説明

仕切体

【課題】
仕切体を構成する材料の弾力性の低下によって仕切り部分の潰れが生じることがなく、且つ、複数サイズの球状物品に対応可能な仕切体を提供すること。
【解決手段】
仕切体1の短手方向と平行を成すよう長手方向中央に配置された直線状の中央折線20と、中央折線20を挟むようにして中央折線20から相互に等距離に配置され、中央折線と平行をなすよう直線状に形成された内側折線30および内側折線40と、内側折線30の中央部分に位置する基端縁31から中央折線20に向かって延在する領域から成り切り起こし自在とされた第1翼様部50と、内側折線40の両側部分に位置する基端縁41、41から中央折線20に向かって延在する領域から成り切り起こし自在とされた第2翼様部50と、を備える仕切体1とする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、物品を箱内に梱包する際に使用される仕切体に関するものであり、より詳細には、複数サイズの球状物品に対応可能な仕切体に関するものである。
【背景技術】
【0002】
西瓜やメロンのような球状物品を2玉単位で箱内に梱包する際に使用される仕切体として、特許文献1に示されるようなものが従来より提示されている。このようなタイプの仕切体は、球状物品同士の衝突を防止しつつ、球状物品が箱内部で動いてしまわないように箱の周壁と仕切体とで球状物品を挟持する目的で使用される。
【0003】
ところが、特許文献1に示されるタイプの仕切体では、箱内に収納される球状物品の大きさが変わってしまうと、球状物品を箱の周壁と仕切体とで挟持できなくなってしまうため、球状物品が箱内部で動いてしまうという問題があった。このような問題を解決すべくして特許文献2に示されるような、段ボールの弾力性を利用することで仕切られる空間の大きさを容易に変更でき、複数サイズの球状物品に対応可能とされた仕切体が提案されている。
【特許文献1】特開2001−146289号公報
【特許文献2】特開平08−244867号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献2に示されるような、段ボールシートの弾力性を利用したタイプのものでは、湿気を含むなどして段ボールシートの弾力性が低下してしまうと、仕切りを成している部分が、球状物品の動きによって掛る力に耐えられなくなり内側に潰れてしまうという問題があった。
そこで、本発明の主たる課題は、仕切体を構成する材料の弾力性の低下によって仕切り部分の潰れが生じることがなく、且つ、複数サイズの球状物品に対応可能な仕切体を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
以下に、上記課題を解決するための手段とその作用効果を記述する。
〔請求項1に係る仕切体の作用〕
請求項1に係る仕切体は、
一枚のシートから成り、このシートが折り曲げられることで組み立てられると共に、箱内に設置されて箱内部の空間を仕切る仕切体であって、
周縁上の任意の二点間を結ぶよう形成された直線状の中央折線と、
中央折線を挟むようにして中央折線から相互に等距離に配置され、中央折線と平行をなすよう直線状に形成された一対の内側折線と、
一方の内側折線の一部から中央折線側に向かって延在する領域から成り、この一方の内側折線の一部を基端として切り起こし自在に形成された第1翼様部と、を備えていることを特徴とするものである。
【0006】
請求項1に係る仕切体を用いて箱内に球状物品を収納する場合、仕切体は、中央折線で一方の方向に折り曲げられ、一対の内側折線で他方の方向に折り曲げられる。それと共に、中央折線および一方の内側折線に挟まれる領域と、中央折線および他方の内側折線に挟まれる領域とを相互に重なり合わせることによって組み立てられる。
【0007】
このように組み立てられた仕切体においては、中央折線および一方の内側折線に挟まれる領域と、中央折線および他方の内側折線に挟まれる領域とが仕切り部分を成し、そして、仕切り部分以外の部分が、箱の底面と対向するように収納されるようになっている。
【0008】
