説明

光ディスクドライブ装置

【課題】組立、調整が容易で機構が安定している光ディスクドライブ装置の提供。
【解決手段】本発明の光学ドライブ装置は、そのディスク保持器に緊迫機構が設けられ、ディスク保持器が光ディスクをしっかりと保持し、伝動と補償機構により正確にモータの動力を光ピックアップに伝送でき、伝動機構のぐらつきによる信号読取不良とひずみの問題を発生せず、さらに、水平調整機構によりスピンドルモータ上の光ディスクの光ピックアップに対する角度を調整でき、組立、調整が簡単快速で操作が容易であり量産に適している。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は一種の光ディスクドライブ装置に係り、特に、組立、調整が容易で機構が安定している光ディスクドライブ装置に関する。
【背景技術】
【0002】
現在の光ディスクドライブ装置は、スピンドルモータを利用して光ディスクを駆動して回転させ、並びにモータと伝動機構を利用して光ピックアップを駆動して移動させ、順調に光ディスクの信号を読み取らせる。このような光ディスクドライブ装置は以下のような問題を有している。
1.伝統的な伝動機構中、そのスクリュー及びラックに間隙が発生し得て、噛み合わせが不良となり、伝動機構の損耗を形成し、且つ機械運転中に騒音が発生し、伝動機構の噛み合わせが不良となり、さらには光ディスク読取の品質に影響が生じ得る。
2.光ピックアップの発射するレーザービームの理想の角度は90度の垂直角であり、その許容誤差範囲は10度程度であり、光ディスクドライブ装置の生産組立時に、機構の問題により、光ピックアップと光ディスクの角度を前述の許容範囲内に維持できず、このため光ピックアップの角度を提供しなければならない。ただし、光ピックアップは一対のガイドシャフト上をスライドする機構であり、ゆえに一般にはガイドシャフトの水平角度を調整するが、その調整機構の部品は比較的多く且つ調整に長い時間がかかり、量産時間及びコストもそのために高くなる。
3.周知の光ディスクドライブ装置の光ディスク保持器は、機構設計の問題により、製造工程及び組立後にぐらつきを発生しやすく、光ディスクの挟持不安定を形成して偏心の問題を有し、光ピックアップの光ディスクに対する読取品質が不良となる。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
本発明は伝動及び補償機構を具えた駆動装置を具えた光ディスクドライブ装置を提供し、光ディスクドライブ装置の光ピックアップの移動中に動力伝動機構のゆるみの問題を有さないようにする。
【0004】
本発明はまた、緊迫機構を具えた光ディスク保持器を具えた光ディスクドライブ装置を提供し、光ディスクの挟持位置決めを正確に行なえるようにする。
【0005】
本発明はさらに、スピンドルモータ水平調整機構を具えた光ディスクドライブ装置を提供し、このような機構を通して、光ディスクと光ピックアップの水平調整を簡単として時間を節約できるようにする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
請求項1の発明は、光ディスクドライブ装置において、
光ピックアップであって、駆動装置の駆動を受け、且つスライド自在にガイドシャフト上に設置され、該駆動装置が駆動モータとモータと光ピックアップを連結する伝動及び補償機構を具え、該伝動及び補償機構がスクリュー及びラック機構を具え、そのうち、該スクリューはモータの出力に接続され並びにモータの駆動を受けて回転し、該ラック機構は光ピックアップの一側に固定され、それはラックシート、スクリューに対向し且つスクリューと径方向に対応するラックフレームを具え、該ラックフレームにスクリューと噛み合う軸方向ラックが横設され、且つ該ラックフレーム及びラックが弾性を具えた材料により一体成型された、上記光ピックアップと、
