説明

作業車両

【課題】 後方小旋回型作業車両において、運転シートのスライド量やリクライニング角度を増大させることができる後方小旋回型作業車両を提供する。
【解決手段】 図示せぬ前向きの運転シートの後方に上面部がリアカバー20で覆われた内装パネルを配設する。リアカバー20と内装パネルとの間の空間部にマガジンボックス34を形成し、リアカバー20に形成した開口部31をマガジンボックス34の開口部とする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、キャブ内に配設された収納部に関し、特に、キャブ内でのスペースの効率化を図ることのできる後方小旋回型の作業車両に関する。
【背景技術】
【0002】
従来から、後方小旋回型作業車両においては、キャブの後方位置が超小旋回の範囲内に収まるように規制されている。このため、キャブ内において物を収納する収納部や運転シート等を配設するために使用できる空間自体が狭く制限されている。これに反して、キャブ内において運転シートのスライド量を確保しながら、リクライニング角度を増大させることにより、オペレータが休憩時間等において安楽な姿勢で休息できることが望まれている。
【0003】
即ち、運転シートのスライド量を確保しながら、リクライニング角度を増大させることができて、キャブ内における収納部を効率良く配設することが強く望まれている。
【0004】
キャブ内における空間を有効利用して収納部を効率良く配設することができる構成が、例えば、本願出願人に係わる発明として特許文献1に記載されている。特許文献1に記載された収納部は、キャブの内装パネルと側面カバーとの空間に形成されており、従来例として図9に示している。
【0005】
図9に示すように、収納部60は、上面部としての上板55と、底面部としての下板56と、前面部としての側面カバー54と裏面部としての内装パネル53とから構成されている。
【0006】
また、収納部60の両側面部には、仕切り板57、58が配設されている。仕切り板57、58は、内装パネル53、側面カバー54、及び上下板55、56にわたって固定されている。更に、収納部60の上板55と側面カバー54との間には、上板55において奥行き方向に切り欠いた切り欠き部と、 側面カバー54において高さ方向に切り欠いた切り欠き部とによって、収納物の出入口59が形成されている。
【0007】
この構成により、キャブの内装パネル53と側面カバー54との間における空間を、収納空間として構成している。これにより、品物がキャブの内方側に突出することなく、品物を収納部60に収納することができる。このため、キャブ内における空間を有効に利用することができる。
【0008】
しかも、今まで使われていなかったフレーム51、52間における空間を、大きな収納空間として有効利用することができる。また、収納物の出入口59を収納部60の上面から側面にかけて開口させているので、十分な開口面積を確保することができ、しかも、収納部60の側面近傍まで出入口59が延在して形成されているため、必要以上に収納部60の内部にまで手を差し入れなくても容易に収納物を出し入れすることができる。
【0009】
更に、収納部60は、矩形形状に構成され、しかも、収納部60の側面を構成する仕切り板57、58が、出入口59の左右においてそれぞれ内装パネル53、側面カバー54、及び上下板55、56に固定されている。このため、収納部60を配設した部位におけるキャブの強度を向上させることができる。また、仕切り板57、58によって、収納物が収納部60の出入口59から奥の方に入り込むことが防止され、収納物を収納部60から容易に取り出すことができる。
【特許文献1】特開平10−266269号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
特許文献1に示されているように、後部小旋回型作業車両においても収納部60を有効に構成することができる。しかし、収納部60はフレーム51、52間に形成されているため、出入口の大きさはフレーム51、52間によって制限されている。このため、例えば、複数の操作マニュアルをフレーム51、52間で、それぞれの操作マニュアルの表題が外部から読めるように左右にずらせながら並べて配設したりすることは難しかった。従って、複数の操作マニュアル等を前後に重ねた状態で収納しなければならず、所望の操作マニュアル等を簡単に選び出すことは難しかった。
【0011】
本発明では、後方小旋回型作業車両において、上述したような問題点を解決することができ、例えば、複数の操作マニュアルの表題が外部から読めるように左右に並べて配設することができる後方小旋回型作業車両を提供することにある。しかも、本発明では、キャブ内での運転シートのスライド量やリクライニング角度を犠牲にすることなく、逆に、運転シートのスライド量やリクライニング角度を増大させることができる後方小旋回型作業車両を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0012】
本発明の課題は請求項1〜4に記載された各発明により達成することができる。
即ち、本発明では請求項1に記載したように、キャブ内における運転シート後方部の内装パネルに、マガジンボックスを配設してなることを最も主要な特徴となしている。