この一方、請求項1に係る仕切体を用いて箱内にサイズの小さい球状物品を収納する場合、仕切体は、中央折線で一方の方向に折り曲げられ、他方の内側折線で他方の方向に折り曲げられる。それと共に、中央折線および一方の内側折線に挟まれる領域と、中央折線および他方の内側折線に挟まれる領域とを相互に重なり合わないよう対向させつつ、第1翼様部を切り起こし、その基端と対向する先端を他方の内側折線に接触させて、組み立てるようにする。その結果本請求項に係る仕切体は、複数サイズの球状物品に対応可能となる。
【0009】
このように組み立てられた仕切体は、中央折線および一方の内側折線に挟まれる領域と、中央折線および他方の内側折線に挟まれる領域とが仕切り部分を成す。それに加えて、第1翼様部の先端が他方の内側折線と接触するように切り起こされており、仕切り部分の内側に掛る力に対して第1翼様部が支えの役割を果たすので、仕切り部分が内側に向かって潰れてしまうことがない。つまり、仕切体を構成するシートの弾性力に頼らずとも仕切り部分を支えることができるため、シートの弾力性の低下によって仕切り部分の潰れが生じてしまうことがない。
【0010】
さらに、本請求項に係る仕切体は、一枚のシートから形成されているため、製造に際して複数のラインが不要であるため、製造コストが嵩んでしまうこともない。
【0011】
〔請求項2に係る仕切体の作用〕
本請求項に係る仕切体は、請求項1に係る仕切体と同様の構成を有しており、さらに、他方の内側折線の一部から中央折線側に向かって第1翼様部の延在する距離と同じ長さだけ延在する領域から成り、この他方の内側折線の一部を基端として切り起こし自在に形成された第2翼様部を備えている。
【0012】
本請求項に係る仕切体は、請求項1に係る仕切体と同様の構成を有しているため、請求項1に係る仕切体と同様に作用する。さらに、本請求項に係る仕切体は、第1翼様部に加えて、他方の内側折線の一部から中央折線側に向かって第1翼様部の延在する距離と同じ長さだけ延在する領域から成り、他方の内側折線の一部を基端として切り起こし自在に形成された第2翼様部を備えていることによって、仕切体の組み立て時には、第1翼様部の先端を他方の内側折線と接触するように切り起こすと共に、第2翼様部の先端を一方の内側折線と接触するように切り起こすことができる。そうすると、第1翼様部および第2翼様部が共に支えの役割を果たすため、より大きな力が仕切り部分の内側方向に掛ったとしても、仕切り部分が内側に向かって潰れてしまうことがない。
【0013】
〔請求項3に係る仕切体の作用〕
本請求項に係る仕切体は、請求項2に係る仕切体と同様の構成を有しており、さらに、第1翼様部および第2翼様部は、それぞれが延在方向において重複しないように形成されている。
【0014】
本請求項に係る仕切体は、請求項2に係る仕切体と同様の構成を有しているため、請求項1に係る仕切体と同様に作用する。さらに、本請求項に係る仕切体は、第1翼様部および第2翼様部は、それぞれが延在方向において重複しないように形成されているため、それぞれが相互に干渉することなく好適な支えとして機能する。
【0015】
〔請求項4に係る仕切体の作用〕
本請求項に係る仕切体は、請求項1から請求項3から選択される仕切体と同様の構成を有しており、さらに、
中央折線と一対の内側折線とを挟むようにして配置され、中央折線と平行をなすよう直線状に形成された一対の外側折線を備えており、
一方の外側折線と一方の外側折線よりも外側に位置する周縁との距離が第1翼様部の延在する距離の半分であり、
他方の外側折線と他方の外側折線よりも外側に位置する周縁との距離が第1翼様部の延在する距離の半分である。
【0016】
上記のような仕切り部分を外側に広げることで仕切り部分の幅を調整するタイプの仕切体では、仕切体における中央折線の延在方向と垂直に交差する方向長さが長くなってしまうため、長くなってしまっても箱内に収容可能となるよう考慮して仕切体を設計する必要があった。本請求項記載の仕切体は、係る問題点を解決すべくして提案されたものである。
【0017】
本請求項に係る仕切体は、請求項1から請求項3から選択される仕切体と同様の構成を有しているため、請求項1から請求項3から選択される仕切体と同様に作用する。さらに、本請求項に係る仕切体は、中央折線と一対の内側折線とを挟むようにして配置され、中央折線と平行をなすよう直線状に形成された一対の外側折線を備えることとした。このように構成することによって、一対の外側折線を他方の方向に折り曲げることで、仕切体における中央折線の延在方向と垂直に交差する方向長さを容易に短くすることができる。
