説明

充電補助装置

【課題】ストレスになることなく、必要な充電作業のみを利用者に報知して、充電の失念を確実に回避できる充電補助装置を提供する。
【解決手段】充電設備100から電力供給して充電可能な蓄電池11と共に車両10に搭載されて充電プラグ101の接続を促す充電補助装置であって、充電プラグの車両側への接続の有無を検知する有無センサ28と、予め登録されている通信相手に無線通信する通信機23と、車両の電源オフ後の有無センサの検知動作により充電プラグの接続無が検知されたときに該充電プラグが接続されていない旨を報知する報知メッセージを通信機によりユーザの携帯電話機202にメール送信させる報知制御部31と、を備える。報知メッセージは、電源オフから設定遅延時間を経過したとき、あるいは、現在時刻が設定報知時間を超えたときにメール送信する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、充電補助装置に関し、詳しくは、車両搭載の蓄電池への充電操作の失念を防止するものに関する。
【背景技術】
【0002】
電動モータのみで走行する電気自動車や電動モータと内燃機関を併用して走行するハイブリッド自動車は、走行用の電動モータや車室内の空調装置などに電力供給するための大容量の蓄電池を車両に搭載しており、走行中に電気エネルギを回生エネルギとして回収して蓄電池に充電するのに加えて、その蓄電池には外部電源(充電設備)から充電することにより繰り返し走行することも実現されている。
【0003】
この種の車両としては、蓄電池内の充電残量が少なくなったときに充電プラグを接続して充電する必要があるが、その充電を失念する場合があることから、電動モータの始動スイッチをオフしたときに充電残量を確認して、警告音や音声メッセージの出力、あるいは、照明の点灯や点滅で充電する必要があることを警告することが提案されている(例えば、特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2003−209901号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、この特許文献1に記載の充電補助装置にあっては、蓄電池への充電が必要であることを把握して充電プラグの接続作業をしようとしているのにも拘わらずに警告がなされることになり、ストレスに感じてしまう利用者が存在する可能性がある。特に、長距離走行をするために、毎日のように充電する必要がある使用状況の場合には、毎日のように警告されることになる。
【0006】
この問題を解消するために、一定時間経過後に充電プラグが接続されていないときに限って警告するように工夫することが考えられる。しかし、その一定時間が経過するまでに利用者が車両から離れてしまった場合には、充電プラグの接続作業を失念したことに起因する警告に気が付くことができずに、車両を所望の場所まで走行させることができなくなってしまう状況になる可能性がある。
【0007】
そこで、本発明は、ストレスになることなく、なされていない必要な充電作業のみを利用者に報知して、充電の失念を確実に回避することのできる充電補助装置を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記課題を解決する充電補助装置に係る発明の第1の態様は、外部電源から電力供給して充電可能な蓄電池と共に車両に搭載されて該電力供給用の充電プラグの接続を促す充電補助装置であって、前記充電プラグの前記車両側への接続の有無を検知する接続検知部と、予め登録されている通信相手に無線通信する情報通信部と、前記車両の電源オフ操作後の前記接続検知部の検知動作により前記充電プラグの接続無が検知されたときに該充電プラグが接続されていない旨を報知する報知情報を前記情報通信部により送信させる報知制御部と、を備えることを特徴とするものである。
【0009】
上記課題を解決する充電補助装置に係る発明の第2の態様は、上記第1の態様の特定事項に加え、前記報知制御部は、前記車両の電源オフ操作からの経過時間を計測する経時計測部を備えて、該経時計測部の計測する経過時間が予め設定されている遅延時間を超えたときに、前記接続検知部に前記充電プラグの接続の有無の検知動作を実行させることを特徴とするものである。
【0010】
上記課題を解決する充電補助装置に係る発明の第3の態様は、上記第1または第2の態様の特定事項に加え、前記報知制御部は、現在時刻を計時する時刻計時部を備えて、該時刻計時部の計時する現在時刻が予め設定されている報知時間を超えたときに、前記報知情報を前記情報通信部により送信させることを特徴とするものである。
