保冷コンテナ
【課題】 本発明は庫内の商品収納スペースを小さくすることなく、庫内の上部および下部も効率よく冷却することができるとともに、庫内に商品が収納された状態でも、庫内に寒剤を収納することができる保冷コンテナを得るにある。
【解決手段】 開閉扉を備える保冷コンテナ本体と、この保冷コンテナ本体の庫内上部に設けた蓄冷剤、ドライアイス、氷等の寒剤を収納する上部冷却スペースと、前記保冷コンテナ本体の庫内底部に設けた蓄冷剤、ドライアイス、氷等の寒剤を収納する底部冷却スペースとで保冷コンテナを構成している。
【解決手段】 開閉扉を備える保冷コンテナ本体と、この保冷コンテナ本体の庫内上部に設けた蓄冷剤、ドライアイス、氷等の寒剤を収納する上部冷却スペースと、前記保冷コンテナ本体の庫内底部に設けた蓄冷剤、ドライアイス、氷等の寒剤を収納する底部冷却スペースとで保冷コンテナを構成している。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は事前に大型冷蔵庫内で保冷コンテナ全体を予冷しておき、商品を冷蔵庫内で積み込み、普通トラックを使ってスーパーマーケットや百貨店への輸送に使用される保冷コンテナに関する。
【背景技術】
【0002】
従来の保冷コンテナは庫内の上部だけ、あるいは上部および両側面に蓄冷体を収納できるように構成されている。
【0003】
このため、庫内の上部にだけ蓄冷体を収納できる保冷コンテナは、庫内容積を十分に確保して、商品を効率よく収納することができるが、図16に示すように上部に6kgのドライアイスを設置すると、庫内の上部と底部とでは底部が十分に冷却されず、上部と下部とでは温度差が生じるという欠点があった。
また、庫内の上部および両側面に蓄冷体を収納できる保冷コンテナは、庫内容積が複数個の蓄冷体によって小さくなり、庫内の商品収納スペースが小さくなるという欠点があるとともに、複数個の蓄冷体の使用で、その取り扱いが大変になるという欠点があった。
【特許文献1】特開2002−5551
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明は以上のような従来の欠点に鑑み、庫内の商品収納スペースを小さくすることなく、庫内の上部および下部も効率よく冷却することができるとともに、庫内に商品が収納された状態でも、庫内に寒剤を収納することができる保冷コンテナを提供することを目的としている。
【0005】
本発明の前記ならびにそのほかの目的と新規な特徴は次の説明を添付図面と照らし合わせて読むと、より完全に明らかになるであろう。
ただし、図面はもっぱら解説のためのものであって、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するために、本発明は開閉扉を備える保冷コンテナ本体と、この保冷コンテナ本体の庫内上部に設けた蓄冷剤、ドライアイス、氷等の寒剤を収納する上部冷却スペースと、前記保冷コンテナ本体の庫内底部に設けた蓄冷剤、ドライアイス、氷等の寒剤を収納する底部冷却スペースとで保冷コンテナを構成している。
【発明の効果】
【0007】
以上の説明から明らかなように、本発明にあっては次に列挙する効果が得られる。
【0008】
(1)保冷コンテナ本体の庫内の上部に上部冷却スペースと、底部に底部冷却スペースを設けたので、庫内に収納された上・下部の商品をほぼ均一に冷却することができる。
したがって、庫内に収納する商品をどの高さに位置するかを考慮することなく収納でき、効率よく収納作業を行なうことができる。
【0009】
(2)前記(1)によって、庫内の底部に底部冷却スペースを設けたので、保冷コンテナ本体の底部に位置する床面やトラックの荷台からの熱の庫内への侵入を効率よく阻止することができ、庫内の保冷状態を効率よく保つことができる。
【0010】
(3)前記(1)により、底部冷却スパースは収納する商品の支持台やパレットの収納スペースに設けられるので、庫内の収納スペースが小さくなるのを最小限に抑えることができ、庫内を効率よく使用することができる。
