説明

健康足踏みペダル

【課題】 現代は科学技術の発達により、諸活動の労力が軽減され生活が便利になった結果、健康を維持するためには運動を意識しなければならなくなった。しかし、多忙、面倒、その他の理由により多くの人は十分な運動をしていないのが現状である。昨今、それらの理由があっても健康維持ができるように、様々な器具、知識、食品、運動施設等が身の周りにあふれている。しかし、気軽で簡単でないことや、高価なために必ずしも十分に活用されているとは言い難い。よって、現代は健康を維持し難いと言える。
【解決手段】 気軽に簡単に運動ができる本発明の足踏みペダルを利用する。これにより、仕事や乗り物を利用し運動する時間の取れない者、高齢者、弱体質な者、運動不足な者等にとって、血行促進、病気や痴呆予防の一助となり健康維持に役立つ。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
脚又はその他の身体の筋肉を動かし血行を促進させることにより、運動不足の補い又は身心の健全又はリラックスの一助となることを目的とした足踏みペダルに関するものである。この足踏みペダルは椅子に座った状態又は身体を横たえた状態又は起立した状態等で容易に利用できるものである。
【0002】
尚、本発明において足及び脚の定義は以下のようにする。くるぶしから爪先までの範囲を強調する場合には、足と表現する。又それを強調しない場合は脚と表現し、骨盤の下から爪先までの身体の範囲を表すものとする。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
以下に示す、大きく分けて6つの課題がある。1つ目の課題は、乗り物(自動車又はバス又は電車又は飛行機又は船舶等。以後、単に「乗り物」と表現する。)の利用についてである。乗り物を長時間利用すれば疲れる。その理由は、長時間同じ姿勢で座り続けること、又は座席から床面までの間隔が脚の長さに適さないことにより、太もも裏の静脈が長時間圧迫された状態になる。そのことにより脚又は全身の血行が悪化するからである。
【0004】
この血行悪化が過度に進んだ場合に旅行者血栓症を引き起こす危険性がある。旅行者血栓症とは、いわゆるエコノミークラス症候群のことである。これは、例えば乗り物利用時に、長時間同じ姿勢で座り続けることによりももの裏側が圧迫され、その奥にある静脈に血栓が生じる。それが肺静脈を詰まらせ呼吸困難に陥り、心臓の機能が低下する病気である。又、頻繁に乗り物を利用する者は運動不足になる。
【0005】
2つ目の課題は、高齢であることについてである。高齢者は、個人差はあるが病気にかかりやすい。その理由の一つとして、運動不足による血行の悪化が挙げられる。これにより免疫力が低下し病気にかかりやすくなる。
【0006】
その運動不足であるが、高齢者が運動不足になる理由の1つとして、骨折の心配をし外出頻度が低くなることがある。例えば、介護があれば外出できるのだが、それが無いために外出をためらう場合。又は骨粗鬆症の不安を抱えている場合。又は単に骨折の心配をする場合がある。
【0007】
もう一つは、病気又は怪我等により長期間床に伏した場合、筋力及び骨量(骨密度)の低下又は歩行感覚の喪失が起こる場合がある。このことにより、リハビリテーションを行い歩行可能、つまり運動可能になるまで時間がかかる。更に悪いことに、そのまま寝たきりになり痴呆になる可能性もあることが考えられる。
【0008】
3つ目の課題は、机について、椅子に座り仕事又は勉強する者にとって、作業時間が長いと気だるさが出て集中力が低下し、作業能率が下がることである。又、長年机について座り続けることが過多になると、運動不足から体力の低下又は各関節機能の不良を起こし、健康上よろしくないことである。
【0009】
理由の一つとして、座り続ける時間が長い場合、同じ姿勢で同一箇所を圧迫することになる。このことにより血行を悪化させ疲労を感じることが挙げられる。もう一つは、血行悪化又は運動不足対策として、歩くこと又は他の運動を作業の合間に行うことが考えられるが、成果追及に時間を費やす昨今の社会状況を考慮すると、なかなか出来ないものであることが挙げられる。
【0010】
4つ目の課題は、弱体質の者は運動不足に陥っていると思われる。そのため、体力又は免疫力が低下し病気にかかりやすくなることである。
5つ目の課題は、妊婦にとって妊娠期間は運動不足になりがちであることである。
【0011】
6つ目の課題は、運動意欲の湧かない者は運動不足になるということである。その理由として、運動は健康に良いと分かっていても運動をする習慣が無いために、新たに運動を始めることに抵抗を感じること。又、スポーツジム等の運動施設に出かけることが面倒なこと。又、共に運動をする仲間がいないために意欲が湧かないこと等がある。
【解決するための手段】
【0012】
以上の課題を解決するために、弾性体及び自由丁番を用いた足踏みペダルを使用する。
【発明の効果】
【0013】
乗り物を長時間利用する場合、本発明の足踏みペダルを用いて脚の筋肉を動かすことにより、脚の血行を促進させ脚又は全身の疲労を軽減させることに役立つ。そして、旅行者血栓症の予防にもつながる。又、頻繁に乗り物を利用する者にとっては運動不足を補うことができる。
【0014】