【0018】
具体的に、一方の外側折線と一方の外側折線よりも外側に位置する周縁との距離を第1翼様部の延在する距離の半分とし、他方の外側折線と他方の外側折線よりも外側に位置する周縁との距離を第1翼様部の延在する距離の半分とすることで、第1翼様部または第2翼様部を支えとして利用した際の、仕切体における中央折線の延在方向と垂直に交差する方向長さが長くなってしまった分だけ短くすることができる。
【発明の効果】
【0019】
以上のように、本発明によれば、仕切体を構成する材料の変質によって仕切り部分の潰れが生じることがなく、且つ、複数サイズの球状物品に対応可能な仕切体を提供することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0020】
次に、本発明に係る仕切体の一実施の形態を図1〜図7に示し、これらの図に基づき本実施の形態を説明する。
図1は本実施の形態に係る仕切体1の展開状態を示す図であり、仕切体1は、複両面段ボールを矩形状に加工することで形成された折り曲げ自在なシート10を基材としている。
【0021】
この仕切体1の裏面側におけるシート10の長手方向中央部には、折り曲げを容易とするように押し込まれて設けられた三角形状の溝が、シート10の短手方向と平行を成す形で直線上に伸びており、この溝により中央折線20が形成されている。これに伴い、この中央折線20は、シート10の周縁上における相互に異なる二点間を結ぶようにシート10上に配置されていることになる。
【0022】
仕切体1の中央折線20を挟む中央折線20から相互に等距離の位置には、中央折線20とそれぞれ平行をなすよう直線状に形成された内側折線30と内側折線40とが配置されている。
【0023】
内側折線30の中央部分から中央折線20に向かって、コ字状の切り込みであるスリット51がシート10に形成されており、これに伴って、内側折線30から中央折線20に向かって長さW1だけ延在する矩形状の領域から成る第1翼様部50が、内側折線30とスリット51により囲まれて、シート10に設けられている。
【0024】
但し、スリット51における中央折線20側の部分は、全体に亘って切り込みが設けられているわけではなく、一部切り込みのない部分が残されており、この切り込みのない部分のシート10を、例えば手で分離することによって、第1翼様部50は内側折線30を基端として切り起こすようになっている。
【0025】
一方、内側折線40の両側部分から中央折線20に向かって、それぞれL字状の切り込みである一対のスリット61がシート10に形成されており、これに伴って、内側折線40から中央折線20に向かって長さW1だけ延在する矩形状の領域から成る第2翼様部60、60が、内側折線40とスリット61により囲まれて、シート10にそれぞれ設けられている。
【0026】
但し、スリット61における中央折線20側の部分は、全体に亘って切り込みが設けられているわけではなく、一部切り込みのない部分が残されており、この切り込みのない部分のシート10を、例えば手で分離することによって、第2翼様部60、60は内側折線40を基端として切り起こすようになっている。
【0027】
第1翼様部50と一対の第2翼様部60とは、それぞれが延在方向において重複しないようになっており、後述する組み立て時においてそれぞれが干渉しないようになっている。また、第1翼様部50における仕切体1の短手方向長さはW3とされ、且つ、第1翼様部60における仕切体1の短手方向長さはW4とされており、第1翼様部50および第2翼様部60、60は、それぞれにおける仕切体1の短手方向長さを加えると仕切体1の短手方向の長さW5と同じ長さになるように形成されている。つまり、式で表すと、W3+W4+W4=W5、となっている。
【0028】
他方、仕切体1には、中央折線20および一対の内側折線30、40を挟み且つ、中央折線20と平行をなすよう直線状に形成された一対の外側折線70、70が配置されている。これらの外側折線70、70は仕切体1の長手方向両端縁から、長さW1の半分の長さである長さW2だけ離間して配置されている。
【0029】