スピンドルモータであって、光ディスクを駆動する動力源とされ、該スピンドルモータが固定板を具備する、上記スピンドルモータと、
シャーシであって、前述の光ピックアップ、スピンドルモータ及びその装置が取付られ、且つ該シャーシはレバー上に取付られる、上記シャーシと、
水平調整機構であって、前述のシャーシと固定板の間に設置され、スピンドルモータ上の光ディスクの光ピックアップに対する角度を調整する、上記水平調整機構と、
トレイ装置であって、トレイと、該トレイを駆動して移動させる積載モータと、トレイと積載モータを連結する伝動機構を包含し、該トレイがモータの駆動を受けて積載機構の内外で移動する、上記トレイ装置と、
光ディスク保持器であって、スピンドルモータに対応し保持器シート上に設置され、並びに保持器シートを利用して積載機構に固定され、該光ディスク保持器は第1挟持部、第2挟持部、緊迫機構及び少なくとも一つの磁石を包含し、該第1挟持部は板体を具備し、該板体は第1面と第2面を具え、該板体中央に第1面の方向に向けて突出する凹溝が設けられ、該凹溝の開口が第2面の方向に向けられ、且つ該板体が第1面より第2面に通じる複数の円弧形長孔を具え、該第2挟持部は第2板体を具え、第2板体は第1面と第2面を具え、該第2板体の第2面に環状凸部が設けられ、該緊迫機構は漸斜面部と緊迫フックを具え、該漸斜面部は第1挟持部の円弧形長孔内に設けられ、該緊迫フックは第2挟持部の環状凸部の外側に設けられ、且つその高さは環状凸部の高さより高く、該磁石は第1挟持部の凹溝に取付られ、前述の第1挟持部の突出する凹溝は保持器シートの開孔を通り第2挟持部の環状凸部中に収容され、緊迫機構の緊迫フックが第1挟持部の円弧形長孔中に収容され、並びに漸斜面部に沿ってある角度回転し、緊迫フックが漸斜面部上を緊迫し、保持器シートが強固に且つ緊密に第1挟持部の板体と第2挟持部の第2板体の間に挟持される、上記光ディスク保持器と、
積載機構であって、本発明の以上の部品が取り付けられる、上記積載機構と、
を包含したことを特徴とする、光ディスクドライブ装置としている。
請求項2の発明は、請求項1記載の光ディスクドライブ装置において、該水平調整機構が、
第1立柱であって、該シャーシ上に設けられ、ネジ孔を具えた、上記第1立柱と、
第2立柱であって、該シャーシ上に設けられ、ネジ孔を具えた、上記第2立柱と、
第3立柱であって、該シャーシ上に設けられ、ネジ孔を具え、該第1、第2立柱の高さより高く、且つ第1、第2、第3立柱が三角状を呈するように該シャーシ上に立設された、上記第3立柱と、
固定ボルトであって、前記固定板を通った後に該第3立柱にねじ込まれる、上記固定ボルトと、
第1調整ボルトであって、該固定板を通った後に該第1立柱にねじ込まれ、且つ該固定板と該第1立柱の間で第1バネに通される、上記第1調整ボルトと、
第2調整ボルトであって、該固定板を通った後に該第2立柱にねじ込まれ、且つ該固定板と該第2立柱の間で第2バネに通される、上記第2調整ボルトと、
を包含したことを特徴とする、光ディスクドライブ装置としている。
請求項3の発明は、請求項1記載の光ディスクドライブ装置において、該第1挟持部の円弧形長孔の末端に制限凸部が設けられたことを特徴とする、光ディスクドライブ装置としている。
【発明の効果】
【0007】
従来の技術と比較すると、本発明の光ディスクドライブ装置は伝動機構が緊密で、光ディスクの挟持、位置決めが正確で、光ディスクと光ピックアップの水平調整が簡単、快速であり、ゆえに本発明の光ディスクドライブ装置は光ディスクに対する信号読取品質が良好で、並びに量産に適している。
【発明を実施するための最良の形態】
【0008】
本発明の光ディスクドライブ装置は、