【0013】
また、本発明では請求項2に記載したように、マガジンボックスの構成を特定したことを主要な特徴となしている。
更に、本発明では請求項3、4に記載したように、キャブ内にユーティリティ台を構成し、しかも、ユーティリティ台の構成を特定したことを主要な特徴となしている。
【発明の効果】
【0014】
本発明では、運転シート後方部の内装パネルにマガジンボックスを配設した構成としたことにより、マガジンボックスの開口部を幅広に形成することができる。このため、例えば、複数の操作マニュアルをマガジンボックス内において左右にずらせた状態で配設することができるようになり、所望の操作マニュアル等を簡単に選び出すことができる。
【0015】
また、従来、運転シート後方の内装パネルに配設していたコントローラを含む電装品を運転シートの左後方部における空間部に縦長に集中的に配設したことにより、マガジンボックスが配設可能となり、しかも、マガジンボックスに収納する操作マニュアル等は、キャブの後方側に傾けた状態で収納することができる。このため、運転シート後方における空間を拡大することができ、運転シートのスライド量、リクライニング角度を増大させることができる。
【0016】
これらのことにより、休憩時に運転シートを倒してリクライニングさせた安楽な姿勢とすることが可能となる。また、大柄なオペレータに対しても、キャブ内での居住性を大幅に向上させることができる。
【0017】
特に、請求項2に記載したように、内装パネルを被覆したリアカバーとの間をマガジンボックスの収納部とすることにより、マガジンボックスの開口部の幅寸法を任意に調整することができる。しかも、操作マニュアル等の収納方向を、運転シートの背もたれ部とマガジンボックス内に収納した操作マニュアル等とが干渉しない方向とすることができる。これにより、背もたれ部のリクライニング角度を増大させることができる。
【0018】
また、請求項3に記載したように、運転シートの左右いずれかの側部後方側に、ランチボックス等を載置可能なユーティリティ台を配設することができる。アメリカンサイズのランチボックスを載置できるように前記ユーティリティ台を構成することにより、キャブ内で昼食を摂ることができるようになる。
【0019】
アメリカンサイズのランチボックスを載置できる面積が、ユーティリティ台に確保されることにより、ユーティリティ台を電装品等の検査を行うパソコン載置台としても機能させることができる。これにより、電装品等の修理点検時における作業効率を大幅に向上させることができる。
【0020】
また、請求項4に記載したように、ユーティリティ台に載置した載置物を拘束部材によって拘束することができる。これによって、作業車両の作業中にユーティリティ台上に載置した、例えば、ランチボックス等が作業車両の振動等によって落下してしまうのを確実に防止することができる。
【0021】
従って、作業者が作業車両を操作中に、ユーティリティ台上に載置した載置物が落下するのではないかといったことに気をとられる事なく、また、ユーティリティ台から落下した載置物に気を削がれることなく、作業に集中することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0022】
本発明の好適な実施の形態について、添付図面に基づいて以下において具体的に説明する。本発明に係わる作業車両としては、以下において後方小旋回型の油圧ショベルを例にとって説明を行う。しかし、本発明に係わる後方小旋回型作業車両であれば、後方小旋回型の油圧ショベル以外にも他の後方小旋回型の作業車両を用いることができるものである。
【0023】
また、以下で説明する内装パネル、リアカバーの形状以外にも本発明の課題を解決することができる形状、配置構成であれば、それらの形状、配置構成を本発明に係わる後方小旋回型作業車両として採用することができるものである。このため、本発明は、以下に説明する実施例に限定されるものではなく、多様な変更が可能である。
【実施例】
【0024】
図1において、1は後方小旋回型油圧ショベルを示している。後方小旋回型油圧ショベル1は、図示しない油圧モータにより駆動されるクローラ式走行装置を有した下部走行部2を備えている。下部走行部2の上部には、下部走行部2に対して旋回可能な上部旋回体3が配設されている。
【0025】
上部旋回体3には、作業機4、図示せぬエンジン等を搭載した機械室8およびキャブ10が設けられている。上部旋回体3が旋回するときには、上部旋回体3に配設したキャブ10、後方部(カウンタウェイト部)が、予め設定した旋回範囲内に収まるように配設されている。
【0026】
作業機4は、先端側が上下方向に回動可能に配設支持され、基端側が上部旋回体3に軸支されたブーム6を有している。ブーム6の先端部には、アーム6の基端側が軸支されている。アーム駆動用のシリンダによってアーム6の先端側を回転させることができる。アーム6の先端には、バケットやクラッシャなどの作業機部7が回動および着脱可能に取り付けられる。
【0027】
また、上部旋回体3に設けられた機械室8には、図示せぬエンジン等が搭載されている。機械室8は、上面側を開閉可能に閉塞する外装パネル9が設けられている。外装パネル9の構成としては、機械室8の上面側を開放する構成の代わりに、機械室8の側面側を大きく開放するような構成とすることもできる。このとき、機械室8の上面部には、別途点検用の開閉蓋を構成しておくこともできる。