【0011】
(4)請求項2も前記(1)〜(3)と同様な効果が得られるとともに、庫内に収納する商品の支持台となり、かつ庫内に商品を収納した後でも、商品を動かすことなく、底部冷却スペースに寒剤を収納することができる。
【0012】
(5)請求項3は前記(1)〜(4)と同様な効果が得られる。
【0013】
(6)請求項4は前記(1)〜(3)と同様な効果が得られるとともに、上部冷却スペースの寒剤の収納を容易に行なうことができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0014】
以下、図面に示す本発明を実施するための最良の形態により、本発明を詳細に説明する。
【0015】
図1ないし図6に示す本発明を実施するための最良の第1の形態において、1は本発明の保冷コンテナで、この保冷コンテナ1は硬質ポリウレタン等の断熱材が内壁面に配置されたJIS規格や規格外の寸法に形成された、前面開口2の保冷コンテナ本体3と、この保冷コンテナ本体3の前面開口2をヒンジ部材4、4を介して密封状態で開閉することができる断熱材が内壁面に配置された、開放側の外壁面に取っ手5が設けられた開閉扉6と、前記保冷コンテナ本体3の底面の四隅部寄りに取付けられた自在キャスター7、7、7、7と、前記保冷コンテナ本体3の庫内3aの上部に、内部に蓄冷剤、ドライアイス、氷等の寒剤8を収納することができる引き出し9を備えた薄いケース体10で構成した上部冷却スペース11と、前記保冷コンテナ本体3の庫内3aの下部の両側部に収納する商品あるいは商品を収納できるケースを支持する支持台12、12、この支持台12、12間に前記保冷コンテナ本体3の前面開口2より寒剤8を収納することができる寒剤収納スペース13とからなる下部冷却スペース14とで構成されている。
【0016】
上記構成の保冷コンテナ1は事前に大型冷蔵庫内で全体を予冷しておき、商品17を図4に示すように下部冷却スペース14の支持台12、12上に積み込む。
この時、保冷コンテナ1内への商品の積み込み前に、上・下部冷却スペース11、14の引き出し9や寒剤収納スペース13に寒剤8、8を収納したり、積み込み後、発送前に寒剤8、8を収納する。
このように上・下部冷却スペース11、14に寒剤8、8が収納されると、保冷コンテナ1の上部開閉扉側A、上部奥側B、底部開閉扉側C、底部奥側Dの時間の経過における温度は、例えば上部冷却スペース11に4kgのドライアイスを、下部冷却スペース14に2kgのドライアイスを設置すると、図6に示すような状態となり、庫内の上部と底部との温度を、低温でほぼ一定状態に保つことができる。
[発明を実施するための異なる形態]
【0017】
次に、図7ないし図15に示す本発明を実施するための異なる形態につき説明する。なお、これらの本発明を実施するための異なる形態の説明に当って、前記本発明を実施するための最良の第1の形態と同一構成部分には同一符号を付して重複する説明を省略する。
【0018】
図7ないし図9に示す本発明を実施するための第2の形態において、前記本発明を実施するための最良の第1の形態と主に異なる点は、保冷コンテナ本体3の両側壁の内壁面3b、3bに上下部方向の複数個の凹溝15、15、15、15を形成し、上・下部冷却スペース11、14の冷気の通路16、16、16、16を形成した点で、このように冷気の通路16、16、16、16を形成した保冷コンテナ1Aにしても、前記本発明を実施するための最良の第1の形態と同様な作用効果が得られるとともに、庫内に収納される商品17が内壁面に当接した状態になっても、冷気の通路16、16、16、16によって、冷気が庫内の上下部へ移動して、庫内をほぼ均一な温度にできる。
【0019】
図10ないし図12に示す本発明を実施するための第3の形態において、前記本発明を実施するための最良の第1の形態と主に異なる点は、保冷コンテナ本体3の底部に引き出し9を備えた薄いケース体10で構成した下部冷却スペース14Aを設けた点で、このように構成した保冷コンテナ1Bにしても、前記本発明を実施するための最良の第1の形態と同様な作用効果が得られる。