光ピックアップであって、駆動装置の駆動を受け、且つスライド自在にガイドシャフト上に設置され、該駆動装置が駆動モータとモータと光ピックアップを連結する伝動及び補償機構を具え、該伝動及び補償機構がスクリュー及びラック機構を具え、そのうち、該スクリューはモータの出力に接続され並びにモータの駆動を受けて回転し、該ラック機構は光ピックアップの一側に固定され、それはラックシート、スクリューに対向し且つスクリューと径方向に対応するラックフレームを具え、該ラックフレームにスクリューと噛み合う軸方向ラックが横設され、且つ該ラックフレーム及びラックが弾性を具えた材料により一体成型された、上記光ピックアップと、
スピンドルモータであって、光ディスクを駆動する動力源とされ、該スピンドルモータが固定板を具備する、上記スピンドルモータと、
シャーシであって、前述の光ピックアップ、スピンドルモータ及びその装置が取付られ、且つ該シャーシはレバー上に取付られる、上記シャーシと、
水平調整機構であって、前述のシャーシと固定板の間に設置され、スピンドルモータ上の光ディスクの光ピックアップに対する角度を調整する、上記水平調整機構と、
トレイ装置であって、トレイと、該トレイを駆動して移動させる積載モータと、トレイと積載モータを連結する伝動機構を包含し、該トレイがモータの駆動を受けて積載機構の内外で移動する、上記トレイ装置と、
光ディスク保持器であって、スピンドルモータに対応し保持器シート上に設置され、並びに保持器シートを利用して積載機構に固定され、該光ディスク保持器は第1挟持部、第2挟持部、緊迫機構及び少なくとも一つの磁石を包含し、該第1挟持部は板体を具備し、該板体は第1面と第2面を具え、該板体中央に第1面の方向に向けて突出する凹溝が設けられ、該凹溝の開口が第2面の方向に向けられ、且つ該板体が第1面より第2面に通じる複数の円弧形長孔を具え、該第2挟持部は第2板体を具え、第2板体は第1面と第2面を具え、該第2板体の第2面に環状凸部が設けられ、該緊迫機構は漸斜面部と緊迫フックを具え、該漸斜面部は第1挟持部の円弧形長孔内に設けられ、該緊迫フックは第2挟持部の環状凸部の外側に設けられ、且つその高さは環状凸部の高さより高く、該磁石は第1挟持部の凹溝に取付られ、前述の第1挟持部の突出する凹溝は保持器シートの開孔を通り第2挟持部の環状凸部中に収容され、緊迫機構の緊迫フックが第1挟持部の円弧形長孔中に収容され、並びに漸斜面部に沿ってある角度回転し、緊迫フックが漸斜面部上を緊迫し、保持器シートが強固に且つ緊密に第1挟持部の板体と第2挟持部の第2板体の間に挟持される、上記光ディスク保持器と、
積載機構であって、本発明の以上の部品が取り付けられる、上記積載機構と、
を包含する。
【実施例1】
【0009】
図1、2に示されるように、本発明の好ましい実施例にあって、光ディスクドライブ装置は、光ピックアップ11、スピンドルモータ21、シャーシ31、水平調整機構41、トレイ装置51、光ディスク保持器61、積載機構71を包含する。
【0010】
図3から図4に示されるように、本発明の光ピックアップ11は駆動装置12の駆動を受け、且つスライド自在に一組のガイドシャフト13上に設置され、該駆動装置12は駆動モータ14と該駆動モータ14と光ピックアップ11を連結する伝動及び補償機構15を具え、該伝動及び補償機構15はスクリュー151及びラック機構152を具え、そのうち、該スクリュー151は駆動モータ14の出力に接続され並びに駆動モータ14の駆動を受けて回転し、該ラック機構152は光ピックアップ11の一側に固定され、それはラックシート153、スクリュー151に対向し且つスクリュー151と径方向で対応するラックフレーム154を具え、該ラックフレーム154にスクリュー151と噛み合う軸方向ラック155が横設され、且つ該ラックフレーム154及びラック155が弾性を具えた材料により一体成型され、並びにラックシート153とラック155間にバネ156が設けられている。
【0011】