【0028】
上部旋回体3の旋回中心から偏位した位置には、運転台としてのキャブ10が配設されている。キャブ10は、作業機4に隣接して設けられている。また、作業機4の動作状態を容易に確認できるように、左右の側面部15a、15b、前面部17および後面部14がほぼ透光性の壁面にて略四角形の箱状に形成されている。箱状の隅部等には、天井16に連通した支柱18が配設されている。
【0029】
図2にキャブ10の平面断面図を示すように、キャブ10の外側側面部15aが外側に膨らむ湾曲面をもって形成されるとともに、同外側側面部15aにスライドドア11を備えている。外側側面部15aの後半部の曲率半径が、その前半部の曲率半径より小さく構成されている。そして、スライドドア11の開閉時においてスライドドア11における外縁部の移動軌跡が、上部旋回体3における外縁部の旋回半径内に納まるように配置されている。
尚、キャブ10の構成としては、上述した構成に限定されるものではなく、後方小旋回型作業車両のキャブとして公知の構成を採用することができるものである。
【0030】
キャブ10内には、図2に示すように、オペレータが腰掛ける運転シート12が設けられている。運転シート12は、図4に示すように腰掛け部と、腰掛け部に設けられた背もたれ12aと、腰掛け部の左右方向に一対設けられ肘掛け12bとを有している。肘掛け12bの前部には、図示せぬ操作レバー、コンソール等が配設されている。また、運転シート12は、前後方向にスライド可能に配設され、背もたれ12aはリクライニングできるように構成されている。
【0031】
運転シート12の左後方部には、ユーティリティ台32が配設されている。ユーティリティ台32には、同ユーティリティ台32に載置した物品を保持する拘束部材としてのバンド33が設けられている。バンド33の各端部にはバックル等の開離連結具が配設され、バンド33の端部間を開離、連結させることができる。また、バンド33はバックル等の開離連結具を除いて、ユーティリティ台の下方側に収納できるように付勢されている。
【0032】
即ち、バンド33は、通常は、図3に示すように連結したバックル等を取り付けた側をユーティリティ台32上に残しておくことができる。また、図4に示すようにユーティリティ台32上部位にアメリカンサイズのランチボックス36等を載置したときには、ユーティリティ台32上に出ている部分を持ち上げて引き出すことによって、ランチボックス36等をバンド33により拘束保持することができる。
【0033】
尚、図3は、運転シート12を図示しない状態でのキャブ10内の後方側を示している斜視図である。また、図4は、運転シート12及びユーティリティ台32を示す要部斜視図である。
【0034】
図2、図3に示すように、運転シート12の後方側にはマガジンボックス34の開口部31が形成されている。図2のV−V断面図である図5に示すように、内装パネル本体21の表面側に実線で示すリアカバー20が被覆され、リアカバー20と内装パネル本体21との間に形成された空間部をマガジンボックスの収納空間として構成している。
【0035】
尚、図5において点線で示すリアカバー20’は、従来の作業車両におけるリアカバー20’の構成を示している。実線で示したリアカバー20は、本願発明における構成を示している。
【0036】
従来の作業車両におけるリアカバー20’と内装パネル本体21との間における空間部には、コントローラ40、ポンプレジスタ41等の電装品が配設されていた。このため、リアカバー20’が運転シート12側に突出した構成となっていた。従って、運転シート12の後方へのスライド量、背もたれ12aのリクライニング角度は、リアカバー20’の突出量によって規制されていた。
【0037】
本願発明では、後述するように、コントローラ40、ポンプレジスタ41等を含む電装品を図2における運転シート12の左後方部における空間部に縦長に集中的に配設している。そして、コントローラ40、ポンプレジスタ41等の電装品を移動させて空いた運転シート12の後方の場所に、マガジンボックス34を配設している。
【0038】
このため、図5において実線で示すように、リアカバー20’における運転シート12側への突出量を減少させることができる。しかも、マガジンボックス34は、図5に示すように開口部31から挿入した操作マニュアル等のマガジン類を、図5においてリアカバーの傾き方向に沿った状態で収納することができる。
【0039】
これにより、背もたれ12aのリクライニング角度を増大させることができる。従って、オペレータの休息時等における安楽状態や大形のオペレータにとってのキャブ10内での居住性を大幅に改善することができるようになる。
【0040】
図5に示すようにマガジンボックス内に収納したマガジン類等の下端部を支持するリブ35がリアカバー20の裏面側に形成されている。また、内装パネル本体21に被覆するリアカバー20は、キャブ10内における意匠性を向上させるため図6の斜視図で示すような構成を有している。リアカバー20の形状としては、図6に示すような形状に限定されるものではなく、キャブ10内における構成との関係で、適宜の構成を採用することができる。