【0020】
図13ないし図15に示す本発明を実施するための第4の形態において、前記本発明を実施するための最良の第1の形態と主に異なる点は、保冷コンテナ本体3の庫内に収納した商品17の上に寒剤8が収納されたカゴやトレー状の寒剤収納容器18で上部冷却スペース11Aを設けた点で、このように構成した保冷コンテナ1Cにしても、前記本発明を実施するための最良の第1の形態と同様な作用効果が得られる。
【0021】
なお、前記本発明を実施するための各形態では、保冷コンテナ本体3や開閉扉6の内壁面に断熱材を配置したものについて説明したが、断熱材を外壁材と内壁材との間に充填あるいは埋設したものであってもよい。
また、保冷コンテナ本体の両側壁に格子状あるいは多数個の透孔が形成された仕切板を支持することができる仕切板支持部を所定間隔で形成してもよい。
【産業上の利用可能性】
【0022】
本発明は冷凍品や冷蔵品を集中加工センター等から各店舗まで、普通のトラックを用いて輸送する保冷コンテナを製造する産業で利用される。
【図面の簡単な説明】
【0023】
【図1】本発明を実施するための最良の第1の形態の正面図。
【図2】図1の2−2線に沿う断面図。
【図3】本発明を実施するための最良の第1の形態の開閉扉を開放した状態の正面図。
【図4】本発明を実施するための最良の第1の形態の商品を収納した状態の説明図。
【図5】本発明を実施するための最良の第1の形態の寒剤を収納した状態の説明図。
【図6】本発明を実施するための最良の第1の形態の庫内の時間経過の温度の状態を示す説明図。
【図7】本発明を実施するための第2の形態の正面図。
【図8】図7の8−8線に沿う断面図。
【図9】本発明を実施するための第2の形態の開閉扉を開放した状態の正面図。
【図10】本発明を実施するための第3の形態の正面図。
【図11】図10の11−11線に沿う断面図。
【図12】本発明を実施するための第3の形態の開閉扉を開放した状態の正面図。
【図13】本発明を実施するための第4の形態の正面図。
【図14】図13の14−14線に沿う断面図。
【図15】本発明を実施するための第4の形態の開閉扉を開放した状態の正面図。
【図16】従来の庫内の時間経過の温度状態を示す説明図。
【符号の説明】
【0024】
1、1A、1B、1C:保冷コンテナ、
2:前面開口、 3:保冷コンテナ本体、
4:ヒンジ部材、 5:取っ手、
6:開閉扉、 7:自在キャスター、
8:寒剤、 9:引き出し、
10:ケース体、
11、11A:上部冷却スペース、
12:支持台、 13:寒剤収納スペース、
14、14A:下部冷却スペース、
15:凹溝、 16:冷気の通路、
17:商品、 18:寒剤収納容器。
【技術分野】
【0001】
本発明は事前に大型冷蔵庫内で保冷コンテナ全体を予冷しておき、商品を冷蔵庫内で積み込み、普通トラックを使ってスーパーマーケットや百貨店への輸送に使用される保冷コンテナに関する。
【背景技術】
【0002】
従来の保冷コンテナは庫内の上部だけ、あるいは上部および両側面に蓄冷体を収納できるように構成されている。
【0003】
このため、庫内の上部にだけ蓄冷体を収納できる保冷コンテナは、庫内容積を十分に確保して、商品を効率よく収納することができるが、図16に示すように上部に6kgのドライアイスを設置すると、庫内の上部と底部とでは底部が十分に冷却されず、上部と下部とでは温度差が生じるという欠点があった。
また、庫内の上部および両側面に蓄冷体を収納できる保冷コンテナは、庫内容積が複数個の蓄冷体によって小さくなり、庫内の商品収納スペースが小さくなるという欠点があるとともに、複数個の蓄冷体の使用で、その取り扱いが大変になるという欠点があった。
【特許文献1】特開2002−5551
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明は以上のような従来の欠点に鑑み、庫内の商品収納スペースを小さくすることなく、庫内の上部および下部も効率よく冷却することができるとともに、庫内に商品が収納された状態でも、庫内に寒剤を収納することができる保冷コンテナを提供することを目的としている。