図2から図3に示されるように、本発明のスピンドルモータ21は光ディスクを駆動する動力源とされ、該スピンドルモータ21は固定板22を具備し、固定板22を利用してスピンドルモータ21がシャーシ31上に固定される。
【0012】
図2から図3に示されるように、本発明のシャーシ31には、前述の光ピックアップ11、スピンドルモータ21及びその装置が取付られ、且つ該シャーシ31はレバー32に取付られる。
【0013】
図3、5〜図7に示されるように、本発明の水平調整機構41は、前述のシャーシ31と固定板22の間に設置され、スピンドルモータ21上の光ディスク81の光ピックアップ11に対する角度を調整する。該水平調整機構41は、第1立柱42、第2立柱43、第3立柱44、第1調整ボルト45、第2調整ボルト46、及び固定ボルト47を包含する。該第1、2、3立柱42、43、44は三角状を呈するようにシャーシ31上に立設され、且つ各自がネジ孔421、431、441を具え、そのうち、該第3立柱44の高さは第1、第2立柱42、43の高さより高い。前述の固定ボルト47により固定板22が第3立柱44に螺設され、第1調整ボルト45は固定板22を通った後に第1立柱42にねじ込まれ、並びに固定板22と第1立柱42の間で第1バネ48に通され、第2調整ボルト46は固定板22を通った後に第2立柱43にねじ込まれ、並びに固定板22と第2立柱43の間で第2バネ49に通される。
【0014】
図1、2に示されるように、本発明のトレイ装置51は周知のものと同様、トレイ52、トレイ52を駆動し移動させる積載モータ53、及びトレイ52及び積載モータ53を連結する伝動機構54を包含し、該トレイ52が積載モータ53の駆動を受けて積載機構71の内外で移動する。このほか、本発明はさらに連動機構55を包含し、レバー32に連結し、トレイ52の内、外移動により、レバー32の上、下揺動が制御され、シャーシ31がこれにより上、下に揺動する。
【0015】
図1〜2、図7〜14に示されるように、本発明の光ディスク保持器61は、スピンドルモータ21に対応し、保持器シート62上に設置され、並びに保持器シート62を利用して積載機構71に固定される。該光ディスク保持器61は第1挟持部63、第2挟持部64、緊迫機構65及び少なくとも一つの磁石66を包含する。該第1挟持部63は板体631を具備し、該板体631は第1面632と第2面633を具え、該板体631中央に第1面632の方向に向けて突出する凹溝634が設けられ、該凹溝634の開口が第2面633の方向に向けられ、該板体631が第1面632より第2面633に通じる複数の円弧形長孔635を具えている。該第2挟持部64は第2板体641を具え、第2板体641は第1面642と第2面643を具え、該第2板体641の第2面643に環状凸部644が設けられている。該緊迫機構65は漸斜面部645と緊迫フック646を具え、該漸斜面部645は第1挟持部63の円弧形長孔635内に設けられ、該緊迫フック646は第2挟持部64の環状凸部644の外側に設けられ、且つその高さは環状凸部644の高さより高い。該磁石66は第1挟持部63の凹溝634に取付られ、前述の第1挟持部63の突出する凹溝634は保持器シート62の開孔621を通り第2挟持部64の環状凸部644中に収容され、該緊迫機構65の緊迫フック646が第1挟持部63の円弧形長孔635中に収容され、並びに漸斜面部645に沿ってある角度回転し、緊迫フック646が漸斜面部645上を緊迫し、保持器シート62が強固に且つ緊密に第1挟持部63の板体と第2挟持部64の第2板体の間に挟持される。
【0016】
このほか、前述の凹溝634内に若干の制限部品636が設けられ、磁石66は制限部品636により凹溝634内に固定される。
【0017】
さらに、円弧形長孔635の末端に制限凸部637があり、緊迫フック646を制限並びに固定する。