高齢者にとって、本発明の足踏みペダルを用いて、運動不足を補い血行を促進させ、免疫力低下を防ぐことにより病気にかかりにくくする一助となる。
【0015】
机について、椅子に座り仕事又は勉強する者にとって、本発明の足踏みペダルを利用すれば、運動不足を補うこと若しくは集中力の回復又は維持の一助となる。そして作業効率の低下を防ぐ一助となる。
【0016】
弱体質の者にとって、本発明の足踏みペダルを用いて無理をせず運動を行えば、徐々に運動不足解消の効果が得られる。そのことにより体力又は免疫力が低下し、病気にかかりやすくなることを防ぐ一助となる。
妊婦にとって、本発明の足踏みペダルを用いれば運動不足を補う一助となる。
【0017】
運動意欲の湧かない者にとって、本発明の足踏みペダルを用いれば運動不足の補いになる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0018】
組み立て方法を順に説明する。図2に示すペダル下板(1)に、図7に示す自由丁番式になっているフック(2)を取り付ける。又、自由丁番(3)を図8に示すペダル上板(4)に取り付ける。そして、その自由丁番(3)をペダル下板(1)に連結する。更にバネ(5)をペダル上板(4)とペダル下板(1)にU字ボルト(6)とナット(7)を用いて止め付ける。
【0019】
次に図14に示すカバーa(8)及び図15に示すカバーb(9)をペダル下板(1)の前後から被せネジで止め付ける。ここまで組み立てた状態を図16に示す。以上の組み立てを同様に行い、もう1つ組み立てる。そして、これらを並べて、図17に示す留め枠(10)を用いネジで止め付ける。ここまで組み立てた状態を図24に示す。
【0020】
更にカバーa(8)及びカバーb(9)を前後に開き、図25に示すクッションa(11)をカバーa(8)の上に取り付ける。これで本発明の足踏みペダル(12)を利用できる状態となる。これを図1に示す。
【0021】
次に実際に使用する場合の例を示す。図31は椅子に座って、本発明の足踏みペダル(12)を足元に置き使用する例である。図32は仰向け寝姿勢で使用する例である。図33は起立して、椅子等の補助を利用して使用する例である。
【0022】
「実施形態の効果」
本発明の足踏みペダル(12)の特徴である弾性部は自由丁番(3)を支点とした弧運動をさせる形態である。バネ(5)は両端の直径が中央に比べて大きく、丁番幅に合わせてある。これは踏み込み時にペダル上板(4)の横揺れを小さくした機能であり、踏み込み運動が軽やかにできる。
【0023】
バネ(5)を用いているため、各人の脚力に応じた筋力鍛錬ができる。又、踏み込んだ力を抜けば、ペダルが弾性作用により元の位置に自然に戻る。このため余分な労力がかからず、リズム感を持ち、楽に足踏み運動をすることができる。
【0024】
これらバネ(5)と自由丁番(3)を用いているため、軽やかに脚の筋肉を運動させ血行を促進させることができる。そのことにより、運動不足の補い又は心身の健全又はリラックスの一助となる。
【0025】
乗り物を長時間利用する際、図31の使用例が示すように、椅子に腰掛けた状態で本発明の足踏みペダル(12)を足元に設置して利用する。これは姿勢及び座っている位置を特に変える必要もなく、脚をわずかに動かす足踏み運動のみで利用することができるということである。つまり簡単に、無理のない運動ができる。
【0026】
このことにより、脚の血行を促進させ脚又は全身の疲労を軽減する一助となる。そして、旅行者血栓症を予防する一助となる。又、頻繁に乗り物を利用する者にとっては運動不足の補いの一助となる。
【0027】
高齢者にとって、図31又は図32の使用例が示すように、屋内で椅子に腰掛けた状態又は横になった状態で簡単に利用できるため、転倒による骨折の心配も無く安心して運動ができる。又、病気又は怪我で床に伏している状態でも本発明の脚踏みペダル(12)を利用し運動ができる。
【0028】
又、本発明の足踏みペダル(12)を利用することはペダルを足裏で蹴ることになるので、床に伏している状態でも地面に立つ着地感を維持する一助になり、症状回復後のリハビリテーションの効率を高める一助となる。そして寝たきり状態になり痴呆になることを防ぐ一助となる。
【0029】
又、図31又は図32の使用例と比べ難易度は高くなるが、図33に示す使用例では、踏み込み、その力を抜けば、弾性作用の反発力による弾みでひざが上がるようになる。このことにより、ひざが上がりにくく歩行困難を感じる者にとっては、それを改善する一助となる。よって運動不足を補い血行を促進させ、免疫力低下を防ぐことにより病気にかかりにくくする一助となる。
【0030】
机について、椅子に座り仕事又は勉強する者にとって、図31の使用例が示すように本発明の足踏みペダル(12)を足元に設置してペダルを踏み込む運動をするのみであるため、作業を特別に中断させることなく簡単に運動をすることができる。
【0031】
このように気軽に脚の筋肉の強化又は血行の促進又は息抜きを目的として適時利用すれば、運動不足を補うこと若しくは集中力の回復又は維持の一助となる。そして作業効率の低下を防ぐ一助となる。
【0032】
弱体質の者にとって、図31又は図32又は図33の使用例が示すように、屋内で簡単に利用できるし、力をほとんど必要としない。ゆえに、本発明の足踏みペダル(12)を用いて無理をせず運動を行えば、徐々に運動不足解消の効果が得られる。そのことにより体力又は免疫力が低下し、病気にかかりやすくなることを防ぐ一助となる。