図2に示すように、シート10の表面側における一対の内側折線30、40と一対の外側折線70、70とに対応する位置には、中央折線20と同様に、シート10の折り曲げを容易とする三角形状の溝が押し込み形成されている。
【0030】
次に本実施の形態に係る仕切体1の組み立て形態および作用を説明する。
まず、サイズの大きい球状物品を箱内に収納する場合における第1の組み立て形態について説明する。図4に示すように、第1の組み立て形態においては、仕切体1は、中央折線20で裏面同士が対向し合う方向に180度折り曲げられ、一対の内側折線30、40で表面同士が対向し合う方向に90度折り曲げられる。それと共に、中央折線20および内側折線30に挟まれる領域と、中央折線20および内側折線40に挟まれる領域とを相互に重なり合わせることによって組み立てられる。
【0031】
このように組み立てられた仕切体1においては、図4および図5に示すように、中央折線20および内側折線30に挟まれる領域と、中央折線20および内側折線40に挟まれる領域とが仕切り部分2を成し、そして、仕切り部分2以外の部分である物品の受け部3が、箱200の底面と対向するように収納されるようになっている。
【0032】
次に、サイズの小さい球状物品を箱内に収納する場合における第2の組み立て形態について説明する。図6および図7に示すように、第2の組み立て形態においては、仕切体1は、中央折線20で裏面同士が対向し合う方向に折り曲げられ、一対の内側折線30、40で表面同士が対向し合う方向に折り曲げられる。それと共に、中央折線20および内側折線30に挟まれる領域と、中央折線および内側折線40に挟まれる領域とを相互に重なり合わないよう対向させる。そして、第1翼様部50を切り起こし、その基端である基端縁31と対向する第1翼様部50の先端を、内側折線40における一対の基端縁41に挟まれる部分に接触させつつ、第2翼様部60を切り起こし、その基端である基端縁41と対向する第2翼様部の先端を、内側折線30における基端縁31を除く部分に接触させることによって、仕切体1は組み立てられる。
【0033】
このように組み立てられた仕切体1においては、図6および図7に示すように、中央折線20および内側折線30に挟まれる領域と、中央折線20および内側折線40に挟まれる領域とが仕切り部分2を成し、そして、仕切り部分2以外の部分である物品の受け部3が、箱200の底面と対向するように収納される。
【0034】
第2の組み立て形態においては、図6および図7に示すように、仕切り部分2における受け部3側の幅が広くなっていると共に、広くなった部分が第1翼様部50および第2翼様部60、60によって支えられているため、仕切り部分2の内側に力が掛ってしまっても潰れてしまうことがない。この結果、仕切体1は、第1の組み立て形態と第2の組み立て形態とを使い分けることによって、複数サイズの球状物品に対応可能となる。
【0035】
第2の組み立て形態においては、図6および図7に示すように、仕切り部分2における受け部3側の幅が広くなるため、第1の組み立て形態と比べて仕切体1の長手方向の長さが長くなる。そうすると、第1の組み立て形態では箱200に収納可能であっても、第2の組み立て形態では箱200に収納できないという問題が生じる可能性がある。そこで、第2の組み立て形態においては、図6および図7に示すように、一対の外側折線70、70を表面同士が対向し合う方向に90度折り曲げることで仕切体1の長手方向両端縁側を起立させ、仕切体1の長手方向の長さを短くすることを可能とした。
【0036】
なお、一対の外側折線70、70を仕切体1の長手方向両端縁から、長さW1の半分の長さである長さW2だけ離間して配置することとしたのは、このように配置することで、第2の組み立て形態において、仕切体1の長手方向の長さが長くなった分だけ、仕切体1の長手方向の長さを短くできるようになるからである。短くしたい長さを変えたい場合は、外側折線70、70の配置を変更しても良い。また、外側折線70、70は、片側だけに形成しても良い。
【0037】
さらに、本実施の形態に係る仕切体1は、一枚のシート10から形成可能としたため、製造に際して複数のラインが不要であるため、製造コストが嵩んでしまうことがない。シート10は、片面段ボールや両面段ボールから構成されていても良いが、第1翼様部50および第2翼様部60が好適な支えとして機能するよう、強度の高い複両面段ボールを適用することが好ましい。