【0011】
上記課題を解決する充電補助装置に係る発明の第4の態様は、上記第2または第3の態様の特定事項に加え、前記報知制御部は、予め設定されている時間を任意に変更操作する時間変更部を備えることを特徴とするものである。
【発明の効果】
【0012】
このように、本発明の上記の第1の態様によれば、車両の電源オフ操作後に充電プラグが接続されていない場合には、その旨が予め登録されている通信相手に無線通信される。したがって、車両から離れた場所(車室内の報知を確認できない場所)にいても、充電プラグが接続されておらず蓄電池への充電が開始されていないことを報知することができ、確実に蓄電池に充電するための接続作業を促すことができる。
【0013】
本発明の上記の第2の態様によれば、車両の電源オフから設定遅延時間まで経過したときに充電プラグの接続の有無を確認する検知動作が実行されて、充電プラグが接続されていない場合に、その旨が予め登録されている通信相手に無線通信される。したがって、充電プラグが接続されているのにも拘わらずに蓄電池への充電作業を促す報知を受けることを回避することができ、報知情報を受けることが煩わしくなってしまうことを未然に防止することができる。
【0014】
本発明の上記の第3の態様によれば、車両の電源オフ操作後に充電プラグが接続されていない場合には、設定報知時刻に、その旨が予め登録されている通信相手に無線通信される。したがって、利用者にとって都合のよい時間帯に確実に蓄電池への充電を開始する作業をすることができ、例えば、安価な時間帯の電力で充電することができる。
【0015】
本発明の上記の第4の態様によれば、設定時間を任意に変更することができる。したがって、利用者に適した時間設定を任意にすることができ、都合のよい時間に報知を受けることができる。
【0016】
ここで、本発明の実施態様においては、前記蓄電池内の充電残量を検知する残量検知部を備えて、前記報知制御部は、該残量検知部の検知する充電残量が予め設定されている残量閾値以下になっている場合に、前記充電プラグが接続されていない旨の報知情報を前記情報通信部により送信させるようにしてもよい。この場合には、蓄電池内の充電残量が十分な場合にまで充電作業を要求することを回避することができ、報知情報を受けることが煩わしくなってしまうことを未然に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【0017】
【図1】本発明に係る充電補助装置の一実施形態を搭載する車両の一例を示す図であり、その概略全体構成を示すブロック図である。
【図2】その制御処理手順を説明するフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0018】
以下、図面を参照して、本発明の実施形態について詳細に説明する。図1および図2は本発明に係る充電補助装置の一実施形態を搭載する車両の一例を示す図である。
【0019】
図1において、車両10は、蓄電池11内の電気エネルギを電動モータ(駆動源)12に供給して車輪13を回転駆動させることにより走行するように構築されており、この蓄電池11内の電気エネルギは車室内の空調装置など車載電気機器でも消費される。
【0020】
この蓄電池11には、各家庭や充電スタンドに設置されている充電設備(外部電源)100の充電プラグ101を外装部材側に準備されている充電口14を開放して接続するようになっており、その充電設備100の操作パネル102を入力操作することにより、車載の充電器15が充電設備から供給される交流電流を直流電流に変換してフル充電するようになっている。
【0021】
ここで、本実施形態では、駆動源として電動モータ12のみを搭載する電気自動車(EV:Electric Vehicle)を一例にして説明するが、内燃機関を併用するハイブリッド車(HEV:Hybrid Electric Vehicle)にも蓄電池への充電機能を備える場合には適用可能であることは言うまでもない。なお、本実施形態では、車載の充電器15により商用電力の交流電流を蓄電池11内に充電可能に直流電流に変換する場合を一例にして説明するが、これに限らず、変換器などを充電設備側に設備させていてもよく、車載の充電器15は充電設備100側で変換された直流電流を満杯(フル)に蓄電池11に蓄電する充電制御のみを行うように構築してもよい。
【0022】
