説明

伝送モードを決定する方法、装置、および端末

伝送モードを決定する方法、装置および端末が、本発明の実施形態において開示される。本発明は、通信技術の分野に関し、端末にとって電力消費量が少ない伝送モードを選択すること、および端末の電力消費量を減少させることができるように発明されている。この方法は、ネットワークリソースの状態に従って端末のための伝送モードを選択することと、端末によって報告された能力情報に従って、選択された伝送モードが合致するものであるかどうか判断することとを含み、合致するものである場合、その伝送モードが、端末の現在の伝送モードとして設定される。本発明の実施形態は、主にLTE-Aシステムで使用される。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、通信技術の分野に関し、より詳細には、伝送モードを決定する方法、装置、および端末に関する。
【背景技術】
【0002】
LTE-A(Long Term Evolution Advance、Long Term Evolution Advanced)システムにおいて、複数の周波数帯域をアグリゲーションするために、システムにおける端末の送信機/受信機は、広帯域伝送モードおよび狭帯域伝送モードの両方で動作できることが要求されている。したがって、端末の送信機/受信機の機構は、より複雑になる。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
現在の端末の構造から見ると、異なる製造業者の端末は異なる構造を採用していることがあり、したがって、特定の送信機/受信機の構造について、その集積回路部品の動作特徴の制限のために、異なる伝送モードでは、端末が同じ量のデータを送受信したときでも端末の電力消費量は異なり、端末の電力消費量の増加を招く可能性が高い。
【課題を解決するための手段】
【0004】
本発明の実施形態は、端末の電力消費量を減少させるために、端末にとって電力消費量が少ない伝送モードの選択を可能にする、伝送モードを決定する方法および装置を提供する。
【0005】
本発明の実施形態は、以下の技術的解決策を採用する。
【0006】
伝送モードを決定する方法は、
ネットワークリソースの状態に従って端末のための伝送モードを選択するステップと、
端末によって報告された能力情報に従って、選択された伝送モードが合致するかどうか判断し、選択された伝送モードが合致する場合、その伝送モードを端末の現在の伝送モードとして設定するステップとを含む。
【0007】
伝送モードを決定する装置は、
ネットワークリソースの状態に従って端末のための伝送モードを選択するように構成された伝送モード選択ユニットと、
端末の能力情報に従って、選択された伝送モードが合致するかどうか判断し、選択された伝送モードが合致する場合、伝送モードを端末の現在の伝送モードとして設定するように構成された伝送モード判断ユニットとを備える。
【0008】
本発明の実施形態によって提供される、伝送モードを決定する方法および装置は、端末の能力情報に従って適切な端末の伝送モードを選択する。したがって、本発明の実施形態の技術的解決策を使用することにより、端末の電力消費量は減少される。
【0009】
本発明の一実施形態はまた、端末も提供し、端末は、電力消費量を減少させるために使用することができ、
端末の能力情報を報告するように構成された能力情報報告ユニットを備え、端末の能力情報は、端末に適切な伝送モードに関する情報を伝達し、
端末の能力に従ってネットワークによって決定された伝送モード情報を受信するように構成された伝送モード情報受信ユニットをさらに備える。
【0010】
本発明の実施形態による端末は、端末に適切な伝送モードに関する情報をネットワークに報告して、合致する端末用伝送モードをネットワークに選択させることを可能にし、それにより、端末の電力消費量を減少させることができる。
【0011】
本発明の実施形態の技術的解決策を明瞭にするために、諸実施形態の説明において使用する添付の図面を、以下に簡潔に説明する。明らかに、添付の図面は、本発明の一部の例示的な実施形態のみを示し、当業者は、これらの添付の図面に基づいて他の図面を創作的努力なしで得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【0012】
【図1】本発明の第1の実施形態による、伝送モードを決定する方法のフローチャートである。
【図2】本発明の第2の実施形態による、伝送モードを決定する方法のフローチャートである。
【図3】本発明の第3の実施形態による、伝送モードを決定する装置の概略図である。