【0033】
妊婦にとって図31又は図32又は図33の使用例が示すように、本発明の足踏みペダル(12)は屋内で椅子に腰掛けて、又は横になって、又は起立して利用できるし、力もあまり必要としない。ゆえに運動不足を補う一助となる。
【0034】
運動意欲の湧かない者にとって、図31又は図32又は図33の使用例が示すように本発明の足踏みペダル(12)は足元に置ける形状であるから、運動をしようと心掛ける必要も無く気軽にできる。
【0035】
例えば食卓の下において、食後お茶等を摂りリラックスする際に使用する。又、洗面所で歯磨き等をする際に使用する。又、台所で炊事をする際に使用する。又、寝室でベッドの上に置き寝て使用する。又、椅子の前に置き、テレビ又は映画等を見ながら使用する。等、気軽にできるものである。このことにより運動不足を補うことができる。
【0036】
その他の考え得る効果について説明する。
脚腰の筋肉を鍛える効果があるため、高齢者に見られる頻尿又は尿失禁を防ぐ一助となる。又、周知のことであるが、脚の血行を促進させることは脳の活性化につながる。ひいては痴呆予防につながる。
【0037】
カバーb(9)について、図24と図1のカバーb(9)の位置を比較してみれば分かることであるが、それは引き出すことができる。このことにより、踏み込み運動における勢いでカバーa(8)側のペダル下板(1)が浮き上がり、運動しにくくなることを防止することができる。
【0038】
カバーa(8)及びカバーb(9)の下にあるクッションb(13)はカバーa(8)及びカバーb(9)と接触する床面が傷つくことを防止する効果がある。
【0039】
ペダル下板(1)及びカバーa(8)及びカバーb(9)はネジで止め付ける穴が多く設けてあるため、カバーa(8)及びカバーb(9)をどれだけ引き出すかを調節できる。このことにより、本発明の足踏みペダル(12)を設置するスペースにできる限り対応することができる。
【0040】
クッションa(11)により、クッション材厚程かかとの位置を高くし、踏み込み運動がしやすくなる。又、かかとが直接ペダル下板(4)に当たらないため、痛くなく心地良く足踏み運動ができる。
【0041】
カバーa(8)及びクッションa(11)を設けることにより、かかとの置ける範囲が広がりいろいろな踏み方ができる。
留め枠(10)には多くの穴が設けてあるため、使用者各人の両足の間隔に合わせて図1における2つの足踏みペダルの間隔をいくらか調節することができる。
【0042】
本発明の足踏みペダル(12)は、足踏みペダル2台を留め枠(10)で連結させたものであるから、片方のみを用いて片足だけで運動をすることができる。これは両足の設置スペースが十分に取れない場合に便利である。
【0043】
「その他の実施形態」
先に挙げた使用例以外の使用例について説明する。図34は椅子の上に本発明の足踏みペダル(12)を載せ、その上にマットを被せる。そしてその上に腰を下ろし、手すり又は椅子の肘掛等の補助を利用してスクワット運動をする例である。
【0044】
この運動はバネ(15)の弾性作用を利用するため、何も道具を用いていない場合よりも楽である。そして、脚及び腹及び背中の筋肉を鍛えることができる。
【0045】
図35は仰向け寝姿勢で本発明の足踏みペダル(12)を臀部の下に敷き、腰を上下動させて使用する例である。その際、背中からペダル全体にマットを敷く。この運動はバネ(15)の弾性作用を利用するため腰に負担をかけること無く、脚及び腹及び背中の筋肉を鍛えることができる。
【0046】
図36はうつ伏せ寝姿勢で、本発明の足踏みペダル(12)を胸の下に置きマットをあてがい、上半身を上下動させて使用する例である。この運動はバネ(5)の弾性作用を利用するため、腰に負担をかけることなく背筋を鍛えることができる。
【0047】
図37は仰向け寝姿勢で、本発明の足踏みペダル(12)を後頭部の下に置きマットをあてがい、頭を上下動させて使用する例である。この運動はバネ(5)の弾性作用を利用するため、首に負担をかけることなく首の筋肉を鍛えることができる。
【0048】
図38は仰向け寝姿勢でふくらはぎの筋肉の緊張をほぐし、疲労を取り除き、血行を促進させる一助となる運動の例である。その際マットを背中に敷き、図39に示すカバーc(14)をペダル上板(4)の上から被せ、それに図46に示すクッションc(15)を取り付ける。取り付けた状態を図47に示す。そして、かかとをクッションc(15)の端に乗せ運動する。
【0049】
図48は図38と同様にクッションc(15)を用いて運動する例である。これはうつ伏せ寝姿勢でクッションc(15)の端に足首を引っ掛け、脚及び背骨を伸ばすストレッチ効果を得るものである。その際マットを胸からひざにかけて敷くようにする。
【0050】
図49は図38中のクッションc(15)の替わりに図50に示すクッションd(16)を取り付け、かかとをクッションd(16)の端に乗せ運動する例である。その際マットを背中に敷くようにする。この運動により脚及び背中及び腰を伸ばすストレッチ効果が得られる。
【0051】