この車両10は、電動モータ12の他にも、蓄電池11内の電気エネルギを利用する各種電気機器が搭載されており、車両全体を統括制御する制御装置21に加えて、ナビゲーション装置22や通信機(情報通信部)23などが車載されている。ここで、本実施形態では、ナビゲーション装置22と通信機23の間に制御装置21が介在するように図示するが、これに限るものではなく、各種情報を直接やり取り可能に接続するシステム構成にしてもよいことは言うまでもない。
【0023】
ナビゲーション装置22は、各種情報を表示出力するとともに各種情報入力する操作パネルとしても機能するタッチパネルを備えており、目的地を設定しての経路案内などの所謂、ナビゲーション機能に加えて、後述する各種情報の入力操作をする操作パネル(操作部)として利用可能に構成されている。
【0024】
通信機23は、例えば、携帯電話網を利用して無線通信を行う車載通信モジュールにより構成されており、ナビゲーション装置22の格納情報の更新処理や、不図示の車内空調装置の遠隔操作や、後述する各種情報を無線通信する通信処理などを実行可能に構築されて搭載されている。
【0025】
制御装置21は、図示することは省略するが、記憶媒体内に格納されている制御プログラムに従って各種制御処理を実行することにより、ナビゲーション装置22や通信機23などとの間で各種情報をやり取りして所望の機能を実現するようになっている。
【0026】
また、制御装置21は、電源ボタン25が接続されており、この電源ボタン25の押下に従って電動モータ12やナビゲーション装置22や通信機23などを含む電気機器のオン・オフを実行する。ここで、この電源ボタン25は、シリンダキーに代わって、リモコン操作機能を備える不図示の携帯リモコンをユーザが所持しつつ押下するように設置されており、制御装置21は、電源オフ時には待機状態に遷移して、その電源ボタン25の押下時にはその携帯リモコンとの間での無線通信による認証処理が完了することを条件に電源オンを許可するようになっている。なお、本実施形態では、上記の携帯リモコンをインテリジェントキーとして利用する、所謂、キーレスシステムに適用する場合を一例にして説明するが、シリンダキーにより電源をオン・オフするシステムにも適用してもよいことは言うまでもない。
【0027】
この制御装置21は、蓄電池11内の充電残量を検知する残量センサ(残量検知部)27が接続されているとともに、充電設備100の充電プラグ101が充電口14に接続されているか否かを検知する有無センサ(接続検知部)28が接続されており、上記の制御プログラムに従って走行時に残量センサ27が検知する蓄電池11内の充電残量が予め設定されている第1充電閾値以下になったことを確認したときに、不図示のインストルメントパネル内に準備されている充電警告灯を点滅させるなどして充電が必要なことを報知する。
【0028】
また、この制御装置21は、電源オフ時にも上記の制御プログラムに従って蓄電池11内への充電の要否を確認して充電要求を報知する処理手順(方法)を実行するようになっており、残量センサ27が検知する蓄電池11内の充電残量が予め設定されている第1充電閾値よりも高めに設定されている第2充電閾値以下になったことを確認したときに、充電作業をする必要がある旨のメッセージデータ(報知情報)を、通信機23によりメールサーバ201を介して、予め登録されているユーザの携帯電話機202にユーザが遠隔位置にいる場合でも最適なタイミングに届くようにメール送信するようになっている。
【0029】
具体的には、制御装置21は、報知制御部31、通信先記憶部32、時刻計時部33、経時計測部34、時間記憶部35として機能するように制御プログラムや記憶媒体が組み込まれている。
【0030】
通信先記憶部32には、情報のやり取りをしてナビゲーション装置22の更新処理などを行う際の通信相手を特定するための各種情報の1つとして、ユーザが所持する携帯電話機202のメールアドレスが上記の充電作業要求メッセージの宛先(送信先)として予め格納登録されている。なお、このユーザは、車両10を運転するドライバに限る必要はなく、蓄電池11への充電作業を担当する者としてもよい。
【0031】
時刻計時部33は、他の車載電気機器と共通利用可能な現在時刻を計時するクロック機能により構成されている。
【0032】
経時計測部34は、外部からの同一信号の繰り返し入力、あるいは異種信号入力に応じて経過時間の計測を開始、停止またはリセットするタイマー機能により構成されている。
【0033】
時間記憶部35は、上記の充電作業要求メッセージをユーザに送信する報知処理を実行する時間として、例えば、充電に適した時刻や電源オフからの経過時間が予め設定されている。
【0034】