【0005】
本発明の前記ならびにそのほかの目的と新規な特徴は次の説明を添付図面と照らし合わせて読むと、より完全に明らかになるであろう。
ただし、図面はもっぱら解説のためのものであって、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するために、本発明は開閉扉を備える保冷コンテナ本体と、この保冷コンテナ本体の庫内上部に設けた蓄冷剤、ドライアイス、氷等の寒剤を収納する上部冷却スペースと、前記保冷コンテナ本体の庫内底部に設けた蓄冷剤、ドライアイス、氷等の寒剤を収納する底部冷却スペースとで保冷コンテナを構成している。
【発明の効果】
【0007】
以上の説明から明らかなように、本発明にあっては次に列挙する効果が得られる。
【0008】
(1)保冷コンテナ本体の庫内の上部に上部冷却スペースと、底部に底部冷却スペースを設けたので、庫内に収納された上・下部の商品をほぼ均一に冷却することができる。
したがって、庫内に収納する商品をどの高さに位置するかを考慮することなく収納でき、効率よく収納作業を行なうことができる。
【0009】
(2)前記(1)によって、庫内の底部に底部冷却スペースを設けたので、保冷コンテナ本体の底部に位置する床面やトラックの荷台からの熱の庫内への侵入を効率よく阻止することができ、庫内の保冷状態を効率よく保つことができる。
【0010】
(3)前記(1)により、底部冷却スパースは収納する商品の支持台やパレットの収納スペースに設けられるので、庫内の収納スペースが小さくなるのを最小限に抑えることができ、庫内を効率よく使用することができる。
【0011】
(4)請求項2も前記(1)〜(3)と同様な効果が得られるとともに、庫内に収納する商品の支持台となり、かつ庫内に商品を収納した後でも、商品を動かすことなく、底部冷却スペースに寒剤を収納することができる。
【0012】
(5)請求項3は前記(1)〜(4)と同様な効果が得られる。
【0013】
(6)請求項4は前記(1)〜(3)と同様な効果が得られるとともに、上部冷却スペースの寒剤の収納を容易に行なうことができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0014】
以下、図面に示す本発明を実施するための最良の形態により、本発明を詳細に説明する。
【0015】
図1ないし図6に示す本発明を実施するための最良の第1の形態において、1は本発明の保冷コンテナで、この保冷コンテナ1は硬質ポリウレタン等の断熱材が内壁面に配置されたJIS規格や規格外の寸法に形成された、前面開口2の保冷コンテナ本体3と、この保冷コンテナ本体3の前面開口2をヒンジ部材4、4を介して密封状態で開閉することができる断熱材が内壁面に配置された、開放側の外壁面に取っ手5が設けられた開閉扉6と、前記保冷コンテナ本体3の底面の四隅部寄りに取付けられた自在キャスター7、7、7、7と、前記保冷コンテナ本体3の庫内3aの上部に、内部に蓄冷剤、ドライアイス、氷等の寒剤8を収納することができる引き出し9を備えた薄いケース体10で構成した上部冷却スペース11と、前記保冷コンテナ本体3の庫内3aの下部の両側部に収納する商品あるいは商品を収納できるケースを支持する支持台12、12、この支持台12、12間に前記保冷コンテナ本体3の前面開口2より寒剤8を収納することができる寒剤収納スペース13とからなる下部冷却スペース14とで構成されている。
【0016】
上記構成の保冷コンテナ1は事前に大型冷蔵庫内で全体を予冷しておき、商品17を図4に示すように下部冷却スペース14の支持台12、12上に積み込む。
この時、保冷コンテナ1内への商品の積み込み前に、上・下部冷却スペース11、14の引き出し9や寒剤収納スペース13に寒剤8、8を収納したり、積み込み後、発送前に寒剤8、8を収納する。