【図4】本発明の第3の実施形態による、伝送モードを決定する装置の構成図である。
【図5】本発明の第4の実施形態による端末の概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0013】
本発明の実施形態の技術的解決策を、本発明の実施形態における添付の図面を参照して、以下に明瞭かつ十分に説明する。説明する実施形態は、本発明のすべての実施形態ではなく、本発明の一部の例示的な実施形態でしかないことは明白である。本発明の実施形態に基づいて当業者が創作的努力なしで得る他のすべての実施形態もまた、本発明の保護範囲に入る。
【0014】
端末の電力消費量を減少させるために、本発明の第1の実施形態は、伝送モードを決定する方法を提供する。図1に示されるように、この方法は、以下のステップを含む。
【0015】
ステップ11:ネットワークリソースの状態に従って端末のための伝送モードを選択する。
【0016】
ここで、ネットワークリソースの状態は、物理リソースブロック(PRB)の数、干渉の大きさなどを含み得る。さらに、アップリンク伝送方向とダウンリンク伝送方向で、端末に伝送モードを選択する方法は異なり得る。
【0017】
アップリンク方向において、端末のバッファが、アップリンクデータ伝送の要件を満たすことが可能で、アップリンク干渉が、第1の予め設定された閾値未満であるとき、広帯域伝送モードが端末のために選択され、そうでないときは、狭帯域伝送モードが選択される。第1の予め設定された閾値は、具体的な必要性に基づいて設定され得る。
【0018】
ダウンリンク方向において、端末に割り当てられたPRBが、ダウンリンクデータ伝送に要求されるPRBを満たし、ダウンリンク干渉が、第2の予め設定された閾値未満であるとき、広帯域伝送モードが端末のために選択され、そうでないときは、狭帯域伝送モードが選択される。第2の予め設定された閾値は、具体的な必要性に基づいて設定され得る。具体的には、ダウンリンク方向においては、端末に適切な伝送モードが以下の方法で決定できる。
【0019】
まず、端末に割り当てられたPRBの数が、ダウンリンク伝送に要求されるPRBの数を満たすかどうか判定する。
【0020】
キャリア1およびキャリア2についての空きのPRBのデータがn1およびn2であり、ダウンリンク伝送のためのPRBの数がnrであると仮定すると、n1+n2≧nrの場合、これは、端末に割り当てられたPRBの数は、ダウンリンク伝送のための要件を満たすことを示す。
【0021】
次いで、ダウンリンク干渉条件を決定する。これは、以下の式、
nr×p×gr≦Imin,DL ,
Imin,DL=min{I1, I2, ... Ik}
【0022】
【数1】

【0023】
を用いて算出することができ、ここで、Imin,DLは、第2の予め設定された閾値であり、kは、NodeBのアグリゲーションされたキャリアの数であり、pは、ユーザに割り当てられた送信電力であり、nj、RSRPjおよびRSRQjは、それぞれ、測定された帯域幅に相当するPRBの数、基準信号受信電力、および基準信号受信品質である。
【0024】
上述の処理から見ると、端末に割り当てられたPRBが、ダウンリンクデータ伝送の要件を満たし、ダウンリンク干渉が、ダウンリンク干渉の閾値未満であるとき、データ伝送を行うために、広帯域伝送モードが端末のために選択される。そうでないときは、狭帯域伝送モードが選択される。
【0025】
ステップ12:端末によって報告された能力情報に従って、選択された伝送モードが合致するかどうか判断し、合致する場合、その伝送モードを端末の現在の伝送モードとして設定する。
【0026】
端末によって報告された能力情報において、端末の現在の能力情報の中の1ビットの情報は、端末に合致する伝送モードを示すために使用することができ、例えば、0は、広帯域伝送モードが端末に適切であることを示し、一方で、1は、狭帯域伝送モードが端末に適切であることを示し、またはその逆も成り立つ。ここで、端末に適切な伝送モードは、端末の電力消費量がより少なくなる伝送モードを示し得る。別法として、0は、端末の電力消費量が、広帯域伝送モードと狭帯域伝送モードでほぼ同じことを示し、一方で、1は、狭帯域伝送モードでの端末の電力消費量が、広帯域伝送モードでの電力消費量よりも大きいことを示し、またはその逆も成り立つ。
【0027】
本発明の第1の実施形態の技術的解決策から見ると、本発明の第1の実施形態において、端末の能力情報に従って、適切な伝送モードが端末のために選択される。したがって、本発明の実施形態の技術的解決策を使用することにより、端末の電力消費量は減少される。
