説明

元押し推進工法及びその装置並びにシールド掘進工法及びシールド掘進機

【課題】大深度であっても容易にトンネルを構築できる元押し推進工法及びその装置を提供する。
【解決手段】地山15を掘削する掘削機2の後方に筒体状のトンネル壁を形成する管体3を順次接続し、管体3の後部を元押し装置4にて掘進方向に押し出して掘削機2を推進させる元押し推進工法において、掘削機2に、管体3から推進反力を取って掘削機2を推進させる推進ジャッキ10を予め設けておくと共に地山15に掘削機2を固定するアンカー装置11を予め設けておき、元押し装置4で管体3を推進させたのちその管体3を停止状態に保ち、その管体3から反力を取って推進ジャッキ10を伸張させて掘削機2を推進させた後、アンカー装置11で掘削機2を地山15に固定し、管体3の元押し側で管体3を継ぎ足して元押し装置4で管体3を推進させる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、元押し装置でトンネル壁を形成する管体を推進させたのち、管体の元押し側で管体を継ぎ足す元押し推進工法及びその装置と、シールド掘進機内でセグメントを組み立てつつその既設セグメントから反力を取ってシールド掘進機を掘進させるシールド掘進工法及びシールド掘進機に関するものである。
【背景技術】
【0002】
近年、大深度トンネルの需要が高く、これに対応するシールド掘進機が種々開発されている。特に大深度にあっては水圧が高く、機体が水圧によって後方に押されるため、高い水圧に対抗しうる推進力を装備する必要があった。具体的には、シールド掘進機にあっては、推進ジャッキの本数、推力共に増大させて対応している。
【0003】
一方、元押し推進工法の場合、トンネル壁を形成する管体である推進管を元押しして推進管ごと掘削機を推進させるものであるため、元押し装置には、大深度の高水圧に加えて推進管と地山との摩擦抵抗力に対抗する元押し推力が求められ、装置の巨大化を避けられないという問題があった。このため、大深度の事例は殆どなく、検討例も極めて少ないものであった。
【0004】
なお、元押し推進装置としては、特許文献1記載のものが知られている。この元押し推進装置は、掘削機本体を前後伸縮自在に形成すると共に、この伸縮部の前後に径方向外方に出没するグリッパジャッキをそれぞれ設け、後側のグリッパジャッキを地山に突出させつつ掘削機本体を伸張させることで伸縮部の前側を前進させ、前側のグリッパジャッキを地山に突出させつつ掘削機本体を縮退させることで伸縮部の後側を前進させ、以降、これらの動作を交互に繰り返して前進するものである。この元押し推進装置は、掘削機で管を牽引するものであり、管に作用する土圧が大きな大深度にあっては掘進機を伸縮するストロークジャッキの巨大化が避けられない。
【0005】
【特許文献1】特開2002−295175号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
ところで、大深度地下の利用が進むと、大深度における小径トンネルの需要も増すと考えられ、小径トンネルの構築に適した元押し推進工法を大深度でも利用できるようにしたいという課題があった。
【0007】
また、シールド掘進工法にあっても、セグメント組立時に推進ジャッキを引く必要があり、水圧が高い場合には、引き抜く本数に制約ができ、作業性が低下するという課題があった。特に近年、大分割セグメントを用いる傾向が強いと共に、大出力の推進ジャッキを本数を減らして配置する傾向が強いため、水圧によっては最低必要数の推進ジャッキをも引き抜けなくなる虞があり、上記課題の解決が強く求められている。
【0008】