このように上・下部冷却スペース11、14に寒剤8、8が収納されると、保冷コンテナ1の上部開閉扉側A、上部奥側B、底部開閉扉側C、底部奥側Dの時間の経過における温度は、例えば上部冷却スペース11に4kgのドライアイスを、下部冷却スペース14に2kgのドライアイスを設置すると、図6に示すような状態となり、庫内の上部と底部との温度を、低温でほぼ一定状態に保つことができる。
[発明を実施するための異なる形態]
【0017】
次に、図7ないし図15に示す本発明を実施するための異なる形態につき説明する。なお、これらの本発明を実施するための異なる形態の説明に当って、前記本発明を実施するための最良の第1の形態と同一構成部分には同一符号を付して重複する説明を省略する。
【0018】
図7ないし図9に示す本発明を実施するための第2の形態において、前記本発明を実施するための最良の第1の形態と主に異なる点は、保冷コンテナ本体3の両側壁の内壁面3b、3bに上下部方向の複数個の凹溝15、15、15、15を形成し、上・下部冷却スペース11、14の冷気の通路16、16、16、16を形成した点で、このように冷気の通路16、16、16、16を形成した保冷コンテナ1Aにしても、前記本発明を実施するための最良の第1の形態と同様な作用効果が得られるとともに、庫内に収納される商品17が内壁面に当接した状態になっても、冷気の通路16、16、16、16によって、冷気が庫内の上下部へ移動して、庫内をほぼ均一な温度にできる。
【0019】
図10ないし図12に示す本発明を実施するための第3の形態において、前記本発明を実施するための最良の第1の形態と主に異なる点は、保冷コンテナ本体3の底部に引き出し9を備えた薄いケース体10で構成した下部冷却スペース14Aを設けた点で、このように構成した保冷コンテナ1Bにしても、前記本発明を実施するための最良の第1の形態と同様な作用効果が得られる。
【0020】
図13ないし図15に示す本発明を実施するための第4の形態において、前記本発明を実施するための最良の第1の形態と主に異なる点は、保冷コンテナ本体3の庫内に収納した商品17の上に寒剤8が収納されたカゴやトレー状の寒剤収納容器18で上部冷却スペース11Aを設けた点で、このように構成した保冷コンテナ1Cにしても、前記本発明を実施するための最良の第1の形態と同様な作用効果が得られる。
【0021】
なお、前記本発明を実施するための各形態では、保冷コンテナ本体3や開閉扉6の内壁面に断熱材を配置したものについて説明したが、断熱材を外壁材と内壁材との間に充填あるいは埋設したものであってもよい。
また、保冷コンテナ本体の両側壁に格子状あるいは多数個の透孔が形成された仕切板を支持することができる仕切板支持部を所定間隔で形成してもよい。
【産業上の利用可能性】
【0022】
本発明は冷凍品や冷蔵品を集中加工センター等から各店舗まで、普通のトラックを用いて輸送する保冷コンテナを製造する産業で利用される。
【図面の簡単な説明】
【0023】
【図1】本発明を実施するための最良の第1の形態の正面図。
【図2】図1の2−2線に沿う断面図。
【図3】本発明を実施するための最良の第1の形態の開閉扉を開放した状態の正面図。
【図4】本発明を実施するための最良の第1の形態の商品を収納した状態の説明図。
【図5】本発明を実施するための最良の第1の形態の寒剤を収納した状態の説明図。
【図6】本発明を実施するための最良の第1の形態の庫内の時間経過の温度の状態を示す説明図。
【図7】本発明を実施するための第2の形態の正面図。
【図8】図7の8−8線に沿う断面図。
【図9】本発明を実施するための第2の形態の開閉扉を開放した状態の正面図。
【図10】本発明を実施するための第3の形態の正面図。
【図11】図10の11−11線に沿う断面図。
【図12】本発明を実施するための第3の形態の開閉扉を開放した状態の正面図。
【図13】本発明を実施するための第4の形態の正面図。
【図14】図13の14−14線に沿う断面図。
【図15】本発明を実施するための第4の形態の開閉扉を開放した状態の正面図。
