説明

体感型ゲーム機

【課題】大掛かりな装置とならず、プレイヤーにとってはゲームを行いやすい体感型ゲーム機を提供する。
【解決手段】体感型ゲーム機10は、ゲームの進行に関する入力情報に対応した9つの表示領域A1〜A9を有する足踏みシート20と、プレイヤーPの足がいずれの表示領域A1〜A9上に存在するかを検出する赤外線センサ30と、ゲームに登場するキャラクターなどのゲーム画像を表示するディスプレイ40と、赤外線センサ30の検出結果に応じて、ゲームを進行させる制御部50とを備える。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、プレイヤーが体を動かしてゲームを行う体感型ゲーム機に関するものである。
【背景技術】
【0002】
特許文献1は、ディスプレイ上に表示される仮想三次元空間の景色を見ながら、体感的に歩進移動することができる仮想現実体験装置を開示している。
この装置は、プレイヤーが装着している頭部装着体が進行方向を検出し、プレイヤーが装着している振動検出手段がプレイヤーの足踏み動作を検出し、仮想三次元ゲーム空間内におけるプレイヤーの移動位置が演算され、プレイヤーから見える仮想三次元ゲーム空間の景色をディスプレイ上に表示する装置である。
【0003】
しかし、特許文献1のものは、三次元空間を仮想体験できるが、それを実現するためには、大掛かりな装置が必要となり、プレイヤーにとっては、様々な装置を装着する手間と煩わしさがあった。
また、振動に反応して歩進移動するという仕組みからジャンプが再現できず、しかも、頭部装着体を装着しているので、目を覆って歩くという危険性も伴っている。
【0004】
一方、特許文献2は、体全体の動きで評価を行うダンスゲーム装置を開示している。
この装置は、プレイヤーが実際にダンスを行うステージに、複数の赤外線センサを設置し、プレイヤーのステップの位置及びステップタイミングを検出する装置である。
しかし、特許文献2のものは、補助画面に表示される補助画像を真似てダンスを踊ることができるが、ステージ上のどのあたりでステップすればよいのかが明確ではなく、ゲームを行いやすいとはいえなかった。
【特許文献1】特開平7−200162号公報
【特許文献2】特開2001−299975号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明の課題は、大掛かりな装置とならず、プレイヤーにとってはゲームを行いやすい体感型ゲーム機を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、以下のような解決手段により、前記課題を解決する。なお、理解を容易にするために、本発明の実施例に対応する符号を付して説明するが、これに限定されるものではない。
請求項1の発明は、ゲームの進行に関する入力情報に対応した複数の表示領域(A1〜A9)を有するベース部(20)と、遊技体(P)がいずれの前記表示領域(A1〜A9)上に存在するかを検出する光学的センサ(30)と、前記光学的センサ(30)の検出結果に応じて、前記ゲームを進行させるゲーム制御部(51)と、を備える体感型ゲーム機である。
請求項2の発明は、請求項1に記載の体感型ゲーム機において、前記遊技体(P)は、プレイヤーの足であり、前記ベース部(20)は、前記プレイヤー(P)が足踏みをする足踏みシート(20)であり、前記光学的センサ(30)は、前記プレイヤーの足の有無を検出し、前記ゲーム制御部(51)は、前記光学的センサ(30)が検出したプレイヤーの足の有無に応じて前記ゲームを進行させること、を特徴とする体感型ゲーム機である。
請求項3の発明は、請求項1又は請求項2に記載の体感型ゲーム機において、前記各表示領域(A1〜A9)は、他の前記表示領域(A1〜A9)と表示形態が異なること、を特徴とする体感型ゲーム機である。
請求項4の発明は、請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載の体感型ゲーム機において、前記光学的センサ(30)の光線は、視認可能であること、を特徴とする体感型ゲーム機である。
請求項5の発明は、請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載の体感型ゲーム機において、前記光学的センサ(30)の光線は、視認不能であり、前記光学的センサ(30)の光線に沿うような可視光線を発光する可視光線発光部を備えること、を特徴とする体感型ゲーム機である。
請求項6の発明は、請求項1から請求項5までのいずれか1項に記載の体感型ゲーム機において、前記光学的センサ(30)は、高さ方向に複数配置されていること、を特徴とする体感型ゲーム機である。
請求項7の発明は、請求項1から請求項6までのいずれか1項に記載の体感型ゲーム機において、前記光学的センサ(30)は、行列状に複数配置されており、行部分(Y)及び/又は列部分(X)の各センサは、発光の方向が交互となるように配置されていること、を特徴とする体感型ゲーム機である。