図51は図49と同様にクッションd(16)をカバーc(14)に取り付け、横向きに寝て、ひざの内側をクッションd(16)に当てがい、太ももの内側の筋肉を鍛える運動である。
【0052】
図52は椅子に腰掛けた状態で、本発明の足踏みペダル(12)を椅子の背もたれに立て掛け、背中でペダルを押して使用する例である。その際、ペダル上板(4)にカバーc(14)を被せ、更に2つのペダルを連結させる様に図53に示すカバーd(17)を被せる。
【0053】
そして、図59に示すクッションe(18)をその上から取り付ける。この運動により背筋を伸ばすことができ、腹及び背中の筋肉を鍛えることができる。
【0054】
本発明の足踏みペダル(12)の利用効果をより高めるために、クッションf(19)又はクッションg(20)又はクッションh(21)又はクッションi(22)又はクッションj(23)又は突起a(24)又はローラーa(25)又はローラーb(26)又はローラーc(27)又はローラーd(28)を用いても良い。利用する場合は先に述べたカバーc(14)をペダル上板(4)の上方から被せ、その上に取り付ける様にする。
【0055】
クンションf(19)及びクッションg(20)及びクッションh(21)及びクッションi(22)及びクッションj(23)について説明する。図60に示すクッションf(19)及び図67に示すクッションg(20)は、設けてあるくぼみに足の指を引っ掛け、外反母趾等の不適切な形状を矯正する一助となることや、足の指の間隔を広げマッサージ効果を得ることができる。
【0056】
図68に示すクッションh(21)及び図75に示すクッションi(22)及び図82に示すクッションj(23)は足裏に柔らかい感触を与えるものである。高齢者は肉体の老化から足裏の筋肉が細り、ペダル上板(4)を直接踏むことに痛みを感じる場合もある。
【0057】
この場合、ペダル上板(4)と足裏の間にクッションがあれば痛みを感じずにペダルを踏むことができる。これらの付属品の裏には突起b(29)が付いており、それをカバーc(14)の穴に差込み使用する。使用例を図88に示す。
【0058】
図89に示す突起a(24)について説明する。突起a(24)は足裏のつぼを刺激し、ペダルを踏むことによる血行促進効果を高めるためのものである。突起a(24)の裏には突起b(29)が付いており、それをカバーc(14)の穴に差込み使用する。使用例を図93に示す。
【0059】
図94に示すローラーa(25)について説明する。ローラーa(25)は足裏で転がすことにより足裏のつぼを刺激し、ペダルを踏むことによる血行促進効果を高めるためのものである。ローラーa(25)の留め付けは裏に突起b(29)が付いており、それをカバーc(14)の穴に差込み使用する。使用例を図99に示す。
【0060】
図100に示すローラーb(26)について説明する。ローラーb(26)はローラーa(25)と同様に足裏で転がすことにより、ペダルを踏むことによる血行促進効果を高めるためのものである。又、ローラーが大きいため、足裏に引っ掛けてペダルを踏みやすくなる。
【0061】
ローラーb(26)を使用する場合はフック(2)を起こしペダル上板(4)の上方に引っ掛け、ペダル上板(4)を固定したほうが転がしやすい場合はそうする。フック(2)を起こし、ペダル上板(4)を固定した状態で使用する例を図104に示す。
【0062】
又、このローラーb(26)以外に、図105に示すようにローラーが2列になったローラーc(27)を用いても良い。そしてローラーの外縁をスポンジ等の柔らかい部材(30)で覆ったものを用いても良い。1列のローラーの外縁をスポンジ等の柔らかい部材(30)で覆ったローラーd(28)を図106に示す。
【0063】
ローラーb(26)又はローラーc(27)又はローラーd(28)を使用することの利点について説明する。足裏全体がペダル上板(4)に接触した状態で足踏み運動をすると、ふくらはぎの筋肉を主に使用することにより、その筋肉の柔軟性が乏しくなる。
【0064】
そして、脚全体の筋肉のバランスが悪くなる場合もある。そこでローラーb(26)又はローラーc(27)又はローラーd(28)を用い、つま先部以外の土踏まず又はかかと又はふくらはぎ部で、軽く踏み込む又は押さえ転がす運動をすれば十分な筋肉ほぐしができる。そして脚の筋肉のバランスが悪くなることを防ぐ助けとする。
【0065】
バネ(5)の強さは適宜変更しても良い。使用者各人の好みに対応すると同時に脚の筋肉の鍛えられた度合いによってバネ(5)の強さを増して行き、ステップアップする楽しみがある。
【0066】
材質は木又は金属又は磁石又は鉱石又は樹脂等を適宜用いて良い。例えば、ステンレス又は樹脂製であれば、本発明の足踏みペダル(12)は水中でも利用可能となり、風呂又はプール等の中でも使用することができる。
ペダル上板(4)又はペダル下板(1)の形状又は大きさは適宜変更しても良い。弾性体の種類又は形状又は大きさは、適宜変更しても良い。自由丁番(3)ではなく弾性体式丁番を用いても良い。
【0067】
フック(2)又は留め枠(10)又はクッションa(11)又はクッションb(13)又はクッションc(15)又はクッションd(16)又はクッションe(18)又はクッションf(19)又はクッションg(20)又はクッションh(21)又はクッションi(22)又はクッションj(23)又はカバーa(8)又はカバーb(9)又はカバーc(14)又はカバーd(17)の形状又は大きさは適宜変更しても良い。