そこで、本発明の目的は、上記課題を解決し、大深度であっても容易にトンネルを構築できる元押し推進工法及びその装置と、大深度であってもセグメントを効率よく組み立てることのできるシールド掘進工法及びそのシールド掘進機を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記課題を解決するために本発明は、地山を掘削する掘削機の後方に筒体状のトンネル壁を形成する管体を順次接続し、該管体の後部を元押し装置にて掘進方向に押し出して掘削機を推進させる元押し推進工法において、上記掘削機に、管体から推進反力を取って掘削機を推進させる推進ジャッキを予め設けておくと共に地山に掘削機を固定するアンカー装置を予め設けておき、上記元押し装置で管体を推進させたのちその管体を停止状態に保ち、その管体から反力を取って推進ジャッキを伸張させて上記掘削機を推進させた後、上記アンカー装置で掘削機を地山に固定し、管体の元押し側で管体を継ぎ足して元押し装置で管体を推進させるものである。
【0010】
そして、地山を掘削する掘削機の後方に筒体状のトンネル壁を形成する管体を順次接続し、該管体の後部を元押し装置にて掘進方向に押し出して掘削機を推進させる元押し推進装置において、上記掘削機に、管体から推進反力を取って掘削機を推進させる推進ジャッキを設けると共に地山に掘削機を固定するアンカー装置を設け、上記元押し装置で推進した管体を停止状態に保つと共に、その管体から反力を取って推進ジャッキを伸張させて上記掘削機を推進させ、上記アンカー装置で掘削機を地山に固定すると共に、管体の元押し側で管体を継ぎ足して元押し装置で管体を推進させるように構成したものである。
【0011】
上記アンカー装置は、上記掘削機から径方向外方に出没するアンカーを有するとよい。
【0012】
また、シールド掘進機で地山を掘削し、その後方にセグメントを組み立てつつその既設セグメントから反力を取って推進ジャッキを伸張しながらシールド掘進機を推進させるシールド掘進工法において、シールド本体に、地山にシールド本体を固定するアンカー装置を予め設けておき、上記推進ジャッキでシールド掘進機を所定距離推進したのち、上記アンカー装置でシールド掘進機を地山に固定すると共に上記推進ジャッキを縮退させつつセグメントを組み付けるものである。
【0013】
そして、地山を掘削すると共にその後方にセグメントを組み立てつつその既設セグメントから反力を取って推進ジャッキを伸張しながら掘進するシールド掘進機において、シールド本体に、地山に固定するためのアンカー装置を設け、セグメント組付時に、上記アンカー装置でシールド本体を地山に固定するようにしたものである。
【0014】
上記アンカー装置は、上記シールド本体から径方向外方に出没するアンカーを有するとよい。
【発明の効果】
【0015】
本発明によれば、大深度であっても容易にトンネルを構築できる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0016】
本発明の好適実施の形態を添付図面を用いて説明する。
【0017】
図3に示すように、元押し推進装置1は、地山を掘削する掘削機2と、掘削機2の後方に接続され筒体状のトンネル壁を形成する推進管(管体)3と、推進管3の後部を掘進方向に押し出す元押し装置4とを備えて構成されている。
【0018】
図1に示すように掘削機2は、掘削機本体5と、掘削機本体5に回転又は揺動自在に設けられ掘進方向前方の地山を掘削するカッタ6とを備えて構成されている。掘削機本体5は、筒状に形成され推進管3に接続される後胴7と、前端部に隔壁8を有する筒状に形成され後胴7に前後摺動自在に設けられる前胴9とを有する。前胴9と後胴7との間には、推進管3から推進反力を取って掘削機2を推進させるための推進ジャッキ10が設けられており、推進ジャッキ10が伸縮することで掘削機本体5が伸縮するようになっている。図2に示すように、推進ジャッキ10は、前胴9及び後胴7の内周面に沿って複数等間隔に設けられており、それぞれ偏って伸縮させることで前胴9の向きを調整できるようにもなっている。また、図1及び図2に示すように、前胴9には、地山に掘削機2を固定するためのアンカー装置11が設けられている。
【0019】