請求項8の発明は、請求項1から請求項6までのいずれか1項に記載の体感型ゲーム機において、前記光学的センサ(30)は、行列状に複数配置されており、前記光学的センサ(30)の各センサを選択的に駆動させる駆動制御部(52)を備えること、を特徴とする体感型ゲーム機である。
請求項9の発明は、請求項2から請求項8までのいずれか1項に記載の体感型ゲーム機において、前記プレイヤー(P)の足踏みを補助する手すり(60)を備えること、を特徴とする体感型ゲーム機である。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、以下のような効果がある。
(1)ベース部は、入力情報に対応した複数の表示領域を有するので、どのような動作をすれば、どのような入力がされるのかが明確となり、プレイヤーにとってはゲームを行いやすい。
(2)遊技体の存在を光学的センサで検出するので、プレイヤーは、専用の装置などを装着する必要がなく、装着の手間や煩わしさが解消される。
(3)装置部分は、ベース部と光学的センサとで構成されるので、大掛かりな装置とならない。
【0008】
(4)ゲーム制御部は、光学的センサが検出したプレイヤーの足の有無に応じてゲームを進行させるので、プレイヤーの歩行のみならず、ジャンプも再現することができる。
(5)各表示領域は、他の表示領域と表示形態が異なるので、各表示領域を区別しやすい。
(6)光学的センサの光線を視認可能にしたり、可視光線発光部を備えさせたりすることで、プレイヤーにとっては、ステップの位置などがより分かりやすくなる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0009】
本発明は、大掛かりな装置とならず、プレイヤーにとってはゲームを行いやすい体感型ゲーム機を提供するという目的を、足踏みシートに複数の表示領域を設け、プレイヤーの足踏みの動作を赤外線センサで検出することにより実現する。
【実施例1】
【0010】
以下、図面等を参照して、本発明の実施例について、さらに詳しく説明する。
図1は、本発明による体感型ゲーム機の実施例1を示す図であって、図1(A)は正面図、図1(B)は側面図であり、図2は、足踏みシート20を示す図であり、図3は、赤外線センサ30を示す図である。
実施例1の体感型ゲーム機10は、プレイヤーPが遊技フィールド内において足踏みをすることにより、画面の中のキャラクターを歩かせたり走らせたりジャンプさせたりして物語を進めていくゲーム機であり、足踏みシート(ベース部)20と、赤外線センサ(光学的センサ)30と、ディスプレイ40と、制御部50などとを備える。
【0011】
足踏みシート20は、プレイヤーPが足踏みをするシートである。
また、足踏みシート20は、図2に示すように、ゲームの進行に関する入力情報に対応した複数の表示領域A1〜A9を有する。本実施例では、9つの表示領域A1〜A9があり、上段中央(A2)には「早」、中段左側(A4)には「左」、中段中央(A5)には「普通」、中段右側(A6)には「右」、下段中央(A8)には「後退」の文字が印刷されている。
各表示領域は、他の表示領域と区別しやすいように、色分けされたり、特定の図柄が印刷されたりしている。具体的には、上段(A1〜A3)が「赤色」、中段(A4〜A6)が「青色」、下段(A7〜A9)が「黄色」であり、左側(A1、A4、A7)と右側(A3、A6、A9)の表示領域には、斜線の図柄が印刷されている。
【0012】
図1に示すように、赤外線センサ30は、プレイヤーPの足(遊技体)の有無を検出して、プレイヤーPの足がいずれの表示領域上に存在するかを検出するセンサである。
また、赤外線センサ30は、図3に示すように、行列状に複数配置されている。各赤外線センサは、赤外線を発光する発光部31と、赤外線を受光する受光部32とにより構成され、横方向(x方向)及び縦方向(y方向)に、制御用の番号が付されている(x1〜x24、y1〜y17)。
さらに、赤外線センサ30の光線は、視認不能であるので、光線の存在をプレイヤーPに知らせるために、各赤外線センサの近傍には、各赤外線センサの光線に沿うような色付きの可視光線を発光する可視光線発光部(不図示)を備えさせている。
【0013】
図1に示すように、ディスプレイ40は、ゲームに登場するキャラクターなどのゲーム画像を表示する装置である。
制御部50は、この体感型ゲーム機10を総括制御する部分である(詳細は後述)。
【0014】
図4は、体感型ゲーム機10のブロック図を示す図である。
制御部50は、ゲーム制御部51と、駆動制御部52とを備える。
ゲーム制御部51は、赤外線センサ30の検出結果に応じて、ゲームを進行させる部分であり、赤外線センサ30が検出したプレイヤーPの足の有無に応じてゲームを進行させる。
駆動制御部52は、赤外線センサ30の各センサを選択的に駆動させる部分である。本実施例では、赤外線センサ30の各センサをすべて使用しているが、ゲーム内容によって使用しないセンサがある場合には、赤外線センサ30を選択的に駆動させて効率化を図ることができる。
【0015】
図5は、体感型ゲーム機10の制御の流れを説明するフローチャートである。
まず、ゲーム制御部51は、赤外線センサ30からの検出結果に基づいて、赤外線センサ30内にプレイヤーPの足が入っているか、つまり、赤外線センサ30に遮断部分があるか否かを判断する(S101)。
