行リンク2A,2Bと中間リンク2Cの揺動半径を一致させることが肝要である。又、ベッド本体3が上昇端にあって床板4は図1のようにフラット状となるが、このときの床板4の高さは60〜70cmに設定されるのであり、これによれば横臥した使用者の抱え上げや衣類の着替えといった世話を介護人が楽な姿勢で行うことができる。
【0025】
ここで、ベッド本体3の昇降動作は、減速機付きモータなどを用い、その駆動軸を平行リンク2A,2Bと中間リンク2Cの何れか一つの支点軸P2〜P4に直結するなどして行うことが可能であるが、平行リンク2A,2Bがベッド本体3に対して傾きを生じたときには、ベッド本体3から平行リンクの各支点軸P2,P3に大きな捩りモーメントが作用し、これによってベッド本体3が急速に降下する虞があるので、本例では降下時のベッド本体3と干渉しない上体レスト部5側における左右一対のリンク2A,2Aを図3のように共通の支点軸P2で繋ぎ、その支点軸P2の中央にウォームホイール8を固着し、これにウォーム9を噛合わせ、その回転軸とモータ10の駆動軸との間にチェーン11を巻き掛けた構成とされる。これによれば、ベッド本体3が急速降下することがなく、ベッド本体3が上昇端及び下降端に到達したときにはこれをロックすることができる。尚、図3において、ウォーム9およびウォームホイール8は図示せぬギアボックスに収容され、そのギアボックスは下部フレーム1の底部にボルトなどにて堅固に固定される。
【0026】
一方、図1において、下腿レスト部7は、スライド板7Aとその上方に配される上敷板7Bとの二層構造とされる。このうち、スライド板7Aはベッド本体3の長手方向に沿って移動可能とされるもので、その一端側は中央レスト部6の下方でベッド本体3内に設けられる左右一対のレール12(図3、図4参照)で摺動自在に支持されており、該スライド板7Aの他端には上敷板7Bを下方に折り返すためのガイドローラ13が取り付けられる。
【0027】
特に、スライド板7Aと上体レスト部5は、2つのリンク14A,14Bから成る屈伸アーム14により連結される。係る屈伸アーム14は2つのリンク14A,14Bが結節点P5の位置で屈曲可能とされるもので、これを構成する一方のリンク14Aは上体レスト部5の裏面中央部に固着され、他方のリンク14Bはその一端が回転支点P6としてスライド板7Aに枢着される。しかして、係る屈伸アーム14によれば、ベッド本体3の降下動作に連動してスライド板7Aを中央レスト部6の下方に滑り込ませることができる。
【0028】
つまり、ベッド本体3の降下により上体レスト部5が上記の如く倒伏姿勢から起立姿勢に変換するとき、これにリンク14Aが追従して他方のリンク14Bとの結節点P5を下方に押し込むために、屈伸アーム14が全体として図2のように屈曲しながらスライド板7Aを中央レスト部6側に引き込むようになる。
【0029】
尚、ベッド本体3とスライド板7Aには、屈伸アーム14の屈曲動作を阻害せぬよう図1、図4、図5の如くスリット状の切欠15,16が形成される。
【0030】
又、上敷板7Bは可撓性を有する簀状の板材であり、その一端は中央レスト部6に段差なく連ねられ、他の一端にはワイヤなどの線状材17が接続される。
【0031】
ここで、下部フレーム1内には、ベッド本体3の降下時に上敷板7Bの一端をスライド板7Aの下方で中央レスト部6側に引き込む誘引手段として、線状材17を巻き取る巻胴18とこれを回転させるためのモータ19が設けられ、そのモータ19の駆動によりベッド本体3の降下時には線状材17に続いて上敷板7Bが中央レスト部6側に引き込まれて巻胴18に巻き取られる構成としてある。尚、モータ19はベッド本体3の上昇時には上敷板7Bを巻き解す方向に回転駆動されるが、その正逆駆動はベッド本体3を昇降させるための駆動源(図3のモータ10)と同調して行われる。
【0032】
しかして、ベッド本体3の降下動作に連動して、スライド板7Aが中央レスト部6の下方へ滑り込みつつ、上敷板7Bの一端がスライド板7Aの下方で中央レスト部6側に引き込まれて巻胴18に巻き取られることにより、使用者Mは図2のように下肢を鋭角状に折り曲げて中央レスト部6の下方位置で足を下部フレーム1の底部もしくは該下部フレーム1の設置面に着地させることを許容されるのであり、このため使用者Mは身体の重心を前方に移して介護人の助けを借りずに自ら立ち上がることが可能となる。又、図2に示す状態では食事をすることもできる。
【0033】
尚、図4において、20はモータ19との間にチェーンを巻き掛けるためのスプロケット、21はベッド本体3が降下端に達したときにこれを支持する受座である。
【0034】
以上、本発明に係る介護用ベッドの基本構造について説明したが、上体レスト部5、中央レスト部6、及び下腿レスト部を構成する上敷板7Bの各上面には図示せぬ柔軟なマットが取り付けられる。尚、それら床板4上に市販のマットレスを配置するようにしてもよいが、この場合には、スライド板7Aが中央レスト部6の下方に滑り込んだときに係るマットレスの一端側が使用者の足場を覆ってしまうことがないように、マットレスを中央レスト部6と下腿レスト部7との境界で切り離し、ベッド本体3の昇降動作に際して下腿レスト部7上のマットレスを予め排除できるようにすることが好ましい。又、上記例のように下腿レスト部7をスライド板7Aと上敷板7Bの二層構造にすれば、中央レスト部6と下腿レスト部7とを段差なく接続できるので好ましいが、係る下腿レスト部7をスライド板7Aのみで構成し、その上にマットを配して該マットをベッド本体3の昇降動作に際して排除するようにしてもよい。