報知制御部31は、上記の制御プログラムに従って、電源オフ(操作)後に、残量センサ27や有無センサ28の検知情報に基づいて、上記各部32〜35を統括制御することにより、蓄電池11内への充電の要否を確認して最適なタイミングに充電要求を報知する処理手順を実行する。
【0035】
ここで、通信先記憶部32内に格納登録するユーザの携帯電話機202のメールアドレスや、時間記憶部35内に設定する後述の充電に適した報知時間や電源オフからの遅延時間は、ナビゲーション装置22が備える操作パネルから入力設定し、また、変更可能にすればよく、故障時に制御装置21に接続して各種処理作業を行う、図中に破線で示す故障診断用サービスツール300が備える操作パネルから入力設定・変更するようにしてもよい。すなわち、ナビゲーション装置22や故障診断用サービスツール300が時間変更部を構成している。
【0036】
詳細には、報知制御部31は、図2のフローチャートに示すように、車両10を車庫などに停車して電源ボタン25を押下することにより電動モータ12やナビゲーション装置22や通信機23などを含む電気機器が電源オフされたときに(ステップS1)、経時計測部34による電源オフからの経過時間の計測を開始するとともに(ステップS2)、蓄電池11内の充電残量が長時間駐車時に充電する必要があると判断すべき第2充電閾値以下まで減少しているか否かを残量センサ27の検知情報から確認して(ステップS3)、その第2充電閾値以下まで減少していないときには、そのままこの報知処理手順を終了する。
【0037】
そのステップS3において、蓄電池11内の充電残量が第2充電閾値以下まで減少していることが確認されたときには、充電設備100の充電プラグ101が充電口14に接続されているか否かを有無センサ28の検知情報から確認して(ステップS4)、その充電プラグ101が接続されているときには、既に接続済みで充電操作中であることからそのままこの報知処理手順を終了する。
【0038】
そのステップS4において、充電プラグ101の接続が確認されていないときには、経時計測部34が計測する電源オフからの経過時間が時間記憶部35内に設定されている遅延時刻を超えたか否かを確認して(ステップS5)、その設定遅延時間を経過していないときにはステップS4に戻って同様の処理を繰り返す一方、その設定遅延時間を経過しているときには、続けて、時間記憶部35内に報知時間が設定されているか否かを確認して(ステップS6)、設定されていないときには後述するステップS8にスキップして報知処理を実行する。ここで、時間記憶部35内の遅延時間は、充電プラグ101を充電口14に接続する作業に掛かる時間よりも十分に余裕を取っている時間を設定すればよく、例えば、10分、30分、1時間などの任意に設定すればよい。
【0039】
そのステップS6において、報知時間が設定されていることが確認されたときには、時刻計時部33が計時する現在時刻が時間記憶部35内に設定されている報知時間を超えたか否かを確認して(ステップS7)、現在時刻が設定報知時間を超えていないときにはステップS4に戻って同様の処理を繰り返す一方、現在時刻が設定報知時間を超えているときには、後述するステップS8に進んで報知処理を実行する。ここで、時間記憶部35内の報知時間は、蓄電池11への充電に適した時間などを設定すればよく、例えば、商用電力が安価になる時間帯など都合のよい時間を任意に設定すればよい。
【0040】
そのステップS8では、通信先記憶部32内に予め格納登録されているユーザの携帯電話機202のメールアドレスに、予め準備されている、例えば、蓄電池11内の充電残量で走行可能な距離数と共に、充電プラグ101が接続されていない旨を報知するメッセージのメール送信を実行する。
【0041】
これにより、車両10では、ユーザが電源オフ後に離れた場所にいる場合でも、充電プラグ101を接続して充電する作業を促す報知メッセージを所持する携帯電話機202で受け取ることができ、離れているために充電が必要なことを知ることができなくなってしまうことがない。また、その報知メッセージは、電源オフ後に直ちに送信されることなく、任意に設定した遅延時間を超えたときに受け取るようにすることができ、充電プラグの接続作業を行うことを失念していないにも拘わらずに報知メッセージが送られてきて煩わしくなってしまうことを回避することができる。また、その報知メッセージは、必要に応じて、ユーザの都合のよい時刻に受け取るようにすることができ、その時刻までに充電プラグ101を接続していない場合にのみに、最適な充電タイミングまでに報知メッセージを受け取るようにすることができる。また、その報知メッセージは、蓄電池11内の充電残量が第2充電閾値以下になっている場合にのみメール送信するので不必要な場合にまで受け取ることを回避して煩わしくなってしまうことを未然に防止することができる。