遮断部分がなければ、赤外線センサ30内にプレイヤーPの足が入っていないものとし、ディスプレイ40などを用いて、赤外線センサ30内に入るように促す(S102)。
遮断部分があれば、赤外線センサ30内にプレイヤーPの足が入っているものとし、ゲームを開始させる(S103)。
ここでは、x方向に、左右の足に対応する2つの遮断部分があったものとする。
【0016】
ついで、ゲーム制御部51は、場所判定を行う(S104)。遮断部分に基づいて、プレイヤーPがどの表示領域上に立っているかを判定する。なお、遮断部分が、複数の表示領域上にまたがっている場合には、遮断部分の面積が多い方に、プレイヤーPが立っているものと判定する。
さらに、ゲーム制御部51は、動作判定を行う(S105)。遮断部分がどのように変化するかによって、プレイヤーPがどのような動作を行っているかを判定する。
例えば、遮断部分が2つから1つになった場合には、プレイヤーPがその片足を上げたものと判断し、逆に、遮断部分が1つから2つになった場合には、プレイヤーPが片足を下げたものと判断する。そして、このような動作が繰り返されれば、プレイヤーPが足踏みをしているものと判断する。
一方、2つあった遮断部分がなくなれば、プレイヤーPがジャンプをしているものと判断する。
【0017】
そして、ゲーム制御部51は、プレイヤーPの立ち位置と、プレイヤーPの動作とに基づいて、画面内のキャラクターを歩かせたり走らせたりジャンプさせたりする(S106)。
【0018】
従って、プレイヤーPは、画面内のキャラクターを歩かせたい場合には、赤外線センサ30内から片足ずつ足が出るようにその場で足踏みをすればよい。また、キャラクターをジャンプさせたい場合には、赤外線センサ30内から両足が出るようにその場でジャンプすればよい。
【0019】
一方、キャラクターを普通の速度で直進させたい場合には、赤外線センサ30内の中央部分(表示領域A5;図2参照)で足踏みをすればよい。
キャラクターを右や左に向かって歩かせたい場合には、赤外線センサ30内の右側や左側(表示領域A4、A6)に寄って足踏みをすればよい。
キャラクターを走らせたい場合には、赤外線センサ30内の前方エリア(表示領域A1〜A3)で足踏みをすればよい。
キャラクターを後退させたい場合には、赤外線センサ30内の後方エリア(表示領域A7〜A9)で足踏みをすればよい。
なお、表示領域A3で足踏みをすれば、キャラクターは、右斜め前に走っていく。
【0020】
キャラクターは、障害物をよけたりジャンプしたりして、スタート地点からゴール地点まで進んでいく。
タイムアップになったり、障害物にぶつかってキャラクターの体力がなくなったりした場合には、ゲームオーバーとなり、ゲームが終了する(S107)。
【0021】
このように、実施例1によれば、以下のような効果がある。
(1)足踏みシート20は、入力情報に対応した複数の表示領域A1〜A9を有するので、どのような動作をすれば、どのようにキャラクターが動くかが明確となり、プレイヤーPにとってはゲームを行いやすい。
(2)プレイヤーPの足の存在を赤外線センサ30で検出するので、プレイヤーPは、専用の装置などを装着する必要がなく、装着の手間や煩わしさが解消される。
(3)プレイヤーPの視界を覆うこともなく、足元も床で安定しているので、安全性が高い。
【0022】
(4)体感型ゲーム機10の装置部分は、足踏みシート20と赤外線センサ30とで構成されるので、大掛かりな装置とならない。また、大掛かりな装置とならないので、場所を取らず、低コストである。
(5)ゲーム制御部51は、赤外線センサ30が検出したプレイヤーPの足の有無に応じてゲームを進行させるので、プレイヤーPの歩行のみならず、従来のゲーム機で再現できなかったジャンプも再現することができる。
(6)各表示領域は、色分けされたり、斜線の図柄が印刷されたりしているので、他の表示領域と区別しやすい。
【0023】
(7)各赤外線センサの近傍から色付きの光線を出して視覚的に赤外線センサ30の光線を把握できるようにしているので、プレイヤーPは、混乱することなく足踏みができる。また、プレイヤーPは、赤外線がどこにあるかが分かるので、赤外線の本数が少なくても、赤外線上でステップするようになり、プレイヤーPの動作を確実に認識することができる。
(8)足踏みの場所により、キャラクターの移動速度や移動方向を調整することができるので、足踏みする場所を上下(縦方向)に移動すれば、キャラクターの速度調節が可能であり、左右に移動すれば、キャラクターを左右(横方向)に移動させることができる。また、足踏みの場所により、キャラクターの移動速度を調整しているので、ゲーム制御部51は、速度の制御が行いやすい。
【実施例2】
【0024】
図6は、本発明による体感型ゲーム機の実施例2を示す図である。
なお、前述した実施例1と同様な機能を果たす部分には、同一の符号又は末尾に統一した符号を付して、重複する説明や図面を適宜省略する。
実施例2の体感型ゲーム機10−2は、赤外線センサ30−2の行部分Y及び列部分Xの各センサが、発光の方向が交互となるように配置されているものである。