【0028】
図2に示されるように、本発明の第2の実施形態において説明する、伝送モードを決定する方法は、以下を含むことができる。
【0029】
ステップ20:端末によって報告された能力情報を受信し、この情報は、端末に合致する伝送モードに関する情報を伝達する。ステップ20は、また、ステップ21の後に実行してもよい。
【0030】
第1の実施形態のように、端末に合致する伝送モードに関する情報は、1ビットの情報によって伝達でき、例えば、0は、広帯域伝送モードが端末に適切であることを示し、一方で、1は、狭帯域伝送モードが端末に適切であることを示し、またはその逆も成り立つ。ここで、端末に適切な伝送モードは、端末の電力消費量がより少なくなる伝送モードを示し得る。別法として、0は、端末の電力消費量が、広帯域伝送モードと狭帯域伝送モードでほぼ同じことを示し、一方で、1は、狭帯域伝送モードでの端末の電力消費量が、広帯域伝送モードでの電力消費量よりも大きいことを示し、またはその逆も成り立つ。
【0031】
ステップ21:ネットワークリソースの状態に従って端末のための伝送モードを選択するが、具体的な選択方法は、第1の実施形態のものと同じである。
【0032】
システム効率を改善するために、ステップ21において端末のために選択された伝送モードが広帯域伝送モードである場合、選択結果は、端末によって報告された能力情報と比較されずに、端末に直接通知されてもよい。
【0033】
ステップ22:データ伝送を行うために広帯域伝送モードが選択された場合、伝送モード通知メッセージを端末に送信して、端末に現在の伝送モード、すなわち広帯域伝送モードを通知する。メッセージは、伝送パラメータおよびキャリアアグリゲーションの情報を含む。伝送パラメータは、送信電力、端末に割り当てられたPRBの数などを含み得る。
【0034】
ステップ23:狭帯域伝送モードが端末のために選択された場合、選択された伝送モードを、端末によって報告された能力情報で伝達される情報と比較する。選択された伝送モードが、端末によって報告された能力情報で伝達される情報と合致する場合、ステップ24に進み、そうでない場合は、ステップ26に進む。例えば、能力情報で伝達される情報が、「端末の電力消費量が広帯域伝送モードと狭帯域伝送モードでほぼ同じ」である場合、合致は成功したと判定し、ステップ24に進み、伝達される情報が、「狭帯域伝送モードでの端末の電力消費量が広帯域伝送モードでの電力消費量より大きい」である場合、合致は失敗したと判定し、ステップ26に進む。
【0035】
ステップ24:端末のために狭帯域伝送モードを選択する。
【0036】
ステップ25:伝送モード通知メッセージを端末に送信して、端末に現在の伝送モード、すなわち狭帯域伝送モードを通知する。メッセージは、伝送パラメータを含む。伝送パラメータは、送信電力、端末に割り当てられたPRBの数などを含み得る。
【0037】
ステップ26:端末の現在のサービスが、所定の期間遅延可能かどうか判定し、ここで、遅延可能な期間は、端末の現在のサービスによって許容される最大遅延時間によって決まる。端末の現在のサービスが、所定の期間遅延可能である場合、所定の期間の遅延の後、ステップ21に進み、端末の現在のサービスが、所定の期間遅延可能でない場合、ステップ24に進む。
【0038】
本発明の第2の実施形態の技術的解決策から見ると、本発明の第2の実施形態において、端末によって報告された能力情報に従って、適切な伝送モードが端末のために選択される。したがって、本発明の実施形態の技術的解決策を使用することにより、端末の電力消費量は減少される。
【0039】
上述の実施形態の方法における処理のすべてまたは一部は、コンピュータプログラムによって指令を受ける関連するハードウェアにより実施可能であることが、当業者には理解できる。コンピュータプログラムは、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体に格納することができ、実行されるとき、上述の方法の実施形態の処理を含むことができる。記憶媒体は、磁気ディスク、コンパクトディスク読み取り専用メモリ(CD-ROM)、読み取り専用メモリ(ROM)、ランダムアクセスメモリ(RAM)などであってよい。
【0040】
また、第3の本発明の実施形態は、伝送モードを決定する装置も提供する。図3に示されるように、この装置は、
ネットワークリソースの状態に従って端末のための伝送モードを選択するように構成された伝送モード選択ユニット31と、