【0035】
次に、上記のような介護用ベッドに基づく変更例を図6〜図8により説明する。尚、上記例と変更なき部分には同一符号を付して詳細な説明は省略する。
【0036】
ここに、本例では中央レスト部6が固定板6Aと揺動板6Bとの二層構造とされる。固定板6Aは、ベッド本体3の上部に一体的に取り付けられ、その一端側に上体レスト部5が連ねられると共に、他端側に上敷板7Bが連ねられる構成としてある。尚、本例において、固定板7Aはベッド本体3に固着されるが、上体レスト部5との結節点P5をベッド本体3に接続し、その結節点P5を回転支点として他端側が上下に揺動するようにしてもよい。又、上体レスト部5は固定板6Aに連結することに限らず、その一端を固定板6Aに近接してベッド本体3に枢着してもよい。
【0037】
一方、揺動板6Bは、固定板6A上にあって上体レスト部5側の一端がヒンジ22により固定板6Aに接続され、他端側(下腿レスト部7側の一端)が上下に揺動する構成とされる。
【0038】
特に、揺動板6Bにおける下腿レスト部7側の一端とスライド板7Aはスイングアーム23により連接され、ベッド本体3の降下動作に連動してスライド板7Aが中央レスト部6の下方へ滑り込むことにより、揺動板6Bが上体レスト部5側の一端部(ヒンジ22の部分)を回転支点として他端側を上下に揺動させるようにしてある。これによれば、ベッド本体3の降下中において、揺動板6B上に着座する使用者Mの上腿部が図7のように迫り上げられるために、上体レスト部5の起立動作によって使用者Mの臀部が下腿レスト部7側に滑り落ちることを防止することができる。尚、本例では揺動板6Bの上面に図示せぬマットが配される。
【0039】
ここで、スイングアーム23はベッド本体3の降下中に立ち上がり動作から倒伏動作に移行し、ベッド本体3の降下終了時点(本例において上体レスト部5が垂直の状態)では、揺動板6Bが図8のように固定板6A上に重なって上体レスト部5と直交するようになっている。
【0040】
尚、揺動板6Bは、スイングアーム23が直立したとき(本例において上体レスト部5が45度傾斜したとき)に傾きが最大となる。又、本例において、スイングアーム23は屈伸アーム14を構成するリンク14Bの両側にあって各一端がスライド板7Aに枢着され、そのスライド板7Aと上敷板7Bおよび固定板6Aにはスイングアーム23の動作を阻害せぬよう図示せぬスリットが形成されるが、上敷板7Bは省略してもよいし、これを揺動板6Bに連ねるようにしてもよい。
【図面の簡単な説明】
【0041】
【図1】本発明に係る介護用ベッドの基本構造を示す側面図(ベッド本体の上昇時の状態)
【図2】ベッド本体が降下した状態を示す説明図
【図3】同ベッドの部分断面図
【図4】同ベッドの部分断面図
【図5】ベッド本体の平面図
【図6】本発明に係る介護用ベッドの変更例を示す側面図(ベッド本体の上昇時の状態)
【図7】ベッド本体の降下中の状態を示す説明図
【図8】ベッド本体が降下した状態を示す説明図
【符号の説明】
【0042】
1 下部フレーム
2A,2B 平行リンク
2C 中間リンク
3 ベッド本体
4 床板
5 上体レスト部
6 中央レスト部
6A 固定板
6B 揺動板
7 下腿レスト部
7A スライド板
7B 上敷板
10 モータ
14 屈伸アーム
17 線状材
18 巻胴
19 モータ
23 スイングアーム

【特許請求の範囲】
【請求項1】
下部フレームによりベッド本体が水平状にして昇降可能に支持される介護用ベッドであり、前記ベッド本体に取り付けられて使用者の臀部を支持する中央レスト部と、該中央レスト部の一端側で使用者の上半身を支持すると共に前記ベッド本体の降下動作に連動して倒伏姿勢から起立姿勢に変換する上体レスト部と、前記中央レスト部の他端側で使用者の下腿部を支持する下腿レスト部とを備え、その下腿レスト部は使用者が下肢を鋭角状に折り曲げて前記中央レスト部の下方位置で足を着地させることを許容するために前記ベッド本体の降下動作に連動して前記中央レスト部の下方に滑り込むスライド板を有することを特徴とする介護用ベッド。
【請求項2】
下腿レスト部はスライド板の上部で中央レスト部に連なる可撓性の上敷板を含み、下部フレームにはベッド本体の降下時に前記上敷板の一端をスライド板の下方で中央レスト部側に引き込む誘引手段が設けられることを特徴とする請求項1記載の介護用ベッド。
【請求項3】
中央レスト部はその下方へのスライド板の滑り込みにより上体レスト部側の一端部を支点として他端側が上下に揺動する揺動板を含み、その揺動板によりベッド本体の降下中に使用者の上腿部が迫り上げられるようにしたことを特徴とする請求項1、又は2記載の介護用ベッド。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公開番号】特開2006−212112(P2006−212112A)
【公開日】平成18年8月17日(2006.8.17)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−25896(P2005−25896)
【出願日】平成17年2月2日(2005.2.2)
【出願人】(390030384)末広産業株式会社 (7)
【出願人】(594075950)株式会社中島メリヤス (3)
【出願人】(390028820)蔵前産業株式会社 (2)
【出願人】(595011021)ハトリバンテック株式会社 (1)
【出願人】(505041494)株式会社リンサン (1)
【出願人】(502246089)
【Fターム(参考)】