【図面の簡単な説明】
【0068】
【図1】本発明の足踏みペダル(12)を示す斜視図である。
【図2】ペダル下板(1)を示す斜視図である。
【図3】ペダル下板(1)を示す立面図又は背面図である。
【図4】ペダル下板(1)を示す平面図である。
【図5】ペダル下板(1)を示す底面図である。
【図6】ペダル下板(1)を示す側面図である。
【図7】フック(2)を示す斜視図である。
【図8】ペダル上板(4)を示す斜視図である。
【図9】ペダル上板(4)を示す立面図又は背面図である。
【図10】ペダル上板(4)を示す平面図である。
【図11】ペダル上板(4)を示す底面図である。
【図12】ペダル上板(4)右側面図である。
【図13】ペダル上板(4)を示す左側面図である。
【図14】カバーa(8)を示す斜視図である。
【図15】カバーb(9)を示す斜視図である。
【図16】ペダルを1つ組み立てた状態を示す斜視図である。
【図17】留め枠(10)を示す斜視図である。
【図18】留め枠(10)を示す立面図である。
【図19】留め枠(10)を示す背面図である。
【図20】留め枠(10)を示す平面図である。
【図21】留め枠(10)を示す底面図である。
【図22】留め枠(10)を示す右側面図である。
【図23】留め枠(10)を示す左側面図である。
【図24】図16に示すペダルを2つ並べて、留め枠(10)で留めた状態を示す斜視図である。
【図25】クッションa(11)を示す斜視図である。
【図26】クッションa(11)を示す立面図又は背面図である。
【図27】クッションa(11)を示す平面図である。
【図28】クッションa(11)を示す底面図である。
【図29】クッションa(11)を示す右側面図である。
【図30】クッションa(11)を示す左側面図である。
【図31】椅子に座って本発明の足踏みペダル(12)を足元に置き使用する例を示す側面図である。
【図32】仰向け寝姿勢で本発明の足踏みペダル(12)を使用する例を示す側面図である。
【図33】起立して椅子等の補助を利用して本発明の足踏みペダル(12)使用する例を示す側面図である。
【図34】椅子の上に本発明の足踏みペダル(12)を載せ、手すり又は椅子の肘掛等の補助を利用して使用する例を示す側面図である。
【図35】仰向け寝姿勢で、本発明の足踏みペダル(12)を臀部の下に敷き腰を上下動させて使用する例を示す側面図である。
【図36】うつ伏せ寝姿勢で、本発明の足踏みペダル(12)を胸の下に置きマットをあてがい上半身を上下動させて使用する例を示す側面図である。
【図37】うつ伏せ寝姿勢で、本発明の足踏みペダル(12)を後頭部に敷きマットをあてがい、頭を上下動させて使用する例を示す側面図である。
【図38】仰向け寝姿勢で、本発明の脚踏みペダル(12)に取り付けられたクッションc(15)をふくらはぎの下にあてがい使用する例を示す側面図である。
【図39】カバーc(14)を示す斜視図である。
【図40】カバーc(14)を示す立面図である。
【図41】カバーc(14)を示す背面図である。
【図42】カバーc(14)を示す平面図である。
【図43】カバーc(14)を示す底面図である。
【図44】カバーc(14)を示す右側面図である。
【図45】カバーc(14)を示す左側面図である。
【図46】クッションc(15)を示す斜視図である。
【図47】クッションc(15)を、カバーc(14)を利用して本発明の足踏みペダル(12)に取り付けた状態を示す斜視図である。
【図48】うつ伏せ寝姿勢で、本発明の足踏みペダル(12)に取り付けられたクッションc(15)の端に足を引っ掛けて使用する例を示す側面図である。
【図49】仰向け寝姿勢で、本発明の足踏みペダル(12)に取り付けられたクッションd(16)の端にかかとを引っ掛けて使用する例を示す側面図である。
【図50】クッションd(16)を示す斜視図である。
【図51】横向きに寝て、本発明の足踏みペダル(12)に取り付けられたクッションd(16)を膝の内側にあてがい使用する例を示す側面図である。
【図52】椅子に腰掛けて、カバーd(17)及びクッションe(18)を取り付けた本発明の足踏みペダル(12)を椅子の背もたれに立て掛ける。そして、背中でペダルを押して使用する例を示す側面図である。
【図53】カバーd(17)を示す斜視図である。
【図54】カバーd(17)を示す立面図である。
【図55】カバーd(17)を示す背面図である。
【図56】カバーd(17)を示す平面図である。
【図57】カバーd(17)を示す底面図である。
【図58】カバーd(17)を示す側面図である。
【図59】クッションe(18)を示す斜視図である。
【図60】クッションf(19)を示す斜視図である。
【図61】クッションf(19)を示す立面図である。
【図62】クッションf(19)を示す背面図である。
【図63】クッションf(19)を示す平面図である。
【図64】クッションf(19)を示す底面図である。
【図65】クッションf(19)を示す右側面図である。
【図66】クッションf(19)を示す左側面図である。
【図67】クッションg(20)を示す斜視図である。
【図68】クッションh(21)を示す斜視図である。