端末の能力情報に従って、選択された伝送モードが合致するかどうか判断し、選択された伝送モードが合致する場合、その伝送モードを端末の現在の伝送モードとして設定するように構成された伝送モード判断ユニット32とを備える。
【0041】
図4に示されるように、伝送モード選択ユニット31は、
アップリンク方向において、端末のバッファが、アップリンクデータ伝送の要件を満たすことが可能であり、アップリンク干渉が、第1の予め設定された閾値未満であるときは、端末のために広帯域伝送モードを選択し、そうでないときは、狭帯域伝送モードを選択するように構成された第1の選択ユニット311、および/または
ダウンリンク方向において、端末に割り当てられたPRBが、ダウンリンクデータ伝送の要件を満たし、ダウンリンク干渉が、第2の予め設定された閾値未満であるときは、端末のために広帯域伝送モードを選択し、そうでないときは、狭帯域伝送モードを選択するように構成された第2の選択ユニット312を備える。
【0042】
第1の予め設定された閾値および第2の予め設定された閾値は、具体的な必要性に基づいて設定され得る。
【0043】
また、伝送モード選択ユニット31は、選択された伝送モードが合致しないとき、所定の期間の遅延の後、ネットワークリソースの状態に従って端末のための伝送モードを再選択するようにも構成されている。伝送モード判断ユニット32はまた、選択された伝送モードが合致せず、端末の現在のサービスが所定の期間の遅延を許容しない場合、選択された伝送モードを端末の現在の伝送モードとして設定するようにも構成されている。
【0044】
図4に示されるように、本発明の実施形態はまた、端末によって送信された能力情報を受信し、その能力情報を伝送モード選択ユニットに送信するように構成されたメッセージ受信ユニット33と、伝送モード通知メッセージを端末に送信して、端末のために選択された伝送モードを端末に通知するように構成されたメッセージ送信ユニット34とを含んでもよい。
【0045】
第3の本発明の実施形態において、端末の能力情報に従って、適切な伝送モードが端末のために選択され得る。したがって、本発明の実施形態の技術的解決策を使用することにより、端末の電力消費量は減少される。
【0046】
本発明の実施形態はまた、端末を提供する。図5に示されるように、端末は、
端末の能力情報を報告するように構成された能力情報報告ユニット51を備え、端末の能力情報は、端末に適切な伝送モードに関する情報を伝達し、端末に適切な伝送モードに関する情報は、端末の電力消費量がより少なくなる伝送モードを示すために使用され、
端末の能力に従ってネットワークによって決定された伝送モード情報を受信するように構成された伝送モード情報受信ユニット52をさらに備える。
【0047】
本発明の実施形態による端末は、端末に適切な伝送モードに関する情報をネットワークに報告し、それによって、合致する端末用伝送モードをeNBが選択することを可能にして、端末の電力消費量を減少させることができる。
【0048】
上記で詳述したことは、本発明の例示的な実施形態でしかなく、本発明の保護範囲は、それに限定されない。本発明の技術的開示の範囲内にある分野の当業者には容易に想到される任意の修正または置換が、本発明の保護範囲によってカバーされる。したがって、本発明の保護範囲は、添付の特許請求の範囲に従属する。
【符号の説明】
【0049】
31 伝送モード選択ユニット
32 伝送モード判断ユニット
33 メッセージ受信ユニット
34 メッセージ送信ユニット
51 能力情報報告ユニット
52 伝送モード情報受信ユニット
311 第1の選択ユニット
312 第2の選択ユニット

【特許請求の範囲】
【請求項1】
伝送モードを決定する方法であって、
ネットワークリソースの状態に従って端末のための伝送モードを選択するステップと、
前記端末によって報告された能力情報に従って、前記選択された伝送モードが合致するかどうか判断し、前記選択された伝送モードが合致する場合、前記伝送モードを前記端末の現在の伝送モードとして設定するステップと、
を含む方法。
【請求項2】
前記選択された伝送モードが合致しない場合、所定の期間の遅延の後、前記ネットワークリソースの状態に従って前記端末のための伝送モードを再選択するステップをさらに含む請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記選択された伝送モードが合致せず、前記端末の現在のサービスが所定の期間の遅延を許容しない場合、前記選択された伝送モードを前記端末の現在の伝送モードとして設定するステップをさらに含む請求項1に記載の方法。