【図16】従来の庫内の時間経過の温度状態を示す説明図。
【符号の説明】
【0024】
1、1A、1B、1C:保冷コンテナ、
2:前面開口、 3:保冷コンテナ本体、
4:ヒンジ部材、 5:取っ手、
6:開閉扉、 7:自在キャスター、
8:寒剤、 9:引き出し、
10:ケース体、
11、11A:上部冷却スペース、
12:支持台、 13:寒剤収納スペース、
14、14A:下部冷却スペース、
15:凹溝、 16:冷気の通路、
17:商品、 18:寒剤収納容器。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
開閉扉を備える保冷コンテナ本体と、この保冷コンテナ本体の庫内上部に設けた蓄冷剤、ドライアイス、氷等の寒剤を収納する上部冷却スペースと、前記保冷コンテナ本体の庫内底部に設けた蓄冷剤、ドライアイス、氷等の寒剤を収納する底部冷却スペースとからなることを特徴とする保冷コンテナ。
【請求項2】
底部冷却スペースは保冷コンテナ本体の庫内底部の両側部に収納する商品あるいは商品を収納できるケースを支持する支持台を形成し、保冷コンテナ本体の開口部より該支持台間に寒剤を収納できるようにしたことを特徴とする請求項1記載の保冷コンテナ。
【請求項3】
底部冷却スペースは上部に収納する商品あるいは商品を収納できるケースを支持することができる、寒剤を収納する引き出しを備えた薄いケース体であることを特徴とする請求項1記載の保冷コンテナ。
【請求項4】
上部冷却スペースは保冷コンテナ本体の庫内上部に固定された寒剤を収納する引き出しを備えた薄いケース体であることを特徴とする請求項1記載の保冷コンテナ。
【請求項5】
上部冷却スペースと底部冷却スペースを側壁内に設けた冷気の通路で連結したことを特徴とする請求項1記載の保冷コンテナ。
【請求項1】
開閉扉を備える保冷コンテナ本体と、この保冷コンテナ本体の庫内上部に設けた蓄冷剤、ドライアイス、氷等の寒剤を収納する上部冷却スペースと、前記保冷コンテナ本体の庫内底部に設けた蓄冷剤、ドライアイス、氷等の寒剤を収納する底部冷却スペースとからなることを特徴とする保冷コンテナ。
【請求項2】
底部冷却スペースは保冷コンテナ本体の庫内底部の両側部に収納する商品あるいは商品を収納できるケースを支持する支持台を形成し、保冷コンテナ本体の開口部より該支持台間に寒剤を収納できるようにしたことを特徴とする請求項1記載の保冷コンテナ。
【請求項3】
底部冷却スペースは上部に収納する商品あるいは商品を収納できるケースを支持することができる、寒剤を収納する引き出しを備えた薄いケース体であることを特徴とする請求項1記載の保冷コンテナ。
【請求項4】
上部冷却スペースは保冷コンテナ本体の庫内上部に固定された寒剤を収納する引き出しを備えた薄いケース体であることを特徴とする請求項1記載の保冷コンテナ。
【請求項5】
上部冷却スペースと底部冷却スペースを側壁内に設けた冷気の通路で連結したことを特徴とする請求項1記載の保冷コンテナ。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【公開番号】特開2010−71596(P2010−71596A)
【公開日】平成22年4月2日(2010.4.2)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−241914(P2008−241914)
【出願日】平成20年9月22日(2008.9.22)
【出願人】(000187149)昭和炭酸株式会社 (60)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成22年4月2日(2010.4.2)
【国際特許分類】
【出願日】平成20年9月22日(2008.9.22)
【出願人】(000187149)昭和炭酸株式会社 (60)
【Fターム(参考)】
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