【図69】クッションh(21)を示す立面図である。
【図70】クッションh(21)を示す背面図である。
【図71】クッションh(21)を示す平面図である。
【図72】クッションh(21)を示す底面図である。
【図73】クッションh(21)を示す右側面図である。
【図74】クッションh(21)を示す左側面図である。
【図75】クッションi(22)を示す斜視図である。
【図76】クッションi(22)を示す立面図である。
【図77】クッションi(22)を示す背面図である。
【図78】クッションi(22)を示す平面図である。
【図79】クッションi(22)を示す底面図である。
【図80】クッションi(22)を示す右側面図である。
【図81】クッションi(22)を示す左側面図である。
【図82】クッションj(23)を示す斜視図である。
【図83】クッションj(23)を示す立面図又は背面図である。
【図84】クッションj(23)を示す平面図である。
【図85】クッションj(23)を示す底面図である。
【図86】クッションj(23)を示す右側面図である。
【図87】クッションj(23)を示す左側面図である。
【図88】クッショf(19)及びクッションg(20)及びクッションh(21)及びクッションi(22)及びクッションj(23)を、カバーc(14)を利用して本発明の足踏みペダル(12)に取り付けた状態を示す斜視図である。
【図89】突起a(24)を示す斜視図である。
【図90】突起a(24)を示す立面図又は背面図又は側面図である。
【図91】突起a(24)を示す平面図である。
【図92】突起a(24)を示す底面図である。
【図93】突起a(24)を、カバーc(14)を利用して本発明の足踏みペダル(12)に取り付けた状態を示す斜視図である。
【図94】ローラーa(25)を示す斜視図である。
【図95】ローラーa(25)を示す立面図又は背面図である。
【図96】ローラーa(25)を示す平面図である。
【図97】ローラーa(25)を示す底面図である。
【図98】ローラーa(25)を示す側面図である。
【図99】ローラーa(25)を、カバーc(14)を利用して本発明の足踏みペダル(12)に取り付けた状態を示す斜視図である。
【図100】ローラーb(26)を示す斜視図である。
【図101】ローラーb(26)を示す立面図である。
【図102】ローラーb(26)を示す平面図である。
【図103】ローラーb(26)を示す側面図である。
【図104】ローラーb(26)を、カバーc(14)を利用して本発明の足踏みペダル(12)に取り付けた状態を示す斜視図である。
【図105】ローラーc(27)を示す斜視図である。
【図106】ローラーd(28)を示す斜視図である。
【符号の説明】
【0069】
1 ペダル下板 2 フック
3 自由丁番 4 ペダル上板
5 バネ 6 U字ボルト
7 ナット 8 カバーa
9 カバーb 10 留め枠
11 クッションa 12 本発明の足踏みペダル
13 クッションb 14 カバーc
15 クッションc 16 クッションd
17 カバーd 18 クッションe
19 クッションf 20 クッションg
21 クッションh 22 クッションi
23 クッションj 24 突起a
25 ローラーa 26 ローラーb
27 ローラーc 28 ローラーd
29 突起b 30 スポンジ等の柔らかい部材

【特許請求の範囲】
【請求項1】
弾性体及び自由丁番を用いた足踏みペダル。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【図19】
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【図20】
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【図21】
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【図22】
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【図23】
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【図24】
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【図25】
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【図26】
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【図27】
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【図28】
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【図29】
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【図30】
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【図31】
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【図32】