【請求項4】
前記端末の能力情報は、前記端末に合致する伝送モードについての情報を伝達する請求項1に記載の方法。
【請求項5】
前記ネットワークリソースの状態に従って端末のための伝送モードを選択するステップは、
アップリンク方向において、前記端末のバッファがアップリンクデータ伝送の要件を満たすことが可能であり、アップリンク干渉が第1の予め設定された閾値より小さいときは、前記端末のために広帯域伝送モードを選択し、そうでないときは、狭帯域伝送モードを選択するステップ、および/または、
ダウンリンク方向において、前記端末に割り当てられた物理リソースブロック(PRB)がダウンリンクデータ伝送の要件を満たし、ダウンリンク干渉が第2の予め設定された閾値より小さいときは、前記端末のために広帯域伝送モードを選択し、そうでないときは、狭帯域伝送モードを選択するステップ、
を含む請求項1に記載の方法。
【請求項6】
前記端末のための伝送モードを選択するステップの前に、
前記端末によって報告された能力情報を受信するステップをさらに含む請求項1から5のいずれか一項に記載の方法。
【請求項7】
伝送モード通知メッセージを前記端末に送信して、前記端末に前記現在の伝送モードを通知するステップをさらに含む請求項6に記載の方法。
【請求項8】
伝送モードを決定する装置であって、
ネットワークリソースの状態に従って端末のための伝送モードを選択するように構成された伝送モード選択ユニットと、
前記端末の能力情報に従って、前記選択された伝送モードが合致するかどうか判断し、前記選択された伝送モードが合致する場合、前記伝送モードを前記端末の現在の伝送モードとして設定するように構成された伝送モード判断ユニットと、
を備える装置。
【請求項9】
前記伝送モード選択ユニットは、前記選択された伝送モードが合致しないとき、所定の期間の遅延の後、前記ネットワークリソースの状態に従って前記端末のための伝送モードを再選択するようにさらに構成されている請求項8に記載の装置。
【請求項10】
前記伝送モード判断ユニットは、前記選択された伝送モードが合致せず、前記端末の現在のサービスが所定の期間の遅延を許容しない場合、前記選択された伝送モードを前記端末の現在の伝送モードとして設定するようにさらに構成されている請求項8に記載の装置。
【請求項11】
前記伝送モード選択ユニットは、
アップリンク方向において、前記端末のバッファがアップリンクデータ伝送の要件を満たすことが可能であり、アップリンク干渉が第1の予め設定された閾値より小さいときは、前記端末のために広帯域伝送モードを選択し、そうでないときは、狭帯域伝送モードを選択するように構成された第1の選択ユニット、および/または、
ダウンリンク方向において、前記端末に割り当てられた物理リソースブロック(PRB)がダウンリンクデータ伝送の要件を満たし、ダウンリンク干渉が第2の予め設定された閾値より小さいときは、前記端末のために広帯域伝送モードを選択し、そうでないときは、狭帯域伝送モードを選択するように構成された第2の選択ユニット、
を備える請求項8に記載の装置。
【請求項12】
前記端末によって報告された能力情報を受信し、前記能力情報を前記伝送モード選択ユニットに送信するように構成されたメッセージ受信ユニットをさらに備える請求項8に記載の装置。
【請求項13】
伝送モード通知メッセージを前記端末に送信して、前記端末に前記現在の伝送モードを通知するように構成されたメッセージ送信ユニットをさらに備える請求項8に記載の装置。
【請求項14】
端末の能力情報を報告するように構成された能力情報報告ユニットを備え、前記端末の能力情報は、前記端末に適切な伝送モードについての情報を伝達し、
前記端末の能力情報に従ってネットワークによって決定された伝送モード情報を受信するように構成された伝送モード情報受信ユニットをさらに備える端末。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公表番号】特表2012−521104(P2012−521104A)
【公表日】平成24年9月10日(2012.9.10)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−500029(P2012−500029)
【出願日】平成21年3月17日(2009.3.17)
【国際出願番号】PCT/CN2009/070825
【国際公開番号】WO2010/105404
【国際公開日】平成22年9月23日(2010.9.23)
【出願人】(504277388)▲ホア▼▲ウェイ▼技術有限公司 (220)
【Fターム(参考)】