【0041】
リアカバー20の上方部には、冷暖房用のダクトからの風を吹き出す吹き出し口30が形成されている。マガジンボックス34の開口部31よりも下方には、マガジンボックス34内に小物や異物等が入ったときに、これらのものを容易に取り出すことができる開口39が形成されている。
【0042】
リアカバー20に形成した電装品点検窓22は、点検カバー24によって開放自在に構成されている。図8に示すように、点検カバー24の一端部には、電装品点検窓22の周縁部に形成した挿入孔に挿入及び引き抜きが可能な延設部24bが形成されている。尚、図8は、図3におけるVIII−VIII断面図を示している。
【0043】
また、点検カバー24の他端側には、点検カバーを工具なしでも指等により開放できるように、指等の引掛け部24aが形成されている。更に、引掛け部24aを形成した他端部の裏面側には、リアカバー20との間で点検カバー24を着脱自在に係止する弾性変形可能な係合部24cが形成されている。
【0044】
点検カバー24をリアカバー20から取外して、電装品点検窓22を開放したときの斜視図を、図7に示している。電装品点検窓22を開放することによって、ヒューズ26、サービスコネクタ29、リレー28及び非常時スイッチ27等の点検整備用の部品を露呈させることができる。
【0045】
点検整備用の部品や電装品を取付けた内装パネル21aは、内装パネル本体21の一部として一体的に構成することも、内装パネル本体21とは別体に構成し、内装パネル本体21に対して着脱自在に取付ける構成とすることもできる。電装品等を取付ける内装パネル21aは、図8に示すような屈曲形状を有し、上部部位には上述した点検整備用の部品を取付けることができる。内装パネル21a下部の裏面側には、コントローラ等の制御機器が縦長に取付けられている。
【0046】
電装品を縦長方向に集中的に取り付けることにより、運転シートの左後方における空間を有効に利用することができる。また、内装パネル21aの内側には、電装品取付部材23が複数配設され、各電装品取付部材23は、複数段に亘って配設されている。
【0047】
各電装品取付部材23には、各種電装品25が取付けられている。また、各電装品取付部材23は、内装パネル本体21等に取り付けられる。このため、従来の作業車両のように電装品を色々な場所に分散配置した場合のように、修理点検時に各電装品を配設した場所を点検する必要がなく、一箇所の場所を点検することで修理点検を容易にしかも効率的に行うことができる。しかも、今まで電装品を配設していたキャブ内の場所を、有効空間として使用することができるようになる。
【0048】
図3に示すように、電装品を配設した部位の前方側には、ユーティリティ台32が配設され、ユーティリティ台32の前方側にはコップホルダー37や灰皿38が配設されている。
【産業上の利用可能性】
【0049】
本願発明は、本願発明の技術思想を適用することができる装置等に対しては、本願発明の技術思想を適用することができる。
【図面の簡単な説明】
【0050】
【図1】作業車両の斜視図である。(実施例)
【図2】キャブ内の要部平面図である。(実施例)
【図3】運転シートを外した状態におけるキャブ内の斜視図である。(実施例)
【図4】運転シートとユーティリティ台との配置関係を示した要部斜視図である。(実施例)
【図5】図2のV−V断面図である。(実施例)
【図6】リアカバーの斜視図である。(実施例)
【図7】点検カバーを取外した状態における電装品の配列を示す斜視図である。(実施例)
【図8】図3のVIII−VIII断面図である。(実施例)
【図9】収納部近傍の斜視図である。(従来例)
【符号の説明】
【0051】
1 作業車両
4 作業機
7 作業機部
8 機械室
10 キャブ
12 運転シート
20 リアカバー
21 内装パネル本体
32 ユーティリティ台
33 バンド
34 マガジンボックス
35 リブ
36 ランチボックス
51、52 フレーム
53 内装パネル
54 側面カバー
59 出入り口
60 収納部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
キャブ内における運転シート後方部の内装パネルに、マガジンボックスを配設してなることを特徴とする後方小旋回型の作業車両。
【請求項2】
前記マガジンボックスの収納部が、前記内装パネルと前記内装パネルに被覆したリアカバーとの間に形成した空間部により構成され、前記マガジンボックスの開口部が、前記リアカバーに形成した開口により構成されてなることを特徴とする請求項1記載の作業車両。
【請求項3】
前記運転シートの左右いずれかの側部後方側に、ランチボックス等を載置可能なユーティリティ台を配設してなることを特徴とする請求項1又は2記載の作業車両。
【請求項4】
前記ユーティリティ台に、載置物を保持する拘束部材を配設してなることを特徴とする請求項3記載の作業車両。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate

【図6】
image rotate

【図7】
image rotate

【図8】
image rotate

【図9】
image rotate