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【図33】
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【図34】
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【図35】
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【図36】
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【図37】
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【図38】
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【図39】
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【図40】
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【図41】
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【図42】
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【図43】
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【図44】
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【図45】
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【図46】
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【図47】
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【図48】
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【図49】
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【図50】
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【図51】
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【図52】
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【図53】
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【図54】
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【図55】
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【図56】
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【図57】
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【図58】
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【図59】
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【図60】
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【図61】
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【図62】
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【図63】
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【図64】
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【図65】
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【図66】
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【図67】
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【図68】
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【図69】
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【図70】
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【図71】
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【図72】
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【図73】
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【図74】
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【図75】
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【図76】
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【図77】
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【図78】
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【図79】
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【図80】
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【図81】
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【図82】
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【図83】
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【図84】
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【図85】
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【図86】
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【図87】
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【図88】
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【図89】
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【図90】
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【図91】
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【図92】
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【図93】
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【図94】
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【図95】
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【図96】
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【図97】
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【図98】
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【図99】
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【図100】
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【図101】
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【図102】
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【図103】
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【図104】
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【図105】
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【図106】
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【公開番号】特開2006−600(P2006−600A)
【公開日】平成18年1月5日(2006.1.5)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2004−207925(P2004−207925)
【出願日】平成16年6月16日(2004.6.16)
【出願人】(504119468)
【Fターム(参考)】