【0042】
このように本実施形態においては、車両10から離れていても、充電プラグ101が接続されていない場合にのみ、その接続作業を促す報知メッセージを受け取ることができ、蓄電池11の充電作業がストレスになってしまうことなく、確実に蓄電池11の充電作業を行って車両10の走行距離を確保することができる。
【0043】
ここで、上述実施形態では、携帯電話機202に報知メッセージをメール送信して充電プラグ101の接続作業が必要な旨を報知しているが、これに限らず、上記の携帯リモコンなどのように車両10の周辺までの短距離通信が可能な携帯通信機に報知信号を送信することにより、搭載するバイブレーション機能やLEDなどの点滅やブザーなどの音声出力などを機能させるようにしてもよい。
【0044】
また、上述実施形態では、蓄電池11内の充電残量を検知した上で報知メッセージのメール送信を実行する場合を一例にして説明するが、これに限らず、長時間駐車の度に充電するように構築されている車両などの場合には、充電残量の検知をすることなく、報知メッセージのメール送信を実行するようにしてもよい。
【0045】
本発明の範囲は、図示され記載された例示的な実施形態に限定されるものではなく、本発明が目的とするものと均等な効果をもたらすすべての実施形態をも含む。さらに、本発明の範囲は、各請求項により画される発明の特徴の組み合わせに限定されるものではなく、すべての開示されたそれぞれの特徴のうち特定の特徴のあらゆる所望する組み合わせによって画されうる。
【産業上の利用可能性】
【0046】
これまで本発明の一実施形態について説明したが、本発明は上述の実施形態に限定されず、その技術的思想の範囲内において種々異なる形態にて実施されてよいことは言うまでもない。
【符号の説明】
【0047】
10 車両
11 蓄電池
12 電動モータ
14 充電口
15 充電器
21 制御装置
22 ナビゲーション装置
23 通信機
25 電源ボタン
27 残量センサ
28 有無センサ
31 報知制御部
32 通信先記憶部
33 時刻計時部
34 経時計測部
35 時間記憶部
100 充電設備
101 充電プラグ
201 メールサーバ
202 携帯電話機
300 故障診断用サービスツール

【特許請求の範囲】
【請求項1】
外部電源から電力供給して充電可能な蓄電池と共に車両に搭載されて該電力供給用の充電プラグの接続を促す充電補助装置であって、
前記充電プラグの前記車両側への接続の有無を検知する接続検知部と、予め登録されている通信相手に無線通信する情報通信部と、前記車両の電源オフ操作後の前記接続検知部の検知動作により前記充電プラグの接続無が検知されたときに該充電プラグが接続されていない旨を報知する報知情報を前記情報通信部により送信させる報知制御部と、を備えることを特徴とする充電補助装置。
【請求項2】
前記報知制御部は、
前記車両の電源オフ操作からの経過時間を計測する経時計測部を備えて、
該経時計測部の計測する経過時間が予め設定されている遅延時間を超えたときに、前記接続検知部に前記充電プラグの接続の有無の検知動作を実行させることを特徴とする請求項1に記載の充電補助装置。
【請求項3】
前記報知制御部は、
現在時刻を計時する時刻計時部を備えて、
該時刻計時部の計時する現在時刻が予め設定されている報知時間を超えたときに、前記報知情報を前記情報通信部により送信させることを特徴とする請求項1または2に記載の充電補助装置。
【請求項4】
前記報知制御部は、予め設定されている時間を任意に変更操作する時間変更部を備えることを特徴とする請求項2または3に記載の充電補助装置。

【図1】
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【図2】
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【公開番号】特開2013−115929(P2013−115929A)
【公開日】平成25年6月10日(2013.6.10)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−260183(P2011−260183)
【出願日】平成23年11月29日(2011.11.29)
【出願人】(000002082)スズキ株式会社 (3,196)
【Fターム(参考)】