【0018】
図1〜図2に示されるように、本発明の積載機構71に本願の以上の全ての部品が取付られる。
【0019】
本発明の構想に基づき、実施例中において、本発明は緊迫機構65を利用して光ディスク保持器61の第1挟持部63及び第2挟持部64が緊密に保持器シート62に結合され、ゆえに光ディスク保持器61が光ディスク81を挟持する時、非常に強固である。且つ本発明は伝動及び補償機構15を利用して正確にモータの動力を光ピックアップ11に伝送し、伝動機構のぐらつきによる信号読取不良及びひずみの問題を発生しない。このほか、本発明は水平調整機構41を利用してスピンドルモータ21上の光ディスク81の光ピックアップ11に対する角度を調整し、簡単快速で操作が容易な長所を有し、量産に適している。
【図面の簡単な説明】
【0020】
【図1】本発明の光ディスクドライブ装置の好ましい実施例の立体図である。
【図2】本発明の光ディスクドライブ装置の好ましい実施例の分解図である。
【図3】本発明の光ディスクドライブ装置中の光ピックアップ、スピンドルモータ、伝動及び補償機構がシャーシ上に組み合わされた立体図である。
【図4】本発明の光ディスクドライブ装置の好ましい実施例中のラックシートに関する立体図である。
【図5】本発明のスピンドルモータ、水平調整機構及びシャーシに関する分解図である。
【図6】図3の右側視図である。
【図7】本発明の光ディスクドライブ装置の好ましい実施例中の、光ピックアップ、スピンドルモータ、光ディスク保持器と光ディスク間の組合せ側面図である。
【図8】本発明の光ディスクドライブ装置中の光ディスク保持器と磁石に関する分解図である。
【図9】本発明の光ディスクドライブ装置中の光ディスク保持器に関する立体組合せ図である。
【図10】本発明の光ディスクドライブ装置中の光ディスク保持器の結合前の平面図である。
【図11】本発明の光ディスクドライブ装置中の光ディスク保持器の結合後の平面図である。
【図12】図10の部分断面図である。
【図13】図11の部分断面図である。
【図14】図11のA−A断面図である。
【符号の説明】
【0021】
11 光ピックアップ 61 光ディスク保持器
12 駆動装置 62 保持器シート
13 ガイドシャフト 63 第1挟持部
14 駆動モータ 64 第2挟持部
15 伝動及び補償機構 65 緊迫機構
21 スピンドルモータ 66 磁石
22 固定板 151 スクリュー
31 シャーシ 152 ラック機構
32 レバー 153 ラックシート
41 水平調整機構 154 ラックフレーム
42 第1立柱 156 バネ
43 第2立柱 631 板体
44 第3立柱 632 第1面
45 第1調整ボルト 633 第2面
46 第2調整ボルト 634 凹溝
47 固定ボルト 635 円弧形長孔
48 第1バネ 636 制限部品
49 第2バネ 637 制限凸部
51 トレイ装置 621 開孔
52 トレイ 642 第1面
53 積載モータ 643 第2面
54 伝動機構 644 環状凸部
55 連動機構 645 漸斜面部
71 積載機構 646 緊迫フック
81 光ディスク

【特許請求の範囲】
【請求項1】
光ディスクドライブ装置において、
光ピックアップであって、駆動装置の駆動を受け、且つスライド自在にガイドシャフト上に設置され、該駆動装置が駆動モータとモータと光ピックアップを連結する伝動及び補償機構を具え、該伝動及び補償機構がスクリュー及びラック機構を具え、そのうち、該スクリューはモータの出力に接続され並びにモータの駆動を受けて回転し、該ラック機構は光ピックアップの一側に固定され、それはラックシート、スクリューに対向し且つスクリューと径方向に対応するラックフレームを具え、該ラックフレームにスクリューと噛み合う軸方向ラックが横設され、且つ該ラックフレーム及びラックが弾性を具えた材料により一体成型された、上記光ピックアップと、