このように、発光の方向が交互となるように各センサを配置しても、実施例1のものと同様の効果が得られる。
【実施例3】
【0025】
図7は、本発明による体感型ゲーム機の実施例3を示す図である。
実施例3の体感型ゲーム機10−3は、赤外線センサ30が、高さ方向に3つ配置されているものである。
このように、実施例3によれば、赤外線センサ30が、高さ方向に3つ配置されているので、プレイヤーPのジャンプの高さも検出することができ、画面内のキャラクターに、小ジャンプ、中ジャンプ、大ジャンプをさせることができる。
【実施例4】
【0026】
図8は、本発明による体感型ゲーム機の実施例4を示す図である。
実施例4の体感型ゲーム機10−4は、プレイヤーPの足踏みを補助する手すり60を備えるものである。
このように、実施例4によれば、手すり60があるので、ジャンプや足踏みをする際の補助となり、また、手すり60を低い所にも設置することによって、子供も無理なくゲームを行うことができる。
【0027】
(変形例)
以上説明した実施例に限定されることなく、種々の変形や変更が可能であって、それらも本発明の均等の範囲内である。
(1)光学的センサは、赤外線センサ30の例で説明したが、レーザー光線を用いたセンサであってもよい。このようにすれば、光線が視認可能となるので、可視光線発光部を設置する必要がなくなる。
(2)ベース部は、足踏みシート20の例で説明したが、LCDなどのディスプレイであってもよい。なお、この場合は、透明な部材などでディスプレイの表示面を保護する必要がある。このようにすれば、表示領域の表示をゲーム内容に合わせて柔軟に変化させることができる。
(3)足踏みシート20は、9分割して9つの表示領域A1〜A9を設ける例で説明したが、分割数は、これに限定されるものではない。
【0028】
(4)キャラクターの進行速度は、予め定められている例で説明したが、遮断部分の途切れ具合などにより足踏みの速度を検出し、プレイヤーPが速く足踏みをした場合には、キャラクターが速く走るようにしてもよい。この場合は、競走ゲームなどに好適である。
(5)体感型ゲーム機は、プレイヤーPが足踏みをするゲーム機の例で説明したが、もぐらたたきのような体感型ゲーム機であってもよい。この場合は、遊技体は、もぐらをたたくハンマーとなり、ディスプレイに表示されたもぐらを見ながら、シートをたたいてゲームを行う。
【0029】
(6)図9は、光学的センサの変形例を示す図である。
上述した各実施例では、光学的センサは、赤外線センサの例で説明したが、レーザーミラースキャナーであってもよい。
レーザーミラースキャナー(光学的センサ)100は、赤外線のレーザーパルスの飛行時間測定原理に基づいて、ターゲット表面までの距離を測定する装置であり、例えば、Riegl社製のレーザースキャナー「LMS−Q240」などが好適である。レーザーミラースキャナー100は、足踏みシートの1つの角に配置するが、足踏みシートが大きい場合や精度をより高めたい場合などには、複数の角や複数の辺に配置してもよい。
距離測定ユニット1は、高速スキャンニング(高いレーザー繰り返し周波数、高速信号処理及び高速データインターフェース)が可能なユニットである。
レーザービーム2のスキャンニングは、回転ポリゴンミラー3で行い、調整可能な速度で連続回転する回転ポリゴンミラー3によって、所定の角度範囲θを一定方向にスキャンニングする。
スキャンニングによって得られた「距離」「信号強度」「角度」及び「時間」の情報は、パーソナルコンピュータ4に出力される。
パーソナルコンピュータ4には、専用のソフトウエア5がインストールされており、そのソフトウエア5は、収集したデータに基づいて、プレイヤーPがどの位置で足踏みをしているかを判断する。
【0030】
このように、レーザーミラースキャナー100を用いても、上述した各実施例と同様に、プレイヤーPの足踏みの位置を把握することができる。
また、上述した各実施例のように、光学的センサを行列状に配置する形態と比較して、
設置スペースを小さくすることができ、しかも、光学的センサの数も減少させることができるので、メンテナンス性も向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0031】
【図1】本発明による体感型ゲーム機の実施例1を示す図である。
【図2】足踏みシート20を示す図である。
【図3】赤外線センサ30を示す図である。
【図4】体感型ゲーム機10のブロック図を示す図である。
【図5】体感型ゲーム機10の制御の流れを説明するフローチャートである。
【図6】本発明による体感型ゲーム機の実施例2を示す図である。
【図7】本発明による体感型ゲーム機の実施例3を示す図である。
【図8】本発明による体感型ゲーム機の実施例4を示す図である。
【図9】光学的センサの変形例を示す図である。
【符号の説明】
【0032】
10,10−2〜10−4 体感型ゲーム機
20 足踏みシート(ベース部)
30 赤外線センサ(光学的センサ)
40 ディスプレイ
50 制御部
51 ゲーム制御部
52 駆動制御部
60 手すり
100 レーザーミラースキャナー(光学的センサ)
A1〜A9 表示領域
P プレイヤー