アンカー装置11は、掘削機2から径方向外方に出没するアンカー12を有する。具体的には、アンカー装置11は、前胴9に径方向外方に出没するように設けられた油圧シリンダ部13と、油圧シリンダ部13の先端に設けられたアンカー12とからなり、油圧シリンダ部13を伸縮させることでアンカー12を径方向外方に出没させるように構成されている。アンカー12は、地山に打ち込めるように先端を鋭利に形成された山形の爪からなり、掘進方向後側に地山を押さえて掘削機2の後退に抵抗するための抵抗面14を有する。また、アンカー装置11は、前胴9に周方向に沿って複数、互いに略等間隔となるように設けられており、それぞれのアンカー12を一括して径方向外方に突出させることで、掘削機2を安定して地山に固定できるようになっている。具体的には、アンカー装置11はグリッパ装置からなる。
【0020】
次に上記元押し推進装置1を用いた元押し推進工法と、その作用とについて述べる。
【0021】
図3に示す元押し装置4で推進管3を推進させたのちその推進管3を停止状態に保ち、図4(a)に示すように、カッタ6を駆動させながら推進ジャッキ10を伸張させる。これにより、推進管3から反力を取って掘削機2、具体的には前胴9を推進させる。このとき、推進管3の元押し側を元押し装置4又は他の係止装置(図示せず)で固定しておき、推進ジャッキ10が伸張したとき推進管3を後退させないようにすると共に、アンカー装置11のアンカー12を掘削機2内に没入させておき、掘削機2が掘進するときに抵抗とならないようにしておく。
【0022】
このようにして前胴9が推進されたら、図4(b)に示すように、それぞれのアンカー装置11のアンカー12を前胴9から径方向外方に突出させて前胴9を地山15に固定し、推進管3の元押し側で推進管3を継ぎ足して元押し装置4で推進管3を推進させる。アンカー装置11は周方向に沿って複数略等間隔に配置されているため、前胴9から略放射状に地山15に打ち込まれ、前胴9を安定して地山15に固定する。またこのとき、推進ジャッキ10は推進管3の推進に同調して縮退させ、推進管3の推進を阻害しないようにする。これにより、前胴9が停止したまま推進管3と後胴7とが元押し装置4の推力で推進されることとなる。また、掘削機2前面に作用する水圧(前面水圧)がアンカー装置11と地山15の摩擦力より大きい場合、掘削機2を止めておくために不足する力を推進管3から取るようにする。この場合であっても、元押し装置4は、推進管3の押込抵抗より若干大きい程度の元押推力を有すればよいこととなり、十分小さなサイズにできる。
【0023】
この後、図4(c)に示すように再び推進管3を停止状態としてカッタ6を駆動させながら前胴9を掘進させた後、図4(b)に示すようにアンカー装置11で地山15に前胴9を固定しつつ元押し装置4で推進管3を推進させるという上述の動作を繰り返して順次トンネルを構築していく。
【0024】
このように、掘削機2に、推進管3から推進反力を取って掘削機2を推進させる推進ジャッキ10を予め設けておくと共に地山15に掘削機2を固定するアンカー装置11を予め設けておき、元押し装置4で推進管3を推進させたのちその推進管3を停止状態に保ち、その推進管3から反力を取って推進ジャッキ10を伸張させて掘削機2を推進させた後、アンカー装置11で掘削機2を地山15に固定し、推進管3の元押し側で推進管3を継ぎ足して元押し装置4で推進管3を推進させるものとしたため、大深度であっても元押し推進工法を用いて容易にトンネルを構築できる。
【0025】
また、掘削機2に、推進管3から推進反力を取って掘削機2を推進させる推進ジャッキ10を設けると共に地山15に掘削機2を固定するアンカー装置11を設け、元押し装置4で推進した推進管3を停止状態に保つと共に、その推進管3から反力を取って推進ジャッキ10を伸張させて掘削機2を推進させ、アンカー装置11で掘削機2を地山15に固定すると共に、推進管3の元押し側で推進管3を継ぎ足して元押し装置4で推進管3を推進させるように構成したため、大深度であっても簡単な元押し推進装置1を用いて容易にトンネルを構築できる。