スピンドルモータであって、光ディスクを駆動する動力源とされ、該スピンドルモータが固定板を具備する、上記スピンドルモータと、
シャーシであって、前述の光ピックアップ、スピンドルモータ及びその装置が取付られ、且つ該シャーシはレバー上に取付られる、上記シャーシと、
水平調整機構であって、前述のシャーシと固定板の間に設置され、スピンドルモータ上の光ディスクの光ピックアップに対する角度を調整する、上記水平調整機構と、
トレイ装置であって、トレイと、該トレイを駆動して移動させる積載モータと、トレイと積載モータを連結する伝動機構を包含し、該トレイがモータの駆動を受けて積載機構の内外で移動する、上記トレイ装置と、
光ディスク保持器であって、スピンドルモータに対応し保持器シート上に設置され、並びに保持器シートを利用して積載機構に固定され、該光ディスク保持器は第1挟持部、第2挟持部、緊迫機構及び少なくとも一つの磁石を包含し、該第1挟持部は板体を具備し、該板体は第1面と第2面を具え、該板体中央に第1面の方向に向けて突出する凹溝が設けられ、該凹溝の開口が第2面の方向に向けられ、且つ該板体が第1面より第2面に通じる複数の円弧形長孔を具え、該第2挟持部は第2板体を具え、第2板体は第1面と第2面を具え、該第2板体の第2面に環状凸部が設けられ、該緊迫機構は漸斜面部と緊迫フックを具え、該漸斜面部は第1挟持部の円弧形長孔内に設けられ、該緊迫フックは第2挟持部の環状凸部の外側に設けられ、且つその高さは環状凸部の高さより高く、該磁石は第1挟持部の凹溝に取付られ、前述の第1挟持部の突出する凹溝は保持器シートの開孔を通り第2挟持部の環状凸部中に収容され、緊迫機構の緊迫フックが第1挟持部の円弧形長孔中に収容され、並びに漸斜面部に沿ってある角度回転し、緊迫フックが漸斜面部上を緊迫し、保持器シートが強固に且つ緊密に第1挟持部の板体と第2挟持部の第2板体の間に挟持される、上記光ディスク保持器と、
積載機構であって、本発明の以上の部品が取り付けられる、上記積載機構と、
を包含したことを特徴とする、光ディスクドライブ装置。
【請求項2】
請求項1記載の光ディスクドライブ装置において、該水平調整機構が、
第1立柱であって、該シャーシ上に設けられ、ネジ孔を具えた、上記第1立柱と、
第2立柱であって、該シャーシ上に設けられ、ネジ孔を具えた、上記第2立柱と、
第3立柱であって、該シャーシ上に設けられ、ネジ孔を具え、該第1、第2立柱の高さより高く、且つ第1、第2、第3立柱が三角状を呈するように該シャーシ上に立設された、上記第3立柱と、
固定ボルトであって、前記固定板を通った後に該第3立柱にねじ込まれる、上記固定ボルトと、
第1調整ボルトであって、該固定板を通った後に該第1立柱にねじ込まれ、且つ該固定板と該第1立柱の間で第1バネに通される、上記第1調整ボルトと、
第2調整ボルトであって、該固定板を通った後に該第2立柱にねじ込まれ、且つ該固定板と該第2立柱の間で第2バネに通される、上記第2調整ボルトと、
を包含したことを特徴とする、光ディスクドライブ装置。
【請求項3】
請求項1記載の光ディスクドライブ装置において、該第1挟持部の円弧形長孔の末端に制限凸部が設けられたことを特徴とする、光ディスクドライブ装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【公開番号】特開2009−48708(P2009−48708A)
【公開日】平成21年3月5日(2009.3.5)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−214807(P2007−214807)
【出願日】平成19年8月21日(2007.8.21)
【出願人】(507257932)福彦電子股▲ふん▼有限公司 (2)
【Fターム(参考)】