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ゲームの進行に関する入力情報に対応した複数の表示領域を有するベース部と、
遊技体がいずれの前記表示領域上に存在するかを検出する光学的センサと、
前記光学的センサの検出結果に応じて、前記ゲームを進行させるゲーム制御部と、
を備える体感型ゲーム機。
【請求項2】
請求項1に記載の体感型ゲーム機において、
前記遊技体は、プレイヤーの足であり、
前記ベース部は、前記プレイヤーが足踏みをする足踏みシートであり、
前記光学的センサは、前記プレイヤーの足の有無を検出し、
前記ゲーム制御部は、前記光学的センサが検出したプレイヤーの足の有無に応じて前記ゲームを進行させること、
を特徴とする体感型ゲーム機。
【請求項3】
請求項1又は請求項2に記載の体感型ゲーム機において、
前記各表示領域は、他の前記表示領域と表示形態が異なること、
を特徴とする体感型ゲーム機。
【請求項4】
請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載の体感型ゲーム機において、
前記光学的センサの光線は、視認可能であること、
を特徴とする体感型ゲーム機。
【請求項5】
請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載の体感型ゲーム機において、
前記光学的センサの光線は、視認不能であり、
前記光学的センサの光線に沿うような可視光線を発光する可視光線発光部を備えること、
を特徴とする体感型ゲーム機。
【請求項6】
請求項1から請求項5までのいずれか1項に記載の体感型ゲーム機において、
前記光学的センサは、高さ方向に複数配置されていること、
を特徴とする体感型ゲーム機。
【請求項7】
請求項1から請求項6までのいずれか1項に記載の体感型ゲーム機において、
前記光学的センサは、行列状に複数配置されており、行部分及び/又は列部分の各センサは、発光の方向が交互となるように配置されていること、
を特徴とする体感型ゲーム機。
【請求項8】
請求項1から請求項6までのいずれか1項に記載の体感型ゲーム機において、
前記光学的センサは、行列状に複数配置されており、
前記光学的センサの各センサを選択的に駆動させる駆動制御部を備えること、
を特徴とする体感型ゲーム機。
【請求項9】
請求項2から請求項8までのいずれか1項に記載の体感型ゲーム機において、
前記プレイヤーの足踏みを補助する手すりを備えること、
を特徴とする体感型ゲーム機。

【図1】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate

【図6】
image rotate

【図7】
image rotate

【図8】
image rotate

【図9】
image rotate

【図2】
image rotate