【0038】
符号80は、シート10を形成する段ボール材の段の目の方向を示しており、段の目は仕切体1の長手方向に沿うようにされている。このように、段の目が仕切体1の長手方向に沿うようにされていることによって、第2の組み立て形態における仕切り部分2の内側に掛る力に対する第1翼様部50および第2翼様部60、60の強度を好適に確保することができる。
【0039】
他方、本実施の形態に係る仕切体1においては、図8に示すように、第1翼様部50および第2翼様部60、60に、それらの基端縁と平行に形成され、且つそれらの基端縁から長さW6だけ離間して、第1翼様部50および第2翼様部60、60の一部を切離し可能とする切取線55、65、65を形成することもできる。このように、切取線55、65、65形成することによって、第1翼様部50および第2翼様部60、60の一部をそれぞれ切取線55、65、65で切り離すことによって、仕切体1の第2の組み立て形態における長手方向の長さを容易に短くすることもできる。
【0040】
なおこの場合、外側折線70、70と共に、仕切体1の長手方向両端縁から、長さW6の半分の長さである長さW7だけ離間して外側折線75を配置しても良い。
【図面の簡単な説明】
【0041】
【図1】本発明の一実施の形態に係る仕切体の平面図である。
【図2】本発明の一実施の形態に係る仕切体をA−A方向から見た要部拡大図である。
【図3】本発明の一実施の形態に係る仕切体の斜視図である。
【図4】本発明の一実施の形態に係る仕切体の第1の組み立て形態の斜視図である。
【図5】本発明の一実施の形態に係る仕切体の第1の組み立て形態における箱内に収納されている様子を示す斜視図である。
【図6】本発明の一実施の形態に係る仕切体の第2の組み立て形態の斜視図である。
【図7】本発明の一実施の形態に係る仕切体の第2の組み立て形態における箱内に収納されている様子を示す斜視図である。
【図8】本発明の他の実施の形態に係る仕切体の平面図である。
【符号の説明】
【0042】
1 仕切体
10 シート
20 中央折線
30 内側折線
40 内側折線
50 第1翼様部
60 第2翼様部
70 外側折線

【特許請求の範囲】
【請求項1】
一枚のシートから成り、このシートが折り曲げられることで組み立てられると共に、箱内に設置されて箱内部の空間を仕切る仕切体であって、
周縁上の異なる二点間を結ぶよう形成された直線状の中央折線と、
中央折線を挟むようにして中央折線から相互に等距離に配置され、中央折線と平行をなすよう直線状に形成された一対の内側折線と、
一方の内側折線の一部から中央折線側に向かって延在する領域から成り、この一方の内側折線の一部を基端として切り起こし自在に形成された第1翼様部と、を備えていることを特徴とする仕切体。
【請求項2】
他方の内側折線の一部から中央折線側に向かって第1翼様部の延在する距離と同じ長さだけ延在する領域から成り、この他方の内側折線の一部を基端として切り起こし自在に形成された第2翼様部を備えている、請求項1記載の仕切体。
【請求項3】
第1翼様部および第2翼様部は、それぞれが延在方向において重複しないように形成されている、請求項2記載の仕切体。
【請求項4】
中央折線および一対の内側折線を挟むようにして配置され、中央折線と平行をなすよう直線状に形成された一対の外側折線を備えており、
一方の外側折線と一方の外側折線よりも外側に位置する周縁との距離が第1翼様部の延在する距離の半分であり、
他方の外側折線と他方の外側折線よりも外側に位置する周縁との距離が第1翼様部の延在する距離の半分である、請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の仕切体。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公開番号】特開2010−89798(P2010−89798A)
【公開日】平成22年4月22日(2010.4.22)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−259703(P2008−259703)
【出願日】平成20年10月6日(2008.10.6)
【出願人】(507242765)大王製紙パッケージ株式会社 (6)
【Fターム(参考)】