【0026】
アンカー装置11は、掘削機2から径方向外方に出没するアンカー12を有するものとしたため、簡単な構造で容易に掘削機2を地山15に固定することができる。
【0027】
次に他の実施の形態について述べる。
【0028】
図5(a)に示すように、シールド掘進機21は、シールド本体22と、シールド本体22に回転又は揺動自在に設けられ掘進方向前方の地山15を掘削するカッタ23とを備えて構成されている。シールド本体22は、シールドフレーム24と、シールドフレーム24の前端部を塞ぐと共にカッタ23の後方にカッタ室25を区画する隔壁26と、シールドフレーム24に設けられシールドフレーム24内でセグメント27を組み立てるエレクタ28と、シールドフレーム24に設けられエレクタ28で組み立てたセグメント27を掘進方向後方に押して既設セグメント27から反力を取る推進ジャッキ29とを備えて構成されている。また、シールド本体22には、セグメント組付時に地山15にシールド本体22を固定するためのアンカー装置30が設けられている。アンカー装置30は、上述の実施の形態で述べたアンカー装置11と同じ構成のものであり、シールド本体22から径方向外方に出没するアンカー31を有する。また、アンカー装置30は、シールド本体22に周方向に沿って複数、互いに略等間隔となるように設けられており、それぞれのアンカー31を一括して径方向外方に突出させることで、シールド本体22を安定して地山15に固定できるようになっている。
【0029】
上記シールド掘進機21を用いたシールド掘進工法と、その作用とについて述べる。
【0030】
図5(a)に示すように、カッタ23を駆動させながら推進ジャッキ29を伸張させてシールド掘進機21を所定距離、すなわち推進ジャッキ29のストローク分だけシールド掘進機21を掘進させる。このとき、アンカー装置30のアンカー31をシールド本体22内に没入させておき、掘進の抵抗とならないようにしておく。
【0031】
この後、推進ジャッキ29の伸縮を止め、アンカー装置30でシールド掘進機21を地山15に固定する。具体的には、アンカー装置30のアンカー31をシールド本体22から径方向外方に突出させて地山15に打ち込む。このようにしてシールド掘進機21が地山15に固定されたら、推進ジャッキ29を縮退させつつその間にセグメント27を組み付ける。すなわち、アンカー装置30がシールド掘進機21前面に作用する水圧を受けている時間内に、推進ジャッキ29と既設セグメント32との間の空間に新たなセグメント27を配置し、これを既設セグメント32に組み付ける。
【0032】
このように、シールド本体22に、地山15にシールド本体22を固定するアンカー装置30を予め設けておき、推進ジャッキ29でシールド掘進機21を所定距離推進したのち、アンカー装置30でシールド掘進機21を地山15に固定すると共に推進ジャッキ29を縮退させつつセグメント27を組み付けるものとしたため、セグメント27を組み付けている間、シールド掘進機21前面に作用する水圧をアンカー装置30で受けることができ、推進ジャッキ29を従来よりも沢山引き抜くことができる。そしてこれにより、大深度であってもセグメント27を効率よく安全に組み付けることができる。
【0033】
また、シールド本体22に、地山15にシールド本体22を固定するアンカー装置30を設け、セグメント27組付時に、アンカー装置30でシールド本体22を地山15に固定するようにシールド掘進機21を構成したため、シールド掘進機21前面に作用する水圧を推進ジャッキ29に代わってアンカー装置30で受けることができ、大深度であってもセグメント27を効率よく安全に組み付けることができる。
【0034】
アンカー装置30は、シールド本体22から径方向外方に出没するアンカー31を有するものとしたため、簡単な構造で容易にシールド掘進機21を地山15に固定することができる。
【0035】
なお、アンカー装置11、30はグリッパ装置からなるものとしたが、これに限るものではない。掘削機2又はシールド掘進機21を地山15に固定できるものであれば他のものであってもよい。また、アンカー12、31は、地山15の性状に応じて適宜形状等を変更するとよい。
【図面の簡単な説明】
【0036】
【図1】本発明の好適実施の形態を示す元押し推進装置の掘削機の側面図である。
【図2】図1のA−A線矢視断面図である。
【図3】元押し推進装置の概略説明図である。
【図4】(a)は前胴を推進させている掘削機の側面図であり、(b)は(a)の後、推進管を推進させている掘削機の側面図であり、(c)は(b)の後、前胴を推進させている掘削機の側面図である。
【図5】(a)は掘進中のシールド掘進機の側面図であり、(b)は(a)の後、セグメントを組み付けているシールド掘進機の側面図であり、(c)は(b)の後、掘進しているシールド掘進機の側面図である。
【符号の説明】
【0037】
1 元押し推進装置
2 掘削機
3 推進管(管体)
4 元押し装置
10 推進ジャッキ
11 アンカー装置
12 アンカー
15 地山
21 シールド掘進機
22 シールド本体
27 セグメント
29 推進ジャッキ
30 アンカー装置
31 アンカー
32 既設セグメント

【特許請求の範囲】
【請求項1】
地山を掘削する掘削機の後方に筒体状のトンネル壁を形成する管体を順次接続し、該管体の後部を元押し装置にて掘進方向に押し出して掘削機を推進させる元押し推進工法において、上記掘削機に、管体から推進反力を取って掘削機を推進させる推進ジャッキを予め設けておくと共に地山に掘削機を固定するアンカー装置を予め設けておき、上記元押し装置で管体を推進させたのちその管体を停止状態に保ち、その管体から反力を取って推進ジャッキを伸張させて上記掘削機を推進させた後、上記アンカー装置で掘削機を地山に固定し、管体の元押し側で管体を継ぎ足して元押し装置で管体を推進させることを特徴とする元押し推進工法。
【請求項2】
地山を掘削する掘削機の後方に筒体状のトンネル壁を形成する管体を順次接続し、該管体の後部を元押し装置にて掘進方向に押し出して掘削機を推進させる元押し推進装置において、上記掘削機に、管体から推進反力を取って掘削機を推進させる推進ジャッキを設けると共に地山に掘削機を固定するアンカー装置を設け、上記元押し装置で推進した管体を停止状態に保つと共に、その管体から反力を取って推進ジャッキを伸張させて上記掘削機を推進させ、上記アンカー装置で掘削機を地山に固定すると共に、管体の元押し側で管体を継ぎ足して元押し装置で管体を推進させるように構成したことを特徴とする元押し推進装置。
【請求項3】
上記アンカー装置は、上記掘削機から径方向外方に出没するアンカーを有する請求項2記載の元押し推進装置。
【請求項4】
シールド掘進機で地山を掘削し、その後方にセグメントを組み立てつつその既設セグメントから反力を取って推進ジャッキを伸張しながらシールド掘進機を推進させるシールド掘進工法において、シールド本体に、地山にシールド本体を固定するアンカー装置を予め設けておき、上記推進ジャッキでシールド掘進機を所定距離推進したのち、上記アンカー装置でシールド掘進機を地山に固定すると共に上記推進ジャッキを縮退させつつセグメントを組み付けることを特徴とするシールド掘進工法。
【請求項5】
地山を掘削すると共にその後方にセグメントを組み立てつつその既設セグメントから反力を取って推進ジャッキを伸張しながら掘進するシールド掘進機において、シールド本体に、地山にシールド本体を固定するアンカー装置を設け、セグメント組付時に、上記アンカー装置でシールド本体を地山に固定するようにしたことを特徴とするシールド掘進機。
【請求項6】
上記アンカー装置は、上記シールド本体から径方向外方に出没するアンカーを有する請求項5記載のシールド掘進機。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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